/バスター(遊戯王OCG)

登録日:2011/03/19 (土) 18:14:28
更新日:2025/03/04 Tue 15:37:07
所要時間:約 7 分で読めます





愛と!

怒りと!!

悲しみのぉ!!!

バスタァァア!モォォオド!!



/バスターとは遊戯王OCGにおけるモンスターのカテゴリーである。読み方は「スラッシュバスター」と長い



アニメにおける初出は遊戯王5D'sのDVDにおける特典映像、遊星VSジャックより。
アニメ(厳密に言えば特典DVD)初出のカテゴリーではあるが珍しくOCGオリジナルの/バスターも存在する。

●目次

概要

罠カード《バスター・モード》によって該当するシンクロモンスターをリリースしデッキから特殊召喚する。

/バスターと名のつくモンスターは元となったモンスターよりレベルが2つ高く攻撃力・守備力もそれぞれ500アップ、破壊された場合墓地から元となったモンスターを特殊召喚するという共通点がある。
/バスターはどれも元となったモンスターより強力な効果を持ち、《バスター・モード》がフリーチェーンの罠カードであるため、バトルフェイズに発動すれば連続攻撃も可能!さらに《緊急同調》も交えれば相手のライフをごっそり削ることも!まさに切り札、フィニッシャーに相応しいカードと言える。


しかし何故か一部のカードを除いてあまり使われない! 不思議!

ぶっちゃけると効果自体は強力なのだが、それ以上にS召喚+特定の罠カードを用意する手間が大きい。
/バスターはデッキからしか出せないため、ドローしてしまうと完全に腐り、デッキに戻す系のカードも必要になる。
自動的に専用構築になり、見合うのは《スターダスト・ドラゴン/バスター》ぐらいという評価が一般的。
そして一番強力な《スターダスト・ドラゴン/バスター》は出た当時デュエリストセット付属のため非常に高額で使うのが困難だった。
更にその他の微妙な性能の/バスターが「CRIMSON CRISIS」のウルレア枠を独占して行った為、ヘイトを買ったのも評価を下げた一因になっているかもしれない。

これらのカードは人気がなかったのか収録後早々に打ち切られた。

CRIMSON CRISISのカードが再録されたDUELIST EDITION Volume 3では/バスターモンスターたち*1はレアリティを下げられながらも生き残ったが、サポートカードの多くが再録からハブられた。

TFでもムービーと攻撃・効果時の専用ボイスも存在しないと不遇そのもの。

しかしバスターの鎧を纏ったSモンスターは非常にカッコイイ。
《バスター・モード》からの連続攻撃でフィニッシュすれば脳汁出まくりんぐだろう。/バスターモンスターは安価で投げ売られているため是非一度デッキに投入してもらいたい。そして叫ぼう。



『バスタァァアモォォオド!』

と!









だが2019年1月発売の『DARK NEOSTORM』で新規バスターおよびサポートの追加が決定。
約10年ぶりの新規登場。
他のバスターにもスポットが当たるかもしれない。


パックが初出の/バスターと名のつくモンスターは全てウルトラレア(一部アルティメット仕様もある)
4種も登場したCRIMSON CRISISではウルトラレアの枠を4枠も取って盛大な枠潰しとなった。


/バスター一覧


+ ...

スターダスト・ドラゴン/バスター


最強の/バスターとも名高い。通称スタバ。
自身をリリースしほとんどの魔法・罠・モンスター効果を無効にする非常に強力な効果を持つ。
詳細は個別項目にて。

高攻撃力も合わせ圧倒的な制圧力を誇り、序盤に出されると少々萎える。
アニメ本編の予告に一瞬出たような気がしたがそんなことは無かったぜ!(もし本編に出ていたら機皇帝涙目である)
/バスターの中で唯一初出はパックではなくデュエリストセット(約6000円)の付属であったため遊星編2で再録されるまでアホみたいに高かった。
昔は海外版を公認大会でも使う事が可能だったため海外産のTin缶(大体1000円ちょっとぐらい)の特典を使う手もあった。

尚TF6では遊星の初期デッキに入っており
「これが俺の-…俺達の絆の全て、来い!!《スターダスト・ドラゴン/バスター》!!」
との口上で召喚される。
アレ?その位置はクェー(ry


レッドデーモンズ・ドラゴン/バスター


深紅の炎に包まれる時、デュエルはクライマックスを迎える!発動せよ、《バスター・モード》!


特殊召喚・効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守2500
このカードは通常召喚できず、「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚きる。
(1):このカードが攻撃したダメージ計算後に発動する。
フィールドの他のモンスターを全て破壊する。
(2):フィールドのこのカードが破壊された時、
自分の墓地の「レッド・デーモンズ・ドラゴン」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

上記のキャッチコピーでお馴染み(?)のCRIMSON CRISISのパッケージモンスター。
250円の魂が鎧を纏った姿。カッコイイ
攻撃したダメージ計算後に他のモンスターを全て破壊するデモンメテオをさらに強化したような派手な効果を持つ。
しかし自分のモンスターも破壊してしまうのがたまに傷。あとカッコイイ。(もし本編に出ていたらry)
DUELIST EDITION Volume 3で/バスターが次々とノーマルに格下げされる中このカードだけが唯一レアに踏みとどまった。パックの表紙を飾ったモンスターの意地と言うところか。
/バスターで唯一ホログラフィック仕様があるカードであり六期パックのパッケージを飾ったモンスターの中で唯一Sモンスターではないカード。

ちなみに俗称は某Wiki曰わく「レモンスカッシュ」。

ジャンプフェスタでは、ジャックの中の人が《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》に《バスター・モード》を使い、まさかの再臨を果たした。
灼熱の鎧身に纏い、王者ここに降臨!
出でよ、レッドデーモンズ・ドラゴン/バスター!



アーカナイト・マジシャン/バスター


効果モンスター
星9/光属性/魔法使い族/攻 900/守2300
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、
このカードに魔力カウンターを2つ置く。
このカードの攻撃力は、このカードに乗っている
魔力カウンターの数×1000ポイントアップする。
このカードに乗っている魔力カウンターを2つ取り除く事で、
相手フィールド上のカードを全て破壊する。
また、フィールド上のこのカードが破壊された時、
自分の墓地の「アーカナイト・マジシャン」1体を選択して特殊召喚できる。

皆大好き《アーカナイト・マジシャン》が脱いだ姿。魔力カウンターを2つ取り除き相手のフィールドだけ更地にする。
実に派手だがその後に残るのは攻撃力900の貧弱魔術師。

効果を使うための魔力カウンターは進化前と違って他の魔力カウンターを代用できないため効果を使う場合どうしても攻撃力が下がるのは避けられない。
効果を使ったら《魔力掌握》などで魔力をチャージするか、一気に勝負を決めてしまいたい。
進化元の《アーカナイト・マジシャン》自体もカードを2枚破壊できるのでややオーバーキル気味。
そのため、こいつは出しても効果を使わないのが普通。
進化前の《アーカナイト・マジシャン》の効果であらかじめ相手フィールドを更地にしておいて、魔力カウンターを使い切り攻撃力400になった《アーカナイト・マジシャン》を素材に《アーカナイト・マジシャン/バスター》(攻撃力2900)を出して攻撃、というのが王道戦術となっている。

なお、破壊されて特殊召喚する《アーカナイト・マジシャン》には魔力カウンターが乗らず守備力1800の壁にしかならないので注意。

また後に登場した《青天の霹靂》のおかげでこのカードはかなり使いやすくなった。
《青天の霹靂》は効果を無効にせずにこのカードを出せるため、使い捨てのメガトン魔導キャノンをぶっ放せる。
さらにデメリット効果としてデッキに戻ってしまうが、このカードはデッキにある方がむしろ良いのでデメリットにほとんどなっていないという相性。



ギガンテック・ファイター/バスター


効果モンスター
星10/闇属性/戦士族/攻3300/守1500
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
全ての相手モンスターの攻撃力は、
自分の墓地に存在する戦士族モンスターの数×100ポイントダウンする。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキから戦士族モンスターを2体まで選択し墓地へ送る事ができる。
また、フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、
自分の墓地に存在する「ギガンテック・ファイター」1体を特殊召喚する事ができる。

海外で知らないうちに/バスターしていた《ギガンテック・ファイター》。
パック出身ではあるが海外産のためEXTRA PACK Volume 2の出身でやっぱりウルトラレア。
特殊召喚時にデッキから戦士族を2体墓地へ送る効果と、墓地の戦士族の枚数分相手を弱体化させる。
墓地肥やしには目を見張るものがあるが、専用デッキを組んだ要のカードでやることかという問題があり、/バスターの中でもひときわ地味。
海外ではシークレットレア。


ハイパーサイコガンナー/バスター


効果モンスター
星11/地属性/サイキック族/攻3500/守3000
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
その相手モンスターの守備力分のダメージを相手ライフに与え、
その攻撃力分だけ自分のライフポイントを回復する。
また、フィールド上のこのカードが破壊された時、
自分の墓地の「ハイパーサイコガンナー」1体を選択して特殊召喚できる。

《アーカナイト・マジシャン》同様CRIMSON CRISISで初登場した《ハイパーサイコガンナー》が早速/バスターした姿。
《ハイパーサイコガンナー》にバーン効果が加わりライフゲイン効果がパワーアップ!と言いたいところだが、

/バスター前 貫通効果&ダメステ終了時貫通した数値分回復
/バスター後 ダメステ終了時に戦闘したモンスターの攻撃力分ライフを回復し守備力分相手にダメージを与える

性質が大きく変わっており、守備力が低いほどダメージもライフゲインも大きくなるのが通常版だが
/バスターは逆に守備力が高いほどダメージが大きくなるので、《マシュマロン》等の耐性で耐える壁モンスターが苦手になりどちらが有効かは相手による。
相手フィールドに大型モンスターと低ステ守備モンスターがいて、後者を通常版で殴って《バスター・モード》して前者を殴れるケースが理想。
最近だと守備の概念がないLモンスターに対してはどっちも残念なことになる。

素体が縛りありで使いにくいうえ、素体含めてライフアドばかりでボードに全く干渉できないという残念さが目立つが、
言い換えればバーン効果を持つ唯一の/バスターであり、バトルフェイズ追撃という《バスター・モード》の長所とは噛み合っている。
半端なアド稼ぎでは食っていけない現代遊戯王において、あえて殺意に特化するのは差別化としては良いかもしれない。
攻3500/守3000という立派なステータスのせいで見落とされがちだが《E・HERO フレイム・ウィングマン》効果ではなく戦闘さえすれば発動する効果なので、
F・G・D》みたいな攻守クソデカモンスターに対して自爆特攻でプレイヤーを葬ることも可能。
戦闘に強いデッキであってもちゃんと効果で除去しないと大変なことになる。

元が☆9であるため数少ない☆11モンスターの中の1体であり、《フューチャー・グロウ》で除外できるモンスターの中で最もレベルが高い。
このカードを《フューチャー・グロウ》で除外した場合、サイキック族を破格の2200ポイントアップできるカードになる。


デスカイザー・ドラゴン/バスター


効果モンスター
星8/炎属性/アンデット族/攻2900/守2000
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、
自分・相手の墓地からアンデット族モンスターを
任意の数だけ選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
このターンのエンドフェイズ時に破壊される。
また、フィールド上のこのカードが破壊された時、
自分の墓地の「デスカイザー・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚できる。

相手モンスターを1体NTR効果が、お互いの墓地のアンデット族を可能な限り復活させるという驚異の蘇生効果に進化した/バスター。
ある意味アンデット版の《真炎の爆発》を内蔵したモンスター。
/バスターの中では最もコンボ色が強く、効果はもちろん元となる《デスカイザー・ドラゴン》がギチギチのアンデット縛りなので活用するには専用構築が必要になる。
その分爆発力も高く蘇生したモンスターは効果が無効化されエンドフェイズに自壊してしまうがそれまでの間に殴るなり素材にするなり好きに使える。
性質上効果が通った時点で最悪でも《デスカイザー・ドラゴン》とそれを出すために使ったS素材ぐらいは蘇生できる。

自分の墓地だけでも十分効果を活用できるようになったが相手からモンスターを取れるかは相手依存なのは相変わらず。
しかし《アンデットワールド》下では相手のモンスターまでNTRれる。
蘇生したモンスターはエンドフェイズに自壊するが出てきたら大概そのままゲームエンドされるので《デスカイザー・ドラゴン》を出されたら警戒しよう。
しかもこのカードを破壊しても《デスカイザー・ドラゴン》が特殊召喚されるため《アンデットワールド》を処理しておかないとまたNTRれる。

/バスターの弱点である手札に来たら死に札になる点も《ゾンビキャリア》の自己蘇生効果と噛み合っている。
ただし蘇生後フィールドから離れると除外されるので《デスカイザー・ドラゴン/バスター》の蘇生効果とは相性が悪い。
地味に《トレード・イン》対応。捨ててしまうと出せないのだが。


TG ハルバード・キャノン/バスター


特殊召喚・効果モンスター
星12/地属性/機械族/攻4500/守4500
このカードは通常召喚できない。
「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスター及び相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て除外する。
(2):フィールドのこのカードが破壊された時、
自分の墓地の「TG ハルバード・キャノン」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する。

およそ10年ぶりの新規/バスター。
TGの切り札(笑)、《TG ハルバード・キャノン》の進化体。
元がレベル12のため、進化してもレベルは変わらず。
レアリティも他のパック出身の/バスターと違いスーパーレアへ降格している。まあ、ハズレア扱いされているのは変わらないのだけれども。
そのためアルティメットレア仕様は存在しないが、代わりにシークレットと20thシークレット仕様が存在する。
効果は相手の特殊召喚を無効にし、さらに特殊召喚された相手モンスター全てを除外する、という条件付全体除去。
かなり強力だが、進化元がデルタアクセル体で正規の召喚難易度は/バスターでもぶっちぎり。
新マスタールール時代は、シンクロを2体以上展開するには基本的にリンクを経由しなければならずルール的にも向かい風だった。
《TG ハルバード・キャノン》本体が《シューティング・クェーサー・ドラゴン》や《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》に席を奪われがちで、効果が強力になったとはいえ受動的という弱点は全く変わっていない。
そのため正規の方法で出すには割に合わず、使うなら《バスター・リブート》で他のバスターから出すべきだろう。

主なサポートカード

  • バスター・モード
通常罠
(1):自分フィールドのSモンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターのカード名が含まれる「/バスター」モンスター1体をデッキから攻撃表示で特殊召喚する。

これがなければ始まらない。英語名はアサルト・モード・アクティベイト、そっちのがかっこよかった…
対象カードが手札にある場合は出せないので注意。
カードが違います」の迷言を生み出したカードでもある。


  • バスター・ビースト
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻1900/守1200
(1):このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「バスター・モード」1枚を手札に加える。
☆4の1900打点なのでアタッカーとしても運用可能で腐りにくい。
獣戦士族のため《炎舞-「天キ」》でサーチ可能。
最近は《サイキック・リフレクター》と《バスター・モード》と一緒に出張している。


  • バスター・マーセナリ
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1800/守 300
自分の手札または墓地に存在する「バスター・モード」1枚をデッキに戻す事で、
相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
バスター・モードの再利用に加えて魔法罠も破壊できるので《王宮のお触れ》も怖くない。
1800アタッカーとしても運用しよう。


  • 黒翼の魔術師
効果モンスター
星3/風属性/魔法使い族/攻1300/守1200
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードのコントローラーは「バスター・モード」を
セットしたターンに発動できる。
可愛い。とにかく可愛い
しかしテンポを上げるために他の使い道もない弱小モンスターを余分に立てるテンポロスをする必要があるため極めて使いづらい。可愛い
新顔の《サイキック・リフレクター》のお陰で《アーカナイト・マジシャン》に繋げる仕事が何とか出来るようになった。可愛い
かと思ったら《バスター・スナイパー》の登場でまたしても仕事がなくなった。可愛い
WCS2009ではツンデレな黒翼たんが見られる。可愛すぎて俺のシンクロ素材もバスターしそ(ry


  • アーケイン・ファイロ
チューナー(効果モンスター)
星2/炎属性/魔法使い族/攻1000/守 400
このカードがシンクロモンスターのシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、
自分のデッキから「バスター・モード」1枚を手札に加える事ができる。
こいつと《THEトリッキー》で、《一族の結束》しながら《アーカナイト・マジシャン/バスター》になれるという利点があり、アドは稼げるものの特殊召喚の手間がかかる分、《バスター・モード》を握る手段としては《バスター・ビースト》の方が確実であり、種族の活用なしでは活躍は厳しい。
…だったのも昔の話。《水晶機巧-ハリファイバー》の登場により、コイツを手札・デッキから直接リクルートしS召喚を行うことでこのカードでも後攻1ターン目からの/バスターの召喚が現実的となった。
10年近い年月を経てようやくサポートカードとしての面目躍如といったところか。

しかしその後、全ての/バスターチューナー*2を過去にするカードが登場した事と当の《水晶機巧-ハリファイバー》が投獄されてしまい、再び立場を失ってしまった。
魔法使い族統一デッキにおいて、先述した《一族の結束》を阻害しない《アーカナイト・マジシャン/バスター》サポートぐらいしか役割がなくなってしまったのは非常に苦しい。

  • サイキック・リフレクター
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/サイキック族/攻 400/守 300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
「サイキック・リフレクター」を除く、
「バスター・モード」またはそのカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。
(2):手札の「バスター・モード」1枚を相手に見せ、「サイキック・リフレクター」以外の
「バスター・モード」のカード名が記された自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのレベルを4つまで上げる。

10年ぶりの/バスターサポートその1。
効果でレベル4を蘇生するとこのカード1枚からレベル6~9まで出せることとなり、
「《サイキック・リフレクター》を出す→《バスター・ビースト》をサーチ→《バスター・ビースト》を捨て《バスター・モード》をサーチ→《バスター・ビースト》蘇生・レベル調整→シンクロ召喚」
という流れで、今までの苦労が何だったのかってくらい簡単にかつ手札消費も1枚止まり*3というお安さで初手/バスターに繋がる。
さらにこいつがチューナーで、《緊急テレポート》《ワン・フォー・ワン》対応と言う至れり尽くせりっぷり。
《水晶機巧-ハリファイバー》が現役だった頃は《バスター・ビースト》と《バスター・モード》と共に出張して/バスターは無視して他のSモンスターやハリファイバーを出すために使われていたほど。
特にシンクロ先の指定も無くこのカード単体では縛りもかからないので《バスター・モード》を何かしらのコストとして使うのも良いだろう。
総括すると/バスター待望かつ文句なしのパワーカード。

  • バスター・スナイパー
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻1600/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
手札・デッキから「バスター・スナイパー」以外の
「バスター・モード」のカード名が記されたモンスター1体を特殊召喚する。
この効果を発動したターン、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
EXデッキのSモンスター1体を相手に見せ、
対象のモンスターの種族・属性はターン終了時まで、見せたモンスターと同じになる。

10年ぶりの/バスターサポートその2。
《サイキック・リフレクター》のサーチに対応し、《サイキック・リフレクター》を呼べ、呼んだ後は墓地から《サイキック・リフレクター》に釣ってもらえる、と「《サイキック・リフレクター》と組ませて使え!」と言わんばかりのシナジーを形成している。
種族変更効果により、《サイキック・リフレクター》+《バスター・スナイパー》で《アーカナイト・マジシャン》と《ハイパーサイコガンナー》にも対応でき、特にレベルの高さと相まって方法が限られる《ハイパーサイコガンナー》にとっては朗報に。
一方、チューナーが指定されている《デスカイザー・ドラゴン》、指定が全てシンクロ絡みの《TG ハルバード・キャノン》には対応できない。
/バスターサポートを呼んだらEXからシンクロ以外を出せなくなるのでL召喚に悪用させないと言う絶妙な調整がされている。
まあ肝心の《サイキック・リフレクター》の方が全く自重してなかったんだけどな。
勿論、獣戦士なので《バスター・ビースト》と同じく《炎舞-「天キ」》のサーチにも対応。
実質《サイキック・リフレクター》11枚体制*4となり、ファンデッキとしては破格の安定初動を手に入れている。うらら投げられたら止まるけど。


  • バスター・テレポート
通常魔法
手札から「/バスター」と名のついたモンスター1体をデッキに戻して発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。

/バスターは手札にあって困りデッキになければならないカードなので一挙両得ではあるが、
/バスターの採用枚数は性質上基本的に3枚程度なうえに当然ドロー以外で手札に来させることもないのでこれ自体が腐りやすく
このカードのために/バスターを増やせばさらに事故の確率も上がるというジレンマ。
事故回避のために事故要因を積むという本末転倒を体現したかのようなカードだが、戻すのはコストなので発動を無効化されても最低限の役割を果たせることぐらいが利点か。
ありがちな凡サポートの一角だがDUELIST EDITION Volume 3では再録漏れせず生き残った数少ないサポートカード。


  • バスター・バースト
速攻魔法
自分フィールド上に存在する
「/バスター」と名のついたモンスター1体をリリースして発動する。
お互いにそのモンスターのレベル×200ポイントダメージを受ける。

/バスターをリリースしレベル×200のバーン。しかしリリースのため/バスター共通の蘇生効果が使えない。
そのため速攻魔法だがサクリファイスエスケープとしても微妙。ちょっと何したいかわかんないれす。
でも基本2000バーンは侮れない。
だがダメージを受けるのはお互いのため劣勢時だと発動したら死ぬ。引き別けを意図的に引き起こせるカード。


  • Re-BUSTER
速攻魔法
自分の墓地に存在する「バスター・モード」1枚をゲームから除外して発動する。
自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊し、
自分の墓地に存在する「/バスター」と名のついた
モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、
リリースする事もできず、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。

何故かこれだけ英語召喚条件無視という珍しい効果だが蘇生制限は無視できない。ちゃんと一回は正規召喚しよう。
発動時墓地の《バスター・モード》を除外し自分のモンスターが全て破壊される。
更にこの効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、リリースする事もできず、フィールド上から離れた場合ゲームから除外されるという重い制約が課せられる。
/バスターの蘇生効果は破壊されるだけで良く墓地へ送られる必要はないので後続に繋ぐことはできる。
墓地に落ちた/バスターは元々使い道が少ないので除外もさほど問題はない。


  • バスター・カウンター
カウンター罠
自分フィールド上に「/バスター」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。

元より無効効果持ちの《スターダスト・ドラゴン/バスター》と組み合わせるとより強固な盤面を作れる。
強力だが例によって/バスターを立てないと使えないため腐りやすいというありがちなカテゴリカウンター罠。
とはいえ/バスターデッキなら当然進んで/バスターを狙っていくので、《バスター・テレポート》よりは理に適っており、そのためか《バスター・テレポート》と並んで再録されている。


  • バスター・スラッシュ
通常罠
自分フィールド上に「/バスター」と名のついた
モンスターが表側表示で存在する場合のみ発動する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。

上記のバスター・バーストと異なり/バスター自体も含め表側表示モンスターを全破壊破壊するので、蘇生効果を使えということなのだろう。
だが/バスターの蘇生効果はタイミングを逃すためサクリファイスエスケープとしては使いにくく、追撃専用。


  • バスター・モード・ゼロ
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのSモンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターのカード名が含まれる「/バスター」モンスター1体を、
「バスター・モード」による特殊召喚扱いとして手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札・デッキから「バスター・モード」1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。

10年ぶりの新規サポートの1枚。速攻魔法版《バスター・モード》。正規の召喚とはなるがこちらは手札からしか出せない。
さらに墓地から除外することで、デッキから即座に《バスター・モード》をセットし即発動可能にできる。
普通に使うにしても墓地効果を使うにしても、/バスターの悩みどころである「追撃に使いたいのに罠カードである」という部分を解消できる性能。
墓地効果の方がメインになるため手札コストとして捨ててしまったり、《おろかな副葬》などで直接デッキから墓地へ送るのも手。
ありがちな「墓地に送られたターンには使用できない」がないので落として即座に使える。
普通に使う場合、ドローしてしまった/バスターの処理手段としても捉えられる。


  • バスター・リブート
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「/バスター」モンスター1体をリリースして発動できる。
そのモンスターとカード名が異なる「/バスター」モンスター1体を
召喚条件を無視してデッキから守備表示で特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外し、「バスター・リブート」以外の自分の墓地の、
「バスター・モード」のカード名が記されたカード及び
「バスター・モード」を任意の数だけ対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。
そのカードをデッキに戻す。

10年ぶりの新規サポートの1枚。/バスターの入れ替えカードだが、リリースなので蘇生もされないし、守備限定なので追撃には使えず、
蘇生制限を満たさないので返しに立てておいて強い《スターダスト・ドラゴン/バスター》との相性も悪い。
そもそも/バスターは進化元の召喚方法も、進化後の運用もほぼバラバラなので、複数を混ぜるのに向いていない(《サイキック・リフレクター》の登場でやりやすくはなった)。

長所は召喚条件を無視するところ。
とはいえ大半の/バスターの素体はモンスター2体、ひいては《サイキック・リフレクター》1枚で出せるのでその方が早いのだが、
前述の通り《TG ハルバードキャノン/バスター》に限れば普通に素材を揃えるより手軽で、追加のカード消費に見合う活躍は期待できる。
また《デスカイザー・ドラゴン》もレベルこそ低いが《サイキック・リフレクター》では出せず、《デスカイザー・ドラゴン/バスター》の効果は守備表示で立とうが強力なので比較的狙う価値アリか。



このカードは通常召喚できない。「バスター・モード」の効果でのみ特殊召喚できる。1ターンに1度、追記・修正する。このカードが破壊された時、墓地のWiki篭り1体を特殊召喚する。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 遊戯王OCG
  • 遊戯王ファイブディーズ
  • /バスター
  • シンクロ
  • カッコイイ
  • カラフルな項目
  • バスター・モード
  • スターダスト・ドラゴン
  • レッド・デーモンズ・ドラゴン
  • アーカナイト・マジシャン
  • ギガンテック・ファイター
  • デスカイザー・ドラゴン
  • CRIMSON CRISIS
  • 遊戯王OCGカテゴリ項目
  • 遊戯王OCGデッキ項目
  • 特殊召喚モンスター
最終更新:2025年03月04日 15:37

*1 肝心のスターダストバスターはデュエリストパックで再録経験があったためか未収録。

*2 このカードのことでしかない。

*3 シンクロモンスターを立てた時点では消費0、《バスター・モード》を使用したうえで-1。

*4 リフレクター3枚+スナイパー3枚+天キ2枚+緊急テレポート2枚+ワン・フォー・ワン1枚