「機装兵 ドラケン」






[解説]
聖華暦800年代における、カーライル王朝・聖王国聖騎士団は四聖騎士団の赤龍騎士団主力装兵であり、第六世代機兵。
配備開始は802年。製造元は聖王国ホルン社で、聖華暦700年代中期に登場した機装兵『スアロー・マーセナル』(高機動型『マーセナル』)に基本を求めている。
この機体は徹底的な軽量化を施しており、そのために装甲は下手な軽機兵よりも薄く、防御力は低い。
配備開始は802年。製造元は聖王国ホルン社で、聖華暦700年代中期に登場した機装兵『スアロー・マーセナル』(高機動型『マーセナル』)に基本を求めている。
この機体は徹底的な軽量化を施しており、そのために装甲は下手な軽機兵よりも薄く、防御力は低い。
この様な一見無茶な設計になったのは、赤龍騎士団主要構成員の龍騎士が使う技である龍槍術が、高高度への跳躍を基礎としている所に端を発している。
龍騎士用の機兵としては、高高度への跳躍を可能とするために、機体を徹底的に軽くする必要があったのだ。
龍騎士用の機兵としては、高高度への跳躍を可能とするために、機体を徹底的に軽くする必要があったのだ。
そしてこの機体は更に、魔導龍翼(フリューゲル・ドラグニア)Mk-Ⅲと言う垂直方向への跳躍機能を追求した、特殊な推進器を搭載している。
この装備は代々赤龍騎士団の龍騎士が使用してきた機材で、700年代初頭に彼ら自身の手で開発されたプロトタイプをホルン社に持ち込み、生産を委託したのがMk-Ⅰである。
ただしプロトタイプやMk-Ⅰの時点では魔力消費が極めて大きく、非常に扱いづらい代物であった。
もっともそれ以前の龍騎士たちが用いていた、増槽の装備された機体で焼け切れる直前までバーニアを噴かして必死に跳躍するよりは、ずっとマシであったのだが……。
この装備は代々赤龍騎士団の龍騎士が使用してきた機材で、700年代初頭に彼ら自身の手で開発されたプロトタイプをホルン社に持ち込み、生産を委託したのがMk-Ⅰである。
ただしプロトタイプやMk-Ⅰの時点では魔力消費が極めて大きく、非常に扱いづらい代物であった。
もっともそれ以前の龍騎士たちが用いていた、増槽の装備された機体で焼け切れる直前までバーニアを噴かして必死に跳躍するよりは、ずっとマシであったのだが……。
この事情が劇的に変わったのは、聖華鍛冶師協会が開発した「固形化した液体エーテル(エーギル)をカートリッジに封入し、必要時に解放する事で爆発的な魔力供給を行うシステム」、マナ・カートを搭載したMk-Ⅱにバージョンアップされてからである。
この一瞬だけであるが爆発的な大出力を得る事が出来るマナ・カートは、魔導龍翼の運用法と非常に相性が良かった。
マナ・カートは機体に最大6個搭載可能であり、1回の跳躍ごとに基本的に1個を使い切り魔導龍翼を稼働させる事になる。
重量軽減のため、使い切ったマナ・カートは即座に廃棄する仕組みだ。
ちなみに最初の1回目の跳躍高度はマナ・カートを6個全部積んでいるため、1個しか積んでいない最後の1回に比して重量が重く、半分の高さまでしか跳べない。
この一瞬だけであるが爆発的な大出力を得る事が出来るマナ・カートは、魔導龍翼の運用法と非常に相性が良かった。
マナ・カートは機体に最大6個搭載可能であり、1回の跳躍ごとに基本的に1個を使い切り魔導龍翼を稼働させる事になる。
重量軽減のため、使い切ったマナ・カートは即座に廃棄する仕組みだ。
ちなみに最初の1回目の跳躍高度はマナ・カートを6個全部積んでいるため、1個しか積んでいない最後の1回に比して重量が重く、半分の高さまでしか跳べない。
なおマナ・カートは、最大3個まで1度に消費可能だ。
これは緊急時、たとえば強敵との戦いの時などに行われる手法である。このときは凄まじい高度まで跳躍可能だが、龍槍術の技の威力が上がる代わり、命中させる難易度も跳ね上がる事になる。
ちなみに現在の『ドラケン』においては更にバージョンアップされた、魔導龍翼Mk-Ⅲが使用されている。
マナ・カートを使い切った機体は後退し、部隊の後ろで控えている運搬用従機『ドラッフェン・ブルート』よりマナ・カートの補充用カートリッジを受け取る。
Mk-Ⅲの魔導龍翼ではマナ・カートの補充は容易に出来る様に造られており、自分の機体の手で交換作業を行う事が可能。
これは緊急時、たとえば強敵との戦いの時などに行われる手法である。このときは凄まじい高度まで跳躍可能だが、龍槍術の技の威力が上がる代わり、命中させる難易度も跳ね上がる事になる。
ちなみに現在の『ドラケン』においては更にバージョンアップされた、魔導龍翼Mk-Ⅲが使用されている。
マナ・カートを使い切った機体は後退し、部隊の後ろで控えている運搬用従機『ドラッフェン・ブルート』よりマナ・カートの補充用カートリッジを受け取る。
Mk-Ⅲの魔導龍翼ではマナ・カートの補充は容易に出来る様に造られており、自分の機体の手で交換作業を行う事が可能。
ところで赤龍騎士団には、812年に新型機装兵『ソルダート・ロッソ』が配備されている。
これは機装兵『ソルダート』を、『ドラケン』に近いコンセプトで改修したものだ。
『ソルダート・ロッソ』は後発の新型機だが、新兵に配備するための物なので、扱いやすく簡易的に造られている。
このため、総合性能では『ドラケン』に劣る。
これは機装兵『ソルダート』を、『ドラケン』に近いコンセプトで改修したものだ。
『ソルダート・ロッソ』は後発の新型機だが、新兵に配備するための物なので、扱いやすく簡易的に造られている。
このため、総合性能では『ドラケン』に劣る。
- 機装兵の手によるマナ・カート補充が不可能。専門の工兵により、補充する必要がある。
- マナ・カート搭載数は4個まで。
- 一度に消費できるマナ・カートは1個まで。多数のマナ・カートを一度に消費しての超高高度跳躍は不可能。
[武装・特殊装備]
[魔導龍翼]Mk-Ⅲ
マナ・カートを消費する事で、爆発的な魔力を供給されて機体を高高度まで跳躍させる装備。
この装備には、空中での空力バランスを取るため、翼状の可変装甲が付属している。
プロトタイプ、Mk-Ⅰ、Mk-Ⅱはマナ・カートの有無を除いては性能面で変化は無かった。
Mk-Ⅲは魔力の運用効率や空力特性が更に改良され、跳躍可能な高度が格段に高くなった。
マナ・カートを消費する事で、爆発的な魔力を供給されて機体を高高度まで跳躍させる装備。
この装備には、空中での空力バランスを取るため、翼状の可変装甲が付属している。
プロトタイプ、Mk-Ⅰ、Mk-Ⅱはマナ・カートの有無を除いては性能面で変化は無かった。
Mk-Ⅲは魔力の運用効率や空力特性が更に改良され、跳躍可能な高度が格段に高くなった。