ワユ(FE)

登録日:2010/06/07 Mon 16:38:52
更新日:2024/09/29 Sun 18:54:03
所要時間:約 11 分で読めます





絶好調の剣の冴え! 我ながら惚れ惚れしちゃうね!





出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」及び「ファイアーエムブレム 暁の女神」に登場するキャラクターの一人。北米版での名前はMia。

種族:ベオク
性別:女性
属性:炎

CV:浅川悠(暁の女神&FEヒーローズ)


紫がかった青い髪とオレンジの服装が特徴の傭兵剣士。
陽気な性格で、負けず嫌い、「細かいコトは気にしない」が信条で口癖な女の子。
元はクリミアの傭兵だったがデイン軍に捕虜にされ、収容所送りにされかけた。
そこをアイクの父グレイルに助けられた事に恩義を感じ、またアイクの剣技と生き様に惚れ込んだこともあってグレイル傭兵団に同行する。
団長に就任したアイクを何故か「大将」と呼ぶ。

女の子らしく占いが好きという一面があり、それを信じて魔(防)王キルロイを「宿命のライバル」と勘違いする。
その後支援を進めるとキルロイが「運命の人」にすり替わるが、そこに恋愛感情があるかは不明。
また、勝負を渋っていたラルゴには
「女だから、女には向いてない。今までに何度もそう言われたから。だから負けらんないの」
と生き方に強い姿勢を見せた。



彼女の人気は安定して高く、ムービーではセネリオティアマトを差し置きセリフ入りで登場。
暁の説明書やEDでは出演声優が一覧で表記されていたので長らく担当声優が不明であった。
しかし、ファイアーエムブレム0の2015年12月5日の生放送にてワユの担当声優サイン入りカードが紹介された時に「浅川悠さんのサイン入り」と名言された。



「よーし、絶好調の剣の冴え! 我ながら惚れ惚れしちゃうねえ」



その人気は、とある雑誌で行われた「暁の女神」の人気投票において一位のアイク、二位のセネリオに次いで、
女王エリンシアや鷹王ティバーン、ロリ神使サナキ、おっぱい隊長シグルーン、姐御騎士ティアマト、アイクの妹ミスト等々etc……。
並みいる強敵をおさえてストーリーに直接関わるキャラクターではないのに三位にランクインしたことからうかがい知れるだろう。


  • 蒼炎の軌跡でのワユ


○初期値と成長率、CCボーナス
剣士 LV6
HP-21(50)+4
力-7(40)+1
魔力-0(30)+2
技-10(45)+2
速さ-13(60)+2
幸運-6(45)
守備-7(20)+2
魔防-2(25)+2
移動-6+1
重量-6
体格-6+1
属性-炎
スキル-待ち伏せ
剣D

加入は7章「漆黒の魔手」から。
ワユがアイクに話しかける、もしくはアイクがワユに話しかけるかで自軍ユニットになる。
初期スキルとして、常に先制攻撃ができる「待ち伏せ」を持つ。
クラスチェンジでソードマスターに昇格する。

女剣士としては珍しく技よりも力の成長率が高めで、育ち切れば力と速さはまずカンストする一方、技は上手く成長しないとカンストしない。
だがそれ以上に問題なのが本作は剣士にとってかなり戦いづらいバランスだということ。
槍使いや守備の高い敵が多く、計算式の関係で回避無双も難しいため剣士の非力さ・脆さがかなり足を引っ張るため、剣歩兵は基本的にアイク一人で十分なのが実情。
同職でも男剣士であるツイハークの方が全体的に成長率が高い。女性の方が勝っていることが多い速さも同等止まり。さらにあちらは力の上限値がワユよりも2高く多少なりと火力不足を補う「連続」のスキルもある。
幸運の成長率は彼らより上でツイハークには魔防の伸びでも勝る、魔防の上限値も3人の中では最高だが、上述の通り回避しづらいバランスと上限に達するほど魔防が伸びるわけでもないので利点とは言えない。
というか魔防の成長率はアイクより15%も負けているし、あちらは魔法に反撃できるラグネルもある。
ほぼ唯一のメリットは条件を満たせば確定で発動する待ち伏せのスキル持ちということだろう。
相手の攻撃→待ち伏せで先制、運がよければ必殺発動、のコンボで敵をバッタバッタと斬り捨てることもできる。
なお攻撃力が低い関係上奥義「流星」との相性はすこぶる悪く、元々低くなりがちなダメージを半分にして攻撃する都合上まともに敵を倒せないことも多い。その上で武器の耐久値はきっちり5回分消費することになる。
貴重な奥義の書を使ってまで彼女に習得させるなら覚悟しておこう。

難易度マニアックではフルパラカンストでもキツく、愛で使っていくなら銀の剣の練成が必須となる。


  • 暁の女神におけるワユ

クラス:剣豪(ソードマスター)剣聖(ソードエスカトス)

○初期値と成長率、CCボーナス
剣豪(ソードマスター) LV7
HP-34(70)+4
力-17(45)+3
魔力-5(15)+4
技-26(60)+2
速さ-28(65)+2
幸運-18(35)
守備-13(40)+3
魔防-8(25)+4
移動-7
重量-7
体格-7
属性-炎
スキル-待ち伏せ・必殺+10・体当たり
剣A

第三部から登場。
正式にグレイル傭兵団の団員となり、日々アイクを相手に鍛錬に余念がない。
アイクは相手こそ務めるものの、終わった後に毎回ミストティアマトから二人がかりの説教をくらうことにはやや閉口しているようだ。
なお3年前と同様、アイクのことは大将と呼んでいる。

剣士系ユニットの必殺ボーナスが復活したため、必殺の発動をより期待できる。
また前作に比べ、格段に成長しやすくなりへたれなくなった。魔力、魔防、幸運以外はまずカンストする。
魔力、魔防、幸運を伸ばしたいなら拠点でEXボーナスを使うと効率が良い。

最初から速さが28ある為に二回攻撃が当たり前。力が低く火力に恵まれないが、それも最初だけ。
クラスチェンジすると必殺ボーナスが上昇する上、前作より強化された流星を自動的に習得する。
ちなみに剣聖全般に言える事だが、特にワユは待ち伏せがあるので武器破壊やキャンセルをつけて置くと相手は攻撃出来ずに終わる事が珍しくない。

ただ、最後まで行くと女性剣士の宿命かやはり火力が出ない。
まあ男でも1しか違わないし、幸運が高い分回避率では勝るので気にするほどのことでもない。
力の低さは剣聖の必殺ボーナスや炎属性の支援効果、強力な武器による攻撃力の底上げなどで補いたい。
補えれば全職業最高の攻撃速度からどんな敵にも二回攻撃+必殺による火力と攻撃をことごとく躱す回避力を手に入れられる。
特に漆黒の騎士を倒しエタルドを入手した後ならアイク以上の無双も可能。

本作の剣士系は全体的に強く地属性のツイハークやルキノ、成長率の優秀なエディ、即戦力のソーンバルケとそれぞれが何らかの長所を持つ。
しかし戦力が充実したグレイル傭兵団に所属しているアドバンテージはかなり大きく、ワユの場合は育成を意識せずとも自然と終盤まで主力として活躍することが多い。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ヒーローズでは2017年11月に総選挙特別枠で登場。イラストは米山舞氏。
赤属性の剣・歩行ユニット。
出典は蒼炎の軌跡だがデザインは暁の女神要素も混じっている。

武器スキルは攻撃+3
奥義発動時、奥義によるダメージ+10にする『気鋭ワユの剣』ダサい名前のツッコミはなしでお願いします

Aスキルに速さが敵より1以上高い時、自身の攻撃による奥義発動カウント変動量+1にする『柔剣3』
Bスキルは自分のHPが75%以下で、敵から攻撃された時、先制攻撃『待ち伏せ3』

見ての通りに速さを利用した分かりやすいアタッカー。
武器スキルは倭刀と同じだが威力は上位互換。そして原作よろしくの待ち伏せも持ってきた。
初登場した『柔剣』は剛剣の速さVer。速いワユと相性が良い。

ステータスは速さ以外は典型的。HPがやや物足りない程度か。

速さ以外に特徴がないせいで活躍しにくいのが欠点。
遠距離反撃の適性もあって壁型にするやり方が増え始めてきた。

2019年12月のアップデートからやっと『気鋭ワユの剣』の練成が可能になった。
特殊錬成は速さが敵より高い時、ダメージ+速さの差の70%(最大7。速さの虚勢が有効)。
カアラが持つ『剣姫の刀』と同じだがダメージをさらに増やせた。

2022年11月から神装英雄に抜擢。イラストは神澤葉氏。
ダグと似た性格からかヨトゥン王国の衣装に。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2018年10月に超英雄としてハロウィン版が登場。イラストも米山舞氏。
此方は暁の女神出典で無属性の杖・飛行ユニット。この兵種は初めての登場になる。

武器スキルは『キャンディの杖+』
戦闘中に攻撃していれば、戦闘後に敵と敵の奥義発動カウントを最大値に戻す(最大値に戻るとき、同時に「戦闘後、奥義発動カウント-」が発動しても無効「奥義が発動しやすい」「奥義が出にくい」は有効)、かつ奥義発動カウント変動量-1の状態異常を付与(同系統効果複数時、最大値適用)(敵の次回行動終了まで)
Aスキルは味方と隣接している時、戦闘中、自身の速さ、魔防+5の『速さ魔防の絆3』
Cスキルはターン開始時、周囲1マスの味方飛行の攻撃、速さ+6にする『飛刃の鼓舞』

アタッカーから一転して妨害型へ。
強力なのが『キャンディの杖』で喰らえば奥義カウントが最大値、つまり最初から戻されてキャンセル効果も付けられる杖武器で当時はユニーク性能で話題していた。
後にシルクが同じ効果の『メランコリー』でレギュラー入りする。

ステータスは魔防には強くなってるがそれ以外は通常版より弱体化している。
それどころか飛行特攻の弱点が増えてるので弓には注意。

あたしはワユ、こっちはマルスさん!

あたしたち、何かと縁があるんだ。夏の海、楽しんじゃうからね!

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2020年6月には初の双界英雄として登場。イラストはこちらも米山舞氏。
無属性の暗器・騎馬ユニット。パートナーはルキ……マルス仮面
双界英雄とは比翼英雄とは違い作品を超えたコンビのユニットであり、ワユとマルス仮面のコンビだと縁もゆかりもない組み合わせに見える。
しかし実はこの二人、ヒーローズ内の戦禍の連戦において二回ほどマルス仮面をワユがフォローするという絡みを見せていたため、実は知り合い同士なのだ。
しかし最後に絡んでから一年は経過しているため、2020年からヒーローズを始めた人には分からないネタとなってはいるが……。

またマルス仮面は夏で水着姿なのに仮面を外そうとはせず、ワユはそれに困惑している。
そのため仮面を外すように言ったのだが、マルス仮面が外すくらいなら水着をやめるといいだし、仮面型の日焼けが出来るけど、海を満喫しようとワユも妥協する。

武器スキルは『一夏の神宝』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上で自分から攻撃した時、戦闘中、攻撃、速さ+5、かつ最初に受けた攻撃のダメージを75%軽減する。

Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6、速さ+7となる『鬼神飛燕の一撃3』
Bスキルは移動系補助(体当たり、引き戻し、回り込み等)を使用した時、
または自分に使用された時、移動後の自分と相手それぞれの周囲4マス以内にいる最も近い敵の速さ、守備-6にする『速さ守備の干渉3』
Cスキルにはターン開始時、自分を除く最も攻撃+速さの合計値が高い味方の攻撃、速さ+5(1ターン)となる『攻撃速さの大開放3』

今度は通常版以上に武器を変えてアタッカーとして戻ってきた。
騎馬の機動力と組み合わせて遠くから安全に敵を倒す新しいワユ。遠距離から反撃されようとも武器スキルとAスキルで一回だけダメージを抑えながら
そして相手の弱化や味方の強化のサポートと妨害も両立するまでの高スペック。

双界効果は自分と出典(暁の女神・覚醒)の味方に【双界効果・刃】を付与。戦闘中、攻撃、速さ+4(1ターン)
3ターンに1回(1、4、7…)、ターン開始時、自分が双界スキルを使用済みなら、再使用可能にする

一方で守備と魔防は今までのワユと期待出来ないステータス。
追撃便りという立場上、絶対追撃はかなり弱い。相手が追撃可能で耐えられると二回目の追撃で即アウト。
攻めには強いが攻められると弱いタイプで隙を晒されやすい。

当時は対策が困難だったがダメージ軽減無効にするオルティナ、レイヴン効果で確実に耐えられる魔王リオンのメタキャラ等が増えて今では使用する人は少なくなった。

そんな中、2024年5月のアップデートで双界英雄で初めて『一夏の神宝』が錬成可能になった。
錬成すると奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
自分から攻撃した時、または敵が射程2の時、戦闘中、攻撃、速さ+5、かつ最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージを75%軽減(最初に受けた攻撃と2回攻撃:通常の攻撃は、1回目の攻撃のみ。「2回攻撃」は、1~2回目の攻撃)、自身の奥義発動カウント変動量-を無効
HP制約が削除。そして遠距離攻撃と二回攻撃も軽減の対象になったことで耐えやすくなった。
特殊錬成はターン開始時、自分と周囲2マス以内の味方は奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ+5
さらに、攻撃、速さが、戦闘開始時の速さの20%だけ増加、敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効
範囲内の味方に始まりの鼓動でのサポートとダメージ増加が行い、追撃問題が見切り追撃を習得して見事克服した。

女の子だからって、理由にならないの。死ぬか生きるかなら、生きたいし!

勝つか負けるなら、勝つしかないでしょ!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

22年4月には子供時代がアイクらと共に参戦。イラストはさくらしおり氏。
赤属性の剣使いであり、歩兵ユニット。

武器スキルは『戦神の鋭剣』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
速さを比較するスキルの比較判定時、自身の速さを+10として判定。
ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、自身に【見切り・追撃効果】【回避】を付与する。(1ターン)
自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5にする。

Aスキルに速さが敵より1以上高い時、自身の攻撃による奥義発動カウント変動量+1『柔剣4』
Bスキルは戦闘中、敵の速さ、守備-3、かつ戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量+を無効、自分の奥義発動カウント変動量-を無効にする『速さ守備の拍節3』
Cスキルには奇数ターン開始時、移動+1になる『迅雷風烈・奇数3』

これでもかと通常版以上の超アタッカー。
武器スキルにはキラー武器と聖印の『速さの虚勢3』を内蔵しているがほとんどが速さ比較のスキル。そのおかげで速さに競り勝ちやすい。
しかも味方の近くにいるとターン開始時には『見切り追撃効果+回避効果』が付く。

追撃も奥義カウント操作も絶対に屈しない彼女の陽気を象徴している。

しかし流石に遠距離相手じゃ何も動けない事や味方が減ると戦力が落ちる。攻めすぎても相手に耐えられると標的になりかねない。戦う相手は慎重に。

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最終更新:2024年09月29日 18:54