闇のプレイヤーキラー

登録日:2010/08/19(木) 01:04:40
更新日:2025/04/13 Sun 15:48:36
所要時間:約 6 分で読めます







フフフ……決闘者共よ――――



貴様らに安らかな眠りなどはない!!


闇のプレイヤーキラーは、遊☆戯☆王に登場したキャラクター。
PK(プレイヤーキラー)闇使い」とも呼ばれる。

CV:金子はりい


【概要】

決闘者の王国(デュエリスト・キングダム)編に登場したデュエリストの一人。
「決闘者の王国」大会主催者ペガサス・J・クロフォードに雇われたプレイヤーキラーである。
ペガサスを様付けで呼ぶことと、「派遣された」という口ぶりからI²社の社員らしい。

闇と書かれた帽子を被った、いかにもな悪役顔の大柄な男。
深夜に参加者達の前に姿を現してはデュエルを挑んで勝利し、スターチップ*1を奪っていた。
言動は高圧的かつ傲慢。ペガサスの買収計画を知りながら糾弾どころか懸賞金目当てに積極的な加担までしており、到底善人とは言い難い。

元々ペガサスがこの大会を開催したのは武藤遊戯をデュエルで倒し海馬コーポレーションの買収を円滑にすすめるためでしかなく、
優勝賞品として提示していた「莫大な賞金」を渡すつもりはさらさらなかったため、彼のようなプレイヤーキラーを雇い、参加者を密かに潰す非道な企みを進めていた。
具体的には40人集められた参加者たちをプレイヤーキラーの襲撃によって間引いていき、運営側であるプレイヤーキラーを優勝戦に進めることで優勝賞金授与を事実上踏み倒す算段であった。
プレイヤーキラーたちにも遊戯は最優先の撃破対象として指定がされており、その首には懸賞金までかけられている。

……と、プレイヤーキラー自身は語っているが、ペガサスの側はむしろそうした障害の全てを跳ね除けて、遊戯が己の下へたどり着くことこそを望んでいる発言がある。
目的のためにKCの買収を進めていること自体は普通に事実なので、デュエリストとして強者との闘いを望みつつも、一方で自分が負けるとは微塵も考えていないということなのだろうか?

劇中では舞含めて8人分のスターチップを奪ってきたとの発言があり、王国編での力量は比較的高い部類に入る……とは言い切れないのが正直な所である。
詳しくは後述。


【作中行動】

遊闘80「夜と共に来た男」から登場。
大会開始から12時間が経過した夜中のタイミング*2で活動を初め、次々に参加者達を襲撃していく。
そしてPM10時。就寝が近く警戒を解いていた孔雀舞のテントを発見して侵入し、デュエルを強要。
経過は省略されているが、内容は《闇晦ましの城》の闇フィールド効果で舞を完封して決闘に勝利。舞のスターチップ全てを剥奪する。

しかしそこに駆けつけてきた遊戯達に発見され、舞から奪ったスターチップ全てを賭けてのデュエルを闇遊戯から提案される。
舞のスターチップが8個、遊戯側が6個と賭けのチップに2個分の不足がある状態だったが、闇遊戯は不足分の補填に己の(プライド)を指定。
……要するに「決闘者ですらないお前に誇りなんてものはないだろうから、釣り合うようお前に欠けている分のプライドをこっちで天秤に乗せておいてやるよ」という挑発である。
誘いに乗ったプレイヤーキラーは逃走防止用のワイヤーを闇遊戯の首に填め、決着後の遊戯の処遇を自由にするものとしてこれを承諾。両者の決闘が行われることになる。


【原作における使用カード】

観戦中の舞からは「完全に『守り』に重点を置く闘い方」と形容されており、全体的な基礎ステータスの高さと守りの硬さが際立つ。
一方で能動的に攻めるためのカードには乏しく、せいぜい魔法・罠対策の《カードを狩る死神》と打点の高い《闇魔界の覇王》がある程度。
デュエル前からの心証の悪さも相まって、闇遊戯からはその全体として消極的なプレイングの傾向を「自分の安全な場所を確保しなければ何の行動も起こせない臆病者」「図体はデカいが肝っ玉は小さい小心者」と酷評されている。
闇遊戯がプレイヤーキラーのことをプラスに評価したのは、せいぜい5ターン後の敗北を予言された時にそれを鼻で笑い飛ばした姿勢ぐらいのものである。*3

  • 闇晦ましの城(攻1200/守2500)
召喚されると自分のフィールドを闇で包み込み、対戦相手側からの確認が不可能な状態にしてしまうモンスター。
OCG的に例えれば相手フィールド上のカードが全て非公開情報になり、攻撃や効果の対象に取れなくなるという恐るべき能力。
さらに闇フィールド能力抜きに基礎守備力も2500と高く、「浮遊リング」により飛行の特性まで備える。*4
ただし「闇」という仕様上、光や炎といった「光源」で暗闇を払拭することが可能。特に《光の護封剣》は3ターンに渡って光源を設置され、闇をはぎ取られながら拘束を受ける最大級のメタカードとなる。*5

バランスの取れたステータスを持つモンスター。ガイドブック「千年の書」によれば舞戦のフィニッシャーがこいつらしい。
攻撃名は「ダーク・サイレント・バーン」。

  • バロックス(攻1800/守2200)
ダーク・キメラ同様バランスの取れたステータスを持つ。遊戯戦で召喚され、闇フィールドに隠れながらコツコツと戦果を上げている。
攻撃名は「ダーク・アブソリュート」。

  • カードを狩る死神(攻1800/守2000)
バロックスと同等のステータスを持つ上、自身の攻撃宣言対象をモンスターだけでなく相手フィールドの魔法・罠にまで拡張できるという強力な効果を持つモンスター。
闇遊戯によれば「魔法カードを場に出す上で最も警戒しなければいけないカード」とのことで、王国編時点での環境における汎用魔法・罠除去手段として扱われていたらしい。
難点はその性質上、除去の際にどうしても「攻撃」宣言を経由してしまう点で、作中での使用率が高い攻撃反応側の罠各種がそのままぶっ刺さる。
実際作中では闇遊戯のブラフに釣られて召喚した所を《六芒星の呪縛》で逆手に取られ、攻撃不能にされている。

  • 闇魔界の覇王(攻2600/守2300)
ブラック・マジシャンをも上回る、攻撃力2600にも達する打点を持つ大型モンスター。
プレイヤーキラー曰く「オレの手札最強カード」「オレの切り札」とのことでデッキのエースモンスターらしい。
攻撃名は「魔導波」。

  • カオス・シールド(魔法カード)
自分モンスターの周囲に守備力を上げるシールドを発生させる魔法。下記のコンボなしで使った場合の守備補正量は不明。
発動中はシールド内外の出入りが不可能になるが、自分ターン内であればコントローラーの任意でシールド展開のON・OFFを選択できる。*6
本来は単体強化らしいが、プレイヤーキラーは浮遊している《闇晦ましの城》を対象に使うことで防御シールドを周囲にまで拡散させ、全体守備600強化のコンボを成立させている。
しかしこれが後々裏目に出ることに……。

  • メタル・ガーディアン(攻1500/守2800)
《竜騎士ガイア》を融合されて焦ったプレイヤーキラーが追加の護衛として召喚する。
確かに守備2800は高いが、既に己の首へ敗北の縄がかかっているにも関わらず守備しか頭にないプレイヤーキラーへ、闇遊戯は冷ややかにラストターンを宣告する……。


【行動の問題点】

  • 事実上、デュエルが対戦相手の同意を無視した強制執行である
闇遊戯からプライドを賭けての条件指定を提示された際に、プレイヤーキラーはワイヤーロープを闇遊戯の首に掛けて以下のように述べている。
「決闘者の中にはなあ、オレ達プレイヤーキラーに恐れをなして逃亡する奴がいてなぁ…そいつらを逃がさねえためにこのワイヤーを用意してあるのさ! 貴様らなんざオレ達にとっちゃ島の野放しにされた狩りの獲物同然!!」
つまり闇遊戯がデュエルを拒否したり逃走したりしても、どのみちこれで拘束するのでデュエルを受けるしかなくなるということである。
主人公や一部の有名なデュエリストなら挑まれた勝負を拒むことはプライドからないので問題ないという人もいるが、お互いにコンディションが万全でないとかの理由で時間を置くことはあるので、その場で拒めない強制となるとやはり一方に不利である。
なお、先にデュエルしていた舞は「どこまできたない奴らなんだ!」と、プレイヤーキラーのワイヤーロープを初めて見たと思しき反応を示しており、強制されてはいなかった様である。
それでも下記2項の不利がついた条件下になるため、決して公平なデュエルと呼べるものではない。

  • 夜間の襲撃
80話ではっきり書かれている点に「半日活動しっ放しだった遊戯達の疲弊がピークに達している」事実がある。
人間のメンタルというものは想像以上に肉体側のコンディションに影響を受けるものであり、気を抜いてすぐに眠りこけてしまうほどに疲労していれば、もはやデュエルに集中するどころではないだろう。
「夜間にデュエルを申し込んではいけない」といったルールこそないためルール違反ではなく、通常の参加者であればお互いに疲労しているのだから対等の条件ではある。
しかし、闇のプレイヤーキラーは日が沈み切るのを待ってから活動を開始しており、コンディション調整面では雲泥の差があるので対等な条件であるとは言えない。
もっと言ってしまえば、決闘者の王国にはペガサス城以外に宿泊機能のある施設が見当たらない。あったとして、あまり質がよくなさそうなのは行きの船で大半の参加者がタコ部屋だったことからうかがえる。
つまり、よほどの事情がない限り野宿やまともな休息が取れない状況になりうるので、その上で襲撃しているのは主催者側が用意したイベントだとしても悪質である。
特に舞の事例ではわざわざテントを襲撃しているので、もはや外にいるほうが悪いとかの言い訳すらできない。
闇討ちと言われても当然であり、正々堂々とはとても言えない。

  • 夜の時間帯におけるデュエルは環境適応力が消滅する
《闇晦しの城》召喚時にしれっとプレイヤーキラー自身が口にしていることだが、王国編の基本ルールとして存在する環境適応力(フィールド・パワーソース)による強化が夜中は無効になる。
補正量は「元々の攻守を1.3倍」と無視できない幅であり、仮にこの条件下で戦うなら「」フィールドを広げて戦うデッキの梶木漁太などはその影響をモロに受け、かなり苦しい戦いを強いられていたことだろう。
該当話内で確認できるバトル・ボックス内のデュエルフィールドは「草原」と「森」であり、「山」を有利フィールドとする舞のハーピィはほぼ恩恵を受けられないと思われるが、舞以前に7人のデュエリストがこの穴に嵌って脱落させられているであろう醜悪な事実は一切揺るがない。
そもそもほとんどの参加者がこの日フィールドの仕様に触れたばかりであり、夜フィールドの補正無効仕様を理解していない可能性は十分あった。
そんな中で、運営側でこのルールを把握していたであろうプレイヤーキラーが有利に立ち回れるのは無視できない問題である。


表向きやっていることは「夜中に現れてデュエルをしてくるだけ」に見えるが、上述のようにかなりタチの悪いことをしているのは明らかである。
……しかし、これだけであれば彼はよくある量産型の悪役デュエリストでしかない。ここまでやらかしてもまだ幾らでも上位互換がいるのが遊戯王という作品の恐ろしさである
だがプレイヤーキラーの特異な点は、闇遊戯(通称:王様)が彼を異様に目の敵にした点にある。


【闇のプレイヤーキラーの受難】

◆その1 やたらと口の悪い王様

この大会では不正行為で勝とうとするプレイヤーがいくらなんでも異常に多く、
  • 遊戯のエクゾディアを海に捨てたインセクター羽蛾
  • 自身のカードに香水をかけ、匂いを嗅ぎ分けることにより意のままにカードを選んでいた舞
  • 相手の参加賞を寝ているときに盗み、更にリストバンドに自分のカードを仕込んだキース・ハワード
など、枚挙にいとまがない。

それらと比較した場合、この闇のプレイヤーキラーは確かに闇討ち、運営側故に大会ルールを把握して有利に立ち回るといった「卑怯な行為」はしているが、上記のような明らかな不正やイカサマはしていない本来なら褒めるようなことじゃなんだけどね
この件で責任を求めるなら、こんな奴を送り込んだ本人でもありルールを明確にしていないペガサスにであろう。
また、大会運営側がプレイヤーを用意し参加させることは問題はない*7まぁ、それを差し引いても、スターチップを盗まれた少年の言い分も聞かず即失格にしたり*8、王国内に宿泊施設を用意しない、女性の参加者もいるのに移動用の船に一部の優待者を除いてタコ部屋しか用意しない等…全体的にクソ運営としかいえない状況であるのが王国編なのだが

無論、拘束してデュエルを強制したり*9、他人のテントといったプライベートなところに侵入するといった行為は、一般的な基準で言えば罪に問われ得るレベルのことであるし、それを悪びれもしない態度も含め非難されて当然だが、
他人の所有物を不正に奪ったり破ったり心を踏み躙るようなことをしたり、暴力で相手を殺傷するといったようなレベルの本格的な悪行には及んでいないし、
ゲームを題材とした作品のキャラクターとして見ても、「ゲーム(大会・デュエル)のルールに従う」という一線を守るかどうかには差がある。
とまあ、どういう見方をするにせよこのへんのラインを平気で超えてくる本作においては「マシな方」の悪なのは間違いない。

にもかかわらず、なぜか王様の対応が作中でもトップレベルというくらいに厳しいのである。

なお、王様はスターチップの数の不釣り合いに対して、雑誌掲載時の王様は「星の不足分として自分の命を賭ける」と宣言。
ちなみに王様が相棒の命を勝手に賭けたのはHA☆GA戦に続いてこれで二度目。流石に非道すぎるので、別媒体ではルビが「プライド」に変更された*10
この衝撃的過ぎる提案に対して口だけでは信用できないと保証書がわりに「捕獲用の」ワイヤーロープを首にかけた*11のは、まあ正当な範疇だろう。

「いいだろう。オレが負けたら首をやるぜ! だが――貴様が負けたら罰ゲーム*12が待ってるぜ! 楽しみにしてな……!」

…と、この際についでと言わんばかりにやばい約束を追加する王様。
あれ? 闇のプレイヤーキラーと釣り合いが取れて無くね?? 命は不足分のスターチップの代わりでは…???

ここの台詞はもはや完全に詐欺師のそれだが、後述する様に王様の怒りに触れたと思われる。
ある意味、足りない分のスターチップに命を賭けると言い出したことを承諾したのが闇のプレイヤーキラー最大の選択ミスだったのかもしれない。


以下、プレイヤーキラーに対する主人公のものとは思えない王様の言動。

「よく聞け! デク野郎! 闇に紛れて寝込みを襲うなんざ臆病者の盗人のやることだぜ! オレはそんな野郎を決闘者とは認めない!
「この決闘! オレは手持ちの星6個を全賭け! 貴様は舞から盗み出した(※盗んでません)星8個を賭けてもらうぜ!」

(闇にモンスターを隠して攻撃を防ぐ戦術の闇使いに対し)
「『闇』ってやつは時に見たくもないもの……たとえばあんたの醜悪な顔を覆い隠してくれる……」
「だが……最後にはゲームに敗れたお前のぶざまな負け犬顔を見ることになりそうだぜ!」

(遊戯の光の護封剣にこちらの攻撃を封じられ、さらに相手から攻撃される危険ができたので守備を固めるというどう考えても当然の行為を行った闇のプレイヤーキラーに対し)
「闇に姿をくらまし姿を晒されれば盾に縋る……お前は図体はデカいが肝っ玉は小さい小心者さ!

「考えてみりゃあ決闘者に闇討ちを仕掛けるなんてのもあんたにゃお似合いの姿ってわけだ!!」

(使用カードと手札の状況から守備を固める以外実質出来ない状況下で)
「あわれだな…………。自分を守ることしか考えてない……。弱すぎるぜ……あんた」

醜悪な顔だの、小心者だの、自分を守ることしか考えない弱者だの、なぜか人格や外見まで口撃材料に使い出す王様

なお、闇のプレイヤーキラーはこれだけの口撃に対して、途中で一度「小僧~! 今度へらず口をぬかしたら貴様の首をねじ切ってやるぞ!」とワイヤーを見せつけて言ったものの、その後も王様は何ら臆することなく精神攻撃を続け、それに闇使いが激昂して実力行使に出ることもなかった。
これは闇のプレイヤーキラーが紳士だったからという話だけではなく、デュエルで勝ったという実績が必要だからだと思われる。
ペガサスは海馬コーポレーション乗っ取りに際し、「デュエルで遊戯に勝つ」ことも求められているので、デュエル中に激昂して死なせたなんてのはもってのほかだろう。

ただ、遊戯王の作中、特に原作の前半においては基本的に口の上手さもゲームのスキルのうちと言う価値観が一般的である事には留意する必要がある。
実際、初期における闇遊戯は「悪党を煽って煽って煽りまくり、それによって生じたミスを突いたり、イカサマをさせるように仕向けてそれを見抜いて勝利」と言うのが基本の勝ちパターンだった。
このデュエルでも舞が「闇の中へ届く唯一の武器である『声』を使い、遊戯は優位に立っている」と評する場面があり、口頭での応酬・心理戦はある種の基本戦術として作中では普通に容認されている

そもそも遊戯王はルールに沿ったお行儀の良いゲーム漫画ではなく、ゲームを武器に戦うダークヒーローの漫画であり、闇遊戯も別に正義の主人公ではない。
そして非正統派のヒーローが口撃や策略を武器にするのは別に珍しい事ではなく、例えば同じジャンプではジョセフ・ジョースター、世界的に見ればスパイダーマンなどもこのタイプである。
つまる所、「現実では口撃がマナー違反だから、闇遊戯はマナーが悪い」などと言うのは、ただのナンセンスな言いがかりに過ぎない。

ただ、にも関わらずこの口撃がやたらとネタにされる事にも、納得できる理由がない訳ではない。それは、遊戯王オフィシャルカードゲームの登場である。
漫画の作中においてはダークヒーロー的な口撃が許されるとしても、実際に対面して行うカードゲームで罵り合いが許される訳もない。
そのため、ルールとマナーが整備され、煽り行為などはきちんと重大な禁止行為として制定された。
そして遊戯王デュエルモンスターズのアニメ化にあたっては、アニメOPの前に「ルールとマナーを守って楽しくデュエルしよう!」とわざわざテロップを流すようになった。
にも関わらず主人公である闇遊戯が(現実に則すと)マナー違反を率先して行う訳だから、ネタにされるのも仕方のない事ではあろう。

最終的に、カタパルト・タートルによって射出された竜騎士ガイアの玉砕で闇晦ましの城の浮遊(リング)が破壊され、落ちた闇晦ましの城がプレイヤーキラーのモンスターの上に落下。*13
闇使い自身が守備固めのために貼った魔法「カオス・シールド」によりモンスターは移動できなくなっており、プレイヤーキラーのモンスターが全員潰されて決闘は決着した。
これもOCGのルールと比較すると違和感があるだろうが、王国編ではこうしたTRPGめいた決着は全く珍しくない。珍しくないだけで、一方的過ぎる海フィールドなど大体当時から突っ込まれてたけど

なお、遊戯はこのしばらく後に、海馬の「デュエルに負けたら死ぬ*14」と言う口撃に(表遊戯が)屈して敗北している。
やはり口撃は原作遊戯王における重要スキルである。
これに関して、杏子たちは結果として実質脅迫して勝利を得た海馬を批判したが、海馬としては「負けたらモクバを助けれないので、生きている意味がなくなる」「カードで死ぬのなら本望」ということもあり本当に死ぬつもりだったのと、海馬本人は提案したあとに逆転のための一手を打ち、遊戯がここで怯んだら負けという状況に追い込んでいた。
結果はどうあれ、純粋に海馬の覚悟と戦術が上回ってしまっただけの話なのである。



◆その2 厳しすぎる罰ゲーム


「遊戯王」の連載前半には、闇遊戯がゲームで倒した悪人に「罰ゲーム」を仕掛ける、というお約束があった。

これは3回まわってワンと言うような現実によくあるタイプのそれではなく、
金に汚い者は葉っぱがお札に見える幻覚を掛けられ翌朝まで葉っぱと戯れさせられ、周りにその醜態を暴けさせられたり、
歪んだ心の持ち主は精神を砕かれ正しく組み直すまで前後不覚となるなど、要するに鳳凰幻魔拳のような精神攻撃である(状況次第では物理攻撃もある)。

闇遊戯のそれは短いものなら一晩ほどで治まり、長い場合でも暫く反省&療養すれば回復するものが多い。…中には死にかけているものもあるが*15
実質死亡したものもあるが、金倉は遊戯ではなくシャーディーの罰ゲームであり(ただし内容は死の体感と同等なのでやはり海馬はかなり危なかった可能性もある)、
井守は「魂が壺に封印された」ため実質死亡だが、こちらは井守が千年パズルを盗み、脅して井守が持参した闇のゲームによるプレイを強要させたデスゲームで敗北したからであり、実質的に井守の自爆と言う方が正しい。

話は戻るが、そういうわけでプレイヤーキラーは闇討ちという決闘者として相応しくない言動をしたがために、罰ゲームを受ける羽目になってしまった*16
それも底なしの闇に落とされる処刑という形の死の幻覚、最悪クラスの罰ゲームを
その死の幻覚を見せられて「ギョエエエエエ~」と絶叫する場面で原作での出番は終わりである。
ある意味諸悪の根源とも言える、命と同等のスターチップももちろん入手。やりたい放題である。

…ところが、後に発売されたキャラクターズガイドブック「真理の福音」にさらっととんでもない事が書かれていた。
ここには劇中で罰ゲームを受けた人々の感想が記されているのだが、
「うう、もう、暗い闇・漆黒しか見えない…。今は昼なのか、夜なのかわからない…。ううう。」という恐ろしい発言が記されている。
要するに失明させられてしまったのだ。

更に、2015年発売のキャラクターズガイドブック第2弾「千年の書」では、
「処刑台の上に立つ自分が暗闇の広がる眼下へと落とされる。永遠に着地することもなく、闇の中をただ落ち続けるのだ」と記され、失明どころではない事が明らかとなった。
もはや死んだ方がマシだとか、「終わりがないのが終わり」という状態である。
ただしこれはファンブックの時点での情報であり、失明したのではなく海馬のように罰ゲームの期間が長いだけとも取れる。そもそもどのあたりの記述かも実ははっきりしておらず、全体的にジョークがこもった記事であることには留意してほしい猪頭のように更生した姿を書かれても読んでいるこっちが困る

これらの罰ゲームを受けた者の大半はあからさまな悪行・暴力・不正行為に主体的に手を染めていてその悪行もその罰ゲームに釣り合う物ばかりだが、
プレイヤーキラーの罪は、それらと比べれば間違いなく軽い部類である。
一日どころか永遠に続く(と認識されてしまう)この罰ゲームがいかに罪状と不釣り合いかお分かりいただけるだろう。


というようなやたらに悲惨な扱いから、特に美点も何もないただの悪役ながらネット上では憐れみの対象になっていることもしばしば。


【考察】

闇遊戯の対応に関する考察材料として、作中でこれに比較的近いレベルの重篤な永続の罰ゲームを執行された者に「死者の腹話術師」が存在する。
こちらがやったことを軽く列挙して見ると、
  • 遊戯を倒すべくペガサスのI²社から刺客として派遣される。*17
  • 海馬のデッキを盗み出して闇遊戯戦で使用する。
  • 海馬人形を用いた腹話術で海馬の「心」を愚弄する。*18
  • 芸として見ても露骨に海馬のエミュレート精度の悪い腹話術で決闘中の挑発を繰り返す。多分本物がこの時の対戦相手ならもっと上から目線で苛烈にガンガン口撃してきたと思う
闇遊戯はこれらの所業の中でも、特に「デッキの窃盗」「海馬の心の愚弄」の二点を糾弾の槍玉にした上で「絶対に許さない」と宣告しており、腹話術師が以後人形を見る度に悪夢の幻覚に襲われるかなり重い罰ゲームを下している。
これらから見て闇遊戯は「決闘者の誇り」を重視しているのがわかるだろう。

翻って闇のプレイヤーキラーに関して見た場合、闇遊戯は「闇に紛れて寝込みを襲うのは臆病者のやること」「オレはお前を決闘者とは認めない」「盗人如きに誇り高き決闘者の命は奪えない」とまで述べている。
プレイヤーキラーの被害を受けた舞は「香水戦術(アロマ・タクティクス)」というカードの裏面に香水を仕込み、カードの表面を確認せずにカード名を言い当てるカード・トリックを行った前科は確かにあるが、作中の城之内戦を見る限りこれは、
  • ①普通にドローして手札に加わったカードを全部デュエルマット外に伏せる
  • ②伏せたカードを表を見ずにカード名を宣言
  • ③表側にしてカードを使用する
というだけのものであり、事実上普通に手札を使ってプレイしているに過ぎないので、ミスディレクションによる心理的な動揺やプレッシャーを与える効果は確かにあるが、本質的なプレイング面では特に差がなく、作中で勝ちを重ねているのは結局の所舞本人の実力に寄るものであり、闇遊戯も舞を大会中に雌雄を決するべきライバル決闘者の一人と見ている。
デッキの順番を固定するイカサマにも使えそうだが、それをしている描写もない。毎回初手に《ハーピィ・レディ》がくるのはどうなんだと言いたいが、実は王国編のM&Wにカードごとの投入枚数の制限が示唆されたことはないのでもしかすると、三枚以上デッキに入れているのかもしれないし…
その舞が本来の実力を発揮できないような「疲弊している所の寝込みを襲う」「デュエルの実質的な強制」「昼間とは仕様の違う裏ルールでハメる」という行いをしていれば、「決闘者の誇りを損なう」ことを殊更に嫌う闇遊戯がプレイヤーキラーに対して苛烈な罰ゲームを課すことに行動上の矛盾はない。

…そもそもの話として、「ファンブックの記載が信用できるかも疑わしい」という話の前提を覆す大問題も存在する
確かに闇のプレイヤーキラーに対する苛烈な罰ゲームが公式の書籍に記載されているのは前述の通りでそこは嘘ではない。しかし、これらの本は原作者が監修したという旨の記載がないのだ。
また、当時の遊戯王の書籍はVジャンプに「月間ルールミス」という蔑称が付く程に間違いや適当な記載が非常に多く*19、後の時系列ではあるが実際にマスターガイドで設定の捏造をやらかした「前科*20」まで指摘されているほどである。
「真理の福音」自体も当時のファンからプロフィールのツッコミどころからネタ本扱いされていたような代物*21であり、はっきり言って記載の信憑性はお察しなのである。

というわけで闇のプレイヤーキラーに同情的な者は概ねこのファンブックの記載を前提としているのに対し、こういった事情を把握している(かそもそもファンブックの記載自体を知らない)ファンはファンブックの記載自体を信用していないという落差があり、その辺りも闇のプレイヤーキラーに対する評価に温度差が生じる原因ともなっている。
別にファンブックの記載についても信頼性が低かろうが話が盛り上がるなら敢えて取り入れるのは別に悪い事ではない。しかし、それをもって原作キャラの行動の批判に繋げるのは行き過ぎでは無いか、については真剣に考えてよい部分だろう


【アニメ版遊戯王デュエルモンスターズにおいて】


流石に闇遊戯があまりにもゴールデンタイムアニメのヒーローらしくなかったためかためか、アニメでは

  • 命をチップ代わりにするのはプレイヤーキラーの提案に。
  • ワイヤーが遊戯側のデュエルリングに設置した火炎放射器に。
  • 威嚇で火炎放射
  • 負けた後は遊戯を火炎放射器で殺そうとする。
  • 炎の幻覚に包まれて気絶しただけで失明していない。

……と、悪役さがこれでもかと強調され、罰ゲームされるのも十分納得できる流れに。
一応、テント(しかも女性の)侵入という洒落にならない悪行だけは修正され、佇んでいる舞を拉致してデュエルリングに連れ込むというものになっている。こっちも犯罪だが、こっちはあくまで外にいた決闘者を襲っているだけになっているので(悪の決闘者として)正当性自体はある。
罰ゲームそのものもマイルドに変更されていて、他の悪人と比べてもおかしな扱いではなくなっている。

もっとも実質主人公である闇遊戯の人格にも関わることでもあるので、この修正については賛否両論
他にもアニメ版の闇遊戯は(ヒーローとしては)一般的な価値観(と放送時間の都合)に基づいた性格の変更が多数行われている。


◆使用カード
なぜか彼のモンスターは、OCG(遊戯王オフィシャルカードゲーム)ではいずれも攻守が微妙な数値に変更されている。
バロックスに至っては何故か融合モンスターに。
左側が原作の数値、右側がOCGの数値である。

  • 闇晦ましの城     攻1200/守2500→攻 920/守1930
  • バロックス      攻1800/守2000→攻1380/守1530
  • ダーク・キメラ    攻2100/守1900→攻1610/守1460
  • カードを狩る死神   攻1800/守2000→攻1380/守1930
  • 闇魔界の覇王     攻2600/守2300→攻2000/守1530
  • メタル・ガーディアン 攻1500/守2800→攻1150/守2150
  • カオス・シールド(唯一の魔法カード)

カードを狩る死神の守備力以外は30%UPすると原作に近い数値になる。
どうやら「プレイヤーキラーのフィールドは闇だったので、攻守は30%上昇していたはず」みたいな判断をされたようだが、
なぜこんな面倒くさい事をしたのかは不明(ていうかプレイヤーキラー自身が「夜はフィールドパワーを受けることはない」と言ってたと思うが……)。

なおこのステータスの初出はOCG ではない
OCGより前に発売されたゲームボーイソフト「遊戯王デュエルモンスターズ」での数値に準拠している。
原作の数値をそのまま再現すると主人公たちを鼻で笑ってしまうほどのステータスになってしまうため、意図的にステータスを下げられたと思われる。
(当時のカードでは、2500クラスですらブルーアイズを引けなければまともに処理できない)

なお同ゲームではゲームでは闇フィールドになると、闇使いのモンスター達は例外処理によって原作の数値となる。
覇王と死神?あれは数値そのものが間違っているので……

かえっておかしいことに気づいたのか、ゲームシリーズでは「遊戯王デュエルモンスターズ3」以降原作の数値となったが、レベルはそのままのためこれはこれで色々ヤバい事になっている。
特に闇晦ましの城! レベル4で守備力2500 とか何の冗談ですか。
そこは原作準拠を目指さずバランス重視で調整してくださいお願いします……。

ちなみにアニメ版ではご丁寧にもOCG版の数値に闇の1.3倍補正が掛かっていた為攻・守やライフポイントが(特に下2桁が)物凄いカオスな事に。
しかもガイアで特攻した時にこれまたライフが綺麗に揃う始末。なんでや!


【ところで】


このデュエルはカタパルト・タートルの初陣なのだが、

(な……なに……! 自らのモンスターを犠牲にする気か!)
↑ニヤニヤしながらカタパルト・タートルでガイアを射出した遊戯に対するプレイヤーキラー

と、プレイヤーキラーは闇遊戯の自分モンスターを犠牲にする戦術にとても驚いている様子がある。なんていい人なんだ…*22

で、その闇遊戯は後にほぼ同じ戦術をとったパンドラに対し、

「パンドラ……貴様のしもべが泣いてるぜ……」
「貴様が真の黒魔術師使いなら聞こえるハズだぜ。主に裏切られ犠牲となったカードの……魂の嘆きが!」
↑エクトプラズマーで自分のモンスターの魂を犠牲にしたパンドラに対する王様

と、例によって苛烈な口撃を仕掛けている*23
理不尽な話だが、遊戯王ではよくあることだ。


【余談】

  • 作中で登場した他のプレイヤーキラーには「死者の腹話術師」「迷宮兄弟」が存在するが、プレイヤーキラーという役職の本来の仕事である「参加者の間引き」を行う描写が明確に見られるのは実は彼のみだったりする。一応腹話術師はスターチップを初期支給量の2個より1個多い3個賭けを提示しているため、闇遊戯との決闘以外に何かしらの理由で1戦こなしているであろうことは確認できる。
  • 原作で最後に闇遊戯の罰ゲームを受けた人物である。
  • 中の人は次作の遊戯王デュエルモンスターズGXでゲストキャラの大原進を演じている。
    手口や事情はだいぶ異なるが、何の因果かプレイヤーキラーと同じく夜にデュエルを挑んで戦利品を巻き上げる怪しい大男という役所である。

  • 対戦中に相手のプレイングを貶したり、ましてやデュエルに関係ない容姿等を侮辱するのは言うまでもなくルール違反でなくともマナー違反である。もちろん、他人のテントに侵入したり、ワイヤーで拘束してデュエル強要は犯罪である。
  • 良い子の皆はルールはもちろんマナーも守って楽しくデュエル!

「…………フフ。お前が追記・修正をすることもオレの計算通りだ!!」「な……なんだと……!!」

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最終更新:2025年04月13日 15:48

*1 大会参加権を示す星型のチップ。デュエル前に任意の個数を賭け、所持数が0になると失格。

*2 「8時を回った所」と獏良が発言している

*3 闇遊戯曰く「自分の敗北を宣言され 勝負をあきらめる決闘者はいないよな…お前にもわずかながら決闘者としてのプライドがあることは認めてやるよ!」とのことだが、《カードを狩る死神》を釣るための挑発なので発言の半分以上は皮肉が主と思われる

*4 原作において飛行能力があるモンスターは《落とし穴》などにかからないという性質がある

*5 プレイヤーキラーは『バカな…その程度のカードで「闇」が打ち負かされるハズはない!』と、メタカードが存在すること自体をそもそも想定していなかった

*6 『その後で「カオス・シールド」を解除して…』というプレイヤーキラーのモノローグがある

*7 この大会はあくまでもペガサスの私的な大会であり公式戦ではない。莫大な優勝賞金に加えて参加費も無料で招待に応じるのも基本は自由(遊戯は脅迫、海馬は攻撃されたために実質強制だが)なのだから、妨害プレイは不公平感はあるものの大会主のペガサスに決める自由があり、(彼に限れば)プレイヤーの一員として公平にデュエルしていることもあってルールの範疇と言っても良いだろう。一応。

*8 しかも遊戯たちの約束を反故にしたあげく、スターチップを海に落として紛失させる

*9 一応現実の現代日本に置き換えるとこのケースの強制拘束は現行犯の犯罪者ではないので犯罪にあたる。とはいえ、ペガサスの依頼と許可の基に行っていることなので、ペガサスに責任があり罪の重さも主犯にあたるペガサスの方が重い。闇遊戯の場合は闇遊戯自身は拘束に同意していたりする。

*10 よく王様が宿主である遊戯の命を勝手に賭けているとネタにされているが、この時期の遊戯と闇遊戯は互いに同一人物である意識がまだあり、闇遊戯が表の遊戯を「相棒」と呼び始めるのも王国編後半からである。つまりこのときはあくまで自分の命を賭けているという認識であった

*11 なお、遊戯が負けた後の処遇についてどうする気だったのかは不明。もっとも殺し屋でない賞金目当ての彼が遊戯の命を奪うことはデメリットしかないので、手出ししていない舞の件といい、後でどうこうするというより彼の発言に合わせた仕掛け程度に過ぎない可能性は高い。せいぜいペガサスに身柄を渡す程度でしかないだろう。

*12 現実世界のものではないとも、闇の世界のものとすら言っていない。

*13 舞戦でも言及されるが、原作の《カタパルト・タートル》には「壁・要塞」の破壊能力がある

*14 厳密に言えばダメージを受けるたびに後退し、ライフが0になれば高所から飛び降りる

*15 例えば海馬の喰らった死の体感はショック死してもおかしくなく(少しの間疑似体験しただけの双六ですら危なかった)、アニメでは有名なマインドクラッシュも原作のものは一時植物状態になるので外部からの補助が必要になり助けが無ければそのまま死亡する、更生はするが地味ながら罰ゲームの中でも厳しい代物である。

*16 一応、理不尽さで言えば遊戯達の教師の蝶野が受けた問答無用の罰ゲームに比べればまだマシではあるが。あちらがプレイヤーキラーとは比較対象にはならない位酷過ぎるだけではある。まぁあっちは別に人生が壊れるほどのバツでなかったし、そもそも蝶野自身にも問題がある

*17 モクバが「I²のスパイが海馬のカードを盗んだ」ことをバトルボックス外から大声で証言したので、闇遊戯側からの認識もある程度明確化されている

*18 ここで言う心というのは「生きる意志」のこと。そのため「死んだ海馬の怨念が人形に宿った」という腹話術師の主張する前提が既にアウト

*19 それ自体はVジャンプの蔑称だが、週刊少年ジャンプが扱っていた時代にもその手のミスが非常に多い事は有名だった

*20 複数あるが特に有名なのが遊戯王OCGストーリーにおける「ガガギゴ」の件。明らかにイラストの内容と噛み合わない失恋でグレたと言う設定を勝手に付け加えて解説している

*21 一方で貴重なファンブックとして重宝されており続編を望む声も多かったらしい、まぁファンブックは「読んでいて楽しければ適当な事書いてもOK」な側面はあるが…

*22 マジレスすると、自分のモンスターをコストにしてまで行う戦術とそれに関する結果が闇のPKには予測できていないというシーンなだけである

*23 これに関してはパンドラの勝ちを急いだがゆえのプレイミスを指摘しているという説もある。実際、結果論ではあるがエクトプラズマーでブラック・マジシャンを生贄にしなければパンドラは勝っていた