レディアン

登録日:2014/02/06 Sun 21:21:56
更新日:2025/04/13 Sun 08:15:08
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ポケットモンスターシリーズに金・銀から登場するポケモン
ガンダムWのキャラかと思った人はレディ・アンへ。

■もくじ


■データ


全国図鑑No.166/ジョウト図鑑No.031/ホウエン図鑑No.321/セントラルカロス図鑑No.075/新アローラ図鑑No.021
分類:いつつぼしポケモン
英語名:Ledian
高さ:1.4m
重さ:35.6kg
タマゴグループ:むし
性別比率:♂50♀50

タイプ:むし/ひこう
特性:むしのしらせ(HPが1/3以下になるとむし技の威力が1.5倍になる。野生ポケモンとの遭遇率が上がる)
はやおき(ねむり状態から2倍の早さで目覚めることができる)
隠れ特性:てつのこぶし(パンチ技の威力が1.2倍になる)

種族値
HP:55
攻撃:35
防御:50
特攻:55
特防:110
素早さ:85
合計:390

努力値:特防+2

レディバ→レディアン(Lv.18)


■概要


レディバの進化形。
見るからにまんまるとしたテントウムシから直立し、やたらスマートな体型になり、顔が某戦隊ヒーローのリーダーのようになった。

星明かりをエネルギーにしていたり、夜空を飛び回るという図鑑説明から夜行性という印象を受ける。
しかし初登場となる銀版では朝に出現する。
眠りに入る直前なのかもしれないが、そうだとすれば夜に出現してもおかしくはないはずだが…。

星が多ければ多いほどエネルギーがたくさん溜まり、背中の模様が大きくなる。
そのため空気が綺麗で星がよく見える場所には、レディアンが多く集まって来るらしい。
自然を大切に。



■ゲームでのレディアン


先述のとおり銀版の朝にしか出現せず、金版の夜に出現するイトマル、アリアドスと対になっている。
クリスタル版では両方とも出現する。


BW2では新要素としてポケウッドが登場するが、その中で主人公が撮影される映画にレディアンが登場する。
作品名は「タイムゲートトラベラー」で、主人公が作ったタイムマシンで飛ばされた未来世界の住人という設定。
その世界では進化により力と知性を身に付けた虫ポケモンが人間を支配している世界で、
レディアンも「ヒューマンボール」に入れられたカラテオーを使うトレーナーとなっている。
ちなみに性別は♀(ただし触角の形は♂)。

当初は「保存食にしてやる」などと物騒な言葉を口にしていたが、話数を重ねるごとに徐々に考えに変化が現れ始める。
アクションの選択によってはハッピーエンドにもバッドエンドにも絶望エンドにもなる。


■対戦でのレディアン


序盤虫ポケだけあって種族値は貧相。
ただし特防だけはずば抜けて高い方で、素早さもそこそこ高いので特殊受けのサポートとして活躍の場が与えられている。
だがただでさえ少ない全種族値の半分がそれらに割かれていて、残りの半分は特殊寄りで均等にというかなり歪な配分になってしまっているのが問題。
肝心のHPが低いので特殊耐久はそれほどでもなく、対して物理耐久は紙同然の低さ。岩の物理技を食らえば誰が相手でも基本即死どころか二回以上も死ねる。

特性は「むしのしらせ」と「はやおき」で、隠れ特性は「てつのこぶし」
基本的には「はやおき」一択となるだろう。
単独での戦い方はツボツボに近いものになる。

第ニ世代では、二枚壁使い、積みバトン、「アンコール」使いの虫ポケといえばレディアンというくらいに有名だった。
しかし第三世代で剣の舞バトン使いの座をテッカニンに譲り、第五世代で「アンコール」+「ひかりのかべ」をエモンガに譲ってしまう形となる。
さらにむしポケモンも同じくサポート主体のバルビート・イルミーゼをはじめ、現在では相当に強化されたものたちがひしめき合っている。
単に壁使いというだけではもはやどうにもならないレベルまで来てしまっている。

ここまで補助を前提に語っているが、実際アタッカー型は悲しいぐらい火力が出ないのである。
「てつのこぶし」採用の物理型は三色パンチや「きあいパンチ」などの強力な技を覚えられるが、肝心な攻撃種族値は35ビードル
特殊型は「むしのさざめき」「きあいだま」「サイケこうせん」、SM以降では「エアスラッシュ」があり物理型より火力が上。
が、それでも特攻種族値55はマイナー基準でも底辺レベル、ビーダルデカグースといった序盤ポケモンを含む多数の物理アタッカー達と同等の数値である。

ちなみにレディバ時代の隠れ特性は「てつのこぶし」ではなく「びびり」。
こちらが残っていた方がよっぽどマシだったろう…。

はたきおとす」「なげつける」は火力ではなく効果を目当てに使う技としては候補に上がる。

特殊アタッカーには「ひかりのかべ」を張って耐久型として立ち回らせられるものの、弱点が非常に多いのがネック。
「アンコール」で動きを封じつつ「おいかぜ」や積みバトンで後続にバトルの命運を託す形が最も主流だろうか。
バルビート・イルミーゼとの差別化要素は「つるぎのまい」や「はたきおとす」あたり。

一応「むしのさざめき」と並ぶメインウェポンなので無いよりはマシだが。
USMでは何故か「カウンター」を習得した。低すぎる物理耐久を活かしタスキで一矢報えるか。
過去作限定技ではあるがバルビート・イルミーゼでもできる点には注意。



■ポケダンでのレディアン


救助隊時代のレディアンはコイツ単体では大した事のない敵であった。
「れんぞくパンチ」が地味にウザくて「ちょうおんぱ」が周囲の状況次第で厄介になる程度。
本作は第三世代準拠だがタマゴの概念がない作品なので、虫タイプなのに虫技を一切覚えないポケモンとなっており、自身の特性の一つである「むしのしらせ」がほぼ無意味な特性と化していた。

なお、レベルリセットダンジョンだとレディアン自身はお世辞にも適正が良いポケモンとは言えなかったが、
進化前のレディバは序盤のレベルアップが早い事からそれなりに優秀であったりする。進化後より進化前の方が強いのか…

…それから時は流れ、探検隊ではゼロの島南部で気を付けるべきポケモンの一匹と化した。
救助隊清らかな森モルフォンの後継者といえばそのヤバさを御理解頂けるだろうか。
レベルアップでようやく習得可能になった部屋全体攻撃「ぎんいろのかぜ」が危険なのは言うまでもなく、ステータスの高さから「れんぞくパンチ」「マッハパンチ」も物凄く痛い。
更に「ちょうおんぱ」による搦め手や「しんぴのまもり」で部屋内の味方を含む全員の状態異常も防止可能。
中途半端に痛めつければ特性「むしのしらせ」により強化された「ぎんいろのかぜ」が飛びかねない…とまったく隙が無い。
そもそも進化前のレディバの時点で登場階層に見合わないほどステータスが高いという…

出現個体のレベルが高い修行の山や暗夜の森、忘却の森ではそれらに加えて「こうそくいどう」までやってのける。
モンスターハウスにコイツが1体でも混ざっていようものなら暴走不可避であり、初手で抑えつけるかまとめて始末しないと大惨事を引き起こしかねない。

「本編で不遇なポケモンがポケダンでは大暴れする」という不思議のダンジョン恒例の救済を大いに受けたポケモンと言える。
…救助隊の時点ではレディアンが救済されてなかった?「ぎんいろのかぜ」をレベルアップで覚えなかったのが悪いとしか…

さらにシリーズが進むとレディバの時点で「テントウムシの越冬風景のように4匹固まって眠って出現する」ようになり、出現階層はプチモンスターハウス状態である。
不用意に起こしたり悪天候で一斉に起きようものなら「ちょうおんぱ」からのフルボッコにあわされる。

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最終更新:2025年04月13日 08:15