珍遊記~太郎とゆかいな仲間達~

登録日:2011/05/19(木) 14:56:26
更新日:2024/11/12 Tue 17:22:37
所要時間:約 4 分で読めます





『珍遊記~太郎とゆかいな仲間達~』は、かつて週刊少年ジャンプに連載されていた、漫☆画太郎先生の漫画。
電気グルーヴ(ピエール瀧と石野卓球)がゲスト出演した事で話題を呼んだ。

この度実写映画化が決定。監督は山口雄大、脚本はおおかわら、松原秀の二人。
16年2月27日に公開されるも、散々な酷評を浴びる…が、原作がそもそもグダグダ展開のため、
原作ファンからは「映画としては最低の駄作だが、珍遊記の実写化としてはこの上なく妥当」という、なんとも微妙な評価をされている。


◇ストーリー
日本と中国がゴッチャになった様な国に、一匹の巨大な猿の化け物がいた。
化け物の名前は山田太郎。を吹くわ、巨大なをこくわで、皆を苦しめていた。
そんな巨大な猿の化け物に挑んだのが、玄奨だった。
玄奨は太郎の妖気を吸収。吸収された太郎は小猿になってしまった。
こうして、太郎と玄奨の旅は始まったのだった。

◇印税
続編「珍遊記2~夢の印税生活~」において、当時の印税収入が1億円を越え、大ヒット作だった事が明かされた。

◇登場キャラ

  • 山田太郎
CV:玄田哲章/くまいもとこ 演:松山ケンイチ
主人公。天下の傾奇者で、大きな猿の化け物だったが、
玄奨に敗れ、更に小猿にされ、嫌々ながらも旅に同行する事になった。

  • 玄奨
CV:松岡洋子/鳥肌実
もう一人の主人公。巷ではその名を知らぬ者はいない法力の使い手。
太郎を小猿にし、自分の弟子にした。

  • 孔明
CV:国井咲也
言わずと知れた天才軍師。
皇帝と麻雀にこうじていた所を太郎に襲われる。

  • じじいとばばあ
CV:坂本頼光/神代知衣
太郎の育ての親。何時も太郎にびくついていたが、
太郎が小猿にされると、手のひらを返した様に強気になる。

  • キツネババア
キツネの妖怪。太郎と玄奨を食おうと眠り薬入りスープを作ったが、
太郎が持って来た人面魚が入っていた為、死亡。

  • 人面魚
CV:西村朋紘
名前の通り、人の顔をした魚。肉は猛毒。
調理すると臭い。パサパサした食感。と、悪い所だらけ。「うお!」と鳴く。
登場当時は既に人面魚ブームが去っていたため、太郎からは「時代遅れ」と罵倒された。

  • 珍々
CV:西村朋紘
ラーメン屋「珍々亭」のオヤジ。
体臭が原因で、店は何時も閑古鳥が鳴いていたが、
玄奨に体臭を治され、店も繁盛する様になった。

  • 本屋のババア
CV:坂本頼光
タケシ達が万引きした本屋のババア。
後に一向に減らない万引きに業をにやし、
万引き現場をビデオに撮って販売し、問題になる。

  • まり男
CV:宇垣秀成
酒場のオヤジ。
名前の由来はスーパーマリオのマリオから。

  • るいじー
CV:西村朋紘
まり男の父親。ながし。
名前の由来はスーパーマリオのルイージから。

  • 中村タケシ
CV:青山桐子
悪ガキトリオのリーダー。遊び感覚で万引きするなどの悪行を働いていたが、
太郎にちょっかいを出してボコボコにされ、さらに本屋のばばあに追い打ちされる羽目に。
中村泰造の息子。後に父親を越える格闘家となる。

  • やすし&きよし
CV:神代知衣/くじら
タケシの子分達。

  • 中村泰造
CV:樫井笙人
タケシの父親。元・世界チャンピオンの格闘家。
人格的には最悪で、人間関係が原因でかつての名声をすべて失ってしまい、現在はただの飲んだくれ親父と化している。
名前の由来は、当時のジャンプ編集長・中村泰造。後年の版では、「中村タイ造」に変えられていた。

  • 岡っ引き
鶴有公園前派出所の駐在さん。
取り締まる側でありながら、犯罪者より凶悪な面構え。

  • ガンス
CV:櫻井孝宏
太郎の首を狙いにやって来た外人軍団の一人。リーダーのはずだが、実力不足のためメンバーからは軽んじられている。
最後は一反もめんの様になり、祖国へ帰ろうとするも、嵐に巻き込まれて何処かへ飛んで行ってしまった。

  • カイカイ
CV:白鳥由里
外人軍団の紅一点。魔法使い。かなりのデブ。
太郎との闘いの時、太郎にうっちゃられたショックで過去の記憶を無くしてしまった。
不憫に思ったまり男は彼女にピーチと名前をつけ、養女にしてやった。
それからカイカイ……いや、ピーチは酒場の踊り子となり、酒場の名物となった。

  • フンガー
CV:堂坂晃三
外人軍団の一人。下等生物・ビババゴンがザーマスの魔法により従順になった姿。
最後は自滅し、首は太郎の手により、大猿時代の太郎そっくりの顔に整形。
鶴有公園前派出所に届けられる。
残りのパーツは燻製にされ、酒場の名物となった。

  • ザーマス
CV:中尾隆聖
外人軍団の一人で、男性の魔法使い。
ひょんな事から鶴有公園前派出所に投獄。
その後、魔法で牢屋をブッ壊し、脱走するも、三万円の賞金首になってしまった。

CV:間宮くるみ
オカルト好きの少年。
その後、宇宙人に関する本を数々出版する。


【物語の展開】

太郎が玄奨と闘い、見事に敗れる。
無理矢理連れて行かれる事に耐えきれず、脱走するも、
玄奨がお経を唱えると、太郎の頭の純金のわっかが太郎の頭を締め付ける。
結果、太郎は諦め、旅に同行する。
途中、都のラーメン屋「珍々亭」のオヤジの体臭を消した事により、
店に客が殺到。玄奨に治して貰うのと、ラーメン食うのとで大繁盛。
その退屈凌ぎに太郎は脱走し、都の酒場へ。
自分の首目当てに来た賞金稼ぎ達、並びに外人軍団を撃退。
その後、なんやかんやで再び、旅を続ける事になった。
(此処から「珍遊記2〜夢の印税生活〜」のストーリーが幕開ける)


【こぼれ話】
電気グルーヴはラジオ番組で本作を激しく絶賛していた。
そして画太郎先生は、彼等にサインを贈ったとか。

少年ジャンプのお祭りゲー『ジェイスターズ ビクトリーバーサス』ではなんと山田太郎がプレイアブルキャラとして参戦した。中島Pがお気に入りの作品なので参戦させたかったとか。




太郎、ビリビリされたくなかったら、追記・修正しなさい。

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最終更新:2024年11月12日 17:22