大回り乗車とは
通称「大回り」。例えば、山手線の1駅分をあえて逆回りに乗り途中28駅に停車し目的地に向かう、これが大回りである。
特例によりルールを守れば、運賃はどのような経路で乗っても変わらないというルールがある。
これを逆手に取ったのが大回り乗車である。
特例によりルールを守れば、運賃はどのような経路で乗っても変わらないというルールがある。
これを逆手に取ったのが大回り乗車である。
基本ルール
- 普通乗車券または回数乗車券を使用。(検札の時に便利)
- ICは大回り乗車に使わない。(ICだとだめな可能性がある。切符なら絶対大丈夫)
- 途中下車(改札を出る)はできない。
- 無人駅では列車からおりれない。(浜川崎など乗り換えのために降りるのはOK)
- 大回り可能エリアから出ない。(JRの近郊区間はこちらを参照)
NG例(小山~水戸):小山→安積永盛→水戸(東北本線&水郡線経由) →この場合、計2回のエリアまたぎを行うため正規の運賃(小山~安積永盛経由~水戸)を支払わなければならない。
(小山~黒磯) | (黒磯~矢吹) | (矢吹~安積永盛) | (安積永盛~常陸大子) | (常陸大子~水戸) |
(東京近郊区間) | (未所属区間) | (仙台近郊区間) | (未所属区間) | (東京近郊区間) |
- 同じ駅を2回以上は通れない。
- 会社をまたぐ大回り乗車はできない。
- 大回りが終わった時に改札で引っかかったら、必ず駅員のところで経路を説明し、運賃が足りなかったら払う。
- 改札外乗り換えは可能である。発駅から乗換駅までの運賃が、所持しているきっぷの運賃より高額となる場合、
運賃不足となり乗り換えることができない。大回りでは運賃不足になることが多い。 - 改札が違うところにあっても、同じ駅扱い(改札外乗り換えができる)だと経路重複はできない。
淡路町駅‐新御茶ノ水駅(丸ノ内線と千代田線)や東日本橋‐馬喰横山(浅草線と新宿線)など... - 特急や在来線グリーン車は課金すれば利用できる。
- 新幹線には一部区間除き物理的に乗れない。
各会社の特事情
JR東日本
- JRの大回りで、八丁畷駅京急ホームに降りることはだめ。
- 有楽町〜京葉東京間の改札外移動は、基本的に大回りでは利用できない。
- 折り返し乗車可能な駅がある。以下のような乗り方であれば折り返し可能。全て逆パターンの場合も可能。
武蔵中原方→(南武線)→武蔵小杉→(横須賀線)→横浜→(東海道線)→川崎方 |
川崎方→(東海道線)→横浜→(京浜東北・横浜線)→大口方 |
新川崎方→(横須賀線)→横浜→(京浜東北・横浜線)→大口方 |
上野方→(上野東京ライン)→東京→(中央快速線)→御茶ノ水方 |
熊谷方→(高崎線 特急の場合のみ)→高崎→(八高線)→北藤岡方 |
京成電鉄
- 大回り乗車はできない。
東京メトロ・都営地下鉄
- 改札外乗り換えは60分以内にしないといけない。
大阪メトロ
- 折り返し乗車などが一応可能
「普通券は、乗車経路の連続した最短経路によって片道1回乗車する場合に発売する。(28条1項)」
可能であるが、乗車マナー啓発の観点からご遠慮いただきたいと本部から言われてる。 - ニュートラルを経由する経路での大回りも可能。
- 改札外乗り換えは30分以内にしないといけない。
コメント
- めっちゃ助かりました。 -- 名無しさん (2025-09-07 11:14:52)