独立傭兵の搭乗機であったらしく、
全身を構成するパーツは複数の企業の
製品の寄せ集めによるキメラ構成だが、
そのいずれもがルビコンではまだ
一般的に流通していない希少品である。
全体としては装甲を確保しつつ運動性を維持可能な
重量逆関節型をベースに2種類の格闘戦用武装を
主軸とした戦闘を想定した近接格闘戦特化機体として
構築されている。
自機より足の速い敵機には対処できない
明確な弱点を抱えており、
単独で多様な状況に対応する必要を迫られる
独立傭兵の乗機としてはやや尖りすぎた
コンセプトであろう。
弱点を補える僚機との連携が必要なはずだが、
回収された時点でそれらしい存在は見当たらず、
機体構成に合致しない無謀な戦闘に参加した末に
撃墜されたものと思われる。
パーツ構成
頭部:HC-4000 BOXER
RaDが開発した戦闘用中量級ヘッドパーツ。
装甲ではなく頑健なフレームが実現するAPの高さで
重量以上のタフネスを発揮する。安定性能も水準以上
で総じて打たれ強いが、索敵性能が犠牲になっている。
コア:AC-H-150 ISSA
BAWSがエルカノ製品とのアセンブルを考慮して
開発した重量級コア。
対爆破を中心に重装甲を確保しつつ、ブースター効率にも
優れており、生存能力に優れた機体を実現する。
腕部:EL-BA-RIGIDEZ
エルカノがBAWS製品を参考に近接適正を高めた試作モデル。
上腕と肘、手首のアクチュエーターを大型化したことで
近接格闘攻撃の威力を大幅に高めるが、内部構造の肥大に伴い
重量の重さに比して装甲は脆弱である。
脚部:DF-LR-11 TIAN-TIAO
大豊核心工業集団の開発した重量逆関節AC「天跳」の脚部パーツ。
「樹大枝細」の思想を取り入れた片持ち式関節構造により
特に垂直方向の跳躍力に優れ、堅牢さに比して運動性も良好だが、
重量が嵩む分水平方向の最高速度は伸び悩む。
右腕:BSHG−012−BEEHIVE
ベイラムが開発したバーストショットハンドガン。
シリンダーに装填したショットシェルを3連射する。
瞬間火力は高いがリロードが長く、残留衝撃も低いため
ACS負荷を効率的に与えるには工夫が必要になる。
左腕:HI−39:BU-NN“A
タキガワのパルス技術を結集したパルスナックル。
通常時にはパンチ攻撃の威力と速度を単純に強化するが、
チャージ時にはパルス障壁を発生させて叩きつけ、
攻防一体の打撃により特にパルスアーマーに有効打を与える。
右肩:WHISPER
メリニットの新機軸となるVTFミサイル。
誘導性能よりも爆発力を重視し、近接信管により広い
爆破半径を活かすことで命中率を底上げしている。
加速を乗せて射出することで最大の効果を発揮する。
左肩:44-141 BLSL
オールマインドが開発した爆破戦鎚。
通常時には本体の質量を生かした連続回転打撃を放つ。
チャージにおいて内蔵炸薬を点火、その推進力を活かした
跳躍からの叩きつけの圧力で前方に爆炎を噴射する。
ジェネレーター:DF-GN-08 SAN-TAI
FCS:FCS-G2/P05
ブースター:BC-0600 12345
コア機能:パルスアーマー
最終更新:2023年12月05日 11:36