キリエロイド

登録日:2011/02/11 Fri 22:50:21
更新日:2025/06/09 Mon 21:46:17
所要時間:約 7 分で読めます






君を待っていたのだよウルトラマンティガ。
君はこの星の守護神になるつもりかね?

おこがましいとは思わないか!?

君がその巨大な姿を現すずっと前から、
この星の愚かな生き物たちはキリエル人の導きを待っていたのだよ。

君は招かれざる者なのだ!


キリエロイドは『ウルトラマンティガ』を始めとするウルトラシリーズに登場する敵。

『ティガ』本編では、回を跨いで何度か登場するウルトラマンティガライバル的存在であり、
秀逸なデザインや印象深いキャラクター設定などからゴルザイーヴィルティガなどと並ぶ人気怪獣の1体である。

この項目ではキリエロイドとともに、キリエル人についても紹介する。




キリエル(びと)


【データ】

別名:炎魔人(えんまじん)
身長:不明
体重:不明
出身地:不明*1


第3話「悪魔の預言」、第20話「GUTSよ宙へ・後編」、第25話「悪魔の審判」、最終話「輝けるものたちへ」に登場。
超古代より地球に潜入していたという、実体を持たない精神生命体。
字面では分かり辛いが名前は「キリエルじん」ではなく「キリエルびと」と読む。

古くから人類に干渉*2し、人類を導く救世主を気取っていたものの、
突如として現れたティガの活躍により、イルマ隊長が「ティガこそ人類を導く存在ではないか」と発言した事に激怒。
第3話では、劇中では3年前に死亡していたとされる男「イタハシ・ミツオ」の姿を借り、「聖なる炎」という爆発事件を起こし、
イルマ隊長に『ティガではなくキリエルを人類の守護神として崇めよ』と迫ったが、断られたため町ごと燃やそうとした。
その後現れたティガと戦闘するため、巨大化細胞によってキリエロイドとなった。


第20話では、ゴブニュ(ギガ)との戦いで限界を迎えたダイゴの前に現れて嘲笑を浴びせるが、こちらはダイゴの見た幻の模様。


第25話では、イタハシとキリエルの巫女を通じて天使として人々の前に姿を現すと、ティガを「悪魔」だと人々を洗脳し、
メトロポリス上空に自分達の世界と繋がる「天国の門」(実は地獄の門)と呼ぶ巨大な門を出現させ、
これを開放して他のキリエル人たちを地上に降り立たせようとした。
ティガが現れるとキリエロイドⅡに変身。一度はティガを気絶にまで追い込むが、洗脳が解けた人々の力で復活したティガに敗北。
最期はティガによって自らが出現させた「天国の門」に投げつけられた上でゼペリオン光線を撃ち込まれ、背後の門ごと粉砕された。


最終話では、復活した超古代都市“ルルイエ”から現れた邪神・ガタノゾーアの闇が迫る地球を見捨て、
一度邪神に敗北し、ティガと共に封印されたダイゴ「キリエルに従えば良かったのだ」負け惜しみの言葉を投げかけて地球を去った。

ちなみに、劇場版『THE FINAL ODYSSEY』の準備稿には、
ウルトラマンとしての自身に迷うダイゴに、「君は普通の人間として生を全うしたまえ」嫌味忠告しに来る一幕が存在した。
決定稿では残念ながらカットされている。



イタハシ・ミツオ(キリエルの預言者)


演:高野浩幸

第3話「悪魔の預言」第25話「悪魔の審判」に登場。
本編の3年前に死亡したはずの男で、キリエル人に憑依され、その尖兵として活動している。
詳細は語られていないが、おそらくイタハシ本人は既に亡くなっており、その姿をキリエル人に利用されていると思われる。
死因についても詳細不明で、キリエル人が憑依する肉体を選抜する際に死者の中から無作為選出されたのがイタハシだったのか、
それともキリエル人に憑依する肉体として目を付けられ、殺されてしまったのかは定かではない。
なお子供の頃はペロリンガ星人にもその姿を借りられている。



オオヌマ・ケイコ(キリエルの巫女)


演:春菜千広

第3話「悪魔の預言」、第25話「悪魔の審判」に登場。
イタハシ同様に、キリエル人に憑依され、その意に沿って行動している女性。
彼女も死後にその肉体を利用されているのか、ダイゴに銃を突きつけられても平然としていた。
ローブを纏っているので分かりにくいが、かなり丈の短いミニスカートを穿いている。
実は3話のラストにも登場しているが、この時の彼女は通勤服を着ており、まだ死者ではなかったようである。




キリエロイド



見せてやろう……キリエル人の力を!
キリエル人の怒りの姿を!


【データ】

別名:炎魔戦士(えんませんし)
身長:52メートル
体重:4万2000トン
CV:佐藤正治
SA:三宅敏夫(ティガ)*3、石川真之介(トリガー)


第3話「悪魔の預言」に登場。
キリエルの預言者がティガに対抗するため、自身の体内にある巨大化細胞で変身した姿。その顔は心なしか「泣顔」のようにも見える。
曰く、「キリエル人の怒りの姿」であり、いわばキリエル人の戦闘用モードと言ったところ。
劇中でもホリイが誤解したが、この姿がキリエル人の正体というわけではなく、あくまでティガと直接戦うべく変身した形態に過ぎない。
「キリィッ!」「キリキリィッ!」と何とも分かりやすいそのまんまな掛け声を発する。

武器は手から放つ超高温の「獄炎弾」や素早い身のこなしから繰り出す格闘能力。
ティガとの戦闘では自慢の素早い格闘でマルチタイプと互角の戦闘を繰り広げるが、スカイタイプにチェンジしたティガのスピードには敵わず、劣勢に追い込まれる。
挽回すべく獄炎弾を放ちスカイタイプを苦しめるも、隙を突かれてティガフリーザーで凍らされ、マルチタイプへと戻ったティガのゼペリオン光線で粉砕された。
ちなみにこのキリエロイド戦がTVシリーズで初めてゼペリオン光線が使われた戦闘である。
(第1話はマルチ→パワー→スカイと3タイプ披露した上でスカイタイプのランバルト光弾でトドメ、第2話はパワータイプのデラシウム光流でトドメ)

デザインは丸山浩氏。
悪魔をモチーフとしながらも「平成のバルタン星人」を狙って神秘的でカッコイイという方向性でデザインされた。
因みに小中氏本人は完全に忘れていたが、小中氏によるMacで作成された夜の商店街に立つ黒い人影のイメージビジュアルを渡されていたという。



キリエロイドⅡ



キリエルに刃向かう者は……報いを受けるがいい!
愚かなる人間達の目の前で、無残な死に様を晒すがいい!

ぬうぅううううう……ハァアアアッ!!


【データ】

別名:炎魔戦士
身長:55メートル
体重:4万5000トン


第25話「悪魔の審判」に登場。
キリエルの預言者とキリエルの巫女が、エネルギー体となって顕現した無数のキリエル人と共に合体・変身した姿。
額にあった発光体が真ん中に移動したり、 胸部の発光体が上下別々に点滅したりと外見が変化しており、戦闘能力も向上。
泣顔だった初代キリエロイドに対し、その顔は笑っている様にも見える。

ティガとより互角に戦うために、なんとタイプチェンジ能力を有している。
  • マルチタイプに対してはバランス型の「格闘戦タイプ」
  • パワータイプに対しては固い皮膚とエルボーカッター「キリエルカッター」を持つ「怪力戦タイプ」
  • スカイタイプに対しては巨大な翼「キリエルウイング」を持ち、スカイタイプ以上の速度で飛行する「空中戦タイプ」
と、それぞれティガのタイプに対応した形態に変化する。
おまけに、パワータイプではスピードが、スカイタイプではパワーがそれぞれ低下するティガのタイプチェンジと異なり、
キリエロイドⅡは怪力戦タイプと空中戦タイプの2形態は両立して発動させることが可能。
つまりは、スカイタイプ並の高速飛行を行いながら、パワータイプ並の怪力で攻撃してくるという、
模倣元のティガにはできない、まさに能力の良いとこ取りなタイプチェンジとなっている。

最初は格闘戦タイプでマルチタイプのティガ相手に優位に立ち、ティガがパワータイプにチェンジしたのに対抗して怪力戦タイプにチェンジ。
パワータイプの攻撃でビクともしない表皮と肘の強力なクローでティガを圧倒した。
この時、ティガはパワータイプで力負けしたせいか、キリエロイドに怯えているかのような仕草を取っていた。

力では敵わないと見てかティガはスカイタイプにチェンジして空中戦を行おうとするが、それを見たキリエロイドは空中戦タイプへとチェンジ。
スカイタイプを上回るスピードで突撃し、ティガを墜落させ、気絶させる。

ティガが失神している間に地獄の門を開こうとするが、イルマ隊長の言葉で洗脳から解けた人々から無数の光を受けたティガが復活。

ティガの復活に気づいたキリエロイドももう一度地上に降り立ち、怪力戦タイプにチェンジし迎え討とうとするも、
人々の精一杯の光と声援を受けて奮起したティガに今度は圧倒される。
最期は顔面に強烈なキックを喰らって地に倒れ伏したところをティガに「地獄の門」へと投げ付けられ、
自らの身体で門を閉じさせられたところに、ティガのゼペリオン光線を浴びせられて門もろともに消滅させられた。



【その後のシリーズでの登場】

TV作品

ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA

第19話「救世主の資格」に登場。
かつてティガを苦しめた敵がトリガーの前に姿を現すのはガゾートに続き2体目となる。

第18話で暗躍していた謎の男。彼の左胸にはキリエロイドを思わせる輝きがあった…
そして第19話で改めてキリエロイドとしての正体を明らかにする。

闇の巨人を退けて消耗していたトリガーへ襲い掛かり、一方的な戦いを繰り広げていた。
しかしシズマ ミツクニの中に眠る「光」を娘のユナが具現化させたことで、ティガが顕現。
その姿を見ると明らかに慌てふためいた様子を見せ、押さえつけていたトリガーをあっさりと解放してしまう。

その後はティガと、ティガにエネルギーを分け与えられて回復したトリガーの2人を相手に戦闘を再開。
一進一退の攻防を繰り広げるが徐々に押されて行き、最後はゼペリオン光線の同時攻撃を浴びて爆散した。



◆ゲーム作品

ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth

初代キリエロイドが登場。
案の定のスピード系キャラクターだが、どういう訳か「蹴り技が得意」という設定が付加され、
基本的に拳は一切使わず、キック攻撃のみで戦う。鳴き声も「キリキリキリ」と言わない。
ゲームバランスの都合で飛び道具の獄炎弾はオミットされ、特殊技では脚に炎を纏う「炎纏い」で蹴り技の攻撃力を上げることが可能。
ネビュラコンボも非常に簡単で、初心者にも扱い易いのが特徴。

さらに本作ではオリジナルキャラとして、キリエロイドが力を求めて自らカオスヘッダーと融合した姿、「カオスキリエロイド」が登場。*4
全身が歪に尖った異様な姿をしており、その表情は「泣き顔」の初代、「笑い顔」のⅡに続き、まるで「怒り顔」のようにも見える。
技は通常版と全く同じだが、脚に巨大なブレードが装備されたことで全体の攻撃力が底上げされており、使用する炎の色もより高温の青色に変化した。
代わりに生命力を犠牲にするカオスヘッダーの特性ゆえなのか耐久力は紙同然で、非常に打たれ弱くなってしまっている。
ミラーマッチをしようものなら、炎纏いで強化されたネビュラコンボを食らわされると体力の3分の1は消し飛ぶ。
全キャラで最も防御力の低いカオスワロガなら5割強削れる。まさに、「攻められる前に攻めろ」を地で行くキャラと言えるだろう。

必殺技は通常・カオス共通。
LEVEL1必殺技は相手を空中に蹴り飛ばした後、追撃できりもみ回転しながら相手の腹部に両脚を突き刺す「ドリルキックコンボ」。
フィニッシュ技は地面から炎の柱を召喚して相手を跡形もなく焼き尽くす「炎魔地獄」。
どちらの技もカッコ良さを全面的に押し出しているので必見。

通常版、カオス版共に原作再現度は決して高くないが、良くも悪くも『FER』を象徴するクールなアレンジがよく効いたキャラクターとなっている。


『大怪獣バトルNEO』

ウルトラマンティガ』に登場したものと同一の個体が登場。
ギャラクシークライシスによって別の宇宙に迷い込み、全ての宇宙の救済とネオフロンティアスペースへの帰還を目的に行動している。

EXラウンドではレイオニクスの個体が登場し、ガタノゾーアを使役している。


『大怪獣ラッシュ』

星人ハンターとして登場するが、出身・正体・目的全てが謎に包まれておりギルドからも危険視されている。
超古代にプラズマギャラクシーに潜入したとされており、数々の不吉な予言を残している。
プラズマギャラクシーに進出し始めた光の巨人を忌み嫌っている。

同族のゲームオリジナルは星人ハンターは一体も登場しない。参戦希望投票が行われた際にも最下位になってしまった。
ただし、この時は他の候補がピッコロゴドラ星人リフレクト星人と原種自体が参戦していない種族で、
キリエロイドは唯一原種が参戦していたので、キリエロイドに不利な投票だったのは否めない。

また、プロモーションカードが持つトクギ「キリエルチョーカー」は怪獣を敵対状態にし、怪獣が積極的に攻撃を仕掛けてくるようになるというレアなもの。
普通に戦う分には実用性は低いが、実績解除に必要な他、ガードのレベルを成長させるのには使えるかもしれない。

巨影都市

キリエロイドⅡが登場する。
ビル街に出現し主人公たちが乗っている電車を襲撃したところ、その場に現れたティガに妨害され激突。
互いにスカイタイプにチェンジし、空中戦を交えながら激しい戦いを繰り広げるが、決着は不明。
諸々の事情があって、このティガとキリエロイドは本物かどうか疑わしいのだが…*5

◆小説作品

『深淵を歩くもの』

短編「キリエル人」に登場。トンネルでの宣伝CM撮影中に、主演女優が謎の人影を見たと騒ぎ始めた。
他の撮影スタッフは誰も見なかったと言うが、後日演出家が映像を確認すると蒼くぼんやりした3mほどの人型の影が映っていた。

影の部分を編集し明度を下げTVで放送開始した、数日後の夜、演出家の住むアパートを若い男が訪ね、
ドア越しに「破滅に迎う愚かな人類を導く神々----キリエルの神の姿」を人々に伝えたことの礼を告げる。
演出家がドアを開けると、すでに男の姿はなく悪魔の様な影が一瞬だけ視界の隅に入った。

数年後、脚本家に転向した元演出家は、古いホラー映画に、その夜現れた男が出演していることに気付く。
しかし、その男はCMが放送された夜よりも何年も前に自殺していたのだった。

1996年、脚本家は昭和のヒーローを復活させる企画に参加する。


◆漫画作品

DARKNESS HEELS ―Lili―

キリエロイド・サイロという個体が登場。ネオバトルナイザーを所持しゴルザメルバを使役可能。

惑星テリオの科学力で復活させられた個体であり、テリオの研究主任ヒュースの部下として活動する。
眼鏡をかけた人間男性に擬態し、テリオが実験場としている惑星フースで鎮圧部隊の隊長となっていた。



【余談】

元々満田専務の意見でティガ第3話はキリエル人編と同じ小中千昭脚本のマキーナが登場する「怪獣を待つ少女」をやる予定であったのだが、
序盤ながら怪獣を倒さない変化球のエピソードだったため、毎日放送の丸谷Pの意見で取り止めになり、
ウルトラマンのライバルになりそうな特徴のある(バルタン星人的な)宇宙人を」という笈田Pの提案で小中氏が一晩で書き上げたのが「悪魔の預言」であった。
大のウルトラセブンフリークである小中氏の「策略を張り巡らす宇宙人が追い詰められて巨大化するのは馬鹿に見える」という拘りにより、
初登場回である第3話ではダイゴ/ティガのほうが先に変身し、それに対抗する形でキリエル人が変身している。
第25話でも空中に現れた地獄の門を塞ぐために先にティガが現れ、ティガを妨害するために後からキリエロイドⅡが登場している。


当時ウルトラマンという存在に神秘性を取り戻すことに腐心していた小中氏だったが、
サイバーコップやガイファードなど等身大ヒーローを撮り慣れた村石監督の「ウルトラマンを喋らせたい」という提案に強く反発し、机をバンバン叩くなどの大バトルに発展したという。
最終的に村石監督が折れ、夜のビル街に立つティガの巨躯を地上から指差し、冒頭の台詞を饒舌に捲し立てるキリエル人という印象的なシーンが生まれたのだった。


ウルトラマンネクサス』の特典映像でウルトラシリーズで好きな怪獣を俳優に聞くという企画があったのだが、ほとんどの人が「バルタン星人」「カネゴン」「レッドキング」と有名どころを答える中、
シンジョウ隊員役を演じた影丸氏は「キリエロイド」とマニアックな回答をした。
ティガに思い入れがあるようで、ファンとしては嬉しい限りである。
ちなみにその次の人は「ガイガレード(って言っておこうかな)」とこれまたマニアックな回答をしていた。


イタハシ・ミツオを演じた高野浩幸氏は、子役として『ウルトラセブン』でペロリンガ星人の人間体を演じている。
その後『帰ってきたウルトラマン』でも数回子役として出演し、特に第15話「怪獣少年の復讐」(エレドータス登場回)では出番が多い。
そして、令和初のウルトラシリーズ『ウルトラマンタイガ』第6話にもゲスト出演している。
また『ティガ』に出演する6年前には『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』で報道部員の役で出演していた。

ちなみにウルトラシリーズに複数回出演した俳優は数多いが、子役として出演後成人となって再出演した俳優は非常に少ない。
他には『ウルトラマンレオ』第27話で子役として出演し、後に『ウルトラマンダイナ』第39話でフドウ・ケンジ役として出演した吉田友紀氏や、
『レオ』5話にちょっとだけ顔を見せ『ティガ』第23話にアダム役でゲスト出演した松田洋治氏に、『セブン』第16話にノンクレジットのいじめっ子役で参加した30年後の『ティガ』49話でチャリジャ役で出演した町田正則氏。
それに『ウルトラQ』18話・『ウルトラマン』15話にモブ子役として参加し、
芸能界こそ引退していたものの怪獣関係者との縁から遥か後に『ウルトラマンブレーザー』15話でかつて遭遇したガヴァドンの発見者役で出演した内野惣次郎氏。
声優活動も込みなら、『超時空の大決戦』に子役として出演し、後にジャンキラー/ジャンナインの声優を務めた入野自由
ウルトラQ』13話に出演し、その後それぞれ声優としてウルトラシリーズにゲスト参加した中尾隆聖(『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』版ナックル星人の声)と古谷徹(『ウルトラマンUSA』スコット・マスターソン役)、
『レオ』に梅田カオル役でレギュラー出演し、後に『ウルトラマンR/B』第17話でブースカ役を演じた冨永みーなくらいだろうか。

なお、高野氏は少年時代に「二人の少年が合体して一人の戦士になるヒーロー」の片割れを演じていたことがある。
バロローム!


第25話ラストの描写から再登場の機会を想定して、左右対称の姿をした「キリエロイドⅢ」、よりウルトラマンに似た姿と化した「キリエロイドⅣ」のデザインも用意されていた。
これらは丸山氏の画集に掲載されている。
氏にとってもお蔵入りにするのは勿体無かったらしく、「キリエル関連のエピソードがもう一つぐらい欲しかった」「立体化しないかな」とのことだそう。




追記修正はキリエルの巫女に足で踏みつけられながらお願いします。

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最終更新:2025年06月09日 21:46

*1 異次元、または超次元ともされる。

*2 脚本によれば少なくとも中世には人類に接触していたらしく、悪魔伝承の元になったとされる。

*3 後述のキリエロイドⅡも担当

*4 『コスモス』以外の怪獣・宇宙人がカオス化するという展開は、後にも先にもキリエロイドのみ。

*5 というか、この作品に出てくる巨影の大半が偽物である可能性を否定できない。詳しいことは項目参照