トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド~機動救急警察~

登録日:2017/04/22 Sat 03:34:00
更新日:2024/04/05 Fri 22:11:36
所要時間:約 22 分で読めます






今から少しだけ未来――
機動救急警察「ハイパーレスキュー」は人智を超えた災害や事故、複雑多様化した犯罪に対応すべく
警察・消防・救急に特化したマシン「ドライブヘッド」を開発した。
絶体絶命のピンチを救うため、ドライブヘッドはあらゆる危険の中に飛び込んでいく――




事件発生!ゴー!レスキュー!




『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド~機動救急警察~』とは、タカラトミーのミニカーブランド「トミカ」を原作とするロボットアニメである。
TV版は全37話。TBS系全国ネットで2017年の4月〜12月土曜朝7:00に放送された。Youtubeでは第1話と第13話が無料公開されている。
Web版は2018年1月から毎月第3土曜日の朝7:30に配信。Youtube等で全話無料公開中。
映画版は全国のイオンシネマ系列館を中心に公開され、現在3分割された再編集版がYoutube等で無料公開中。
第1話は既に街のヒーローとなっているドライブヘッドの活躍を紹介するもので、本編は2話から。いわゆるVガン形式。




【概要】


タカラトミーが誇るミニカーの老舗ブランド「トミカ」。
精密な造形と豊富なラインナップ、カシメ止めによる頑強さが魅力で、昔も今も子どもたち(と大友)の心を掴んできたシリーズだが、意外なことに今までTVアニメ化されたことはなかった(特撮ヒーローになったことはある)*1


しかし2017年、満を持して初のテレビアニメ化が実現することになった。
これは以前から展開されていたトミカハイパーシリーズ(本作もこのシリーズに属する)の売り上げが好調に推移していたことや同シリーズが10周年を迎えたことが決め手とのこと。


タカラトミーのロボットものと言えばトランスフォーマーという巨大ブランドがあるものの、機械生命体と操縦式ロボット、戦争ものとレスキューもの、そして2017年は映画展開メインとTV展開メインという住み分けが図られた。*2


監督はかつて『ZOIDS(機獣新世紀ゾイド)』を手掛けた加戸誉夫。
シリーズ構成はエルドラン・勇者シリーズなど多数のキッズアニメで活躍してきた荒木憲一。
このコンビが手掛けた他アニメ作品としては『ロックマンエグゼ』がある。
またメカデザインや脚本陣にも勇者・エルドランシリーズの関係者が多く名を連ね、キッズ向けロボットアニメ復活にかける本気がうかがえる。


特徴としては主人公やパイロットたちが全員小学生であること、TBSの笹川友里アナが同名のテレビアナウンサー役として出演すること。
パイロットが小学5年生なのは、メインターゲットである4~6才の子どもたちの憧れとなることや大人との連携を描く上でベストだからとのこと。決してショタコン・ロリコンを釣るためではない……多分
またTBSの笹川アナを起用したのはリアルさの演出と解説を担ってもらうためとのこと。決してお父さん向けのサービスではない……多分


久しぶりのテレビ東京系列以外のタカラトミー製ロボアニメということもあり、*3TBSの他番組内での登場や各種イベントの開催など精力的なプロモーションが行われている。
近年あまりパッとしなかったタカラトミーの男玩部門をベイブレードバーストなどと共に盛り上げてくれることに期待しよう。
実際にソニックインターセプター・サイクロンインターセプターはかなり売れたようで、「プロが選んだクリスマスおもちゃ2017」の男子部門ではサイクロンインターセプターが第3位に輝いた。*4
子ども人気やドライブヘッド全体の売り上げも良好で、視聴率や大友人気こそ振るわなかったもののその後も展開が続くこととなった。

なお、トミカを名乗っているが、後述の映画版のGT-R以外実車やレギュラートミカをベースにした製品は登場しなかった(明らかにモデルのわかる車種も存在したが)。これは天下のトミカであっても近年、製品化については自動車メーカーからの製品許諾を取ることが必要で、版権使用料もバカにならないという判断からなのだろう。その後制作された「トミカ絆合体 アースグランナー」ではトミカ50周年記念作品ということもあり、国内メーカー3社(トヨタ・日産・ホンダ)から承認を得たうえで実車が登場している。


【ドライブヘッドとは】


技術の進化・発展に伴い、様々な災害事件が発生する20XX年。
それらの「超災害事件」や「重大犯罪」から人々を救うために、機動救急警察ハイパーレスキューは警察・消防・救急それぞれの能力に特化した専用マシンを開発した!その名も「ドライブヘッド」!

ドライブヘッドは、人型のウォーカービークルと車型のカーフォームのトランスフォーム変形が可能な特殊機体。
適性を見出された子どもたちがドライバーとなり、機動救急警察をはじめとした大人たちと力を合わせ、全ての人々の平和と安全を守るために、今日も現場に爆鎮急行するのだ!
(以上、公式サイトより)


本体に意思や感情があるかは不明だったが、操縦者とのシンクロ率が重要なため何らかの意思はあるのかもしれないと予想されていた(操縦補助的なAIと会話するシーンはある)
ゴウの祖父、乗太郎博士が01を開発したものの、そのシステムはブラックボックスであり、ゴウが搭乗するまではパイロットになるための条件もわからなかった。
パイロットの適正者が一名を除き揃いも揃って小学生だったため、パイロットの正体は世間的には極秘の扱いとなっている(外部音声が必要な場合はドライブギアが代行して喋る)。

ゴウがドライブヘッド01との99.9%以上のシンクロに成功してからはパイロットの条件も判明し、後続の02・03がロールアウトすることとなった。
各ドライブヘッドはサポートビークルと「シンクロ合体」して追加機能や武器を使うことができる。
動力源はカーフォーム時の01・02はガソリンで03は電気駆動。ウォーカービークルモードに変形後は全機「超電磁ジェネレーター」を用いて駆動する。


【ウォーカービークル】


・ドライブヘッド01 ソニックインターセプター
車田ゴウが操縦する、警察機能に特化したドライブヘッド。
ソニックワッパー・リボルバー式ピストル・パトランプブーメランを装備。
前年までの玩具展開では主役ではなかったが、アニメ化に伴い主役機に昇格。
退場が早かった為か玩具は生産数が少なく、売れ行きが良かったことも相まって現在ではかなりのプレミアがついている。持っている人は大切にしよう。


・ドライブヘッド01MkⅡ サイクロンインターセプター
刈狩博士のウォーカービークルとの戦闘に敗れたソニックインターセプターを、「マークツー計画」に沿い強化改修して誕生した新型ドライブヘッド。
ソニックに比べて全体の性能が向上し、刈狩博士の繰り出す改造ウォーカービークルに対抗できるようになった。
通常は誘導灯だが非常時には高熱で焼き切る誘導型ライトサーベルとリボルバーに比べ弾数・射程が向上したAM516マグナムを装備している他、
背部のパトランプブースターをソニックワッパーに合体させた「ブースターソニックワッパー」を使用。
映画ではテラの金属吸引能力に対抗すべく、意外な経緯で「フォースフィールドモード*5」が取り付けられた。


・ドライブヘッド02 レスキューバックドラフト
矢倉タイガが操縦する、消防機能に特化したドライブヘッド。
レスキュークロー・レスキューエアタンク・ウォーターマグナムを装備。過酷な環境での消火活動に備えて機体は非常に頑丈に出来ている。
Youtube版NEXT STAGEでは最後の最後にカーフォームが出たきりだったので、本格的な活躍はドライブヘッドが初となる。


・ドライブヘッド02MkⅡ ブレイブバックドラフト
「マークツー計画」に沿いレスキューバックドラフトを強化改修して誕生した、新型勇者ロボ*6ドライブヘッド。
レスキューバックドラフトから更に耐火性能を高める形の改修がなされており、マグマの中でも耐えるほどの防御力を獲得した。
またこれまでの装備とは異なり「火災現場の要所や障害物を破壊して被害を防ぐ」という観点から「ブースターハンマー」と「レスキューグッシャー」を新たに装備。
ブースターハンマーは後部のバーニアで加速して光になれー!障害物を破壊し、レスキューグッシャーは油圧式でどんなものでも切断する。他にレスキューバックドラフトから引き続きウォーターマグナムを使用。
レスキュー現場での火災消火の重要性を鑑み、「マークスリー計画」では3機中最初に改修される事となった。


・ドライブヘッド02MkⅢ マスターバックドラフト
謎のステルス戦闘機からの襲撃で大破したブレイブバックドラフトを、進行中だった「マークスリー計画」に則り強化改修して生まれ変わった姿。
レスキュー・ブレイブバックドラフトの実働記録を基にサイクロンインターセプター並の速度、サイバーアイユニット並の探知能力とエアコンを付与して完成した。
新たな装備として2丁のアーマードユニットを持ち、レスキュードリルとリベットガンを選択式で取り付けられる。両肩にはシールド部分が大型化したレスキュークローVer.2が取り付けられ、防御力を向上させている。
レスキュードリルを前面に展開することで、カーフォームで地底を掘削して進むことが可能となった。
映画で機動強襲警察隊員が一時的に乗り込んだ際には、ブースターハンマーとレスキューグッシャーを使用。


・ドライブヘッド03 ホワイトホープ
石野ジン・ミコトの双子が操縦する、救急機能に特化したドライブヘッド。
コアにあたるホープバイパーが2台用意されているのが最大の特徴。ジン用が1号機でミコト用が2号機。1号機と2号機で弾種が変わるインジェクトガンを装備。
出動の際まずどちらが合体するかはじゃんけんで決めており、現場では迅速な交代を見せた。2号機が合体すると挙動がそこはかとなく女の子っぽくなる。
前年までの玩具展開では主役機だったが、アニメ化に伴いソニックインターセプターに主役を譲った。


・ドライブヘッド03MkⅡ ホワイトクリスタルホープ
「マークツー計画」に沿いホワイトホープを強化改修して誕生した、新型ドライブヘッド。
ジンとミコトの2人乗りになり、当初はジンが機体操縦を、ミコトが高性能センサー「サイバーアイユニット」の操作を担当した。
サイバーアイユニットは背部のレーダー及び頭部バイザーからなり、高精度のスキャンや超音波による治療・修理を可能とする装備。他にホワイトホープと同じくインジェクトガンを装備。

テラの出現により「マークスリー計画」は一旦棚上げとなり、ミコトが操縦する同型機の追加配備へと計画変更された。
それに伴い本機はジンが単独で操縦することとなった。
映画ではアクティブオフローダーと連携しガトリングガンを使用。


・ドライブヘッド03MkIIβ ホワイトパールホープ
石野ミコトが操縦する、ホワイトクリスタルホープの同型改修機。
基本的な能力はクリスタルホープと同一だが装甲強度が改善され、バイパーと頭部・胸部の形状はMkIのホープバイパー2号に近いものへと変更された。
背部にはサイバーアイユニットに代わり、射出可能な鉄球(アーマードピット)がついた巨大な十字架「レスキューランスクロス」を装備。打突装備としての使用以外にシューティングモードとしても使用できる。


・S.I.B.MAX ソニックインターセプター ブラックマックス(エスアイビーマックス)
機動強襲警察(ハイパーアタック)の黒江田隼が操縦する、戦闘に特化したドライブヘッド。原型機はソニックに先立って開発されたドライブヘッド0であり、他の3機とは兄弟機にあたる。
武装はソニックインターセプターと共通のリボルバー式ピストルの他、電磁警棒と機動隊専用の高い防御力を誇る盾。
機動救急警察の機体とは異なりAIは搭載されておらず、100%黒江田の操縦技術により操られているが機動性に遜色はない。更に装甲厚やパワーもMkII・IIIの4機より上と、ロボットアニメ特有の試作機を地で行く性能を誇る。
機動救急警察がソニックを運用する以前から機動強襲警察に配属され、科学犯罪に対抗するための隠密任務に運用されていた。
当初はレスキュー主体の作品なので出番は少なかったが、邪悪AIとの対決が主となった終盤では戦闘用マシンとしてチームドライブヘッドを何度も救う大活躍をした。

映画で本機はテラに乗っ取られてしまい、S.I.B.MEGAMAX形態で機動救急警察の4機のドライブヘッドを次々と戦闘不能に陥れた。
その後現れたC.I.B.MAXと交戦し、相手の不具合に乗じて逃亡しようとするも最終的に破壊された。


・ドライブヘッド0MkII C.I.B.MAX サイクロンインターセプター ブラックマックス(シーアイビーマックス)
S.I.B.MAXの運用実績を元に開発された新型ドライブヘッド。形式番号は0号機のままだが、実際にはインターセプター系列の3番目の機体である。
激しい戦闘を想定し、機体性能と武装をMAXグレードまで強化している。
サイクロンインターセプターと同型ながらより高性能な誘導用ライトサーベル、ゴールデンワッパー、AM516マグナムに加え独自の武装として超超硬度軽量シールドを持つ。玩具では更にリボルバー式ピストルも付属。
金色の部分が増えたおかげでパッと見は子持ち勇者っぽい。
映画では起動実験もしないまま実戦投入されることとなり、S.I.B.MEGAMAXを追い詰めるも無理が祟ってシステムエラーが発生してしまう。
しかし最後は黒江田の

「許せ、ジョン、イーグル……許してくれS.I.B.MAX!」

という叫びと共に、AM516マグナムでS.I.B.MEGAMAXを撃ち抜くのだった。


【サポートビークル】


・ソニックジェット
ジェット機型のサポートビークル。災害現場に急行してデータ収集を行う他、ワイヤーアンカーを使ってレスキューの補助も行う。装備は短銃と多目的四連銃。
ソニックインターセプターとシンクロ合体することで飛行可能な「ソニックインターセプター ジェットバーニアン」に換装。この形態では短銃と多目的四連銃を合体させて威力を倍にすることができる。
シミュレーションでは成功率が低かったものの足りない分は勇気で補ってぶっつけ本番での初合体に成功した。
サイクロンインターセプターとも一度だけ合体したがそのレスキュー中に翼が破損し、ブリッツジェットファイターへ改修されることとなった。


・ブリッツフォーミュラ
車(フォーミュラーカーとオフロードカーの両方の意匠を持つ)型のサポートビークル。サポートビークル中最速のスピードを誇る。装備はアンカーにもなるアイアンクロー。
サイクロンインターセプターとシンクロ合体することで地上走行に特化した「サイクロンインターセプター マッハシューティングスター」へ換装。この状態ではカーフォームでも走行性能が高まる。

劇中後半ではジェットストライカーに出番を奪われがちだったが、最終回及び映画ではこちらがラスボスに対抗する決め手となった。
またブレイブバックドラフトが初陣で見せたマッハシューティングスターに乗っての連携レスキューは、本作の中でも指折りの名シーンである。


・ブリッツジェットファイター
ソニックジェットが改修されて誕生したサポートビークル。ソニックジェットよりも飛行性能がアップした。装備は2丁のハイパーショットガンだが、威力が高すぎるため司令室からの許可が必要で使用頻度は少なかった。
サイクロンインターセプターとシンクロ合体することで飛行性能がジェットバーニアンより高まった「サイクロンインターセプター ジェットストライカー」へ換装される。
ジェットストライカー時の変形形態はジェットフォームと呼ばれ、超音速飛行が可能となる。


・ファイヤートラック
コンボイ型トラック型のサポートビークル。初期サポートビークルの中では最後に完成した。装備は巨大なウォータータンクと2丁のレスキューキャノン。
レスキューバックドラフトとシンクロ合体することで砲撃に特化した「レスキューバックドラフト ブースターキャノン」へ換装される。
両肩に装備されたレスキューキャノンを合体させたハイパーツインレスキューキャノンは通常時の20倍の威力。発射ポーズがアレに似ている。
レスキューキャノン単体でバックドラフト以外の機体に使用される場面も多い。


・レスキューヘリコプター
ヘリコプター型のサポートビークル。宗像チーフの遠隔操作によって操縦される。
人型のアームを使って様々な作業ができる小回りの良さから、シンクロ合体するより単体で運用されることの方が多かった。装備はプロペラ部分を転用したシザーブレード。
ホワイトホープとシンクロ合体することで機動力と裁断用装備が追加された「ホワイトホープ スラスターエンペラー」へ、
ホワイトパールホープ、レスキューアクティブオフローダーとシンクロ合体することでホバリング飛行しながら高度なレスキューができる「ホワイトパールホープ アーマードスラスターエンペラー」へ換装される。


・レスキューブルチェーンソー
ブルドーザー型のサポートビークル「レスキューブルドーザー」と巨大なチェーンソーを装備したサポートビークル「レスキューチェーンソー」の合体形態。石動と井澤が直接バイパーに搭乗して操縦する。
マークツー計画が完了するまではレスキューバックドラフトとホワイトホープの性能底上げのための合体要員として運用され、その後はほぼこの形態のまま運用された。
レスキューバックドラフトとシンクロ合体することで土木・除去作業に特化した「レスキューバックドラフト ヘヴィーブレードストロンガー」へ、*7
ホワイトホープとシンクロ合体することで「ホワイトホープ ヘヴィーブレードストロンガー」へ換装される。


・ソニックジェットイーグル、ソニックドーベルマンジョン
機動強襲警察が所持する、ジェット機型と戦車型のサポートビークル。
ソニックジェットイーグルはソニックジェットの色替えだが、S.I.B.MEGAMAXへの合体を考慮し原型機よりも推力が引き上げられている。武装は短銃と多目的四連銃。
ソニックドーベルマンジョンは純粋な戦闘車両としてS.I.B.MAXをサポートする。武装はラバー弾を発射するガトリングガン2丁と月にまで届くという超長射程のスナイパーライフル。
S.I.B.MAXとシンクロ合体することで「S.I.B.MEGAMAX(エスアイビーメガマックス)」へと換装され、飛行可能な武装の塊となる。


・ブレイブジェットファイター
ジェット型のサポートビークル。マークスリー計画でマスターバックドラフトと同時に開発された。
ブリッツジェットファイターに比べて速度より推力比に重点が置かれている。装備は遠距離型と拡散型のウォーターガン。
マスターバックドラフトとシンクロ合体することによって、超大推力で空中からのレスキューが可能な「マスターバックドラフト ブレイブジェットストライカー」へと換装される。この形態ではウォーターガン2丁を合体させハイパーウォーターマグナムとして運用可能。
そこに更に脚部バーニアを合体させることで、発射の際にパール&クリスタルホープの支えが必要なほどの超大出力放水銃「アルティメットハイパーウォーターマグナム」が完成する。


・レスキューアクティブオフローダー
オフロードマシン型のサポートビークル。タイヤ部分と両腕を展開することで半人型の作業モードへ変型できる。
マークスリー計画の転用によりアーマードユニットを搭載しており、レーザーメスかハイパワーインジェクトガンを選択して装備可能。
ホワイトパールホープとシンクロ合体することで救急機能を強化した「ホワイトパールホープ アーマードエンペラー」へ換装される。


・アクティブオフローダー
オフロードマシン型のサポートビークル。機体構造はレスキューアクティブオフローダーと共通している。
武装はアーマードユニットにアーマードガトリングガンかアーマードクローの選択式。
武装の殺意の高さや暗めの塗装から、本来はソニックジェットイーグルのような機動強襲警察用のマイナーチェンジモデルだったのではないかと推察される。
だが劇中ではテラの侵攻が迅速だったためか、機動救急警察によって運用された。


・トランスポーターガイア
1話から登場していたドライブヘッドの輸送用サポートビークル「トランスポーター」の強化型。当初は1台のみだったが後に2台が追加配備された。操縦者は宗像チーフ。
機体が大型化したことで救助用物資を大量に積めるようになった他、コンテナ以外の部分は単独でウォーカービークルフォームに変形することができる。
また「ハイドロジェットモード」に移行することで水上移動及び水上輸送を可能にしている。

ブレイブバックドラフト、ホワイトクリスタルホープとグレート合体シンクロ合体することで「ブレイブバックドラフトレスキューコマンダー」「ホワイトクリスタルホープレスキューコマンダー」
へとパワーアップできるが、巨体と有り余るパワー故の負荷により合体は3分間のみでそれを過ぎると強制停止してしまう。
専用武装のギガブラスターはシンクロ合体したドライブヘッドの装備と組み合わせる事でその効果を3倍以上に増幅させることができ、初陣ではウォーターマグナムの出力を河川一面を凍らせることができるまでに向上させた。

本来は戦車型の大型ドライブヘッドが最終メカとしてデザインされ、試作品まで完成していたが諸事情で登場させるのが難しくなってしまった。
そのため戦車型ドライブヘッドの可変機構をトランスポーターに流用し、本機が登場することになったという経緯を持つ。


【その他のメカ】


  • 作業用ウォーカービークル
1話から登場している作業機械。作業現場によって様々なカラーリングや装備が存在し、完全無人操縦型の「ビーバー」や戦闘力を上げた刈狩博士のカスタマイズ機などがある。
犯罪に使われることも多く、ブラックチップが流行した時には大量に暴走した。


・偽ドライブヘッド
邪悪AIがとある工場をハッキングして量産した、ドライブヘッドの偽物。無人機。
その姿はMk2に改修される前のドライブヘッド及びサポートビークルをキメラのように組み合わせた玩具に優しいものだが、戦闘能力はMk2の3機やトランスポーターガイア、ひいては戦闘用のS.I.B.MAXすら凌ぐほど高い。
最初は3機で機動救急警察とドライブヘッドを襲撃し、最終局面ではバベルプロジェクトの建物から大量に出現した。


・偽ドライブヘッド(刈狩鹵獲バージョン)
刈狩博士が罠を仕掛けて鹵獲した偽ドライブヘッドの一体を、コアとなるバイパーを換装して有人仕様にしたカスタム機。
その操縦システムには博士が機動救急警察から却下された「ハイパーマスタースレイブシステム」が採用されており、刈狩博士の身体の動きに合わせて動くようになっているため機動力は高い。
S.I.B.MAXと協力して偽ドライブヘッドの大群を相手に大立ち回りを演じ、邪悪AIの最後の攻撃が放たれようとした時にそれを止めるべく特攻して散った。


  • レッドサーチャー、イエロートータス
機動救急警察に配備されている車両。イエロートータスは大量に配備されており、レッドサーチャーは宗像チーフなどが乗り込んで指揮車両として運用される。


映画で機動救急警察及び機動強襲警察に配備されている車両。シリーズで唯一登場する実車。
各ドライブヘッドのバイパーと遜色ない速度・性能を誇り、大人たちが搭乗して活躍する。
特機バージョンは前売券セットの限定品だったためかなりのプレミアがついている。持っている人は大切にしよう。


【キャラクター】


  • 車田ゴウ
CV:藤原夏海
主人公。いつも前向きなお調子者。マイペースな所もあるが人懐っこく憎めない性格だ。
父親はドライブヘッドの開発者の一人。瞬時に見た光景を目に焼き付ける映像記憶に優れ、その才能が役立つことも。
ドライブヘッドの操縦能力や反射神経も高くスペックだけなら完璧主人公だが、歳相応のヤンチャな言動や三枚目な顔のせいでそうは見えない。
ゴウたちがパイロットをしていることは機動救急警察のメンバー以外には秘密となっているがゴウ本人は不満げ。口癖は「ハイパーダッシュ!」

  • 矢倉タイガ
CV:國立幸
ライバルキャラ。スポーツ万能で成績優秀。ピアノも弾きこなすクールな二枚目で、学校では女子生徒たちの憧れの的。
機動救急警察の西園寺長官の甥で、プライドが高く最初はゴウをライバル視していたが、回を追うごとにゴウの実力を認め始めた。最終回では息の合った協力プレーで木の上から降りられなくなったネコをレスキューするほどの仲に。
西園寺司令とは長らく上司として距離を置いていたが、石油プラントでのレスキューを機にプライベートでは「叔父さん」と呼ぶように。

  • 石野ジン
CV:真堂圭
ミコトの双子の弟。ドライブヘッドチームの中で一番まじめな性格。
引っ込み思案な面もあるが、温和で争いごとを好まず、チーム内の調整役。どちらかというと可愛い系の顔つきだがそう言うと本人はふてくされる。
ミコトと同様、海外で医療活動に従事する両親の影響で正義感が強い。ゴウと初めて出会った際は姉と二人で息の合った応急処置を見せた。
落ち着きたい時は素数を数える癖がある。万田サラとはお互いの正体を秘密にしあっている関係。
中の人は後番組で敵幹部を演じている。

  • 石野ミコト
CV:三澤紗千香
ジンの双子の姉。天真爛漫で女子力が高く、マイペースな性格。
女子生徒に人気のあるアイドル的存在。人間のエゴで酷使され暴走したAI重機を止めた際には涙を流す優しさも。
ジンとともに計算能力に優れ、難しい判断を要する災害現場での対応に役立つ。ショートパンツから伸びる足は健康的なエロス。
サイバーアイユニットの「なんでも見透かす」機能がお気に入り。ドライブヘッド2018及び映画では念願の単独専用機ホワイトパールホープを手に入れ、高い女子力(物理)を発揮。
へヴィーブレードストロンガーやアーマードスラスターエンペラーに一発で合体した描写から、難易度の高いシンクロ合体への適性は彼女が一番高いと思われる。

  • 黒江田隼
CV:水島大宙
機動強襲警察の隊長を務める青年。ドライブギアのAIに選ばれたのではなく、100年に1人の逸材と呼ばれる高い操縦技術を買われてS.I.B.MAXのパイロットになった。
ドライブヘッドを完全マニュアル操縦で動かすという無茶をしている為か、操縦時にはヘッドギアを着用している。掛け声は「ゴーアタック!」
レスキューが主任務のゴウたちに代わって荒事を務めることが多く、邪悪AIとの対決となった3クール目ではS.I.B.MAXを駆って度々大立ち回りを演じた。
ゴウたち小学生が他のドライブヘッドのパイロットだったことに驚くも、そのことで舐めたり驕ったりはしない好青年。動物とスイーツが好き。
映画ではテラの起こす事件に巻き込まれ、新型機C.I.B.MAXを駆ることに。またGT-R(特機)にも搭乗する。

  • 笹川アナウンサー
CV:笹川友里
災害現場の状況を実況するアナウンサー。番組の最後にはアニメキャラから実写の本人へと変身し、現実のニュース速報を模した形で玩具宣伝を兼ねてその回のまとめを行うコーナーがある。
中盤からは刈狩博士との絡みが多くなり、博士のことを悪人ではないと信じるようになっていく。
公式サイトの人間関係紹介では唯一人間ではなくサイクロンインターセプターに好意の矢印が向かっている。なお中の人は放送中に結婚した。

  • 車田ジョー
CV:浜田賢二
ゴウの父で機動救急警察の技術部長。貴仁とは旧知の仲。父である乗太郎博士(つまりゴウの祖父・故人)はドライブギアの中枢部を作った科学者。
趣味はダムの放水作業を観察すること。緊急時にはトランスポーターガイアの操縦も務める。映画ではGT-R(警察)に搭乗。
ドライブヘッド及びサポートビークルの厨二じみた名前は車田技術部長による命名らしい。

  • 西園寺貴仁
CV:松田健一郎
タイガの叔父で司令官。独身でジョーとは旧知の仲。タイガとは石油プラントの災害を機に叔父・甥としての仲を深めている。映画ではGT-R(消防)に搭乗。
ちなみに中の人は同年発売のこのゲームでも司令官の声を演じている。

  • 宗像亜里沙
CV:幸田夏穂
機動救急警察のチーフ。おっぱいがでかい。レスキューヘリコプターのシンクロ合体時サポートとトランスポーターガイアの操縦を担っている。
実家は南国の島にあり、そのこともあって釣りなどのアウトドアではアクティブな才能を見せることも。
タイガとはシンクロ合体の特訓を一緒にしたりレスキューコマンダーの実質メインパイロットに任命したりと精神年齢の高さを信頼している様だ。
プラスチック爆弾の扱いに手馴れているなど過去に謎の多い人。

  • 新門めぐみ
CV:小清水亜美
小学校ではカウンセラーをしているが、それは表向きの顔であり正体は機動救急警察のメンバー。賓乳。
軽率にパイロットという正体を明かそうとするゴウを止めるのがいつものお約束。ゴウが授業を抜けて出動した際は補習を担当する。
存在感が微妙に薄いようで林間学校の時は一人だけおいてけぼりをくらったり、機動救急警察の紹介ビデオに一人だけ出演していないのを忘れられたりしている。
緊急時にはトランスポーターガイアの操縦を務めたが、付け焼刃だったようで偽ドライブヘッドに終始圧されていた。映画ではGT-R(救急)に搭乗。

  • 安斉映子
CV:内藤有海
新門と共に機動救急警察でオペレーターをしている女性。賓乳。おでこが特徴的だが出番は少なく名前を呼ばれることもめったにない。

  • 石動速人、井澤利通
CV:間島淳司(石動)、金光宣明(井澤)
機動救急警察の凸凹コンビ。小学生には解りにくい単語が出てくると解りやすく解説してくれる。
石動はソニックジェットのシンクロ合体時サポートを担っている。またレスキューブルドーザーとレスキューチェーンソーは車田技術部長の承認を受けて2人が独力で開発し、現場への出動まで担当している。

  • 牛頭寛治
CV:青山穣
機動救急警察の長官。出番は少ないがゴウ達にもフランクに接し、緊急時には毅然とした対応を取るしっかりした大人。

  • 春野かすみ
CV:岩井映美里
ゴウの同級生の女の子。第1話でソニックインターセプターに救助してもらったことからそのパイロットに憧れているが、それがゴウとは知らない。
2度目に電車事故から救助された時は自分がサイクロンインターセプターのパイロットから認知されていると知って喜び、電話番号やアカウントを教えてもらおうとした。
第1話ではやたら「ドライブヘッド」を連呼していたが、後にTBSのバラエティ番組『モニタリング』とのコラボ企画の都合だと判明した。
ゴウの後を追って機動救急警察に意図せず侵入したこともあったものの、その時は風邪をひいていたこともあって夢の中の出来事として済まされてしまう。
映画でもテラが起こした超災害に巻き込まれる羽目に……

  • 本田見和子
CV:大井麻利衣
ゴウのクラスの担任教師。おっぱいがでかい。ゴウがドライブヘッドのパイロットな事は知らされておらず急に教室からいなくなる彼を心配している。

  • 万田サラ
CV:田中あいみ
大人気の被りもの系アイドル。おっぱいがでかい。中身は普通に美少女。
ジン及びホワイトホープ・ホワイトクリスタルホープとは何度か救助されたことから縁があり、2回目の登場回ではジンと濃厚なおねショタ展開になった末、
民間人としては初めてホワイトクリスタルホープのパイロットの正体がジンであることを知ってしまう。
だがライブの危機を救ってくれたこともあり、自分の正体を知っているジンとお互いに秘密にしあうのだった。

  • マイコ
CV:井上麻里奈
世間を騒がせる女怪盗。おっぱいがでかい。ブラックチップ絡みの災害をたびたび引き起こすが、あくまで報酬目当てで行っており本人は謎の目玉に特に関与していない。
新型電気自動車暴走事故の時にデータをコピーしてからは江戸っ子口調のAI「韋駄天」を相棒としている。

  • ユウスケ・アキラ
CV:トレンディエンジェル
第1話に登場した、芸能界からのゲストキャラ。銀行強盗をし作業用ウォーカービークルで暴れるも、ソニックインターセプターに捕縛された。
後に刈狩博士の部下として再登場し、ゲストキャラからほぼ準レギュラーへと昇格。終盤では改心こそしないものの刈狩博士と共にドライブヘッド側へとついて活躍した。映画では頭部がブラウン管テレビになっており、一瞬だけ中の人が顔出しする。

  • 刈狩博士
CV:石井康嗣
11話から登場した、元機動救急警察所属の(自称)宇宙一の天才科学者。
自分の計画*8が採用されなかった過去を逆恨みし、機動救急警察に挑戦する。
2クール目までは少し抜けた面もあるものの、気象兵器と強化改造したウォーカービークルの二段構えで作戦を仕掛けてくる難敵だった。

部下の二人のことは口ではなんやかんやと言いつつ信頼しているようである。

謎の目玉の存在に気づいてからはそちらを機動救急警察よりも優先して敵視するようになり、攻撃する為のコンピュータウイルスの開発を進めていた。
笹川アナにささやかな好意と強い信頼を抱いており、謎の目玉の襲撃によって負傷した際は大事なデータを笹川アナへと託す。
回復後は偽ドライブヘッドを鹵獲して自分用にカスタマイズし、最終回ではS.I.B.MAXと敵味方を越えて協力したり邪悪AIの最後の攻撃を止めるべく吶喊したりと大活躍。本作の裏主人公といえるだろう。
本名は「刈狩・フリッツフォン・グスタフ」特攻で死んだと思われていたが笹川アナにメールが届き……。

映画では身体の各部をサイボーグ化して登場。テラの襲来を予期し、再び策謀を巡らせる。

  • 謎の目玉
「ブラックチップ」を利用して街の施設の電子制御を度々ハッキングし、災害を起こそうする謎の存在。刈狩博士とはまた別の敵。
ブラックチップは解析しようとしてもすぐ焼き切れてしまい捜査が進まなかったが、後に謎の目玉から設計図を送られた悪徳業者が量産し世間に流通させたことが判明。
AIに過度の労働をさせるためブラックチップに手を出すブラック企業は多く、ある意味ブラックチップよりそれを使う人間の方が厄介だと言えるだろう。
また目玉のデザイン自体も「アーク」という名のフリー素材としてネット上でバラまかれ、巷で流行になっている。

  • アクセル
1話で災害現場から救助されたボーダーコリー。そのまま機動救急警察で飼われるようになったが、名前が判明するのはかなり遅かった。
最終回で助けた猫も「クラッチ」と名付けられ一緒に飼われている。

  • ピット
機動救急警察に配備されているサポートロボ。ゴウの祖父である乗太郎博士によって製作され、よくアクセルと戯れている。
名前を呼ばれることもあまりなく、ハイパーレスキューのマスコット的な存在としてOP・EDで多少目立つ程度だったが……



【楽曲】


  • OP1・Web版「ワチャ―ガチャ!」歌:SUPER★DRAGON
  • OP2「ヘルプ ユー」歌:さとり少年団
  • ED1「悩めるヒーロー」歌:SECRET GUYS
  • ED2「あやまリズム」歌:さくらしめじ
  • ED3「マイ・フレンド」歌:EBiSSH
  • 劇場版「GO!!!」歌:EBiSSH

OP・ED・劇場版主題歌ともEBiDAN(恵比寿学園男子部)のユニットの楽曲が使用されている。


【玩具】


ドライブヘッド及びサポートビークルがトミカブランドの一環として発売。
最初に発売された3機及びS.I.Bとそのサポートビークルは前年まで発売されていた同名機のリデコ商品なので、劇中とカラーリング・顔が違うのを我慢すれば安くなった前年版を買うのも手。
サイクロンインターセプター以降に発売された新型機及びその専用サポートビークルは完全新規商品となっている。
最初の3機が発売された時にはクリア版の武器セットが、サイクロンインターセプター発売時にはゴールドバージョンのサイクロンバイパーが、ブレイブバックドラフト&ホワイトクリスタルホープ及びトランスポーターガイア発売時にはガンメタバージョンのウォーターマグナム・インジェクトガンが初回購入特典として配布された。


劇中同様の変形やシンクロ合体が楽しめるが特にトランスポーターガイアのプレイバリューは頭一つ飛びぬけており、
  • コンテナ部分にドライブヘッドやトミカを格納して輸送遊び
  • コンテナをメンテナンスブースに変形させて基地遊び
  • 単独でロボットに変形
  • 余剰パーツがほとんど無いグレート合体
  • Nextstage版含めほぼ全てのドライブヘッド(ビルダー系除く)がグレート合体可能
  • 単純にでかくてカッコいい
と他の商品との組み合わせが前提ではあるものの、凄まじく遊び甲斐のある玩具に仕上がっている。
トランスフォーマーやダイアクロンとの親和性も高く、そっち目当てに購入する玩具ファンが出現するほど。
また中央部には大きなスペースが空いていることからその部分に他のフィギュアを乗せる遊びも玩具ファンの間で流行している。


またトミカ版と同サイズの「BIGソフビ」、操縦席の機器を模した玩具「ドライブギア」も発売。ドライブギアは劇中の電子音に連動して振動したり音が出るギミックを備えている。
支援車両や笹川アナの乗るヘリも通常トミカサイズで商品化された。他にガシャポンや食玩などでも展開していた。


【映像メディア化】


TV版はDVD-BOXとBlu-ray BOXの2種で発売。
DVD-BOXの全巻予約特典としてサイクロンインターセプターのシルバーメッキバージョンが、
Blu-ray BOXの予約特典として各巻にシルバーメッキバージョンのドライブヘッドが付属した。1巻付属分はソニックインターセプターで2巻はブレイブバックドラフト。
どちらもポニーキャニオンショッピングクラブで予約した場合のみの特典なので注意。

映画版はDVDで発売。映像特典としてドライブヘッド2018の新規作画回とWEB再編集版ではカットされたED曲、エンドロール、シンカリオンの登場パートが収録される。


【書籍】


コロコロイチバン!で漫画版が連載されていた。内容はギャグに全振りしたものとなっており、本編とはほぼ別物。
ファンブックも発売されたが紙面の半分は通常のトミカを取り扱っており、対象年齢相応で内容は薄い。
アニヲタ向けの資料としてはワールドフォトプレス社発行の「フィギュア王 No.245」のドライブヘッド特集がほぼ唯一にして充実した内容となっている。


【前作と続編】


Youtubeではアニメ化以前の玩具展開に合わせて制作された短編3DCGアニメシリーズが無料公開されている。
トミカタウンを舞台にしておりアニメとはパラレルではあるものの、登場機体の中にはアニメと共通するもの(NEXT STAGE)もあるので、アニメ本編だけでは足りないという人はこちらも見てみよう。


2018年、タカラトミーのテレビ版キッズ向けロボットアニメはシンカリオンへとバトンタッチ。
更にゾイドも新シリーズ「ゾイドワイルド」で復活。ドライブヘッドの成功がタカラトミーの子ども向けロボアニメ攻勢に果たした役割は大きいと言えるだろう。


ドライブヘッド自体は12月で本放送を終えたものの、2018年からはアニメ新プロジェクトが始動。
1月20日からは毎月第3土曜日*9に新作アニメ「ドライブヘッド2018」がWebで無料公開された。
TV版の総集編回と新規作画による新型登場回を織り交ぜ、新たなドライブヘッドの活躍が描かれている。


Web番組「ドライブヘッド情報局」も毎月第1・3土曜に配信され、ドライブヘッドに関する質問に番組中で笹川アナと機動救急警察広報員が回答した。
そして2018年8月24日……


【映画】




映画ドライブヘッド 公開!




入場特典(小学生以下限定)はポケットトミカのフェアレディZ、ドライブヘッド仕様ペーパーグライダー(3週目以降)

劇場版にはシンカリオンがゲスト出演する他、日産自動車の協力で4種類の日産・GT-Rが機動救急警察仕様の車両として登場。
劇中に登場したGT-Rはトミカ化され、一般販売の他にも前売り券とドライブヘッドファンBOOKに付属した。また劇中カラーに塗装された本物のGT-Rが制作され、各地で展示された。
主題歌に起用されたEBiSSHは、本作で声優にも初挑戦。機動強襲警察隊員を演じている。
長すぎない上映時間・暗すぎない劇場・大きすぎない音量とトミカのメイン購入層である子どもたちに優しい作りになっており、ドライブギアが上映に連動することも好評を博した。

劇場での上映終了後、WEB分割版が配信。
基本的には劇場版と同じ内容だが、シンカリオンの登場パートとED曲・エンドロールはまるまるカットされている。



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最終更新:2024年04月05日 22:11

*1 もう一つの長寿ブランド・プラレールは『電光超特急ヒカリアン』でアニメ化した。

*2 2018年は逆にシンカリオンとの住み分けが図られ、TF・ドライブヘッド・シンカリオンの3シリーズ連動購入特典キャンペーン「3大変形ロボットヒーローキャンペーン」が開催された

*3 トミー原作の子供向け乗り物アニメとしては『ヒカリアン』から実に14年ぶり。

*4 1位は定番のライダーベルト、2位が人気再燃中のベイブレードバーストであることを考えると新規IPでありながら凄まじい飛躍である

*5 全身に施されたパラマグネティックペイントにより青く輝き、37.33秒の間攻撃を弾き返す。タカラトミー得意のメッキ商法でもある

*6 メカデザインのやまだたかひろ氏曰く「人生二度目(一度目は勇者警察ジェイデッカーのデュークファイヤー)にデザインした炎の勇者」とのこと

*7 NEXT STAGEでは頭部まで換装していたがアニメでは手足とバックパックのみ換装

*8 最終回で明かされた内容によればパワーローダー等に採用されているマスタースレイブ方式を進化させた「ハイパーマスタースレイブシステム」とのこと。平たく言えばGガンダムのモビルトレースシステム。自分の身体のようにダイレクトに機体を操縦できる反面、ダメージも操縦者にダイレクトに伝わるために採用は見送られた

*9 この日は毎月トミカの新製品が発売される「トミカの日」である。