セシリア(FE)

登録日:2009/06/08(月) 12:44:39
更新日:2020/05/06 Wed 21:56:48
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エトルリア三軍将の力、大陸中に見せてやりましょう。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 封印の剣』の登場人物。
二つ名は『王国の娘』娘?

○初期値と成長率
クラス:ヴァルキュリアLv1
HP:30(60)
魔力:11(35)
技:7(45)
速さ:10(25)
幸運:10(25)
守備:7(20)
魔防:13(25)
武器レベル:理A/杖C

CV:行成とあ(FEヒーローズ)

エトルリア三軍将の一人、魔道軍将。
かつて留学していたロイリリーナの教師を務めており、二人からはよく頼られている。そのためかチュートリアル役。
早くから雑誌でキャラグラが公開されるなど、重要キャラらしさを感じさせる。

8章ではナーシェンら竜騎士団の急襲を受けたロイ達を事前に送られた手紙により、パーシバルらと援護しにくる。
9章からは西方三島の賊討伐に向かったリキア同盟軍を前にギネヴィア王女を預かった。
後にエトルリア王国でクーデターが発生した時も、いち早く逃れて王女を守り続けるが、ゼフィールの圧倒的な力を前に敗北。
牢獄に閉じ込められるが、ロイによって何とか助けられた。直後の14章からリキア同盟軍に参加する。



……が、そのステータスは強くない。と言うかはっきり言ってよ、よわすぎる…

戦力として登場するのは13章での同盟軍。
ここでステータスを確認すると上述の値が表示されるが、初期上級職と言う事を考慮しても、すべてのステータスが低水準にまとまっている。
普通のプレイなら、クラリーネを使っていても下級職のトルバドールだろうが、基本的にほとんどのステータスが彼女に劣っている。
魔力・守備・HPは流石に勝っているが、クラリーネは速さと幸運の高さ、支援の優秀さで避ける壁となるキャラクターで、セシリアは彼女のような明確な強みに乏しい。
成長率も技がマシなぐらいで他は全体的に低い。
特に避けゲー、速さ至上主義なGBAシリーズにおいて速さが初期値・成長率ともに低いのは痛い所。お世辞にも強いキャラとは言えない。


そして開始早々に大ボス・ゼフィールと戦って撃破されるイベントがあるが、スキップ不可である。
増援の多さ、パーシバルの加入、闘技場での死亡などの失敗で、この項目を見ている人の中には彼女が何度もゼフィールに撃破された人もいるだろう。

乱数が固定されているため、セシリアの攻撃はノーダメージながら61%を外し、通常攻撃なら耐えられるものの5%のクリティカルで即死。
まぁ耐えたところでセシリアがトロすぎて追撃されるのだが
しかし完全に固定されていないためか、たまにエイルカリバーが当たったり、必殺が出なかったり、回転剣が外れたりする。
その場合はフリーズするので結局大回転攻撃被弾は避けられないのだが…
ちなみに、「あるきかた」による調査では100回中100回が通常通りにイベントが進行したため、見るためには相当な根気が必要なようだ。

ちなみにチートを使ってイベント前に回転王を撃破してもフリーズする。そらそうだ。
が、実機プレイでも危ない橋を何本か渡ればワカメの撃破は可能。
こちらもフリーズするが、キング・クリムゾンされてこっちのユニットが死ぬ。と、フリーズとバグに愛された章である。
因みにこの章まで彼女の指揮下で戦っていた反クーデター派はここで壊滅させられたと思われるが、そのことを悔やむ台詞は一切ない。
更に護衛していたギネヴィアも結局13章内であっさりとミレディの活躍で救出されるため、全くもっていいとこなしである。
むしろロイ達の足を引っ張っただけとも…あんなにがんばったのに。





14章ではついにユニットで登場するが、ここでもことごとく悪条件に恵まれている。
開始時に加入するため実質強制出撃なのだが、そこは今作唯一の砂漠のマップで彼女の移動力は8→2に……まるで狙ったかのような不遇っぷりである。
杖レベルも微妙に足りないためリブローも使えないのが痛い。なんとか救出されたり救出したりして進めていきたい。
しかもハードモードに至っては山賊が出るターンが早いため追いつかれそうになり、ドラゴンナイトらに刺されれば致命傷。
そして大抵の場合はAIの関係上、状態異常杖は出撃順の下から狙う。
そのため、新規加入したユニットは一番下の扱いになるためスリープで眠らされてしまう。
ここまでくると完全に足を引っ張ってしまっているだけである。





15章ではクーデターを起こしたエトルリア軍と戦うことになるが、
なんとここに登場する無名のヴァルキュリアの方がハードブースト無しでも圧倒的かつ完全に強い。
ハードどころかノーマルでもサシで勝負すると追撃確定でまず負ける。勝たせたいなら聖水もしくはMシールドによる補強が必須である。
オマケにハードでは下級職である魔道士すらまともに倒せず、接戦(笑)の末サンダーの必殺でやられる事さえある。魔道軍将ェ…
どこぞの大陸一と同じく、「設定上の強さと実際のステータスがかみ合ってない」のは昔のFEではよくある事なのだが。
その大陸一がリメイクでフォローされたため、こちらもリメイクされるとフォローされる。かもしれない。
もしかしたら「回転王の攻撃でケガしたから」とフォローされるかもしれないが、13章の時点でこのステータスである…

16章でナーシェンにぶつけると私が負けたのはゼフィールであってあなたではないと豪語するが、
実際に初期ステで戦うと1ターンも持たずに秒殺される。




ちなみに外伝とも言える漫画版「覇者の剣」では主人公のアルに「キレーなおばさん」と言われてしまう。キレーと付いているだけマシなのだろうか。
また、三軍将が切り結ぶ王都奪還戦では、いきなり落馬シーンで戦線離脱した。
とはいえ出番自体は原作キャラとしては多い方で、印象に残るシーンがあるという点ではむしろ恵まれているとも言える。


上記の不遇っぷりがプレイヤーのハートにクリティカルヒットし、
彼女はウォルトと同じく『封印の剣』を代表するネタキャラとして扱われるようになってしまった。


しかしステータスこそアレだが決して使えないわけではない。
ヴァルキュリア特有の騎馬と杖によるサポートは便利で、低いステータスの中で魔力はそこそこなので杖の効力も悪くない。
またその高い理レベルのおかげですぐに強力な理魔法が使える。クラリーネやヒュウと違って初期から「エイルカリバー」が使えるのはおいしい。
少し鍛えれば「フォルブレイズ」でを焼き尽くせるし、いっそ開き直って「サンダーストーム」で狙撃するのも面白いかもしれない。
杖レベルもCはあるため、回復役の手が足りない時には最初から動けて戦える彼女に杖を持たせて出してみるのもいいだろう。
16章外伝はマップが広く、敵軍は魔法攻撃+状態異常杖主体なので、「レスト」や「リカバー」を持たせてピンポイント起用してみると使える。
また、本作では資金の限り秘密の店でドーピングし放題なので、ありったけの愛と金とドーピングを注ぎ、名実共に魔道軍将に相応しい能力にしても良い。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ソーシャルゲーム「ヒーローズ」では、初期から実装。
ガチャでは☆3・☆4で引く事が出来る他、特定日の「英雄戦」で☆2・☆1がお手軽に手に入る。

レベルアップ時、低成長で「魔道軍将の称号を返上しないといけないかしら……」と口にするなどのっけから自虐全開。
(特に☆が低いほど成長率が低いため、英雄戦個体を育てようとすると頻繁に目にする事になる)
中成長でも「成長するのは嬉しいものね。歳は取るのは嬉しくないけど……」と、なかなかネタキャラぶり。

だが性能の方はと言えば、実装してからしばらくは唯一の騎馬の緑魔道という個性を獲得していた上、
初期武器スキルの『グルンレイヴン』が無属性に対して有利となる効果を持つため、闘技場で猛威を振るうタクミへのメタとして活躍していた。
ただ、能力傾向が攻撃・魔防偏重でHP・速さ・守備が低いため、打たれ弱く、慎重な運用を求められる。

同じ騎馬タイプを大幅に強化する『騎○の鼓舞(紋章)』を持つ騎馬ユニットと組ませて騎馬パで運用すると大幅に安定感が増すが、
騎馬オンリーでパーティを組む関係上、騎馬特攻や林マップがキツい。騎馬特効武器持ちも少なくないので注意が必要。
また、鼓舞所有者がギュンタージェイガンなので、スキル継承解禁前はジジ臭くなるのが難点だった。
……真面目な話をすると、ギュンターとは緑属性で被るのが痛い。

その後スキル継承が実装されると、「グルンレイヴンを剥ぎ取られるわざマシンと化すのではないか……?」と言う危惧とは逆に、
むしろ「自分の強化値を威力に加算する」と言う効果を持つ武器スキル『グルンブレード』を継承させ、専用バフを持たせた騎馬ユニット同士で騎馬パを組ませることで、
圧巻の高火力で敵を消し炭にするブレード型セシリアが流行し、変わらない存在感を発揮した。
サポートやスキル継承のお膳立てが必要(特にグルンブレード+を継承させるなら☆5ニノが必要)という難点はあるものの、
敵を一撃で微塵切りにしていく様はまさに「つ、つよすぎる……(自分が)」である。

また、初期装備の『グルンレイヴン』に相性効果を増幅する『相性激化』を加えて、対青属性・無属性へ特化するのも悪くない。
もともと高い攻撃に高機動力、防御面の相性補正も上がることから此方も中々に強力である。
『相性激化3』+『弓殺し』で、当時、闘技場で暴れまわっていた総選挙リンをメタりまくっていたのは有名である。
サポート無しで単体完結する点、『相性激化3』がロイの☆4から継承出来る点でブレード型にするより手間がかからないのも良い。

後に同じ移動・職種にはバレンタインリリーナやオルエンが参戦し、唯一の騎馬緑魔導士ではなくなった上、
オルエンは『グルンブレード+』の完全上位互換である専用武器『雷旋の書』を持ってきたため、若干影は薄くなった。
しかし、どちらも☆5限定排出(バレンタインリリーナは期間限定で復刻時のみ排出、オルエンは2019年5月のアプデでピックアップ時でないと排出されなくなった)であり、
入手難度はセシリアの方が圧倒的に低いのである。この事から、羽さえ許せば手軽に限界突破が出来るのもライトプレイヤーには嬉しい。
ブレード運用という観点では確かにオルエンの方が上だが、Wブレード体制で運用しても特に不都合はないし、
元々持っている『グルンレイヴン』を活かした対青・無色に特化した型にすることで住み分けも可能であることから、
闘技場での影が薄くなっただけで、セシリアを依然と同じく頼りにしているエクラくんはかなり多いと思われる。

2018年クリスマスの戦禍の連戦では重装の暗器使いとして配布キャラで実装。
暗器というやや不遇な武器種ながら貴重な2距離攻撃の重装という時点で配布としてはかなりポイントが高い。
能力傾向は魔防寄りの耐久型、武器は周囲2マスの味方の数×2だけ守備、魔防が上昇し、攻撃した敵の周囲2マスの敵の守備、魔防を下げる「冬祭のブーツ」、Aスキルに隣接した味方の数だけ攻撃、魔防が上昇する「攻撃魔防の絆」、Cスキルに十字方向の自分より魔防の低い敵の守備を下げる「守備の謀策」を持つ。
味方との連携を前提とした、隣接で能力値が強化されるスキルをふんだんに用いて高い耐久力をさらに底上げしつつ、広範囲にデバフをばらまいて味方の火力支援が可能。
欠点としてはデフォルトのスキルセットだと単独行動をさせるとほぼ全てのスキルが腐る事、高い魔防を生かした奥義「氷蒼」で火力を高められるが、速さが低く追撃が発生させにくい、相性に左右されない無色暗器のため攻撃が散発的になりがちな事。アタッカーとして運用するなら「攻撃隊形」を継承してみるのも一興だが、このスキル自体が現状かなり貴重な点は留意。
聖杯さえ注ぎ込めば限界突破がしやすく、配布キャラなので能力の得手不得手がないのも高評価。
そして何より素晴らしいお っ ぱ い、ダメージイラストでは厚手の衣装に包まれていた腋とおみ足を拝める。魔乳軍将が公式となった瞬間であった。
ただ奥義イラストは物凄くいい笑顔でブーツを投げつけるというかなりシュールな事になっているのが腹筋に悪い。


●他のキャラとの関係
  • ロイ
フェレ家の跡取りで、彼女の教え子。
彼には剣術や軍略を教え、結果としてロイは若年ながら賢明な将軍に育った。
現在はお互いに一軍の将、そしてセシリアがロイの下で戦う立場となったため、支援会話もそれに沿った流れ。
支援Aにすると後日談でなんと結婚する。これなんておねショタ?。

  • リリーナ
オスティア候の娘で同じく教え子。
彼女には主に魔道を教え、その才能はしっかり開花している。
こっちは人の上に立つ者としての支援会話が多い。
セシリアをライバルとして認識しているのか、彼女が恋の相談をするのはマーカスである。

  • ダグラス
エトルリア三軍将の筆頭、大軍将。
彼との支援会話を見ているとセシリアの実力に一層の疑問符が付いてしまう。
が、本人も上級職Lv8でありながらは速さが8しかないというあんまりな能力。人のことを言えた立場ではない…
力や守備の初期値は高めだが、マードックどころか宰相ロアーツ相手ですら明らかに劣っているのでネタにされる。
とはいえサカルートなら使えなくもなかったりする。

  • パーシバル
エトルリア三軍将の一人、騎士軍将。
国への思いや軍将同士から来る会話が多く、13章で同じ場にいながら助けられなかったことを悔やんでもいた。
残念過ぎる他2名と違い彼だけは優秀な初期値をもつのであまりネタにはならない…どころか
ハードモード15章で加入させるとブーストがかかって手が付けられない性能になるため、むしろ強すぎてPAR様などとネタにされる。
でも実は西方三島領主アルカルドと互角ぐらい。

  • エルフィン
旅の吟遊詩人。
他の二人の軍将を説得する役割だが、セシリアのみは説得しないためか会話では距離を置かれていた。

  • サウル
女好きのエリミーヌ教の神父。
セシリアもよく男性に言い寄られるためか、彼に対する態度は冷ややかでちょっとお茶目。
ちなみに彼女の父は気難しく、祖父はもっと…と言う事が明かされる。

封印の剣の20年前、烈火の剣の頃の魔道軍将。
成長率こそはセシリアと同程度だが、そのまま終章までついていける高い初期値を持つ。
砂漠マップでは救出対象なのに当たり前の様に無双をし、セシリアが弱いのか彼が強すぎなのか分からなくなる。

烈火の剣に登場する魔道士でパントの弟子。
決して弱くはないのだが、結婚相手候補のニノプリシラ、師匠のパントに比べると見劣りしてしまう。
キャラクターブックによれば彼がパントの次に魔道軍将となり、セシリアの師匠にもなったらしいが、そうなると彼女の弱さもなんとなく頷けるものがある。
しかしゲーム本編のEDとは内容が異なるため、あくまで非公式設定なのを忘れずに。


リリーナとの支援を見るに人として、また教育者としては間違いなく優秀だろう。
ロイの指揮官としての才覚と真っ直ぐさ、そしてリリーナの魔道士としての実力と優しさの裏には彼女の功績もあったことだろう。
またこういった側面から、彼女が魔道軍将たりえているのはユニットとしての性能にかかわらない、地位通りの「将」としての能力によるものと解釈されることも多い。
運用でとるなら同じ騎兵で足の合うパーシバル、お互いの不安な守備面に大きな補正がかかるサウルだろうか。


最後に彼女に限らずイラナイツ、ネタキャラ扱いされるユニットはいるがそういった声を嫌う方々もいることを忘れないで欲しい。
時と場所を考慮するようにしよう。そして弱いからなどと敬遠せずたまには使ってみるのもいかがだろうか。
FEには魅力的なキャラクターはまだまだたくさんいるのだから



「ロイ、私は次にどう追記・修正すればよくて?」

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