医療エリアの長椅子はよく手入れされていて、座り心地は悪くない。
 エリカはエヴァレットに呼ばれ、待機していた。隣には、ウズラマもいる。
 眼前のスライド式のドアを隔てた向こう側には、治療用の個室がある。

「……」

 ウズラマが手を重ねてきた。
 これは特に女性の友人同士のコミュニケーションにある、緊張を和らげるための非言語的コミュニケーションのひとつであり、ウズラマの気遣いによるものだろう。

「お気遣いなく。私の心拍数は正常です」

 見れば、ウズラマは眉尻を下げて目を潤ませていた。
 通常、そういった感情は当事者が持っているべきだが、ウズラマの場合は共感力が人一倍強い傾向にあるため、周囲の空気に影響されやすいようだ。

「私が不安だからって事じゃ、ダメ、かな?」

「ご随意に」

 そういう事ならば、ウズラマの手を握る。
 ストレスを軽減する事で、意識混濁のリスクを減らす。
 意識混濁による不具合発生は、ウズラマの脳に高い負荷がかかる。
 そしてダメージを受けた脳は更にストレスを溜め込む。
 日頃からストレスのケアが大切だと聞かされた以上、エリカも協力するにやぶさかではない。
 この頼りない先輩はしかし、エリカが疑似人格を定着させるまでに切り捨ててきた数多の要素を持っている。
 それを失うのは、エヴァレット“お嬢様”の業務に差し支える。

 エリカは再び、個室のスライドドアへ視線を戻した。


 ……お互いから採取した体細胞を用いた遺伝子診断の結果、間違いなく親子であるという判定が出た。
 無用なお節介で赤の他人を連れてきたものだとばかり思っていたが、どうやらステラの情報収集能力も侮れないようだ。
 思った事を口に出さずにはいられない性質なのは、些か承服しかねるが。
 エリカはまだ、ステラが初日にエヴァレットを侮辱した件を許したわけではない。

 スライド式ドアが開き、エヴァレットとステラが出てきた。
 先に口を開いたのは、ステラ。

「エリカ。落ち着いて聞いてほしいんだけど……余命は、どう頑張ってもここ数日が限界みたいだって」

 ステラに続き、エヴァレットが補足する。

「ナノマシン最適化プログラムの信号が未入力のまま放置して全身が虫食い状態となり、免疫力の極端な低下による腐敗が慢性的に続いた結果、末期癌患者に近い状態だそうです」

 エリカはエヴァレットにだけ視線を合わせる。

「了解しました。状態確認、ありがとうございます」

「驚かないの? 実のお父さんだよ?」

 ステラが驚愕する。
 自分の親でもないのに。

「元より、死を受け入れるつもりだった」

 最後に見た記憶を復元して分析したが、彼はどう考えても長生きできる状態ではなかった。
 もっとも、この頃には、こちらの素体の精神もとうに限界を迎え、半ば植物状態だったが。
 目を開けたままだったために、たまさか脳に記憶が残っていたに過ぎない。
 感情を伴う記憶ではないため、これを今更「どういう気持ちだったのか」と振り返る事もできない。

 が、現状だけで考えるなら、今は“父の死を受け入れる”という結論である。
 あれはいなくとも業務上、支障がない。

「……それは、ナノマシンがそのようにさせたから?」

 ステラの意図不明な質問。非効率だ。
 こちらも返答に窮するような質問で、さっさとそのおしゃべりな口を塞いでしまうべきだろう。

「質問で返すが、私はただ単に涙を流して悲しめば良いのか? 通常、私にその機能は備わっていない。貴様がお互いの貴重な時間を浪費してでもエゴを満たしたいのであれば、お嬢様からの許諾を得たうえで協力してやる」

「ご、ごめんって……そんなつもりじゃ――」

「――お嬢様。必要であればアーカイヴから情動パターンをいくつかダウンロードし、エミュレートしますが、いかがですか?」

 このように上長へ、YESかNOがはっきりしている質問をする。
 そうすれば、居合わせている第三者に対して間接的に、簡潔明瞭に伝える事ができる。
 今、何が最適解なのかを。

「不要です。それより貴女が必要とした行動を述べなさい」

 ――ほらね。真に理解してくださるのはお嬢様だけだ。

「御意。私は、父と話をすべきだと考えています。同伴者は……」

「エリカ。貴女に決定権を委ねます。好きになさい」

「ありがとうございます。それでは、父と私の二人きりにさせてください。終わり次第、報告に伺います。お嬢様の業務の邪魔はいたしません」

 エヴァレットは首肯し、ふとステラへ目配せしてからエリカへ視線を戻す。

「それと、本件において被害を最小限に抑え、貴女のお父上を生け捕りにできたのは、ステラの功績です。彼女に感謝しなさい」

「はい。お嬢様のご指示とあらば」

 簡単な内容だ。
 ステラに向けて会釈をした。

「V.Nステラ。お気遣い感謝する。しかし情報を集めるのであれば、あのような死にかけの独立傭兵などより、ベイラムのリオ・グランデを生け捕りにすべきだった。判断基準が些か不明りょ――」

 ――バチン。
 ウズラマによる平手打ちが、左の頬に命中した。
 ウズラマは手を下げず、両目に涙を浮かべ、歯を食いしばっていた。

「ウズラマ。体罰ですか」

「エリカちゃん……! 駄目だよ……親を、まるで、いない人みたいに……それは、私やお姉様、ステラちゃんの家族までをも侮辱する事になるってわからない!? エリカちゃんのお父さんと何があったかは知らないけれど、そういう言い方って……! っう、うぅぅ……!」

 ウズラマは、言葉の途中で泣き崩れた。
 発話が不明瞭なのは不具合発生ではなく、情緒不安定によるものだろう。
 ――断片的な単語から推定。ウズラマは「エリカが“親”という概念そのものを否定した」点に強いストレス反応があったものと思われる。形式上であれ謝罪による対応が最適。

 ――待って待って待って? 確かにひどい言い草かもしれないけど、あたしを置いて逃げてったってだけで理由としては充分じゃない? でも、許すよ。だって、その頃にはもう、あたし死んでたみたいなものじゃん。母さんも。ウズラマ先輩には悪いんだけどロボットごっこ人間はこういう“人情”ってものにとことん無理解だから、徹底的に奉仕しちゃうんだよね。なんていうかかつては親だったとしても、今は顔も名前も知らない他人って感じ。でも、それって、ウズラマ先輩に「行き着く先はこうなっちゃうの?」って不安を与える事にもなるか。反省、反省。

 ――不明なエラーを検知。
 なんだ、この、ノイズまみれの、くぐもった声は。
 どうして、自分と同じ声で喋るのか。

 ――あれあれ~? ホントにエラーなのかな、これ? お嬢様から貰った落書きを手に小躍りしていたのは紛れもなく、あたしだよね? あ――

 ――不明なエラーを解除。
 何かが千切れて焼けていくような錯覚があった。
 気を取り直してエリカは続ける。

「泣くほどの事でしたか。申し訳ございませんでした。付け加えるなら……私の家族関係は、大多数がそうであったように、比較的良好だったようです。いずれにせよ、私の身を案じてくださった事については、お礼を申し上げます」

「ううぅ、んひぃいい……にゃあ、にゃあ。はみがき、しゅくだい、あみだくじ。たらした なわ と くまさん くもさん トョヂュゴャモ! ハディヂヂヂ! シチューが柱を這っているの――」

「――リセットコード、送信」

「あ゛ッは! うにゃあ……」

 エリカは、ウズラマが痙攣しながら倒れ込むのを抱き止め、ステラに渡す。
 ステラは、浮かない顔をしていた。礼は伝えた筈だ。


「失礼します」

 ノックをすると医師が出てきて、目配せした。
 エリカは視線を返さずそのまま入室する。







 溶けかけの死体みたいな青い肌の男が、ベッドに縛り付けられていた。
 剥がれた頭皮が垂れ下がっているし、両目は白濁している。

「やっと、会えタ……やっと……」

 男の両目からとめどなく流れる涙は血が混じっていて、ベッドのシーツを少し赤く染めていた。
 自らの手で掴み取る事もできず、偶然生きながらえているだけの弱者が、何か感動的なものに出くわしたようだ。

「……元気に、していたカ? 仕事は、どうダ?」

「守秘義務に反する。貴様に話す事は何も無い」

「そうカ。元気なら、それでいイ」

 奥底にある記憶に呼びかけてみる。
 遺伝子情報――確認済み。
 声質――86%の一致を確認。
 輪郭――99%の一致を確認。

 ――違う。もっと、人としての記憶を……“思い出”を。

 ……思い出話など無意味だ。
 無駄だ。生ける屍同士が話をして、何の足しになる。
 企業が求めているのは、理論と利益のある情報。
 早々に済ませ、業務に戻れ。

 ――これが終わったら、父さんとはもう二度と会えない。生きている父さんとは。
 ――不明なエラーを解除。

「……」

「母さんは……一緒じゃないのカ」

「母さんは――母親は、今は生体コンピューターとして稼働中だ。今の代で15体目になる」

「――……! ……そう、か……それでは、もう、話をできる状態ではないのカ」

「……」

 首肯する。

「……すまなかっタ。やはり、私は父親失格ダ」

「愛情は間違いなく本物であったと記憶している」

「お前たちを愛していながら、巻き込んで、置いて逃げタ……どう言い訳しても、それは変えられない事実ダ。恨まれても仕方なイ」

「恨みはない。だが、不可解だ。何がきっかけで、下層市民救済を訴える人権活動を初めた? この数年間で、どういった活動をしてきた? 今は、特定の勢力に加担しているのか?」

「……企業がすべてを握っていれば、利益に還元されないと判断された者達は、いかなる理由であっても、使い捨てられル。人間としての居場所を、尊厳を失ウ。二度と、取り戻せなイ」

 ――そうだったね。覚えてる。父さんは、困っている人を絶対に見捨てなかった。母さんは、そんな父さんにべた惚れして「どんなに険しい道でも構わない。隣を歩かせて」とプロポーズしたんだったよね。結婚記念日のたびに聞かされてさ。「その話あたしが物心つく前からしてない?」って聞いたら、照れ笑いしながらお互い見つめ合っちゃったりとかして! きゃー!
 ――不明なエラーを解除。

「格差と搾取は正当化され、そのために数多くの友人達が餓死していっタ。それが許せなかっタ。それから復讐のためにルビコンへ来て、相手を他の誰かが先に殺して、宙ぶらりんで死に損なって、こうなっタ。ちなみに、特定の勢力には加担していなイ」

「貴様の行動理念は理解した。私はアーカイヴから数多の論文をダウンロードし、インストールしている。人は、常に価値を示さねばならない。己の価値を裁定するのは他者のみだが、己の価値を証明するのは己の責務だ。それを怠った者達が苦し紛れの言い訳に、自らを弱者と称しているに過ぎない」

「論文の受け売りカ? 自己責任論はここ十数年のトレンドだナ。アーキバスから出ている物だけではバイアスを解消できなイ」

「詭弁は無用だ。この場での討論ごっこは何ら意味を成さない」

「お前は、まだ若イ。たくさんの人達と接して、色々な考え方を吸収するといイ。そうすれば、私よりずっと柔軟に、広い視野で見えてくル。きっと、大切な誰かを失わずに目的を達成できル……私のような失敗は、しないでくレ」

「……」

「他に何か聞きたい事はあるカ? 何でもいイ。今、この数年間で一番、頭がスッキリしているんダ」

「……後悔は? デモ活動を、しなければ良かったとか」

 これに関しては、意地悪な質問をしてしまったかもしれない。
 彼自身と、そしてエリカの疑似人格を否定する事になる。
 この素体はファクトリーのおかげで生まれ変われた。
 平凡な、何者にもなれない小市民的なお人好しから、栄えあるアーキバスの強化技術研究の礎……つまり――
 ――つまり、あたしは“お嬢様”にとっての特別な存在になったの! あたし、お嬢様だ~いすき! かっこよくて、目標がハッキリしていて、意外と優しいし!
 ――不明なエラーを解除。


「それについての後悔はしていなイ。今、一番大きな後悔は……ファクトリーでお前達を置いて逃げた事ダ」

「あのデモ活動の参加者は全員が拘束され、再教育センターならびにファクトリーへと提供された。アーキバスとしては多少の足しになったが、貴様らは何一つ成し遂げていない」

「徒労にはならなイ。ルビコンの今が、それを証明していル」

 確かに、吹けば飛ぶ筈だった解放戦線が今やアーキバスやベイラムと渡り合えてしまっている。
 封鎖が解除された今、ファーロンを始めとした様々な企業が政治的観点から解放戦線に味方し始めている。

「力のある強大な組織に従属し、疑問を持たず、部品としての自己認識を徹底すれば、ああも血まみれになってまで自由を手にする事はなかった。生存とは、価値の証明と引き換えに与えられる権利だ」

「ふふ……頑固だナ」

「何がおかしい」

「娘に反抗期があったら、こんな感じだったのかもしれないと思ってナ……お前は昔から、自分を抑え込みすぎるところがあったかラ」

 確かに、反抗期らしい反抗期は無かった。
 家族関係は極めて穏やかで良好だったし、この父親は、いつだって……

 ――父さんは、いつだって、あたしを一個人として見てくれていたし、いつだって、あたしの望む距離感で接してくれていた。あたしが悪い事をしちゃったら、叱ってくれた。どうしてそれが悪いのか、ちゃんと説明してくれた。時には、考えさせる時間をくれた。反抗、しようがなかった。だって父さんの“優しさ”は、母さんと同じくらい信頼できたから。

 ――不明なエラーを解除。


「……話は以上か?」

「ああ。他は話す価値のない、愚痴になってしまウ。そんなもの、お前が受けてきた苦痛に比べれば……私は……」

 あとはコーラル応用技術による自白プログラムを打ち込んで、洗い浚い吐き出してもらうだけだ。
 脳に注入したコーラル化合物に電気信号を流す事で、対象は尋問に対し無抵抗となる。
 そして、当然ながら大半は、その負荷に耐えきれず脳死状態へと陥る。
 踵を返し、男に背を向ける。

「貴様の処遇は、追って伝える」

「不出来な父親で本当にすまなかっタ。たとえ許されなかったとしても……私は、愛していル……」

 エリカは何も返さず、スライド式のドアへ向かう。
 またしても、胸の中が痛みを訴える。
 勝手に始めて、勝手に巻き込んで、勝手に終わらせたつもりになって、勝手に満足して逝くこの男への憎悪か。
 かつて大切な日常を守ってくれていた、敬愛する肉親が消えゆく事への悲嘆か。

 通常、感情というものは“人である事を許された者達”だけが持って良い権利だ。
 ジャンクパーツ同然だったのを“修理”して使えるようにしてもらった身分で、創造主と同等の権利を望むのは分不相応だ。

 ――そう邪険にしないでよ。表に出てきていないだけで、ずっと同じ場所にいたんだから。どんなに否定しようとしても、感情は消えない。ベッドのシーツに燃え移った火と同じ。払い除けても、何もかもを焦がしていく。あたし達が連れ去られた、あの夜と同じ……――
 ――不明なエラーを解除。

 この身体は生き人形に徹してこそ、主を喜ばせるに足る筈なのだ。
 個室を出るなり、ウズラマとステラが長椅子から立ち上がった。

 エヴァレットに喜んでもらうには、企業の求める最適解が必要だ。

「話は終わりました。あの男は用済みで……――ッ」

 ――指定外の情動パターンを検知。
 緊急リセットプログラム――ブロックされました――緊急リセットプログラム――ブロックされました――緊急リセットプログラム――ブロックされました――無効化。以降は使用できません。

「エリカちゃんのバカ。泣いてるじゃん……ちゃんと、泣けるじゃん……」

 エリカに言わせてみれば、ウズラマのほうが涙の量も多く、明確に“泣いている”のだが。

「前例のない誤作動です。復旧まで時間をください」

「……それは、誤作動なんかじゃないよ、エリカちゃん」

 正面から強く抱きしめられ、エリカは身動きが取れなくなった。
 本気を出して突き飛ばせば動けるが、それをする利点よりもデメリットが大きい。

 ふと、エリカは、もらい泣きのメカニズムについての知識が脳裏によぎった。
 前頭前野は共感を司っている。
 ウズラマはAIによる最適化を何度も繰り返しながら、元の人格を50%以上保持している。
 社会生活を視野に入れるなら、円滑な人間関係を築けるという点で優れている。
 エリカにはない、ウズラマの明確なセールスポイントだ。

 ――……もっとも、それはあたしに求められた役割じゃない。
 主以外の者には冷徹非情であってこそ、ちょうどいい筈なのだ。

「気が済んだら開放してください。お嬢様へ報告せねば」

「それは、私のほうで……やっとくから……ゆっくりしてて」

 ステラまでもが泣きながら、途切れ途切れに言葉をひねり出していた。
 他人の死骸を見て落涙するほどに脆弱な涙腺を持っているなら、何故、このような仕事をしているのか。
 去りゆく足取りも生気を著しく欠いており、意気消沈なのは誰の目にも明らかだ。
 あれでまともな報告ができるというのなら、ぜひ隣で聞いてみたい。

「ウズラマ。貴女はともかく、ステラがあのように泣く理由が不明です」

「……たぶん、エリカちゃんの事を考えて、複雑な感情が溢れちゃったのかも」

「……」

 ――……みんな、あたしなんかのために、そこまでしてくれなくていいんだよ。どうせ、もう死んでるんだからさ。
 ――不明なエラーを解除。現在、発生中のエラーは0件。システム、通常モードに移行。

 原因不明の情動パターン異常は止まった。
 次なる指示を確認しに行くため、ウズラマの手をどける。

「もういいの?」

「はい。待機時間を今から15秒以上延長した場合、業務に支障が出ます」

「そっか……つらかったら、我慢しなくていいからね」

「お気遣いなく。私の心拍数は正常です」

「私が不安だからって事じゃ、ダメ、かな?」

「ご随意に。それと……ありがとうございます」

 ……急がねば。
 ステラは手ぬるい。きっと自白剤の提案はしないだろうし、話題に登ったら猛反対するだろう。
 その点は、家族である自分が押し通せばいい。ウズラマとステラのいない時に。

 容赦などするものか。
 叛逆者の末路など、そういうものだ。




音声記録:コックピット内の会話
残骸から抜き取った音声データ
パイロットが、外部からの侵入者によって
人質になっている最中の会話と推定される
----------
女性の声:
私からは“協力者”の名前は明かせないけど、
情報は同じくらいか、それ以上は持ってる
あんたの知ってる娘じゃないかもしれないんだぞ?

男性の声:
生きているなら、それでいイ……
とにかく……娘を、頼ム
私はもう、長くは――ゴホッゴホッ

女性の声:
おい、あんた、大丈夫か!?
口から血が……くそ!
あんた、内臓出血してるな!?
もうちょっとだけ我慢して!
私も、あんたと目指すところは同じだ
ああもう、モタモタしてる間に相手が死にそう!
ちょーっと待ったー!



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投稿者 冬塚おんぜ
最終更新:2024年01月06日 12:51