遊戯王アーク・ファイブOCG カリスマ研究生がゆく!

登録日:2014/05/29 (曜日) 21:59:00
更新日:2024/01/02 Tue 23:47:17
所要時間:約 3 分で読めます





「海皇の龍騎隊と海皇の狙撃兵を手札から捨てて、水精鱗-メガロアビスを特殊召喚した。この場合の効果処理方法は?」

ますみ「すいません分からないです」



『遊戯王アーク・ファイブOCG カリスマ研究生がゆく!』とは、コナミ製作の動画コンテンツである。
15話以降は、『遊戯王アーク・ファイブOCG (仮)(カッコカリ)スマがゆく!』の題で配信されている。

遊戯王OCG最強王者決定戦」の決着が付いた第24話で唐突に打ち切り。
最終話は(仮)(カッコカリ)スマの出番一切無しで、満足とイケメンが決闘して終わった。
なおこの二人は翌年のジャンプフェスタで正式にカリスマ認定されたのでごあんしんください。

概要

その名の通り『遊戯王OCG』を宣伝するために作られたインターネット番組で、
遊戯王15周年を記念して新たに作られた。

恐らく、最近タカラトミー(デュエル・マスターズ)やバンダイナムコ(バトルスピリッツ)、
ブシロード(バディファイト)、及び某tueeeeカード屋が動画コンテンツによる宣伝を始めていることに危機感を覚えたコナミが
15年の時を超え重い腰を上げたということなのだろう。……重すぎるなんて言わないのっ!

意外なことに、タッグフォースなどで積極的にネットネタを拾っているように見えるコンマイが公式動画を作るのは初めてのことである。

出演するのは、Vジャンプ誌上でお馴染みのマスター赤馬(おそらくシロノス校長、オモシロ・ジョークと同一人物)
及びアニメ『遊戯王ARC-V』のエンディング『One Step』を歌うユニットP☆CUTE(ペンデュラム☆キュート)の2人である。

既にルールを知ってる人が試合を見せる形式になっていることが多いこの手の動画では珍しく、
遊戯王に関して全くの素人である二人が少しずつ決闘、というかカードそのものに慣れていくという展開となっている。
そのため、決闘らしい決闘が始まるのは第5話からと遅い。
「ケッ、退屈すぎてアクビが出るぜ!」
「おい、早くデュエルしろよ。」

ロケ地は六本木にあるコナミカードゲームステーション。


あらすじ

Vジャンプ誌上で決闘者たちに親しまれている(キラトマダブルガイ的な意味で)カリスマデュエリスト
その一人であるマスター赤馬は来たるべき決闘革命に備え、
新しいカリスマデュエリストを養成するために、2人の「カリスマ研究生」をスカウトする。
だが研究生はいずれも、デュエルに関してはズブの素人だった…。

マスター赤馬は2人に、それぞれ違った方法で最強のデッキを組み、次期カリスマの座をデュエルで決めるよう指令を下す。


登場人物


マスター赤馬

カリスマデュエリスト。
初心者の2人にデッキを組むよう無茶ブリをする。

なおこの人、実はまだ1回目冒頭と最後にのみしか登場して居ない。なので視聴者から「誰だっけ?」などと呼ばれている。

カイザー海馬…?あぁ、居ましたねそんな人。


闇津ますみ(あんづ-)

(演:清都ありさ)
カリスマ研究生→(仮)スマ
遊戯王については「聞いたことはある」程度。
Vジャンプに登場するカリスマデュエリスト「ジェム子」と中の人が同じなので、恐らくるりとの決闘に勝ちカリスマになると思われる。
本編に「光津真澄」が出てきたのでなおさらである。
ついでに中の人も一緒。

【デッキ構築方法】
番組から支給される「お小遣い」で普通にパックを買う。
公式動画なので恐らくシングルは不可。
お小遣いはまず最初に5000円が支給され、それ以後は番組が始まる度にサイコロを振り、
目の数×100円がプラスされる。あれ、どこのローカル番組?
追い詰められた彼女がサイコロを割って700円貰ったり、四五六賽を作ってこないようよく監視すべきである。

この5000円という額は、遊戯王である程度戦えるデッキを作るために絶妙な金額である。
とりあえずストラクチャーデッキ『青眼龍轟臨』3箱とGS2014を何パックか買えば、
かなりインチキ臭いながらも【青眼征竜】のような何かを作れるからである。

なのだが、この娘は初の買い物でパッケージの榊遊矢に釣られ、
あのペンデュラムモンスターと補給部隊以外がどうしようもないスターターデッキ2014を一箱と、
JUDGMENT OF THE LIGHT×2袋
LEGACY OF THE VALIANT×5袋
などをバラバラに11袋買い、スリーブも含め3030円も遣ってしまっている。
デッキカスタムパック01に特攻させなかったのはコナミの良心なのかもしれないが、もう少し的確なアドバイスをしてやれよ…。

因みに、LEGACY OF THE VALIANTのパックを開封した際に『励輝士 ヴェルズビュート』を当てており、持って無い人達に羨ましがれた。なお、本人は「なんとなく強そう」と言っているが、何となく強いって事が分かるほどの筋肉を持つビュートさんは流石だと思いたい。

その後、第5回にして残金全部をつぎこみ、当時の最新パック「ザ・デュエリスト・アドベント」を17袋購入。
パック運は健在であり、12袋開けた段階でお目当てのオッPと、エルシャドール・ネフィリムを当てている。
まだ発展途上のペンデュラムデッキを組もうとしている。


白咲るり(しろさき-)

(演:逢沢凛)
カリスマ研究生。
遊戯王については「名前だけ知ってる」。
本編には黒咲隼さんが登場中。瑠璃さんを捜索しています。
???「彼女は瑠璃ではない(無言の腹パン)」

【デッキ構築方法】
ますみと違いカード自体はタダで貰うことができる。
ただし貰えるカードは、視聴者から公式サイトで募集した「白咲るりに持たせてみたいカード」の中から選ばれる。
その中からピックアップしてデッキを構築する。

ネットの声を参考にしてしまうとやれモリンフェン様とかフロストザウルス=サンとか、あるいはヤリザ殿とかの
アイドル崩れに似合いのクズカードを掴ませようとする輩が出そうなものだが、
これに関してはスタッフが送られてきたものの中から200種類を厳選して渡しているので、
そういうことを企んでいる人は諦めよう。そんなもんである。
まぁ200種類ってことはフロストザウルス=サンは可能性あるんだけどね。

ただ、『青眼の究極竜』を「これフィールドに出したら最強の奴ですよね」と言っていたので、今のところは騙し甲斐がありそうである。
今のとこステータスだけ最強の奴は『Sinトゥルース・ドラゴン』なんだが…。

また、遊戯王のルールすら知らない初心者なのだが、何をトチ狂ったのかスタッフはストラク2014のルールブックとノート、
シャーペンを渡して2時間でルールを理解しろと言い出す。無理難題どころか不可能に近いんだが……。
覚えさせたいならタッグフォースでも渡した方が速い気がする。

また、アンデット族を探す際に見つけた、何故か200枚の中にあった「ワイト」に対してスタッフ自ら「強い…ですかね?」と言う始末。おい、ワイトはガチカードだぞ!?

そうして出来たデッキ名は「マシュマロンタルトデッキ」。
……名前の由来はお気に入りカードである「マシュマロン」と自分の好きな食べ物から取られたとのこと。
その事についてスタッフから「視聴者の愛が詰まったと言いつつもマシュマロンとタルトという…」とツッコまれていた。そりゃそうだ。
なお、洋菓子が元ネタの【マドルチェ】にも放送当時「タルト」を元ネタにしたカードはないので、
実際何を入れたのかはよく分からない。

その結果、謎のマスクマンとのデュエルで1ターン目から
「初手ロンファ→ギガプラ召喚→ロンファ蘇生→スポーア召喚→PTDシンクロ召喚」
を決められ、彼に1ダメージも与えられないまま敗北した。

マスクマンのアドバイスでデッキを改良するようだが、マシュマロンだけは変えないとのこと。

その後、いつの間にかシンクロまで習得し、改造した「マシュマロンタルトデッキ」でますみに勝利した。


【遊戯王アーク・ファイブOCG (仮)スマがゆく!】

第二期(?)。
ジャンプフェスタでの公開処刑…もとい公開収録で行われた「カリ免試験」に合格し、「(仮)スマ」になった2人の戦いを描く。

第15話からは、廃校内にばら撒かれたカードを探し、
デッキ5枚、LP2000でデュエルをするという意☆味☆不☆明な企画が行われた。
この企画でデュエルスフィンクスの向上を見せつけた2人は、いきなりとんでもない舞台に放り込まれることになる。


【遊戯王OCG最強王者決定戦】

第19話~第24話(最終回)にて開催。
2人の(仮)スマを含む6人の現役デュエリストがトーナメント形式で対決し、芸能界最強のデュエリストを決定する。
シングルではなくマッチ戦で争われる正真正銘のガチ試合である。
(ただしサイドチェンジはない)

(仮)スマも含めデッキ構築については一切の制限を解除。
2014年7月のリミットレギュレーションにさえ沿っていれば好きなデッキで挑むことが出来る。
おこづかい制なんてなかった。


闇津ますみ

シード選手。デッキは【ジェムナイト】。
構築はガチ★ガチで、勝ち進んだ満足さんを相手にいきなり後攻ワンショットキルを決めるも、
その次は手札に恵まれずあえなく2連敗した。


白咲るり

シード選手。デッキは【幻奏】。


小野賢章

声優枠。ご存知榊遊矢の中の人。
デッキは【大人の遊矢デッキ】。
オッP3枚、星読み2枚、時詠み3枚、EMはシルバー・クロウのみ。
まさにエンタメを捨てて勝利だけをリスペクトしたデッキである。
と言うか思いっきりただの【ペンデュラム巨神鳥】*1
だが結局満足さんに蹂躙された。
エンタメ?キセキ?そんなことより満足だ!


秦瑞穂(はたみずほ)

グラドル枠。アニメの遊戯王シリーズに関わったことはないが、OCGの現役プレイヤー。
デッキは「イケメンデッキ」と銘打った【ギャラクシー】。
なお、このデッキにおけるイケメンとはセイクリッド・プレアデス神竜騎士フェルグラントのことである。
しかも同時に並べた。


ViViD イヴ

ビジュアル系ロックバンド枠。
アニソンタイアップの仕事を盛んに行っているが、遊戯王シリーズには楽曲提供していない。
だが実は、彼女にまで布教するほどのガチデュエリスト。
デッキは「炎のベーシストデッキ」と銘打った【炎星】。
しかも増Gに虚無空間まで積んでいると言う滅茶苦茶ガチ構築。


小野友樹

満足
ゴッズ放送中は、ガン三積みの【インフェルニティ】をぶん回し、関係者大会で64人の頂点に立ったほどのデュエリスト。
冒頭でいきなり「煉獄龍 オーガ・ドラグーン」の口上を鬼柳の声で読み上げ、視聴者の腹筋と心を(色々と)満足させてくれた。流石はチーム・サティスファクションのリーダー。
デッキは【準フェルニティ】と言う名のシンクロ型インフェルニティ。
最終的には3体の満足龍を1ターンで全て並べ、しかもアニメ未登場のオーガ・ドラグーンも含め全ての口上をあの声で読み上げるという1ターン3満足を決め、視聴者を大いに満足させた(19話、対小野賢章2戦目)。
初代満足龍は効果でミラージュをコピーしてリリースされたので並んだのは2体だが)
更にはあの伝説の口上まで謳い上げ視聴者をこの上なく満足させてくれた。
つくづくサービス精神が旺盛なお方である。


追記・修正はおこづかいでもう少しマシなデッキを構築してからお願いします。

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最終更新:2024年01月02日 23:47

*1 当時は【EM】というテーマ自体が過渡期だったため、やむを得ない面もあるが。