ウッディ
概要
アンディ・デイビスの一番のお気に入りとしているカウボーイ人形で、アンディのおもちゃたちのリーダー。アンディが幼稚園児の頃からのお気に入りで、ベッドの上に彼だけの場所を持っている。背中のひもを引くと録音された台詞をしゃべる。
実は1950年代の人気テレビ番組『ウッディのラウンドアップ』の主人公だったことが『
トイ・ストーリー2』で明かされる。また、「オリジナルのハンド・ペイントの顔。天然染めの牛柄ベスト。手縫いのポリビニル製の帽子」と説明されており、ウッディのベルトには銃の入っていないホルスターが付いている。
エピソード
ウッディはおもちゃの集会で翌週に控えたデイビス一家の引っ越し、そしてアンディが誕生日にもらうプレゼント(=おもちゃたちの新入り)について話し合う。アンディの誕生日プレゼントは男の子に人気のスペース・レンジャー、
バズ・ライトイヤーのアクションフィギュアであった。だが、バズには自分のことをおもちゃではなく本物のスペース・レンジャーだと勘違いしている困った一面があった。
バズはすぐに他のおもちゃたちの人気者になり、ウッディは疎外感と嫉妬にかられるようになる。 アンディも益々バズに夢中になり、ウッディ仕様の部屋の内装はバズ仕様のデザインにかわっていく。
ウッディは、外食の
ピザ・プラネットにアンディが一つだけおもちゃを持って行くことを聞く。ウッディはバズが選ばれるのではないかと危惧し、ラジコンカーの
RCを操縦してバズを隠そうとするが誤って窓から突き落としてしまう。
ミスター・ポテトヘッドと
ハムはウッディを「おもちゃ殺し」と非難する。誤解の解けないまま、ウッディはアンディに連れられてピザ・プラネットへ。
ウッディはピザ・プラネットでアンディの車に乗り込んでいたバズと再会する。怒ったバズはウッディと取っ組み合い、二人はアンディに置いていかれてしまう。バズはピザ・プラネットのクレーンゲームを宇宙船と勘違いし、乗り込む。バズとウッディは男の子に獲得されて家に連れて行かれる。
男の子は
シド・フィリップスといい、おもちゃを改造したり壊して楽しむ悪ガキだった。不幸中の幸いにも、
シド・フィリップスの家は
アンディ・デイビスの家の隣であった。引っ越しまでに脱出しようとするウッディはバズと和解するが、自分がおもちゃだと自覚し、自信を喪失したバズが
ザ・ビッグ・ワンの打ち上げ実験に連れ去られてしまう。ウッディは恐ろしい見た目のミュータント・トイがシドの被害者であることに気付き、彼らと協力。ポルターガイスト作戦でシドを懲らしめることに成功する。
ウッディとバズはRCに乗り込み、アンディの引っ越しのトラックを追う。シドの狂犬
スカッドの追っ手を振り切り、二人は協力してアンディの元へとたどり着く。その年のクリスマス、ウッディはクリスマスプレゼントの新入りにどんなプレゼントが来てもバズにはかなわない、と語り合う。やがてアンディのプレゼントが子犬だとわかると、二人は顔を見合わせて苦笑する。
ウッディはアンディとカウボーイ・キャンプに行くことを楽しみにしていた。しかし、アクシデントでウッディの腕はほつれ、ウッディは修理のために留守番をする羽目に。彼は音声再生機能付きペンギンの
ウィージーと久々に再会するが、彼はのどが故障しており、アンディのママにヤードセールに出されてしまう。ウッディはアンディの愛犬
バスターと共にウィージーの救出に成功するが、ウッディは謎の男に誘拐されてしまう。
翌日、あくまでアンディにこだわるウッディに対し、ジェシーは人間の女の子
エミリーに捨てられてしまった辛い過去を打ち明ける。プロスペクターはどうせ捨てられるぐらいなら博物館に展示されて日本の子供に喜んでもらうほうが幸せだと勧める。ジェシーの思いを理解したウッディは日本に行くことを決意。そこへバズと仲間たちがウッディ救出に現れる。ウッディは帰ることを拒否するが、おもちゃの幸せは子供と遊ぶことだと気付き、ジェシーたちに「俺たちと一緒に帰ろう」と提案する。喜ぶジェシーとブルズアイだが、プロスペクターは怒って帰り道をふさいでしまう。実はプロスペクターは未開封品ではなく、昨晩テレビをつけたのも彼の仕業であった。
アルはウッディたちをスーツケースに詰め、
トライ・カウンティ国際空港へと急ぐ。プロスペクターはウッディを捕らえようとするが、追ってきたバズたちに取り押さえられ、他の子供のリュックに入れられてしまう。日本行きの飛行機はウッディとジェシーを乗せたまま離陸を始めてしまうが、ブルズアイに跨がったバズがウッディをサポートし、二人は見事飛行機から脱出する。
キャンプから帰ってきたアンディは新しいおもちゃのジェシーとブルズアイがいるのを見て母親からのプレゼントだと大喜び。ウッディとバズはアンディが大人になっていく事実を受け入れ、仲間たちとこれからも一緒にいることを誓う。
大学生になったアンディは屋根裏部屋にしまうため、ウッディ以外のおもちゃをビニール袋に詰める。ママがその袋をゴミと勘違いしたことで、バズたちはショックを受ける。ウッディは彼らの誤解を解こうとするが、バズらは子供たちに遊んでもらえるよう、
サニーサイド保育園に寄付される道を選ぶ。ウッディも同行し保育園に着いた彼らは保育園のリーダー、
ロッツォ・ハグベアや
ビッグ・ベビーらの歓迎を受ける。永遠に子供に遊んでもらえる保育園で生きていくことを決めたバズらに別れを告げてウッディは保育園を出る。外に出たウッディは保育園の女の子
ボニー・アンダーソンに拾われる。
ウッディはボニーの家で彼女のおもちゃ、
ドーリー、
ミスター・プリックルパンツ、
トリクシー、
バターカップらに出会う。久々に子供に遊んでもらったウッディはアンディの家に帰ることを決意。トリクシーの調査によってボニーとアンディの家が近所であることを知ったウッディは喜ぶ。ウッディは帰り際に「サニーサイド保育園に行くことがあったら俺の友達によろしく」と伝えると、ドーリーたちは驚く。ピエロの
チャックルズによると、サニーサイド保育園はロッツォと一味に支配されたおもちゃの牢獄なのだという。ロッツォとチャックルズとビッグ・ベビーはかつて
デイジーという女の子のおもちゃだったが、自分を失くしたデイジーが新しいロッツォを購入していたことを知り、ロッツォの人格が変わってしまったのだという。サニーサイド保育園に寄付されたおもちゃは壊れるまで外に出ることはできないという。
翌日、ウッディはボニーのリュックに潜んでサニーサイド保育園へと舞い戻る。ウッディは部屋の隅に隠れていた
チャターフォンからロッツォの包囲網を教わる。ロッツォや子供たちに虐げられていた仲間たちはウッディとの再会を喜び、脱出を喜ぶ。しかし、バズだけはロッツォによって製品出荷時の状態に戻されており、敵の手先となっていた。
その晩、ウッディと仲間たちはチャターフォンから得た情報を基に練った脱出計画を実行に移した。ミスター・ポテトヘッドが囮となり、ウッディとスリンキーが鍵を入手。
バービーが
ケンに変装して
ブックワームからバズの取り扱い説明書を入手し、バズを再起動しようとするも、新たな人格であるスペイン語モードに設定してしまう。何はともあれ味方に戻ったバズと共にウッディたちはゴミ捨て場まで逃げ切る。しかし、チャターフォンを拷問したロッツォにバレてしまう。絶体絶命のウッディはロッツォの過去を暴露する。自分の都合でデイジーから切り離されたことを知ったビッグ・ベビーは怒ってロッツォをゴミ箱に投げ捨てる。ロッツォはウッディを道連れにし、
トライ・カウンティゴミ処理場へ連れて行かれる。
上から落ちてきたテレビに頭を打ち、通常モードに戻ったバズはウッディらとピンチを迎える。ゴミ処理場のベルトコンベアの中でゴミに埋もれてしまったロッツォはウッディとバズに助けられる。焼却炉を目前にし、ロッツォは自ら率先してコンベアの停止スイッチを押しに行こうと走るが、コンベアに流されるウッディらを見下ろすと「果たしてアンディは助けに来るかな?」とほくそ笑んで逃げ出す。焼却されそうになったみんなは手を繋いで覚悟を決める。絶体絶命のさなか、彼らは3体の
エイリアンの活躍によって救われる。
アンディの家に戻ったウッディと、他のおもちゃたちは別れの時を迎えていた。バズたちは改めて屋根裏部屋にしまわれることとなったが、ウッディはバズたちの将来を考え、彼らをボニーの家へ寄付されるように仕向ける。アンディはウッディの思惑通り、おもちゃをボニーに寄付することを決め、彼女に自分の大切にしてきたおもちゃたちの紹介をする。アンディはウッディを見つけて喜ぶボニーにウッディも譲ることを決意。アンディはボニーを交えてウッディたちと最後の遊びを楽しむ。
エンディングにて、ウッディは
ケンからの手紙で、サニーサイド保育園はロッツォの支配を逃れて良い場所になったと報告を受ける。
ボニーの保育園が冬休みに入ると、バービーとケンがボニーのハワイ旅行に付いていこうとボニーのリュックに隠れて家へとやってきた。しかし、旅行に連れて行ってもらえなかったケンはがっかりしてしまい、ウッディたちが疑似ハワイ旅行をプレゼントすることに。
ウッディはアロハの精神で二人を出迎える。バービーにブルズアイの乗馬を楽しんでもらった後、ドーリーやミスター・プリックルパンツとダンスを踊り、バービーらを楽しませる。
チキン・パレスから帰ってきたバズが
ニセものバズにすり替わっていることに気づいたウッディはバズの捜索作戦を開始するが、最終的にバズは自力で戻ってくる。
ウッディは他のおもちゃと共に登場する。
ジュリア・アンダーソンの車の中で、ジェシー、ウッディ、バズ、
レックス、ミスター・プリックルパンツ、ミスター・ポテトヘッド、トリクシーはホラー映画を見ていた。車が揺れた拍子にジェシーは箱に閉じ込められてしまい、トラウマを思い出して動揺する。
車がパンクし、ジュリアとボニーは
スリープウェル・モーテル*で一晩休むことにする。二人が寝静まった頃、ポテトヘッドがアメニティグッズを探しに行って失踪。そこからトリクシー、プリックルパンツ、レックスも次々と何者かに連れ去られ、結局、ウッディとバズも連れ去られてしまう。
ウッディは従業員用スペースの棚の中で仲間たちと再会。犯人のイグアナ、
ミスター・ジョーンズはオーナーの
ロナルド・トンプキンスのペットであり、トンプキンスはジョーンズが盗んできた子供のおもちゃをネットオークションで高値で売買していた。ジェシーとウッディが落札され、ウッディが梱包されてしまう。ジェシーは宅配トラックに載せられたウッディを助けるため、
トランジトロンの力を得て苦手な箱の中に入る。宅配員によって厳重に封をされてしまうジェシーだが、
コンバット・カールの教えを思い出し、落札者へのお礼の手紙に付いていたクリップを使って箱をこじ開け、ウッディを救出する。
ボニー親子がチェックアウトしようとしているのを見たジェシーは従業員用スペースのカーテンを開いてトンプキンスの悪事を暴露しようとするが、ジョーンズに捕まってしまう。ジョーンズの口の中にカールの右手を見つけたジェシーはさらにその奥にポテトヘッドの手を見つける。ポテトヘッドの手とジョーンズの引っ張る力を利用したジェシーはカーテンを開くことに成功し、トンプキンスの悪事はジュリアに暴露される。ボニーに回収されたジェシーはカールに別れを告げる。
恐竜好きのメイソンの遊び部屋は
クレリック*らバトルサウルスによって支配されており、ウッディとバズは彼らの餌食となってしまう。
『トイ・ストーリー3』から7年前、ウッディと仲間たちはアンディの家の路面に挟まったRCを救出するためおもちゃ引き揚げ作戦を実行していた。しかし作戦成功したのも束の間、ボー・ピープは他所の家に貰われていってしまった。
『トイ・ストーリー3』から2年後、ボニーの家に貰われたウッディたちはドーリーのリーダーのもとボニーのおもちゃとして暮らしていた。その中でウッディはボニーから見向きもされなくなっていた。ボニーがお試しで幼稚園に行くことになり、不安な彼女のためにウッディはリュックに潜んで密かに付いていった。工作の時間に、ウッディがこっそりサポートしてボニーは廃材を使って
フォーキーというおもちゃを完成させる。しかし、フォーキーは自分はおもちゃではなくゴミだと主張し、ゴミ箱に入ろうとする。ウッディはボニーのため、フォーキーを守り抜こうと誓う。
ボニーは幼稚園入園までの間、オートキャンプ場へ家族旅行へ行くことになる。旅行中もウッディはフォーキーの安全を守ろうとするが、遂にフォーキーは走行中の車内から外に飛び出してしまう。フォーキーを見つけたウッディはオートキャンプ場へ歩いていく最中、
セカンド・チャンス・アンティーク*からボー・ピープのランプの明かりが漏れているのを見つけ、店内に入る。ボーを知るという女の子
ギャビー・ギャビーと知り合うが、彼女とボディガードの
ベンソンがウッディのボイス・ボックス(音声再生機能)を狙っているに気付き、ウッディは逃亡するもフォーキーを捕まえられてしまう。
セカンド・チャンス・アンティークに戻ったウッディ、ボー、バズ、ダッキー、バニー、ギグル、デューク。フォーキーの救出を試みるも、ベンソンや店の猫
ドラゴンに追いかけられて失敗してしまう。ボニーのため何としてもフォーキーを助けようとするウッディだが、「ボニーじゃなくて自分のためでしょう?」とボーに諭されてしまう。
ウッディはフォーキーを助けるためギャビーにボイス・ボックスを渡すことを決める。ギャビーはセカンド・チャンス・アンティークの店主
マーガレットの孫
ハーモニーに気に入られることを夢見てボイス・ボックスを修理したがっていた。ボニーのもとに帰ろうとするウッディとフォーキーは、ギャビーとマーガレットの出会いの瞬間を見届けようとするが、ハーモニーは「いらない」とギャビーを置いて帰ってしまう。絶望したギャビーに同情したウッディはフォーキーにメリーゴーラウンドで落ち合おうと話すと、ギャビーのもとへ駆け寄る。ギャビーは投げやりになっていたが、ウッディの説得でボニーのもとへ行くことにする。ウッディの仲間を見捨てない心に動かされたボーと仲間たちが協力するために戻ってきた。
メリーゴーラウンドを目指す途中、ギャビーは
迷子の少女を見つける。ウッディとボーに背中を押され、ギャビーはボイス・ボックスを使って彼女に近寄る。迷子の少女はギャビーを気に入り、彼女を拾い上げて両親の元へと戻っていった。ギャビーに別れを告げたウッディたちはメリーゴーラウンドに辿り着く。ボー、ギグル、ダッキー、バニー、デュークに別れを告げ、名残惜しそうにバズたちのもとへ戻ろうとするウッディ。するとバズは「彼女は大丈夫だ。…ボニーは大丈夫だ。」と彼を後押しする。ウッディはボーと残ることになり、バズ、ジェシー、ブルズアイ、スリンキー、ポテトヘッド夫妻、レックス、ハム、プリックルパンツ、トリクシー、ドーリー、バターカップ、フォーキーに別れの挨拶をする。
移動遊園地に残ったウッディたちは射的の屋台で、なかなか当ててもらえない景品のおもちゃたちのために当たりを乱発し、おもちゃを子供に当てさせる手伝いをするようになる。
その他
『
カーズ』では、ミニカーとしてガソリンスタンドでのバズとの口論シーンを再現している。
『
ルイスと未来泥棒』では、背景の看板にジェシー、ブルズアイとともに登場している。
実写版『
ピノキオ』では、ブルズアイとともにからくり時計のモチーフとして登場している。
ゲーム
日本未発売のレースゲームでは、レーサーの一人として登場している。
ウッディは主人公の一人として登場。
『トイ・ストーリー』のステージにて、ウッディはブロックおよび背景に登場している。
ウッディは、
フロンティアランドのグリーティングキャラクターとして登場する。彼は馬泥棒の手がかり探しをプレイヤーに依頼する。
2013年10月22日に発売したフィギュアを読み込むことで、ウッディを『トイ・ストーリー』のプレイセットおよびトイ・ボックス・モードで使用することができる。
キャッチフレーズは「並外れたカウボーイ」の近接系キャラクター。近接技と遠隔技を併せもつウッディは相手に礼状を出して属性バフを禁止することができる。
コア・アビリティ |
空に手を伸ばして! |
必殺技 |
保安官の一斉検挙 |
特殊アビリティ |
君はともだち |
レベル12 |
基本級スキル |
荒野の仲間 |
レベル15 |
基本級スキル |
警護団 |
レベル20 |
上級スキル |
開拓地の正義 |
レベル20 |
上級スキル |
蛇ブーツの毒 |
レベル25 |
上級スキル |
この町の大掃除 |
レベル30 |
エリート級スキル |
俺の相棒 |
2023年6月13日に開始したシーズン2から登場する「トイ・ストーリー」のレーサー。タイプはスピードスターで、レアリティは「レア」。所有スキルは「ハック」「ショット」「クローク」「ラッシュ」。そのうち「ショット」と「ラッシュ」はレーサーがスターアップすると強化される。
ユニークスキル「ドローストリングラッソ」の効果は下表の通り。専用クルー「
ブルズアイ」によって強化することができる。
ノーマル |
投げ縄を前方に投げて、それがライバルに当たると一定距離、ダッシュする。 投げ縄が外れると、一定距離をダッシュする。 |
チャージ |
一定時間、攻撃オーラを発動して、接触したライバル1体をスタンし、ブーストゲージを補充する。 3回までスタック可能。 |
登場作品
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
声
最終更新:2024年09月08日 16:38