セネリオ(FE)

登録日:2010/02/19(金) 06:57:01
更新日:2024/11/17 Sun 15:19:14
所要時間:約 5 分で読めます





仲間? 何も知らない生き物が、確固たる1人になるには……、

それを肯定して後押ししてくれる大人がいないと……。

幼子は進む道がわからなくなり……自分がいったい何であるかすらわからなくなってしまう。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


※華奢で色白かつ綺麗な顔つきだが立派な『男』です。ルセア以来のFEでの男の娘

CV:村瀬歩(FEヒーローズ)

クラスは『蒼炎』では魔道士→賢者、『暁』では風の賢者(ウィンドセイジ)大賢者(アークセイジ)
両作品とも共通して初期スキル「連続」を持つ。
属性は闇。


【蒼炎の軌跡】


○初期値と成長率、CCボーナス
魔道士 LV1
HP-18(45)+4
力-0(5)+2
魔力-6(60)+1
技-8(55)+2
速さ-8(40)+2
幸運-5(30)
守備-2(15)+2
魔防-7(55)+2
移動-5+1
重量-6
体格-6+1
属性-闇
炎E雷E風D

グレイル傭兵団の参謀見習い。主に風魔法を扱う。
冷徹なほどの現実主義者で他人とは最小限の関わりしか持たないが、ある事をきっかけとしてアイクには絶対の信頼を寄せている。
それゆえ蒼炎での支援相手はアイク以外ではソーンバルケのみ。


かなり人嫌いであり、アイク以外の人間には素っ気ない態度をとる。グレイル傭兵団の他の仲間相手ですら、生前のグレイル以外は「他人よりはかなりマシ」程度。
特にラグズを嫌っており、そのラグズの獣牙族であるレテモゥディを、彼女らがグレイル傭兵団の窮地を救った直後に(レテが煽ったとはいえ)容赦なく全力で侮辱してブチ切れさせるというとんでもない真似をしでかす程。


ユニットとしては第4章「街道の戦い」から参戦。
魔道士らしく魔力と魔防のステータスの伸びがよいが、反面守備や速さは伸び悩みがちなので前に出しすぎるのは控えたい。
またそれ以上に力が伸びないので重い魔道書を使う時は敵から追撃を受けないようにしたい。

風・雷・炎と3種の魔法を使用でき、初期状態では風の武器レベルが高いが、レベルSの魔道書が用意されているのは雷だけであり、風魔法自体の威力が低いことに注意。
ドラゴンナイトや竜鱗族に特効の雷を伸ばす方が良いかも知れない。


『ひどい有様です』の名言を生み出した。*1


また行商隊の一員ララベルとは、アイクを巡り二作に渡って静かな戦いを繰り広げている。
が、大体はセネリオが彼女をうまいこと煽て、彼女がアイクの為に用意した貴重なアイテムを手に入れている。


【暁の女神】


○初期値と成長率、CCボーナス
風の賢者(ウィンドセイジ) LV5
HP-28(40)+4
力-9(25)+4
魔力-23(80)+2
技-21(60)+2
速さ-18(35)+2
幸運-11(35)
守備-9(25)+4
魔防-21(70)+2
移動-6
重量-6
体格-6
属性-闇
炎B雷B風A


引き続きグレイル傭兵団に所属し、第三部ではラグズ連合軍の軍師を務める。
優れた戦術で進撃を支え、ベオクを侮っていた獣牙の将スクリミルからも一目置かれるようになる。
前作同様ラグズを嫌い、アイク以外のベオクに対してさえも一切関わりをもとうとしない。
暁の支援会話は全てキャラクターの性格に合わせたテンプレートで進行し他のユニット相手ではデレないのだが、アイクとは専用のやりとりが用意されている。

しかし3年の月日のぶん僅かながら変わったところもあるようで、獣牙の副将ライには「あの軍師殿も変わったな」と評された。

『暁』では三部の序章から使用可能。
魔法系ユニットの中では育てやすく、使い易い部類に入る。
レベル上げ時に順調に能力が上げれば魔力は間違いないなくカンストする。また技&速さ&魔防もほぼカンストする。
また、頑張って能力上昇を調整すれば全能力フルカンストも夢ではない。
セネリオ…3年間の間に何があった…

なので、今作『暁の女神』ではガンガンと活躍できる。
また、今作ではセネリオの主力武器ウインド系の威力も見直されて強くなっているので安心して敵と戦える(前作の武器ウインドの威力は2だった…)。

力は低いものの、CC補正込みで最強の風魔法レクスカリバーも攻速落ちせずに使える。
他の使用者候補として4部終章直前に加入するユリシーズも存在するが、全体的な能力は悪くないものの速さの低さがネック。
またスキルの面でもユリシーズの「武器破壊」よりセネリオの「連続」の方が発動率・効果共に優秀。

あと、支援効果の属性相性と下記の特別な会話あるのも含め、支援相手のオススメはアイク。
進行速度も早めな上、支援効果でAにすれば普通の敵の攻撃ならば回避しやすくなる。
また、攻撃力も若干上がる為、セネリオを無双ユニットにするならアイクと支援関係を結ぶことを勧める。後述の会話イベントにも関係する。
え?アイクは同じ地属性ユニットと組ませたい?そんな殺生な*2

大賢者へクラスチェンジすると、漆黒のローブから純白のローブへとチェンジする。


『暁の女神』プレイ時に、前作のデータを引き継いだり複雑な条件を満たした上で見られる会話イベントを多数持つ。


なお、とある雑誌のキャラクター人気投票では2位に輝いた。
おめでとう!

ファイアーエムブレム エンゲージ

DLC追加紋章士として登場。
「蒼の参謀の腕輪」に宿る「賢風の紋章士」。

本編では2人しかいない魔法型紋章士で、遠距離魔法の「サンダーストーム」や範囲攻撃のエンゲージ技「ディザスター」が使用可能。
魔法攻撃の種類によって異なる追加効果が発生する「理の神髄」、与えた魔法ダメージの50%分HPを回復する「陽光」といった魔法役にとって非常に便利なスキルが揃っている。
また、エンゲージ時に敵を倒すとキャラクターによって勝利台詞が「ひどい有様です」を捩った台詞で煽るようになるネタ要素も。

他、DLCで入手できる紋章士の腕輪の他に、装備アイテムである絆の指輪に「セネリオの指輪」が存在している。
貴重なスキル付き指輪の一つで、装備するとウインド使用時のみ、技%の確率で2連続攻撃になる効果の「旋風」スキルが付与される。

ファイアーエムブレム ヒーローズ

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2017年5月にアイク、ミストティアマトの傭兵団メンバーと同時に参戦。イラストはミヤジマハル氏。
緑属性の魔法・歩行ユニット。

武器スキルは『レクスカリバー+』
Bスキルは自分から攻撃時、自身は追撃不可。敵が魔法・杖・竜で敵より速さが1以上高い時、敵は反撃不可。『水薙ぎ3』
Cスキルはターン開始時、周囲1マスの味方の魔防+4『魔防の鼓舞3』。

水薙ぎは自分から攻撃時に追撃ができなくなるが、敵が魔法、杖、竜で、かつ敵よりも速さが高い時に敵は反撃不可になるという効果。
しかし速さを求められるのに追撃ができなくなり、かつ反撃封印相手も限定されていることから、仮想敵を明確に立てなければ運用は難しい。
平常時から使用するのならばむしろ水薙ぎを外した方が扱いやすいだろう。
ステータスも平均的でスキルも扱いづらく、微妙。肝心の速さはやや平均値で水薙ぎとはあまり噛み合っていない。HPと守備も紙耐久で弓などで倒されやすい。

2018年3月のアップデートから「深き印の風」という専用武器が追加。
威力は「レクスカリバー+」より1上回ったが効果はターン開始時、敵軍内で最も攻撃が高い敵の攻撃-7と「攻撃の封印3」を内蔵している。
特殊錬成は戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防が隣接している味方の人数×2だけ上昇というアウル効果。攻撃の弱化とステータスを補える個性を獲得して便利にはなったが少し使いづらい。

2018年9月には新スキル「緑の死闘・歩行」を所持したキャラが登場したわけだが、それの有力な継承候補として注目されつつある。

「死闘」という名を冠したスキルは、簡単に言うと「ステータス合計値が低いキャラでも、闘技場にて高スコアの部隊とマッチングしやすくなる」というもの。
これまでは闘技場でのハイスコアを目指すためにステ合計値が高い重装やマムクートの登用が半ば必須とされてきたわけだが、死闘スキルのおかげで(継承要因となるキャラさえ召喚できれば)部隊編成の幅が広がったことになる。

ただしこのスキル、「〇距離反撃」「〇〇の一撃」など本人の戦闘能力を劇的に上げられるであろうA枠を埋めてしまうという重大な欠点があり、使用者……特にアタッカーにとっては十分な力を発揮できず満足に動かせなくなってしまう。
その点、セネリオは専用武器がデバフ付与というサポートに向いた代物であり、Aスキルへの依存度が低く、死闘スキル装備のデメリットを抑えやすい。

現在の闘技場は「全員生存させたうえでボーナスキャラになるべく多くの敵を倒させる」
ルールになっており、他のメンバーはボーナスキャラのサポートに回してあげる方がスゴア稼ぎをしやすい点も、追い風になっていると言える。

「死闘」適性のあるサポート要員として見た場合、踊り子の斧アクアアズールが競合相手となるが、
あちらが期間限定かつ☆5のみ排出のために限界突破の難易度が高いのに対し、こちらは低レア排出のおかげで個体数を確保しやすく、英雄の翼の大量消費を惜しまなければ限界突破させやすいのが大きなメリットとなる。

しかしインフレには逆らえず、死闘無しでレヴィン、アスベル、子どもマリクの強力な緑魔道士が増えているのも事実。サポート面(入手率)では子どもアクアやルフレ(女)、攻撃面は神装化されたニノの実装でまた向かい風を受ける結果となり、現在は使われなくなっている。

2024年2月から神装英雄に抜擢。イラストは岡田学彌氏。
死の国ヘルの衣装で冷徹らしいダークな雰囲気になった。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2019年2月にバレンタインの超英雄で参戦。イラストは同じくミヤジマハル氏。
今回のバレンタインは蒼炎の軌跡メインでまたアイク、ミスト、ティアマトの傭兵団メンバーにアイクとミストの父親グレイルと参戦した。
魔道士はそのままだが青属性に変更して兵種も騎馬に。

武器スキルは味方と隣接している時、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+3『青の花かご+』
Aスキルは味方と隣接している時、戦闘中、自身の攻撃、魔防+5『攻撃魔防の絆3』
Bスキルは応援を使用した時、または自分に使用された時、自分の十字方向にいる敵は、速さ-7『速さの共謀3』
Cスキルはターン開始時、自分を除く最も魔防が高い味方の魔防+6『魔防の開放3』

隣接や応援と少し手間がかかるがサポートや攻撃参加と個性が増えた。
補助スキルが『攻撃速さの応援+』で味方を強化しながら共謀で十字方向の敵に速さを下げると一石二鳥なコンボが可能。
ただ共謀は範囲が狭い欠点もあり、後に実装される『大共謀』系のスキルへ継承するとより使いやすく相手を不利にさせやすくなる。

ステータスは通常版と比べて守備と魔防が下がる。騎馬で機動力があがったメリット付きなので五分五分だろうか。

弱点は通常版と同じ守備は紙耐久で騎馬特攻と増えている。急襲には注意したい。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2022年4月には子ども時代の超英雄版セネリオが登場。イラストはスズキイオリ氏。
3年ぶりで通常版同様魔法使いの歩兵ユニットだが今回は無属性。。
時系列はアイクに出会う前であり、原作設定通り言葉を一切喋れない。Lv40の台詞すら非常に短い。
また例年の子供ガチャに出てくる男性の幼少期時代は女性声優が勤めているのだが、セネリオのみ村瀬氏が続投している。

武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)『戦神の戦術書』
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、魔防+6、かつ自分の魔防-敵の魔防の値によって異なる効果を発動。
1以上なら、自分は絶対追撃。
5以上なら、さらに敵が剣、槍、斧、弓、暗器、獣の時、敵は反撃不可。
10以上なら、さらに敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効。*3

Aスキルに自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃+6、魔防+10かつ、敵は追撃不可『鬼神明鏡の瞬撃』
Cスキルにはターン開始時、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1になる『始まりの鼓動3』

相手の魔防次第で物理武器の相手には無抵抗にさせてから倒す冷徹な性格のセネリオに似合った性能。
基本的に魔防の低い剣士や獣ユニットが多いため、武器スキルがよく噛み合う。というよりも相性が良すぎる。
そうなってしまうと相手は為す術無し。彼の高火力魔法の餌食となる。

しかし魔法や杖、竜のユニットの魔法武器や彼以上に高い魔防との対決は『5以上』の効果が発動しない等分が悪い。
物理武器相手が『見切り・反撃不可』所持だと話は変わる。
問題のHPと守備の紙耐久は据え置きでダメージ軽減のスキルが無い。一回だけの反撃で速攻に倒される場合もある。
それと無属性特有のレイヴン効果と魔法特攻の弱さも抱え、魔王リオンナギギネヴィアは天敵と言える。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2023年8月に第七回英雄総選挙男性部門二位を獲得した総選挙版が登場。イラストは原作でも担当した北千里氏。
通常版と同じ緑属性の魔法・歩行ユニット。
最上級職である大賢者(アークセイジ)にクラスチェンジした姿でデザインもそのまま。
アイクゾッコンは変わらないがアイクがエクラを信じ続ける限り、エクラも支援すると約束している。

武器スキルは『大賢者の書』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
自軍内に自分と支援を結んでいる相手がいる時、ターン開始時、周囲2マス以内の自分と支援を結んでいる相手の攻撃、速さ、守備、魔防+6、【囮指名】*4を付与(1ターン)
自軍内に自分と支援を結んでいる相手がいない時、ターン開始時、周囲2マス以内にいる最も守備が高い味方の攻撃、速さ、守備、魔防+6、【囮指名】を付与(1ターン)
周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+5
さらに、自身の攻撃、速さ、守備、魔防が周囲3マス以内にいる味方のうち強化が最も高い値だけ増加(能力値ごとに計算)、かつ魔防が敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを魔防の差x4%軽減(最大40%)(巨影の範囲奥義を除く)

Aスキルは『類稀なる魔道の才』
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、
戦闘中、自身の攻撃、速さ、守備、魔防+7かつ、敵の「敵の守備か魔防の低い方でダメージ計算」を無効化(範囲奥義を除く)、かつ自分の魔防-敵の魔防の値によって異なる効果を発動
・1以上なら、戦闘中、自身の奥義発動カウント変動量-を無効
・10以上なら、さらに自分から攻撃した時、または、敵が射程2の時、戦闘中、2回攻撃
Bスキルは戦闘中、敵の速さ、魔防-4
戦闘中、敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効の『魔の見切り・追撃』
Cスキルはターン開始時、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1
戦闘後、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1の『始まりの鼓動4』

奥義スキルは『陽光』
奥義発動時、自身のHPが70%以上の時は敵の魔防の60%を奥義ダメージに加算
奥義発動時、自身のHPが70%未満の時は敵の魔防の40%を奥義ダメージに加算し、自分の最大HPの30%回復

今まで登場したセネリオの中で攻撃性はトップクラス。
ステータス強化を主力した編成で味方のバフ次第ではかなり盛れる。Aスキルで竜ユニット特有の錬成ブレスも無効化して二回攻撃に奥義遅延もしないなど徹底管理。
当日で登場した新状態『囮指名』という効果だが要は重装専用スキルの護り手と同じ効果でどのユニットでも付与可能。セネリオに攻撃されないように護れと冷徹な彼らしい効果。
味方に護ってもらってその隙に攻める…策略家に合った構成である。

ただ囮指名の注意点は付与した味方が装備している射程で発動する。
つまり『剣・槍・斧・竜・獣』は近間、『暗器・弓・魔法・杖』は遠間扱いになる。
同時に護り手装備じゃないことが前提なので遠(近)距離反撃+いずれかの護り手とは相性は最悪なので遠近護り手無双は出来ない。
ステータスと編成の組み合わせにも気を配る必要があるので手間はかかりやすい。

以下原作のネタバレ





















セネリオが他者、特にラグズを突き放す原因は、その生い立ちにある。

幼少期、見知らぬ女に邪魔者として育てられる

4歳時、賢者に売られる

6歳時、一通りの魔道を習得

賢者死亡

とある村に辿り着くがあることが原因でベオクに迫害される。あと自身が喋れないことが判明

飢えて死にかけた時アイクが助ける

後日、グレイルの暴走で離れ離れに

クリミアに行く途中、ラグズ(獣牙族)に存在していないような目で見られ無視された

教会で会話や常識等を学ぶ

数年後、アイクとようやく再会。しかし、アイクは幼少期の一件の記憶を忘れていた…


おそらくFE屈指の悲惨な人生であろう。


その原因は、彼が「印付き」であったからである。「印付き」とは、ベオクとラグズ双方の血が何代前かは関係せず混じっている血族に生まれた「身体に特徴的な痣(印)が現れた者」のことである。

一般に他種族同士の交配で子は生まれないとされているが、ベオクとラグズの交わりでは稀に誕生する。
その交わりは、ベオク・ラグズの種族間の軋轢や信仰などの文化が関係して、多くの者が禁忌や忌むべき事としており、その象徴である「印付き」はベオクからは「印付き」と忌み嫌われ、ラグズからは生まれるはずがない「親無し」として存在自体しないものとして扱われる。ベオクは迫害はするが存在の否定をしないとして、ラグズを特に嫌悪する「印付き」は多く、セネリオがラグズを嫌うのもこれが理由である。

直感の強いラグズには本能で察知されやすく、中でも気配を感じる力が長けてる猫の民,鷺の民,竜鱗族には特に気付かれやすい(蒼炎で竜鱗族の棲むゴルドア大陸にてセネリオが姿を隠していたのは伏線かもしれない)。
ベオクには魔法の契約印と酷似しているため比較的気付かれにくい。しかし「印付き」は成長につれる容姿の変化が次第に緩やかになるため、長い時を共にすればベオクにもいずれ正体がばれてしまう。


ラグズとベオクを拒絶し、アイクにのみ忠誠を誓うのはこれらの経緯があった為である。

ゆえに安易にホモやBLとするのは(個人で楽しむのは別として)、セネリオというキャラクターの過去を蔑ろにする事にもなり、その過去を含めて好きなファンに嫌悪感を持たせかねないので注意が必要である。

参謀を務めるほど知性に富む人物ではあるが、凄惨な生い立ちと境遇から安心することがあまりできない彼は、まだまだ心の育ちきっていない少年なのである。




さらにネタバレ





『暁の女神』である条件を満たすと、なんと実の父親が『蒼炎』ラスボスのデイン王アシュナードであり、母親が竜鱗族の王女アムリタである事が判明する。


セネリオとペレアスの戦闘会話で、ペレアスがアムリタの本当の息子はセネリオであることに気付いたのがわかる。また特殊会話ではアムリタがセネリオを一目見ただけで自分の息子であると知り、様々なことを考えた上で声を掛けたい気持ちを堪える。
当の本人であるセネリオは気付いていない(気付かない方がやはり幸せなのかもしれない)。


アイクと支援Aにすると、後日談でまだ見ぬ世界を求めて旅立つ彼に付いて、セネリオもテリウス大陸を後にすることになる。



ひどい有様ですので、追記・編集をお願いします。

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最終更新:2024年11月17日 15:19

*1 元ネタは蒼炎第20章『ダルレカの攻防』のクリア後、戦地となって水攻めが行われてしまった際に、その被害の爪痕を見ながらのシリアスな空気での一言。けれども、ネタ語録としての地位をいつの間にか獲得しているあたりが実に…ガンハザードの「ひどいありさまだ」とよく似ている有様です。

*2 地属性と闇属性の支援も回避率+30・攻撃力+2と強力な補正を得られるので必ずしも地属性同士の支援に劣るというわけではない

*3 (無効にする数値は端数切り捨て例えば敵の「ダメージを45%軽減」なら半分の「22%」分を無効にし、「ダメージを23%軽減」にする

*4 囮指名された者の周囲2マス以内の味方が囮指名された者と同じ射程の敵から攻撃された時、囮指名された者は、【護り手】を発動。この効果は、囮指名された者が他の護り手効果のスキルを装備していない時のみ発動。