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第十七期 ユランアウルク聖竜国
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leonoristel
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【第十七期 “幻獣城郭”ユランアウルク聖竜国】
【使用可能サプリ・ルルブ】
R1=SW2.5ルールブックⅠ
R2=SW2.5ルールブックⅡ
R3=SW2.5ルールブックⅢ
ET=エピックトレジャリー
ML=モンストラスロア
MA=メイガスアーツ
BM=バトルマスタリー
AR=アーケインレリック -種族と秘宝-
BL=ブルライト博物誌
DD=ドーデン博物誌
RL=ラクシアライフ
AB=アビスブレイカー
R2=SW2.5ルールブックⅡ
R3=SW2.5ルールブックⅢ
ET=エピックトレジャリー
ML=モンストラスロア
MA=メイガスアーツ
BM=バトルマスタリー
AR=アーケインレリック -種族と秘宝-
BL=ブルライト博物誌
DD=ドーデン博物誌
RL=ラクシアライフ
AB=アビスブレイカー
【信仰】
第二の剣・ラーリス信仰不可(※技能取らずのRP信仰も不可)
【種族】
【使用可能サプリ内】から
2.5人族・ウィークリング
2.5人族・ウィークリング
【オリジナル要素】
『種族』
『魔法』
小魔法【エンパサイズ】
『アイテム』
〈深々とした**〉
〈ラル=ヴェイネの天頂星〉
〈バリアブル武器〉
〈ドラゴテイルカバート〉
〈ドラゴテイルプリューム〉
〈ドラゴテイルフラッグ〉
〈ドラゴウィングベンド〉
〈ドラゴウィングアルーラ〉
〈ドラゴウィングアクシラ〉
〈タミールルクリアの花束〉
〈辻騎竜サービス券〉
〈聖竜国の戦い(セイクリッド・ウォーズ) 3.0〉
〈空追の軟玉〉
〈だれでも料理上手・キッチンツールセット〉
〈エンパシック・クォーツ〉
〈ラル=ヴェイネの天頂星〉
〈バリアブル武器〉
〈ドラゴテイルカバート〉
〈ドラゴテイルプリューム〉
〈ドラゴテイルフラッグ〉
〈ドラゴウィングベンド〉
〈ドラゴウィングアルーラ〉
〈ドラゴウィングアクシラ〉
〈タミールルクリアの花束〉
〈辻騎竜サービス券〉
〈聖竜国の戦い(セイクリッド・ウォーズ) 3.0〉
〈空追の軟玉〉
〈だれでも料理上手・キッチンツールセット〉
〈エンパシック・クォーツ〉
『流派』
【アークウィンド竜槍戦闘術】
【ユランアウルク人竜連携術】
【フォーリン流竜顕術】
【メルクス翻弄戦技法】
【アマツ心眼流甲冑兵法】
【ユランアウルク人竜連携術】
【フォーリン流竜顕術】
【メルクス翻弄戦技法】
【アマツ心眼流甲冑兵法】
『流派装備』
〈ドラグーンスピア〉
〈バハムートスピア〉
〈竜翼〉
〈カニングダガー〉
〈竜の闘衣〉
〈摺足纏〉
〈エンパシック・メイガスクォーツ〉
〈バハムートスピア〉
〈竜翼〉
〈カニングダガー〉
〈竜の闘衣〉
〈摺足纏〉
〈エンパシック・メイガスクォーツ〉
『騎獣』
【ユラニアン・チャイルドドラゴン】
【ユラニアン・ドラゴンインファント】
【ユラニアン・ドラゴンティドラー】
【ユラニアン・ドラゴネット】
【ユラニアン・ドラゴンインファント】
【ユラニアン・ドラゴンティドラー】
【ユラニアン・ドラゴネット】
【ユランアウルク聖竜国について】
ウルシラ地方中心のタミール山脈の西側、セブレイ大樹海の北東端に位置する国家です。
もとはタミール山脈に棲む蛮族がセブレイ大樹海に流れ込むのを阻止するべく、セブレイ森林共和国により建てられた砦でした。建造されたばかりのそこに助けを求めてきたのは、蛮族に住処を荒らされていたタミール山脈の幻獣たちです。砦に集った者たちは彼らと契約を結び、やがて彼らを騎獣とした一大戦力を築きあげます。その頃にはスフバール聖鉄鎖王国やハールーン魔術研究王国の兵士・魔法使いたちも援軍として駆けつけており、連合軍となって、防衛線を築いていました。
もとはタミール山脈に棲む蛮族がセブレイ大樹海に流れ込むのを阻止するべく、セブレイ森林共和国により建てられた砦でした。建造されたばかりのそこに助けを求めてきたのは、蛮族に住処を荒らされていたタミール山脈の幻獣たちです。砦に集った者たちは彼らと契約を結び、やがて彼らを騎獣とした一大戦力を築きあげます。その頃にはスフバール聖鉄鎖王国やハールーン魔術研究王国の兵士・魔法使いたちも援軍として駆けつけており、連合軍となって、防衛線を築いていました。
しかし100年前のこと、前線に立っていた2つの竜騎士隊が、蛮族の罠によって砦側と山脈側に分断されます。戦局が不利であると悟った砦側の隊は、もう片方の隊が持ちこたえることを信じ、応援を呼びに行きました。
ですが祈りは届かず、彼らが駆け戻ってきたときには竜騎士隊は全滅しており、戦場には亡骸だけが散乱していました──軍隊長の騎竜であった、ノーブルドラゴンのものを除いて。
ほどなくして、タミール山脈の蛮族たちだけではなく、動植物やアンデッド、さらにはタミール山脈に潜む他の幻獣までもが一団となって、砦を襲いました。一団の頂点にいたのは、全滅した竜騎士団のノーブルドラゴン、エリズメイルでした。蛮族の魔術にかかったのか、堅い絆で結ばれていた騎手を失って狂ってしまったのか、あるいは魔神の苗床にされてしまったのか……真相は不明ですが、彼女は容赦なく砦を攻め落とそうとします。
ですが祈りは届かず、彼らが駆け戻ってきたときには竜騎士隊は全滅しており、戦場には亡骸だけが散乱していました──軍隊長の騎竜であった、ノーブルドラゴンのものを除いて。
ほどなくして、タミール山脈の蛮族たちだけではなく、動植物やアンデッド、さらにはタミール山脈に潜む他の幻獣までもが一団となって、砦を襲いました。一団の頂点にいたのは、全滅した竜騎士団のノーブルドラゴン、エリズメイルでした。蛮族の魔術にかかったのか、堅い絆で結ばれていた騎手を失って狂ってしまったのか、あるいは魔神の苗床にされてしまったのか……真相は不明ですが、彼女は容赦なく砦を攻め落とそうとします。
仲間だったドラゴンの裏切りに動揺する連合軍でしたが、なんとか形勢を立て直し、砦から撃退することに成功します。そこで指揮を執っていたのが、エリズメイルの兄であるノーブルドラゴンのユランヴァーズです。
生き残った連合軍はユランヴァーズとともに、エリズメイルらや蛮族の集団に対抗するべく、この地を『ユランアウルク』と名付け、砦をより大きく、強大にしていきます。タミール山脈から魔物が溢れ出ることを危惧した周辺の諸国家の協力もあり、数年で城や城下町、多数の砲台が並ぶ巨大な城壁が完成しました。
そうして現在に至るまで、ユランアウルクは幾度となく山脈からあふれ出る魔物の群れと戦い続けています。スフバールからは強力な兵器や人材を、ハールーンからは魔法や錬金術の知識を、セブレイ森林共和国や大樹海からは、幻獣をはじめとした騎獣や豊かな食糧資源を調達しており、最近では大きな反攻作戦の準備を行っているようです。
生き残った連合軍はユランヴァーズとともに、エリズメイルらや蛮族の集団に対抗するべく、この地を『ユランアウルク』と名付け、砦をより大きく、強大にしていきます。タミール山脈から魔物が溢れ出ることを危惧した周辺の諸国家の協力もあり、数年で城や城下町、多数の砲台が並ぶ巨大な城壁が完成しました。
そうして現在に至るまで、ユランアウルクは幾度となく山脈からあふれ出る魔物の群れと戦い続けています。スフバールからは強力な兵器や人材を、ハールーンからは魔法や錬金術の知識を、セブレイ森林共和国や大樹海からは、幻獣をはじめとした騎獣や豊かな食糧資源を調達しており、最近では大きな反攻作戦の準備を行っているようです。
争いの絶えない土地であるため、冒険者や放浪者も歓迎されており、国からの支援を受けた冒険者ギルド〈聖竜のしっぽ亭〉ではさまざまな厚遇を受けることができます。彼らに回ってくる仕事は主にタミール山脈やセブレイ大樹海の魔物退治ですが、付近には魔法文明や魔動機文明時代の遺跡が点在しており、腕の良い探し屋がそれらを発見してくることも多々あるようです。
ユランアウルク聖竜国の人口分布は、周辺国から出向してきた人材や幻獣も混ざっているため、正確な数字は分かっていません。
城壁内の街には2万人前後、南のルフリオン平原や東の砦付近で過ごす者たちも含めれば合計で3万人以上が生活しており、そのうちの1000人程度が市民権を持った幻獣だと言われています。それに加え、様々な人種の商人や兵士、研究者たちが訪れており、スフバール聖鉄鎖王国からはドワーフやティエンス、セブレイ森林共和国からはメリアやエルフ、ハールーン魔術研究王国からはレプラカーンやタビットなどがこの国に訪れています。冒険者の中には希少種もいるほか、コボルドやウィークリングといった人族に友好的な蛮族の姿もまれにですが見かけられ、非常に多種多様となっています。
割合で言えば人間が一番多く、総人口の4割程度を占めています。次いで多いのはエルフのようですが、そこから先ははっきりとはしていません。
城壁内の街には2万人前後、南のルフリオン平原や東の砦付近で過ごす者たちも含めれば合計で3万人以上が生活しており、そのうちの1000人程度が市民権を持った幻獣だと言われています。それに加え、様々な人種の商人や兵士、研究者たちが訪れており、スフバール聖鉄鎖王国からはドワーフやティエンス、セブレイ森林共和国からはメリアやエルフ、ハールーン魔術研究王国からはレプラカーンやタビットなどがこの国に訪れています。冒険者の中には希少種もいるほか、コボルドやウィークリングといった人族に友好的な蛮族の姿もまれにですが見かけられ、非常に多種多様となっています。
割合で言えば人間が一番多く、総人口の4割程度を占めています。次いで多いのはエルフのようですが、そこから先ははっきりとはしていません。
また、ユランアウルクには、かつてユランヴァーズが引き連れてきた仲間の子孫(あるいは本人)である多くの幻獣が暮らしています。
彼らの多くは国内で市民権を得ており、人族と同じように仕事をし、街中を歩いたり、食事やショッピングを楽しんだりしています。人族の姿に近い幻獣たちはともかく、犬に翼の生えた幻獣ケルブや、人の顔を持つ牛の幻獣ジィなどは、初めて訪れた者たちからは驚かれます。
大半はひととおりの交易共通語を話すことができ、意思疎通にも困りません。冒険者たちの中にも幻獣が紛れることもあり、幻獣からの依頼を受け幻獣が解決する、というようなことも日常茶飯事です。もっとも全体として見れば、幻獣の総数は人口の3~4%程度となっています(レストランの客の30人のうち1人が幻獣であると考えると、異質には変わりありませんが)。
むろん、これは国内にいる幻獣たちが特例なだけです。大樹海や山脈に棲む幻獣たちは友好的ではない者も多く、孤高の存在である幻獣が人族と馴れ合っていることを理由に、国や国に所属する幻獣が敵視されることもあります。
国内にいる幻獣は、騎獣を含めたドラゴンが大多数となっています。これは、ユランヴァーズや市民権を得たドラゴンたちが、国の戦力とするために定期的に卵を作り、孵化させているからです。次いでディーラが多く、おもに図書館の司書をしたり、自慢の翼を活かして郵便物の配達員をしたりしています。
彼らの多くは国内で市民権を得ており、人族と同じように仕事をし、街中を歩いたり、食事やショッピングを楽しんだりしています。人族の姿に近い幻獣たちはともかく、犬に翼の生えた幻獣ケルブや、人の顔を持つ牛の幻獣ジィなどは、初めて訪れた者たちからは驚かれます。
大半はひととおりの交易共通語を話すことができ、意思疎通にも困りません。冒険者たちの中にも幻獣が紛れることもあり、幻獣からの依頼を受け幻獣が解決する、というようなことも日常茶飯事です。もっとも全体として見れば、幻獣の総数は人口の3~4%程度となっています(レストランの客の30人のうち1人が幻獣であると考えると、異質には変わりありませんが)。
むろん、これは国内にいる幻獣たちが特例なだけです。大樹海や山脈に棲む幻獣たちは友好的ではない者も多く、孤高の存在である幻獣が人族と馴れ合っていることを理由に、国や国に所属する幻獣が敵視されることもあります。
国内にいる幻獣は、騎獣を含めたドラゴンが大多数となっています。これは、ユランヴァーズや市民権を得たドラゴンたちが、国の戦力とするために定期的に卵を作り、孵化させているからです。次いでディーラが多く、おもに図書館の司書をしたり、自慢の翼を活かして郵便物の配達員をしたりしています。
大きな体躯の幻獣でも快適に暮らせるよう、国の大通りの道幅は広めに、建物は高めに設計されています。重要施設の天井までの高さは5m以上あるのが普通で、リルドラケンや巨人化したスプリガンでも問題なく入ることができます。
【PCたちの立場】
PCたちは、国営の冒険者ギルド〈聖竜のしっぽ亭〉に所属する冒険者、あるいはここを拠点として己の目的を達成するため切磋琢磨する放浪者です。“穢れ”に対しては比較的寛容で、ナイトメアやアルヴであっても表立って差別されることはありません。ウィークリングであっても検査を通れば、国内に入ることができますし、そのまま冒険者になることもできます。
また、幻獣たちが冒険者として働いていることもあります。多くはこの国の生まれで、国内の兵士育成校「竜騎士学校」出身や現役の生徒です。
基本的な依頼受注形式は、他の国の冒険者ギルドと変わりありません。しかし、国の要所に蛮族たちの襲撃があったり調査の必要が出てきた場合は、国からの依頼として優先され、冒険者たちが招集されることもあります。
特に急を要する場合は、「辻騎竜(ドラゴン・タクシー)」のチケットが配らます。それを使うことで、店の近場にある停留所から国内のどこでも、あるいは国外に続く門の前まではドラゴンに乗って高速で移動することができます。
また、幻獣たちが冒険者として働いていることもあります。多くはこの国の生まれで、国内の兵士育成校「竜騎士学校」出身や現役の生徒です。
基本的な依頼受注形式は、他の国の冒険者ギルドと変わりありません。しかし、国の要所に蛮族たちの襲撃があったり調査の必要が出てきた場合は、国からの依頼として優先され、冒険者たちが招集されることもあります。
特に急を要する場合は、「辻騎竜(ドラゴン・タクシー)」のチケットが配らます。それを使うことで、店の近場にある停留所から国内のどこでも、あるいは国外に続く門の前まではドラゴンに乗って高速で移動することができます。
【施設の説明】
『国内の地区分け』
ユランアウルクの城壁はほぼ円形となっており、タミール山脈に近い東側に王城が建てられています。そしてその南側が「右翼地区」左側が「左翼地区」と呼ばれています。
右翼地区には幻獣が比較的多く暮らしており、南東の門を出ればすぐに"幻獣通り"もあります。温泉をはじめとした娯楽施設に図書館、魔術師ギルドや鍛冶屋、郵便屋など、主に技術職や特殊な技能を持つ者たちがが働いています。多くの神殿は、この地区に並んでいます。
対して左翼地区には幻獣は少なく、収入の多い人族たちが暮らす高級住宅街になっています。ギルドの幹部や豪商、遺跡で一山当てた冒険者などが住んでおり、彼らに向けた高級品を売る店やカジノなどがよく見受けられます。ただし、城壁近くになるにつれ、退役軍人の住居が増えていきます。
国の中央、"竜騎士学校"付近の区画は「中央地区」です。この地区は、「ハートオブアベル(アベルの心臓)」とも呼ばれています。アベルはこの国の英雄とされる槍使いで、多くの武勲を立て、晩年は後進の育成にも励みました。竜騎士学校にもその銅像が建てられており、その周辺には"友愛学校"を筆頭に教育・保育施設、訓練所が多く見られます。ライダーギルドがあるのも、この地区です。
国の西側一帯は下町となっており、俗に「聖竜のお膝元」と呼ばれています("脚"や"爪"でないのは、お膝元でおこぼれをもらいたい気持ちがあるからだという説があります)。南側を「右膝地区」、左側を「左膝地区」と呼ぶ者もいます。いびつな形の住居や大衆酒場、雑貨屋などが並んでおり、路地裏には怪しい店や、女性と遊べる場所も存在しています。ユランアウルクの中でも事件が多い場所なので、定期的に兵士が見回りに来ています。
右翼地区には幻獣が比較的多く暮らしており、南東の門を出ればすぐに"幻獣通り"もあります。温泉をはじめとした娯楽施設に図書館、魔術師ギルドや鍛冶屋、郵便屋など、主に技術職や特殊な技能を持つ者たちがが働いています。多くの神殿は、この地区に並んでいます。
対して左翼地区には幻獣は少なく、収入の多い人族たちが暮らす高級住宅街になっています。ギルドの幹部や豪商、遺跡で一山当てた冒険者などが住んでおり、彼らに向けた高級品を売る店やカジノなどがよく見受けられます。ただし、城壁近くになるにつれ、退役軍人の住居が増えていきます。
国の中央、"竜騎士学校"付近の区画は「中央地区」です。この地区は、「ハートオブアベル(アベルの心臓)」とも呼ばれています。アベルはこの国の英雄とされる槍使いで、多くの武勲を立て、晩年は後進の育成にも励みました。竜騎士学校にもその銅像が建てられており、その周辺には"友愛学校"を筆頭に教育・保育施設、訓練所が多く見られます。ライダーギルドがあるのも、この地区です。
国の西側一帯は下町となっており、俗に「聖竜のお膝元」と呼ばれています("脚"や"爪"でないのは、お膝元でおこぼれをもらいたい気持ちがあるからだという説があります)。南側を「右膝地区」、左側を「左膝地区」と呼ぶ者もいます。いびつな形の住居や大衆酒場、雑貨屋などが並んでおり、路地裏には怪しい店や、女性と遊べる場所も存在しています。ユランアウルクの中でも事件が多い場所なので、定期的に兵士が見回りに来ています。
『冒険者ギルド支部〈聖竜のしっぽ亭〉』
ユランアウルクの「中央地区」やや西よりに位置する冒険者ギルド支部です。唯一の国営ギルドで(他にも冒険者ギルド自体は国内にいくつか存在します)敷地面積も広く、燃えにくくなるように魔法加工した木材でできた、暖かみのある内装をしています。清掃も行き届いています。
地上4階建てで、1回は広々としたホールと酒場、簡単な商店、依頼斡旋所や密談室に加え、大浴場と、大きな幻獣や騎獣が寝泊まりできる離れがあります。2階から4階にかけては冒険者たちの寝泊まりする個室が大半ですが、ギルドマスターの私室のほか、従業員用・宿泊客用の部屋も存在します。
店主のジークムントは、過去に国王ユランヴァーズの担い手だった熟練のライダーで、実直なエルフの男性です。優しく面倒見のよい性格で、彼に倣って新人冒険者に対するケアも手厚くなっています。店には現役の「竜騎士学校」の生徒も在籍しているため、全体的な練度は高めです。
地上4階建てで、1回は広々としたホールと酒場、簡単な商店、依頼斡旋所や密談室に加え、大浴場と、大きな幻獣や騎獣が寝泊まりできる離れがあります。2階から4階にかけては冒険者たちの寝泊まりする個室が大半ですが、ギルドマスターの私室のほか、従業員用・宿泊客用の部屋も存在します。
店主のジークムントは、過去に国王ユランヴァーズの担い手だった熟練のライダーで、実直なエルフの男性です。優しく面倒見のよい性格で、彼に倣って新人冒険者に対するケアも手厚くなっています。店には現役の「竜騎士学校」の生徒も在籍しているため、全体的な練度は高めです。
『友愛学校』
ユランアウルク中央部からやや北西に行った場所にある、国営の学校です。ユランアウルクで生まれた者たちは小さいころからここに通わされ、およそ6年ほど、職業の体験や読み書き・戦闘の訓練を受けさせられます。幼い、あるいは常識に慣れていない幻獣たちも、人族の子供たちと同じ場所で学び、訓練をしています。
机や椅子、訓練用の武器などは、上級生が自作したものを下級生にプレゼントしています。そうした節約によって「友愛学校」の学費は非常に安く、教育水準および戦闘技能の大幅な向上を実現しています。
机や椅子、訓練用の武器などは、上級生が自作したものを下級生にプレゼントしています。そうした節約によって「友愛学校」の学費は非常に安く、教育水準および戦闘技能の大幅な向上を実現しています。
『竜騎士学校』
ユランアウルク中央に位置する巨大な兵士養成校です。生徒には「友愛学校」を卒業し、かつ騎獣や戦闘の適性があると判断された幻獣や、見込みのあると判断された人族たち、外部から志願した者たちもいます。基本的にはドラゴンに乗って戦う騎士「竜騎士」を育成していますが、1人1人の才能にあわせ、魔術や斥候・呪歌の指導も行っています。
教師は「友愛学校」ともども、退役した人族あるいは幻獣ですが、特別講師としてハールーン魔術研究王国の魔術師を招いたり、セブレイ森林共和国のレンジャーと森に出かけることもあります。ときには現役の兵士や冒険者、国王ユランヴァーズも講義に出向くことがあり、街の中心にあることからも、この国の名物ともいえる場所になっています。
兵士としての教育を行ってはいますが、この学校で学んだからといって、必ずしも兵士になる必要はありません。教育自体は厳格ながらも生徒の自主性を重んじた穏やかな校風で、授業や訓練の時間もかなり自由が利き、学校に通いながらアルバイトをしていたり、冒険者稼業と兼任している生徒もいます。
教師は「友愛学校」ともども、退役した人族あるいは幻獣ですが、特別講師としてハールーン魔術研究王国の魔術師を招いたり、セブレイ森林共和国のレンジャーと森に出かけることもあります。ときには現役の兵士や冒険者、国王ユランヴァーズも講義に出向くことがあり、街の中心にあることからも、この国の名物ともいえる場所になっています。
兵士としての教育を行ってはいますが、この学校で学んだからといって、必ずしも兵士になる必要はありません。教育自体は厳格ながらも生徒の自主性を重んじた穏やかな校風で、授業や訓練の時間もかなり自由が利き、学校に通いながらアルバイトをしていたり、冒険者稼業と兼任している生徒もいます。
『王城』
国の東部にあるユランアウルクの王城です。もとが砦であるために豪華さよりも機能性・堅牢さを重視した外観やつくりになっています。いたるところに砲台やバリスタが立ち並んでおり、物々しい雰囲気を感じさせます。
通常の城と比べて非常に広く作られており、大広間や謁見の間の天井までの高さは20m近く、地上から屋上までの高さは100m以上となっています。幅は主要部分だけでも500m、周辺のさまざまな施設を合わせると1km以上もあります。
屋上付近のバルコニーからはタミール山脈を一望でき、異変があったときはそこからすぐに飛び立てるようになっています。
通常の城と比べて非常に広く作られており、大広間や謁見の間の天井までの高さは20m近く、地上から屋上までの高さは100m以上となっています。幅は主要部分だけでも500m、周辺のさまざまな施設を合わせると1km以上もあります。
屋上付近のバルコニーからはタミール山脈を一望でき、異変があったときはそこからすぐに飛び立てるようになっています。
『王城前広場と〈三竜の像〉』
ユランアウルク王城の前一帯の広場です。面積は1平方キロメートル以上はあり、見晴らしもよく開放感にあふれています。
魔動機の照明、巨大な噴水、花壇、街路樹、大きなベンチや四足歩行の幻獣たちが座る木板などが各所に設置されており、平時は憩いの場として親しまれています。中心部にはユランヴァーズを模した白いドラゴンの像に、それと手や尻尾を結ぶようにして赤と緑2体のドラゴンの像が置かれており、〈三竜の像〉という名称で呼ばれています。
また、定期的にこの広場ではお祭りが開催されており、バザーや季節のフェスティバルはもちろん、夏は噴水部分をプールとして開放したりもしています。
魔動機の照明、巨大な噴水、花壇、街路樹、大きなベンチや四足歩行の幻獣たちが座る木板などが各所に設置されており、平時は憩いの場として親しまれています。中心部にはユランヴァーズを模した白いドラゴンの像に、それと手や尻尾を結ぶようにして赤と緑2体のドラゴンの像が置かれており、〈三竜の像〉という名称で呼ばれています。
また、定期的にこの広場ではお祭りが開催されており、バザーや季節のフェスティバルはもちろん、夏は噴水部分をプールとして開放したりもしています。
『“みぎあし商店街”』
ユランアウルク南西部から中心部の竜騎士学校のあたりまで長く続く商店街です。王城を竜の頭に見立てたさい、ちょうど右足の部分にあたるためにこの名前がつきました。通りは広く、舗装もしっかりしていて、大きなドラゴンが歩いても問題なくすれ違えます。
多種多様な種族が集まるだけあって、そこで売られているものもハルシカ商協国に次いで種類が豊富といわれ、地方内のさまざまな特産品が並べられています。数少ない鍛冶屋や武具屋では、スフバール聖鉄鎖公国出身のドワーフたちが幻獣のための特殊な武器を作製し販売しており、彼らの技術力の高さがうかがえます。
ディーラをはじめとした飛行系の種族のために、通りの屋根同士を伝わる装飾が可能な限り省かれているのも特徴です。レストランでは、肉の焼き加減や味付けなどを種族の好みに合わせて頼めるような場所もあるようです。
多種多様な種族が集まるだけあって、そこで売られているものもハルシカ商協国に次いで種類が豊富といわれ、地方内のさまざまな特産品が並べられています。数少ない鍛冶屋や武具屋では、スフバール聖鉄鎖公国出身のドワーフたちが幻獣のための特殊な武器を作製し販売しており、彼らの技術力の高さがうかがえます。
ディーラをはじめとした飛行系の種族のために、通りの屋根同士を伝わる装飾が可能な限り省かれているのも特徴です。レストランでは、肉の焼き加減や味付けなどを種族の好みに合わせて頼めるような場所もあるようです。
『ルフリオン平原』
ユランアウルクの城壁から南、ハールーン魔術研究王国の付近まで続いている平原です。
ハールーンとの交易路にもなっており、道も比較的整備されています。起伏は決して少なくはありませんが、農作物や家畜を育てられるだけの十分な土地があり、道中には農村がいくつも存在します。ちょうど1日歩くあたりの中継地点には、宿場町も賑わっています。
平原だけ見れば見晴らしもよく、のどかな雰囲気ですが、西はセブレイ大樹海、東はタミール山脈が鎮座しているので、決して油断なりません。山脈側には監視塔があるとはいえ、それを抜けてくる者もいますし、森から狂暴な動植物が現れることもあります。魔法文明時代や魔動機文明時代の小さな遺跡が道端にいくつも見られ、そこが蛮族やアンデッドの拠点になることもあります。それらの調査・排除や、探し屋が見つけてきた新しい遺跡の探索などは、ユランアウルクの新人冒険者の主要な仕事にもなっています。
ハールーンとの交易路にもなっており、道も比較的整備されています。起伏は決して少なくはありませんが、農作物や家畜を育てられるだけの十分な土地があり、道中には農村がいくつも存在します。ちょうど1日歩くあたりの中継地点には、宿場町も賑わっています。
平原だけ見れば見晴らしもよく、のどかな雰囲気ですが、西はセブレイ大樹海、東はタミール山脈が鎮座しているので、決して油断なりません。山脈側には監視塔があるとはいえ、それを抜けてくる者もいますし、森から狂暴な動植物が現れることもあります。魔法文明時代や魔動機文明時代の小さな遺跡が道端にいくつも見られ、そこが蛮族やアンデッドの拠点になることもあります。それらの調査・排除や、探し屋が見つけてきた新しい遺跡の探索などは、ユランアウルクの新人冒険者の主要な仕事にもなっています。
『その他』
他にも、南部にはディーラたちが運営する『大図書館〈止まり木〉』、南東部には『工房街』、北部のさまざまな毒・病気・呪いの治療施設『一角獣総合病院』などがあります。