アオアシラ

登録日:2010/12/11 Sat 00:31:33
更新日:2024/09/08 Sun 01:06:40
所要時間:約 10 分で読めます




___________
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
  大食いの暴れ熊  
△△△△△△△△△△△
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)。

別名-青熊獣

目次

概要

青い体毛で覆われた熊のような姿をした牙獣種。
別名や素材で表記される「青熊獣」は「せいゆうじゅう」と読む。
温暖湿潤な地域を好み、渓流や水没林などでよく目撃される。
強固な甲殻に覆われている発達した前肢を持ち、これは外敵を蹴散らすための強力な武器となる。

ハチミツが大好物でその発達した前肢を使って器用に食べる。
またハチミツ以外にも川で魚を捕まえて食べる事もある。

普段は四足歩行だが前肢の発達に伴い二足歩行もある程度可能。
餌を求めて人里に降りてくる事も珍しくないためか、人々の間では割と馴染み深い存在とされている。

体力も低く、クック先生ババコンガはおろかドス鳥竜以下の強さだと言う人までいるレベル。
シリーズ経験者なら苦戦する要素は皆無に近い。


しかし腐っても大型モンスター、ライトユーザーやアクション初心者を手こずらせるのに十分な強さは持っており「モンハンは今回が初めて!」という人達の良い練習台になってくれる。
尻に張り付くことが基本的な狩猟方針となっているため見落とされがちだが、攻撃モーション自体は他の大型モンスターと比べてもなかなか強力であり、背後をフォローするようになると途端に難敵となる。
また、強さを自重しない特殊な個体がよく追加されることでも有名。後述の紅兜やヌシ、傀異化といった強化個体ともなると慣れたプレイヤーでもあっさりキャンプに送り返す力を秘めている。

彼もまた先生なのである。
そして、今作の癒し担当である。
?知らんがな(´・ω・`)

※攻撃一覧

  • 突進
普通に突進。
MHXXまではホーミング性・スピード共に皆無に近く、真正面で突っ立ってない限り当たらない。かわいい。
また疲労時にこの攻撃をやると途中で盛大にずっこける。これまたかわいい。
  • 両腕引っ掻き
目の前を両手を大きく広げながら引っ掻く。こちらも目の前で突っ立ってない限り当たらない。
  • 周囲引っ掻き
爪を大きく振り上げて後ろに向かって大きく引っ掻く。
二回連続で繰り出す事が多い。
範囲が広く若干厄介だが予備動作が長くヒット&アウェイを徹底していれば当たりにくい。
ちなみに渓流等の一部エリアにある浅い川でこの攻撃を繰り出すとたまにサシミウオ等の魚が落し物で発生し拾うことが出来る。
他にも疲労時にはハチミツを食べる以外に、この攻撃で魚を取って食べてスタミナ回復を図ることがある。
  • 連続引っ掻き
文字通り連続で引っ掻く。
通常時は3回、疲労時は2回、怒り時は4回だが、MH3GのG級では怒り時は5回連続になる。
一回一回ホーミングし直すがすぐに距離を取れば当たらない。
  • 飛びかかり
直立状態から前肢を突き立て飛びかかる。
アオアシラの攻撃の中では予備動作・モーション共にかなり速い部類に入るが射程やホーミング性は相変わらずなので真正面にいないように心がけていれば当たりにくい。
  • 掴み攻撃
通称・高いたか〜い
両腕を大きく振り上げながら若干大きく溜めて前方に掴みかかる。
食らうと両手でがっつり掴まれてブンブン振り回される
レバガチャやボタン連打、こやし玉で掴み状態から抜け出せるが失敗すると投げ飛ばされて追加ダメージ。
予備動作が大きいためあまり当たらない。
ちなみに疲れ時にこの攻撃で拘束されてしまった時、ハチミツを持っているとそのハチミツを奪って食事タイムに入る。ぶっちゃけ隙だらけである。
だがそこは食事姿を見て和むのがマナーである。
余談だが女キャラで食らうと駅弁ファックされているようにも見えて若干卑猥。男だとアッー
  • ヒップアタック
上位から使用。
ウルクススの使用した物と同じモーションで背を向けながら尻で突進する。
下位と同じ感覚でお尻を狙っていると食らいやすいため注意。
また、作品によっては下位でも繰り出してくる事もある(少なくともMHRiseでは下位で繰り出してくる)ので、ケツに貼り付いていると手痛いケツを喰らう事になる。
  • 岩投げ
MHRiseの大型モンスターは、自力で登れない高台のハンターに対して何らかの手段で遠距離攻撃を仕掛けてくる仕様になっているが、従来アオアシラは遠距離攻撃には縁が無かったため、岩を投げ飛ばして攻撃するこれが追加された。
目視圏内であればかなりの飛距離・命中精度で出してくるため、安全圏から狙撃したいガンナーや、採取などで鉢合わせてやり過ごしたい場面では要注意。


狩猟方針

弱点属性は火>氷。
弱点部位は剣士がお尻、ガンナーが胴体上側。

部位破壊は前肢の甲殻。片方破壊で報酬。
しかし前肢は小さいうえに硬くて壊しにくい。
更に壊しても別段レアな素材が出る訳でも無いので無理に壊す必要性は薄い。
だがMH3Gでは碗甲が部位破壊以外の報酬で出にくくなったため積極的に壊す必要性が高まった。
打たれ弱いので部位破壊完了前に倒さないよう注意。

怒り時は口から白い息を吐く。

疲労時は口からヨダレを垂らし、ハチミツや魚を食べに行こうとする。また威嚇の頻度が激増する。
罠肉も若干効きやすい。

落とし物はこやし玉を当てたり、罠にはめたりすると落とす。

防具

彼の素材から作られる防具は防御や食事関連のスキルが付く。
性能は微妙だが護石一つで防御中が付いたりするし携帯食料や生焼け肉でもスタミナゲージが最大値に行く。初期装備でも十分に倒せるレベルの強さなので練習も兼ねて序盤の繋ぎ用に作るのも悪くない。

見た目はアオアシラの毛皮や硬い甲殻を使った、青色で動きやすく丈夫そうな防具。
特に女性装備は垂れたケモノ耳のようなフードである頭装備やミニスカート風な見た目となる腰と脚装備がなかなか可愛らしく人気のある見た目装備である*1
オトモアイルーの頭装備も垂れた耳のようになりこちらも可愛らしく、重ね着装備でこの見た目にしていたハンターもいるようだ。

MH3GではG級でハニーハンターという珍スキルが付く。
が、ぶっちゃけいらない

コイツの真価はMH3Gにおける炭鉱夫装備にあるのだ。
MH3Gでは護石を2個同時に掘り出すにはお守りハンターというスキルが必要になる。
この装備はデフォルトでそれが6Pある唯一の装備なのだ。
が、残念なことに10Pまでは他の護石を使わなければならず、一式揃えるだけではただの中途半端な採取装備である。

各作品毎

MHP3

MHP3で一番初めに闘う大型モンスター。
初遭遇は村長クエストの以下であるはず。
村長
採取クエスト
恐怖の予兆
目的地 メインターゲット 報酬金 300z
渓流<夜> ロイヤルハニー5個の納品
制限時間
50分
契約金 受注・参加条件
0z なし
まるでMHP2/MHP2Gのティガレックスのような登場の仕方であるが、肝心の強さはというと、はっきり言ってかなり弱い。BGMも緊迫感の欠片も無い「牙獣現わる!」なので尚更。
全体的に攻撃モーションはもっさりで予備動作も分かりやすいため、攻撃の回避や反撃は容易で、更に攻撃力そのものも大したことは無い。
MHP2/MHP2Gでお邪魔モンスターとして登場したティガレックスと比べるともはや可愛いレベル。

それもそのはず、このクエストと★1の他の2つのキークエストが完了した後に出る緊急クエストが…
村長 ★★ 緊急クエスト
狩猟クエスト
青熊獣アオアシラ
目的地 メインターゲット 報酬金 1200z
渓流<昼> アオアシラ1頭の狩猟
制限時間
50分
契約金 受注・参加条件
200z なし
これなのだから。むしろ本命はこっちのほうだ
なんなら、「恐怖の予兆」で見る事が出来るアオアシラのムービーの説明でも「早くもジンオウガが出てくると思ったらアオアシラでした(意訳)」などとツッコまれる始末である。

なお、MHP3では訓練所にもアオアシラは登場するが、このアオアシラが本編とは違ってかなり強い
今作の訓練所が元々多人数向け仕様のもあり、全体的にソロでは難易度が高くなっているが、その中でもこのアオアシラは強い。
その体力の高さとハンターの武器の弱さから、討伐に10分以上かかることはザラで、気軽に訓練所にやってきた新米ハンターを絶望させる。

特にライトボウガンの弱さは異常で、最初5分で全ての弾を撃ち尽くし残り15分ひたすらLV1通常弾を撃ち続けていた、という者も。
まあこれは大体弱点を尻だと勘違いしているのが原因だが。弾丸の弱点は上半身(弾80)であることは覚えておこう。

また多人数でフルボッコしてやんよ!と意気込むものも、アオアシラ訓練のみ参加上限が2人までである(他の訓練は4人まで)。

よってSランククリア(4分以下でクリア)を目指す場合、割とガチで挑む必要があり、やはり訓練所最難関と言われている。

MH3G

村下位ではまさかの捕獲がキークエストに。
村下位 ★★
捕獲クエスト
アオアシラを生け捕れ!
目的地 メインターゲット 報酬金 2400z
孤島<昼> アオアシラ1頭の捕獲
制限時間
50分
契約金 受注・参加条件
110z なし
MHP3には討伐禁止のクエストが無いのでMHP3の感覚で挑むと、罠を仕掛ける前にメインターゲットが力尽きてしまって失敗というオチになる。
…ちなみに捕獲に夢中になっていると気付かないかもしれないが、BGMの「牙獣現わる!」がMHP3とは違う“tri-G ver.”だったりする。

またG級では2頭同時狩猟クエストがある。
港G級 ★★★★★★ 環境不安定
狩猟クエスト
孤島の相撲大会!
目的地 メインターゲット 報酬金 6600z
孤島<昼> アオアシラ2頭の狩猟
制限時間
50分
契約金 受注・参加条件
660z HR6以上
一見すると何の変哲もないように見えるが、このクエストでは片方は最大金冠固定で登場する。

これが初見ではなかなか手ごわく、油断するとG級のパワーでナメてかかった者を2、3発でキャンプ送りにする。
というかどうやらこのでかいアオアシラはヌシなのか攻撃力の補正が異常に高く設定されているらしい。相方の小さいアオアシラとダメージを比べればその差は顕著である(というか、場合によっちゃあ相方も同レベルにデカい)。

更に相方を分断しようとこやし玉を投げても、マップとアオアシラの移動ルートの関係からすぐに合流されてリンチされるという事態も。

いくらアオアシラといっても油断してはいけない。これがG級である。

MHX/MHXX

MHXでは二つ名持ち紅兜アオアシラ』が登場。青なのに紅とはこれいかに
だが強さは半端ではなく、肉質固い、咆哮、風圧、振動、すぐに怒り状態になる、装備次第では即キャンプ送りされる攻撃力と「たかがアオアシラ」とあなどったプレイヤー達が返り討ちにあう羽目に。
まあ確実に赤カブトが元ネタだろう。

スタッフ曰く二つ名モンスターの桁違いさを最初に見せてくれる相手として白羽の矢が立ったとの事。
二つ名持ちでも先生は先生のままであった。

ちなみに通常種のBGM「牙獣現わる!」はMHP3ver.に戻った(紅兜は二つ名持ちなので「決意を胸に灯して」になる)。

MHRise/MHR:S

山野蓊然(おうぜん) (かつ)える巨熊(おおくま) 横行闊歩


幾ら血肉を喰ろうても 幾ら腹をば満たしても

(たちま)ち飢えて 暴威の権化


里クエストでは★2のこのクエストでメインターゲットになる。
★★
狩猟クエスト
食べ盛りの青熊獣
目的地 メインターゲット 報酬金 1200z
大社跡 アオアシラ1頭の狩猟
制限時間 受注・参加条件
50分 なし
しかしながら、その前に開放される「大社跡の探索ツアー」では★2が受注出来るようになる前から出現する。
今回は専用BGMだった「牙獣現わる!」が没収されており、大社跡の戦闘BGM「神が去りし、廃忘の社」の大型モンスター版を対アオアシラでも聴くことになる。
これまでアオアシラのイメージとは異なる正統派なので、アオアシラで聴けるのは勿体ない気がするが。
また、捕獲や操竜の訓練クエストのメインターゲットも務めており、探索ツアーが失敗条件無しというのも相まって、ひたすら練習台にされる立場になった。

だが突進がハンターを追尾してくるようになり、歩きでは避けきれない、どころか回避行動すら横方向だと1回では足りない事も。
加えて、過去作では突進開始時にハンターが居た位置で正確にブレーキをかけてくれていたのが、まっすぐ下がってもかなり追ってくるように。
両腕引っ掻きも、突進終わりに追加されたタックルもハンターを追尾するため、早めに回避しようと考えると攻撃を食らってしまう。
攻撃力が低いからこそ何回か食らってもクリアはできるが、「すべての攻撃を避ける」事を目標にするとその難易度は跳ね上がる。
先生役としては相当なスパルタになってしまった。
今作では新モンスターであるヨツミワドウとの縄張り争いが実装されており、相撲を取っているが如く激しく取っ組み合って争い出す。

また「ヌシ」と呼ばれる特殊な個体が登場。発売前から発表されていたことでちょっとした話題になっていた。
集会所の上位昇格クエストがヌシ個体の「百竜夜行」クエストになっており、上位の門番となっている。
下位の装備では非常に厳しい戦闘力に加え、百竜夜行自体に慣れていないハンターが多かったこともあって発売直後時点では参加要請で「ランダム」を選ぶと大抵の場合ヌシ討伐に駆り出されるという恐ろしい事態が発生していた。

更に、配信のイベントクエストではヌシ個体と単体で戦える。
前述の紅兜に似たモーションが追加されるなど通常個体とは行動が変化しており、罠も無効だが、受注条件のHR8に行くだけの装備と腕があれば体感は「ちょっと強いアオアシラ」程度。油断さえしなければソロでもそこまで苦戦はしないだろう。
また、このクエストではメガネ型の頭装備『知略の眼鏡』の専用素材も手に入る。

ストーリー上では最初の「百竜夜行」撃退後、通常個体がマガイマガドの初登場シーンに口に咥えられた状態で登場。
一応まだ生きてはいるようで、マガイマガドがハンター達に気を取られた隙に逃げ出してはいるが……まあ、ハチミツ味の美味しいおやつとして後で美味しくいただかれてしまった事だろう。合掌。

本作では既存、新規問わずモンスターに東洋の妖怪や昔話が仮託されていることが多いが、アオアシラの場合は鬼熊と思われる。

MHR:Sで追加されたマスターランクでは、ラスボス撃破後に戦えるようになる強化個体「傀異化モンスター」のトップバッターとして緊急クエストが出現する。
傀異化による異常なタフネスを前に疲弊したハンターを、これまた傀異化による高火力でキャンプに送り返す事案が後を絶たない。
ストーリークリア後なのにアオアシラ相手に3乙したという報告も寄せられた。

ストーリーズ

戦闘中にもおもむろにハチミツを取り出して回復する「ハチミツパワー」なるスキルを持っている。
しかもよりによってこれがアオアシラの種固有の絆遺伝子で付くスキルである。
…つまり「伝承の儀」で他のオトモンにも真似させることも出来るし、必要が無ければ他の絆遺伝子で上書きも出来る。
また、絆技の「シャケハントクロー」は魚を食べて士気を高めて渾身の一撃というものだが、水場の無いところでもどこからともかく魚を2匹(自分自身の分とライダーの分)かち上げるので、こちらもネタ成分が強い。
ちなみに、「熊」繋がりなのか、MHSTではくまモンとコラボした「くまアシラ」も存在していたりする。



ティガレックス(英語名:Tigrex)「アイツを見ると無性にティーアイジージーアールイーエックスと名乗っては尻尾でジャンプしたくなるのは何故だろうか?」
モス「アイツを見ると風船で空を飛びそうな気になるのは何故だろうか?」
ウルクスス「アイツを見ると畑仕事をしたくなるのは何故だろうか?」
ズワロポス「アイツを見ると尻尾が取れそうな気がするのは何故だろうか?」
ホロロホルル「アイツを見ると誰かの悩み相談に乗りたくなるのは何故だろうか?」
ガムート「アイツを見ると誰かの夢に入り込みたくなるのは何故だろうか?」

アオアシラハチミツ大好きー」

アオアシラ「一つ大事なことを追記・修正してくれ…ハチミツあるか?」
ハンター「秘薬なら」

…みんな、コイツが3rdのOPの主役だということを忘れてないか?

ハンター一行&ジンオウガ「…え?」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • MHX再雇用組
  • モンスターハンター
  • モンハン
  • MH3G
  • 拘束攻撃がエロい
  • 牙獣種
  • 青熊獣
  • 雑魚
  • 初心者の練習台
  • 先生?
  • 森のクマさん
  • クマのアオさん
  • ドスプーさん
  • プーさん亜種
  • 100エーカーの森の住人
  • アオアシラ
  • クマ
  • 蜂蜜
  • ハチミツ
  • くま
  • アシラ先生
  • クック先生以下の防御力攻撃力にコンガ以下のスピード
  • 歴代最弱
  • 訓練所最強
  • ジンオウガかと思ったかい?俺だよ!!
  • 鬼熊
  • 淫乱テディベア
  • 兎より弱い熊
  • 最早アイドル
  • ただのハンサムなプーさん
  • オトモン
  • コロッケ『母さんの「あおいくま」』
  • 焦るな怒るな威張るな腐るな負けるな
  • MHP3
  • MHX
  • MHRise
  • くまアシラ
最終更新:2024年09月08日 01:06

*1 実際、アシラ装備の女性剣士のフィギュアが販売されるほど。