「ドリルの錆にしてくれるわ!!」
【詳細】
元ネタは『本家
ロックマン4』に登場する同名のロボット。
顔つきが凶悪になったほか、肩や脚部にドリルのパーツが追加されている。
続く
ワイリー城での最終決戦ではドリルを搭載した
無人戦車を操り、ワイリーの待ち構えるサーバー室前に辿り着いた
光熱斗を急襲、プラグインしてきたロックマンと再度 交戦した。
敗北後は戦車ごと自爆しようとし、立て続けの戦闘で疲弊していたロックマンを窮地に立たせるが、ギリギリで到着した
ブルースによって
デリートされた。
ワイリーが直接開発しただけあって、かなりの能力の持ち主。
自身の体を大型ドリルとする「ドリルモード」となり、そのまま高速で突進する『ドリルドライブ』が得意技。
身体のパーツは分離と遠隔操作が可能で、本体と共に波状攻撃を仕掛けることが出来る。
また、ストーリー上では
電脳世界の何も無い空間に穴をこじ開けて、別のエリアへのショートカットを構築するという芸当を見せた。
お陰でウラインターネット深部へも行きやすくなった。
ちなみに
バブルマンの兄貴分で、同じオペレーターを持たない者同士、仲が良かったらしい。
プロト奪取後にさっさとワイリーの元へ戻らずにロックマンを迎え撃った理由も、彼に倒されたバブルマンの敵討ちである。
登場時は「チ! 仕留めそこなったか!」と直接攻撃する気満々ではあったがワイリー城で再戦時に「ロックマン! 今すぐプラグインしてきな!」とナビ同士での真っ向勝負を望むなど、臆病で卑劣な一面が目立つバブルマンとは対照的に直情的な性格をしている。
【戦闘において】
終盤のボスにしてはHPが600(V2が900、V3は1,200)と低く、それ以前に戦う
プラントマンと
フレイムマンのHP1,000より400も下。
しかし、そのHPの低さを補うほどの戦闘力がないはずもなく、ドリルモードによる攻防一体の隙が少ない攻撃が特徴。
ダークシャドー系や
バジリコ系と同様、
フォルダの編成次第では詰む可能性がある。
ただ、HPが低いだけあって弱点を突けるチップやプログラムアドバンスを当てていければ、あっさり勝てることもある。
【使用技】
最初の
カスタム画面が明けた瞬間と怯んでいる時以外は「ドリルモード」になっていて、自らが突進しながら攻撃してくる。
ドリルマンの主力……というかほぼ常時行っている突進攻撃。
相手エリア最後方から3列全体にドリルを飛ばしてくる。
3列同時ではなく、それぞれ微妙にディレイが掛かっている為、上下に移動して回避する事が可能。
3列の内の2列は分離したドリルパーツで、本体のドリルマンがもう1列を担当している。
つまり攻撃しながら高速移動する攻防一体の技。
バージョンが上がるにつれて突進速度が増す。
本体には
キオルシン系のように、突進中でも攻撃を当てることが可能だが、この仕様のおかげで強化されるほどタイミングがシビアになる。
ドリル部分はガード属性で、ロックマンが正面から攻撃しても非常に通りにくい。
ドリルの1マス後方の部分はガード属性を持たないため、
ワイドソード等でも、すれ違いざまに攻撃を当てることが可能。
弱点もあり
「突進中に迎撃されると、ほぼ確実に相手エリアの最後列中央に戻る」という特性がある。
木属性チップやマヒ効果付きのチップなど、無敵の発生しない攻撃なら追撃が可能。
のけぞる時間が長く、この間に再度無敵の発生しない攻撃を当てることで
簡単にハメ殺しが出来てしまう。これを知っているかどうかで難易度が劇的に変わる。
地下から上空へ向けてドリルドライブをする技。
ロックマン側エリアの3マスを同時に攻撃する。攻撃に選ばれたマスは穴パネルとなる。
そのまま上空の空間に穴をこじ開け、そこへ後述のガレキを降らせる。ガレキの降るパネルは事前に黄色く点滅するので察知が可能。
こちらもV2、V3と進むにしたがって突進の速度が上がり、ガレキが落下するまでの猶予も短くなる。
かなりシビアだが、穴パネルを空けた瞬間のドリルマンに攻撃を当てられる(光っていないパネルで
イアイフォームを構えれば当たる)。
パネル塗り替えではないとはいえ、メタルステージでパネルをメタル化した場合は穴を開けずにドリルだけ飛び出していく。
HPが減ってくると使用する。
相手エリアの各列に穴が出現し、そこから一定時間の間、連続でドリルを発射する大技。
三つの穴のどれか一つにドリルマンが隠れており、攻撃でのけぞらせれば中断させられる。
攻撃の特性と対策そのものはドリルドライブと同じ。
ただし、パネルクラッシャーで出来た穴パネルで回避が非常に難しくなる場合もある。
【アニメ】
無印
第55話「ブルースの長い一日」で、とあるプログラムを強奪するために町工場の電脳世界に
ウイルス諸共侵入。
居合わせたブルースと戦い、数々の強力な剣技をいなしで優位に立つ。
ドリルアームによる攻撃中は真正面からの攻撃に滅法強く、
ベータソードすら通用しない。
町工場の社長の言葉を頼りにした炎山の攻撃により、真っ二つに斬り裂かれて断末魔とともにデリートされた。
また、こちらはバブルマンとは特に絡みが無い模様。
Stream
第29話「金庫破りの男」で
アステロイドとして登場し、
スラーにより小悪党「ラット」のナビとして授けられた。
後述のデータを探している中、炎山とブルースに追い詰められた際、突如現れたスラーからナビを上書きされる形で与えられている。
ドリルマンのパワーについて「流石はアステロイド。パワーが違う。」と述べていたことからアステロイドに関する情報は既に知っており、それでもなお悪事に使用することを望んだ人間の一人。
ラットはかつて
アメロッパのダウンタウンをアジトに、不正アクセスやデータ改竄などの細かい
ネット犯罪を繰り返していた悪人で、作中から4年前に逮捕され、3年半の刑期を終えて2週間前に出所したばかりであった。
出所直後、作中から20年前に「金庫破りのジャッカス」という犯罪者が用いていた「どんなロックも解除するプログラム」を完成させるために、電脳世界各地に封印された3つのデータを探し回っていた。
データ回収の際は、アクセス元を逆探知されないように複数の回線を経由するという手口で使用していたのだが、この手法自体が現代ではマイナーな古い手法であったため、炎山と
ラウルが疑問に思い、ハンター刑事と共に過去に関する調査を開始。
そして彼らは、現在は刑務所に収監されているジャッカスに辿り着く。
ジャッカスは現代より20年前に前述のプログラムと逆探知防止手段の2つを用いて、銀行や公的機関の電子マネーを盗み、一時はアメロッパ軍の機密情報までも盗もうとしてアメロッパを震撼させていた。
しかし、アメロッパ軍の機密情報にまで手を出したのが仇となり、
バレル大佐とそのナビ
カーネルにより居場所を特定され、逮捕された。
アメロッパ軍の機密情報の奪取に失敗した際、プログラムを構成するデータを三分割して電脳世界に封印していた。
そうしてアメロッパの刑務所に収監され服役している中で、ラットが犯罪者として入所してきて仲を深める。
しかし、ラットが交友を深める中でジャッカスに尋ねたのは、「どんなロックも解除する魔法のプログラム」を構成する3つのデータの在り処と、データ回収時に用いるための逆探知防止手段であった。
ラットの意図が分からず聞かれるままに答えたジャッカスであったが、炎山とラウルの面会にてジャッカスはラットがかつての自分と同じことをしようとしていることに気付く。
こうした経緯から、ラットは前述のプログラムを再発動させるべく、各地を回りドリルマンにデータを回収させる。
工事現場で最後の3つ目のデータを回収しようとするも行動パターンを読み先回りしたブルースと
サンダーマンとついに鉢合わせになり、直接対決。
最初はトリプルホール、ガレキ、ドリルドライブと連続攻撃で彼らを苦戦させるが、炎山とラウルがその場に駆けつけたため形勢不利に。
悪あがきとばかりにブルースとサンダーマンを足止めするために
ドリクロールを召喚し、ディメンショナルチップにより実体化。
CFブルースとの対決ではトリプルホールで先制攻撃をかけ、場所を読まれるとパネルクラッシャーで足元から奇襲し、ドリルドライブでとどめを刺そうとしたがカースシールドでブロックされる。
最後は真っ向勝負の末、ドリルドライブをかわされると同時に背後から切りつけられて深手を負い電脳世界に逃げるも、ドリクロールを全滅させたサンダーマンにサンダーボルトでとどめを刺された。
アステロイドとして復活してからは、足のドリルを独楽のようにして移動していた。
また、ガレキでの攻撃の際は「ガレキ!ガレキ!ガレキー!」と連呼していた。
そのほか、量産型
ダークロイドやアステロイド軍団の1体としても登場している。
コールドマンと同じく、アニメで熱斗&ロックマンとは戦っていない。
最終更新:2025年01月16日 21:12