登録日:2011/12/23 Fri 22:09:45
更新日:2025/04/23 Wed 01:10:28
所要時間:約 10 分で読めます
ならば私が変える! 全てを!
戻れぬというのなら初めから正しい道を…!
【プロフィール】
【概要】
パトリック・ザラ亡き後、新たに就任したプラント最高評議会議長。
ウェーブのかかった長い黒髪と白い肌、鋭い瞳が特徴の男性。
ガンダムで
「議長」と言えば大体この人を指す。
政治派閥としては前任のアイリーン・カナーバ同様故シーゲル・クラインの思想を受け継いだ穏健派として知られ、ナチュラルとの融和策を取りながら大戦で疲弊した国力の回復と増強に努めた。
基本的に温和で紳士的な性格だが、巧みな話術や
ミーア・キャンベルを使ったプロバガンダ活動等、様々な分野で才能を発揮している他、
目的の為には手段を選ばず、嘗て自分に協力してくれた人物であっても邪魔になった等の理由で「用済み」と判断すれば躊躇無く切り捨てる、冷徹な策士としての一面も持ち合わせている。
一方、最高議長という立場にありながら有事の際には自ら軍艦に同乗し前線に出る等、やや活動的過ぎる部分も見られ、性格故か政治家として問題のある言動もしばしば見られた。
本業は遺伝子科学者で、DNA解析の専門家。
嘗てはコロニー
メンデルの研究施設にて生まれ育ち、その繋がりで
ラウ・ル・クルーゼとは青年期から親交があった。
また、
レイ・ザ・バレルの面倒を幼い頃から見ており、彼から「ギル」と呼ばれている。
クルーゼとレイの出生に纏わる事情も把握しており、彼等の服用していた薬もデュランダルが用意していた。
【過去】
ミネルバの艦長である
タリア・グラディスは元恋人で相思相愛だったが、出生率改善の為に行われた遺伝子調査で「子供が出来ない」と判明。
子供を望んでいたタリアの意向を汲み、恋人関係を解消。 タリアは別の男性と結婚し、子供を設けた。
しかし、その後も交流自体は無くなっていなかったのか、本編ではタリアが艦長を務めるミネルバに止むを得ず乗り込んだ時には親しげなやり取りをしていただけでなく、
非番だったタリアが緊急事態発生により呼び出されたシーンでは、タリアはデュランダルが部屋にいるにもかかわらず、緊急事態とはいえ素肌に
バスタオルを巻いただけの姿で個室のシャワー室から出て通信を受けている等、
タリアと深い関係にある事を意味深どころかあからさまなレベルで視聴者に理解させた。
尚、前述した結婚相手とタリアは本編開始時点のかなり前に死別しているとの事だが、夫の生前から不倫関係にあったか、夫の死をきっかけにデュランダルと縒りを戻したかは不明。
【作中での活躍】
本編には1話から登場。 ミーアを
ラクスの偽者として用意して世論を操作し、巧みな話術(?)で
アスラン・ザラをザフトに復隊させ、
キラやラクス達を暗殺しようとする等、
視聴者から「こいつ今回の
ラスボスなんじゃね?」と思わせる程の大物感が漂っていた。
…だって声が
戦争を引き起こす存在である
ジブリールやテロリストの動向などを察知しながらも、
敢えて見過ごす事で戦争を意図的に激化させていき、民衆が自分の主張や計画を受け入れ易くする様に世論を都合の良い方向へと誘導していった。
この手法で
シン・アスカはデュランダルを信用していき、
ステラの死や(不満は多くあれど)抑え役だったアスランとの決別もあって、その考えは盲信へと変わっていってしまった。
中盤にロゴスの存在を公表する事で、
ブルーコスモスの影響を小さくしつつ魔女狩りの様な状況を仕立て上げ、自身は
地球・プラント問わず圧倒的な支持を受ける様になる。
途中ロード・ジブリールを追うという名目でオーブに侵攻したり、用済みになったアスランを排除したりもしたが、ブルーコスモスの盟主であるジブリールを倒す事に成功。
終盤には、自らが描いた最終目標である
デスティニープランの投入を宣言した。
しかし、ラクス・クラインを始めとするプランに反対する勢力が現れると、
レクイエムや
ネオ・ジェネシスを使った強引な武力行使をする等、一転して独裁者の顔を見せる。
序盤での視聴者の予感が的中した瞬間である
そもそもアスランやミーアの件からして、視聴者からすると明らかに強引な手段も取るキャラである事は分かっていたので何もおかしくはなかった。
しかもデスティニープラン自体が良くも悪くもプロレタリア独裁のSEED世界版みたいなものだったので、
反抗勢力が誕生したり、それに対する抵抗・弾圧手段を用意しておく事も半ば必然である。
なお、
暗殺の件やこれを見ても分かるように表面上はタカ派に見えなかっただけで、
議長の権限を生かした用兵をしつつも大規模な秘密部隊も擁しており、情報統制やプロパガンダも精力的に指示するなど、
思想は異なるもののパトリック・ザラと手段は似たりよったりのタカ派である。
ネオ・ジェネシスで防衛しつつレクイエムでオーブを焼き尽くそうとするも、レイとシン達が倒されて両方の防衛網が突破され、オーブ・クライン派連合軍に敗れた。
その後、機動要塞メサイアで
キラ・ヤマトと対峙し、舌戦を利用してレイに不意討ちをさせようと試みたが、
最も信頼していたレイが「明日」を欲した事で撃たれてしまう。
しかし、彼は恨み言一つ言わず、
「(意図せず)自由を奪ってしまっていた」とレイに詫びていた。
タリアとの破局・世界への復讐に走ったクルーゼを止められなかった事から計画が始まったが、
大局を見過ぎた結果、自身が大切にしていた絆(家族も同然のレイ)を蔑ろにしてしまった事に撃たれた後でようやく気付いたのだと思われる。
遺伝子が人の全てではなかったのである。
その後、レイと駆け付けてきたタリアと共にメサイアの爆炎に消えて逝った。
この結末を、「本来家族になれるはずだった三人の救済」と見るか、「十歳の実の息子ウィリアムを放って前の恋人とその家族と心中したタリアの女としてのエゴ」と見るかは視聴者次第である。
【評価】
終盤では独裁者に成り果ててしまった彼だが、支配欲等に突き動かされている様子は見受けられず彼なりに世界の為に動いていたと思われ、本質的には善人と言える…独善的でもあったが。
しかし、最早後戻りの出来ない状況になってしまっており、その為、心の中では
誰かが自分を止めてくれる事を何処かで望んでいた節もあった。
どこまでを思っていたかは不明だが自身が亡くなった後、プランの舵取りをどうするのかとかも特に表明されておらず、世界の主導権を劇場版に登場したデュランダルの子飼いであるアウラ一派にあっさり譲ってしまう可能性も危惧される。
最後の最後まで執念を見せていた前作ラスボス達(
パトリック・
アズラエル・
クルーゼ)と異なり、レイの言葉を聞いた後はプラン導入への執念を見せなかった。
ただ、レイにキラを不意討ちをさせようと目論んでいた事から、最後の方まで諦めもしていなかったと思われる。
そういった意味では答えを出す事から逃げ、文字通り「運命」に委ねていたのかもしれない。
また、タリアとの破局(云わば運命への敗北)は当然ながら
トラウマになっていたらしく、内心では敗北したくないという気持ちを胸に抱いていた。
その敗北しないためのデスティニープランでもあり、たとえ世界を停滞させてでも敗北したくなかった現れでもあった(
よりつっこんだ説明は多い疑問への回答と共に後述)。
C.E.世界に渦巻く悪意に翻弄された悲しき犠牲者だったと見るか、女に振られたことが原因の身勝手で情けない愚者と見做すかは、これもまた視聴者次第である。
人格面はさておき、野心だけを見ても短絡的な行動が目立ったと結果的には言えるのだが、
- 明確な敵対者であるブルーコスモス(連合)を大義名分をなるべく得ながら弱体化させる
- 世界中を混乱させて判断を難しくさせつつ、一番厄介なプラン初期導入をミーアを利用する事によって出来る限り勢い付かせる
- デスティニープランの反対勢力もネオ・ジェネシスなどで黙らせる&炙り出して大きくならない内に打ち倒し、勢力の安定化と計画完遂を図る
…と言った具合にかなり強引な手法で穴も多いのだが、一つ一つを議長視点で考えると割と理に適った行動になっている。
ラクス暗殺の件も、彼女が告発するだけでプラン導入の重要な人材であるミーアが機能しなくなる上、そのまま自らにも嫌疑をかけられかねない為、
ラクスの主義主張等関係無しにプラン導入が困難になる為だと思われる。
ミーアを使った操作可能な偽ラクス製作は、彼にとって最も博打だったかもしれない。
暗殺前から活動させているので事前にラクスの人柄(恐らく表に出たがっていない)等も熟知していた可能性も高い……動き出す前に暗殺すれば良い程度に思っていた可能性もなくもないが。
アスランの件や最終決戦時のキラとの対話から考えても、ラクスやその関係者の身辺調査や性格分析などは怠っていないはずである。
最後には使い物にならなくなりかけたミーアを囮にして再び暗殺を狙う事となった。
何故初手MSではなく肉弾戦で暗殺しようとしたのかや、多数のザフト最新鋭のMS使ったら怪しまれて当然なのに馬鹿じゃないのか?という疑問を抱く人が居るかもしれないが、以下の点から暗殺計画自体は非道だが理には適っていたと思われる。
- 目的上確実に暗殺した証拠が欲しいため、派手でオーブに察知されやすくなる上に対象の行方不明で終わるMSによる暗殺は避けたかった
- かといって何らかの障害(実際シェルターがあった)や対MS戦の想定もできるので多数の水陸両用MSが必要だった
- 旧式MSでは性能不足あるいは隠密作戦には向かないものばかりなのでアッシュが最適だった
- 失敗してもOKな類の任務ではないのでバレにくい計画を立てるより成功率を上げる方が重要。失敗時のフォローとして全員自決させて命令者に繋がる致命傷だけは回避
カガリの演説を電波ジャックした件も、世界中の施政者に対してではなく世界中の民衆に直接訴えかける為のものであり、
各国の敵意が増す事を承知で、各国の国民からの働き掛けや国民運動の高まり(ぶっちゃけると革命)を意識させて導入を促すと同時に、施政者側からしても反対をさせ辛くするものであると取れる。
ロゴス狩りについてもブルーコスモス弱体化の他に地球経済にダメージを与え、そして経済・政情不安から各国の抵抗力をそぎ落としつつその結果不安に駆られた国民にデスティニープランに誘導する(少なくとも職あぶれの心配からは開放されるので)という意図もある。
また、プランの対象がプラントだけではなく世界中であることは理念からも汲み取れるが、それはこの行為からも明らかであり、前述の通り作中でも検査を受けている人々が描写されている。
そして最終的にオーブに討たれる形になったとは言え、内政干渉甚だしい計画なのにプラントの武力も相まってか議長存命中に明確に反対した(できた)国は少なかった。
また、このプランは徹底して人が管理される事によって戦争根絶も目指している……
それはつまり、
各国の従来の政治の否定でもあり、
ぶっちゃけ世界征服と同様なので全世界への導入は非常に困難であり、平時では尚更不可能に近い。
この様な事情やら、人類が滅びかけた前大戦の経験等からも、独善的でも即効性の高いやり方と戦乱を煽ることを決意させた一因ではないかと思われる。
彼のデスティニープランへの内心の想いはそれ程描写されなかったので、プランのデメリットの有無の想定やどんなデメリットがあるか考えていたのかは不明。
但し、前述した様に秘密裏に計画して独善的に進めようとした事を踏まえると、導入促進の為にデメリットは承知の上で黙っていた可能性が高い。
長所を主張していた演説ですら「滅びの道を歩む位ならば歩みを止めてしまおう(意訳)」の様な事も言っていた為、彼自身も完全無欠なプランだとは思っていない事がうかがえる。
その為、作中でシンやラクス達が思った様な分かり易い問題程度は予測済みだろうし、
キラとの対話で彼の意見を耳にしても全く驚いておらず否定もしていない事からも、(途中から時間稼ぎを狙っていたとは言え)それが見て取れる。
更に劇中で語られていないことだが、職業を強制されることとタリアとの件から考えても自由恋愛が不可能になる可能性が高い。仮に可能だとしても職場の関係で実質的にかなり難しくなる。
作中では分かりやすく職業面を強調していたがそこはシステムの一部分に過ぎないと考える方が自然だろう。
また、彼の考えは自身の経験と職業柄からか遺伝子にあまりにも偏重しすぎており、
例えばキラやアスランに対しては兵士として飛び抜けた才能を持つのだから兵士として生きるべきだ。兵士として生きられないのであれば才能を生かせられないので不幸だ。
の様に決めつけているかなり独善的な思想も持っているため、この思想もデスティニープラン実行に至った理由の一つと思われる。
なお「デスティニープランを選択自由な職業斡旋程度のものにすれば良かったのでは?」という疑問を抱く人も多いが、
メタ的には悪役だと明示的に分かりやすくするためというのも大きいのだが、それ以外にもデスティニープラン推進理由は大まかには『社会の評価基準を遺伝子のみにすれば間違いが起きない』というものなので、それを実現するには既得権益や職業枠に限りがあるなど既存社会では達成不可能であり、既存の社会構造を根元から破壊して完全管理社会を目指すという流れになるしかないのが問題。
また、戦争を無くすという理念から見ても職業斡旋程度では抑止力にならないことも理由だろう。
なぜ社会の評価基準を遺伝子のみにしたかったのかと言うと、
前述の通り遺伝子の不一致によるタリアとの別れ
↓
最初から遺伝子を知り遺伝子に従った道を歩めればこうはならなかったはず
↓
社会の評価基準が遺伝子になれば皆間違えなくてすむ
……の様な形なので、要するに比較的導入が簡単で害の少ない職業斡旋システムでは目的の基準には達しなかった。自己満足出来なかったということだろう。
既に故人のため直接登場はせず主に回想でのみの登場。
また冒頭ナレーションはデュランダルの語りから始まる他、
ファウンデーション王国がデスティニー・プランを執行した結果、プランにとって不要なものを極端に切り捨てた結果、経済面で表向き発展を遂げるなど影響力が大きく描かれており、本作で描かれる事件の遠因ともなっている。
本作及び小説において前作では描かれなかったデスティニー・プランのマイナス面、それに伴う歪みやプランの実態が多く描かれ、同プラン肯定論は事実上終焉を迎えた。
また、かつてプランによって選ばれたシン・アスカがプラン否定側に回った事で
真の覚醒を迎えアコードを圧倒した事で、同プランが人の才能を正しく開花させ得る事に適したものでは無い事も実証された。
スーパーロボット大戦シリーズではほぼ原作通り。 味方に付く事はあっても敵対してしまう場合が多い。
しかし、作品によって
デスティニープランの詳細が異なる事もあり、プレイヤーが抱く印象も変わってくる。
特に『DES』の扱い方をスタッフがわかってきて以降も、「プラン自体はちゃんと説明すればまあ…かもしれないけど、議長は事を急ぎすぎた」のように彼もまたやり方を誤っただけのように描写されることもあれば、後述の『L』のように「実質は同志なんだけど、議長なりに裏…というか秘密のあった、良い意味で狸親爺な政治家」と指揮者としての彼にクローズアップしたこともあるなど、
「要するに映画のアスラン。正義の奇行派でスーパーエース」でほぼ説明できるキラとかと比べると比較的回によって変わる部類のキャラクター。
スーパーロボット大戦K
原作通り…と言うより、悪の独裁者的な雰囲気になってしまっている。
キラもラクスも大人しい為、尚更デュランダルが悪人臭く見える。
キラとの対話時、勝手に付いて来て介入して来た
ミストさんに困惑していた。
その結果、ミストさんが地球人に
絶望するきっかけを作ってしまった。
スーパーロボット大戦L
前作のKとは違い、
高蓋然性世界から来た面子を快く迎え入れる等、Z1同様に終盤まで味方。所謂綺麗なデュランダル。
後述の最期の発言からタリアには未練こそあれど不倫にまでは至っていないと思われ、この事もあってかタリアも原作とは違い息子の将来のためにFAITHの独自行動権を盾にデュランダルに反旗を翻す事になる。
裏ではセントラルと組んでいたが、圧倒的技術力を持つセントラルに対抗する為には仕方のない部分もあったが故。
実際、
菅原マサキからキラ達三隻同盟の面々の抹殺を依頼されていたが、
侵略者に対抗する為に
エンジェルダウン作戦時にアークエンジェルがLOTUS側と示し合わせて轟沈を偽装したとレイから報告を受けても見逃す等、可能な範囲で抵抗していた。
また、
某グラサンの人ばりの演説でロゴスが異世界からの善意の協力者を排除しようとしていたと暴露したり、
ゴオのラビッドシンドロームの症状が悪化していることを察して、プラントで開発していたラビッドシンドロームの特効薬を即座に提供するなどLOTUSの支援者としての印象も強い。
終盤では、デスティニープランを発動しようとするが、LOTUS及び反旗を翻したミネルバ隊に阻まれて失敗。
しかし、この作品におけるデスティニープランは「外界からの侵略者に対するカウンター」という目的があり、
SEED因子を持つ者の発見だけでなくゼントラ化可能な人間の発見等、目的が異なる上に原作や他のスパロボよりも一定の理解を示しやすいものであり、
対抗すべき侵略者に該当するセントラルと手を組んでいたのも、プランの成就だけでなくそれまでの延命に必要であったが為。むろん口ではLOTUSを敵勢力と見なしていたのも、そう言わないとセントラル側から面従腹背やスパイ行為を疑われかねない故。
LOTUS側もその真意に気付いており、また前述の通りLOTUSに対する多大な支援をしてくれた恩もあった為、デスティニープランに反対して反旗を翻したものの、
最後まで投降を呼び掛けて説得をする、という「主義の相違による止むを得ない対立」という形になり、悪役感はかなり薄れている。
ラクス暗殺未遂の件で一時は命を狙われ、黒幕がデュランダルだと疑っていたキラ達ですら事情を知った際は「貴方は
その気になれば出来た筈なのに、僕達を殺そうとしなかった」と、デュランダルに同情的だった。
また、内心では「タリア達やキラ君達に自分を止めてほしかったのかもしれない」と漏らしているが、『SEED FREEDOM』の展開を省みた場合、
本来デスティニープランの申し子として生み出したラクスにデスティニープランを否定してほしかった事になる。
これもひょっとしたら元ネタはシャアか?
タリア…地球は美しいな…
真っ暗な宇宙に浮かぶ宝石と呼ぶに相応しい…フフ…
罪滅ぼしではないが、死ぬ前に君の役に立てて良かったよ
これにより
バリアに穴を空けることに成功し、LOTUSは反撃への突破口を見出すことができた。
そして、その壮絶な最期を見届けたレイは
クトゥルフ打倒後、「ギルが開いてくれた俺達の未来、守る事が出来たよ…」と、万感の思いを口にしている。
スーパーロボット大戦UX
原作終了後の為、既に故人だが、
シンが
総士に対してデュランダルの事を語る場面がある。
シン「嘗て、人の能力を遺伝子レベルで解析し、その人生を運命付けようとした…。しかし、結局その計画が人々に受け入れられる事は無かった。何故だか分かるか?」
総士「人の運命は、生まれながらに決定されるものではないと…?」
シン「そうだ。たとえ明日、散ると分かっていても花を植え続ける…。人って、そういう生き物なんだ」
ガンダム無双
デュランダル本人は出ないが、キラが
シャア(『
逆襲のシャア』ver.)と対峙した際、本編のメサイアでのデュランダルと対峙した時と同じ会話をする。
前述のように、小説版『ハイ・ストリーマー』においては、シャアもデュランダル同様アクシズを落としを誰かに止めて貰いたかったという心情が明らかになっていた事もあり、全く違和感が無い。
追記・修正は自らの運命を見定めてからお願いします。
- ツーかアウラは傀儡政権群の指揮を任してたからともかく他のDPの同志ゃ側近は政権に起用せずに何も知らないプラント政治家を登用してたあたり、なんやかんやで真面目なんだな -- (名無しさん) 2024-10-25 10:14:31
- 本人の性格もあるんだろうけどメサイヤ要塞が陥落した時点でジブリよりも政治生命たたれてたのか逃げもしなかったな。最も指令室以外の部下たちが迎えにも来ずに我先に逃げ出してる有様では… -- (名無しさん) 2024-10-31 21:49:12
- FREEDOMとその小説で明らかになった議長の過去の深堀りもページにどんどん加筆修正してほしいかな。メンデルに在籍どころか彼もまたアコードの前身の様な存在だったのは驚きだった。 -- (名無しさん) 2024-11-09 09:06:24
- 完全に黒幕が別にいるパターンやないか -- (名無しさん) 2024-11-09 15:33:33
- ↑もしかしたらジョージ・グレンの誕生に関わった科学者かその子孫が真の黒幕なのかも?アウラ・デュランダル・ラクス母・ヒビキ夫妻は元よりアル・ダ・フラガをも手玉にとるくらいのヤバい奴っぽそうだな… -- (名無しさん) 2024-11-09 19:47:44
- そもそも大元のジョージ・グレンって言うかコーディネーターを作り出した人間ないし組織って未だに謎なんだよな。 -- (名無しさん) 2024-11-09 19:59:04
- ……やっぱりクルーゼと議長、二人の目指す世界の在り方はどうあっても相容れない割に仲がよかったのは「本人に落ち度のない理由でどうあっても本当の望みが叶わない絶望を見て、諦めに望む世界の在り方を見出だし(てしまっ)た」者同士だから……? -- (名無しさん) 2024-11-09 20:19:44
- あと議長、クルーゼの薬を用意してくれていたってことは正体を間違いなく知っていた(=「ほとんどのコーディネイターより優秀な(遺伝的には)『ナチュラル』」なんて公になったらどうあってもC.E.世界を揺るがしかねない身)なのに上手くやってたあたり議長自身は割とナチュラル蔑視はないか薄くて(「どうでもいい」だった可能性もあるけど)、クルーゼ側からすれば「自分の正体を知った上で命すら預けられる親交を築けたコーディネイター」と皮肉にもナチュラルとコーディネイターの融和が成り立ってたわけだよなこの二人……。 -- (名無しさん) 2024-11-09 20:26:17
- ↑3ジョージの成功を受けて、ジョージよりも優れた人間を生み出し、彼らに世界の覇権を握らせると考えた馬鹿が一人二人居てもおかしくなさそうだしね…。やるなら過去のメンデルで何が起きてたのか?って感じのSEEDのプロローグに当たる話でやる感じかなと -- (名無しさん) 2024-11-09 21:39:51
- 映画の小説でその辺はだいぶ示唆されたね。 -- (名無しさん) 2024-11-25 12:06:05
- デュランダルはマジでナチュラルも救おうとしてたからな~むしろあのコーディネーター優生思想の持ち主だらけのデスティニープラン界出曲がりなりにもプラント最高評議会議長任されるほどの大幹部に成れたのが不思議という -- (名無しさん) 2024-11-25 14:57:15
- ↑前の大戦で旧ザラ派と旧クライン派の二大派閥が潰滅したからな。反主流派で本来なら総理になれるはずがない石破氏が総理になれたのと同じような感じなのかもしれない -- (名無しさん) 2024-12-24 19:15:55
- ↑そういや本編のデスティニープラン関係者はアウラ以外ザラ派かクライン派だよな、やはり科学者だけでは社会は動かせんのか -- (名無しさん) 2024-12-26 14:32:45
- 「悪役としての」デュランダルにとって救いだったのは、映画でゆかり王国が盛大にやらかしてくれたおかげで「あれ?デュランダルって正しくね?と言われる可能性がなくなった点だろう。ここが彼とジャミトフとの大きな違いと言える(Gレコのクンタラの件によって、結果的にジャミトフは正しかったことになってしまった)。 -- (名無しさん) 2024-12-26 15:18:27
- というかついに年くらい前までロゴスを倒せーとか言ってたのに、今ではデュランダル残滓滅却とか叫んでるコズミックイラ民の戦闘意欲には呆れるわ -- (名無しさん) 2024-12-26 16:00:02
- 思考停止して目の前のものに脊髄反射してるだけって感じだけどな…ナチュラルコーディネーター問わずあの世界の住民って。 -- (名無しさん) 2024-12-26 22:16:29
- 小説曰くビターチョコレートのような声 -- (名無しさん) 2025-01-28 08:01:34
- 最近発売された公式書籍にて、動機が私心塗れのアウラより遥にマシであった事と、DPを用いた最終的な着地点がアウラとは一致しない事が明示されてたな。 -- (名無しさん) 2025-03-01 13:20:23
- 公式書籍が何を指してるのか知らんけど(ジエッジならアレはパラレルなので別)アコードの制作に協力してた時点で着地点は一緒だと思うが。 -- (名無しさん) 2025-03-05 23:28:12
- ↑1 SEED FREEDOMメカニック&ワールド内にて明言された福田監督の公式コメント等を踏まえて言ったのだが… -- (名無しさん) 2025-03-09 23:02:33
- ↑ 確認したけど、「動機が私心塗れのアウラより遥かにマシ」や「DPの最終的な着地点がアウラとは一致しない」といった記述はなかったぞ。そもそも福田監督はデュランダルについて「必ずしも悪いわけではない」と述べているけど、ロゴスに関しては「ああいう変なの(ジブリール)がいなければロゴスは大人しい集団」「ロゴスのようなものがないと戦後の復興もできないでしょう。」と発言していて、暗にロゴス狩りそのものを否定している。さらに、プラントがデスティニープランを受け入れた理由も「内容の具体像がわからなかった」という設定がある以上、DPの本質が積極的に支持されたわけではないのは明らかだし。それに、ファウンデーションの行動がデュランダルとほぼ同じであることを考えれば、デュランダルはアウラと同レベルで私心に塗れており、目的も一致していたと見るのが妥当じゃないか? -- (名無しさん) 2025-03-13 21:43:36
- アコードを必要としていなく、またアウラのように、人類を導くアコードをさらに統括する立場を目指していたわけではないから、アウラとは一致しないほうが自然の気がするが -- (名無しさん) 2025-04-22 21:34:51
- そりゃアウラの世界征服とデュランダルの全人類の奴隷化はゴールが違うんだから一致はしないわな。どっちもろくでもないが。 -- (名無しさん) 2025-04-22 21:58:04
- そもそもアウラとデュランダルって秘密結社としての方のデスティニープランでどちらが目上になるんだろ?メンデルの年功序列でいえばアウラの方が指揮官にあたりそうで結果は変わらない気もする。一応は最高評議会議長だから優先度は高いだろうけど、ラクスよりも権威ははるかに弱いだろうしデュランダル -- (名無しさん) 2025-04-22 23:24:28
- ↑*3仮に違いがあるのだとしても、DPに反対する“最適遺伝子”のラクスに対し、説得を選んだアウラと、替え玉を立てて本物を抹殺しようとしたデュランダルという違いを見ても、遺伝子による支配という理念への誠実さではアウラの方が上だし、デュランダルの方が余程恣意的で悪質だと思うが。 -- (名無しさん) 2025-04-24 04:09:43
- デスティニープラン導入に関してはどっちも対立相手を皆殺しにすることが前提なんだからその程度の差なんか些細な範囲のことだろ。次点レベルに該当しうるキラに関してはどっちも殺すこと前提で行動してるし… -- (名無しさん) 2025-04-24 06:58:16
- ?ラクスを殺そうとしたかどうかという「導入前の行動の差異」を根拠に両者のDPは違うって話じゃなかった?なら、その差を重視するなら、お題目すら守る気のないデュランダルの方が、より恣意的で悪質って話になると思うけど。逆にその差が些細なことなら、DPに大きな違いがあるとも言えなくなるのでは? -- (名無しさん) 2025-04-24 11:48:05
- ↑言い方が遺伝子工学用語になっただけでキャスバル擁立するか殺しとくかの理屈だからな -- (名無しさん) 2025-04-24 15:20:22
- 結局両者共に世界をまたがる独裁政権樹立とその維持と敵対者抹殺することに変わらないので、多少の思想の違いはあっても第三者からすれば何も変わらない。一緒に活動していたら内ゲバに発展するかどうかの違いはありうるけど。 -- (名無しさん) 2025-04-24 20:22:58
- 今まで気が付かんかったけど、アンだけお仲間がいるのにデュランダル派は独力でラクスやキラと戦わされているからな~合流しても内ゲバでメンデル戦国時代になる未来しかなさそう -- (名無しさん) 2025-04-24 20:29:05
最終更新:2025年04月23日 01:10