地球犠獄集団 幽魔獣

登録日:2010/08/02 Mon 17:53:59
更新日:2025/07/07 Mon 01:33:58
所要時間:約 6 分で読めます




※推奨BGM:地球を護るは天使の使命!



次回、天装戦隊ゴセイジャー!


感じるんだ……邪悪な気配がする!

護星天使は弱すぎてつまんないねえ~。

破壊だ!!破壊だ!!!!破壊だぁぁぁ!!!!!



epic 17 新たな敵!幽魔獣



地球を護るは天使の使命!









ゴセイジャーの活躍により宇宙虐滅軍団ウォースターは滅び、地球平和な時が戻っていた。

だが…

生きていたデレプタの流星弾の一つがエルレイの匣(はこ)に当たり、封印の解けた恐怖の軍団が復活してしまう。

凡そ1万年前、護星天使達によって封印されていた彼等は幽魔獣と名乗り、地球を自分達の住み良い毒で汚染された世界にするという。

立ち向かうゴセイジャー。そして1万年の眠りから蘇ったゴセイナイト
彼等は無事勝利する事が出来るのか…。


概要

地球犠獄集団(ちきゅうぎごくしゅうだん)幽魔獣(ゆうまじゅう)は『天装戦隊ゴセイジャー』epic17より登場する新たな悪しき魂。組織名は『U.M.A 2010』に由来する。

各構成員がそれぞれ別々の匣に封印されており、必要に応じて復活させられる。
中には封印を免れ各地に生息する個体も存在する。

大古の昔より存在し、汚染された有害物質だらけの世界を好み、地球を腐り果てた毒の星に変えるのが目的。その正体は、世界各地の様々な妖怪伝承などのモデルとなった存在という、前作の敵組織『外道衆』のアヤカシ達と同じ設定になっている。
ただし、アヤカシが日本にしか出現しないという設定上、必然的に日本の妖怪伝承のルーツとなっていたのに対して、こちらは日本の妖怪はおろか、海外の妖怪や伝承から果ては怪奇現象やSFなど非常にモチーフが幅広い。
しかし、1万年前のこいつらの活動範囲が不明な上に*1、そもそも大半の個体が封印されていたのに、どういう経緯でこいつらの目撃談が生まれて、どういうルートで世界各地に広がって定着していったのかは謎。
というか、一応は地球原産の種族のようでザイ粉は比較的近年になって生まれたそうだが、どこからどういう経緯で生まれて増えているのかもよく分からない。

前のウォースターのような組織的行動は取れない自由行動派揃いなのが特徴であり、所詮は生き物を殺すことにしか興味がない蛮族の集まりに過ぎなかったウォースターとは異なり、人の心を弄び踏みにじる陰湿かつ卑劣な作戦を好む。というか端的に言うと常人にはあまりによく分からないセンスの作戦が多く、ぶっちゃけその能力と作戦でどうやって地球を汚染させるんだというのも多い。
その一方で、地球に適応できないはみ出し者同士だからか、意外にも同族意識や仲間意識はかなり高い。基本的に幹部格と一般怪人の間にはそこまで明確な上下関係はなく、割とみんなフランクに語り合っている他、特に幹部同士は彼等なりに非常に固い絆で結ばれている。
この点は、前作の同じような設定の敵だったアヤカシとは対照的である。

怪人たちはいずれもモチーフとなった未確認生物(UMA「ユーマ」)の名を冠しており、個体名はどこかに漢字1文字を含むものになっている。
また、「ゴセイジャー」の怪人に共通する特徴として、名前は何らかの映画のタイトルを捩ったものであり、モチーフや実行する作戦もその映画にちなんでいる。
幽魔獣の場合は主にホラーやモンスターパニックものが元ネタで、ビービ兵が「B級映画」からの代わりなのか?結構知名度の高い作品から引用されているメンバーが見られるのも他の組織同様。
ただし、前述した各怪人達のモチーフを見てもらっても分かるが、大半の構成員のモチーフはUMAというか妖怪とか幻獣の類。制作陣はUMAとは何かをちゃんと分かっていたんだろうかと言いたくなるが、分かったうえでやっている可能性も無きにしも非ず。
デザインモチーフに関してはUMA(?)のほかざっくり言って「地を這う虫」の要素も含まれている。

ちなみに、漢字一字を含む怪人名について、当時チビッ子達の親御さん達から「怪人の名前に漢字が混じっている誤植なのではないか?」とちょっとしたクレームが入ったんだとか。
まぁ、ウォースターの怪人名は皆カタカナだったから、親御さん達がそう思われるのも無理はない。

epic33にてやはりというかなんというか1話限りではあるが、OPで敗北シーンが流された。
この日は恒例のニチアサキッズ合体スペシャルが開催されたため、OP映像が削られると思いきやそのまま放送された。

まあ、2話またぎで敗北シーンをOAされたウォースターに比べれば、まだマシな方なのかも知れない。


構成員

幹部



『幽魔獣』達のリーダーシップを取る首領格。
おどけた飄々とした言動が特徴的な策謀家。頭脳労働担当。関西弁で喋るクモ型のロボではない。
動きにくそうな見た目に反して液体と固体の中間のようなグニャグニャしたゲル状の肉体の持ち主なためいざという時の動きは俊敏。
攻撃を受けてもゼリーのようにダメージを吸収して無効化・反射したり、あるいは無数のミニ膜インに分裂・再結合して翻弄する、つかみ所のない強敵。
これなんて骨のシタリ。というかスーツアクターはシタリと同じ方が演じている。
最期はepic32で倒されたフリをしてゴセイパワーを吸収し地球と同化しようとしたが、ゴセイジャーに心臓にまで辿り着かれ倒された。
趣味は『(乾かない程度の)浜辺での日光浴』
名の由来は『マックイーンの絶対の危機』。原題はまんま「The Blob 」で、その名の通りブロブが登場するパニック映画。
モチーフは『ミミズ』。地面を耕す益虫のイメージが強い虫だが、冷帯などに持っていくと糞で生態系を破壊する侵略外来種となる。
なお、13年後にもミミズモチーフの大ボスが登場した。


CV:高口公介

膜インの相棒を務める『幽魔獣』達のリーダー格。
凄まじい怪力と強靭な肉体が武器の肉体労働担当。大事なことは3回言う。
名前も口調もいかにも脳筋キャラみたいな雰囲気だが、実はしっかり頭も回る。一番厄介なタイプじゃねーか。
武レドランの策略で立場がなくなった際、結構繊細でもある事が判明。アグリといい、マッチョは意外とナイーブなのだろうか。
最期は新ロボ・ゴセイアルティメットのかませとなり散った。
趣味は『地団駄を踏む事(嬉しくても踏む)』
名の由来は『キングコング』。言うまでもなく世界一有名な巨大ゴリラパニック映画。このころはまだゴジラとフルパワーどつき漫才するのは恒例じゃなかった
モチーフは『タランチュラ』。もふもふもさもさ。



新たな『幽魔獣』の幹部。
詳しくはリンク参照。
趣味は『(膜インと筋グゴンの配下として、幽魔獣のために尽力しつつ)その裏側でいろいろと画策すること』
名の由来はやっぱり『ブレードランナー』。
モチーフは『大ゲジ』。ゴキブリすらも食べる素早さを持つ捕食者。


  • ネッシーのウオボ渦
「空に雲はなく、世界は晴れ渡り、多くの犠牲を待っている」

CV:森田順平
生息地:湖
特技:ヒトの影を奪う
作戦:ヒトの影を奪って絶滅させる
趣味:気まぐれにヒトの写真に写ってやる事

かつてグランディオンヘッダー(ゴセイナイト)を倒した上位幽魔獣。
詩吟家で、厳密には幹部では無いものの異様な存在感を出している。
舌を伸ばして「影」を食らうことで生気を奪う事ができ、たとえ天装術で飛ばした岩ですら即座に地面に落下する。物理法則もあったもんじゃねえな。
おまけに口から光線を発射して一瞬で雲を爆散させたり、ゴセイバスターをヒレで切り払うなど単純な戦闘力も恐ろしく高く、戦う場合は厄介な相手である。
武レドランは会ってもいないのに彼を知っていた様だ。曰く「有名」だそうな。
再生怪人軍団に入れて貰えなかった。
名の由来は『ウォーターホース』『オズの魔法使い』。前者はネッシーの映画。
モチーフは『ヤスデ』『カタツムリ』。
epic22登場。


一般構成員

膜インら幹部との間には基本的に上下関係は無くタメ口だが、彼らより上位のネッシーのウオボ渦には敬語で話す事も。

  • ツチノコのト稀ヅ
CV:長嶝高士
生息地:土の奥深く
特技:土中を猛スピードで掘り進む、様々なヘドロ毒を操る
作戦:著名人達を襲い、地球を汚すヘドロに変える
趣味:砂像アート

記念すべき登場幽魔獣第1号。
モグラのように地中を高速で動き回り、体を変形させて狭い空間に入り込むこともできる。
一度受けると猛毒のヘドロと化す毒液を放ち、多くの人から愛され信頼される有名人をヘドロ化させ
地球をむしばむと同時に人々の心から希望を消し去ろうとした。要するにオタクの敵
わざわざ自分を倒せばの効果が消えると自分の口からバラしてしまう。説明乙。
名の由来は『トレマーズ』。地中からでっかいミミズが出てくる。
モチーフは『ダンゴムシ
epic17登場。


  • ミイラのゼイ腐
CV:若本規夫
生息地:墓場
特技:ヒトを包帯に変えてしまう、ヒトをミイラ化して操る
作戦:包帯を電波に乗せてばら撒いて、ヒト包帯で地球を汚染する
趣味:TVのザッピング

全身に巻き付いた大小様々の白いムカデを包帯のように繰り出して相手を攻撃し、
人々を「猛毒を放つ包帯」に変えてしまう能力を有する。(薄く巻いたら洗脳する事が出来る)
また「KEEP OUT」と描かれた黄色いテープを伸ばすことで結界を貼ることができる。
しかも質の悪い事にこの包帯はTVカメラで撮影すると電波に載ってモニターから出てくるというトンデモなく悪質な性質を有していた*2ため、
TV局をジャックして全局の周波数を掌握し、徹子の部屋ならぬ『ゼイ腐の部屋』を全国のお茶の間に向けて放送した。
生贄(ゲスト)にゴセイジャーを迎え、視聴者を根こそぎ毒包帯化して地球を腐らせようとした。
たぶん妖怪軍団のドロタボウ辺りとは仲良くなれそうな気がする。
名の由来は『ゼイリブ』。ミイラのような宇宙人によるメディアを使った洗脳侵略。後の戦隊に似たような奴等が...
モチーフは『ムカデ』。余談だが爆竜戦隊アバレンジャーにも電波ジャックして人々を苦しめるムカデの怪人がいる。
epic18登場。


  • 河童のギエム郎
CV:大友龍三郎
生息地:池
特技:ダニでヒトを吸い取る
作戦:大勢のヒトを河童化し、地球の水分を吸いつくさせる
趣味:相撲

唯一封印を免れていた幽魔獣でゴワス。相撲好きで、鹿児島弁で喋るのでゴワス
空間を操るダニをばら撒き、サスケ鶴姫(によく似た夫婦)の娘を始めとした遊園地に来ていた人々を拐ったのでゴワス。
更にゴセイナイトにもダニを寄生させて監獄に閉じ込め、ゴセイパワーを吸収してダニに寄生された人々を河童に変えることで、
ダニを繁殖させて倍々ゲーム式に全人類を河童化させて地球から水分を吸い取ろうという、非常に回りくどい作戦を決行したのでゴワス。つーか地球がカラカラになったら腐らない
しかしあまりにも卑劣すぎる作戦だったがために、自身に一度は絶望し、それでも自分を信じてくれたゴセイジャーに心打たれたゴセイナイトが
本気でゴセイパワーをぶち込んだことによりあっけなく檻もダニも爆発してしまったでゴワス! 安物でゴワスな。
あとはもうサブタイトルと歌詞の通りで、武レドランに盾にされてしまったでゴワス…。
名の由来は『グエムル-漢江の怪物-』。河童、ではないが川から現れた怪物に娘を攫われた父親が奮闘する話。
モチーフは見たまんま『ダニ』
epic19登場。


  • ケサランパサランのペサラン挫
CV:森訓久
生息地:狭い所
特技:攻撃の効かないフワフワボディ、無数の毛玉に分離する
作戦:ヒトの恋心を腐らせ、食べつくす
趣味:耳掃除

人の「腐った恋心」が好物なふざけた野郎ゾナ。
恋心を暴走させる綿毛をばら撒いて恋心を暴走させることで腐らせていくゾナ。
肉体のほとんどがフワフワとした毛玉の集合体となっており、毛玉であらゆるダメージを吸収し、如何なる攻撃も無効にする事ができるゾナ。
その体質ゆえに寒さに弱いのが命取りとなったゾナ。
名の由来は『オペラ座の怪人』。男女の愛憎をテーマにした作品。
モチーフは『ヒル』
epic20登場。


  • グレムリンのワライコ僧
CV:鈴木千尋
生息地:計器の音が聞こえるところ
特技:超すばしっこいダッシュ、超すばしっこい連続ジャンプ
作戦:機械や計器をいじくって、ヒトを混乱させる
趣味:悪戯

専用の工具を器用に操り、機械や計器を玩具のように弄くっては片っ端から故障させ、機械の故障で混乱する人々を見て嘲笑う幼稚な悪戯小僧…一体1万年前は何してたんだこいつ。
動きが非常にすばしっこく、データスの操作網すらすり抜けるほど。
ぶっちゃけファンダホーとキャラが被ってるが、その異常なほどのフットワークの軽さ故に瞬く間に街を大パニックに陥れた。
愛嬌があるせいか意外と筋グゴンに可愛がられている。
名の由来は『トワイライトゾーン』。おそらく1983年の劇場版が由来(どちらかというとこれの派生元の連続TVドラマの方が著名。あるいは本邦のフォロワー的な漫画作品か)で、こっちにもグレムリンが出て来る。
モチーフは『ノミ』
epic21登場。


CV:勝杏里
生息地:空中
特技:空中を自在に飛び回る
作戦:体温の上がったヒト共のエアコンのかけ過ぎによる地球温暖化作戦
趣味:気紛れにヒトの映像に映ってやる事

ちょマジヤベー、この項目俺の名前入ってるし~メチャ嬉フィッシュ!ってな感じっなんだけどマジで。
生まれて年季の浅い今どきの若者幽魔獣(?)。
非常に軽薄なノリとムダに高いテンション、考えなしに動く馬鹿っぽさもあり膜インからの受けは最悪。
全身のヒラヒラした透明の羽根を操り、ヒドウを凌駕する肉眼では捉えられないスピードで空中を飛び回れるスピード自慢。
人間の体温を異常なまでに上昇させる特殊な火の粉を撃ち出す能力を持ち、火花を浴びた者は常時体温が異常上昇し碌に動くこともままならなくなる。…はずだったんだが……
名の由来は『パラサイト』。寄生エイリアンに取りつかれた人間は異常に喉が渇くようになる。…宇宙生物の映画ならウォースターの管轄では?
モチーフは『ナナフシ』。時期的には後に未来の宝太郎やタイガ・ノゾム隊員を演じる、ミュージシャンのDAIGOもか。当時は素でこんな感じの人だと思っている人も珍しくなかった。
epic23と24に登場。


  • ブロッケン妖怪のセマッタ霊
CV:松田重治
生息地:霧の多い山中
特技:特殊な蜃気楼による幻を生み出す、邪剣、御来光雲
作戦:アバレヘッダー入手作戦の為の囮→実体を持った幻幽魔獣による破壊
趣味:単独登頂

年寄口調の老幽魔獣。
背中にある後光のような部分で気温を操る事によって周囲に特殊な蜃気楼のフィールドを発生させ、無数の幻影を生み出す事ができる幻術使い。
ただし、質量のないいわば立体映像であったが、後にブレドランにより強化され、質量のある幻影を生み出せるようになった。
名の由来は『ペット・セメタリー』。間違って「ペット・セタリー」と書かれた看板のある、埋葬された動物を生き返らせる動物霊園のお話。
モチーフは『ザトウムシ』。異様に長い脚をした、クモに似た虫である。
epic24登場。


  • 妖精のサラワレテ居
CV:杉本ゆう
生息地:森
特技:あらゆる物に擬態する事ができる
作戦:ゴセイイエローを陥れて抹殺する
趣味:ピクニック

金色の鱗粉で相手に幻覚を見せることができる。
モネの母親に化け、彼女を異空間に連れ去ろうとしたが、肝心なところで演技力不足が露呈し正体を見破られた。
巨大化後はデータスハイパーに化けてグランドゴセイグレートを苦しめたが、ゴセイブルーによりビービ兵の幻影を纏わされてしまいフルボッコにされた。
名前は『フェアリーテイル』が由来。偶然妖精の写真を撮った女の子のお話。真島ヒロの漫画とは無関係。
モチーフは『コノハムシ』。木の葉に化けるエキスパートである事から、モチーフとしてピッタリと言えるだろう。
epic25登場。


CV:おぐらとしひろ
生息地:山
特技:笑った者を瓢箪に吸い込んでしまう、放屁
作戦:全てのヒト共から笑いを奪い、絶望させる
趣味:鼻の手入れ

シンボルは右曲がり。
スカイックトルネードを上回る風を起こすことができる。
笑い声を上げた相手を吸い込む瓢箪を有しており、人間達を次々に吸い込み、ブルー以外のゴセイジャーも吸収した。
しかし瓢箪の能力が強力すぎて自分自身にも効いてしまうので、迂闊に笑えないという窮屈なヤツ。アホか。
声と中の人はリュウタロスの中身。
名前の由来は『IT』。笑いをとるのが仕事のはずのピエロが好きなコンテンツを布教する殺しにくる話。もちろんジョージに逆襲されることはなく*3、普通にいつも通り天装術の技で撃破。
モチーフは『サソリ
epic26登場。


CV:松野太紀
生息地:海
特技:ヒトのコンプレックスを突く鱗
作戦:ヒト共のコミュニケーションを壊し、自滅させる
趣味:陰口

不細工な外見だが、魚人じゃなくて人魚です。しかも見た目も声も男なのに何故か貝ブラ装備。誰得。
本人的には魚人扱いされることは不満タラタラらしく、魚人扱いされた際はキレていたが、実態は幽魔獣の中でもトップレベルに陰湿かつ下劣なド外道
水鉄砲を浴びせた相手に自分の鱗を付着させ、その人物の心に抱いている劣等感を親しい人の声として脳裏に響かせることにより、人間同士の信頼関係をズタズタにして戦いだらけの世界にしようと考えた。
アグリも犠牲になってしまい、仲間から悪口を言われていると勘違いして個人行動に走ってしまう。
その能力を武レドランが勝手に利用し、筋グゴンと膜インを仲たがいさせようとした。
その他コンクリートの地面であろうと水の中で泳ぐように移動できる。
名の由来は『呪怨』…ではなく『大アマゾンの半魚人』から。襲った相手に体の一部を残すという共通点がある。
モチーフは『紙魚(シミ)』。全身がウロコのような鱗粉で覆われた紙を食べる害虫である。
epic27登場。


  • 遮光器土偶のピカリ眼
CV:沖佳苗
生息地:田舎
特技:ヒトの感情を消去し、自身の言いなりにする
作戦:感情のなくなったヒトを操って、自滅させる
趣味:埴輪作り

キュアピーチ…じゃないよ。
ウザい喋り方をするぶりっ子幽魔獣で、目から放つ閃光を見た者の感情も意思も奪い去り、人形のように自在に操る。
『崖から人を落として幸せゲットだよ!』
中の人的に2度目の出演*4。なお、戦隊怪人のデザイン画を一挙に集めた図録「百化繚乱」下巻でのデザイナーのコメントによると
「声をお笑い芸人の柳原可奈子さんが当てる事になったのでぽっちゃり目にデザインした」との事なので、
当初のキャスト予定からなんらかの事情で声優が変わった可能性がある。
名前の由来は『光る眼』から。光る眼で見つめた相手を操る力を持った不気味な子供達の話。
モチーフは『アリ』
epic28登場。


  • 獏のエルムガイ夢
CV:伊丸岡篤
生息地:藪の中
特技:ヒトの夢(眠り)を食べる→ヒトの夢(希望)を食べる
作戦:ヒトの夢を食べ、「絶望の根」で地球を腐らせる
趣味:惰眠を貪る事

重戦機なA級ヘビーメタルではない。闘牛士風の外見で「おいしゅうございました メルシーバクー」が口癖の無駄にキザなウザいヤツ。
元々は睡眠中の人間の夢を喰うしか能が無い役立たず幽魔獣であったが、
エルレイの匣の力で強化され、フォークで起きている人からも夢を奪い取り、食えるようになった。
夢…つまり「生きる目標」や「欲望」を宿した「魂」そのものを喰われた人間はその時点で昏倒し、胸から「絶望の根」を生やし、更にその根が大地を腐らせていく(しかもこの根は絶望した心が元に戻らない限り、いくら切除してもすぐ生えてくる)。
たぶんたっくん晴人或人社長はるか大先生がいたら大激怒されていた事であろう。

しかし能力は超強化されたが頭は無能のままだったので、しょうもない作戦であっさりおびき寄せられてしまった。
エルムガイ夢に食われた魂は腹の中で腑抜けになってしまうが、欲望夢が山ほどあるエリは腹の中でも腑抜けにならずにいたため、
彼女に触発された魂たちの夢が一気に膨れ上がったことで、全ての魂をゲロってしまい逆転された。アホや。
あまりのアホぶりに筋グゴンからも「所詮奴は(エルレイの匣の実験の為の)捨て石だったってことだな」と呆れられたとは言え、
エルレイの匣の力の実験としては成功であったためさほど気に留めていなかった。
名前の由来は『エルム街の悪夢』から。夢の中に現れる殺人鬼の話。
モチーフは『カギムシ』。ムシが付くが、有爪動物門という分類に属しており、厳密には「虫」のうちに含まれるか議論の余地のある生き物*5
epic30登場。


  • ポルターガイストのビートゥース
ドラマCDに登場。
名前は『ビートルジュース』が由来。


戦闘員

  • 魔虫兵ビービ
木偶人形にビービ虫が憑依して出来る戦闘員
武レドラン粛清後はビービ虫の巣を筋グゴンが掌握した。
名前は『B級映画』から。


【ツール】


◆ビービ虫
あらゆる生物の毒や病、悪意を練り上げて造りだした使い魔の生物。
この虫がいる限り幾ら組織が代わろうと創造主である武レドランがいれば戦闘員はビービである。

巨大化の際は6匹を消費する。
幽魔獣は最初は巨大化することに驚いていた。

◆エルレイの匣
過去の護星天使達が幽魔獣封印に使ったアイテム。
元々は太古の幽魔獣によって造られた匣であり、敵を封印したり幽魔獣を強化したりも出来る万能アイテム。復活後の現在は膜イン達の移動基地として利用されている。
名前は『ヘルレイザー』から。

武レドランのその後を知りたい人は機械禦鏖帝国マトリンティスをクリック。


我輩達死んじゃったねぇ、でもまだ書く事あるよねぇ?

その通りだ!貴様等!もっと俺等の事を書け!書くんだ!追記・修正だ!追記・修正だ!!追記・修正だぁっ!!!!!


くだらん事を、死人の分際が何を言う

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年07月07日 01:33

*1 作中では日本で活動しているが、日本以外にもいるのかも不明

*2 本人も1万年間眠っていたため、この思わぬ長所を知れたのは棚から牡丹餅であった。また、画面からソッポを向いていたとしても、電源が落ちない限り永遠に画面から貞子の如く包帯が出て来て自動的に人を襲う。

*3 おすすめピエロとしてのペニーワイズの動画だと「生コンクリートなど、ペニーワイズが(ギャグ補正で)倒されてしまうようなものを流し込む」「大手プロレス団体への入社同意書など、ペニーワイズが酷い目に遭うような契約書にサインさせる」などジョージが本編の仕返しをするのはなかばお約束の展開となっている。もちろん普通にジョージが尊死するオチのことも多いけど

*4 1回目は流感のウチュセルゾーの回のニュースアナウンサー。

*5 一般的に「虫」と呼ばれるのは昆虫をはじめとする陸生の節足動物が主。ただしカタツムリやナメクジ(軟体動物)、ヒルやミミズ(環形動物)のように節足動物以外にも広義の「虫」に含まれる生き物は少なくないし、そもそも明確に定義付けされている言葉ではないことにも留意する必要がある