にこにこぷん

登録日:2011/06/05 Sun 22:44:31
更新日:2025/04/27 Sun 10:07:10
所要時間約 6 分で読めるのだ!






にこにこぷんとは、NHK教育テレビの幼児向け番組『おかあさんといっしょ』枠内にて、1982年4月から1992年9月まで放映されていた伝説の着ぐるみ人形劇。たまにアニメにもなる。
同番組の人形劇としては8作目。

放映期間は10年半と、着ぐるみ人形劇では最長。

根強い人気を持ち、放映終了後もちょくちょく様々な番組に姿を見せており、
同時代に放送されていた『できるかな』のゴン太くん、『おーい!はに丸』のはに丸とひんべえと共に1980年代のNHK教育テレビを代表する懐かしキャラクターとして君臨している。
え?チョーさんやタップやぴょん太もここに入るんじゃないかって?ここで紹介するとキリがないので省略。


目次


【あらすじ】

宇宙の彼方にある地球によく似た星、その海に浮かぶどーなっつj……にこにこ島。
これは、にこにこ島に棲息するじゃじゃまるぴっころぽろりの3人組が、時に争いながらも種族を越えた友情を育んでいく物語である。


【主な登場キャラクター】

  • ふくろこうじ・じゃじゃまる
種族: うらおもてヤマネコ
年齢: 5歳
身長: 220cm
特技: 三味線、サーフィン、木登り、釣り、浪花節、他の動物の通訳、ラーメン作り
将来の夢: 安くて美味いラーメン屋
CV: 肝付兼太

「ゴロニャーゴ!!」
3人組の中で唯一字が読めず、数も4までしか数えられないリーダー格。
ガキ大将でいじめっ子だが人情に厚い男の子。ちょうど3人なので自慢話のときにメガネのダメ主人公をハブったりしない。
しかし、ワンワンに対して「ワンワンのくせに生意気だ」と発言したことがある。

親の顔を覚えておらず、ぴっころやぽろりの所に親からの贈り物が届く度、一人で気を落とすシリアス要員でもある。
強烈なトラウマのおかげでネズミが大嫌いだが、ぽろりは平気っぽい。
ラーメンじゃじゃまる。
「かあちゃーん、おいら○○って馬鹿にされても、強く生きていくよー!」が口癖。
おかあさんといっしょ50周年コンサートでも、横山だいすけたちにサインを求められたときに披露。

リアルではジャコビ(ぐ~チョコランタン)の中の人の師匠でもある。

担当声優の肝付氏が1985年11月~12月に喉の手術のため入院した際は、じゃじゃまるが風邪を引いたという設定で2週間喋らなかった。
また肝付氏が死去する前に収録済みだった、NHK BSプレミアムの『ワンワンパッコロ!キャラともワールド』(2017年1月29日)にゲスト出演したじゃじゃまるが、肝付氏の当てた最後のじゃじゃまるの声となり、じゃじゃまるの声もいつもとは違い元気がなかった。
肝付氏の死後、2019年11月に開催された『おかあさんといっしょ60周年コンサート』では、肝付氏の過去のセリフを繋ぎ合わせてライブラリー出演をしている。


  • ふぉるてしも・ぴっころ
種族: ふんボルトペンギン
年齢: 3歳
身長: 180cm
特技: 相撲、レスリング、ボクシング
将来の夢: 空を飛ぶ事
CV: 横沢啓子(後のよこざわけい子)

「ぴっころぴっころポポッピデュー!」
可愛いょぅι″ょ
ぽっちゃり体形だが、じゃじゃまる達に肥満気味と言われる度に必殺技の魔貫光殺砲「どんぴょん」を繰り出しちゃう。
この「どんぴょん」は「ぴこっ!」と叫びながら跳躍し大地を揺るがす*1大技で、じゃじゃまるとカジリアッチ3世を同時によろけさせる威力を持つ。ぅゎょぅι″ょっょぃ
じゃん拳でパーしか出せない。
また、ペンギンのクセに水を怖がり空飛ぶ事を夢見る乙女。
スリーサイズは脅威の230/288/270。恐るべきロリ巨乳

『ワンワンパッコロキャラともワールド』内で生まれたNHKの女の子ユニット「アタリメ!どんぴょんズ」のメンバーを務めており、『どーもくん』シリーズに登場するたーちゃん、『ぐ〜チョコランタン』のアネムと共に活動している。

22世紀から来たネコ型ロボットの妹でもなく、ラピュタ王家の末裔でもないので「滅びの言葉」も知りません。


  • ぽろり・カジリアッチ3世
種族: ネズミ
年齢: 4歳
身長: 190cm
特技: バイオリン、ギター、発明、剣道
将来の夢: 大学教授
CV: 中尾隆聖

「やあ、ぽろりなのだ」
大海賊の末裔で、頭に巻くバンダナはその証。
先祖「ねこいらず・カジリアッチ」の遺したひとつなぎの大秘宝を求め、にこにこ島を訪れた。
忍耐力に欠けすぐ「ヨヨヨヨ」と泣く。
ただし頭はキレる方で、工作も得意。つくってニコニコ。
ピーマンが天敵。見たり名前を聞くだけで全身に寒気が走り、やる気をなくしてしまう。

変身能力を持つ宇宙の帝王ではないし、某パンヒーローライバルとなり同居人に付き纏うじゃじゃまる声の骨男を利用したりもしない。
とはいえ、たまに「なにぬねのー」とか「まみむめもー」とか言っているらしい。
リアルでは後にガラピコの中の人が演劇面での後輩になり、じゃじゃまるの中の人が同じ事務所に入って最期の時を迎え、けんたろうお兄さんも同じ事務所に入ったりしている。


  • くいしんぼうのクマ
にこにこ島に棲息する凶暴な猛獣。3人の会話中に度々登場するが、まれに咆哮が聞こえてきたりする。
強いがぴっころの敵じゃない。


  • かしのきおじいさん
将来の夢: 海を見ること
CV: 高木均
樹齢200年、島の知恵袋兼長老的存在。
3人をあたたかく見守ってくれるおじいちゃん。普段はよく居眠りをしている。


【にこにこ島の地形】

  • ジュラ高原
恐竜の棲息区域。

  • ざわざわ森
がんこちゃんはいません…

  • のほほん森
つい昼寝をしてしまう恐るべき森。

  • ほのぼの森
じゃじゃまるの家がある。

  • きらきら野原
3人の主な遊び場。ケシ科の植物はなばなガールズが咲き誇る。

  • ぷんぷん火山
にこにこ島名物。時折「ぷん!」と噴火する活火山。


【余談】

主要キャラの3人には基本的に親が不在である。これは、親が共働きしていて当時一人で番組を見ていた子供達に合わせたものらしい。

井出隆夫は、2011年4月〜2016年3月放送の第12作『ポコポッテイト』の舞台である「ぽてい島」も、にこにこ島とどーなっつ島の近くに存在するという見解を示している。
井出自身は『ポコポッテイト』の脚本は手掛けていないものの、自身が脚本を書いた2013年5月のファミリーコンサートにてこの2島の名前を出している。

1992年5月のファミリーコンサート、さらには2009年1月の教育テレビの特番では、なんと他局のキャラであるガチャピンムックと奇跡の共演を果たした。

放送時は既に放送用VTRでの保存が始まってはいたが、まだ初期の段階であり、特に1982年度から1984年度までの回は初回と2回についてはしっかり放送用VTRで保存されているが、他は家庭用VTRを含めて数本しか現存していない。
おさむお兄さんが就任した1985年度以降はチェック用に家庭用ビデオで保管されており、放送用VTRではない回も多くあるが、ほぼ全話現存している。*2

2024年5月6日の歌のリクエスト特集では、本作が主体の回であり、人形劇からいくつかの歌が放送され、おさむおにいさんやゆうこおねえさん以外にも、放送初期のおにいさんであるかしわ哲、林アキラ、しゅうさえこ、森みゆき在任時の貴重な映像も紹介された。

追記・修正よろしくねー!








 ゴロニャーゴ、オイラじゃじゃまる!
    ∩∩
    /二二ヘ
   ノ((OO))丶
  (ミ⌒O⌒彡)
   >===<
  ( Y|三|Y )
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 ハーイ、ぴっころよ~♪
   /二二\
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  ( )<二>( )
   Yフ P ヒY
   <>――<>

 やあ、ぽろりなのだ!






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  • 伝説の三人衆
  • 懐かしキャラクター
  • はに丸、ゴン太くんと同世代
  • 1982年
最終更新:2025年04月27日 10:07

*1 放送ではカメラを上下に振って地震が起きたように見せている。

*2 神崎ゆう子お姉さんが初登場した回やその年の歌のコーナーのいくつかは、家庭用ビデオから抜擢されたものがある。