登録日:2011/04/23 Sat 16:59:31
更新日:2025/09/20 Sat 14:47:42NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
パネルでぇえ~
ポン!
ドン!
(お囃子)
左右2つのパネルを入れ替えて、3つ揃えばポンと消える。
同時消し、連鎖消しで、おじゃまパネルがポンと出る!
三
連
鎖
(お囃子)
五
連
鎖
(お囃子)
対戦プレイで熱くなる。
アクションパズルゲーム
スーパーファミコンソフト
パネルでポン
パネルでぇえ~
ポン!
「ゲーム画面に合わせて能楽師が鼓や小太鼓などを打ち鳴らす」という、本編のファンシーな世界観とはかけ離れた和風なもの。
恐らくタイトルの「ポン」と小鼓の音に引っ掛けているものと思われる。
妖精の「よ」の字もないが、迫力はあるので一見の価値あり。
ゲーム中に登場するキャラクターは主に女の子の妖精さんたち。かわいい。
プレイ中色々な動きをしてくれる。かわいい。
そう、
可愛いのである。そして、ゲーム画面も全体的にファンシー。
この時から
任天堂は黒かったのであろうか……。
世界観や登場キャラクターは小さな女の子向けだが、
ゲーム自体は男の子や大人でも十分楽しめるようになっている。
尤も、大抵の男の子は恥ずかしくて本作をプレイしなかっただろうが……。
後に、キャラクターをヨッシーやポケモンなどの他のシリーズにさしかえた作品も発売されている。
というか、当時妖精キャラが受け入れられなかった海外向けに作り直して誕生したのが「ヨッシーのパネポン」である。
特にポケモン版はお蔵入りになったらしきGB仕様のオリジナル版のデータが丸々入っている事で有名。
■ゲームのルール
【基本ルール】
フィールドの下から少しずつせりあがってくるパネルを、カーソルで左右に入れ替えて移動させていく。
縦か横に、同じマーク(色)のパネルを3つ以上並べると消すことができる。
フィールドの天井にパネルがどこか一列でも当たると
ゲームオーバー。
【対戦のルール】
対戦モードでは、パネルを「同時消し」したり、連鎖で消すと
相手のフィールドに「おじゃまパネル」を落とすことができる。
おじゃまパネルはカーソルで移動させたり直接消すことはできないが、
おじゃまパネルに隣接する位置で通常のパネルを消すと、通常のパネルに変化させることができる。
さきに
ゲームオーバーになったほうの負け。
【同時消し】
一度に4つ以上のパネルを同時に消すと「同時消し」となる。
【連鎖】
パネルが消えると上に乗っていたパネルが落下し、そのパネルがそろってまた消える……これを連鎖と言う。
【アクティブ連鎖】
この
ゲームではパネルが消えている最中に、別のパネルを動かすことが可能。
消えている間にほかのパネルを連鎖が起こるように動かして、消していく……
このように、次の連鎖の準備をしながら消していく事を「アクティブ連鎖」という。
この
ゲームの醍醐味である。
対戦モードでは、連鎖数が大きいほど相手に送れるおじゃまパネルが厚くなるので、このテクニックがとても有効。
また、一部の1人用モードでもステージ進行に伴って上昇するせり上げスピードに押し負けないように
いかにこれを使いこなすかが否かが攻略の鍵になってくる。
難しいが、ぜひマスターしたい。
■ゲームモード
【1人用】
●エンドレス
ゲームオーバーになるまでひたすらパネルを消し続け、ハイスコアを目指すモード。
時間が経つごとにパネルのせり上がり速度がだんだん早くなる。
スコアを
カンストさせると………?
▲スコアアタック
2分間の制限時間内でどれだけ得点を獲得できるか挑戦するモード。
◆VS.COM
1人でコンピュータと対戦し、ストーリーを進めていくモード。
はじめに「EASY」「NORMAL」「HARD」の中から難易度を選択してプレイする。
「HARD」をノーコンティニューでクリアすると……
そして、とあるコマンドを入力するとコンピュータのAIが強くなった「S-HARD」を選べる。この難易度でのノーコンティニューEDは必見。
★パズル
決められた入れ替え回数でフィールド上に存在する全てのパネルを消す、詰め将棋のようなモード。
このモードでは、パネルはせりあがってこない。
1ステージ10問ずつで全6ステージが用意されており、すべての問題をクリアすると……
■ステージクリア
パネルを消していき、クリアラインの下まで落としたらクリア。
最初はそこまで難しくはないが、後半になるにつれパネルの消えるスピードが速くなる為、アクティブ連鎖が難しくなる。特にレベル5からはHARDも真っ青なスピードでパネルが一瞬で消える。
全6レベルで、前半3レベルと後半3レベルクリア後に魔王との戦いがある。魔王との戦いは体力制になり、VSの時と同様に同時消しや連鎖で魔王にダメージを与えて、体力を0にすれば終了。
パスワードコンテニューが可能。
またポーズ中にセレクトに戻るを選ぶとクリア済みのラウンドをプレイし直せるが、
ラウンドをすべてクリアすると攻略中のラウンドのクリア状況が初期化されて
1面からやり直しになるので要注意。
【2人用】
▼スコアアタック
2人で同時にプレイし、制限時間内により多く得点したほうの勝ち。2ゲーム先取で完全勝利となる。
こちらはハンデをつけることができ、最大(1Pでプラス2Pでマイナス)で19980点まで。
♥︎VS
相手とおじゃまパネルを送りあって対戦。先に
ゲームオーバーになったら負けで、2ゲーム先取で完全勝利。
上級者同士だとなかなか決着がつかないこともある。ハンデ設定で調整してみるのもよいかもしれない。
また、相手のおじゃまパネルを消すと
ゲーム画面がチカチカし
某大佐みたいなことになったり、
処理落ちでフリーズすることもしばしば。
■キャラクター紹介
【妖精たち】
さあ、待ちに待った妖精さんの紹介だ。
くれぐれもそういう目で見ないように。
この
ゲームの主人公。明るく元気な正義感のつよい女の子。
魔法の力が弱いというハンディを抱えているため魔法のステッキなしでは魔法を使えないが、
持ち前の正義感と友だち思いの優しさを武器に悪者たちに立ち向かっていく。
ちなみに、この娘のもつ花のステッキは『スマブラ』シリーズでアイテム『リップステッキ』として登場している。
海外版は
ヨッシーに差し替え。またステージの音楽もヨッシーアイランドをアレンジしたものに変更されている(曲自体は遊び方説明のBGMとして流用されている)。
おちゃめであかるい、ちょっとおとぼけやさんな女の子。
小鳥たちとなかよし。
海外版は
ジュゲム。
いたずら好きで、ちょっと甘えん坊な女の子。
ボク少女。
※女の子です
連鎖ボイスは同社作品である
FEの同名の魔法から。
海外版はペンギンのターくん。GB版で唯一リストラされた不憫な子。
自然が大好きで活発な性格の女の子。
海外版は
ポチ。だが緑のステージではなく森のステージ名義になっている。
責任感が強く面倒見の良い女の子。
実は影のリーダーなんて噂も。
海外版は
ハナちゃん。ただし宝石のステージではなく花のステージに差し変わっている。
ロマンチストな女の子。
作詩と歌を歌うのが得意。
海外版はカエルのゲロゲーロ。
男まさりで情熱的な女の子。一人称は「オレ」。まさかのオレっ娘。
情熱溢れる性格で、1度物事に熱中すると周りが見えなくなってしまうほど。
ハッキリしないことが大嫌いで気も短く、キレるとおっかないらしい。
ちょっとおばs(ry
海外版はビッグウンババ。ヨッシーアイランドに出てきた時の体格のデカさを体現するような豪快な性格になっている。
歌うのが大好きなお姉さん。姿は人魚そのものだが、普通に陸に上がれる模様。
エリアスとなかよし。
そこ設定かぶってるとか言わない。
海外版は水中ステージ脅威の
ノモズ。
妖精たちのなかでも一番のお姉さん。
みんなのリーダー。おっほっほ。
海外版は
ビッグキューちゃん。まあ月繋がりの選出である。
【敵たち】
「VS.COM」では「NORMAL」以上の難易度で戦う事になるボスキャラクター。
助け出した仲間たちはボスとの連戦となる後半の9面以降から自由に選んで使うことができるようになる。
この際は「仲間の妖精の敗北ではコンティニュー回数が加算されない」というルールがあるため、仲間を選ぶことでリップの敗北を回避しながら戦うことが可能。
また裏技でステージ2以降から仲間にした妖精を使っていくことも可能で前半戦でのコンティニューを回避できる。
本作はコンティニューの有無でエンディングが分岐するため、こ正当なEDを目指すためにはこれを利用してのごり押しが便利。
ただし、仲間の妖精を使って敗北すると(文字通りの意味で)消滅してしまい、その後一切復活の機会もないままエンディングにも出てこなくなってしまう点には注意。
要は同社の作品にあるFEと同じ。
HARD以上で登場する真のラスボスが対戦前デモで「ここから立ちされ。さもなくば死ぬ(意訳)」などと物騒な警告をかましてくるが流石に本家FEの様なおおっぴろげな描写こそないものの「敗北=死」というイメージが付きまとってくる上、ボス戦での敗北時における各キャラの負け台詞のシリアスさや
1人消える度にキャラセレ枠がじわじわ空欄になっていくという地味に来る演出も含めて後味が悪いことこの上なくなるので、よくよく考えて選ぼう。
巨大な鳥のモンスター。
妖精たちにわるさをする困ったやつ。
海外版は
ビッグノコノコ。カメックのしもべ1号。名義は洞窟のステージになっている。
フェニックスやドラゴンもおそれをなす、モンスターの王様。
顔芸。だが彼の後ろにもっと強大な存在がいるらしい。難易度「NORMAL」では彼の分で終了。
海外版はストーリーモードでは
カメックだが、ステージクリアモードでは
大魔王クッパになる。名義は洞k(ry。
カメックのテーマは可愛いしもべ2匹と同じBGM。
サナトスと比べてグレートダウンしているのは内緒
魔王サナトスたちを背後から操っていた真の黒幕。
魔王サナトスでさえ、足元にもおよばない強さを誇る「女神コーデリア」。
でも、彼女にはなにかヒミツがあるらしい……?
「おっほっほ」その2。実はセレンの連鎖ボイスのピッチをいじったものだったりする
。セレンで挑んで高笑い合戦させるのはお約束。
海外版はストーリーモードだと大魔王クッパ。でしょうね。名義は最後のステージと
ラスボスの風格を表したものになっている。
SFC版のクッパのテーマはサナトスのものと同じだが、GB版では完全新規曲に差し替え。非常にカッコいい曲調になっている。
■その他
意外と知られていない小技。
- オープニングデモを見続けるとキャラクターの紹介が見れる。
- 「VS」でステージ移動の間にSELECTを押しながら十字キーでスクロールでき、対戦画面に入る前にXYを押し続けるとキャラクターが選択できる。
- ポーズ画面でXを押すとメニュー画面が消える。
- 「エンドレス」で99999点取るとスタッフロールの曲が変わる。
ほかにも、様々な隠しコマンドがあるので、探してみよう。
追記・修正はエンドレスでLv.99にして、99999点取った方がお願いします。
- 他の機種に移植されてるけど、キャラがヨッシーとかに換えられてるんだよね。 -- 名無しさん (2014-06-30 22:09:30)
- ジャスミン クラウド シナモン ライム バレンシア クローブ サンディ バイオレット バジル アンジェリカ -- 名無しさん (2016-08-30 19:42:08)
- オンライン対戦が一般的になった今こそリメイクを… -- 名無しさん (2018-04-19 20:33:18)
- 今の時代に発売してたらもっと人気になってたかもしれない。 -- 名無しさん (2019-01-24 22:03:00)
- 負けた仲間が復活しないままエンディングになるのが子供心に怖かったな… -- 名無しさん (2019-01-24 22:21:04)
- 妖精の女の子はこっちバージョンの方が好きだったなあ…みんな可愛くてほんと時代を先取りしすぎてたよ… -- 名無しさん (2019-01-25 03:29:45)
- 時代を先取りしすぎた、というかメインターゲットは小さい女の子向けでしょ。 -- 名無しさん (2019-11-14 11:32:00)
- 真ENDまで観ると、単なる可愛いキャラでは終わらないリップの一面が見られる -- 名無しさん (2019-11-14 12:12:17)
- ルビーの声が前からジバニャンの小桜さんっぽいと思ってた -- 名無しさん (2019-11-14 19:53:46)
- パズルゲームとしてはそんなに難易度は高くない。強い人同士でやるとどっちかがブロックを消せなくなるまで終わらないことも -- 名無しさん (2019-11-14 20:00:35)
- キャラごとに一人プレイでの曲が違うので、姿や性格よりも曲が好きでフレアばっかり使ってた -- 名無しさん (2019-11-14 21:03:08)
- 配信おめでとう -- 名無しさん (2020-05-21 18:28:27)
- 任天堂てか厳密にはFEシリーズでお馴染みのインテリジェントシステムズも開発に関わってたからあのキャラクター路線だったのかも…。FEシリーズが後にifパルレとかしてたから尚更である。 -- 名無しさん (2020-05-21 20:19:42)
- フリル ティンク ピュア セシル レイア ソフィア リンゼ ナティア サラ -- 名無しさん (2021-09-01 22:29:02)
- !マークを一度に6個以上消すと一瞬音楽が止まる(かなりむずいが)のは仕様なのかどうなのか -- 名無しさん (2022-07-02 13:24:32)
- 確か公式サイトに書かれていたが、シャーベットの連鎖時の掛け声はファイアーエムブレムのブリザーから引っ張ってきたそうだ。 -- 名無しさん (2024-02-09 16:52:51)
- キャラクター自体は黒歴史になってると思ってる人もいると思われるが、実はアップデート後のとび森にもリップを模したアイテムが出てきているので忘れられているわけでもないっぽい -- 名無しさん (2024-02-09 17:19:56)
- カイン -- 名無しさん (2024-08-21 17:06:59)
- 1995年10月27日発売 -- 名無しさん (2025-02-11 17:02:46)
- リップはロストしないんじゃなかったっけ。ただ真エンドが見れなくなるだけで -- 名無しさん (2025-02-11 18:08:58)
- VSは上級者同士だと10分以上決着がつかないのもザラだから、もっぱらスコアアタックで対戦してたな -- 名無しさん (2025-02-11 18:18:12)
- GCB -- 名無しさん (2025-07-29 20:09:42)
- 売り上げが芳しくなかったのは、そもそもターゲットが女児だったからてのもあるた。ろうが、、最大の原因はCMの意味フっぷりのせいだと思う。能楽師ざ鼓を打ち鳴らすとかどう考えてもゲーム内容のアピールになるわけがないもんな。素直に妖精たちが手描きアニメで元気いっぱいに暴れまわるって内容にしとけばよかったのにプランナーは何を考えてあんなアホな内容にしたんだか -- 名無しさん (2025-08-28 11:43:34)
- これ売れなかったの?その割には何度も配信されたりしてるみたいだけど リメイクもあったし -- 名無しさん (2025-09-13 22:52:09)
- ↑当時はサターンやプレステなどの次世代機がすでに台頭し始めてきた時期だったし、SFCの主流はRPGで純然たる面クリア型パズルはもはや見向きされ難かった(アーケードからの移植ものでないってのも痛い)からな。これまでの任天堂製パズルゲームと比べて難易度が高くて人選ぶ点もネックだし、売れなかったってのは理解できる。
もちろん、根強い支持者がいたからこそ忘れられることなく世に出されてるわけだけど、パネポンがマイナー作なのは事実だよ。裏スマブラことキャプテンレインボーに任天堂マイナーキャラの1人としてリップが出てたり、スマブラDXのフィギュア名鑑でのリップステッキjの説明で「知る人ぞ知る有名作」とか書かれてるくらいだしなあ。 -- 名無しさん (2025-09-20 13:52:13)
最終更新:2025年09月20日 14:47