登録日:2011/10/14 Fri 13:11:11
更新日:2026/09/26 Sat 15:14:26
所要時間:約 7 分で読めます
コンピューターによるナビゲーションシステムを搭載した
レースマシン「サイバーフォーミュラ」の登場は、
F1に変わる21世紀のニューレースマシンとして、
世界中の人々を熱狂させた!
『
新世紀GPXサイバーフォーミュラ』とは、
サンライズ制作のアニメシリーズ作品。
監督は
GEAR戦士電童や
ガンダムSEEDシリーズで知られる福田己津央。
【概要】
水素エンジン、そしてAIによるサポート等最先端テクノロジーを取り込んだマシンで競う、次世代のモータースポーツ「サイバーフォーミュラ」。
そのマシンである「アスラーダ」のドライバーとなった主人公・風見ハヤトの成長を描く。
当時のF1ブームにあやかって作られた作品で、テレビシリーズは1991年に日本テレビ系列で放送されたが、開始から終了まで一貫して低視聴率と関連玩具の売り上げ不振に苦しみ、既存の同枠視聴者から受け入れられない結果に終わった。
加えて視聴者から抗議の手紙や、カミソリ付き手紙まで届くなど一部から「見たら不幸になるアニメ」という評判も立ってしまったり、夕方なのに平均視聴率が※寸前の数字という極度の低視聴率を叩きだしたり、OP・ED両方を歌っているG・GRIPが解散したり…と商業的には失敗。
スポンサーの降板などによって全37話で打ち切りになってしまったものの、アニメファンから内容そのものは高く評価されていた。
同年のアニメージュ・アニメグランプリ、他を受賞。
その最終決戦の凄まじい熱さから大好評を博し、述べ10年間にも渡ってOVAで続編が作られ続ける異例のロングランシリーズへ。
シリーズ的には、無印(テレビアニメ)→11(ダブルワン)→ZERO→SAGA→SINの順。
SAGA以降、脚本家が変わって登場人物の性格も微妙に変わってしまった点は
賛否両論尽きない。
さらにSINではバンク使い回しが多々。
前作ZEROが非常に綺麗に終わっていたこともある上に納期が遅れに遅れまくったというのもあるが…。
余談だが、監督の福田氏はセルフパロディを好む傾向にあり、このシリーズのOPカットや小道具などが同監督作品の『
ガンダムSEED』シリーズにも取り入れられたりしている。
登場メカは当初こそ近未来のレーシングカーというイメージが強かったが、シリーズを追う毎にタイヤを付けた戦闘機のような先鋭的なものに変わっていった。
グランツーリスモに登場する
レッドブル・X2010はその姿から
リアルじゃないんだけどリアルサイバーフォーミュラとザワつくことに。
また、2025年の現在では水素エンジンや、AIによる運転補助などリアルでも実現しつつある技術も存在しており、2015年よりはだいぶ遅れてしまったが、遠い未来ではない時代も来ているのかもしれない。
テレビアニメの第29話には三菱自動車協力の下、同社が東京モーターショーで発表したコンセプトカー・HSR-IIIが登場している。
OVAの“SAGA”からは音楽が大谷幸→
佐橋俊彦、キャラクターデザインが吉松孝博→久行宏和に変更。監督の嫁こと両澤千晶が参加し、メカ作画の重田智と合わせて
GEAR戦士電童に繋がる体制となる。さらに“SIN”ではボーカルを影山ヒロノブが務めるLAZYが主題歌を担当した。
【あらすじ】
車を超えた車・サイバーフォーミュラによるグランプリが熱狂的な人気を誇る近未来
14歳の風見ハヤトは、亡き父の遺したマシン”アスラーダ”に登録され、レースに参戦する。
彼は挫折と勝利を繰り返しながら、伝説的なレーサーとなっていく。
【登場人物】
【スゴウアスラーダ】
◆風見ハヤト
愛車:アスラーダGSX→スーパーアスラーダ01→スーパーアスラーダAKF11→ガーランドSF03→νアスラーダAKF-0
CV:金丸淳一
本作の主人公。
偶然か運命か、父の開発したアスラーダと巡り会いサイバーフォーミュラの世界に身を投じていく。
当初はバイクに興味があったのだが、初戦の舞台である富士岡サーキットまで運転して運ぶ役を引き受けた際に
システムに登録され、それが解除できないことから急遽レーサーとして抜擢。世界グランプリに挑むこととになる。
やや内向的な性格で一人称は「僕」。しかしレースにかける想いは誰よりも熱い。決して諦めずにひた向きに勝利を目指す素直な性格の持ち主。
アスラーダの助けもあって操縦の腕前を急激に上げていくのだが、物語開始時点で14歳という若さゆえかメンタルが不安定になりやすい欠点がある。
思い通りにいかなかったりレースで負けると、他人のせいにして周囲に当たり散らす悪癖がある。それでもチームのメンバー、北海道で出会った大友、伝説的レーサーのジョン、そしてパートナーであるアスラーダなど、様々な人々との出会いや交流を経て成長していく。
彼がそうなってしまうのは1人の人間としては経験不足かつ成長段階なため、あるいは勝利への執着が空回りしてしまうためだろう。作中でも言及されていることから、ハヤトのこうした性質は狙って描写されているものである。
“SAGA”でもこの欠点は治らず、マシンの性能不足、特に次元が違う走りをするアルザードを意識するあまり焦りと苛立ちを募らてしまう。終いにはあすかを泣かせるまでとなりランドルから「いつもの病気」と揶揄されてしまうのだった。だがみきとのかかわりで新しいレースに臨んだ新条の言葉で本来の自分を取り戻す。
逆に
一度メンタルが安定すれば凄まじい強さを発揮し、世界GP序盤での不調を補って余りあるほどの成績を叩き出す。特にOVAシリーズの開幕において成績の不振や事故などの不運に見舞われるのは、そうでもしないとすぐにお話が終わってしまう都合もあるのだろう。
“ZERO”ではゼロの領域に開眼し、人知を超えた超絶的な感覚を身に着ける。
だが、レース中の事故により重傷を負い、一時はレースを引退すると決意してしまい……
完結編“SIN”ともなるとメンタルは完全に落ち着き、ともに成長したアスラーダと自然な状態でマシンを走らせることができるようになった。
さらに子供とラジコン飛行機を飛ばしたりあすかとヨットで海に漕ぎ出すなどいい意味での余裕まで見られる。
「サーキットの若き帝王」と呼ばれるまでに成長。“SAGA”で会得したリフティングターンを使いこなし、もはやラスボスと化すほどの圧倒的な強さを見せる。
福田監督直筆の小説版では、レースに負けた鬱憤からマシントレーラーの中であすかを犯そうとした。
◆アスラーダ
CV:小野健一
ハヤトの父である風見広之(CV:仁内建之)によって開発され、車両に搭載されたサイバーシステム。要するにAI。
ハヤトにとって唯一無二のパートナー。
レース中は様々な情報をハヤトに伝えたり危険を警告したりとサポートしてくれる。
レーサーと同じように自分なりにレースを組み立てるという特徴があり、少しずつ走りを変化させてしていく。
TVシリーズ前半はこれを入手し軍事目的に利用しようと目論むミッシングリンクのスミス(CV:平野正人)の陰謀も物語の鍵になった。
人間の感情を学習して成長していくと無二の特徴を持ち、時に非常に人間臭い発言をする。
自らを有能と称するなどやや生意気ではあるが然るべき場面では空気を読んだりと優秀。
第16話ではなんとハヤトの歌を学習し自ら歌い出したことでハヤトがレースに復帰することができた。
ハヤトの父が生涯をかけて手掛けた存在であるが、幼いハヤトはなかなか自分に構ってくれないことに寂しさを抱くこともあった様子。
だが”SAGA”の頃ともなるとレースのハイテク化の波に乗り遅れる事態となり、一時別のマシンを使用するようになってしまう。
その後、クレアに預けられた後には彼女なりの遊び心か意地悪か性格がやや変化。しばらくハヤトとご無沙汰だったためか拗ねたような態度を取ったり、やや嫌味のような発言をしたり、笑ったり、諺を引用したり、「失敗した」などと認めるようになった(フォロー手順を間違えたとのことだが、その失敗により、ハヤトはリフティングターンを会得する)。
◆菅生あすか
CV:
三石琴乃
本作の
ヒロイン。
スゴウ社長である菅生幸二郎(CV:岸野一彦)の長女。
兄も行方不明だったテレビシリーズでは、オーナー代理とキャンギャルを両立させていた苦労人。
レースに命を懸ける男たちを心配しているが、段々とその心情に理解を示すようになっていく。
料理が得意だが、そう思っているのは彼女だけで
その味は殺人的(なんと犬のブイハチにも嫌がられるほどだったがさすがに修行したらしくシリーズ終盤で多少改善された模様)。
シリーズを重ねるにつれ老け……もとい容姿が大人びていく。
第32話にはシャワーシーンあり。
”ZERO”で重傷を負ったハヤトの介助やリハビリのために献身的に尽くす。そしてハヤトはレースを引退すると約束して婚約するのだが……
ラストでは医師を志し留学。自分なりの方法でレーサーを支えようとする道を見つけるのであった。
完結編”SIN”では加賀との決戦に挑むハヤトを心配し、心を痛める。そして追加エピローグでは遂にハヤトとゴールインした。
◆車田鉄一郎
CV:
飯塚昭三
スゴウの監督であり、スキンヘッドが目立つ頑固親父。
おおらかな性格だが締めるべき場面ではしっかりと締める。
かつてはハヤトの父、修とあすかの父と3人で世界を目指しておりメカニックを務めていた。
師匠である源さんからもらったルーペを最大の宝物としているが、それには過去の苦い経験が関わっていたのだった。
気前がよく、第10話ではメンバーに精をつけさせるためにステーキを御馳走した。
メンバーからは「おやっさん」と慕われている。
◆城之内みき
CV:安達忍
スゴウのチーフメカニック。勝ち気な姉御肌だが、根は結構乙女。
「MIKI」と書かれたキャップがトレードマーク。
女性だがメカの扱いに関しては人一倍の情熱とプロ意識を持っている。
第14話では検査でも引っかからないような微細なゴミを見逃した責任から地に膝をついて監督に詫びた。
ハヤトが世界一のレーサーを目指すならば彼女が目指すのは世界一のメカニック。
女性という理由でなかなか雇ってもらえなかった時期があり、スゴウでは誇りを持って仕事している。
本作の主題歌を担当したG・GRIPのファンという設定があり、うまくいかない頃に歌で励まされていた。
第17話ではコンサートに行こうとするのだが……
過去にアオイの新条のレースを見たことがあり、その姿が心に留まっていた。
彼が不調な時に苦言を呈したことで彼が立ち直るきっかけを作り、何やかんやあって新条の嫁となる。
“11”ではサービスカットあり。
“ZERO”のエピローグにてアオイに移籍。
別れ際、最初は嫌っていたクレアに抱きついて涙を流すシーンは感慨深い。
“SAGA”では黙って渡米しようとしていた彼に怒り着いていくことに……
キャラクターデザインが変更された影響でOPでは大変ふつくしい表情で描かれている。
◆角良平
CV:松田辰也(ZEROまで)→
龍田直樹(SAGA以降)
スゴウのメカニック。仲間からは「ペイ」と呼ばれる。
元レーサー志望でカートレースではそこそこ知られた存在だった。
しかしある理由がもとで両親から反対されて断念。自分の夢をハヤトに託している。
第9話ではそんな彼の過去が語られる。
みき同様誇りを持って作業しており、序盤ではハヤトと対立することもあった。
“SAGA”からはチーフメカニックに昇格。なお、身長が劇的に伸びた。
中の人はブーツホルツと同じ龍田氏に変更となるが、かなり高めの声色で演じているので違和感は少ない。
スゴウには欠かせない人物の1人だが、尺の都合かOVAではどんどん目立たなくなっていく。
◆牧伸介
CV:竹村拓
スゴウのサイバーシステムプログラマー。PC関係に強くデータ分析を一手に引き受ける。
パソコンに向かうしか能のない男と自称するなどやたらに腰が低いが、その能力は本物。
スゴウチームの縁の下の力持ちで、必要とあらば徹夜したり整備の手伝いもする。
温厚勝つ几帳面な性格で、アスラーダのバックアップとして活躍した。
しかしOVAではクレアの登場と声優のギャラの節約で出番が激減してしまい、ほぼモブになってしまう……
◆クレア・フォートラン
CV:冬馬由美
“11”から登場。
金髪碧眼の美女で、ハヤトの父とともにアスラーダの開発にも携わった天才マシンデザイナー。
修とは恋人関係。
掴みどころのない浮世離れした雰囲気だが、実は凄まじく聡明で頭の回転が速い。
なんとエンジンの音を聞いただけで最適なセッティングを提案し、少々の調整でマシンの性能が劇的に変化するなど神懸かり的な能力を持っている。
人間もよくできており、“ZERO”では悩むあすかに対して自身の修との関わりを交えてアドバイスを贈った。
加えて、状況によっては冷徹ともとれる行動を迷いなく選択できる胆力もある。
ハヤトが自分だけのコーナリングを会得するためにサイバーシステムによるサポートなしでマシンを操縦するという非常に危険な賭けに出る際はあえて止めず見守ろうとしていた。
だが決して薄情な訳ではなく、ハヤトとアスラーダを強く信じるが故であった。
こうした天才的な性質故にブリード加賀をして「見た目よりずっとおっかない人」と言わしめた。
また、図らずもみきのメカニックとしてのプライドを打ち砕いてしまい、居場所を見失った彼女の一時的な離脱を招くこともあった。
おしとやかだが言う時は言う性格であり、ZEROの次回予告では今日子との舌戦を繰り広げた。
一方、どこか抜けているところもあり、“ZERO”ではハヤトとあすかの話を立ち聞きした後に思いっきりずっこけてしまったり、あすかにパスを貸してしまってスタッフの自分が会場に入れなくなるといううっかりもあった。
そんな彼女だが“SAGA”ではアスラーダのアップデートに苦労しており、連日1時過ぎの帰宅が常態化するほどであった。
また、ハヤトが再びアスラーダで走りたいと言い出した時にはわざと修に泣きつき、ハヤトの真意を引き出そうとしていた。
“SIN”でも相変わらずの天才ぶりを発揮しており、アスラーダのギアが変調をきたした時には2時間かかるといわれた
ミッションプログラムの変更をレース中に完了させている。また、ナイトシューマッハのゴーグルで顔を隠して凰呀の整備に加わり、万全な状態での勝負を手助けする気配りを見せている。
シリーズ終盤ではオーナーとして資金繰りに駆け回る修の代理で監督まで務めている。
修とは逆にナイトシューマッハのゴーグルはいたく気に入っているようで、修が激怒している場面では決まって横で嬉しそうにしている。ブーツホルツがアンリとのトレードでスゴウに編入した時には彼とともに着用し、修を茶化した。
◆アンリ・クレイトー
CV:結城比呂(現:優希比呂)
“ZERO”から登場したレーサー。
銀髪でおかっぱ頭の少女と見紛う小柄な美少年。趣味は木彫りの像を作ること。
礼儀正しく明朗で素直な性格…………は
装ったもので、本性はとても陰湿で歪んでいる。
神経質かつ潔癖症で、ブーツホルツに肩を叩かれた時はその個所を後で払い、新条から焼き芋をもらった時はその場では美味そうに食べて見せるが後で「野蛮な食べ物」といって吐き捨てていた。
過去の経緯からハヤトを一方的に怨み、
根も葉もない噂を流してハヤトを孤立させようとするなど策略で潰そうとしていた。
OPやEDでは
物陰から半身を隠した状態でじっと見つめている姿が印象的。
だが最終的には彼のおかげで改心。
その後はハヤトを過剰なまでに慕う後輩になり(ガチホモな
ストーカーの域に達している)、同じくハヤトを慕う篠原めぐみと張り合っている。
むしろ拗らせているといえなくもない
ただし陰湿でトゲのある性格は変わっておらず、わざと飲み物をこぼしてあすかの袖を濡らしたり、バナナの皮をバラ撒いてレオンをコケさせるといった行動が見られた。
【アオイフォーミュラ】
◆新条直輝
愛車:アオイスペリオンGT→ファイヤースペリオンGTR
CV:
緑川光
通称「アオイの若武者」(場合によっては「アオイの落ち武者」)。
当初は天才天才と持て囃されていたが、実力は才能よりも不屈の努力ゆえ。
F3時代は決して満足のいく境遇ではなかったがそれでも仲間とともに試行錯誤を繰り返しており、ゴール前でマシンが止まってしまった際には自分で押してゴールインするという執念を見せることもあった。
序盤ではピットレーンが他のマシンで埋まるのを見越してピットインのタイミングをずらすなど冷静な走りを見せていた。
だがメンタルの浮き沈みはハヤトに負けず劣らずであり、不調の時は無理な走りでエンジンブローさせたりメカニックに当たり散らすなど数々の醜態を演じてしまっていた。
ハヤトが不調の時は彼は安定し、逆にハヤトが落ち着くと彼が鬱屈するという、ハヤトとはある意味表裏一体の対比のような存在として描かれている。
それでもTVシリーズ終盤ではみきとのかかわりを経て自分を見つめなおし、メカニックに誠心誠意の謝罪をして和解するという感動的な場面が描かれた。
どん底から不死鳥の如く蘇る度、数々の名場面を魅せてくれる漢。
”SAGA”でフィルとの入れ替わりで遂にアオイを解雇。フィルには負け名雲からはボロクソに言われて打ちのめされるが、みきとともに渡米し武者修行で精神的にタフになり弱点を完全に克服。
その後、ユニオンセイバーから復帰し、ハヤト以外誰も太刀打ちできなかったアルザードに一矢報いるという大活躍を果たした。
ランドルのお守りで心労が溜まっていたらしく、シーズンごとに移籍を試みるが”SIN”の追加エピローグまでアオイに戻れなかった。
◆葵今日子
CV:天野由梨
葵自動車工業の令嬢にして、アオイのオーナー。
冷酷無比な性格で勝つ為には手段を選ばず、激しい気性から「アオイの女王様」と畏怖される。
レーサーの意にそぐわないと判断したメカニックは容赦なくクビにしていたほど。
もっとも、それらはレースに対する情熱の裏返しで、特に”ZERO”以降は人間味が増していった。
新条には長年手塩にかけて面倒を見てきただけあって特別な感情を抱いており、世界GPの栄冠に輝いた時には頬を涙が伝った。
第36話では新条の思わぬ精神的な自立に呆気にとられ空き缶を踏んずけて思い切りすっ転ぶというギャグシーンがあり要注目。気になる人はコマ送りしてみよう。
OVAではサイバーフォーミュラから撤退しようとする葵本社の意向に戸惑う苦労人のイメージが強くなっていった。
加賀が実質的な主人公となった“SIN”ではハヤトと決着をつけるべく危険を承知で凰呀を駆る彼を心配しており、もはやメインヒロインである。ついでにサービスシーンあり。
◆片桐誠
CV:林延年(現:
神奈延年)
プロ意識が非常に強いメカニック。TVシリーズにおいて、アオイが2チーム体制になった際に登場。
非常に誠実な性格で、不調だった頃の新条に理不尽な要求をされても飲み込んで自分の仕事に徹するタイプ。その後新条が自らの過ちに気付いて謝罪したことで和解。
安定した状態の新条からの信頼は厚い。
だが、彼が頑張る時に限って新条がマシントラブルに見舞われるのは何故なのか。
”SAGA”で新条がアオイを解雇されて以降は、加賀のマシンのメカニックを担当。
兄がおり、その彼はかつて「人とマシンの融合」を理想としてハヤトの父とともにマシンの開発をしていた。
“SIN”では再登場。拘置所に送られた後釈放されており、加賀に接触してあるマシンを提供する。
◆フィル・フリッツ
愛車:アルザードNP-1
CV:
私市淳
“SAGA”から登場。
アルザードのドライバーとして鮮烈デビューを果たした寡黙な新人レーサー。レオンとは同期。
精密機械の如き一分の隙も無い走りで大きな衝撃を与えた。
その実態は、
我が身の破滅すら厭わぬ違法な薬物投与でアルザードや名雲の意のままに動く人形と化している。
だが、ハヤトや加賀の奮闘、そして彼自身がマシンで走る楽しさを思い出したおかげでで支配から脱する。
“SIN”ではレーサーを引退してグレイの下で加賀の専属メカニックとして働いており、良好な関係を築いている。
【アオイZIPフォーミュラ】
◆ブリード加賀/加賀城太郎
愛車:プロトジャガーZ→アオイステルスジャガーZ7
CV:
関俊彦
ハヤトにとって最高の兄貴分にして最大の
ライバル。
逆立った緑色の髪にオレンジ色のメッシュ、
三つ編みにした後ろ髪、そして額の三日月型の傷が特徴の伊達男。
最初の出会いは高速料金をハヤトたちに押し付けたり、少女を誘拐した犯人と間違えられたりとなかなかハチャメチャだった。
飄々とした性格で面倒見が良く、人懐っこい。笑う時は屈託のない表情を見せる。
しがらみや束縛を嫌う破天荒な無頼漢で、真剣でな場面では気迫のこもった顔で吼える。
お金には目がないが、己の信念には忠実に生きる。
草レースではかなり有名な賞金稼ぎで、ダーティーな荒技が得意。
必要とあらばマキビシをバラ撒くなど盤外戦術も厭わないなど抜け目がない。
鬼気迫る表情での「死んでこいグーデリアン!!」まで一連の流れのカッコよさは異常。
“ZERO”ではゼロの領域に目覚めた人物の1人であることが判明。ハヤトの身を案じて警告するが……
シリーズ屈指の人気キャラクターで完結編”SIN”では主役まで務めた。ハヤトとの決着をつけるべく危険を承知で名雲から凰呀を受け取る。そして……
初代愛車のプロトジャガーZはアオイの市販車をモデルとしているが、その見た目は当時市販されていた
日産フェアレディZ(Z32)そのもの。公式なレースカーではないが、玩具ではレースカーと同等の扱いを受けていた。
【ユニオンセイバー】
◆ナイト・シューマッハ/菅生修
愛車:ナイトセイバー005
CV:
速水奨
あすかの兄。
F1で名の知れたドライバーだったが、アスラーダを狙う魔の手からハヤトを守るべく、ユニオンセイバーに所属する「超音速の騎士」としてデビュー。
一連の事件が片付いた後はF1界に戻ったが、優勝を果たしたハヤトの慢心を叩き直し、レースの厳しさを教えるべく”11”で復帰。心を鬼にしてダーティな走りも厭わず立ちはだかった。
その腕前は作中でもトップクラスの実力者だが、過去の事故で視神経を損傷しており限界が近づいていた。
完全引退を迎えた後はスゴウのオーナー兼監督に就任。”SAGA”では医療技術の発達で
テストドライバーとして運転できるほど回復。
これだけ書くとカッコいいが……ハヤトがレースを引退して婚約すると報告した際には、他ならぬクレアから世界中に恋人がいることを親族の前で暴露されるという公開処刑を受けることに。世界GPの優勝がないことも槍玉にあげられ、ハヤトの選択を逃げだと看破し1人だけ反対していたのだが、完全に形無しになってしまう。
“SAGA”ではオフで海に行ったときにサングラスをかけたまま真顔でクレアに砂で埋めてもらうというシュールな場面も……
ちなみにナイトシューマッハのゴーグルは最終的に役目を終えて海に投げ捨てられたが、何の因果か本作を象徴するギャグの小道具として愛されるようになった(修自身はひどく憤慨している)。
◆カール・リヒター・フォン・ランドル
愛車:イシュザーク
CV:松岡洋子
TVシリーズ後半から登場、シューマッハに変わりハヤトの
ライバルを務める。
オーストリアの名門ランドル家の嫡男で、あらゆる分野の1位を独占していた超天才児。爵位は侯爵。
貴族らしくピットインではマイペースにティータイムを行うのがお約束。
グレイスンという執事がおり、彼の健やかな成長を願っている。
自身に靡かないあすかに惚れたことがキッカケでサイバーフォーミュラに参入。シューマッハの後釜としてデビュー。
当初はハヤトに何かと喰ってかかるお坊ちゃまだったが、レースを通じて一皮剥けていく。
常に1人で勝ってきたランドルであったが、段々と虚しさを感じるようになり仲間と喜びを分かち合うことを求めるようになる。
デビュー戦で優勝するなどとにかく速いが、お話の都合でここぞという時に弱く万年3位。
後に父から「1位になるまで帰ってくるな」と申しつけられ、彼が自宅に帰れるのはいつの日だろう。
“ZERO”ではハヤトとともに重傷を負って一時引退。この時顔に傷ができる。後にカムバックを果たすがどうも打ち所が悪かったのか、ナイトシューマッハのゴーグルを使いバレバレの変装と偽名で現れるなどギャグキャラに片足を突っ込んだような奇行が見られるように……。これには周囲の面々もドン引きであった。
“SAGA”でもあすかのことは諦めていないようで、ハヤトとギクシャクしていると知るやここぞとばかりにアプローチに駆け付ける。
また、年頃の男子相応というべきか性格が荒っぽくなっており、熱くなると口調が乱暴になったり、レース中ティータイムに使用したカップを投げ捨てるなどの行動が見られた。
また、新条がサイバーフォーミュラに復帰する際にわざわざナイトシューマッハのゴーグルを提供。何を勘違いしたのか正体を隠すのは「シューマッハ以来のユニオンの伝統」と真顔で主張し、いつメンを盛大にずっこけさせた。
ただし、ハヤトが行方不明になってしまった際にはその莫大な財力で大規模な人員と探知犬を動員して捜索に当たらせるなど真っ当な活躍もしている。
【アルバトロスD.D.T.】
◆大友譲二
愛車:アルバトランダー662
CV:富田晃介
「
北海道の自然児」の異名を持つ自然派レーサー。
サイバーシステムのナビゲーションよりも自然の感覚でのレースを楽しんでいる。
地元ニセコでは雨を予見するという地元の人間ならではの妙技を見せた。
テレビシリーズ終盤では自然の雰囲気を感じられない極めて相性の悪いサーキットでアスラーダと接触事故を起こしてしまい、重傷を負った彼はレーサーから引退。
この事故がアスラーダの不具合によるものではないかとハヤトが疑念を抱いた結果、これが原因でハヤトとアスラーダの関係が決裂寸前となったことがあった。
もっともこの事故は誰が悪いという訳ではなく避けようのないものだった。ハヤトもそれを理解していたのだが、親身にしてくれた大友を想うあまり受け入れられず、誰かのせいにするしかなかったのであった。
なお、当初は事故で死亡する予定だったが、テレビ局から止められたという逸話がある。
【シュトロムツェンダー】
◆ジャッキー・グーデリアン
愛車:スタンピードRS→シュティールHG161→シュティールHG162
CV:
島田敏
アメリカ出身の有名ドライバー。元スタースタンピード所属。
大のお調子者で
女たらし。彼が登場すると決まって美女を侍らせている。
キザな性格で「チッチッチ……」と舌を鳴らすことも。
堅物のハイネルをおちょくっては喧嘩になるが、後に彼の発明したマシンに搭乗するくらいには馬が合う。
◆フランツ・ハイネル
愛車:サイレントスクリーマーβ→シュティールHG162
CV:
置鮎龍太郎
ドイツの車メーカー「シュトロブラムス」の御曹司で機械工学の天才。元S.G.M.所属。
上記の愛車はハイネル自身がマシンデザインを行っている。
堅物なインテリ気質であり、軽薄なグーデリアンを毛嫌いしているが、彼の腕を見込んでコンビを組む。
大変生真面目でもあり、普段は喧嘩ばかりしているグーデリアンが負傷した時には素直に非を認めて詫びたことも。
【ミッシングリンク】
◆エデリー・ブーツホルツ
愛車:ミッショネルVR-4→ネオミッショネルVR-40→ストラトミッショネルMS-3/B
CV:
龍田直樹
義眼
義手という異貌のレーサー。かつて修と
ライバルだった。
義肢を貰った恩義からアスラーダ強奪を目論むスミスに荷担しラフプレーに徹していたが、改心後はサーキットのいぶし銀として活躍。
他チームよりマシン性能が劣るにも関わらず度々上位に食い込んでいる実力派。
“ZERO”ではハヤトがアンリの策略で周囲に白眼視され孤立する中、ただ一人彼を気遣い擁護した漢。
“SAGA”では修と同じく医療技術の進歩で目を治した様子。若手のレオンのストッパー役となっている。
完結編“SIN”の追加エピローグにてアンリとトレードされスゴウに移籍。クレアと一緒にナイトシューマッハのゴーグルを着用して修をからかっている。
◆レオン・アンハード
愛車:ストラトミッショネルMS-3/B
CV:林延年(現:
神奈延年)
“SAGA”から登場。
野心家の新人ドライバーで、無茶な運転をしては他のマシンをクラッシュに巻き込み周囲から煙たがられていた。
中の人は片桐との兼役だが、こっちはチャラけた軽い性格となっておりかなり印象が異なる。
【A.G.S.】
◆ピタリア・ロペ
愛車:エルコンドルB15
CV:西村知道
ブラジル出身のベテランドライバー。TVシリーズにおける前年度チャンピオン。
走りは安定しているが出番は少なめで、“11”からは監督に転向した。
◆日吉明
愛車:カウンターアローT.O.S.
CV:島田敏(二役)
かつてはスゴウの専属ドライバーで、本来はアスラーダに搭乗する予定だった不憫な人。
しかし、ハヤトが成り行きでアスラーダのドライバー登録され、それが解除できないことから愛想をつかしたためにスゴウを去る。
その後はブラジルに渡り地道に別チームで修業を重ねていた。
一度は打ちのめされたがロペとの出会いでレースに復帰。
その後勝ち星を重ねるハヤトに嫉妬を感じ、その影を追っていた。
“ZERO”では兼役のグーデリアンとの掛け合いをする場面もある。
「アスラーダ、項目を追記・修正しに行くぞ!」
『その言葉を、待っていた』
- グーデリアンがいない…だと…⁉︎ -- 名無しさん (2015-06-09 03:01:55)
- おいおい、ハイネルがいねーとかマジか? -- 名無しさん (2016-08-23 00:37:18)
- エデリーがマジでイケメン -- 名無しさん (2017-03-17 11:07:10)
- SAGAの第一話でハヤトがZEROの領域を駆使して、ユニオンのエンジンを積んだアスラーダに乗り、ドリフト走行を駆使してもシュティールに完敗したシーン、音楽も含めて好きなんだが。 -- 名無しさん (2018-07-07 18:04:58)
- 大友さん、日吉さん、ピタリアーロペ、がいない -- 名無しさん (2018-08-30 19:52:08)
- ZEROの領域はデメリットがあるって設定がベタだけど好きだったけど続編で使い放題になって興ざめしたなぁ。まぁこの手のインフレによくあるけど -- 名無しさん (2020-02-21 15:47:13)
- シュティールはバイクである -- 名無しさん (2020-02-22 01:19:08)
- 加賀さん兄貴キャラとして終盤の美味しいところかっさらってたよな -- 名無しさん (2020-06-14 23:15:41)
- ふと、タツノコがチキチキマシーン猛レースを作るとマッハGoGoGo!になり、サンライズが作るとこれになるのかな、って思った。サンライズ版『チキチキマシーン猛レース(ただしシリアス』って感じで -- 名無しさん (2021-08-01 10:43:21)
- ↑2 当時のブリード加賀の人気凄まじかったもの。監督も思い入れがあるのかその後中の人こと関俊彦はずーっとキャスティングしてる -- 名無しさん (2022-02-02 22:00:07)
- OVA後期シリーズは監督曰く「とにかく声優のスケジュールを抑えられず苦労した」との事。そんな中池田秀一氏はかなり融通を利かせてくれたので強く恩義を感じたらしい。 -- 名無しさん (2023-01-13 19:36:47)
- HIGHSPEED Étoileなる、サイバーフォーミュラっぽいアニメが4月から放送されるね -- 名無しさん (2024-02-11 11:51:33)
- >>続編で使い放題。遅レスだか、孫悟空が超サイヤ人状態で日常生活過ごすようなモノで、身体が負担に慣れたんだろう。 -- 名無しさん (2024-05-31 13:31:31)
- 「見たら不幸になるアニメ」って……何故そこまで…… -- 名無しさん (2025-04-28 23:57:40)
- フォーミュラE見たとき「ついにここまで来たかぁ」と思ったものだ -- 名無しさん (2025-05-25 11:52:10)
- 真っ当に面白い11,ZEROと比べて色々言われることの多いSAGA、SINだけどサイバーフォーミュラというタイトルに相応しいことやってるのはこっちだと思うわ -- 名無しさん (2025-05-25 12:18:10)
- また新作ショートアニメとゲームが出る模様…本当に打ち切り作品なのこれ -- 名無しさん (2026-04-16 10:44:28)
- TV版OPは富野由悠季が編集した事で有名。福田監督曰く「自分がスタジオに遅刻して入ったら、別の仕事で先に来ていた富野さんが勝手に編集して終わっていた」 -- 名無しさん (2026-04-22 17:44:40)
- 90年代特有のメディア展開の影響で現在視聴困難な部分があるのが困りもの。 現状TV版とOVAシリーズしか視聴できないので、登場がほぼCDドラマ限定のマリー・アルベルト・ルイザのストーリーを知ろうと思ったら当時品を入手するしかない。 -- 名無しさん (2026-09-08 15:13:25)
- 無印は裏番組が調べた限りはアニメや特撮は無し。記憶にある限りテレビゲーム扱った番組も無かったハズなので普通に見ていたな。 ただ、当時金曜の17時台に友達の家で遊んでいるという習慣がなかっただけかもだけど -- 名無しさん (2026-09-08 15:59:47)
- 当時の評価散々なのにTVシリーズ総集編 & 新作ショートアニメの報道出てるんだが、一体どういう事なんだ(笑) -- 名無しさん (2026-09-26 14:49:04)
最終更新:2026年09月26日 15:14