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砂男

登録日:2012/02/15 Wed 20:27:32
更新日:2026/09/22 Tue 20:57:41
所要時間:約 4 分で読めます




砂男とは、ドイツの民間伝承に登場する睡魔の事である。
ザントマン(ドイツ語読み)、もしくはサンドマン(英語読み)と呼ばれる事も。

もしかして
→クハハハ



それとも
→あなたを許す


概要

大きな袋を背負った老人の姿をした妖精で、袋の中には「眠気を誘う砂」が入っている。お婆さんではない。
眠れない子供がいると、子供の目にその砂を撒き、目を開けられなくなった子供はそのまま寝てしまうという。
嫌がらせか?
でも子供がなかなか寝てくれない親御さんには有難いかもしれない。
不眠症の人のところにも欲しい存在であろう。



E.T.A.ホフマンの小説名としても有名。
バレエ「コッペリア」やオペラ「ホフマン物語」の元にもなっている。


E.T.A.ホフマンの「砂男」

1817年に発表された短編小説。

―以下、ざっくり内容―

話は主人公ナタナエルから幼なじみのロタールに宛てた手紙(宛名を間違えてロタールの妹のクララに届いてしまうが)から始まり、そこには「砂男」の説明が書かれている。

かつて、ナタナエルの家に“コッペリウス”なる奇怪な男が父に会うため頻繁に出入りしていました。二人で錬金術の研究をしていたらしい。

コッペリウスを嫌う母は幼いナタナエルを寝かしける際、そんなコッペリウスを砂男と揶揄し「寝ない子のところに砂男が来て目に砂を入れちゃうぞ☆」と息子にトラウマを植え付けます。

そうして、いつの間にかナタナエルの中でコッペリウス=砂男=眠らない子どもの目をくり抜く化物という図式が出来上がっていきました。
そんなある日の事、書斎で爆発事故が起こり父は死に、コッペリウスが行方不明に。
父の遺体はぽっかりと目がくり抜かれていました。そう、まるで砂男にえぐられたように……

「返せ!親父のたった二つだけの目なんだよ!」

時は経ち、大学に入学し故郷を離れたナタナエルはコッペリウスそっくりの“コッポラ”という商人と出会い「砂男」のトラウマがぶり返し発狂、婚約者クララを蔑ろにする始末。

幸いクララやロタールの助けで立ち直るが、しかし、向かいのスパランツァーニ教授のお宅にオリンピアという女性が現れるとクララそっちのけで夢中になり、コッポラから買った(買ってしまった)望遠鏡で毎日毎日覗き続けておりました。お巡りさんコイツです。

そんな折、教授宅でパーティーが催されることになり、ナタナエルは二つ返事でホイホイ出掛けていきます。
が、会場にいる皆一様にオリンピアに見向きもせず、更に生で見る彼女は望遠鏡越しに見ていた彼女と違いまるで魅力も何も感じませんが、めげないナタナエルは気にせず話し掛けるが……そこにコッポラ乱入。
彼女の父と乱闘の末、オリンピアを誘拐。その最中……彼女の眼球が転がり落ちぽっかり空いた眼窩にナタナエル発狂。






オリンピアの正体は自動人形だったのです。



正気を失ったナタニエルは、「まわれ、まわれ」と言いながら失神してしまいました。


その後、母親やロタールやクララさんマジ天使のおかげで穏やかな日々を取り戻します。

ある日、ナタナエル君はクララとデートで高い塔の上へ。
景色を見ようと望遠鏡を取り出し、ふっとそれで横のクララを見ると…

その瞬間、狂気が再発。クララを塔の上から突き落とそうと暴れだし、ナタナエルは「まわれ、まわれ!」と叫び塔から転落死。

野次馬の中にはあの“コッペリウス”の姿が…

なお、エピローグにてクララはナタナエルの死後別の男性と結婚。幸せに暮らしましたとさ。


―終―





【その他の砂男の活躍】

「ねむれぬ夜に砂男」の話で秘密道具として登場。その名も「砂男式さいみん機」。
このロボットは、二次元キャラクター史上最強の催眠術師として有名。
伝承通り砂が入った袋を背負った小型のロボットだが老人ではない。

「死んだ人間すら眠らせる」という仰天機能を搭載しており、眠れずに町を徘徊している男に対し、最終手段として使われた。死んでるのに起きてる人ってなんだよ。

が、男は眠らない。

これには流石のドラえもんも我が目を疑い、やけくそになって砂男に砂を掛けさせまくった。
終いには飛んできた砂をくらって、ドラえもんまで寝てしまう始末。

男が眠らないのは当然。
実は彼は夢遊病患者であり、眠りながら町を徘徊していただけだった。


【同名だが関係無い方々】

90〜00年代に活躍したアメリカの元プロレスラーに“サンドマン”がいた。
ECW、WWEに所属したほか日本のFMWにも来日している。

もっとも彼のキャラクターは伝承とはまるで関係ないビール飲んでリングの上で竹刀を振り回す危ないおっさんだったのだが…
入場時にはメタリカの名曲「エンター・サンドマン」を観客全員で合唱するのがお約束の光景であった。

闇文明のクリーチャー。種族はヘドリアンで3マナ、パワー2000。
効果は、味方の火と水文明のクリーチャーにスレイヤーを追加。クリムゾン・アーマロイドデッキにも収録されていた。
これも伝承はほとんど関係ない。
同じ能力で種族違い(ブレインジャッカー)の、サンダー・カチューシャという奴もいる。

オリンピアをモデルにしたと思われる「オランピア」が登場する。
勿論、彼女も人間ではなく「アンドロ」と呼ばれる機械仕掛けの人形である。

牡羊座のゾディアーツであるアリエス・ゾディアーツの持つ杖の名がコッペリウスである。
アリエス・ゾディアーツはこの杖で人々を昏睡状態に陥れた。




追記・修正はザントマンがやってくる前にお願いします。

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最終更新:2026年09月22日 20:57