ジコチュー(ドキドキ!プリキュア)

登録日:2014/11/02 (日) 03:02:12
更新日:2019/07/25 Thu 18:59:19
所要時間:約 25 分で読めます




暴れろ!お前の心の闇を解き放て!


『ジコチュー』とは『ドキドキ!プリキュア』に登場する敵の総称である。


【概要】

生き物の自己中心的な心から生まれるエネルギー生命体。
エネルギー生命体だが肉体を持って行動可能。
自己中心的な負の心から生まれる『ジャネジー』が高まることで生まれる存在で、
ボスであるキングジコチューとその娘、および七つの大罪をモチーフにした7人の幹部が存在する。
目的は全ての生き物をジコチューに変えてジャネジーを独占し、宇宙を支配すること。
そのため自己中心的な心が生む負の思念の怪物・ジコチューを日々生み出して暴れさせている。


【特徴】

歴代の組織と違って明確な組織名はなく、呼び名はただ単に『ジコチュー』となっている。
自己中心的な心から生まれた連中なので、チームワークは最悪の一言。
ボスであるキングジコチューはもちろん、幹部の誰一人として他人のために行動しようとは微塵も思っておらず、組織としては完全に成り立っていない有様。
そのため足の引っ張り合い・手柄の取り合いは日常茶飯事。
誰もが相手がボスであろうとも隙あらば寝首をかこうと策謀を巡らせている状態で、
ヘタをすれば生み出されたジコチューも幹部の言うことを聞かずに、欲望のまま好き勝手に暴れている。
幹部同士の仲が悪いせいか、メインで動くリーダーや幹部が頻繁に交代するのも特徴。
それでもかろうじて組織の体を保っているのは、偏にキングジコチューの絶対無比な力により強引に束ねられているから。

とまぁこんな連中なのだが、ジコチューが自己中心的な心から生み出されることから、流れに乗った時の脅威は歴代でもトップクラスで、
もし、ジコチューを止めることが出来なかった場合、

ジコチューが暴れる→大混乱が起きる→生き物が生き残るために、自分のことしか考えなくなる→その心を利用してさらにジコチューを生み出す
→ジコチューが暴れる→さらに混乱が広がる→etc……

の、無限ループであっという間にジコチューが大増殖し、そこから大量発生するジャネジーで幹部たちも際限なくパワーアップしてしまう。
事実、ボスであるキングジコチューを石化&幹部2人を倒す戦果を挙げたトランプ王国も、この流れを止めることが出来ず崩壊してしまった。
作中、確認できるだけでも他に3つの世界を滅ぼしてジコチューだけの世界にしており(しかも幹部のみの成果)、侵略能力は非常に高いことが伺える。
そのためジコチューが現れたら早期に始末しなければならず、マナ達プリキュアは妖精の探知能力や四葉財閥の情報網で目を光らせている。

また自己中心的な心から生まれるエネルギー生命体であるため、彼らは皆完全な不滅の存在である。
一度消滅しても時間が経ってジャネジーが高まればプロトジコチューも含めた幹部全員が復活することが可能というとんでもない特徴がある。
生き物から自己中心的な心が消えることはないため、根本的に排除する手段は存在しない。
そのため生き物が永遠に付き合っていくエゴのメタファーのような存在となっている。

ただし、あくまでも根源は「自己中心的な心」である為、必ずしも邪悪そのものであるとは限らない。
その点に関しては最終話にて言及されており、最終的にプリキュア達と和解こそはしなかったものの、改心した者もいる。

このように敵に回すと非常に性質が悪いが、自分にとって益となるような条件次第で、時には味方となる可能性もなくはない。
太古から活動を続けてプリキュア達と戦っていたため、作中では古来より様々な対抗手段が残されていた。


【構成員】

◇首領

ジコチューを統べる帝王。
ジコチューから生成される力の源「ジャネジー」を得るべく、全宇宙の生物をジコチューにせんと侵攻作戦を展開している。
アン王女の手によって石化されていたが、ジャネジーを蓄えて完全復活した。

自立しようとしたレジーナを洗脳するなど、かなりの外道…に見えたが、
その正体はアン王女の父であるトランプ国王がジャネジーを浴びて変貌した姿であり、娘の半身たるレジーナへの愛はやや歪んでこそいるが本物。
最終決戦にて娘の成れの果てであるレジーナと亜久里、そしてアイちゃんに救われて、元の人間に戻った。
その後、王政を廃止して引退し、ジョナサンにトランプ共和国の指導権を譲った。

ちなみに、CVが大塚芳忠氏のためか、ファンからは時々キングホウチューと呼ばれることもある。
なお物語後半以降、30分前の枠で始まった『仮面ライダー鎧武』のナレーションも大塚氏なため、放送週によっては一時間連続大塚芳忠タイムだったりした。


◇娘

青い瞳と黒いゴスロリがかわいいキングジコチューの娘。
立場に見合ったわがままさで周囲を振り回す困ったちゃん。人間を強制的にジコチューに変えられるほど能力は高い。
トチ狂ってマナとお友達になろうとした結果、マナ達への愛と父への想いとの板挟みになり、苦悩する。

そして改心した…と思ったらキングジコチューの洗礼を受け、目が紅く染まってしまった。
中盤はキュアエースにこっぴどくやられて休眠していたが、最終クールにて復活。ミラクルドラゴングレイブを強奪し、手中に収める。

その正体はジャネジーを受けたアン王女が自身の心を二つに分けた際、父親の愛でジコチューに染まった心から生まれた、亜久里と対になる存在。
最終的には自らの意思で青い瞳に戻り、キングジコチューと共に地球に侵攻する。
だが、マナの度重なる説得により本当に改心し、キュアエースやアイちゃんと協力してキングジコチューの体内から真の父親であるトランプ国王を救出する。

最終回では亜久里が未だに小学生にもかかわらず大貝第一中学の生徒になっている点から、彼女のほうが「姉」だと推測される。

変身者を問わない人工コミューンがレジーナ変身フラグかと思われたがそんな事はなかった。

山口氏のツイートによると、レジーナと元国王はソリティアを改装して住んでいるとのこと。
あのお店は四葉不動産の物件だったが、ありすがラビーズと引き換えに岡田に譲り渡したものらしい。

物語全体のキーパーソンであるが、なんと彼女は放映が開始されてから「後付け」で急遽追加されたキャラクターである。
ジコチュートリオの紅一点が年増……いや、美魔女なので、製作スタッフの中から「もっと華のある美少女幹部出そうよ」という声が出てきて、その要望を取り入れたんだとか。
本作はレジーナがいないと成り立たない物語なので、レジーナ抜きの「最初に考えていたプロット」はどういうものだったのかは非常に気になるところ。


【幹部】

幹部は全て銀色の髪、金色の瞳を持っており、耳の後ろに小さな蝙蝠の羽根があるのが特徴。

●ジコチュートリオ

物語の最初期からストーリーで行動していた幹部達。
魔少年・美魔女・魔中年の3名で構成される。

幹部その1。
キリヤ以来の少年メンバー。
投げナイフを武器とし、戦闘では小賢しい策を弄さず単にジコチューをけしかけるという戦法をとる。
マーモ曰く「仕事が雑」
組織内では最年少のためイジられ役に回ることが多く、記憶喪失になった際に六花に助けられ、フラグが立っていた。
そのせいか、レジーナの心の中にあるプシュケーにも気付いていた模様。
対応する罪は憤怒。
対応する悪魔はサタン


幹部その2。
ロシア帽に左右非対称のダウンコートを纏っているグラマー美女。武器はムチ。
美容に目が無く、日々自身の美貌を保つ研鑽を忘れない。
性格は狡猾なサディスト。序盤ではイーラを囮にしたり、キュアソードを人質にとって追い詰めていた。
しかし物語が進むにつれ最初期の残忍さはどこかに投げ捨てられ
人工コミューンを手に入れた際には「キューティーマダム」を名乗り、ひどいマッチポンプで名声を築こうとしたりとギャグキャラが完全に板に付いた。
さらに44話ではセーラー服を着たガングロギャルの姿で「生徒会長」を名乗るなどセンスはかなりズレている。
対応する罪は強欲。
対応する悪魔はマモン


幹部その3。
髭をたくわえたダンディなおじさま。グラサンと煙草代わりなのか棒付きキャンディが特徴。
普段は怠惰な態度を取るやる気のない中年を装っているが、いざ実働となれば高い戦闘力で他を圧倒する策士。
やる気のない口調で仲間を煽ることもしばしば。
キングジコチューには忠誠心の高い素振りを見せているが実際はキングの地位を狙っている野心家。
そして作中一のネタキャラ。

中の人は烏丸所長で、この人の登場により剣ネタが加速した。だが私は謝らない
他にもニンジンが嫌いだったり、ジョナサンに変装してもマナたちに既にバレていたなどネタに尽きない。だが私はry
しかし策士としての顔もまた本物。中盤ではプリキュアとの決戦でプリキュアに敗北したリーヴァとグーラを躊躇なく誅殺する冷酷な場面を見せた。
対応する罪は怠惰。
対応する悪魔はベルフェゴール
詳しくは個別項目を参照。


●別働隊

中盤から加入した別働隊。
実力こそあるのだが上記のジコチュートリオとは、一部のベクトルで無駄にキャラが濃い。

幹部その4。
マジシャンのような姿をした青髭の濃いオカマ。シルクハットはすさまじい切れ味を持つ。
朝っぱらからグーラと濃厚なホモシーンを見せる暴挙に出た。更に合体までやらかす凄まじいオカマ。
しかし、ベールの策略でグーラともども早々と自滅されられた挙句、ブラッドリングの素体にされた。
対応する罪は嫉妬。
対応する悪魔はリヴァイアサン

幹部その5。
がっしりとした体格を持つ大柄なデブ。ガッちゃんみたいになんでも食べ、口からビームも吐く。
リーヴァとホモ関係にある。しかも朝っぱらから老女を食おうとする暴挙に出た。
対応する罪は暴食。
対応する悪魔はベルゼブブ


●劇中未登場

物語に出る前に敗北した幹部達。
トランプ王国にてキュアソードの先輩プリキュアが自らと引き換えに封印されている。

  • ゴーマ(CV:?)
  • ルスト(CV:?)
46話にてシルエットで登場した幹部その6&7。
2人の設定画は存在しない。
トランプ王国侵攻時にソード以外のプリキュアと相討ちになり、封印されたらしい(プリキュア達も長らく封印に近い状態となった)。
しかしながら、プリキュアに襲名されたばかりのその当時のキュアソードよりは明らかに強かったであろうそのプリキュア達が(妖精も含めて)6人がかりで刺し違えなければならなかったほどの強敵であったという事も事実である。
山口氏も「確実にOVA4話分ぐらいの話はできる」と話している。
なお、2人の設定の一部はキングジコチューとレジーナに継承されたとの事。
対応する罪は、ルストは色欲、ゴーマは傲慢。
対応する悪魔は、ルストはアスタロト、ゴーマはルシファー


◇起源

「我が名はプロトジコチュー。全ての生き物を思うがままに支配してくれるわ!」

1万年前にキュアエンプレスたちと戦ったジコチューの根源であり、トランプ王国に伝わる「闇」の正体。
本作のラスボス。
エターナルゴールデンクラウンの力で封印されていたがトランプ国王が解放し、体を乗っ取ってキングジコチューに仕立て上げた。
国王解放後はベールを依り代に、最終話にて完全復活を果たした。

人間の自己中心的な心のメタファーであり、言動はまさにジコチューそのもの。
プリキュア達と最後の戦いを繰り広げると圧倒的パワーでプリキュアたちを圧倒し、ハートのプシュケーさえもジャネジーに染め上げようとする。
……が、最終回でまさかの歴代ボス随一のネタキャラと化した。



【作中での動き】

+1クール目
トランプ王国にて封印されていたが、その封印が破られキングジコチューが降臨。それに呼応するように幹部全員が復活を果たした。
そのままトランプ王国を侵攻し、トランプ王国のプリキュアとの戦いでゴーマ&ルストが封印、
アン王女との戦いでキングジコチューが石化されるという痛手を負うものの見事陥落に成功する。
その後、石化したキングジコチューを復活させるためのジャネジー集め&王宮に残ったミラクルドラゴングレイブの封印を解除するため、
トランプ王国から落城したアン王女の始末を目的に行動を始める。
イーラ達ジコチュートリオは地球へ、リーヴァ&グーラは他の世界に侵攻を開始。

当初はジャネジー集めもかねてジコチューを生み出して、地球に逃れた♠キュアソードを誘き出して王女の居場所を探す作戦を立てていたが、
地球にて新たに♥ハート・♦ダイヤモンド・♣ロゼッタが誕生して反撃に出たことから、計画に支障が出るようになってしまう。
そのため目的にプリキュアの排除が加わり、奥の手のビーストモードを解放してまでつぶしにかかったが倒すことは出来ずに敗北を重ねてしまう。


+2クール目
ここら辺でジコチューの本能からか、度重なる敗北でトリオはやる気を削がれしまい、任務を放ってサボろうとし始める。
が、キングジコチューの娘であるレジーナがプリキュアに興味を持って地球に来訪。好き勝手に行動し始め、サボるどころか彼女のお守に終始する羽目になってしまった。
レジーナもレジーナで特にジャネジー集めも王女探しにも興味がなくプリキュア達と遊び始め、双方の陣営に波乱を巻き起こした。

が、レジーナが起こしたロイヤルクリスタルに関する騒動から偶然にも王女の居場所を突き止め、氷付けで封印されていた王女を奪取に成功する。
プリキュアとの交流で愛が芽生え始めたレジーナも強引に連れ戻し、奪いさった王女と共に根城となったトランプ王国に帰還。

この時、キングジコチューが初めて会話しており、少しずつだが復活が進んでいる。

その後、王女&レジーナの奪還にトランプ王国やってきたプリキュアと戦闘に。結果、レジーナの心変わりが敗因となり、王女とレジーナ双方を再び奪還されてしまった。

敗北したジコチュートリオだったが、キングジコチューによりレジーナ奪還が命じられ作戦を遂行。
先の失敗を取り戻すべく、普段は行わないチームプレイでプリキュアを圧倒する。
さらに愛が目覚めたレジーナにキングジコチューが強引にジャネジーを注入し、元のジコチューに戻すことに成功。
完全にプリキュア達を敵として認識したレジーナの力により、プリキュア達を全滅寸前にまで追い込んだ。
しかしあと一歩のところで謎のプリキュア・Αキュアエースの乱入よりレジーナが深手を負い、撤退を余儀なくされる。


+3クール目
レジーナはキングジコチューの下で療養に入ることになり、しばらく眠りにつくことに。
また失敗を重ねたジコチュートリオはプリキュア討伐から外れ、他の世界を侵攻していたリーヴァ&グーラが呼び戻されて新たにプリキュア討伐の任に着くこととなった。

トリオを見下しプリキュアを舐めていたリーヴァ達は、始めこそ優位に戦闘を進めることが出来ていたが、
キュアエースの修業により力をつけ始めたプリキュア達に次第に押され始める。新たに強化型ジコチューを使って対抗するも敗北。
結局、トリオと同じように負けを重ねる結果になってしまう。

ベールの煽りもあり、焦った二人はここで切り札用に育てていたジコチュー植物を使用。
強制的に大貝町の人間全員をジコチュー化させる大規模な作戦を立て、本人たちも融合してプリキュアとの決戦に挑んだ。
その結果、プリキュア達を敗北に追い込み、プリキュア三種の神器の一つであるマジカルラブリーパッドを破壊に成功するが、
どんな絶望的な状況でも諦めなかったプリキュア達がマジカルラブリーパッドを新たな姿に覚醒させたため形勢が逆転。
ジコチュー植物は浄化され、リーヴァとグーラも消滅寸前までジャネジーを浄化されてしまう。

何とかアジトまで帰還した二人だったが、ここでベールが二人を闇討ち。身体をギリギリ保っていた残りのジャネジーを奪われてしまい、リーヴァとグーラは消滅してしまった。

二人からジャネジーを奪い殺害したベールは、そのジャネジーを使ってパワーアップアイテムであるブラッドリングを作成。
これを着けたら逆らえなくなることを隠してイーラとマーモに装備させ、幹部内での実権を握ることとなる。
新たにブラッドリングジコチューを使って力をつけたプリキュア達に対抗を始め、地球での活動を再開。
またアイちゃんが泣くことでジャネジーが増大することに気が付き、この現象を使って幾度となくプリキュアを窮地に追い込んだ。

その後、アイちゃんがジャネジーが増えるカギとなっていると考えたトリオは、アイちゃんを完全なジコチューにすることで優位に立つことを画策。
夜な夜な夜遊びに連れ出し、ワガママさせ放題にすることでイヤイヤ期から卒業しかけていたアイちゃんをジコチューに変えた。
ジャネジーが増大&エース変身不可の完全に優位に立った状況で戦いを挑むが、
ベールのミスとキュアハートの捨て身の行動と説得によりアイちゃんが元に戻ってしまい状況を覆されてしまう。
奥の手として二つのブラッドリングの装備したベールがスーパーベールに変貌して戦いを挑むものの、
修行を終える+ラブリーパッドを使いこなす+アイちゃんから力を受け取ったプリキュア達の前に敗北。
さらに浄化の余波でブラッドリングが消滅し、研鑽を重ねたプリキュア達に対抗する手段を失ってしまった。

這う這うの体で根城であるトランプ王国に逃げ帰ったトリオだったが、ここで長らく眠りについていたレジーナが復活。
再び、彼女のお守につくこととなる。


+4クール目
ジコチュー勢はブラッドリング失ってしまったため、プリキュアに対抗する手段がなくなってしまった。
そこでベールは、これまでの失点を取り戻す事もかねてトランプ王国地下に刺さっている三種の神器の一つ・ミラクルドラゴングレイブを手に入れることを画策する。
ベールの作戦が見抜かれており、わざわざ槍の元にプリキュア達を案内してしまうというアクシデントがあったが、
レジーナが槍を引き抜き、ミラクルドラゴングレイブというプリキュアへの対抗手段を手に入れることとなった。

その後はレジーナが中心となり、人間たちからジャネジーを引き出すために作戦を展開。
レジーナの情緒が不安定なためプリキュア達との戦いは決着がつかないものの、着実にジャネジーを集めはじめる。
トリオはこの頃には完全にプリキュアに実力面では遅れを取っており、レジーナのサポートに回ることが多くなっていた。

やがて、ジャネジーが高まり首領であるキングジコチューが復活。
トランプ王国の大量のジコチューと共に地球への最後の侵攻を開始する。




【怪物としてのジコチュー】

幹部達が使役する人間が普段押さえ込んでいる自己中心的な心から生まれる怪物。
基本的に上記の声で叫ぶが、人間の心を核にしているためか、色々とよく喋る。
声は全て岩崎征実氏が担当。

作り方は、
1.自分のジコチューな黒い気持ちを押さえている人間に、幹部が「やっちゃいなよ…」と悪魔の囁きで欲望を刺激。
2.指パッチンで押さえ込んでいる黒い心を増大させ人の心=プシュケーを黒く染めたのちに抜き取る。
3.黒く染まったプシュケーに、さらにジャネジーを注ぎ込む。

の、過程を経てジコチューを誕生させる。
基本的に「◯◯ジコチュー」と呼ばれる。(カニのジコチューならカニジコチュー、信号機のジコチューなら信号機ジコチューと言った具合)

  • 通常ジコチュー
「暴れろ!お前の心の闇を解き放て!」
「ジコチュー!」

上記の方法で生まれるジコチュー。
姿や能力は元になった人間の欲望によって変化し、シリーズの怪物の中でもかなり多彩なバリエーションをもっている。
またジコチューの名前の通り、基本的に幹部も含めて誰のいうことも聞かない。
ジコチューが暴れるとジャネジーと呼ばれるジコチューな心から生まれるエネルギーが発生し、これが幹部やキングジコチュー復活のためのエネルギー源となっている。

ちなみに欲望を押さえず自己中心的な振る舞いをしている人間からは、ジコチュー化せずともジャネジーが発生しているらしい。


  • ビーストモード(第11話~第14話に登場)
「お前の闇を我に捧げろ!」

本来、ジコチューを生み出すプシュケーを幹部が体内に取り込み、パワーアップした状態。
幹部がジコチューと一体になって力を分け与えているため、通常のジコチューとは段違いの強さを誇る。
やられても浄化されるのは素体となったプシュケーのみで、中の幹部は生き残れるというセーフティも完備。
また勝手に暴れるジコチューとは違い幹部自身がある程度制御できるため、性能では通常のジコチューの上位互換となっている。
ジャネジーも収集することができるため、普通に生身で戦うより一石二鳥の面も。

が、幹部が直接戦う形態という点で見ると、どんな能力になるかは実際にプシュケーを食べて変身するまでわからないためかなり博打要素が高い。
しかも直接制御できるといっても結局はジコチューなので、ジコチュー側の感情が強くなった場合制御不能になることも。
よってパワーはあるが細かい戦略や自身に合った戦闘方法は取ることができないため、力で無理矢理ごり押しするのが主な戦い方となってしまう。

また変身した際の姿が非常にアレなため(ジコチューのぬいぐるみを被ったような姿)、シリアスな空気を崩壊させることもしばしば。
特にガラケーと融合したベールビーストのインパクトは凄まじく、携帯魔中年の名でネタにされている。
イーラもゾウの着ぐるみでプリキュアたちに「かわいい」と言われ、マーモに至ってはビオランテ花獣形態が如き巨大なバラである。
ビジュアル面では最も印象に残るジコチューであろう。

さらに消滅こそしないものの、浄化された場合は中の幹部もジャネジーが減らされダメージを受けてしまう。
自己保身が一番で互いに周囲を出し抜こうとしている幹部にとっては、いくら軽減されようともジャネジーを減らされることは死活問題なため、
あくまでも奥の手としてこの形態を使っていた。


  • レジーナジコチュー(第15話~第18話に登場)
「貴方を素敵なジコチューにしてあげる!」

レジーナが生み出すジコチュー。
本来ならばジコチューはその人間の押さえ込んでいる欲望を増大させてプシュケーを黒く染め上げるところを、
レジーナの力で強制的にプシュケーを黒く染め上げることで生み出す。
そのため、ジコチューな心を持っていない状態の人間でも無理矢理ジコチュー化させることが可能。
レジーナ曰く、「ジコチューじゃない人間なんていない」とのこと。

強制的にジコチュー化させたにも関わらず、キングジコチューの娘であるレジーナによって生み出されているため非常に強力。
プリキュアの新装備であるラブハートアローの技を登場からたった4話で無効化するという、出るタイミングを間違えたかのような強さを誇る。
浄化するには四人分の力をまとめた技・ラブリーフォースアローが必要不可欠。
厄介極まりないが、レジーナ自身はジコチューの目的に興味がなくただ遊んでいるだけなので、
その力を積極的に人間のジコチュー化に向けてないことが唯一の欠点かつ助けとなっている。


  • リーヴァとグーラのジコチュー(第23話~第26話に登場)
新幹部・リーヴァとグーラが生み出すジコチュー。
作り方はジコチュートリオと同じだが、世界を三つほど滅ぼしてきた実力からかこちらの方が能力が高い。


  • 強化型ジコチュー(第27話~第29話に登場)
「あなたの望み」「倍にして叶えてやる!」

リーヴァとグーラの強化型ジコチュー。
通常のジコチューではキュアエースに対抗できないと考えたリーヴァがグーラに提案して誕生した。

作り方はプシュケーを黒く染め上げて抜き取るまでは同じだが、ジャネジーを注入する際にリーヴァとグーラの二人分のジャネジーを注ぎ込むことで誕生する。
この時、カマとデブの頬ずりという、とても濃厚なバンクが見られる。誰得。
またこれを作る時のやり取りや使役するときに恋人繋ぎしているなど、やたら描写がホモ臭いことで有名。

<以下、セリフ>

「私、あなたのワイルドなところ気に入っているのよ」
「俺もお前のシルクハット嫌いじゃないぜ///」

「初めての共同作業だ!」
「アゲていくわよ!」


強さは通常のジコチューより「サイズは2倍、パワーは5倍、ジコチュー度は10倍」(2×5=10→ジコチューのシャレ?)
これによりエース単体には対抗できるようになったが、マナ達が修行により実力が上がっていたことと、
エースの事情を知って以前よりも戦闘での連携が上手く働くようになっていたため敵わずに浄化されていった。


  • ブラッドリングジコチュー(第32話~第37話に登場)
「ブラッドリングが生み出したジコチューは、スピード5倍、パワーは10倍、そして態度は100倍だ!!」

ベールが作ったブラッドリングを装着した、イーラとマーモが生み出すジコチュー。
ブラッドリングの材料がリーヴァとグーラから奪ったジャネジーなため、イーラ達+その力によって上記の強化型より更に強化されている。
強さは通常のジコチューよりスピードは5倍、パワー10倍、態度は100倍。…らしい。

サイズのみ通常のジコチューと変わらないが、その実力は折り紙つきで、修行を終えて三種の神器の一つを手に入れたドキプリ勢と正面から戦うことができる。
ジコチュートリオはプリキュア達と実力差が出始めていたが、これにより再び正面から戦うことが出来るように。
更にアイちゃんのイヤイヤ期が重なり、ジャネジーが増大してあらゆる能力が桁外れになってほぼ無敵に近い状態になるなど、最もドキプリ勢を苦しめたジコチューとなった。


  • レジーナ(悪)ジコチュー(第40話~第44話に登場)
「人間は心が強くて厄介なの。だからまず心を弱らせなきゃ」

キングジコチューによってジャネジーを注ぎ込まれたレジーナ(悪)が生み出すジコチュー。
成層圏から地球全土の草木を枯らすなどの個体がいるため、能力は作中最強。
また、レジーナが人間の心を弱らせるために作戦を立てて使役するようになったため、登場してからキングジコチュー復活のためのジャネジーが大幅に蓄積された。
以前のように適当にジコチューな心を持っていない人間を強制的に染め上げるのではなく、きちんと作戦を遂行できそうな欲望を持つ人間のプシュケー使って生み出される。

またレジーナの能力で精神状態で強さが変わるというものがあり、それによって彼女のテンションによって能力が変動している。
高い時がパワーアップ、低いときはパワーダウン等々。
が、当のレジーナの情緒が不安定でマナ達の説得で動揺することが多く、この特徴が裏目に出てもっぱら弱体化ばかりしてしまっていた。
そのため強さの割に、作中ではあまり実力を発揮できずにやられることが多かった。合掌。



+結末
最終決戦の末キングジコチューは浄化。
イーラとマーモは呆然とするが、ベールはこの時を待っていたと言わんばかりに「これで俺はNo.1だ」とキングジコチューのジャネジー(プロトジコチュー)を取り込むが、
逆にプロトジコチューに乗っ取られてしまう。
「自分が自分でなくなる」その光景に怯えてしまったのか、プロトジコチューとの戦いではイーラとマーモは加勢せず静観していた。
キュアハート(パルテノンモード)との戦いの末、プロトジコチューが浄化され、ベールも共に浄化されたと思われたが、
ベールは何故か小さなネズミの姿でしぶとく生き延びていた。
最終的に「今の時代」でこれ以上暴れても無駄だと悟ったトリオは、また1万年の眠りに就くため、宛てのない旅に出る事になった。

ベールは1万年後には力を完全に取り戻せるとして未来の時代で暴れる気だが、
もう当分暴れる気はなくなったマーモとイーラは、「今の時代」から去る事に名残惜しそうな気配があった。
キュアハートによって自分たちの存在が否定されなかったことで、ある意味では彼らも救われたのかもしれない。

何だかんだで、暫らくは人間として欲望のままに、気ままに生きていくことだろう。


【余談】


  • ドキドキ!プリキュアボーカルアルバム1には、何とジコチュー役の岩崎征実氏が歌うジコチューのキャラソンが入っている。
    タイトルは「ジコチューやろう」。ラップ調でジコチューな気持ちやエゴを歌う曲となっている。




追記・修正はジコチューな心を抑えることのできる人のみお願いします。

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