バット星人

「バット星人」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

バット星人 - (2021/01/10 (日) 11:17:35) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/11/05 Sat 18:41:32
更新日:2024/04/11 Thu 19:16:16
所要時間:約 5 分で読めます





バット星人とは『帰ってきたウルトラマン最終話で登場したラスボス宇宙人




身長:43メートル
体重:2万8千トン
別名:触角宇宙人
出身:バット星


宇宙征服を目論む宇宙人で、ウルトラ族抹殺のためにM78星雲・光の国への侵攻を計画。
連合艦隊を率いて光の国に大戦争を仕掛け、さらに当時地球に滞在していたウルトラマンジャックを狙い地球にも姿を現した。


しかし光の国は、ウルトラ兄弟をはじめとした超人達の巣窟。
そんな星に喧嘩を売るだけあって、バット星人側もそれ相応の技術を保有している。
その技術とは


宇 宙 一 の ゼ ッ ト ン 養 殖 技 術


である。
なんと最強怪獣の呼び声高いゼットンを自在に養殖し、育成することができるのだ。



劇中でバット星人は、初代以上のパワーを持つ二代目ゼットンを用意して地球に襲来。
ゼットンに敗れた経験を持つ初代ウルトラマンも、光の国から郷秀樹=ウルトラマンジャックにテレパシーを送って危険を呼び掛けていた。

しかしこのゼットン、パワーはともかく外見は豚のように太っており、正直かなり弱そうな個体であった(詳細は「ゼットン」の項目を参照)。
やっぱ養殖はダメだな。

ゼットンを操りながら自身も巨大化し、ウルトラマン及びMATを襲撃。2対1でウルトラマンを追い詰める。

…が、隙を見せた所をウルトラクロスで貫かれて死亡。
残されたゼットンもスペシウム光線を受け、本当に初代より強いのかとツッコみたくなるほど普通に倒されてしまった。



戦いの終わり、ウルトラマンと融合し完全に一つの存在となっていた郷秀樹は、光の国を守るために地球を去ることになった。

その後、ウルトラ戦士達の活躍によって光の国に侵攻したバット星人も大敗に終わったらしい。

ちなみに後年、この戦争の原因となったのは、科学者であるウルトラマンヒカリが作り上げた「不死身を可能にする技術」であり、
バット星人側が情報開示を要求し、光の国がそれを拒否したことによって引き起こされた戦争であったと、『ウルトラマンメビウス』の時期に後付け設定が行われている。



このように劇中では微妙な活躍に終わっているが「戦争」の設定により、番外編や裏設定ではそこそこウルトラシリーズの歴史に名を残している。










が、ついに映像作品で復活。
ウルトラマンシリーズ45周年を飾る黒幕として、再び姿を現すのだが…



バット星のイケメンでした。

どうやら以前地球に現れたのは、バット星におけるお前らだった様子。

なお、この個体が特別唯一イケメンということではなく、『サーガ』以降はこのデザインのバット星人がデフォルトとなる。
言ってしまえば『メビウス』以降度々見られるテンペラー星人ヒッポリト星人のようなリファイン宇宙人の一体。
リファインによって別名の由来となっているチャームポイントの「触覚」が全然目立たなくなってしまってるのはご愛嬌……


身長:2.5メートル
体重:80kg

「これは警告だ…。私の実験場から立ち去れ。目障りだ!」
CV:東国原英夫


かつて「ウルトラ抹殺計画」を目論んだバット星人達のエリート。
マッドサイエンティスト系の悪役であり、ある目的のためにマルチバースを渡って様々な次元から生命体を連れ去っている。

声は何と宮崎県知事こと東国原英夫(旧芸名:そのまんま東)。
東国原はバット星人を演じるにあたり、おかひでき監督から「高貴な悪役のイメージ」を依頼され、
美輪明宏をイメージして役作りを行ったとのことである。


【主な活躍】

◆『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター
今作の敵・ビートスターの宇宙を滅ぼした邪悪な侵略者として語られる。
その存在感は、機械であるビートスターをも恐怖させ、あのゾフィー達に不穏な空気を感じさせる程。


◆『ウルトラマン列伝
怪獣墓場で集めた怪獣を再生・改造し「怪獣兵器」を量産。
アントラーキングパンドンブラックキングベロクロンタイラントの怪獣兵器5体がウルトラ兄弟と戦いを繰り広げる。


◆『ウルトラマンサーガ
滅亡の邪神「ハイパーゼットン」を覚醒させ、死をもたらすとなって全宇宙に君臨しようと目論んでいる。
ウルトラマンのいない次元の地球「フューチャーアース」を制圧して人類をほとんど消し去り、残された者達の「絶望」をハイパーゼットンの糧にしていた。

誕生したハイパーゼットンの圧倒的な力でウルトラマンゼロウルトラマンダイナウルトラマンコスモスをまとめて叩き伏せた後、ゼットンと融合。
が、敗れた3人が合体戦士ウルトラマンサーガとなって再び立ち上がり、最終決戦を繰り広げる。

戦いの末、拳に全エネルギーを集めたサーガの最強技「サーガマキシマム」が、ゼットンを突き抜けて内部のバット星人を叩き潰し、撃破された。




こうしてバット星人との戦いに終止符が打たれた……と思いきや、『ウルトラゼロファイト』にてバット星人の別個体・グラシエが登場。





『サーガ』のイケメンバットが知能派だったのに対し、グラシエは武闘派エリートのイケメン。
しかしゼロを倒すための策を幾つも張り巡らせており、只の脳筋ではない。

怪獣墓場からインチキ効果で様々な怪獣を蘇らせ、その中から選りすぐった「地獄の四獣士」を使役してゼロを苦戦させる。
ちなみに四獣士のチョイスはレッドキング、ガルベロス、ベムスターガンQと何とも言えないものになっている。

四獣士を倒された後は、怪獣達は捨て駒に過ぎなかったことを明かし、怨念に満ちた四獣士の魂を取りこんで巨大化し、直接対決を挑む。
この時、武闘派らしい戦闘能力を見せつけ、体内から取り出したでの斬撃や衝撃波などを繰り出した。
最初は、命を弄ぶ行為に怒ったゼロに押されるが、自分を倒すと、グラシエの力で蘇生したピグモンも死ぬことを教えて動揺を誘い逆転する。

しかし、ピグモンに自分の命よりもグラシエを倒す様説得されたゼロが、二つのモードチェンジの姿に分身。
ルナミラクルゼロに、取り込んでいた魂を分離、浄化されて弱体化しストロングコロナゼロのガルネイトバスターで倒されてしまった(ピグモンはルナミラクルの力で完全蘇生された)。

だが倒される直前、黒幕がいるような発言をしている。


余談であるが没案に巨大化したグラシエは吸収した地獄の四獣士全ての能力が使えるというものがあり、
DVDに付いている冊子の中にガンQの力とベムスターの力を使い戦うグラシエという未使用絵コンテがみれる。


◆『ウルトラマンタイガ
第18話「新しき世界のために」に登場。
地球人に化け、小森セイジと名乗ってピット星人の水野ヒトミと共に地球で静かに暮らしていたが、霧崎に成長中のゼットンが入ったカプセルを渡されて唆され、地球に暮らす宇宙人達を解放する為に地球人社会を転覆させようとする革命闘士となった。
そんな時、暴漢達に襲われていたところをEGISのホマレに助けられた事から、彼と友情を築き上げるようになる。
だが革命を狙う意志は変わらず、ついに成熟したゼットンを召喚して革命行動を開始し、ホマレと戦う事になる。
そしてタイガにゼットンを倒され、ヒトミからも説得されて革命を諦め、ヒトミと共にどこかへと引っ越していった。


ビジュアルが笑いを誘うブサメンバットとゼッ豚…
存在が恐怖の対象となるイケメンバットとハイパーゼットン…

地球以外にも、リア充と非リアの格差は確かに存在していたのである。



追記・修正はゼットンの養殖に成功してからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/