量産型ヒュッケバインMk-Ⅱ

登録日:2014/06/23 (月) 01:25:00
更新日:2022/11/01 Tue 12:38:21
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量産型ヒュッケバインMk-Ⅱとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場するロボットパーソナルトルーパー)。
設定に差異がある為、暫定的に別記述としています。また関連機体のプファイルⅢについても記述する。

αシリーズ仕様

スペック

分類:量産型パーソナルトルーパー
形式番号:RTX-013
全高:20.8m
重量:42.0t
開発・製造:マオ・インダストリー社
所属:地球連邦軍
武装:バルカン砲、ライトソード、フォトン・ライフル、チャクラム・シューター

概要

マオ・インダストリー社が開発したヒュッケバインMk-Ⅱ量産機
地球連邦軍に制式採用された主力機であり、コスト削減の為に幾らかの装備が排除された。
と言ってもグラビコン・システム関係のG・ウォールとG・インパクト・キャノンやT-LINKシステムは特別な装備なので当たり前ではある。
脱出装置であるパーソナルファイターの存在は不明だが、コスト削減の煽りを受けて無くなったのかもしれない。
本機は過剰なコスト削減をした量産機なのだが、形式番号の記号は試作機を示すRTX-となっている。よく分からない機体である。

ヒュッケバインMK-Ⅱ自体は元々量産を前提に作った試作機でありいずれ量産されるであろうことはαの時点で示唆されていたが、
α外伝では実際に量産化された機体が登場する。
ただし、この時点でOGシリーズの量産型ヒュッケバインMK-Ⅱのデザインが出来ていなかったせいなのか、外見は試作機と全く同じである。
装備についてもG・ウォールとGインパクト・キャノンが無いだけであとは全部一緒である。しかしながらチャクラム・シューター以外の武器のアニメが微妙に進化していたりする。

味方機としてはリュウセイ機とレビ機が加入するのだが、半ば隠しユニットであり難易度の状態によっては出ない。
性能的にも別に大したことはないが、チャクラム・シューターが気力制限なしかつ低燃費なので中々便利。
AI制御の敵機バージョンは、量産型グルンガスト弐式と共に量産型の名に恥じない数で登場する。

また、本機にマシンセルを注入させて変異させたベルゲルミルも登場している。


OGシリーズ仕様

スペック

分類:量産型パーソナルトルーパー
形式番号:RRT-010
全高:19.7m
重量:47.4t
空中浮揚機関:テスラ・ドライブ
開発・製造:マオ・インダストリー社
所属:地球連邦軍
武装:バルカン砲、ビームソード、フォトン・ライフル、レクタングル・ランチャー等

概要

OGシリーズに登場する量産型ヒュッケバインMk-Ⅱ。
基本の設定はαと一緒なのだが、大きな違いとして標準装備でテスラ・ドライブを搭載している点が挙げられる。
これはOG世界の地球連邦軍が初期の戦争にて、空を飛べるリオンシリーズに苦渋を飲まされ続けたことが大きな理由であろう。
試作機から削ったのはグラビコン・システム関係のみであり、ぶっちゃけその点を除いた性能的には試作機とほぼ変わらない(OG2では実際にスペックが同一になっている)。
Gインパクト・キャノンがなく決め手にかける部分についても新兵器のレクタングル・ランチャーで補うため、量産機とは思えないほど高スペックな機体であると言ってよい。

外見は量産機らしさを強調したいのか頭部から、V字アンテナが無くなり、ツインアイはゴーグルタイプのカメラアイを持つ簡素なデザインになった。
カラーリングはアイボリーと白となり、背部ユニットも小型化するなど、見た目からも試作機との違いをはっきりさせており、ちょうど試作機とベルゲルミルの中間のようなデザインとなった。
安定したスペック的な意味でも、OG世界のジムといっても過言ではないだろう。

固定武装はバルカン砲のみ、いやホントに。
もっともこれは武装換装のシステム上での話であり、初期装備は一応あるにある。
初期装備は、試作機と同じ3種の武装に、大型火器のレクタングル・ランチャーという組み合わせ。
ただし、本機はそれ以外の装備も搭載可能なほど機体に設定された制限コストが高い。
場合によっては「それはどこに仕舞っていたんだ」と言いたくなるような重武装も可能。

…とまぁ、ここまで褒めまくってきたが、所詮量産機なのでゲーム的にはぶっちゃけいらない子である。
と言うか初登場となるOG2の場合、試作機のヒュッケバインMK-Ⅱですら性能的に不足感が目立ちGインパクト・キャノンでどうにかするしかないという具合である。
飛べるとは言えそれが無い量産型の扱いは言わずもがな。せいぜいOG2序盤のマップならオリジナルのMk-Ⅱよりこいつがいてくれた方が良かったんじゃないかと言われる程度。
OGSではラトがビルトラプターがあるのにしつこくこいつに乗り込んでしまい、プレイヤーをげんなりさせるほど。
OGシリーズではチャクラム・シューターが装備から外されているのも痛い。
殆ど使われないのに、多くのPTがリストラされた第2次OGでもまだ入手できるという。もっとも本作で唯一使える「ヒュッケバイン」名義の機体ではあるのだが………

配備が遅れながらも連邦軍の主力として登場した本機だが、悲しい事に一部がノイエDCやインスペクターに鹵獲・奪取されてしまう。
そして敵勢力に生産され、彼らの尖兵としてプレイヤーに立ちはだかる。一部はαシリーズ同様にマシンセルを注入させたべルゲルミルに変異している。

OGダークプリズンではカスタム機のプファイルⅢが登場する他、OGクロニクルでスナイパーPTと呼ばれる機体も存在する。
元が優秀という設定なのでカスタム機はいずれも中々強力な様子。

なおこの機体の登場でゲシュペンスト系列が見向きもされなくなったため、
一部の熱狂的な人達がゲシュペンスト復権計画「ハロウィン・プラン」を発動させるのである。

アニメ「スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター」では本機は登場せず、代わりに量産型ビルトシュバインが登場している。
量産型であってもバニシング・トルーパーの呪いからは逃げられなかったのだろうか。エクスバインはゴーグル付けてるし…。
とはいえ、OVAにはしっかり出てるので映像作品に出たヒュッケバインとして数えられる。…やられ役だけど。

なお、ジ・インスペクター版のベルゲルミルの素体が何なのかは一切明かされていない。



●バリエーション
プファイルⅢ

スペック

正式名称:量産型ヒュッケバインMk-Ⅱ MHRDT3カスタム
分類:パーソナルトルーパー
形式番号:RPT-010M3C-03
全高:21.8m
重量:54.6t
フレーム:G2フレーム
空中浮揚機関:テスラ・ドライブ
設計:連邦軍開発実験団第3人型機動兵器開発実験隊
開発:ゾヴォーク(改良)
所属:恒星間国家「共和連合」枢密院
メカニックデザイン:谷口欣孝
武装:ソード・ランチャー、スイッチブレード・ガン、ガン・スタブレーダー

地球連邦軍が設計した量産型ヒュッケバインMk-Ⅱのカスタム機。「Ⅲ」は「ドライ」と読む。
パイロットは連邦軍開発実験団第3人型機動兵器開発実験隊に所属する女性パイロットのヨン・ジェバナ
軍部主導で開発していた機体であり、量産型ヒュッケバインMk-Ⅱの将来的なアップデートなどを見越した改修案を試験的に取り入れている。
ただ、プファイルⅢの設計開発に関わっていた連邦軍の部隊はインスペクター事件で全滅しており、それ以降のフィードバックはされておらずこの機体も宙に浮いたままになっている。

ベースは量産型ヒュッケバインMk-Ⅱだが機体性能も引き上げられており、テスラ・ドライブの改修とバーニアの増設、さらに頭部センサーの強化も図られているため、高い運動性と飛行能力、指揮管制能を併せ持っている。また、カラーリングも薄い青緑に変更されている。
主武装は銃剣「ガン・スタブレーダー」。射撃と格闘戦両方に使える万能型の銃剣であり、先端に付いている4つのを射出して敵を串刺しにしたり剣をつけた状態で銃本体を振り回して敵を斬りつけることもできる他、銃身を伸ばして強力なビームを発射することも可能。

「プファイルⅢ」という名前の由来は、ドイツ人のエンジニアであるクルト・タンクが設計した戦闘機「プルキーⅡ」からであり、「プファイル」という言葉は、マプチェ語で「矢」を意味する「プルキー」をドイツ語に翻訳したものである。
クルト・タンク氏はドイツのフォッケウルフ社で「フッケバイン」という愛称を持つジェット機を開発していた。つまりはそういうことである。




……その実態は、インスペクター事件の際にインスペクター(ウォルガ)が手に入れたMK-Ⅱの改造プランを元にゾヴォーク地球]…の技術を融合させて開発した[[パーソナルトルーパーである。
ヒュッケバイン自体が元々異星技術を使って作られたことを鑑みると、この機体もある意味立派な凶鳥の一族と言えるだろうか。
ガン・スタブレーダーはインスペクターのメキボスが搭乗していたグレイターキンの武装を参考にしており、ソード・ランチャー(モード)についてはアニメ「ジ・インスペクター」でグレイターキンが披露したそれと同じ名前だったりする。
これはプレイヤー目線で言えば、ヨンの正体をそれで察することができる仕掛けである。ただしソード・ランチャーはアニメでしか使わないのでそっちを見ていないと気づかないかもしれないし、
アニメはアニメで量産型ヒュッケバインMK-Ⅱが居ないので改造プランなぞある訳もなくどうにもややこしい。ゲームではともかくOG世界の正史ではグレイターキンがソード・ランチャーを使用していたと解釈すべきか。











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最終更新:2022年11月01日 12:38