俺は空飛ぶ女たちについて行った
機体を失っている友は、空飛ぶ人たちに抱えられて基地へ誘導されていった
途中、友から小声で"なにか温かいモノがあたってるんですけど"とか無線から聞こえてきたけど、気にしない
しばらくすると、基地のようなものが見えてきた
確かあの女たちストライクウィッチーズだっけ?……
俺は着陸を要請する為、ストライクウィッチーズに無線をいれる
俺《ストライクウィッチーズへ、こちら俺。基地への着陸の許可を頼む》
俺《了解》
俺は無線を切ると同時に、あの空飛ぶ女たちについて再び考え始めた
俺(あいつらは……俺たちの世界の人間なのか……それとも……)
俺はその先を考えたくは無かった
だが、この世界観と逃れようも無い非現実的な戦闘を見た俺は受け入れざる終えなかった
俺(俺たちが……別世界へ迷い込んだのか………)
俺は今の状況が夢のように思えて仕方が無かった
その考えを断ち切るように、ストライクウィッチーズから無線がはいった
???《我々は着陸態勢に入る。全員が着陸したのを確認した後、貴官は着陸せよ》
俺《了解した》
俺は現在位置を確認し、滑走路を探した
そして、女たちが着陸していく所を見つけた
だが、そこはF-15が着陸できる滑走路の長さには、かなり乏しかった
俺《あー すまないが、オーバーランするかもしれない》
???《どういうことだ?》
俺《基地に突っ込むかも…》
???《………今すぐ、着陸を中止しろ!!》
俺《それは無理なご注文だ。もう着陸態勢に入っている》
俺のF-15は減速しならが、滑走路へ進入していく
???《全ウィッチは格納庫から逃げろっ!!》
無線を通して怒号が聞こえてくる
俺はギアを下げ、最終チェックに入った
そして、ギアが滑走路と触れる
振動が機体全体に伝わる
俺はエアブレーキをかける
スピードはどんどん下がっていくが、それに反比例して、格納庫がどんどん近づいてくる
無線からは悲鳴、怒号などが聞こえてくるが、振動の大きさで耳に入ってこなかった
そして、幸運にもF-15は格納庫にぶつかる一歩手前でとまった
俺は安堵の息をつくと同時に無線からは、
???《馬鹿者!!もう少しで格納庫を壊すところだったぞ!!》
と、怒鳴りつけられた
俺《でも、壊してないし……終わりよければ全て良し、だ》
???《う、うぅむ……まぁ、いい……それより貴官は我々にとっては不審人物だ》
《それなりの対応をさせてもらう》
俺《了解した》
俺はキャノピーを開け、地に降りた
すると、軍服を着た女が立っていた
まだ20歳前後と思われるほど若い
そして、一番気になるのはズボンを履いていないこと
パンツ丸見えなんですけど…
???「私は坂本美緒少佐だ」
さっきまでの無線の声はこの人か
俺「坂本少佐、誘導を感謝いたします」
俺は感謝を述べた
坂本「お前は、なぜあの空域をうろついていた?それに、その機体は何だ?」
俺「いえ…俺は気づいたら、あの化け物に攻撃されていたんで……それに、この機体のことは国家機密にあたるので、言えません」
坂本「ふむ……敵ではないらしいな……」
坂本は俺の頭から足を一通り見て、つぶやいた
俺「あの…友はどこ行きました?」
坂本「友?ああ、助けたやつなら、鼻血を出したんで、医務室に運ばれたぞ」
俺「鼻血?」
坂本「ああ……海から救出したら、急に鼻血を出したんだ……」
俺(……きっと、この姿を見て鼻血だしたんだな……パンツ丸出しだもんな……)
俺は少し呆れたと同時に、友が生きてたことに安堵する
坂本「その友とやらが回復次第、事情を聞く。それまではこの基地に居るといい」
俺「了解しました」
俺は敬礼を坂本と交わす
― その頃 医務室では ―
友「う……うぅん……ここは……」
???「あっ、目を覚ましたんですね!!」
友「ん?……誰?……」
???「私は宮藤、宮藤芳佳です」
友「宮藤……」
友は目こすり、をはっきりと開く
友「おぉ………」
友は男の顔になった…姿を見て……
宮藤「どうしたんですか?」
友「いや何でもない……(また鼻血でそうだぜ) ……寒くないの?……」
宮藤「いえ…特に寒くはないですけど……」
友(この寒さで、おかしくなっちゃったのか…かわいそうに…)
友はまず、助けてくれたお礼と自己紹介を済ます
友「俺は友だ、よろしく」
宮藤「俺さんですね!よろしくお願いします!」
友と宮藤は握手を交わす
その瞬間、バタンとドアが開かれる音がした
??????「貴様ぁぁぁぁぁぁっ、宮藤を襲うなぁぁぁぁっ!」
怒号と共に入り込んできた女は、友をいきなり殴り飛ばした
友「げふっ!」
宮藤「お、俺さん!?!?それに、バルクホルンさん!?」
バルクホルン「貴様…いい度胸をしているな……不審者がこの基地に来て早々、私のいもう…ゴホン! 私たちの仲間を襲うとは……」
友(絶対にこの人今、私の妹って言いかけたよね……)
友「いきなり殴るなよ……それに今、私のいもう…げふっ!!」
バルクホルンは友が何かを言い終わる前に、また殴った
宮藤「バ、バルクホルンさん!!落ち着いてください!!」
バルクホルン「はぁはぁ……宮藤が言うなら……」
宮藤「それと、友さんは私と握手しただけですから」
バルクホルン「なに!?……それは本当か?……」
友「本当だ…」
友は殴られた頬を押さえて、立ち上がる
バルクホルン「お前に聞いてない!!」
友「へいへい…」
バルクホルン「で、本当なのか?…宮藤…」
宮藤「はい、本当です」
バルクホルン「…………」
友「ふん……」
友は勝ち誇った顔をしている
バルクホルン「……すまなかった……」
友「え?声が小さくて聞こえなかったんだけど」ニヤニヤ
友は聞こえてたのにもかかわらず、聞こえないふりをした
バルクホルン「だから、すまなかったと言ったんだっ!!/////////」
バルクホルンは少し顔を赤らめて言う
友「まぁ、許してやるよ」
友は手でグッドサインをつくり、微笑む
宮藤「ふふっ」
友(バルクホルン………か……)
― 夜 ミーティング ―
ミーナ「みなさんも知っているとは思いますけど、今日から2人ほどこの基地に滞在することになります」
「2人とも、自己紹介をお願いします」
ミーナは2人に促す
俺と友はみんなの前に立ち、自己紹介を始める
俺「俺二等空尉です。年齢は22歳です。宜しくお願いします」
俺は淡々と喋り、自己紹介を終わらせる
友「友三等空尉、年齢は22歳。よろしく!」
友は俺とは対照的に楽しそうに自己紹介を済ます
こいつは昔から陽気だったんだよな……
ミーナ「2人ともありがとう。じゃぁ、みなさんからの質問があれば、受け答えます」
バルクホルン「すまないが、いまいち階級のことが分からないのだが……」
バルクホルンが最初に声を上げ、質問をした
俺「そうですね…私の二等空尉は中尉、友の三等空尉は少尉に該当します」
バルクホルン「そうか、教えてくれてありがとう」
バルクホルンの質問が終わると、友がバルクホルンに質問した
友「どうだ!バルクホルン、俺少尉なんだぞ~!!」
友は自慢をするように仁王立ちになった
バルクホルン「すまないが友、私の階級は大尉だ」
友「なにぃ~!?!?俺より上だったのか……」
友は悲しそうな顔をした
友は思ったことが、すぐに顔にあらわれるタイプだ
友「先ほどは失礼しました…バルクホルン大尉……」
バルクホルン「そんなに堅くならなくてもいいぞ」
友「了解です……」
友は明らかに、バルクホルンに対する態度が変わった
なんせ友は、上官恐怖症だからな……
過去に凄まじい量の罰を受けたことがあるからだ
俺(ん?それより、なんでこんなに仲が良いんだ?)
俺は素朴な疑問を抱いたが、気にしないことにした
ミーナ「俺さんと友さんの自己紹介も終わったので、ここで解散とします」
ミーナが解散を告げると、各自部屋に戻っていった
ミーナ「俺さんと友さんの部屋は、さきほど伝えましたよね?」
俺「はい」
友「知っています……」
友はミーナの階級を先ほど知った
だから、おびえているのだ
ミーナ「2人とも、明日のウィッチ適性検査に備えて、ゆっくり休んでください」
俺「了解です」
友「了解……」
2人は、教えられた部屋に向かった
最終更新:2013年02月02日 12:31