遊☆戯☆王デュエルモンスターズ6 エキスパート2

登録日:2011/11/11 Fri 22:03:08
更新日:2024/03/13 Wed 11:05:16
所要時間:約 4 分で読めます





新たなシステムを搭載し、

DMシリーズ最高傑作誕生!!



コナミからゲームボーイアドバンス用ソフトとして2001年12月20日に発売した遊戯王OCGのゲーム。後に本作をベースにした多言語対応版の世界大会用ソフトのインターナショナルが発売した。

特典カードはデス・ヴォルストガルフ(予約)、ギルフォード・ザ・ライトニング、トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール、イグザリオン・ユニバースの4種。全て高橋和希がデザインした。
不評が多かったからか本作から特典カードのランダム制を廃止した。

限定版では上記のカードのシークレットレア仕様が封入され、復活した通常版*1ではウルトラレア仕様が封入されており、流通数の少なさから高値で取引されている。
インターナショナルの特典カードは英語版三幻神で、こちらにも限定版はシークレット、通常版はウルトラレアであるがこちらの通常版は流通数が比較的多かったため、そこまでの値段の差はついていない。*2


攻略本の付属カードは上巻が王家の神殿、下巻が聖獣セルケト。
王家の神殿は発動までタイムラグがある罠を高速で使用できるため色々と悪用され禁止カードとなり、神殿が無いと死ぬセルケトは巻き添えを喰らった。

現在はエラッタされ無制限となっているが、発売当時の融合デッキ表記によりシンクロ他のエクストラデッキのモンスターは出せるのかが問題になり、調整中の期間が長かったがエクシーズモンスターが増えてから召喚が可能になった。*3
ただ制限復帰の際のエラッタによって融合モンスター指定に変更されてしまったため上記の裁定も無意味なものとなってしまった。初めからそうしとけ


本作はパッケージ裏に上の黄色のアオリが使われているが、遊戯王OCGとしては1作目となる前作に比べて格段に進歩している。

  • より複雑な効果の再現
前作では再現不能であった為に収録されなかった一部のカード郡が収録され、単純に完成度が高まった。

  • 原作世界への没入感の増加
原作での展開(バトルシティの開催中)を踏まえてか対戦相手を一覧から選ぶ前作までの方式から、シティの区画を選択し、その場にいるデュエリストから対戦者を選ぶという方式に変更。
そしてゲームを進めていくとグールズが街中を徘徊するようになり、通行人との会話と思わせて対戦へ。負ければレアカードを奪われてしまうが、勝利できれば特別なカードパックを入手できる。
また、一部のデュエリスト(主に人格を入れ替える事が出来るキャラ)は対戦時にランダムで人格交代が発生する。
もう1つ、特定の人物が同じマスにいると、対戦者を選んだ時に交代が発生する。(城之内⇔舞、バクラ⇔マリク等)

プレイヤー「おっ、モクバだ。お~i」
瀬人「(スッ」
プレイヤー「」

  • 制限デュエルの導入
戦士族のみ使用可能、罠・魔法の使用禁止など多種多様な制限ルールで対戦を行なう大会が開催される。勝利できれば特製パックを入手できる。
更に全ての大会を制覇すれば制限・準制限カードの枚数制限が撤廃できる。(ON/OFFは切り替え可能)
なお、相手は(名前は見えないためデッキや一部セリフ発生カードで判別するしかないが)通常時のデッキのままのため上記の構築制限とか完全無視してくる。
(クリボー使えない)ドラゴン縛り相手にデビフラ1キルとか魔法・罠縛りに地獄のハーレム決めるとか止めてくれませんかねぇ…。

  • ゲームスピードの加速
テンポアップによって快適性は更に向上。

などなど、その言葉に違わない内容で好評を得た。


収録パックは2001年7月に発売した第二期の第六弾「Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−」まで。
発売時期的に仕方ないとはいえ当時発売していた変態隊長が登場した「Struggle of Chaos −闇を制する者− 」やスピリットが登場した「Mythological Age −蘇りし魂−」が収録されなかった事も惜しい点。

運要素が強いカードゲームであるにもかかわらず対戦相手の手札が予め1ターンキルが出来るように調整(いわゆる積み込みというイカサマ)されている点はかなり強い批判を受けている。

以下、積み込み時の手札とワンキル手順
遊戯
磁石の戦士一式、マグネット・バルキリオン、死者蘇生、各種全体除去(サンダー・ボルトorブラックホールとハーピィの羽根帚or大嵐)
全体除去2種を発動

マグネット・バルキリオンの効果(α・β・γを手札から捨てることで特殊召喚する)を発動し、バルキリオン召喚

マグネット・バルキリオンの効果(このカードを生贄に捧げ、α・β・γを墓地から特殊召喚する)を発動し、磁石の戦士3体をフィールドへ

生贄として墓地に送られたバルキリオンを死者蘇生でフィールドへ

全員でダイレクトアタック!

海馬
デビル・フランケン、巨大化、各種全体除去
全体除去2種を発動

デビル・フランケン召喚、効果(LP5000を支払い融合モンスターを特殊召喚する)を発動。青眼の究極竜をフィールドへ。

巨大化(LPが相手より低ければ装備モンスターの攻撃力を倍にする)を青眼の究極竜に装備

ダイレ(ry

遊戯・海馬ともに除去カードでこちらの場をガラ空きにしてくるため、対策を講じていない場合、ほんの数分で決着が付くことも…
特に海馬の積み込みの発生確率は異常で、多くの決闘者がバーサーカーソウルを発動させた。
原作における主人公・ライバル格のキャラの強さを表現したかったのだろうが、余りにも理不尽かつパワーカード頼りの戦術で批判の的となった。KONMAIだから仕方ない、と諦めよう。
以降のOCGのゲーム化において、こういった積み込み行為は確認されていない事から批判は相当のモノだったのだろう。




好評を博した本作であったが、続く78では前作や本作と異なり4まで採用されていたゲーム独自のルールが復活する。
本作を超えた、と言えるゲーム、あるいはデュエルシミュレーターの登場は2006年のエキスパート2006まで待たされることとなる。




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最終更新:2024年03月13日 11:05

*1 4作目にはあったため5作目にもあると言われてるが、G5-0×表記収録カードのウルトラレア仕様が見つかっていないため信憑性に乏しい

*2 ただしどちらも稀少性は高く使用可能な三幻神のカード含めても高値で取引されている

*3 禁止カードは公認大会で使用はできないがノーリミットなどでは使用できたため。