登録日:2010/09/30 Thu 20:16:48
更新日:2025/06/28 Sat 12:38:33
所要時間:約 2 分で読めます
特典カードは
F・G・D(予約)、究極竜騎士、魔法効果の矢、万力魔神バイサーデス。
攻略本の付属カードは上巻が痛恨の呪術、下巻が死霊操りしパペットマスター。
前作が当時のOCGをほぼ再現していてスピードもそこそこ、と評価が高く、本作もかなり期待されていたが……。
本作の特徴
- OCGとルールと効果がかなり違う。DM4まで採用されていた召喚魔族、デッキキャパシティ制がまさかの再登板。
要するにDM4の流用・改変
一応クリボーでブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンを倒したり、キーメイスでデーモンのしょうかんを倒したりできる。
- 融合が出来ない。
DM4までは低ステータスモンスターでも種族等を考慮してうまく組み合わせると強力な融合モンスターを召喚出来るシステムがあり、非OCGゲーム独自の柔軟性を産んでいたのだが完全撤廃。
- 収録カードは約900枚と前作(約1100枚)から減少。
というかゲームシステム同様DM4の流用・改変に近く、非OCGルール準拠なので多くの効果モンスターは通常モンスター化している。
その一方で未だにOCGに出ていない近年OCGで登場を果たした「タロンズ・オブ・シュリーレン」などが使用できたりもする。
- 初プレイでも2~3時間で終わるボリュームの少なさ。
- 初期デッキにコストが低く、使いやすい起動効果モンスターや、強力な割にコストが低レベルモンスターか、それ以下な罠カードを複数枚入れるように改良するだけで楽に決勝トーナメントへ進出できるほどヌルい。
これを入れれば決勝トーナメントに楽々進出! 入賞確定だ!
起動効果モンスター
星2/
魔法使い族/攻550/守500/黒魔族/コスト33
「自分の場に存在する黒魔族モンスターを1段階(攻撃力・守備力を500ポイント)パワーアップさせ、自分の場に存在する白魔族モンスターを1段階パワーダウンさせる」(起動効果)
自身が黒魔族モンスターのため、起動効果を発動するだけで攻撃力1050・守備力1000のモンスターと化す。
他の《見習い魔女》や《闇の訪れ》などと組み合わせれば攻撃力が1550、2050…と更に強化可能。彼女をうまく使えば、ほぼ無双状態である。
起動効果モンスター
星2/
天使族/攻700/守600/白魔族/コスト47
「ライフを1000ポイント払い、自分の場に存在するモンスターを1段階パワーアップさせる」(起動効果)
こちらはライフ1000と引き換えに自軍のモンスターを一律強化できる。効果発動が前提であれば実質攻撃力1200・守備力1100。
白魔族なので上記の《見習い魔女》の起動効果とは相性が悪いが、何分ヌルいゲームなので共闘させても特に問題はないだろう。
《サンダー・ボルト》 魔法カード/コスト50(制限カード)
「相手の場のモンスターを全て破壊する」
《ブラック・ホール》 魔法カード/コスト40(制限カード)
「自分と相手の場のモンスターを全て破壊する」
《大嵐》 魔法カード/コスト25(準制限カード)
「自分と相手の場のカードを全て破壊する」
いずれも(即発動できて)早い・(効果が)強い・(コストが)安いの三拍子揃った強力カード達。
ちょっと調整すれば3種全て投入可能。場の状況が思わしくない時にでもぶちかまそう。
ちなみに《ブラック・ホール》だけは初期デッキに投入済みだったりする。DM8でも最初から投入しててほしかった…
《大嵐》は破壊範囲が《ブラック・ホール》より広いのに、そちらよりコストが低く準制限カード。
……こんなに強いカードを2枚も投入できて本当にいいのか?
魔法カード/コスト15
「相手の場で最も攻撃力が高いモンスターを1体破壊する」
シンプルに強い単体除去カード。
余った枠にぶち込んでおけば然るべき時に仕事してくれること間違いなしの優秀な魔法カードだ。
罠カード/コスト60
「相手がモンスターで攻撃した時、その攻撃を無効にし相手の場のモンスターを全て破壊する」
相手が攻撃した瞬間、敵の攻撃力を問わず相手の場のモンスターを全滅させてしまう超強力な罠カード。
《サンダー・ボルト》より僅かにコストが高いが、それでも低レベルモンスター1体分でしかない驚愕の数値設定であり、
こんなにも強いくせに制限でも準制限でもなく、無制限カード。完全にぶっ壊れである。
- 《ベア・トラップ》《見えないピアノ線》《硫酸のたまった落とし穴》《万能地雷グレイモヤ》
《ベア・トラップ》 罠カード/コスト2
「攻撃力1500以下の相手モンスターが攻撃してきた時、その攻撃を無効にし破壊する」
《見えないピアノ線》 罠カード/コスト5
「攻撃力2000以下の相手モンスターが攻撃してきた時、その攻撃を無効にし破壊する」
《硫酸のたまった落とし穴》 罠カード/コスト10
「攻撃力3000以下の相手モンスターが攻撃してきた時、その攻撃を無効にし破壊する」
《万能地雷グレイモヤ》 罠カード/コスト20
「相手がモンスターで攻撃した時、その攻撃を無効にし破壊する」
いずれも相手の攻撃に反応し、攻撃を無効化して破壊する罠カード群。
相手モンスターの攻撃力が一定以下の場合に発動するため、下位の罠だと相手によってはすり抜けられてしまう……
しかし、このゲームは相手が召喚するモンスターがほぼほぼクソザコなので、対象が1500以下の《ベア・トラップ》でも優秀な除去罠として機能する。
特筆すべきは低能力モンスターに匹敵ないしはそれ以下の数値設定となっているコストの圧倒的低さ。
そのため、単なる低レベルモンスターを入れるくらいなら、これら罠カードを優先し、大量投入した方が最後まで役に立つ。
デッキに《ハーピィの羽根帚》を入れた相手はほぼいないため、罠で相手を潰す戦法が非常にやりやすい環境なのも彼らの採用を後押ししている。
本作がヌルゲーなのは相手が弱すぎるというのもあるが、最序盤から簡単に罠ゲーが出来るのも理由ではないかと思われる。
《強欲な壺》 魔法カード/コスト50(制限カード)
「デッキからカードを2枚までドローする」
《死者蘇生》 魔法カード/コスト60(制限カード)
「相手の墓地の一番上に存在するモンスターを自分の場に特殊召喚する」
こちらの2種も早い・強い・安いの三拍子が揃った強力カード。
というか《強欲な壺》なら初期デッキに投入済みである。
《死者蘇生》は無理に入れなくても問題はないが、入れておいても損はしないだろう。
- 本作では通信プレイが出来ず、完全に1人用。まぁ仮に通信プレイがあったとしても、ボリューム不足すぎる本作で行う意味は無さそうではあるが。
- 漢字変換が中途半端。キャラのセリフだけならともかく肝心のカード名と詳細文でも漢字変換が中とはん端。これについては次回作の遊戯王DM8でも殆ど変化がない。
- 前述したデッキキャパシティはその辺のモブ決闘者・本田くん・デュエルロボ・カード屋店員にデュエルで勝利すると5増える。
初勝利時にパズルカードが手に入る決闘者(ゴースト骨塚など)やイベントで一度だけ戦える決闘者は勝利すると30も増え、元パズルカード持ちで何度でも再戦してくれる相手に勝利した際は10増える。- 10貰える相手で一番弱いのは骨塚なので彼と戦いまくれば短時間でデッキキャパシティを上げられ、それに伴ってデュエリストレベルも上昇していく。そのため10貰える相手で最も弱い骨塚が最序盤から終盤まで効率の良いレベリング方法となっており、そのまんま「骨塚狩り」と称されている。
- ゲーム内通貨であるドミノはデュエルに勝利すると手に入る。貰える量は相手にもよるが、何度も戦える相手だとそれなりに強いが序盤から何度も再戦可能なデュエルロボ(5000ドミノ)、時期の都合上終盤となるがバンデット・キース(10000ドミノ)が高額。
- ストーリーやイベントで一度しか戦わない、そこそこ強い相手だと10000ドミノ以上貰えたりする事もある。その場合はメッセージで「〇万ドミノくらい貰った!」と表示される。
なんで曖昧なんだよ
- 各種カードはアンティやごく一部のイベントで入手できる他、カードショップで売買可能。このお店、グールズが経営しているためかBGMも含めて怪しさ満載だが…
買値が良心的(ぼったくり一切無し)・デュエルで1回勝利する度にカードが大量にランダム入荷(ただしランダム入荷されないカードも割とある)・
パスワードマシンにパスワードを打ち込むと対応カードが1枚即入荷(入力にはお金がかからずペナルティ等もない)と至れり尽くせりな☆5評価確実の最優良店である。なんだ、グールズっていい奴らじゃん!- アンティルールはかばんに入っているカードからプレイヤーが好きなカードを1枚選択し、提示するという形式。賭けるかどうかは任意。
アンティを賭けた状態で負けてしまうと賭けていたカードはかばんから失われる。賭けていないと勝利してもカードは入手できないが、負けた際のデメリットも無い。
- ただし、対戦相手が何のカードをくれるのかは実際に勝利するまで分からない。アンティで貰えるカードは対戦相手によって異なる(1種類で固定された相手もいる)。
それはすなわち、不要なカードを1枚賭ける事でランダムドロップの権利が与えられるという事である。それ昔のDMシリーズじゃん!
- たとえ《青眼の白龍》や《青眼の究極竜》をアンティに設定したとしても、対戦相手はそれらと全く釣り合いが取れないクズカードを渡す事もザラ。
アンティは「能力の低いカード(《ワイト》や《薄幸の美少女》など)」か「それ以外のカード」の2パターンでしか分けられておらず、能力の低いカードを賭けた場合は相手から貰えるカードの質も下がる(能力の低いカードをアンティにする際は事前警告有り)。
それ以外ではアンティの質が一切影響しないので、適当なカード(《ヘルバウンド》とか)をアンティに設定しておけば低リスクでアンティが成立する。 対戦相手「これ《ヘルバウンド》!レアカードなんかじゃない!」
- 一度デュエルした相手とは再戦できない。ただし一部の決闘者とは再戦可能。
- ただし再戦可能な決闘者の中には勝利後に一度話しかけると選択肢を提示してくる奴がおり、相手の機嫌を損ねたり突っぱねる内容のものを選ぶと以降は相手にしてくれなくなったり、その場から立ち去って二度と会えなくなってしまう。
面倒くせぇ奴らが多すぎる
こいつらは何の嫌がらせなのか誤った選択肢をカーソルの初期位置である左側へ置いている事が多く、ボタンを連打してるとそちらを選んでしまう危険性が高い。要注意。
- なお、再戦できるわけではないがモブ決闘者にも選択肢を出してくる者がおり、選択肢次第で《薄幸の美少女》を渡して悲し気に立ち去ってしまうか、励ましてくれた主人公を以後応援してくれる健気な女の子が公園にいたりする。可愛い。
…かと思えば「お前、強いのか?」と聞いてきて「弱い」と答えたら「じゃあ勝負しようぜ」とほざいてくる勝負事を舐め腐ったデブ太っちょがいたりもするが…
- 遊戯王系列のゲームでは初となるキャラボイス収録。ただし種類は少ない。
- デュエル中に「俺のターンだ!」(ターン開始時)、「行け!〇〇!」(切り札に該当するモンスターで攻撃宣言するか起動効果を発動した時)と言うだけ。2種類だけは流石に少なすぎる…
- イベントボイスもあるにはあるが洗脳城之内と遊戯が相対した時に「城之内くん、大好きだ!」という
原作準拠だが些か唐突すぎる告白ボイスと、姉上様ことイシズから「オベリスクの巨神兵」を託される際のボイス2つ(「貴方にこの三幻神獣の一つ」「オベリスクの巨神兵を託します」) である。
- あるパスワードを打ち込むとタイトル画面で遊戯がタイトルコールしてくれる。このCVはもちろんアニメDMと同じ風間俊介(デュエル中の遊戯と闇遊戯のボイスも担当)。
風間俊介の無駄遣い
- DM4までの非OCGルールに中途半端なOCG要素および改良を組み込んだ事で闇のプレイヤーキラーが使用したモンスターの攻守が原作と同じ、ただしレベルはOCGと同じ。
これによってフィールドを「闇」に変える「闇晦ましの城」が滅茶苦茶強い。
レベル4で守備力2500の優秀な下級モンスターだからかコストは493と馬鹿高く、デッキに入れたい場合はデュエルを沢山こなしてデッキキャパシティを多く稼ぐ必要があるが。
- 神のカードこと三幻神獣(「オベリスクの巨神兵」「オシリスの天空竜」「ラーの翼神竜」)がコスト0かつ三幻神獣以外の起動効果では破壊されず、コントロール奪取の影響も受けない。出せばほぼ勝てる。
- しかし本作は前述したように2~3時間程度でクリア出来るくらいヌルゲーなので、神のカードなんて使わなくても大抵何とかなる。そもそも「オベリスクの巨神兵」ですら入手時期が終盤なので出番も殆ど無いに等しい。
- 「オシリスの天空竜」にいたっては決勝トーナメント準決勝の闇遊戯に勝利後と更に遅い。
その段階で入手しても残る決闘者はラスボスの闇マリクと、後述する再戦可能な決闘者わずか数名だけ。雑魚相手に神を繰り出して俺TUEEEEEEEするゲームって正直どうなの?
- 「ラーの翼神竜」は所有者がマリクのため、決勝戦の闇マリクを倒せば手に入るが、その時点でエピローグ→エンディングとなりセーブも行えないため、プレイヤー側はラーをデッキに組み込んで使う事ができない。
ただ、ラーが全く使えないわけではなく「ラーの翼神竜」を戦闘破壊し、直後に「死者蘇生」を発動すればそのデュエル中に限り、プレイヤーも「ラーの翼神竜」を手駒にする形で使う事ができる。
本作で「ラーの翼神竜」を使う決闘者はリシドと闇マリクの2名だが、どちらでも行えるので暇な人はやってみよう。
- なお、神のカードは劇中世界だと選ばれた決闘者にしか使えない崇高なカードという扱いなのだが、千年アイテムとの関連性皆無なごく普通の一般人であるはずの主人公が何故神のカードを自由自在に使えるのかは一切説明がない。
主人公だからなのかゲームの都合か…デフォルトネームはないけど彼はコナミ君なのか…?
- 登場キャラの一部設定はアニメDMを参照しているためかグールズ仕様のキースが登場したり、サブイベントではアニメオリジナルキャラの忍者使いマグナムが登場する。デュエルも可能。
他決闘者と同様にクソザコだけど- 他にも磯野とはシナリオの流れで一度戦う事になったり、獏良了とも期間限定でデュエルできたりする。
しかし全キャラを網羅出来ているわけではなく、獏良の闇人格である闇獏良はストーリー上に一度だけ出てくるもののプレイヤーとはデュエルは行わない。
- 御伽や川井静香にいたっては全く出てこない。バトルシティ編なのに君達は登場しないのか…
- エンディングを迎えても初クリア特典とかクリア後要素とかは一切なく、最後にセーブしていた段階まで戻される。
- ちなみに闇マリク戦直前でセーブ後、再戦可能な決闘者はデュエルマシーン、ゴースト骨塚、ダイナソー竜崎(※選択肢次第)、
虫野郎インセクター羽蛾、梶木漁太、バンデット・キース(※選択肢次第)と最大6人しかいない。野郎共とロボットしか残ってねぇ…これなんて虚無ゲ?
要するにどちらかというとアニメから入った低年齢層ないし新規層向け
にDM4を仕立て直した感じのするゲーム。その割にはキャラグラのタッチは原作寄りかつ表情差分も無かったりする。
これも流用なんじゃ……
このゲームには続編の
遊戯王DM8 破滅の大邪神も存在。
ヌルすぎる町内大会で優勝を果たした
(と思われる)主人公が今度は大邪神の魔の手から世界を救いにいくという話だが、
あまりにも理不尽だらけだったためにクソゲー(直球)ないしはマゾゲー(オブラートな表現)と呼ばれる程のトンデモ作品となっている。詳細はそちらのページにて。
本作の登場人物
原作キャラは必要最低限しか出ていない上、何度もデュエルしてくれるキャラも少ない。1回or期間限定+寄り道必須だらけとかナメとんのか
そのため、本作をキャラゲーとして見ると疑問符が付く事だろう。
- 主人公
- このゲームの主人公で、遊戯達とはクラスメイト(または同級生の類)という設定。
デフォルトネームは無く、基本的に喋らない。
千年アイテムとは無関係な一般人のはずだが、選ばれし者しか使えない神のカードを難なく使える不思議な存在でもある。コナミ君かな?
- 武藤遊戯 CV:風間俊介
- 「ボクのターンだ!」「頑張れ!《ブラック・マジシャン》!」
- 主人公の友達。作中でデュエル出来るのはたった一回だけで、しかも寄り道必須。
まぁまぁの強さだがモブに毛が生えた程度なので大した事はない。
ちなみに本作の彼が使う《ブラック・マジシャン》のイラストは初期版ではなく、EX版になっている。
- 闇遊戯 CV:風間俊介
- 「オレのターンだ!」
- 遊戯が持つ千年パズルに封じ込められた闇の人格。もうひとりのボクでありATM。作中における出番は決勝トーナメント中のみ。
決勝トーナメントにて主人公と戦う事になるが、上級モンスターをこれでもかと詰め込んだ超絶怒涛の激重デッキなのでかなり事故る。
- 城之内克也 CV:高橋広樹
- 「オレのターンだ!」「いっけぇ!《真紅眼の黒竜》!」
- 主人公の友達。作中では最序盤に寄り道で一度戦え、水族館では期間限定ながら何度でもデュエルできる。
ぶっちゃけ弱いが幻想魔族の《時の魔術師》を使うので黒魔族主体だと地味にウザい。
本作では舞の代わりに予選でマリクへ挑み、敗れたことで昏睡状態にされてしまう事に……
ちなみに本作の彼が使う《真紅眼の黒竜》のイラストは初期版の方ではなく、リアルでは超貴重な絵違いの方になっている。おい、初期版使えよ
- 洗脳城之内 CV:高橋広樹
- 「オレのターンだ!」「いっけぇ!《真紅眼の黒竜》!」
- グールズ編にてマリクに洗脳された城之内。洗脳されているため、目付きがヤバくなった。
遊戯「ヤバイって」
作中ではまず遊戯が彼と戦うも「友達とは戦えない」と本気が出せず、遊戯は原作の流れに沿うかのように謎の力で海へ引きずり込まれるが
直後に主人公が遊戯を救出、「次はお前だ」とデュエルを挑んでくる。
主人公が勝利後、今度は城之内が謎の力で海に引きずり込まれるのかと思いきや
遊戯が原作準拠の告白を唐突にブッ込み、城之内がいきなり元に戻った事で彼は海へ引きずり込まれずに済んだとさ。
……静香ちゃんを含む愉快なギャラリーが誰一人いなかった事から意味不明な流れになった感が否めない。
洗脳された彼が使うデッキは、以前のクソザコデッキからバーン主体に改良されている……が、ダメージ量がショボすぎるため結局弱い。
デュエル中のボイスは洗脳前と全く同じ(使い回し)で元気よく発声する。お前、実は洗脳されとらんやろ。
- 海馬瀬人 CV:津田健次郎
- 「オレのターンだ!」「ゆけぇ!《青眼の白龍》!」
- 海馬コーポレーション社長であり、あまりにもヌルすぎる町内大会ことバトルシティ主催者。
作中での出番はあまり無く、第二の嫁《オベリスクの巨神兵》も主人公に勝ち取られてしまったために、本作では神のカード所有者ですらない。
その上、決勝トーナメントでは闇マリクに敗れた事で闇のゲームの餌食になってしまう等、全体的に扱いが悪い。
ちなみに本作の彼が使う《青眼の白龍》のイラストは初期版の方ではなく、EX版になっている。なんと庶民派な社長か。
なお、《青眼の究極竜》はリアルでは超貴重な絵違いの方。
- マリク・イシュタール
- 千年ロッドの所持者でグールズ総帥。3枚の神のカードを求め、表向きはナムという偽名でバトルシティへ参加。
作中ではグールズの部下や洗脳した相手を通して主人公と何度も相対するが、話の都合で必ず主人公に敗れており、良いところが無い。
闇マリクの主人格様でもあるが、本作ではそんな主人格様とデュエルする機会は一切ない。
- 闇マリク CV:岩永哲哉
- 「オレのターンだ!」「いけぇ!《ラーの翼神竜》!」
- マリクに宿る邪悪なる人格。表情差分がない
手抜きゲームなので残念ながら顔芸はしてくれない。
本作のラスボスであり、決勝戦で戦う事になる。ラスボスだけあってデッキの打点はかなり高く、《闇》下で強くなるモンスターも多い。
また、本作では希少な制限・準制限ルールを無視したデッキの使い手で、彼の場合は《死者蘇生》と《ハーピィの羽根帚》を2枚ずつ投入している。もっとはっちゃけろよ
- イシズ・イシュタール CV:島本須美(イベントボイスのみ)
- 千年タウクの所持者でマリクの姉上様。美術館にいるが実際に出会えるのはシナリオ終盤になってから。
デュエルで主人公の力を試した後、社長こと海馬瀬人と神のカードを賭けたデュエルを行わせ、勝者となった主人公に《オベリスクの巨神兵》を託した。
主人公をバトルシップへ搭乗させるためなのもあってか、本作の彼女は決勝トーナメントに参戦しておらず、出番は美術館イベントとエピローグのみと少ない。
彼女がデュエルで使用するのは白魔族と幻想魔族の混合デッキで打点もそれなりに高い。が、罠デッキの敵ではない。
自身が保管していたという事もあってか、デッキには《オベリスクの巨神兵》も投入されている。
- 本田ヒロト
- 遊戯達のクラスメイトであり親友。主人公の自宅手前にいる。
デュエルの腕前は本作最弱レベルだが、スパーリングという名のデュエルを何度でも快く受けてくれる男の中の男。
- 真崎杏子
- 遊戯達のクラスメイトであり親友。双六の店にいる。
店内で暇そうにしているがデュエルはしてくれない。
……というよりデュエルを申し込んでも「相手からデュエルを挑まれた」という認識すらしない。お前、それでも童実野町の住人か!
グールズ編ではマリクに洗脳され、主人公達に洗脳城之内とのデュエルを強要させるための脅迫道具として使われた。
- 獏良了
- 遊戯達のクラスメイトであり親友。最序盤からグールズ編開始前まで美術館にいる。
美術館にいる間は一度だけデュエルできるが強くはない。
どうやら遊戯ともう一度戦いたくてバトルシティに参加したようだが……?
- 闇獏良
- 獏良が持つ千年リングに封じ込められた邪悪な人格。
千年アイテムを欲しており遊戯の千年パズルや、マリクの千年ロッドを狙っている。
作中では原作準拠でマリクと契約しており、決勝トーナメント予選で遊戯と戦う。
しかし遊戯が持っていた《オシリスの天空竜》の前に敗退する。出番がごく僅かしかなく不遇。
- 武藤双六
- 遊戯の祖父。童実野町の一角でおもちゃ屋を経営している。
主人公にデュエルの申し込み方と、本作のセーブの仕方を教える説明役。店の外には一切出ないので空気。
杏子と違ってデュエルを挑まれた事を認識できるが「ホホ、ワシはもうデュエルはせんよ……」と拒むのでデュエルできない。
本作はコイツの店でカードを買う事はできないのだが、ナム(マリク)はここでカードが買えるかのように振舞っている。
こんなボッタクリ店じゃなくお前の部下が経営してるカード屋利用しろ
- ゴースト骨塚
- ゴーストデッキの使い手。切り札は《ゴースト王-パンプキング》。路地裏の先にある墓場が彼の縄張り。
主人公がパズルカードを賭けて戦う最初の相手だが弱い。弱すぎる。悪魔魔族が多いので白魔族を入れれば楽勝だ。
- エスパー絽馬
- サイキックデッキの使い手。切り札は《人造人間-サイコ・ショッカー》。骨塚とは別の路地裏を縄張りとする。
主人公がパズルカードを賭けて戦う2人目の相手だが、やはり弱い。雷魔族が多いので土魔族を入れれば楽に撃退可能だ。
初勝利後からグールズ編開始前までの間に再度話しかけると「ボクはもう戦えない……」と気弱になっており選択肢が提示されるが、選択を誤るとそのまま姿を消してしまい二度と現れない。
- ダイナソー竜崎
- 恐竜デッキの使い手。切り札は《真紅眼の黒竜》。
何故真紅眼がここに?自力で奪還を!?
主人公がパズルカードを賭けて戦う3人目の相手だが、彼も弱い。土魔族が多いので風魔族で吹き消してやろう。
初勝利後からグールズ編開始前までの間に再度話しかけると「なんやワイを笑いに来たんか?」と選択肢が提示されるが、選択を誤ると二度と戦えなくなる上、終始そっけない態度を取るようになってしまう。
- インセクター羽蛾
- 昆虫デッキの使い手。虫野郎であり、HA☆GA。切り札は《インセクト女王》。取り巻き3人と一緒に公園で我が物顔をしている。
主人公がパズルカードを賭けて戦う4人目の相手だが、《寄生虫パラサイト》がウザイだけで弱い。森魔族が多いので炎魔族を入れて消毒だ!
初勝利後からグールズが公園に現れるまでの間に再度話しかけると向こうからデュエルを挑んでくる。しかも2回。虫のしぶとさを表現しているのだろうか
- 梶木漁太
- 海デッキの使い手。切り札は《伝説のフィッシャーマン》……のように見えるが、打点的には《リバイアサン》だろう。
水族館を自らのテリトリーとしており、そこで堂々と対戦相手を待ち構えている。
主人公がパズルカードを賭けて戦う最後の相手で《海》フィールドにより打点がやや高いが、水魔族過多なので雷魔族を出せばほぼ止まる。
初勝利後からグールズ編開始前までの間に再度話しかけると「親父に申し訳が立たねぇ……!」と素の表情で涙ぐんでおり、選択肢が提示されるのだが、
「よくやった」で励ますと「慰めなんぞいらん!」とその場を去ってしまうので、「負けは負け」を選ぶ必要がある。
ただしどちらを選んでも、グールズ編終了後になると童実野埠頭に現れ、いつでもデュエルしてくれるので問題ない。絽馬と竜崎とキースさんも見習ってどうぞ
- 孔雀舞
- 鳥獣デッキの使い手。切り札もとい愛用モンスターは勿論《ハーピィ・レディ》。アマゾネス要素は《アマゾネスの弩弓隊》のみ。
作中で戦えるのはたった一度だけで、しかもイベントフラグを立てておく必要がある。
原作通り、決勝トーナメントにも進出しているが本作の彼女は闇マリクとは戦わなかったため、昏睡状態にはなっていない。
- バンデット・キース
- そこそこの打点を持つ機械デッキの使い手。切り札は《リボルバー・ドラゴン》だが、隠れた切り札として《ゼラ》も存在し、ごく稀に儀式召喚から出す事がある。
彼の設定はアニメDM準拠となっており、ペガサスから決闘者の王国を追放され、海を漂っていたところをマリクに拾われたとの事。
マリクの力で洗脳されており、マリクの忠実な下僕となって動く。作中では主人公と二回戦う。
グールズ編終了後は用済みと見做されたのかマリクの洗脳が解けており、埠頭の倉庫内にひっそりと佇んでいる。
一度倒した後、彼は「もう終わりだ……」とデュエル人生を諦めかけるのだが、選択肢で「終わってない」を選ぶと何度でもデュエルしてくれるおじさんと化す。なんだ、キースさんっていい人じゃん!
- 海馬モクバ
- 社長こと瀬人の弟。海馬コーポレーション副社長で、バトルシティ運営委員長。
最序盤からしばらくの間は社内のデュエルマシーン前で突っ立っている。運営委員長の仕事はどうした
バトルシップ外のイベント内ではちょこっと会うだけで台詞も僅かと影が薄め。
シナリオ終盤で一度だけデュエルも出来るが寄り道必須。
- 磯野
- 社長に忠実な側近。普段は海馬コーポレーション入口にてガードマンをしている。
話しかけると「立ち入り禁止だ、出て行け!」と口にするが、普通に社内へ侵入可能。ガバガバ警備。
一度だけデュエルできるが、デッキ内容はデュエルロボと同じ。バトルシップ搭乗後はジャッジ役を担当。
- デュエルロボ
- 海馬コーポレーション社内にあるデュエル専用ロボット。デュエルを申し込むと何度でも受けてくれる。
デッキ内容は雷・風魔族中心で下級の攻撃力も700~900と最序盤だとちょっと強め。
1回勝つ度に5000ドミノという大金をくれる。なんて気前の良い金持ちなんだ……
- ジョン・クロード・マグナム
- アニメDMオリジナルキャラ。ハリウッド映画の俳優。
グールズ編終了後から美術館イベント後に双六じじいの店へ戻るまでの期間限定で、水族館に行くと登場。
そこでの彼は舞に求婚しており、うんざりしていた舞は偶然居合わせた主人公に彼の相手を押し付けて立ち去る。
……「この子に勝ったら結婚でもなんでもしてあげるわよ」と言い残して。ん?
それを聞いたマグナムは「仕方ありません」と主人公にデュエルを挑んでくる。
忍者デッキの使い手らしいが本作の忍者モンスターはクソザコの《青い忍者》しかいないので単なる戦士族デッキ。シナリオ終盤の決闘者だが弱い。
切り札は《ソードハンター》で、彼からアンティで貰えるカードは何故か戦士族と無関係な《プリズマン》。
主人公に敗北した後は舞を追いかけるべく去るが、以降は登場しない。
ちなみにこのイベントのマグナムを倒しておくと決勝トーナメント開始前に舞から《ハーピィ・レディSB》が貰える。
- リシド
- マリクの側近であり、彼の影武者を務める男。決勝トーナメント予選における主人公の対戦相手。
しかし千年アイテムの所有者ではなかったために《ラーの翼神竜》を使いこなせず、神の裁きを受けて昏睡状態になってしまう…… 主人公「そいつ(ラー)をこっちに渡せ!」
使用デッキは初期フィールドの《荒野》でパワーアップするモンスター中心のデッキ。
……罠カード?《万能地雷グレイモヤ》1枚しか入ってないよ。
- パンドラ
- グールズの第一刺客。本作ではカード屋店長と同一人物という設定らしく、フラグを立てると正体を現し、店の地下で彼とデュエルする事になる。
《ブラック・マジシャン》の使い手で《闇》で強くなるモンスターが多いが、下級モンスターが貧弱なのでさほど強くない。
そんな《ブラック・マジシャン》はパンドラ仕様の絵違い版であり、彼からアンティで得られるのもパンドラ仕様のそれである。
- レアハンター
- グールズに所属するエクゾディア使いの決闘者。骨塚を追い出す形で唐突に墓場へ現れる。
話しかけるだけで強制的にデュエルを挑まれるが、ストーリーに関わらないので無視しても問題ない。ただしグールズ編が開始されると姿を消す。
《封印されしエクゾディア》以外のエクゾディアパーツが各種3枚積みされた制限・準制限ルールに違反したデッキを使用。
しかし下級モンスターが低能力のクソザコだらけで、行動を遅延させるカードも使わないのでまず揃わない。
- 人形
- グールズの刺客。最初は公園にて黙して突っ立っているだけだが、橋下の奥へ行くと唐突に現れデュエルを挑んでくる。
主人公と対峙した際には「お前……(主人公名)だな……戦え……」と一言だけ喋る。 シャァベッタァァァァァァァ!!
《オシリスの天空竜》が投入されたデッキを使用。生け贄を用意させないように戦えば楽勝。
敗北後はマリクが人形越しにどうたらこうたら言った後、その場で倒れるがオシリスは入手できない。
……彼はこの後、遊戯にもデュエルを挑みに行ったのだろうか。
- 光の仮面
- グールズの刺客。闇の仮面と行動を共にする。
ビルの近くにいたモクバを社長を誘き出すための人質として狙うが
主人公と遊戯に目撃された事で両者を始末すべくデュエルを挑んでくる。
彼か闇の仮面、どちらか片方を選んでのシングルデュエルとなり、選ばなかった方とは戦えない。
アンティカード的にはこちらの方が強いが、ぶっちゃけどちらでも良い。
- 闇の仮面
- グールズの刺客。光の仮面と行動を共にする。出会いからのおおまかな流れは光の仮面と同じ。
彼が使うデッキは黒魔族過多なので幻想魔族を置けば、ほぼ機能停止する。
- グールズ下っ端
- グールズの名も無き構成員達。全員紫色のフードを被っており、誰がどう見ても不審者。
グールズ編が開始されると童実野町各地へ氾濫。普通に話しかけるだけで向こうからデュエルを挑んでくる。
「逆らう奴には制裁を加える」とか「デュエリストは全て滅ぼす!」などと口にしており、強い意気込みを見せてくれるぞ。決闘者を滅ぼしたら狩れなくなるんですが、それは…
各地にいる特定の下っ端を一度ずつ倒す事で進行フラグが立つので倒していこう。
使用デッキは全員共通で悪魔魔族過多。なので白魔族を使えばほぼ完封だ。
倒した下っ端は立ち去るがマップを切り替えると即復活する。グールズ編が終わると童実野町全域から姿を消し、二度と現れない。
……なお、作中の決闘者達はグールズの連中に対し「あいつらのデッキは明らかに汚い」とか「汚い手を使う」などと口にしているが、
下っ端一同は制限・準制限ルールをきちんと守ったデッキで正々堂々戦っているため、(ゲーム的には)少々喧嘩っ早くてレアカード好きの決闘者なだけであると記述しておく。
「あいつら……人間じゃない……」とグールズに怯えてたモブ? 使用デッキとメンタルがクソザコだったんでしょ(適当)
三幻神獣について
本作は神のカードこと三幻神獣の3体がゲームオリジナルのステータス・効果設定を持つモンスターとして実装。
プレイヤーがデュエルで使用できるカードとしては遊戯王DM4以来となるが、あちらよりも耐性が超強化されている。
いずれも神魔族でありながらコスト0なので、入手後にデッキへ即投入できるのも良点。
ちなみに三幻神獣のカードはアンティカードとして選択したり、カード屋に売る事はできない。勿論カード屋に入荷される事もない。
- 戦闘および《オベリスクの巨神兵》の起動効果以外では破壊されない。
- 純粋な戦闘で打ち破るか、オベリスクの起動効果を使わないと彼らを破壊する事はできない。
そのため、場持ちの良さは最高レベル。
- コントロールを奪取するカードの効果を受けない。
- 絶対に寝返らないのはとても心強いが、その手のカードを使う決闘者がごく僅かしかいない本作ではあって無いような耐性である。
- 相手の場に攻撃反応型の除去罠カードが伏せられていた場合、それらに引っかかるが破壊は勿論のこと、攻撃を無効にもされない。
- 本作の三幻神獣による攻撃宣言は、除去罠カードの発動条件にも引っかかる仕様となっている。
しかし攻撃自体は無効にされないため、相手の場に《万能地雷グレイモヤ》や《激流葬》が伏せられていても、三幻神の攻撃宣言で起動→無駄にさせた上で再度攻撃宣言が可能。ニレンダァ!!
ただし《激流葬》の場合は自分の場にいる他のモンスターは破壊されてしまうので、攻撃タイミングに注意。梶木と闇マリクしか使い手いないけど。
……なお、《メサイアの蟻地獄》は破壊ではなく攻撃を妨害する罠カードなので三幻神獣は引っかかった上でキッチリと攻撃を食い止められてしまう。
起動効果モンスター
星12/
戦士族/攻4000/守4000/神魔族/コスト0
「相手の場のモンスターを全て破壊し、相手のライフポイントに4000ダメージを与える」(起動効果)
作中で主人公が初めて入手する神のカード。シナリオ終盤にイシズと社長の二連戦を勝ち抜く事で手に入る。
彼の起動効果は普通のモンスターは勿論、他の三幻神獣も打ち砕く事ができるぞ。
本作はどの対戦相手もライフポイント8000と至極真っ当な数値に設定されているので、その半分である4000の直接ダメージも非常に強力だ! 強いぞーカッコいいぞー!
起動効果モンスター
星12/
ドラゴン族/攻4000/守4000/神魔族/コスト0
「自分の手札1枚につき、攻撃力・守備力が1500ポイントアップする」(起動効果)
作中では主人公がマリクの人形と相対した時に出される……かもしれない神のカード。
出されたらほぼ負け確定なので、余程の物好きでないと見る事はないだろうが……
しかし彼を倒しても主人公はオシリスを入手する事はできず、実際に手に入るのは決勝トーナメントで戦う闇遊戯に勝利後。遅すぎるよ。
本作では起動効果モンスターなので、手札が多い時に発動させるだけで攻撃力・守備力がインフレレベルで急上昇。
1回でも発動させれば彼に対する戦闘突破は無理ゲーと化し、相手決闘者は成す術なく蹂躙されてしまうだろう。
《闇の訪れ》や《闇晦ましの城》と組み合わせて、起動効果を複数回使えば攻守2万→3万……と更に上げられるが、
本作でそこまでの攻撃力が必要な状況は全くないので趣味の領域である。
ちなみに起動効果を発動した際には雄叫びをあげてくれるぞ!!!! コレが次回作で非常に喧しくなるとか当時は思ってもみなかったが……
起動効果モンスター
星12/
機械族/攻4000/守4000/神魔族/コスト0
「自分のライフポイントを1にし、その減らした数値分を相手のライフポイントに直接ダメージとして与える」(起動効果)
作中では闇マリクと、マリクの影武者を務めたリシドが使う神のカード。
しかしプレイヤーがラーを入手する事はできないため、デッキに投入する事は不可能。よって本作の彼は通常プレイ下だと敵専用カードである。
……製作スタッフはラーの入手手段が一切無い事に気付かなかったのだろうか? まぁ遊戯王ゲームでカードコンプが出来ないのはよくある事だが
起動効果はラーの速攻能力を意識した効果。フェニックスモード?そんなものはない
相手モンスターには一切関与しないが、相手プレイヤーを葬り去るという意味では十分再現できている。
自分のライフが相手のライフを下回っている時に、ラーを召喚されてしまうとその時点で瞬殺確定だぞ!
本作の主人公は常に初期ライフポイント8000でデュエル可能と至極真っ当な仕様になっているため、
入手できていたなら次回作よりも扱いやすいのは当然として、相手を容易く瞬殺できる効果から稼ぎ効率も良くなっていた事だろう。ヌルすぎて稼ぐ必要がないというツッコミは禁止
余談
後に発売されたアーリーデイズコレクションでは、このゲームも収録されておりプレイ可能。
実機(GBA版)の時点でかなりのヌルゲーではあるが公式チート機能が搭載されており、
デュエリストレベル・デッキキャパシティを最大にできるモードをONにすれば更にヌルヌルゲーと化す。見ろ!敵決闘者がゴミのようだ!
…ヌルゲーっぷりを超加速させるそんなものより特筆すべきは全カードのアンロック機能。
これは1~9枚の範囲で最初から全カードを入手できるという機能で、なんと通常プレイでは一切の入手が不可能だった《ラーの翼神竜》も自由に使えるようになる。
ストーリー上の都合で敵専用カードとなっていたラーをプレイヤーもデッキへ投入できるようになり、カードコンプリートも可能になるとは、いい時代になりましたね。
主人公「ラーはボクのしもべとなる!」 闇マリク「ありえないぃぃ…」
しかも本作の神のカード3種は制限・準制限カードに指定されていない。
通常プレイではオベリスクもオシリスも1枚しか入手できなかったので実質制限カードのようなものだったが、
全カードアンロック機能を用いれば2枚以上入手できるため3枚投入も可能に。入れすぎるとATMもビックリな超激重デッキと化すので要注意
そもそも神のカードの入手がストーリー終盤になってからとストーリーで活用させる気もないレベルで遅すぎたので、
最序盤から彼らを自由に投入できるのは三幻神獣好きにはたまらないと言えるだろう。
……このようなヌルゲーで神のカードを使った無双で楽しくなるかどうかは別の話。
追記・修正は
ラーの翼神竜を戦闘破壊後、死者蘇生してからにして下さい。
- 何ゲームカタログ()のコピペでゲーム語ってるわけ? -- 名無しさん (2015-10-24 14:18:06)
- 提案所に出てた3分以下のタグをつけてみた -- 名無しさん (2017-06-30 10:43:07)
- ボリュームなさすぎたけど、構築の自由度は高かったから色々ネタプレイやったなぁ…自分の場を究極嫁5体で埋めるとか、完全種族統一デッキで闇マリク倒すとか -- 名無しさん (2017-10-13 19:07:06)
- 項目内容の薄さでゲーム内容の薄さを再現してるのか? -- 名無しさん (2021-04-27 18:38:34)
- ヌルヌルゲーがさらに公式チートでバトルシティ編で遊べるようになったから、チートプレイというかネタプレイが捗るようになったと思えばいいかも -- 名無しさん (2025-06-13 12:27:50)
最終更新:2025年06月28日 12:38