ヴァスティアン・ヴァッシュが
廃工場から回収した詳細不明のAC。
ウルスラグナ、という機体名だけが確認できる。
メーカーも不明であり型番等も判明していないが、
規格そのものはACのそれに合致しており
AC用パーツとしての動作確認はできている。
交渉次第では販売してもらえるだろう。
機体特性としては、装甲と機動性のハイバランスを
志向した堅実なスペックだが、製造時期が最近である
らしく、そのポテンシャルはかなり高い。
ACの運用実態に即した、肥大化した
左腕や左膝のシールドをはじめとする
左右非対称のシルエットが特徴である。
武装構成は、全体として近接戦闘向け。
ナパームガンとフレアシミターによる
熱暴走でACSを脆弱化させた上で
スタッガーを積極的に狙い、ブレードドローンを
絡めた猛攻を仕掛ける想定であったことが窺える。
特徴的なのは、緑色の粒子を放出する
代替コーラル技術と呼ぶべき技術を
採用したジェネレーターであろう。
充填開始タイムラグが存在せず、安定した出力供給を
保証する一方で緊急チャージ機構がオミットされており、
その扱いは独特だが合致する新たな戦闘スタイルを
確立できる可能性を秘めた珍品である。
ブースターに関しても特殊仕様が採用されており、
アサルトブーストに代替する機能として
『グライドブースト』が使用可能である。
地上でしか発動できない欠点はあるものの、
発動後に全方位への滑らかな方向転換を可能とする
高速機動は立ち回りに大きな変化をもたらすだろう。
ブーストキックも通常通りの操作で使用可能である。
武装構成
右腕:ナパームガン
着弾地点周辺に継続的に燃焼を発生させる弾頭を発射する。
バズーカと同様の近接信管を採用し、命中性能を補完した。
弾速を重視した通常射撃と集弾率を犠牲にした6連射の
チャージショットを使い分けることが可能。
左腕:レーザーカービン
チャージ機構を配したフルオート連射型レーザー兵器。
弾速を犠牲に火力と衝撃を高めており、
エネルギー版アサルトライフルと呼ぶべき
扱いやすい武装に仕上がっている。
右肩:ブレードドローン
小型のレーザーブレードを採用した短射程自立端末。
離れた間合いに斬撃を放つことが可能で、
射撃武装と格闘武装の中間というべき特性を持つ。
チャージにより基部を連結し回転射出することが可能。
左肩:フレアシミター
高熱の火炎を放射する爆破属性の手持ち式ブレード。
使用頻度と命中性能に優れるが威力は控えめで、
熱によるシステム異常の蓄積に価値を見出すべき武装。
高速の連撃のほか、チャージで爆発を伴う斬撃を放つ。
最終更新:2023年12月05日 09:52