バッドエンド(スーパーロボット大戦F完結編)

登録日:2017/08/17 (木) 13:21:56
更新日:2024/05/03 Fri 23:39:58
所要時間:約 5 分で読めます





この項目で触れるバッドエンドとは、主にスーパーロボット大戦F完結編にて描かれているエンディング、ゲームオーバーの一種として登場し
特定の分岐を選択、もしくは複数個のフラグを立てる事で突入する、合計三種類のバッドエンド要素となる。

通常のエンディングを迎える場合は最終話にてシロッコ(orシャピロ)、デビルガンダム、バッフ・クラン達と結着を付けた後
地球に平和が戻る…といった流れとなっているが、以下に記載する手順を踏んだ場合、それとは異なる結末を迎える事となる。


以下、ネタバレ注意。



- 目次


【バッドエンド一覧】

◆全面戦争エンド

「悲しみのカトル」クリア後に「DCを叩く」の選択肢を選び、DCルートへ進む。そして「恐怖と恐慌の狭間で」ゲスト(ゾヴォーク)の三幹部が生存している状態で
7ターン目に敵中立ユニットの増援として登場するメキボスを撃墜する。するとその後のエピソードでの会話、そしてエンディングでの会話が変わる演出が加えられる。

このマップではゲストの三幹部であるロフがゼゼーナンの言動に疑問を持ち、セティがロフを説得した結果その場から三名全員が撤退。
ゲスト側の特使であるメキボスからロンド・ベルに対して「少し待ってくれ、ただしどうしてもと言うなら相手をする(要約)」と提案を持ちかけ
プレイヤー分岐に


「しばらく待つ」
「メキボスを倒してゲストを叩く」


が表示される。後者を選んだ場合は文字通りメキボスを撃墜し、次話である「激震の赤い大地」で完全に敵意を向いたゲスト三幹部たちと大量に湧いた敵ユニット共々戦う展開が待ち受けている。


台詞の差分としては
アムロ「少し我々は力に頼りすぎていたのかもな…。」
甲児「しかし、なんか後味の悪い終わり方だよな…。」

などと言った具合に、後悔の残る会話が流れ、最終話終了後のエピローグでの台詞では
アムロ「特使であったメキボスを手にかけたからにはゲスト本国との戦いに発展する可能性もある。」
カミーユ「まだ戦いの歴史はつづくのですね…。」
甲児「俺たちはいったい何の為に戦ってきたんだ…何のために…。」

と、後悔を通り越してゲストとの全面戦争の予兆すら感じさせられる、後味の悪い会話が繰り広げられる形でエンディングを迎える。
第4次スーパーロボット大戦のバッドエンドと違って全面戦争が確定するわけではないが、少なくとも平和が続かないのは確かだろうか。

速い話が、地球を守る大義名分があれど力を振りかざす手段に頼った解決法では、自分達が倒してきた組織と大差がないという事を暗示しているのかも知れない。*1


ちなみにゲスト三幹部が全員生存した状態で「しばらく待つ」の選択肢を選んだ場合は次話で彼らが味方NPCとなり
「三幹部を一人以上撃墜した状態でメキボスが登場した」後に同選択肢を選択した場合は、次話で三幹部全員が敵に回るのみで、本エンディングの対象とはならない。


◆イデエンド

イデオン加入後、任意のマップでイデオンのゲージを第6段階に上げることでイデオンガンが使用可能となるが
ゲージが上がりすぎた場合はパイロットが「イデ」となり、操作を受け付けないNPCユニットと化す。

この状態を数ターン継続するか撃墜、またはゲージが第7段階(ゲージが光っている状態)となった場合、イデが人類を見限る旨の会話イベントが発生する。そして


ジョリバ「どうも、イデの奴に見放されたらしいぞ、我々…。」
ハタリ「バカな…俺はまだ何もやっちゃいないんだぞ…!」
ベス「コスモ…俺たちは…やることがすべて遅かったのかも知れん…。」


といった原作でも発せられた台詞が流れた後、イデが発動してマップから全てのユニットが消滅。「コスモスに君と」のBGMと共に「GAME OVER」のテロップが表示されてゲームオーバーを迎える。
マップ上の背景が残っており、更にこの末路が因果地平へと繋がる演出などは描かれていないため、イデオン本編と比較するとあっさりとした最後を迎える事となる。

なおコスモスに君とが流れる機会は、カラオケモードを除くとこのイデエンドのみとなる。



◆エヴァエンド


万丈「テストが問題なければ、その参号機とパイロットが我々の仲間になる。もちろん葛城大尉達もな。」
シーラ「問題なければ、ですね?」
万丈「そう、問題なければ、な」


1:「アクシズの攻防」にてカトル説得しない
2:「トレーズの救出」にて7ターン目までにバスクを撃破。これに失敗した場合は、「異質なるモノの挽歌」にてシンジを初期出撃ユニットとして選択する。*2
3:「解かれた封印」までに、前作Fから数えてエヴァ初号機を5回以上暴走させる。ただし「エヴァンゲリオン、始動」でのイベントに伴う暴走はカウントしない。
4:「ソラと大地のケモノ」にて地上ルートを選択する。
5:「決戦、第2新東京市」にて、シンジのシンクロ率がレイのそれを上回っている。


以上のフラグを立てることで「決戦、第2新東京市」の次話は「僕がボクとして生まれた理由」→「未完のシ者」と進み、エヴァエンディングを迎える事となる。

このエンディングではゼルエルが撃破された後の第2新東京市に復活した使徒4体と渚カヲルが登場し、彼との悲しい結末を迎えた結果シンジが絶望した末に、エヴァ初号機の覚醒をもって人類補完計画が遂行されてしまうルートとなる。

復活したサキエルシャムシェルラミエル、ゼルエルに加え、3ターンEPではカヲルが搭乗するエヴァ参号機が出現。彼を倒すことでエヴァ初号機はセントラルドグマに侵入した彼を追跡し
残りの使徒を倒すことでマップクリアとなり、会話イベントに入る。

その後はロンド・ベル達はおいてけぼりのまま「貴方に抱かれても嬉しくなかったら」と叫びつつゲンドウを裏切ったリツコによりダミーシステムは破壊され、シンジとカヲル両者の会話ムービーが流れる。
そして原作でも流れた会話に準拠し、シンジの手に掛けられることを望んだカヲルは初号機に握り潰され、死を迎えた。



シンジ「もうやだ、もういやだ…誰か、僕を助けてよ…
ねぇ、誰か僕を…お願いだから僕を助けてよ…
一人にしないで、僕を見捨てないで!僕を殺さないで!」

カトル「…」

シンジ「…君は…誰?」

黒カトル「…」

シンジ「ねえ、どうして黙ってるんだよ!」

黒カトル「…」

シンジ「君も僕を見てくれないんだね…
誰も、僕を見てくれない、わかってくれない、わかろうとさえしてくれない…
そうだ、僕はいつもひとりぼっちだった…
ここにはもう僕の居場所なんてないんだ…
みんな僕をいらないんだ!」


「だったら、だったら、こんな世界、なくなっちゃえばいいんだ!!」





ゼーレ(キール)「始まりと終わりは同じところにある。…よい、全てはこれで…」
エンディング


親友を手に掛けたことで完全に心を閉ざしたシンジは絶叫し、キール達ゼーレの意向のままに初号機の手により人類補完計画は遂行。
その後の展開は宇宙ルートチームも含めて何も描かれないまま、まさに「未完」のラストのままエンディングを迎える末路となった。

なお、こんな完全勝利ルートが用意されたためか、ゼーレはこのルートを回避するとゲンドウやトレーズ、シャピロらの暗躍によりサクッとメンバーが皆殺しにされるという空前絶後の完全敗北を喰らう。



追記・修正は力に頼らず、遅すぎず、カトルに出会ってからお願いします。

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最終更新:2024年05月03日 23:39

*1 ちなみに第4次のバッドエンドも似たような流れであり、この時点では既に交戦する理由がないシュウをゼゼーナンを倒す事よりも優先して倒そうとするとメキボスから「力だけに頼っているお前たちはゼゼーナンと変わらない」と失望されてバッドエンドに突入する形になっている。

*2 バスクの撃墜に失敗した上でここで出撃させなかった場合、シンジは自分の意思で無断出撃する。このイベント(=シンジに自分の意思をもって物事を決定させる)を発生させないことが重要。