武将名 | 内容 |
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ナレーション | ある寒い日。「大名」が外に出ようと 草履を履くと、ほかほかと暖かかった |
ナレーション | 「大名」は側にいた「武将」を叱った |
武将名 | 大名の叱責 | 武将の反駁 | 大名の謝辞 |
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真田幸村 | もしや、私の草履の上に座っていた …のではないでしょうか? |
めっそうもありません。 足が冷えぬよう、懐に入れて温めておりました |
これが忠…でしょうか? 先程は疑うようなまねをして申し訳ありません |
前田慶次 | あんた、俺の草履、尻の下にでも敷いてたのかい? ま、寒いから、その気持ちもわからなくもないがね |
- | へえ、そこまでしてくれるたあ、感激だねえ。 が、体汚れちまったろ? 後で風呂、沸かしてやるぜ |
織田信長 | うぬは、予の草履を尻にでも敷いていたか? | - | …愛い奴よ |
明智光秀 | このぬくもり… 私の草履に座っていた証拠ではありませんか? |
そんなことは…。この厳寒の折、おみ足を冷やさぬよう 我が懐に入れて、温めておりました |
そこまで私のことを思ってくださるとは…。 あなたの忠義にふさわしい主君にならねばなりませんね |
石川五右衛門 | おうおうおうおう! てめえ、寒いからって 俺様の草履の上に、あ、座ってやがったな~? |
ぎくっ! ば、馬鹿なこと言うな! 懐で温めたの! 義賊は嘘をつきません! ほら、この正直な瞳を見て! |
嘘ついてねえだろうな? 嘘つきは泥棒の、あ、始まりだぜ~! |
上杉謙信 | 謙信の草履を尻に敷いていたか? | - | …そうか。寒い中、大儀であった |
お市 | 生温かい…私の草履をもしやお尻に敷いて… | - | そうだったのですか…。 寒い中、本当にありがとうございます |
阿国 | なんで、こないに生温こなっとるんどす? おいどにでもあてとったんどすか? |
- | やあ、そうやったんどすか…えらいすんまへん。 どうどすやろ、お礼に出雲にお連れするっちゅうんは |
くのいち | げげ、にゃんであったかいの? も、も、もしかして…お尻の下に敷いてた? |
そんにゃあ…。寒い中、ご主君が冷たい思いをせぬよう この懐に入れて温めていたんですよ…? |
いやー、すみません。乙女の妄想全開でした。 寒い中、ほんとにご苦労様です |
雑賀孫市 | おいおい、まさか俺の草履を 尻に敷いてたんじゃねえだろうな? |
- | その気持ちもありがたいんだが、 寒いんだから、お前こそ体冷やさないようにな |
武田信玄 | もしかして、わしの草履があったかいのは 尻の下に敷いていたから、じゃなかろうね |
- | わかっておったよ。 おことは忠義者じゃね |
伊達政宗 | 馬鹿め! この草履の生温かさ! 貴様が尻に敷いておった証拠じゃ! |
- | この寒い中、なんと忠義な…! それを疑うとは、わしが未熟であった。許せ! |
濃姫 | 私の草履で何をしていたのかしら? | - | 何しててもよかったのに。 でも、その気持ち、嬉しいわ、ありがとう |
服部半蔵 | 拙者の草履で何をしていた? | - | 無用の忠義…されど、感謝する |
森蘭丸 | …生温かさとほのかなあなたのにおい。 蘭の草履に、何をなさっていたのです? |
いえ、今日は特別寒いので、履物をお履きになった時 冷たい思いをさせぬよう、懐にて温めておりました |
それであなたのにおいがしたのですね。 誤解をお許しください。そして一層の忠義を蘭に |
豊臣秀吉 | もしかしてわしの草履に尻つけて座っとったんか? | め、めっそうもありません! 足を冷やさぬよう、草履を懐で温めておりました! |
ほうかほうか! いや、そういやわしも昔やったわ。 同じように怒られてな…お前さんも出世するで! |
今川義元 | 無礼者! まろの草履にお尻をつけて座っておったのかの? |
- | 疑ってすまなんだの! まろは至らぬ主君。 そちはそんな麻呂にも赤心で仕える忠義の者じゃの! |
本多忠勝 | 拙者の草履に尻をつけておったな? | - | …そなたほどの者なら功は戦場で稼げ |
稲姫 | 正々堂々と白状なさい! 稲の草履を、お尻に敷いていたのですね? |
- | そうですか。そんなに不埒でもなかったんですね。 それでも、少しだけ不埒なような… |
徳川家康 | きりきり白状いたせ! わしの草履に、不届きなことをしていたのであろう! |
- | いや、普段、耐えに耐えておるもので妄想が炸裂した。 許せよ。一層、忠義に励んでほしい |
石田三成 | 貴様…俺の草履に何をした!? | いえ、草履を履いていただいたときに足が冷えぬよう、 まずぬるめに、次は温かく、最後は熱くする予定でした |
そうか…これからはやめるように |
浅井長政 | 草履を尻に敷かれるとは…。 やはり、某には主君としての威厳が足らないのだろうか |
- | それほどまでに某を主君として認めてくれていたのか! すまぬ! 某は、そなたの忠義にふさわしい主となる! |
島左近 | 主君の草履を、尻に敷く…か。 やれやれ、家臣に恵まれたもんだ |
なに、殿のために、胸元で温めておいたんですよ | あんたの忠義はありがたいんだが… そういうの喜べる趣味はないんで、以後、ご無用に |
島津義弘 | 主君の履き物を尻に敷く奴があるか! ぴりっとせい! チェストー! |
- | そうか…。 ま、お主らしい忠義の示し方かもしれんな |
立花誾千代 | 立花の履き物を尻に敷いていたのか? 貴様… |
- | 愚か者! 貴様が冷え切ってしまうではないか! 貴様は私が貴様より自分の足を大事にすると思ったのか |
直江兼続 | まさか…! 私の草履に不義の念を送り、焼き払おうとしていたのか |
断じて否でございます! 兼続が義の念を送り、 おみ足が冷えぬよう義の力で草履を温めておりました! |
そうか! いや、そうであろう! 忠義なお前から不義光線など出るはずもない。許せ! |
ねね | こら! あたしの草履をあっためて食べようとしたでしょ! |
ひどいよ…! あたしの懐に挟んであっためてたの! 今日は特別寒いし、履物履いてひやってしないように |
え? そんな、悪いことしちゃったね。 寒かったでしょ。ほら、手を握って温めたげる |
風魔小太郎 | …我の草履に何をしていた? 混沌よ… |
- | そんなことをせずとも、混沌に寒さはないものを…。 可愛い子犬よ |
宮本武蔵 | お前…俺の草履を直に尻に敷いてたのか? | そう言うと思ったぜ。実は懐で温めてたんだ。 お前の足が、草履履いた時、ひやってしないようによ |
そっか、お前の忠義、感じ入ったぜ! |
前田利家 | 俺の草履の上に座ったのか? 落とし前、つけてもらうぜ? |
ち、違うんです! 寒いといけないと思って 懐に入れて、気合い入れてあっためてました! |
そうだったのか…悪い。 疑っちまった落とし前は必ずつけさせてもらうぜ |
長宗我部元親 | 貴様…俺の履き物を尻に敷いていたのか! ならばそれに抗い、その草履を頭に乗っけよう、熱く! |
- | よく聞かせてくれた…。 ならば俺は草履を背負うことで応えよう! 凄絶に! |
ガラシャ | 教えよ! なぜこの草履は温かい! 尻に敷いておったのか? |
- | なるほど、そのようにして発熱させたのか! そちの忠義には感謝しておるぞ! |
佐々木小次郎 | 僕の草履を尻に敷いていたのかな? 返答次第では、斬るよ? |
- | そうなんだ! とっても嬉しい! じゃ、お礼にとっても綺麗に斬ってあげるからね! |
柴田勝家 | わぬし、草履に何をした | - | …そうか。忠義、疑ってすまぬ |
加藤清正 | お、おい、この人肌のぬくもり…。 まさか…まさかとは思うがこれって…! |
- | いや、すまん。俺の考えすぎだった。 どうも俺って潔癖症なところがあって… |
黒田官兵衛 | 卿が私の履き物を尻に敷いていたこと 記憶させてもらおう |
- | 卿の忠義はわかった。以後禁止だ |
立花宗茂 | 主君はなめられるわけにはいかないんでな。 たとえ履き物でも尻に敷かれては…どう処罰すべきか |
- | それも相当主君をなめてると思えるが… 少し笑えたのでよしとする。忠節、感謝するぞ |
甲斐姫 | 乙女の履き物を…お尻に敷くんじゃねえ! | - | あ、あら、勘違い! ごめんあそばせ? いえ、乙女はこれくらいのことで怒りはしないことよ? |
北条氏康 | てめえ、俺の草履、尻に当ててやがったな? | - | ド阿呆が! てめえが体壊すぞ! 尻に当てて寒さしのいでくれたっていいんだよ |
竹中半兵衛 | うーん、この温かさの原因って、尻に敷いてたのかな。 実際、どうなの、これ? |
- | ま、想定された最悪の事態ではなかったね。 とりあえず、忠義に感謝しておくべきなのかな? |
毛利元就 | うーん、ある種の毒は塗布すると空気に触れて 発熱するっていうけど、暗殺なのかな、これ? |
- | 忠義な君の言うことだからね、信じるよ。 むしろ疑うようなことを言ってすまなかった |
綾御前 | この温かさ…。 綾の草履をお尻に敷いていたのですか? |
- | あらあら。では綾の足も冷えていますから、 ご褒美です、あなたの顔で温めてもらいましょう |
福島正則 | てめ、俺の草履を尻に敷いて…! 俺のこと、尊敬してねえだろ? |
違うっす! 誤解です! 俺の懐に入れて 大事にことことじんわりじっくり温めてたんすよ! |
くーっ! 泣けるー! 忠義ー! こんな家臣持てて、俺ってなんて幸せ者! |
藤堂高虎 | お前に手ぬぐいで草履を温める方法は教えていない。 …ということは、尻にでも敷いていたか? |
- | そうか。それは寒いのにつらい思いをさせたな。 今度、手ぬぐいで温まる方法を伝授してやろう |
井伊直虎 | すみません! すみません! 私なんかの草履を お尻に敷いていただいてすみません! |
- | そうですか…。い、いえ! 忠義にはとても感謝です! もうほんと、こんな私のためにごめんなさい! |
柳生宗矩 | うわあ…まさか、おじさんの草履を…? お宅、そういうことする人なの? |
- | うわあ…まさか、おじさんの草履をほんとに…? うーん、忠義って、すごいんだねェ |
真田信之 | このぬくもりは…尻の下に敷かれていた? 私は草履まで尻に敷かれねばならないのか? |
- | いや、さっきは取り乱してすまない。察してくれ。 それよりもお前の忠義にとても感謝している |
大谷吉継 | この人肌のぬくもりは、尻の下に敷いた流れか? | - | …冗談だったのだが。 そうか…お前の忠節、見上げ果てたものだな |
松永久秀 | え? もしかして尻に敷いてたの? おっさんの草履を? まさか直じゃないよね? ね? |
- | え? おっさんの草履を…そんな? いや、むしろ引くわ~ |
片倉小十郎 | 私の草履に何をしたのでございますか? 眼鏡なら許しませんが、草履なので白状すれば許します |
ご無礼ながら、殿の目は節穴でございますか。 おみ足が冷えぬよう、懐にて温めたのです |
素直に白状していただいたので許します。 忠義から出た行為とは思いますが、以後はお慎みを |
上杉景勝 | …尻のぬくもりか? | - | …忠義のぬくもりか |
小早川隆景 | 昔、人質に出て小姓をしていた時、嫉妬されて履き物を 隠されたことがありましたが…新手のいじめですか? |
- | 忠義なあなたのことですし、信じますね。 むしろ |
小少将 | もしかして、あたしの草履に頬ずりしてて それであったまってるの? |
- | そ? おかげであったかいわ。 ありがと。ちゅ♡ |
島津豊久 | あ、このぬくもり。今までここに猫がいたんだろ? ずるい! 一人で猫と遊ぶなんてさ! |
ち、違う! 殿が寒い思いをなさらないように 懐で…俺、服の布少ないから必死で…温めてたんです! |
ほんとだ! かいでみたら、お前のにおいがする! ありがとな! 俺、こんな忠臣がいて嬉しい! |
早川殿 | もしかして…私の草履を…お尻に…敷いてたの? | - | う…うん。気持ちはとっても嬉しかった。 そう、そうなの…。それでこの温度か…。ありがとう |
(II)井伊直政 | 家臣に厳しい俺のあだ名は人斬り兵部。 その上で聞こう。俺の草履を尻に敷いていたのか? |
- | これがお前の思う最善か…。 ダメだ、ダメすぎる |
新武将(男・熱血) | …このぬくもり、お前の尻のぬくもりだな? 尻の下に敷いてたろ |
そんな無礼なことをすると思ってたんですか? 履いた時寒くないよう、俺の懐で温めてたんです |
そうか。お前の忠義のぬくもりだったんだな。 ありがとう。あったまるぜ…心がな |
新武将(男・冷静) | 私の履き物を尻に敷くか。 主君を主君とも思わぬ行為だな |
…そんな真似はしません。 殿の足が冷えぬよう、温めておいたのです |
そうか…。 冷静に考えれば、そんなまねをする家臣ではなかったな |
新武将(男・生意気) | 可愛い僕の草履に何してたのかな~、変態! | 僕ほどの忠臣疑うなんてどうかしてるよ。 履いた時冷たくないよう、そこらの奴の懐で温めたの! |
わー忠義~。じゃ、ご褒美に僕のその草履あげるしさ。 好きに使っちゃってよ、ね? |
新武将(男・老練) | 経験上、このぬくもりは…尻だな! | いえ、これは自分の懐にて温めていたもの。 どうです、履いた時、ひやりとせなんだでしょう |
自分の経験もあてにならぬものだな…。 そうか、この温度は…そうだったのか… |
(E)新武将(男・威厳) | 履き物とはいえ、拙者のものに尻を乗せるとは 無礼だとは思わなかったのか? |
お怒りはごもっとも。 されど、我が懐にて温めていたのです |
そうか。あっぱれ、大儀である。 その忠節、記憶にとどめおくぞ |
新武将(女・活発) | わ、わたしの草履に何をしていたの…? | 違います…殿の足が冷えないようにと 思いを込めて、私の懐で温めておりました |
ご、ごめんなさい、私ったらあらぬ妄想を…。 あなたの忠義、とっても嬉しかった! |
新武将(女・冷静) | 冷静に考えて、まず思いつくのが 主君たる私の履き物をお尻に敷いていたということだが |
いえ。今日は特別寒いため草履を人肌温度に調整すべく 私の胸元にて温度を上昇させておりました |
そうか。 貴君はもっと冷静に忠義について考えた方がいい |
新武将(女・生意気) | もしかして、ボクのことが嫌いで ずっとキミが、草履にお尻を押し付けてたの…? |
ううん、懐であっためてあげてたんだよ。 喜んでくれる笑顔が見たくって… |
よかった。むしろボクのこと好きでいてくれたんだ。 ありがとう。とーってもあったかいよ! |
新武将(女・妖艶) | こ~ら。 あたしの履き物をお尻に敷いてたのかな? |
ううん、あたしの懐で温めてあ・げ・た・の | そんないいわけじゃ、だーめ。 ちゃんと白状して…お姉さんの草履で何してたのかな? |
(E)新武将(女・優美) | この履き物…お尻に敷かれていたのでしょうか。 もう、履けません… |
胸元にて温めておりました |
この寒い中、そんなことをしては…! あなたは大事な家臣です。体をいたわってください |
汎用武将(熱血) | 俺の草履を尻に敷くとはいい度胸だな? | - | そうか、感謝するぜ! なるほど温かい…いや熱い、お前の忠義みたいにな |
汎用武将(冷静) | まさかとは思うが、 主君の履き物の上に座しておったのではあるまいな? |
- | いや、疑ってすまなかった。 お主の忠義には常々感謝しておるぞ |
汎用武将(猪突) | もしや、我が草履に尻をつけておったのではないか? | - | そうか。お主の忠義、感じ入ったぞ |
汎用武将(若輩) | これは…もしや私の草履は今まで 尻に敷かれていたのでしょうか? |
- | なんという忠義な…! 私が至りませんでした。今後も忠節を尽くしてください |
汎用武将(老練) | 家臣が主君の草履をないがしろにし 尻に敷くなど、言語道断! |
- | 勘違いか。すまなんだ。 そなたの忠義、いつもながらあっぱれよ |
汎用武将(猛将) | 主君の草履を尻に敷く奴があるか、痴れ者め! | - | せこいまねをするな! 忠は戦場で示せ! |
汎用武将(知将) | 我が履き物の上に座っておったな! この無礼者が! |
- | そ、そのくらい、とうに気がついておったわ! お主の忠義を、名君たるわしが疑うわけあるまいが! |