「蒼穹の絆2-10-2」
―合同誕生祝賀会2 バレンタインデー2―
ハルトマン「これ、私からみんなに!」
エイラ「おお! エ? ハルトマンが作ったンダ?」
ペリーヌ「嫌な予感がしますわ」
ミーナ「大丈夫よ。私とトゥルーデで味見したわ。美味しかったわよ」
ハルトマン「ささ。どうぞどうぞ」
バルクホルン「少しで済まないが、私も作ったんだ。後で食べてみてくれ」
ミーナ「私もあるの。美味しいといいんだけれど・・・」
三人が可愛い紙袋を皆に手渡して回る。団欒室で寛いでいた皆が賑やかになった。
何人かの隊員が自室に戻り、包みを持って帰ってきては皆に配る。
ハルトマン「では、ゲームをしましょう」
ルッキーニ「やろやろー!」
ハルトマン「ジャンケン勝負!勝った者から離脱して、最後に負けたものがこの紙袋の中にあるボンボンを
食べる!あたりと外れがあるよ~!」
エイラ「外れってナンダ?」
リーネ「嫌な予感が・・・」
ミーナ「ええ。とっても嫌な予感が・・・」
ルッキーニ「ウヂュヂョビョー 食べ物?」
ハルトマン「食べ物!ささ!やるよ!オラーシャルーレットだぁ!」
サーニャ「酷い・・・」
バルクホルン「・・・確立は?」
ラスカル「そうだ。確立は?」
ハルトマン「わかんなーい。みんなに配った余りをこっちに適当に入れちゃったし~」
シャーリー「おもしろそうじゃん!やろやろ!」
ハルトマン「じゃ、みんなで円陣組んで!じゃんけんぽん!」
―――
――――
サーニャ「あ・・・負けちゃった・・・」
ペリーヌ「勝てましたわ・・」
エイラ「サーニャ!私が替わりに!!」
サーニャ「ううん。それじゃゲームが面白くないわ。ハルトマンさん、袋を貸してください」
ハルトマン「はい!当たりを引いてね!」
サーニャ「じゃ、これ・・・」
ミーナ「見た目では区別できないのね」
ルッキーニ「本格テキー!」
ハルトマン「何が出るかな?何が出るかな!」
サーニャ「!ウォッカ・・・美味しいです」
「「「「「「ホッ」よかったよー!」」」」」
ハルトマン「次!いくよー!ジャンケンポン!」
―――
――――
ラスカル「俺かい!くっ・・・・」
ハルトマン「はい!外れ引いて」
「「「「「はーずーれ!はーずーれ!」」」」」
ラスカル「海兵隊に食えぬものはない!見ていろ!おりゃ!」
ラスカル「ぶっ!ぐぉぉぉっ!」
ミーナ「あら?顔が真っ赤!」
リーネ「汗が・・・」
ルッキーニ「キャホー!おっもしろーい!」
サーニャ「?」
バルクホルン「引き当てたな」
ラスカル「水!みづぅ!」
ハルトマン「はい!ジョッキでどうぞ!」
ラスカル「ハァハァハァ・・・・タバスコ・・・・死ぬかと思った」
バルクホルン「たしかに食べ物といえば・・・まあ?」
リーネ「恐ろしいです・・・」
エイラ「鬼畜ダ」
ハルトマン「よっしゃ!次いくよー!ジャンケンポン!」
―――
―――――
シャーリー「あっちゃぁ!あたしかよ!」
「「「「「はっずっれ!はっずっれっ!」」」」」
シャーリー「ふふん。私は幸運の神様がついているんだ!いくぞ!」
「「「「ゴクリ」」」」
シャーリー「!!くはぁーっ!うっ!鼻が鼻がぁ!ぎゃーーー!」
ルッキーニ「鼻?どったの?」
ペリーヌ「涙が・・・」
サーニャ「目頭を押さえて・・・?」
エイラ「サルミアッキじゃないナ?」
バルクホルン「かなりキツイらしい」
リーネ「あんな食べ物、ありましたっけ?」
ミーナ「あらあら・・・」
ハルトマン「坂本少佐が置いていったワサビだと思うよ?」
リーネ「あれですか。賞味期限切れていましたけど。効果絶大・・・」
ルッキーニ「シャーリー、お水ぅ」
シャーリー「ゴクゴクゴクゴク ふーぅ。 さ、次いこうか?」
ハルトマン「よっしゃー!盛り上がってきたぁ!次!」
――――
ミーナ:扶桑酒
「あら!これ結構好き!」
ペリーヌ:塩
「しょっからっ! 勘弁してくださいませ!」
ルッキーニ:果物缶詰シロップ
「わぁ!これ美味しい!わーぃ!もっと無い??」
エイラ:黒胡椒
「ウェーッ!ペッペッ!酷いな!モウ!」
リーネ:醤油
「ぐ・・・ あ、チョコレートの甘さで何とか・・・なんとか;;」
――――――
ハルトマン「あちゃ!私?」
「さあ、選べ!」
「当たり引いたら許さん!」
「面白いの引いてください」
「吹っ飛んでくださいませ」
「期待してるゾ」
「自爆していいからな」
「ふふ」
ハルトマン「ブランデーだよ、きっと。ウィスキーかな?」
ペリパリ ポイ モグモグ
ハルトマン「!!! ぐがーーーーーっ!」
「口から泡吹いてる」
「食物じゃないんじゃないか?」
「白い泡だわ?洗剤?まさかっ!」
「とめどなく出てきます」
「そんな発泡性の洗剤あったか?」
「あ・・・オコゲを取るときに使う重曹 か な?」
「「「「「重曹?!」食いもの違ーぅ!」」」」
ミーナ「食べ物とそうでないものの区別が・・・付いていないのかしら?」
バルクホルン「サガ、なのかな・・・」
ラスカル「・・・クライマックスを自分で演じるとは。見上げた変態だ」
シャーリー「ほら、バケツと水。口ゆすげよ」
―――――――――――
ミーナ「俺さん?」
俺「はい。追加の書類ですか?どうぞ」
ミーナ「違うわよ。書類はこれで御終い。あと、これ・・・」
俺「え?あれ、先程貰いましたけど?」
ミーナ「これは・・・ええと、いつもお手伝いしてもらっているお礼です。受け取ってください」
俺「じゃあ、戴きます。有難う」
ミーナ「(あら?俺さんの顔が赤くなってる・・・。作ってよかった・・・)」
―――――――――――
俺「おや?ハルトマンの袋に手紙?・・・『全部、ちゃんとしたボンボンだよ!』か。有難うな」
タバスコボンボンの件は、余興として受け入れていたラスカルが苦笑する。
俺「お。バルクホルンのにも・・・。『いつも有難う、ラスカル』か。いや、こちらこそ。おや、ミーナさんも。
『お酒を飲み過ぎないようにしてください』か。そうだね・・・」
皆のチョコを検分しおえて、すぐさま自分の荷物をひっくり返しだす。
俺「よーし!ココアと加糖練乳缶でお返しに行くぞ! ま、手作りじゃないけどさ」
―――――――――――
3月7日。午前中ネウロイ襲来。手こずったが撃墜。
疲労を心配して、ミーナとバルクホルンが明日にパーティーを移動することを提言。まあ、お二人が
そういうならば。朝から頑張ります、と皆気合が入る。
8日。前回と同様、つつがなくパーティーが開かれた。
今回、パーティー会場を沸かせたのがシャーリーとラスカルのプレゼント。
シャーリーは可愛いベレー帽を二人にプレゼントした。シルバー/ゴールドのブローチが添えられている。
ブローチのデザインは、ミーナが蝶、バルクホルンが蘭。それと可愛いショルダーバッグ。
シャーリー「何がいいかなって色々考えたんだけどさw。二人に帽子はどうかなって思って。そしたら、ああ、
二人にはベレー帽が一番似合うなってピーンと来たんだ。姿勢がいいからねw。ブローチは服にも使える
サイズだよw? で、ベレー帽にあうバッグは、当然アクティブなほうがいいね、ってショルダータイプに
したんだよ。あ!ルッキーニが凄くいいアドバイスしてくれたんだ!」
ニコニコしながら、シャーリーとルッキーニに礼を言う二人。ルッキーニの顔が輝いた。
俺は、プレゼントを渡す前にスピーチ?を始めた。
俺「レディース&レディースw!前回のパーティーで隊長がいった!『年頃の女の子であることを忘れては
いけない』と!覚えているよね!!」
皆がミーナに注目して頷く。皆の目が輝きだした。なにかやらかすな?ラスカルw。
俺「俺は驚愕した!なぜならば!! 既にプレゼントを用意していたからだw!いや、天啓だったね!俺の
選択肢は間違っていなかったのだ!決して否定されるものではないと!いやほんと、安心したのなんのw」
バルクホルンもミーナも噴出す。芝居っ気たっぷりに言うラスカル。なかなかの演技だ。
シャーリー「あ!ラスカル!お前もかw?!お前も気が早いなww!」
俺「おお!シャーリー!先手必勝だ!戦友よ!」
抱き合って肩を叩き合う二人に爆笑が起こる。
俺「というわけでだ!前回のテーマは『少女から大人へ』だった。シャーリー、エイラ、ペリーヌ?どう
だった?うん、有難う! さて、そして今回は!」
間をおいて場を盛り上げる。ハルトマンがニヒニヒ笑っている。
俺「『恋する乙女のファッション!』だ!」
おおおおおおっ!と歓声が湧き上がる。ミーナ達は顔を染めている。
ラスカルがプレゼントをどさどさ渡しだした。圧倒的物量。まさにリベリオン海兵隊。
服とネックレス。プラチナのネックレスのペンダントヘッドは小振りなダイヤ。シンプルで嫌味のない大人
のデザイン。服はカシミアのセーター、そしてモヘアのジャケット。スカートはアルパカ。春の装いだ。
靴は2インチのヒールドブーツ。全てデザインと色は異なる。あと、厳重に封がされた袋が一つ。袋を
覗き込む二人の顔が赤くなった?
ハルトマン「さささ!着替えて着替えて!帽子とバッグも忘れずに!行ったり行ったりw!」
シャーリーに背中を押され、ドアの外に消えた。
皆、飲み物だけ手にして想像しあう。ラスカルはニコニコ。余程自信があるな?とハルトマンが突っ込む。
俺「ふふふ。俺のファッションセンスを信用しなってww」
リネット「ラスカルさん、何処でファッションの勉強したんですか?」
俺「ああ、談話室にある雑誌!沢山有ったから助かった!1時間で調査を終えたw」
リーネ「え・・・?大丈夫なの・・・・?」
皆唖然とする。大丈夫?半日見ていても、なかなか決まらないものだけど?と心配する声が出る。
シャーリー「サイズよく解ったね?聞いたの?レディーにw?あ、もしかして抱きついて調査とか!」
「「キャハハ!スゴー「大尉はそれ「きっとそう・・・」の変態では」サーニャに近づくナァ!」」
俺「ん?ヤマカン!ハグすればもっと楽しかっただろうなぁw。失敗したw」
みな、目を見合わせる。ヤマカンって?大丈夫?決定的に不安。
ミーナ「お待たせ♪ どう?////」
バルクホルン「その・・・こういうのは
初めてでな。大丈夫だろうか/////」
顔を染めた二人が登場。バルクホルンの髪はリボンが解かれている。
会場の皆は、一瞬声が出ない。 次の瞬間、大歓声が上がる。
俺はそれを聞きながら、シャンパンのグラスを二人に差し上げて笑う。二人も笑い返した。
シャーリー「おいおい!すっげー色っぽいんだけど品がある。あ、ネックレスが効くんだ!」
ペリーヌ「大人です・・・・大人そのものですわ!素敵・・・」
エイラ「あ・・・・・綺麗ダ。ナ?さーにゃ・・・・イヤー スゴイナー 」
ルッキーニ「ゎーーー。ゎーーー。私も二人みたいに成れるかなあ、シャーリーぃ?」
サーニャ「・・・・・・うん、エイラ。帽子とバックがピッタリ・・・」
リーネ「うん・・・・・サーニャちゃん、そうよね・・・・見惚れちゃう」
ハルトマン「うぁ・・・・ モデルより凄い!トゥルーデ、綺麗!」
俺「おけ!帽子とショルダーバッグで全体が整った!完璧だ!エクセレントだ!スーパーだ!
シャーリー、ルッキーニ!いいセンスだな!流石だぜ! わはははは!」
俺とシャーリーが親指を立てて笑いあう。ルッキーニはシャーリーに抱きついて喜んでいる。
ミーナ「ありがとう、俺さん、シャーリーさん。本当に嬉しい・・・//」
バルクホルン「有難う。ラスカル、シャーリー。とても気に入ったよw//」
えへへ、と二人が胸を張る。ルッキーニも。拍手が起こる。
ミーナ「あの、俺さん?あの・・・えと・・袋に入っていたもののサイズは?」
バルクホルン「あ!そうだ!なぜ私のブラジャーのサイズを知っているんだ?お前まさか・・・」
なんだって?どよめく会場。ミーナが最も顔を赤くした。
俺「ん?サイズ合わなかった??ヤマカンで買ったんだ♪」
ううん、ぴったり、と口をそろえる二人。
俺「天啓だw。そうかぴったりか!色は二人の好み。女性のお洒落は肌着から♪」
ミーナ「あ!それで質問したのねw。 でも、サイズは・・・・言ってないし?」
バルクホルン「うん。色は確かに。でもサイズは。なあ?ミーナ?」
首をかしげる二人に、サーニャがシャンパンを渡して微笑む。小事です。
シャーリー「いやー!ラスカル!偶然とはいえバッチリだったね!よかったよぉ、あははは!」
俺「全くだ!俺たち相性いいのかもな!どうよ?付き合う?あはははは!」
ハルトマン「わはははは!二人ともなかなか!わははははは!私はどうなる!わはははは!」
シャーリー「あ?遠慮しとくよ!あはははははは!」
俺「あいよ!残念だ!あはははははは!」
ハルトマン「聞いたよ?やったぁ!わははははは!」
涙を流しながら笑う3人に、周囲も笑い転げる。
ハルトマン「ねぇねぇ、ラスカル。私
4月19日なんだ。どういう路線?大人アピール?」
俺「ああ、用意してあるよ。お掃除セット豪華詰め合わせ」
ハルトマン「ブォ。なんですとぉー!」
ミーナ「あらあらwwシャンパン吹いちゃってw」
バルクホルン「最高じゃないかw」
ハルトマン「いやああああああ!」
サーニャ「・・・・クス・・・・」
俺「いやいや、冗談だよ。エーリカにもちゃんと考えてあります!www」
ハルトマン「やったぁ!てっきりトゥルーデに洗脳されたかと思っちゃったよw」
一番笑ったのはバルクホルンだった。
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最終更新:2013年02月02日 12:09