ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth

登録日:2009/11/12(木) 21:35:45
更新日:2025/06/07 Sat 16:22:18
所要時間:約 3 分で読めます





Rebirth


再生


復活


新生


君は"Rebirth"の本当の意味を知る。





概要

円谷プロの特撮作品『ウルトラマン』シリーズを題材にしたPS2用対戦アクション。
2005年10月にバンプレストから発売された。

前作『ウルトラマン Fighting Evolution 3』で突き詰めた原作再現ではなく、「ゲームでしか出来ない演出」に重点を置いている。

前作と比べて登場キャラクターが減少した上にオリキャラが多いが、代わりに一体ごとのグラフィックが向上し、必殺技の演出もド派手になった。
この必殺技演出は本作の目玉でもあり、色々と凄まじいことになっている。
どうなっているかというと…

  • 光線の威力が高すぎて、すれ違った衝撃で建物が崩れる
  • きのこ雲
  • (岩) Σ(゚o゚ )
  • 串刺し
  • メテオ
  • 惑星崩壊

等。こいつは、マジでヤバイ!!
ヒーローはヒロイックさやスタイリッシュさが、ヴィランは残虐さや凶暴さが強調されている。一部ショッキングなものもあるので注意。


ちなみにタイトルコールとストーリーのナレーションは銀河万丈氏が担当している。

ウルトラマンガイア!が新規BGMとして登場。ガイアV2が優勢になると流れる。

戦闘システム

通常攻撃や投げ技で相手の体力を削るほか、特定の攻撃から派生する「ネビュラコンボ」が加わった。
ボタンをタイミングよく押すことで、強力なコンボ攻撃ができる。完走すればパワーアップのオマケ付き。

ふらふらゲージは廃止され、R1ボタンで溜められる必殺技ゲージが登場。必殺技はキャラクター毎に最大3種類。
ゲージが必要分溜まっているときに、R1を押しながら◻︎、△、⚪︎ボタンで必殺技を発動。一番強力な必殺技は即死で、発動した瞬間に勝ちが確定する。
一撃必殺技以外なら、相手は同じボタンを選択することで技の回避が可能。
相手の体力がなくなると、自分の必殺技ゲージが瞬時に最大となる。

特殊攻撃も各キャラクター1種類に削減。
例外的にコスモスはルナ・コロナ時だとモードチェンジ、エクリプス時だと飛び道具に内容が変化する。

スタミナゲージが存在し、連続的にダメージを与えると相手のスタミナを減らせる。
最大まで減らすと相手はスタンし、必殺技ゲージを溜めるチャンスとなる。また、この時は全ての必殺技が回避不能になる。

ふっとばし攻撃も廃止され、かわりにチャージアタックが導入された。ボタン長押しで攻撃を強化でき、最大まで溜めるとガード不能になる。
また、双方のチャージアタックがかち合うとストレングスモードに移行し、連打数の上回った方が攻撃を当てる事が出来る。

ジャンプの高度がかなり抑えられており、回避行動としては弱体化した。
また、ジャンプ攻撃のコマンドも変更され、攻撃ボタンと、相手方向への斜めジャンプを同時押しで発動する。使用感はジャンプ攻撃というより突撃技に近く、格ゲー用語で言うところのバッタが封殺されている。

マウント攻撃は×投げに移動。
仕掛けた側はボタン連打でダメージを伸ばせ、受けた側も連打すれば早く抜け出せる。

ジャストガードをすると相手の攻撃を回避し、即座に攻撃ボタンで反撃する。

ウルトラモード

完全オリジナルのストーリーモード。
今回は全13話で構成される一本の物語を追っていく。
各地で怪獣が次々と復活し、次第に改造怪獣やカオスヘッダーまで出現。最終的には光の国も巻き込んだ壮絶な戦いへ……という内容。

エピソード毎にミッションポイントが設定されていて、ポイントが貯まると順次隠し要素が解禁されていく。達成難易度が理不尽に高いものもあり、コンプリートは至難の業。

ウルトラ兄弟やティガ、ガイア、コスモスの世界観の壁が取り払われ、何事もなかったかのように共演している。
怪獣に関しては作中キャラが以前出現して倒された怪獣が出るたびに驚いていることから、二代目とか別個体という概念はないようだ。

人間のオリジナルキャラクター(声だけ)が登場する。
防衛軍のような組織の所属で、喋らないウルトラマン達の代わりにヘリから実況解説を務める。
部下は野田圭一、隊長は三浦祥朗がCVを担当。

ウルトラ戦士

ウルトラマン

  • ネビュラコンボ
⚪︎投げ。
背負い投げ→首投げ×2→ジャイアントスイングの華麗な連携を叩き込む。

  • キャッチリング
まさかの採用。
相手を短時間拘束し、効果時間内に相手のHPをゼロにすればこの技でもK.Oできる。
  • 八つ裂き光輪
エネルギーが収束していく様をじっくり描写している。
  • スペシウム光線
エネルギーを両腕へ纏うように滾らせてから放つ。
出力が高すぎる余り、発動時にウルトラマンが若干後退りする。
着弾点が激しく発光し、輝きがピークに達すると大爆発を起こす。

ストーリーのエピソード12限定で、条件を満たすとギガスペシウム光線が使用可能。
更に派手さが増しているが、クリアランクは下がってしまう。

ウルトラセブン

  • ネビュラコンボ
立ち最大チャージアタック。
手に持ったアイスラッガーで連撃し、最後はウルトラ念力も駆使して全身を切り刻む。

  • エメリウム光線
エメリウム光線で相手を貫く。
爆発もなく、一瞬で終わるので一見地味だが、やっている事は前作ガタノゾーアの貫通レーザーと同じなので割とエグい。
ちなみに、ビームランプへ両手の人差し指・中指を添えるAタイプが採用されている。
  • アイスラッガー
高く飛び上がってアイスラッガーを投げる。
この時のジャンプが凄まじく、投げる前に溜めの演出が入るためかなりダイナミック。
  • ワイドショット
太陽エネルギーをチャージし、ワイドショットを撃つ。
最初は原作に近いサイズだが、途中で縦幅が3倍にも増幅し、敵を圧殺する。

流石に消耗が激しいのか、使用後はセブンが膝をつく。

ウルトラマンタロウ

  • ネビュラコンボ
△ジャンプ攻撃。
本作以外のFEシリーズでは投げ技のスワローキックが、打撃技としてリメイクされた。

  • ブレスレットランサー
タロウブレスレットを変形させ、投擲して相手を切り裂く。
  • ストリウム光線
チャージ動作が原作より長め。
発射時のカメラワークがタロウと対面する形になっていて、珍しい絵面が拝める。
技を出し切った後に相手が吹き飛ばず、その場でずっこけるので若干間抜け。
  • ウルトラダイナマイト
激しい炎に包まれたタロウが突進し、命中後は極太の火柱が残り続ける。
ストーリーモードでカオスロイドTにこの技を使うと、互いにウルトラ(カオス)ダイナマイトを発動し、ストレングスモードで決着をつける特殊イベントがある。

ウルトラマンティガ(タイプチェンジ可)

パワータイプ時に投げ技で、ウルトラヘッドクラッシャーが出せる。
各種必殺技は、発動すると対応するタイプに自動でチェンジする。

  • ネビュラコンボ
◻︎ジャンプ攻撃。
前方へ平手を構えて突進(イーヴィルティガ戦終盤に使ったアレ)し、右フック→キックコンボを決める。
スカイタイプだと初段が前宙ドロップキックに変わる。

  • ランバルト光弾
高く飛び上がり、高空からランバルト光弾を5連射する。
演出が創作の忍者っぽく、格好いい技。
  • デラシウム光流
赤いエネルギーを圧縮し、光球として放つ。
明らかに球状になっている他、腕の構えも異なっており、演出以前に別技となってしまっている。
  • ゼペリオン光線
両手を前方で交差させ、激しい発光と共に、両手と光の帯を外側へ広げていく。
その後、L字に組んだ腕からは厚い光線が一気に放たれる。
着弾点はスペシウム光線とまた違った発光を見せ、輝きがピークに達すると大爆発を起こす。

ウルトラマンガイア(バージョンアップ可)

なんとヴァージョンアップが必殺技になった。
ネビュラコンボと一撃必殺技はSVのみ。
レベル1必殺技はV2のみ。

  • ネビュラコンボ
下+相手方向+◻︎コンボの最終段を当てる。
段階的に力を溜め、4回溜めると強烈なストレートで一気に殴り飛ばす。
他のネビュラコンボよりタイミングを掴みにくく、若干難しい。

  • ヴァージョンアップ
SVにパワーアップする。
ムービー内で二の腕が凄まじくパンプアップする様は必見。
  • フォトンエッジ
FE3よりもビームは細いが、溜め動作とSEがダイナミックになっているため迫力は増している。
ストリウム光線と同じく、相手が吹っ飛ばずにその場でずっこけるので若干間抜け。
  • フォトンストリーム
膨大なエネルギーを両手に集め、一気に解放する。
チャージ動作には8秒近く費やしており、エフェクトもビッグバンの前兆かと思えるほど派手。
光線の勢いも凄まじく、浴びせるというよりも呑み込むと言った方が的確。
発動後はガイアの両腕からも煙が上がる。

ウルトラマンアグル(V2のみ)

特殊攻撃でアグルブレードを展開する。FE3と違い、永続になった。
敵の使用時には目と光線が紫色の、幻影ウルトラマンアグルとなる。本作のブルトンが産み出した邪悪な偽物という設定。

  • ネビュラコンボ
↓+相手方向+△。
手刀(もしくはブレード)とキックのコンボで打ち上げ、アグル突撃戦法で追撃しつつ追い越し、急降下しながらすれ違い様に突き刺して撃墜する。

  • アグルセイバー
発動すると構え、その間に攻撃してきた敵へカウンターを決める技。
更にセイバーから斬撃を飛ばして追撃する。
  • フォトンクラッシャー
右手にエネルギーを纏い、額で増幅してから浴びせる。
この技も相手はその場で転ぶ。
幻影版はビームが若干細い。
  • フォトンスクリュー
エネルギーを球状に圧縮し、両腕で掴んで脇に抱えた後、かめはめ波のようなポーズで射出する。
実はアグルのキャパシティを若干オーバーしている技で、抱えているときに両腕が震えている。射出後のスピードも強烈。
命中後は大爆発を起こし、その爆炎が見えなくなるほどの閃光に辺り一帯が包まれる。

最後はΣズイグル戦をオマージュした動きでアグルが立ち去る。

ウルトラマンコスモス(モードチェンジ可)

ルナモードでも打撃と投げが可能になった。
ついにコロナモードが登場し、かわりにフューチャーモードは削除された。
プロミネンスボールとフルムーンレクトは、対応するモードでなくても発動時に自動でモードチェンジするため使用可能。

原作再現でエクリプスモードになるにはコロナモードを経由する必要がある。
エクリプスモードへのチェンジは一方通行で、レベル1必殺技がなくなるかわりに、ネビュラコンボと特殊攻撃のエクリプススパークが使えるようになる。

  • プロミネンスボール
巨大な火球を作り出し、両手を添えて打ち出す。
レベル1必殺技にしては派手で高威力。
マイナーな技なのに採用されたことがよく話題になる。
  • フルムーンレクト
一撃必殺技。
相手を光で包み込み、戦意を鎮める。
原作から超強化されており、鎮静化、カオスヘッダーの分離、改造部分を除去して元の姿に戻す、除霊……と、かなりの万能技。
対戦相手によって使用後の演出が変わる。詳しくはルナモード(ウルトラマンコスモス)の項目を参照。

  • ネビュラコンボ(エクリプスモード限定)
相手方向+◻︎コンボの最終段を当てる。
右パンチ→ダブルパンチ→加速ダブルパンチで吹き飛ばす。ネビュラコンボの中では地味な部類。

  • コズミューム光線
エクリプスモード時の一撃必殺技。
腕をクロスさせ、後方へ浮遊しながらエネルギーを充填、右拳を突き出して一気に放出する。
怪獣や宇宙人相手でも、向こうは膝をつくだけで爆散しない。
使用後はコスモスらしい、アクロバティックな空中制御をしながら飛び去る。

怪獣・宇宙人

ブルトン

およそ格闘ゲーム向けとは思えないブルトンが、まさかの参戦を果たした。
アンテナからスパークを放ったり、身体を高速回転させて体当たりしたりする。
掴みが特別仕様で、中距離の相手を念力で捉える。
ストーリーでは2回出現し、1回目は空間湾曲により光線や打撃を効かなくしてくるが、投げ技で破る事が可能。
2回目はガイアの記憶から作り出した幻影アグルをけしかけたり、ガイアを体内に吸い込んで体内での戦いに持ち込んだりする。

  • ネビュラコンボ
立ち最大チャージアタック。
高速回転しながら何度も体当たりを浴びせる。

  • 物質機雷化現象
念力で浮かせた車を機雷化し、相手を包囲する。
この車は画面に残り、相手の動きを阻害する。
  • 低次元転移現象
相手を異次元に飛ばし、巨大化した自らの身体で踏み潰す。

ゴモラ

ストーリーでは2回戦う事になり、1回目はウルトラマンに尻尾を引き千切られて地中に逃走し、2回目は尻尾の切れた状態でティガと戦い、見逃してもらうも、カオスキリエロイドに打ち倒される。
その後は後述の改造ゴモラになって出現するが、対戦相手がコスモスだったので元に戻してもらえて生存する。
ミニゲームとして、ゴモラでメフィラスの作った仮装都市を破壊し尽くすモードがある。
怪獣達は特殊攻撃で自己強化が可能で、7秒間、攻撃力と防御力が2倍になる。

  • 突進
相手を跳ね飛ばす体当たり。
他のフィジカル技とは一線を画しており、命中した時点で相手の身体が180°ひっくり返っている。
  • フルスイング尻尾攻撃
噛みついて何度も地面に叩きつけて弱らせた後、上に放り投げて尻尾の一撃を叩き込む。
命中した相手はサヨナラホームランと言わんばかりに遥か彼方へと吹き飛ばされる。

レッドキング

ストーリーではゴモラ逃走直後に出現する。
必殺技の演出が漫画チックでコミカル。

  • 岩石砕き
大岩を拳で砕き、散弾のように相手に浴びせる。
  • 大岩石投げ
地面に腕を突き立てる事で岩盤を巨大な岩石として抱え投げ、相手を押し潰す。

ジェロニモン

ストーリーでは、倒されたはずのゴモラ達を復活させた張本人。自身も南極で氷漬けになっているが念力は健在で、凍ったままのジェロニモンと戦う特殊戦闘がある。

  • 念力無重力落とし
念動力で相手を高空に浮かび上がらせ、頭から一気に叩き落とす。
  • フェザーショット
鋭い針のついた羽飾りを大量に飛ばし、相手の全身を貫く残虐技。

バルタン星人

ストーリーではセブンがバルタン星人の円盤と空中戦をするミニゲームがある。
内容は砲撃を避けつつエメリウム光線を当てるというもの。
砲撃のパターンは固定なので覚えゲー。

  • ネビュラコンボ
回避◻︎攻撃。両手のハサミでひたすら殴打する。
回避攻撃は狙うのが難しく、能動的に仕掛けられないため不憫な調整。

  • 白色破壊光線
両手のハサミにエネルギーを溜め、螺旋の軌道で打ち出す。
演出が西武のガンマンっぽい。
  • 多重分身白色破壊光線
何十、何百もの分身で相手を包囲し、一斉に白色破壊光線を放つ。

メフィラス星人

プレイアブルとしては、ラスボスのネオカオスダークネスを差し置いて最後の解禁キャラ。
モーションはFE0のヒッポリト星人に使いまわされた。

  • グリップビーム
拳からビームを放ち、ダメ押しで出力を上げて相手を大きく吹き飛ばす。
  • 大円盤部隊一斉攻撃
念力で相手を浮かせて、ゼットン星人とペダン星人の円盤部隊に集中攻撃させる。

エレキング

ストーリーでは水力発電所から電力を奪っていた。

  • ネビュラコンボ
△投げ。
尻尾を巻きつけて放電する技、「エレキングコレダー」を放つ。

  • エレキングカッター
放電光線を7連発し、縦に繋げて相手を切り裂く。
  • 尻尾巻き付き電撃
尻尾で拘束して逆さ吊りにし、50万ボルトの電流を浴びせ続けて昏倒させる。

タイラント

ストーリーでは街を襲撃してタロウと交戦する。
FE3のモデルより鎌が大きく、鉄球のトゲが鋭い。

  • ネビュラコンボ
マウント攻撃。
両手の凶器で殴打する。

  • 冷気攻撃
腹部から冷凍ガスを噴出させ、相手を凍結させる。
  • 火炎放射
口から強烈な火炎放射を放ち、相手を炎に包む。
  • 暴撃ハンマーパンチ
鉄球のアンカーを勢いよく射出して、相手を串刺しにしつつ吹き飛ばす。
力任せに手繰り寄せ、今度は鉄球本体で思い切り殴り飛ばす。
その後、相手は空高くバウンドし、既に意識がないため頭から落下するという、かなりバイオレンスな技。

キリエロイド

ストーリーでは夜の町でティガと戦って敗北、地下洞窟に逃げ込み、カオスキリエロイドになる。
特殊攻撃で脚に炎を纏い、攻撃力を強化できる。

  • ドリルキックコンボ
後ろ蹴りで相手を吹き飛ばし、バク転で高速接近、相手が着地する前にきりもみ回転しながらドロップキックで追撃する。この時ドリルの稼働音のようなSEが鳴る。
  • 炎魔地獄
周囲の地形から何本も火柱を噴出させ、相手を包み込む。

ワロガ

ストーリーでは夜の町でコスモスと戦って敗北するも、その場でカオスワロガになる。
飛び道具主体のキャラクター。
特殊攻撃で球体に変化し、後方へ高速移動できる。

  • ネビュラコンボ
立ち最大チャージアタック。
大型の光弾の後、小型の光弾を乱射して追撃する。

  • アサルトアームスショット
ソードパンチアームから放つ破壊光線。
テレポートを繰り返して多方向から浴びせる格好いい技……なのだが最後はせっかく背後を取ったのに、いつの間にか完全に向き直られていて、相手はそのまま無抵抗で喰らうので若干シュール。
  • 光線雨
球体に変化して飛び上がり、破壊光線を雨のような、高い密度の弾幕にして浴びせる。

オリキャラ

改造怪獣はバルタン星人の科学力によって改造された怪獣。

カオス〜〜はカオスヘッダー(「コスモス」本編の敵)と融合した宇宙人や怪人。

カオスロイドカオスウルトラマンの一種で、メフィラス星人がカオスヘッダーを使って作り上げた、ウルトラ戦士のコピー。M78星雲・光の国に侵攻し、ウルトラマン達と激突する。

改造ゴモラ

全体的に刺々しい見た目になっている。
黒目が失われていて理性を感じられない。
尻尾を槍のように扱う。
ストーリーではコンビナートを襲撃して国防軍やコスモスと戦うが、ゴモラを助けなければならないため、国防軍の攻撃からゴモラを庇いながら戦う事になる。

  • 大回転尻尾落とし
前転し、尻尾を大きくしならせてから叩きつける。
  • 高速尻尾串刺し
伸縮自在の尻尾を高速で突き出し、鋭い先端で相手を串刺しにする。かなり太い尻尾なのでエグい。
最後は仕留めた相手を乱暴に投げ捨てる。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』ではテールスピアーと名付けられた。

改造エレキング

手足が失われてナメクジのような見た目になった。体表が透けているので体内の器官が見える。
全身で相手を締め上げ、より強力になった電流で攻撃する。
自らを電気エネルギーと化す能力を持つ。
ストーリーではエレキングを倒したセブンを奇襲する。また水力発電所から電気を吸収して回復する。

  • ネビュラコンボ
△投げ。
内容は通常種と同じ。

  • 電光石火移動攻撃
身体を電気エネルギーそのものに変換し、突撃して相手を貫く。
  • 空中100万V放電
相手に巻きつきながら飛び上がり、最高高度で一気に放電する。
オリジナルはじわじわ放電するのに対して、こちらは一瞬で爆発的なを放電を見舞う。

改造レッドキング

両腕が肥大化し、全身にマグマが走っている。
ストーリーでは火山地帯崖の上での戦いになるため、ダウンされ過ぎると崖が崩れて敗北してしまう。

  • 溶岩ぶん投げ
地面を殴り、隆起した岩を掴んで、自らの体温で溶岩化してから投擲する。
  • 爆熱アッパーカット
右腕をグルグルと振り回しながら接近、アッパーカットをお見舞いする技。
食らった相手は時間差で爆発する。

改造タイラント

通常のタイラント4体分はある巨大怪獣。
ゴモラの足やジェロニモンの羽飾りが追加されたケンタウロス体型。体格差の関係で、改造タイラントのいるバトルは投げ技が死に要素となる。
また、鉄球を丸ごとワイヤーで射出する。殺人けん玉。

体力ゲージが3本あるためしぶとい。
ストーリーでは2回出現するが、1度目のみ倒されると後述の改造タイラントIIになる。
一撃必殺技以外の必殺技はオリジナルと同じなので省略。

  • ネビュラコンボ
立ち最大チャージアタック。
鉄球を乱打する。

  • 隕石落とし
鉄球を天空に向けて発射、宇宙から隕石を手繰り寄せ、惑星ごと更地にするという豪快すぎる技。
ちなみに改造タイラント自身は無事で、崩壊していく景色の中、平然と咆哮している。

改造タイラントII

改造タイラントが更に怨念を取り込んだ結果、骨のような姿になった。
体力ゲージが1本しかないが、特殊攻撃で回復が可能。
ストーリーでは倒されても怨念を吸収して復活するが、太陽光を浴びると再生能力を失う。

  • ネビュラコンボ
◻︎カウンター攻撃。
武器コンボののち、アンカーを突き刺して相手を呪う。

  • 怨念ガス
相手を大量の霊気で凍らせる。
状態異常も併発させる。
  • 怨念火炎放射
怨念の火炎放射。
状態異常付き。
  • 怨念全解放
自らを構成する夥しい数の怨念を解き放ち、相手に襲いかかる。
喰らったが最後、相手は消滅してしまう。
大抵の一撃技もオーバーキルとはいえ、毛色が異なっていて不気味な技。

カオスキリエロイド

フォルムが尖り、体色が青みを浴びている。
最大の特徴は脛の突起で、さながら斧のよう。
操る火炎も青色になり、火力が上がっている。

代償として防御力は下がってしまった。
必殺技は炎の色が違うだけなので省略。

カオスワロガ

こちらも刺々しいフォルムに変わった。頭部の形状はさながら暗殺者のようである。
腕部を槍状のソードアサルトアームに換装しており、一部打撃で切り裂きダウンが取れるようになっている。

カオスキリエロイド同様、通常種より防御力が下がっている上に、特殊攻撃のワープで前に移動するため逃げにくくなった。
必殺技は光線の色が違うだけなので省略。

カオスロイドU

ウルトラマンのコピー。
ストーリーではプラズマスパークを暴走させようとする。
ネビュラコンボのジャイアントスイングで、脚ではなく頭を掴む。
腕に何か仕込まれているようで、払う際にウルトラキーと同じ鈍い効果音が鳴る。
キャッチリング・コピーは色が違うだけなので省略。

  • カオス八つ裂き光輪
前腕をエネルギー化し、巨大な八つ裂き光輪を作り出す。
敢えて貫通させずに、半端なところで止めて刻み続ける嗜虐的な技。
  • カオススペシウム光線
両腕の前腕をエネルギー化させ、カオススペシウム光線を放つ。光線は紐状で、一度放射されたあとすぐに収束し、太い光線となる。
使用後はカオスロイドUの腕に、粒子がガラス片のように固形化して残留する。
ストーリーモードではウルトラマンに耐えられてしまっている。

カオスロイドS

セブンのコピー。
ウルトラキーを盗み、手持ちの武器にしている。
掴みがブルトンと同じ特別仕様で、中距離の相手を念力で捕捉する。
エメリウム・コピーは色が違うだけなので省略。

  • カオスラッガー
スラッガーをエネルギー化し、拡散させて飛ばす。
一度散開し、相手の背後から一斉に襲いかかる。
使い捨てだが、すぐに再生可能。
  • ウルトラキー
ウルトラキーから破壊光線を放つ。
見た目は小さな光弾だが、前触れなく大爆発を起こし、星ごと相手を消滅させる。
カオスロイドSはちゃっかり脱出する。

カオスロイドT

タロウのコピー。
ウルトラベルを盗み、腹部に埋め込んでいる。
スワローキックの締めが頭突きになっている。
ストリウム・コピーは色が違うだけなので省略。

  • カオスウルトラベル
自分の腹を突き破ってウルトラベルを取り出し、その音色で様々な状態異常を負わせる。
  • カオスダイナマイト
全身に紫の炎を纏い、何故かスーパー頭突きの要領で突っ込む技。
再生時のモーションがアクロバティックで、かなりスタイリッシュ。

ネオカオスダークネス

「ウルトラマンコスモス」のラスボスである、カオスヘッダーの集合体「カオスダークネス」とメフィラス星人が合体した姿。
背部の突起が完全な翼になっている他、爪が長くなり、胸部にメフィラスの顔が浮かび上がっている。
ストーリーでは最初は通常のカオスダークネスとあまり変わらないが、倒される度に姿が少しずつ変わり、メフィラスの顔も少しずつ浮かび上がって、2度目の変化で完全になる。
特殊攻撃で、翼を使って飛翔できる。

  • ネオカオスドライバー
相手に滑空して突っ込み、爪で串刺しにする。
その後大きく宙返りし、その勢いを乗せて地面に叩きつける荒技。
  • ネオカオスデストロイヤー
口から紫色の破壊光線を放つ。

ネオカオスダークネスII【NPCキャラ】

ストーリーモードのラスボス。フルムーンレクトによる浄化をメフィラスが妨害して変化した姿。
いわゆる完全体で、メフィラスの顔が腹部に移動。
全体的に黒ずみ、羽と下半身は影のような形態をしている。
周囲の街をカオスシティに変貌させた。
コズミューム光線も通用せず、更に巨大化して猛威を振るうが、7大ウルトラマンのエネルギーを集約したフルムーンレクトで浄化された。

  • ネオカオスディジェスト
カオスシティに潜み、巨大な大顎に変身して相手を丸呑みする。



ステージ(隠し込み)


高層ビル群
怪獣島
火山口付近
水力発電所
夜の街
鍾乳洞
火山口付近
コンビナート
空港土地
小惑星
南極
異空間
ウルトラタワー
ウルトラの国
プラズマスパーク
カオスシティ


余談

『大怪獣バトル』シリーズで活躍するEX怪獣達のデザインは、本作における改造怪獣が初出。
改造ゴモラと改造レッドキングは、実写の『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』にEXゴモラとEXレッドキングとして登場したため、スーツが制作されている。

カオスロイドの3体も、スーツが制作され悪トラマン系のイベントに登場している他、『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』で登場し、『新ウルトラマン列伝』37話「スパークドールズ劇団A』のエンディングにもカオスウルトラマン・カオスロイドU・カオスロイドTが登場したが、夢オチとはいえブラックキングケムール人ラゴンに瞬殺された

ちなみに本作の予約特典は「カオスロイドU」のソフビ人形だった。


追記が、修正が、君の五感を刺激する!!

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最終更新:2025年06月07日 16:22