ゴセイアルティメット

登録日:2017/03/05 Sun 14:12:17
更新日:2017/03/19 Sun 12:13:54
所要時間:約 13 分で読めます





行くぞ…天装!!


ゴセイアルティメット、降臨!!


ゴセイアルティメットとは、スーパー戦隊シリーズ第34作『天装戦隊ゴセイジャー』に登場した四号ロボである。
初登場はepic.32(第32話)「究極の奇跡を起こせ!」。


【概要】

前話であるepic.31「ネバーギブアップ!ゴセイジャー」にて、地球を腐らせる粘菌ネットワークを幽魔獣のリーダー・ブロブの膜インごと撃破したゴセイジャー。
しかし、その余波はゴセイパワーごとビッグフットの筋グゴンが手にしたエルレイの匣に吸収され、超幽魔パワーに変換されてしまう。
ビービ虫の力で巨大化した匣は、東京都庁舎上空に浮かび上がる形で融合、膜インは粘菌ネットワークを利用し「地球膜イン化計画」を実行し地球と融合しようと目論んだ。
その野望を完全に阻止するため、ゴセイジャーは東京都庁舎にできた幽魔ホールに突入し、異空間に翻弄されながらも決してあきらめず膜インを完全に撃破、粘菌ネットワークも消滅する。
しかし、同時に幽魔ホールが収縮する事態に陥り、ゴセイジャーは脱出不可能な状態に陥ってしまう。
消えゆく幽魔ホールと運命を共にするかと思われた瞬間、護星界の長たるマスターヘッドの声が五人の耳に響く。


聞こえるか、みんな……!

お前たちには『護星の使命』がある。
叶えねばならない夢がある。
だから、まだ生きなければならない。

私のいま持てるパワーのすべてを、注ぐことにする…!


やがて、新都庁に白く大きな羽が舞い踊り、ゴセイジャーの前に三角状のモニュメントが飛来する。
顔にも似たレリーフはマスターヘッドの顔にも似ていた。


それは、『天の塔』の礎だ。

護星界の民が持つ、すべてのゴセイパワーの結晶だ。


かつてウォースターの襲撃により、壊された故郷への道標。
ウォースターを壊滅させてもいまだ帰れぬ遠き故郷で、使命を果たさんと戦う自身らの戦いを祈る者たちを想うゴセイジャー。
やがて……五人が手にした、ゴセイテンソード内で五体のミラクルゴセイヘッダーが光り輝く。
そしてそれらは巨大化し、新たな『天の塔』の礎と一体化。石の塊だった身は白鋼のゴセイマシンとなり、黄金に輝く中心部を展開しゴセイジャーを内部へと誘う。


未来ある護星天使たちよ……

お前たちの力、これからも信じているぞ……


ゴセイジャーが『天の塔』の礎だった新たなゴセイマシンを駆るのを確認したマスターヘッドは、この言葉と共に消滅。
データスですらその生体反応を探知できず、ゴセイジャーは幽魔獣を完全に撃破した後、その消失を知らされる。

究極の奇跡と代償に、援軍と帰る手段、そして信じる長を完全に失ってしまったゴセイジャー。
それでも五人は、『護星の使命』を貫くため、今まで以上に自分たち自身がゴセイナイトと共に地上を護り続ける決意を固める。
そして、ゴセイアルティメットは深海からの脅威たる機械禦鏖帝国マトリンティスを迎え撃つゴセイジャーの切り札の一つとして使われるのだった。



「ゴセイアルティメットカード、天装!」

\サモン・アルティメットパワー/


【マシン形態】

全高:24.3m
全幅:63.2m
全長:57.8m
重量:3200t
飛行速度:マッハ1.2

epic.29「ゴセイジャーを封印せよ!」でマスターヘッドから伝えられた、新たなる『天の塔』の礎が
マスターヘッドの全ゴセイパワーにミラクルゴセイヘッダーと一体化することでゴセイマシンとなった姿。

これまでに登場したゴセイマシンは実在する動物および神話に登場する幻獣の意匠が施されていたが、
このゴセイアルティメットは逆三角形状で白鋼のボディに赤いラインの入ったステルスジェットとなっており、硬質かつ無機的な印象が強い。
マシン形態の下部にはミラクルゴセイヘッダーが連結されているが、裏側から見ないとわからないレベルになっている。

スーパーゴセイジャーとなったゴセイジャーが搭乗、コックピット・操縦方式はゴセイグレートと同じく操縦桿で操作する集合型方式だが、
コックピットの後部には日輪とゴセイアルティメットの顔を模したモニュメントが施されている。

その巨体は東京新都庁上空にそびえるエルレイの匣をも打ち壊し、次元の壁をも飛び超えるスピードを持つ。
攻撃時には機体の上部からのミサイルや機首と翼部に施されたキャノン砲から光弾を発射する。

召還の際はepic.33で入手した「ゴセイアルティメットカード」をテンソウダーにセットする必要がある。

単独操縦も可能で、epic.41「爆発!仲間の絆」では、ゴセイピンクが操縦。
コロ/ニュートラルのアインIに内蔵されたAボム発動による都市の被害を防ぐため、単独で操縦しアインIを乗せ成層圏内まで飛行した。



「テンソウダー、セット!」



【天装巨人形態】

全高:60.5m
全幅:42.0m
胸厚:25.0m
重量:3200t
走行速度:800km/h
最大出力:1800万馬力

スーパーゴセイジャーがテンソウダーをセットし、「天装」と号令することでゴセイアルティメットはゴセイマシンから天装巨人へと変形する。
機首部は展開し両腕部となり、後方部のエンジン部は両脚部を構成し大地に立つ。
そして、五方向別の方角を向いていたミラクルゴセイヘッダーがマシンの空洞へ中央に向かい合うかのように閉じると、巨大な金の顔が完成する。
そして頭部がせり上がり、フルフェイス状のマスクが展開されることで降臨。
『天の柱』の礎状態でも目を引いた、マスターヘッドを思わせる巨大な顔面が胸部に施されており、
さらにそこから細長い手足が生えた姿をしている。

両腕に「アルティメットソード」という二振りの曲剣を振るい、その巨躯とは裏腹な流麗で舞うような二刀流で悪しき魂を切り裂く。
その切れ味は、筋グゴンの得物たる金棒・金グ棒を難なく断ち切るほど。
胸部が展開されると、五体のミラクルゴセイヘッダーが敵を睨みつけるかの如く現れ、
さらに五角形状のスペースに施された五門のバルカン砲から光弾が速射、牽制の手段として放たれる。

「アルティメットチャージカード」をテンソウダーに天装することで、必殺技「アルティメットストライク」が発動。
胸部が展開後、ゴセイパワーを収束したミラクルゴセイヘッダーが射出され、直撃時にゴセイアルティメットの胸部状のオーラが現れ、再び胸部が閉じられることで敵が粉砕される。
初使用時は射出されたミラクルゴセイヘッダーにマスターヘッドのイメージが生み出されており、この力がマスターヘッドの力の一部によるものだということが感じられる。

ゴセイマシンが合体したゴセイグレートと異なり、スーパーゴセイジャーとなった五人が全員搭乗しなくても操縦できる。
epic.48「闘うゴセイパワー」では救星主のブラジラの操り人形と化したゴセイナイトアラタに任せ、
他の四名はゴセイアルティメットを駆ってデータスハイパーと共にヒドラパーンヘッダーのロー・オー・ザ・リと戦った。

また、ゴセイジャーの呼び声に応じて行動することも可能で、epic.36「走れ、アグリ!」ではゴセイグレートと共に立ち、
ゴセイブラックの呼び声を受け、アルティメットソードを振るいスキャンのバサルソLJを攻撃した。

そして、epic.44「究極の最終決戦」にて一時的に天知秀一郎博士に憑依しての体を借りて復活したマスターヘッドが、epic.49「未来への戦い」でゴセイアルティメットと一体化。
ブラジラが引き起こさんとするネガーエンドを止めるため、オルトロウスヘッダーのナモノ・ガタリが変化した「山の楔」の動きを止めんとした。



「アルティメットコンバインカード、天装!!」

\アルティメットコンバイン/


【アルティメットゴセイグレート】

全高:57.8m
全幅:63.2m
胸厚:44.0m
重量:5500t
飛行速度:マッハ2
最大出力:3000万馬力

epic.35「パーフェクトリーダーを探せ!」にて、スカイックゴセイグレートですら追いつけないマッハのズテルSに対し、
ゴセイレッドがとっさの機転でマシン形態のゴセイアルティメットを召喚し、全速力でゴセイグレートを駆けあがらせて天装合体した姿。


……というより、ゴセイグレートがゴセイアルティメットを背中に背負っただけの形態。


その強引な合体形態はエージェントのメタルAをして「なんて不合理な合体なの…?」と称し、ズテルS自身もまた「あいつら、勢い任せにもほどがある!」と愕然とするほどだった。
とはいえ、マッハ2を誇る飛行速度は伊達じゃなく、一瞬にしてズテルSに追いつくほどの速さを誇る。
その原理は、合体時にゴセイパワーを飛行エネルギーに変換しエンジンから爆発噴射させるゴセイオーグメンターが起動しているため。
反撃される際に受けたミサイルで、あっさり合体解除されるのが弱点だが、ゴセイアルティメットの上部に乗りかかって反撃することも可能。

アルティメットチャージ時に放つ必殺技は、背中のゴセイアルティメットから分離してその上に立ち、アルティメットソードを連結させた弓から無数の矢を放つ「アルティメットグレートストライク」
結局分離するんかい、とツッコんじゃいけない。

epic.36以降は「アルティメットコンバイン」のカードをテンソウダーにセットすることで天装合体が発動する。


【玩具について】


バンダイからロボ玩具「天装合体 DXゴセイアルティメット」が発売。
本編と同様、逆三角形状のマシンモードからロボモードに変形。
説明書には載ってはないものの、マシンモードを裏返して五体のミラクルゴセイヘッダーを折りたたむと初登場時のおにぎり『天の塔』の礎モードが再現できる。
天装合体じゃなく天装変形じゃないのか、って?一応ゴセイグレートと合体するし…。
ロボモードは、本編と同じく巨大な顔面に細長い手足が伸びた、上半身が妙にゴツい体型となっている。
可動は例によって両腕部のみ。しかし、変形の構成上いかり肩に盛り上げたり、二の腕部を回転させたりしてある程度は動かせる。

ゴセイアルティメットと合体する五体のミラクルゴセイヘッダーおよびゴセイカードも付属している。
ミラクルゴセイヘッダーは例によって他のゴセイマシン胴体部と合体可能。
特に、ゴセイグレートを構成するゴセイマシンと合体させると上位互換機種という趣が出ており、
頭部に施された金メッキの兜パーツのおかげで豪華な印象を与える。

ゴセイグレートと合体することでアルティメットゴセイグレートにもなれる……が、
データスハイパーと合体しスカイック・ランディック・シーイックのブラザーヘッダーと合体するバケモノハイパーゴセイグレートや、
ゴセイグランドと合体し余ったブラザーヘッダーをグランドランサーの先端につけるグランドゴセイグレートの後だと
本当にゴセイアルティメットを背負っただけなのにがっかり感を覚えるであろう。
アルティメットグレートストライクを再現する時にも、ゴセイグレートをマシン形態のゴセイアルティメットに乗せるとバランスが悪くなりすぐ落ちてしまうことも…。

当然、ミニプラも発売。
Aパーツ・Bパーツ・ミラクルゴセイヘッダー&アルティメットソードの3種で構成されており、定価は300円(税抜)。
体型は本編やDX版に比べると若干スリムだが、ミラクルゴセイヘッダーはやや小さく、ゴセイグレートと換装するとその小ささが目立ってしまう。
可動に関しては問題なし。座禅を組んだりすることもできるが、巨大な顔面胸部のせいで、ポージングに幅が狭まっている。
DXにも言えたことだが、悪しき魂に天罰を下した後にアルティメットソードで十字を作る決めポーズが再現できないのが特に残念といえる。
アルティメットゴセイグレートにも合体可能。ただ、そのままの状態だと後ろに転倒するので専用のスタンドで差さえなければならない。
このスタンドはマシン形態の下部のジョイントに連結することでアルティメットグレートストライクの再現にも使われている。

DX、ミニプラ共に微妙なゴセイアルティメットだが、安価で入手でき、かつ保持用のスタンドがある分ミニプラの方がお得といえばお得といえる……のかもしれない。


テーマソング:「ゴセイアルティメット~希望の樹の華~」(歌:NoB)


追記・修正はゴセイアルティメットを背負いながらお願いします。

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