機装兵 ロイヤリタート


[解説]
聖華暦600年代に同盟軍が帝国や聖王国から輸入した機装兵レギオン、ミーレスは、700年代に至り次々に退役処分となっており、新型機装兵採用の声が高まる。この時期の都市同盟軍主力機装兵は、リャグーシカⅡ型やⅢ型、ヴェーチェル等々、ロココ設計所製の機体一色であった。
これに危惧を覚えたのが、都市同盟軍の上層部である。その時点の現状で、ロココ設計所と都市同盟軍の関係は、良好と言って差し支えない。だがしかし、万一ロココ設計所がそっぽを向く様な事態になれば、修理部品の調達やドクトリンの変遷による機体改良にも差し障りが生じる。
そこで都市同盟軍は、独自の機装兵開発に着手した。このときの都市同盟軍首脳部の不安感は並大抵のものでは無かった様で、タイプの異なる複数種の機装兵がこの時誕生している。
そのうちの一種類が、この機装兵『ロイヤリタート』シリーズであった。
これに危惧を覚えたのが、都市同盟軍の上層部である。その時点の現状で、ロココ設計所と都市同盟軍の関係は、良好と言って差し支えない。だがしかし、万一ロココ設計所がそっぽを向く様な事態になれば、修理部品の調達やドクトリンの変遷による機体改良にも差し障りが生じる。
そこで都市同盟軍は、独自の機装兵開発に着手した。このときの都市同盟軍首脳部の不安感は並大抵のものでは無かった様で、タイプの異なる複数種の機装兵がこの時誕生している。
そのうちの一種類が、この機装兵『ロイヤリタート』シリーズであった。
かつて聖華暦600年代に帝国から輸入したレギオンをベースに、同時期に聖王国から輸入したミーレスからリバース・エンジニアリングで習得した技術を投入して、ロイヤリタート最初期型は聖華暦709年、産声を上げた。
この機体は構造的には第五世代機兵であったが、その性能面、ことに素直な操縦性が著しく優秀であり、総合的に見て第六世代機兵に充分に匹敵した。故にロイヤリタートは、先例となった重機兵ガーラルと同様に、構造的には旧式であったものの例外的に第六世代機兵として扱われる事となった。
この機体は構造的には第五世代機兵であったが、その性能面、ことに素直な操縦性が著しく優秀であり、総合的に見て第六世代機兵に充分に匹敵した。故にロイヤリタートは、先例となった重機兵ガーラルと同様に、構造的には旧式であったものの例外的に第六世代機兵として扱われる事となった。
その後もこの機種は、近代化改修や現地改良機からの技術フィードバック、あるいは都市同盟軍研究所での再設計などを重ねて、地道な性能アップを重ねている。流石に開発当初の機体である、TypeⅠそのものは残っていないが、幾重にも改良を重ねたTypeⅣが、800年代の現在でもいまだに同盟で現役で使われている。
ちなみにTypeⅢは四肢が、TypeⅣとTypeⅤでは胴体も含めた全体が、フラタニティ・フレーム化されている。
ちなみにTypeⅢは四肢が、TypeⅣとTypeⅤでは胴体も含めた全体が、フラタニティ・フレーム化されている。
なお画像はTypeⅣの物である。各々のTypeごとに内部構造はけっこう変わっているが、TypeⅠ~TypeⅣについては外観の違いはほとんど無く、同一に見える。ただしTypeⅤは見た目で判る程度に形状が変わっている。
[バリエーション]
TypeⅠ:最初期の機体。聖華暦709年に実戦用初号機がロールアウト。
TypeⅡ:改良が加わり、運用コストや生産コストが下がった機体。性能は変化なし。聖華暦719年、シリウス戦役中にロールアウト。終戦直前に都市同盟軍の末端の部隊が、これを使用して参戦したとの逸話がある。この時点で、TypeⅠは全てがこのTypeⅡに改修された模様。
TypeⅢ:更に改良が加わった。胴体そのものは従来型であるが、四肢はフラタニティ・フレーム化される。これにより、TypeⅡに比してかなりの性能向上が為された。聖華暦779年にロールアウト。更にTypeⅡからの改修用キットも用意された。当時南部諸国間で行われていた百年戦争介入の際に機装兵スペーア等と並び主力として用いられる。この場合、侵攻作戦であった事から、専守防衛に特化した機体である機装兵シメオンの出番は少なかった模様。
TypeⅣ:プレイヤーキャラであるダライアス・アームストロングが加わった開発チームが、TypeⅢをベースに改良強化した機体。胴体までフラタニティ・フレーム化したため、性能面で著しい改善が見られる。更に扱いやすさ、安価さ、生産性、稼働率などなどの面でも大きくTypeⅢを上回った。良い意味で特徴が無いのが特徴で、全体的に高次元でバランスした名機。聖華暦820年にロールアウト。旧来のTypeⅢからの改修用キットが用意され、TypeⅢのほとんどがTypeⅣに改修された。
TypeⅤ:前述のダライアス・アームストロングが、ほぼ1人でTypeⅢを再設計し作り上げた、当時としてはバケモノ機体。ただし性能はバケモノ的だが、極めて扱いづらく、高価で、生産性が悪く、整備性が低いためもあり稼働率は最低ライン。TypeⅣとほぼ同時の聖華暦820年にロールアウトしたが、あっという間に生産中止になり、姿を消した。噂ではその高性能ゆえに、その他には目を瞑った一部マニアが今なお動態保存状態で保有しているとも聞くが……。
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