概要
発車メロディーとは、列車が発車するときに鳴る音楽のことを指す。JR東日本の発車メロディは特に有名である。
入線メロディについてはこちら
一番最初の発車メロディは1951年 豊肥本線豊後竹田駅とされている。その後、1971年には京阪電車などに導入され始めた。当wikiで主に扱うJR東日本は、1988年に仙台駅で発車メロディを初導入、その1年後には新宿駅と渋谷駅でYAMAHAが制作した発車メロディが使用開始した。
JR北海道
函館駅で唯一「旅立ちの鐘」が使用されていたとされていたが、近年になり、1990年ごろ旭川駅でピアノのメロディーが使用されていたことが判明した。ただし、旭川駅は試験使用だったのか短期間で使用停止になり、函館駅も全席指定化に伴い駅員ホーム配置がなくなったため2024年3月に使用終了。以降は函館駅の音源がホテルJRイン函館のチェックアウト完全完了チャイムとして聞ける。
JR東日本
発車メロディの代表格。1988年に仙台駅で発車メロディを初導入、その1年後には新宿駅と渋谷駅でYAMAHAが制作した発車メロディが使用開始した。その後はご当地メロディやユニペックスによる曲(清流,雲を友として等)が広まったものの、後者に関しては著作権の関係で宗次郎4曲は使用終了している。ただし、この頃に作られた「せせらぎ」「春」などは現在でも山程聞くことができる。2010年には新橋駅で広告メロディなるものが導入され、翌年には原宿駅も広告メロディとなった(期間限定)。現在、池袋駅ではビックカメラ、神田駅ではモンダミンの広告メロディが使われている。関東地方内ではほぼすべての駅に発車メロディが入っている。また新潟や東北でも一部駅に発車メロディがある(ただし途中切りは白河駅を除いてない)。
代表曲
- 清流
- 雲を友として
- 春
- せせらぎ
- JR-SHシリーズ
- Gota del Vient
- Water Crown
- Verde Rayo
- Cielo Estrellado
- 首都圏メロディー
JR東海
JR西日本
大阪環状線は全駅でイメージメロディが導入されている。また、山陽新幹線の主要駅では銀河鉄道999が流れる。しかしどちらも最近の話である。JR西日本は発車メロディではなく入線メロディと接近メロディに力を入れている。
JR四国
基本的にベルが流れている
JR四国では、発車メロディではなく、接近メロディにご当地曲を採用している
JR四国では、発車メロディではなく、接近メロディにご当地曲を採用している
JR九州
向谷実氏の発車メロディが新幹線各駅(西管轄博多を除く)や在来線6駅に導入されている他、肥前山口江北駅や津久見駅などで流れる。
私鉄
大手
東武
10両編成が走る区間では全駅で発車メロディが導入されている。これらはTOAのチャイムである他、独自曲としてPassenger、Stream(夜のストレンジャー)、Memoriaなどもあり、こちらの方が人気だが最近はご当地メロディなどで数を減らしつつある。
西武
ツーマン列車区間ではほぼ全駅で流れる。全てのメロディは5秒以下で構成されており、ご当地メロディも設定されている。
小田急・京王・京急
関東西側の3社はいずれも発車メロディはない。ただし各局共に接近メロディには力を入れており、多数のご当地曲が存在する。
京成
京成上野で唯一発車メロディが導入されている。
東京メトロ
メトロでは自社管理の駅ほぼ全駅(茗荷谷、北千住を除く)でメロディが導入されており、これらは全て駅、番線ごとに違う曲となっている。
東急
現存は南町田グランベリーパーク駅と東横線渋谷駅のみ。ワンマン化前は東横線の新丸子、武蔵小杉、元住吉でも流れていた。
近鉄
けいはんな線は全駅で、その他の線区は特急始発駅など一部駅に限られるが、発車メロディが導入されている。近鉄名古屋の発車メロディに限ってかなり長い。
京阪
一部駅にて向谷実氏の発車メロディを導入しており、当該駅では快速特急、特急とそれ以外では発車メロディが分かれている。各方面始発から終点まで聞くとオリジナル曲が1曲完成するようになっている。淀駅は始発の臨時特急で「牛若丸」「フィガロの結婚」が流れる。
阪急
一部ターミナル駅で発車メロディが導入されている。大阪梅田の発車メロディはメロディ数秒の後ブザーのようになるが、終電ではブザー部分が非常に長くなる。終電間際の「第三の男」は非常に有名。
阪神
向谷イズム溢れるサイン音が発車放送の前後で流れる。阪神なんば線開業前、旧放送時代は上下でメロディが異なっていたが、現在は共通。甲子園駅は春夏の高校野球開催時に矢鱈と接近メロディに力を入れる。
その他
メロディの導入はされていない。
地下鉄
Osaka Metro
長堀鶴見緑地線、中央線、その他で上下毎にメロディが設定されている。
埼玉高速鉄道
駅側を扱おうが、車載だろうが目黒線の例の曲。
東京都交通局(都営地下鉄)
全路線で、方面別に「素直な心」「メロディ」を採用している。
東京臨海高速鉄道
JR東日本でよく聞く、「Water Crown」「Cielo Estrellado」「Gota del Vient」の3曲を汎用として使っている。
東京テレポートでは通年でご当地メロディを使用している。
また、複数の期間限定メロディを採用したこともある。
東京テレポートでは通年でご当地メロディを使用している。
また、複数の期間限定メロディを採用したこともある。
名古屋市営地下鉄
「シュルルッ シュルルッ シュルルッ」という発車予告ホンがある。3000形のみ音色が明らかに違った。JR西日本同様接近メロディを重視しているため、駅側の発車サインはブザーである。悪くはない
横浜市営地下鉄
上下別に横浜市歌をアレンジした汎用発車メロディが設定されており、必ずフルコーラスが鳴る。関内駅などご当地メロディを採用している駅もある。
横浜高速鉄道(みなとみらい線)
ワンマン化前は全駅でオリジナル(日本大通りのみご当地)のメロディを使用していたが、ワンマン化で元町・中華街駅以外の曲は全滅した。
なお、過去にはみなとみらい駅で期間限定メロディを使用していたこともあった。
なお、過去にはみなとみらい駅で期間限定メロディを使用していたこともあった。