2112年 ドラえもん誕生

登録日:2012/03/27(火) 22:44:05
更新日:2020/02/24 Mon 20:30:42
所要時間:約 8 分で読めます




『2112年 ドラえもん誕生』とは1995年に公開された映画。
同時上映は『ドラえもん のび太の創世日記』。

○概要

作品のタイトル通りドラえもんの誕生秘話を描いた作品。
一応映画そのものはオリジナルストーリーだが、藤子・F・不二雄の短篇「ドラえもん誕生」を元にしている。

ドラえもんズが初めて映像作品に登場したことでも有名。

ちなみに、大山のぶ代版(旧ドラ)ではこの作品を公式設定にしていたが、水田わさび版(新ドラ)ではこの作品の設定の一部が使われている。


○あらすじ

1969年11月。人気漫画家藤子不二雄(当時)は仕事のことで悩んでいた。
それは来月、とある学年誌に新連載する漫画のアイデアが締め切り間近なのにさっぱり出てこないことだった。
自宅に帰り、仕事部屋で悩む藤子。そこで彼はこう呟くのであった…。



場面がガラッと変わって時は2112年9月3日のこと。
マツシバ・ロボット工場では黄色の子守用ネコ型ロボットを生産していた。
しかしトラブルが発生し、ネジが一本外れた一体のネコ型ロボットができてしまった。
その不良品ロボットこそが『ドラえもん』であった‥‥。


○キャラクター

ご存知ネコ型ロボット。
今となっては懐かしいあの大山ボイスになった理由や体が青くなった理由もしっかりと明かされる。

  • 黄色いドラえもん(CV.横山智佐)
通称・黄ドラ。青色になる前のドラえもん。本映画の事実上の主人公。
このころは体が黄色で声が今より高く耳があった。

  • セワシ(CV.太田淑子)
ドラえもんの持ち主。赤ん坊の頃に偶然ドラえもんと出会った。
ドラえもんが耳を失った元凶の元凶

子守用ロボットの補助役として開発されたドラえもんの妹ロボット。

ドラえもんの同級生であり彼女。めっちゃ可愛い。
焼却炉に落ちそうになったドラえもんを助けたのが運命の出会いである。

  • ジャイベエ(CV.たてかべ和也)
どこかで見たことあるようなドラえもんの同級生の犬型ロボット。
最初はノラミャー子さんと親しいドラえもんをいじめようとしたが、学校生活を共にする内になんやかんやで仲良くなった様子。
歌うことが好きだが、やはり音痴

  • スネ吉(CV.肝付兼太)
どこかで見たことあるようなドラえもんの同級生の鶏型ロボット。ジャイベエと同じくドラえもんをいじめようとしたがなんやかんやで仲良くなった。因みに、スネ夫の従兄弟と同じ名前である。

  • 寺尾台校長(CV.永井一郎)
ロボット養成学校の校長。
他のネコ型ロボットと同じ行動が取れないドラえもんを気遣い、特別クラスに編入させた。
しかし成績不良のロボットはどろどろに溶かされると喜々として冗談を言ったり、編入させる際誤って焼却炉に落とそうとする鬼畜な面も。

  • きびしいロボット先生(CV.田中亮一)
やはりどこかで見たことあるようなドラえもん達が所属する特別クラスの担任。

ドラえもんの同級生にして親友たち。
今作の時点ではチョイ役であり、後の作品とキャストが違う奴が多い。

時間犯罪者。ドラえもんが故障してしまった元凶。
元は劇場映画&大長編第一作『のび太の恐竜』の敵キャラクター。

くわしくはリンク先をみるんだねー!

後の「ドラえもん」の原作者。
物語は彼が悩むところから始まる。
なお短編『ドラえもん誕生』では本名の「藤本弘」として登場している。

  • ナレーション(CV.藤子・F・不二雄
まさかの原作者本人。これには驚いた人も多いとか。


○余談

藤子・F・不二雄が新連載漫画のアイデアに悩む場面はほとんど実話
締め切り当日まで思い浮かばなかった彼は「とあるもの」につまずき、人気漫画のアイデアを誕生させたのであった。
その「とあるもの」とは、床に偶然置いてあった『起き上がり小法師』であった。

また原作になった『ドラえもん誕生』の冒頭では当時の相方安孫子素雄(後の藤子不二雄A)とも相談するも、
安孫子は(自分がメインで書いている)「他の連載で忙しい」と一足先にスタジオ入りしているシーンが存在した。
この短編が発表された時もコンビは続いていたものの、F氏単独作なことはオープンにしても良かったらしい。
ちなみにこの時出て来た作品名はブラックな少年漫画『黒ベエ』と後に封印作品となった『狂人軍』…何も知らなくとも危険そうな感じの題名であり、
ムック『藤子・F・不二雄の世界』に収録された時のみ作品名がカットされた。

これのコミックス版のあとがきに、「連載初期にガチャ子というアヒル型ロボットをだしたことがあった」と書いてあり、
原作でガチャ子が消えてから26年越しにガチャ子の正体が書かれたことになる。


追記・修正は国民的に愛される人気漫画のアイデアを出してからお願いします。

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