罪滅し編(ひぐらしのなく頃に解)

登録日:2012/05/09(水) 15:26:57
更新日:2024/08/07 Wed 10:04:50
所要時間:約 8 分で読めます




惨劇を踊れ


【概要】

罪滅し編は07th Expansionによる同人ゲーム、ひぐらしのく頃に(解)の第六話(第六章)のタイトル。サブタイトルは「~最初の過ちをどうか~」。

2005年8月14日のコミックマーケット68にて販売された。販売価格は1000円。現在は最終話の祭囃し編に収録されている。

本編は第一話・鬼隠し編の解答編となっているが、
目明し編のように同じような世界を別の視点から描くのではなく、全く異なる世界の全く違う物語で鬼隠し編の解答にあたる展開などを挟みつつ主にレナ、圭一視点を切り替えながら過去の自分のように疑心暗鬼に陥った仲間を圭一が救い出す、
といった内容になっている。

今までのサスペンスホラー的な作風は一変し(皆無というわけではない)、王道的な熱い展開に加え、今まではあり得なかったハッピーエンドでエンドロールを迎える。
(最終的に雛見沢大災害が発生し、滅びてしまうが)

今迄惨劇に翻弄されてばかりだった人物たちがはじめて惨劇に立ち向かい、仲間内での疑心暗鬼からの惨劇を阻止するという重要なターニングポイントでもあるシナリオであり、特に終盤の熱い展開から若年層に人気が高い。

原作では唯一、作中に一枚絵が挿入されている。ん?「目」を忘れるなって?あれは…ねぇ?


【あらすじ】

「じゃあ、始めるよ。竜宮レナの、一世一代の頑張り物語を。」



昭和58年。
雛見沢村で父親と二人暮らしの生活を営む少女・竜宮レナは部活の仲間たちと楽しい日々を過ごしていた。
学校の体育の授業で行われたクラス全体での水鉄砲対決。レナは激戦の末最近引っ越してきた少年、前原圭一との「決着が着く事さえ興醒め」といえる程壮絶な一騎打ちで汗を流し、興宮のファミレス「エンジェルモート」で店中を巻き込んだ大騒動に花を咲かせ幸せの限りを謳歌する。
しかしその最中、店に訪れていたひとりの女性……離婚して久しい父と交際している間宮リナと出くわし彼女のキツい香水を嗅いだ事で、その幸せにほんの少しだけ陰がかかる。
何とか強引に雑念を振り払い、今日の幸せのみを考えた。
幸せというのは、有限なのだから。だから、今与えられた幸福を無駄にしないために。

だがある日、彼女は偶然訪れた喫茶店で、リナがタチの悪いゴロツキである北条鉄平と共謀して、父親から美人局(結婚詐欺)として金をむしり取ろうと企てていることを知る。
そう、やはりリナは幸せな日々を壊そうとする「敵」であった。最初に出会った時点で全力で拒絶しなければならない存在だった。幸せな日々を敵から守る為、レナはリナと北条鉄平を殺害してしまい、隠蔽の為遺体を解体しているところを圭一ら部活メンバーに知られてしまう。
「どうして俺たちに相談してくれなかったんだよ?」…圭一の悲しげな問いをレナは嘲る。去年の北条悟史失踪の件のように、仲間に相談したところでどうせ何もしてくれないのだから。ここにいる自分と圭一以外の全員はその気になれば悟史をすぐに救えた・或いは彼を追い詰めずに済んだのに、全員それをせず結局悟史は追い詰められ、居なくなってしまった。
これが今の「仲間」の体たらく。だから自分ひとりで戦い、最善の選択をした。後悔はしていない。
そう毅然と拒絶したつもりなのに、レナの瞳からは涙があふれていた。

そんなレナに、圭一はそっと語りかける。
去年の仲間たちは確かに未熟だった。だが人間は成長する。去年の辛酸を味わった仲間たちは今度こそレナの為に尽力してくれると、そしてこの殺人がレナが苦悩の末に選んだものなら、俺はレナの罪を許して協力する、と。
仲間たちは自らの「罪」を懺悔し赦しを求め、レナの「罪」を赦した。圭一はレナに力強く歩み寄り、手を差し伸べる。レナはまだこっちに戻ってこられる、互いに手を伸ばし合えば幸せを取り戻せるのだと。その力強いエールにレナも手を伸ばし互いの罪を許し合い、皆で協力して死体を山奥に隠蔽し、今日の出来事はきれいに忘れようと誓い合った。
同時に、長らく無職だった父も鉄平の恫喝で目が醒め条件の良い働き口を見つけ、ようやく平穏な日々を取り戻した……筈だった。

しかし、殺人を犯したレナの心は完全に晴れる事はなく、暫く体調不良の日々を送っていた。せっかくの綿流しのお祭りも満喫できずに終わってしまった。
それから数日後、彼女の元を訪れた興宮署の刑事である大石から、祭りの晩に談笑した富竹ジロウ鷹野三四が怪死したのを知らされ、彼と連絡を取り合いだした事を皮切りに様々な不穏な出来事が降りかかり、レナは疑心暗鬼に陥ってしまう。

レナの異変に真っ先に動いたのは、圭一だった。レナを救おうと説得を試みるが、レナに思い出したくない、誰にも告げていなかった過去の罪を暴かれ、「隠し事をしないのが仲間なら、お前なんか仲間じゃない」と拒絶されてしまい泣き崩れる。
だが、魅音や沙都子から聞かされた、仲間という存在の真の意味を理解した彼は、眠っていた別の世界での記憶が覚醒する…


斯くして少年は立ち上がる。
数多の世界を経て、今こそ自らの罪を滅ぼす為、そして惨劇の連鎖を断ち切るために…!


【主な登場人物】


ダメ女その1。
「うん、信じるよ。だから……裏切っちゃ嫌だからね?」
主人公兼ヒロインの鉈女。
今回は彼女が疑心暗鬼に陥る。
今迄明かされなかった家族関係、そして雛見沢に引っ越すまでの経緯が語られる。

「レナが命をかけて俺を救おうとしてくれたように、今度は俺がレナを救う! だから信じろ! 俺を信じろッ!!レナぁぁぁぁぁっ!!!」
ダメ男その1。
自称先代主人公。もうひとりの主人公。
鬼隠し編での記憶が目覚め、かつての自分になりかけているレナを救うため、惨劇に立ち向かう。
同時に、彼が雛見沢に引っ越す前の出来事も明かされる。

ダメ女その2。
「レナの境遇を察しなかったことを、仲間として…部長として恥じるよ…」
部活の部長。水鉄砲対決でアンフェアな無双プレイを敢行するがきっちり制裁される。
今回は空気を読んで隠した死体をこっそり移動させるもそれが仇になってしまう不憫な娘。
でも圭ちゃんにハグしてもらえた。

「はろろ~ん。レナさんじゃないですか。」
魅音の双子の妹。
ボディーガードの葛西を引き連れ喫茶店に立ち寄りそこでレナと遭遇し、リナたちの情報を教えるよう葛西を説得する。
今回はそんなに出番なし。

北条沙都子にとってU字ロックのUは、うわこんなの楽勝! のUでございましてよー!」
ご存知トラップマスター。
物語の終盤、レナが仕掛けたトラップを見抜き、更に悟史のバットを圭一に託す。

「私はあなたと共に戦う。もう一度戦う、何度でも戦う!…その先の未来に至れるまで、何度でも…!」
古手神社の巫女。今回はいつになく大人びた態度が多い。
覚醒した圭一の言葉に理解を示し、彼女自身も惨劇に立ち向かうと決意する。

やはり祭の晩に死んでいた自称フリーのカメラマン。
祭の夜に鷹野と共に部活メンバーらと談笑していたが今回はなんと立ち絵はあってもまさかの 台詞無し。 いつにもなくひっそりと最期を迎えた。

「このスクラップ帳と、私がそういう研究をしているのは内緒よ…?」
入江診療所に勤める看護婦。祭の前にレナと面識があり、オヤシロ様について彼女と意気投合し、「オヤシロさまの祟り」の独自研究をまとめたスクラップ帖を彼女に手渡した。
富竹と同様に祭の晩に祟りに遭い死体で発見されるも、彼女のスクラップ帖によりレナの疑心暗鬼を引き起こしてしまう。

「くっ…上等だよ。うちと全面戦争すっか!?あぁ!?」
ベテラン刑事。今回はレナに接触し彼女と連絡をとりあう。
連続怪死事件解明に対する焦りやとある事情で彼女の付近をうろつく園崎家の影、不運な偶然の一致などからレナの妄言を鵜呑みにしてしまう*1
彼の想定の斜め上をゆく事態ばかり起こり、果てはロクに裏が取れていないのにコネを駆使して強制捜査しようとした結果、
園崎家を挑発するも逆に冷静にやりこめられたり、園崎家に面子を潰されたり(完全に自爆)と、他の編では見せない感情の荒立ちや動揺を見せる。
後にレナを止めるために奮闘する圭一に協力する。

クズその1。
「あんたあたしと目を合わせるとすぐ逃げるもん、それで分かってないと思ってた?ガキはイヤねぇ~」
本名は間宮律子。
キャバクラ勤めの鉄平の愛人。
鉄平と共に結婚詐欺を計画し、レナの父親に取り入るが、レナに見破られて本性を現し絞殺しようとしたところをガラス片で怯まされ、鉄パイプで滅多打ちにされ無惨な死を迎える。

「入江は何度でも蘇る……メイドがそこに居れば何度でも蘇る…!何故なら、それが人類の夢だからだぁぁぁぁぁあああ!!」
入江診療所の医者…だが、今回は基本的にメイドモード。その強靭さを以てれなぱんを8発耐えて見せた。
その後、綿流し祭の晩に富竹ジロウの検死に携わり、意味深な呟きを零す。

クズその2。
「おお~、俺ぁ町の役に立っとんねん、お役所に表彰してもらいたいわ」
沙都子の叔父だが、今回は彼女との接点はなく、竜宮親子とのしがらみが描かれる。
リナと組んでレナの父親を恐喝するが、レナに斧で頭を不意打ちでカチ割られ殺害される。

  • 葛西辰由
「…女の私生活には、触れないのが仁義ってもんです。」
詩音のボディーガード。喫茶店で偶然鉢合わせしたレナに、ある情報を提供する。
後に自分とコンタクトを取りたいというレナに応じようと裏で動くが、それがある騒動に繋がってしまう。

  • 造園業者の社長
「兄ちゃんさぁ、この道の途中で女の子に会わんかったかいね?」
人気のない道を不自然に何度も走行し、道端で不自然に停車していた白いワゴン車に乗っていたうちの1人。
レナの事を気にかけていたようで圭一にそれを尋ねた翌日、雛見沢分校に剪定作業に訪れ校長や知恵と談笑する。
知恵と彼の談笑を盗み聞いていたレナはそれを妙な形で無理やり解釈し、余計に疑心暗鬼を深める結果となってしまった。

「クソっ…! 昭和58年の6月に、雛見沢でいったい何が起こったっていうんだ…!」
エンディング後に解放されるTIPS「悪魔の脚本」に登場。大災害で滅び封鎖されていた雛見沢に訪れる。

  • レナの父
ダメ男その2。
「礼奈には、本当に迷惑をかけたな…。父さん、これから頑張るから!」
妻の浮気が原因で離婚してからは、レナと2人で暮らしている。
真摯に愛し、懸命に支えた妻の裏切りの傷が未だに癒えず、職にもつかないニートな日々を過ごしていたが、そんな中で興宮のキャバレーで出会ったリナと交際を始めるも…。
やや小市民的だが一途な性格で、レナが本名である「礼奈」と呼ばれる事を受け容れ、「礼奈」としての姿を見せる唯一の相手。

  • レナの母
クズその3。
「ねぇ?礼奈ちゃんは…お母さんとお父さんの、どっちが好き?」
腕利きのデザイナーで大企業にスカウトされバリバリのキャリアウーマンになるが同僚のアキヒトおじさんと浮気し彼の子を妊娠し、夫を見捨てるような形で一方的に離婚する。
レナを甘やかし自分に懐かせ連れていこうとしたがそれを知ったレナは彼女を拒絶し、父親についていく事となった。

  • アキヒトおじさん
クズその4。
レナの母の不倫相手。彼女と共謀しレナを懐かせようと色々世話を焼いてきた。お兄さんと呼ばないとぶたれるらしい。
レナはそこそこ懐いていたが第二の父親としては到底受け容れられず、やがて拒絶するべき「平穏を脅かす敵」のひとりとして憎悪の対象となった。

  • 亀田幸一
「こんな部活の存在知ってたら、野球なんかやらなかったのにーー!俺の人生のリセットボタンはどこぉッ!?」
誰?という人は祟殺し編(アニメ勢は『厄醒し編』)をどうぞ。
圭一こと『K』と義兄弟の契りを交わした甲子園ピッチャーことデザート魔人で、序盤のデザートフェスタの一幕で皆と共に煩悩の赴くままに大暴れする。


以下、アニメや漫画版しか知らない人にとっては「誰こいつ」な面々…

  • 大高
「言葉を慎みたまえ。もう君にくんと呼ばれる階級ではない!」
県警本部の警部で、大石とは旧知の仲。
終盤、突然第二機動隊を率いて乱入し 事態を散々かき乱した エリートのボンボン(機動隊自体は終盤ちゃんと活躍するが)。
漫画やアニメ版では展開ごと削られているが、ドラマCDでは原作どおりしっかり登場している。
「…何か御用ですかねぇ大高 くん ?」

  • 鑑識の爺様
「かっかっかっか!そうだのぅ、大石風に例えると、親のリーチ一発平和タンヤオ赤々ドラドラに振り込む感じかの!」
鑑識課に勤務する大石の麻雀仲間。大石に並ぶベテランでかなり豪快な性格。
終盤、大石との電話で教室中に撒かれたガソリンの危険性を説明した。やたらと麻雀に喩えたがる。
こちらも原作、CS版以外ではドラマCDのみの登場。





【CS版】

祭には第質章として、絆には第3巻に収録されている。祭では専用の主題歌として、「escape」が用意されている。
しかし、詳細は下に記すがエンディング条件に面倒な仕様があり批判を受けてしまった。

【漫画版】

ガンガンパワードで連載されていた。
全4巻。作画は鬼隠し編に引き続き鈴羅木かりん。
全体的に分厚く、比較的原作のやりとりは網羅している。原作でのクリア後Tipsの話も掲載された。

【アニメ版】

第1期の22~26話で描かれ、第1期(無印)の大トリを飾った。
何とかまとめようとした感はあるが僅か20分×5話程度の尺では完全再現には程遠く「何とか大筋を再現しただけ」な感が否めない。
特に序盤の一部シーンが丸ごとカットされた影響で中盤からの一部ストーリーの展開がかなり唐突になっていたりあやふやになっていたりする。
しかし最大の名場面である最後の一騎打ちからの和解は比較的しっかり収録しており、人気が高い。

第2期の1話では「悪魔の脚本」(原作で本編クリア後に出現するTips)を基にアレンジされたストーリー「サイカイ」が作られている。

【ドラマCD】

前作と同様、ディスク6枚組。
黄昏を背に血まみれの斧を担いで微笑むレナのジャケ画がKOOL。
アニメ版の話数よりも多く、しかも全てが約75分前後とアニメ版との原作再現度の違いは一目瞭然。それだけでなく本編に多い派手なアクションシーンを妥協なく緻密な効果音や演出で再現しており、完成度は非常に高い。
EDテーマは圭一が歌う「あの日、あの場所、全てに『ありがとう』」(原曲は羽っ鳥もさく共和国による二次創作のボーカル曲)。後にシングル化している。
この編を最後にジャケ画担当が変わる。
かつては付属しているパスワードを公式サイトで入力するとクリア後のTipsなどを音声化したファイルをDL出来たが現在では不可能。久方ぶりの子安版赤坂の出番な上結構ボリューミーな為非常に惜しい。

【小説版】

講談社BOXと星海社文庫からそれぞれ上下巻で発売中。
イラストは異なるが、表紙はBOX版も文庫版も上巻は一人佇むレナ、下巻は手を差しのべる圭一たち、という粋な構成になっている。


【余談】

  • 原作ではレナ視点のときのフォントの色が物語が進むにつれ段々濃くなっていき、最終的には真っ赤な文字になる。これは徐々に狂っていくレナを表現している。
    小説版でも文字を赤くプリントすることで再現されていた。

  • クリアすると竜騎士本人が作品の解説を行うスタッフルームが追加される。

  • ED曲である「Z・E・R・O」はフリー楽曲だが、罪滅し編のラストに相応しい、爽快感と脈動感溢れるアツい曲でファンから高い評価を得ている。ドラマCDでも何度か採用されている。

  • ラストの展開からレナは逮捕され警察署にいることになる為、大災害を生き残っているのではないかと推測されていたが、アニメで実際にそうであることが判明した。
    しかし、今までの惨劇を起こした者たちは徹底的に悲惨な末路をたどったのに対し、
    レナは鉄平とリナ殺しについて完全に隠蔽されたので結果的にノーカンとなっており、この展開に不満を感じるファンも多い。
    もっとも、結果的に罪滅し編でも大災害が起きてしまった事でレナの父親や友達は全員死んでしまうなど、単純な死よりも重い罰を背負われたという意見もある。
    実際、アニメ版2期第1話「サイカイ」は罪滅し編の25年後が舞台だが、そこに登場するレナは終始暗い表情で、事件のことを問い詰められると未だに精神が不安定になり、
    村を眺めながら「あの輝いていた頃に戻りたい」と零すなど、お世辞にも幸せな人生を送っているようには見えない。


  • 後に展開された外伝漫画『宵越し編』は本作がバッドエンド(学校が爆破されレナ含めて生徒全員爆死)を迎えた後の後日談となっている。
    ゲームには『絆・第三巻』、『粋』、Switch版『奉』に収録されているが、見るためには罪滅し編を一度バッドエンドで迎える必要があり、罪滅し編のトゥルーEDを迎える為には宵越し編のプレイが必須(プレイしないとトゥルーEDへの選択肢が現れない)という面倒かつややこしい仕様になっている。











悪魔どもが喜ぶ項目が今後どれだけやってこようとも、俺たちが全部、追記・修正してやるぜえええッ!

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最終更新:2024年08月07日 10:04

*1 ただし、レナは連続殺人を犯してしまったために彼女に着目する目の付け所そのものは悪くなかった。また、レナの妄言(鷹野のスクラップ帖)には後の編で明かされるある真実の一部が…。