戸田英一/スクィッドオルフェノク

登録日:2010/09/03 Fri 00:32:56
更新日:2020/06/27 Sat 09:54:13
所要時間:約 5 分で読めます






いいか?これはな…戦いなんだよ。人間対オルフェノクのな……。

だが今の所俺達の方が不利だ…。なんせ人間の方が圧倒的に数が多いからな…。
だが俺達は……仲間を増やす事が出来る。


戸田英一とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー555』の登場人物である。
本項目では彼が変化するスクィッドオルフェノクについても記述する。
同作から16年後に連載されたスピンオフ漫画仮面ライダー913』にも登場した。

演:影丸茂樹




【概要】



ハーイ!それじゃご紹介しま~す!こちらがあなた達の先輩の…戸田英一さんで~す!
なんと今日からあなた達の教育係を務めてくれる事になりました~!
2人共、戸田さんの言う事をよく聞いて早く一人前のオルフェノクになってね♪お姉さん、応援してま~す!

お前達、オリジナルか?

“オリ…ジナル”?

オリジナルは死を経験した後、オルフェノクとして覚醒する。誰の手も借りずにな。

“オル…フェノク”…?

もう人間じゃないってこった…。

第5話に登場した、スマートブレイン社に与するオルフェノクの男性。

当初はファイズギアの奪還を目的として行動しており、九州からフェリーで東京に来た乾巧達を駐車場で待ち伏せしていたところ、
スマートレディ(に言伝を頼んだ村上峡児)からの社長命令を受け、新たに「オリジナル」として覚醒した木場勇治長田結花の教育係を渋々ながら引き受け、
彼ら2人の先輩として『オルフェノクとは何たるか』について教える事となる。
この時の本項目冒頭の発言からも、スマートブレイン関係のオルフェノクに多い『オルフェノクは人間ではない、故に互いに相容れない存在である』という思想が窺える。
但し、同じオルフェノクの木場と結花に対してはどこか憐れむような同情的な挙動が目立つ。

一方、人間に対しては冷淡であり、この時呼び出したアルバイトの青年をいきなり殺害し、彼の末路を見せつける形で2人に『仲間の増やし方』を教えている。
戸田の『教育』に大きな衝撃を受けた2人は当初、「憎んでもない人を襲うなんて…」とオルフェノクの仲間を増やす事=人間の殺害には否定的だった。
尤も、2人共ここに至るまでに憎しみに突き動かされるまま、衝動的に人の命を奪ってしまっているのだが……。

後日、木場、結花と共に喫茶店に来店。時計の時間を確認すると不意にスクィッドオルフェノクに変化し、隣の席でやたら咳払いしていた青年を殺害。
2人に対し、「やれ、お前達も!」と自分と同じように人を殺す事を命じながら、今度は喫茶店のマスターと他の客にも手をかけた。
その光景に恐れをなした木場は結花を連れて一目散に逃げ出したが、直後にその喫茶店へ巧が来店。
実はこの喫茶店は巧がかつてバイトしていた店で、店を畳む前にマスターの最後のコーヒーを飲もうとしていたのだった。
しかし、巧の必死の叫びも虚しく、マスターはスクィッドオルフェノクの墨を食らってそのまま命を落としてしまった。

この時、巧はファイズギアを持ってきてなかった為、園田真理と逃走。
その為、菊池啓太郎にベルトを持ってきてもらう羽目になってしまうが、スクィッドオルフェノクは無防備な巧と真理を執拗に追跡する。
木陰に隠れていた2人を追い詰めるが、危うい所で啓太郎からファイズギアを受け取った巧がファイズに変身した事で形勢逆転。
マスターの仇と言わんばかりに奮戦するファイズの猛攻に圧倒され、そのままクリムゾンスマッシュの直撃を受けてしまう。

だが、全身から青い炎を上げて倒れながらもすぐには息絶えず、そのまま逃亡。
逃げ出している最中の木場達2人の下に車で現れると『最後の授業』と称して自らの『』を見せつつ、再び全身から青い炎を吹き出して倒れた後、灰化。
『オルフェノクの死』がどういうものかを身をもって示すという形で今度こそ最期を迎えたのだった。


最後の授業だ!

オルフェノクの死を…お前達に教える。

完全な消滅。それが、俺達の……死だ……!

戸田の死にショックを隠せない2人だったが、そんな彼らの背後から先程喫茶店で真っ先に戸田に殺されたはずの青年がよろめきながら現れる。
息を吹き返した彼の姿は、徐々に蛇のオルフェノクの姿に変わっていった。
そう。彼こそが先の喫茶店襲撃の際に唯一オルフェノクとして覚醒を果たし、後に木場達2人の仲間となる海堂直也その人であった……。



【スクィッドオルフェノク】


偶然だな…。お前がファイズか!?

身長 217cm
体重 141kg
種族 オルフェノク
生物モチーフ イカ
所属 スマートブレイン社
特色・力 墨を放つ棍棒
姿を消すマント
クリーチャーデザイン 篠原保
初登場回 『555』第5話「オリジナル」

戸田英一が変化する、イカの特質を備えたオルフェノク。
武器は手に持つ棍棒で、その先端からオルフェノクエネルギーの墨を人の顔に吹きかけ、窒息状態にして殺害する。こらそこ、顔射って言うな。
犠牲者の顔面に纏わりついた墨は瞬く間に体内に侵入し、心臓を焼き尽くす形で使徒再生を行う。
縦に長い頭部や下半身に纏ったローブ、マントを羽織った姿からも推測出来るように、裏モチーフは神官。
また、スマートブレイン社の応接室で変化した際にはシルエットの触手が妖しく蠢いており、これを利用した戦い方を『913』で披露している。

これといって特筆すべき能力は持たないが、一撃で大木をへし折る程の膂力を持つ他、イカの怪人らしく、ある程度の攻撃に耐えうる軟体で相手の攻撃を受け流す柔軟性も併せ持つ。
更に先述のように植物園での熾烈な格闘戦の末、ファイズのクリムゾンスマッシュを受けて青い炎を上げながらその場に倒れるも、
辛うじて木場と結花の所まで赴いた事から、かなりの耐久力を持ち合わせているものと思われる。
他にも劇中未使用だが、背中のマントを使って自身の姿を消す事も出来るとされる。

巧のかつての恩師だった喫茶店のマスターを始め、アルバイトの青年や喫茶店の客など、無辜の人々をその手に掛けた罪人(つみびと)ではあったが、
彼がいなければ海堂直也は『555』という物語に深く関わる事は無かっただろう。
こういった形で劇中において木場達3人に決して少なくない影響を与えた事やその散り様から、僅か1話限りの出番ながら視聴者の印象に残る人物となっている。



【語録】

上記のように僅か1話限りの登場ではあるが、オルフェノクに覚醒して間もない木場と結花の教育係を任されるだけあって含蓄ある発言が多い。
もしかしたら演じた影丸氏がメタルヒーローシリーズやウルトラシリーズで活躍した名優である事も関係しているのかもしれない。
  • こっちはもう戦闘態勢に入ってるんだぜ!
  • お前達、オリジナルか?
  • オリジナルは死を経験した後、オルフェノクとして覚醒する。誰の手も借りずにな。
  • もう人間じゃないってこった…。
  • いいか?これはな…戦いなんだよ。人間対オルフェノクのな……。
  • だが今の所俺達の方が不利だ…。なんせ人間の方が圧倒的に数が多いからな…。だが俺達は……仲間を増やす事が出来る。
  • 何驚いているんだ?お前達も同じ事しただろうが。
  • くじ引きでいえばコイツはハズレだ。
  • 俺達は人間をオルフェノクにする事が出来る。だが、全ての人間がオルフェノクのエネルギーに適応出来るわけではない…。殆どの奴が一時的に蘇るが、すぐにくたばる……。
  • 余計な事は考えるな。慣れちまえば何てことは無い。
  • やれ、お前達も!
  • 偶然だな…。お前がファイズか!?
  • 最後の授業だ!オルフェノクの死を…お前達に教える。完全な消滅。それが、俺達の……死だ……!



【派生作品におけるスクィッドオルフェノク】

桜庭一樹著『555』

映画『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』のノベライズ作品でも回想という形で彼の死の場面が描かれている。
『555』TV本編とはパラレルワールドの世界線ながら、同作においても木場と結花は彼の教育を受けていたようで、彼が死の間際に遺した言葉から、
木場は『オルフェノクである自分達は、死しても人間である両親の元へは行けないのではないか』という考えに悩まされていた。

仮面ライダー913

第2話・第3話に登場。
公園のベンチで語らう草加雅人と真理の下に出現。
近くにいた女性を殺害し、仮面ライダーカイザに変身しようとする草加と対峙するが、そこに真理の連絡を受けて駆け付けた巧がファイズに変身して交戦。
格闘戦では押されるものの、触手攻撃でファイズを翻弄。やがて草加が変身したカイザとも戦い、2人の隙を突いて真理を狙うが、カイザに救出されて失敗。
最期はファイズのクリムゾンスマッシュを受けて倒され、灰となった。
同作においては元になった人間は不明だが、首筋の触手のような器官をしなやかに操って攻撃するという原典『555』には無い描写が見られた。



【余談】


  • スクィッドオルフェノクのスーツは第22話・第23話に登場したワームオルフェノクに改造され、こちらは6年後の『仮面ライダーディケイド』第27話「BLACK×BLACK RX」で再登場した。
    スクィッドオルフェノク自体は上記のスーツの都合上、映像作品としては未登場だが、前述の通り漫画媒体の『913』で再登場を果たしている。

  • DAM系のカラオケ店で『555』のオープニングテーマ『Justiφ's』を再生すると、彼がクリムゾンスマッシュを食らうシーンで映像が終了する。




いいか?これはな…戦いなんだよ。ROM専対Wiki篭りのな……。

だが今の所俺達の方が不利だ…。なんせROM専の方が圧倒的に数が多いからな…。
だが俺達は……項目を追記・修正する事が出来る。



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最終更新:2020年06月27日 09:54