ライオウ(DQⅤ)

登録日:2011/12/21 Wed 12:43:06
更新日:2025/02/01 Sat 21:55:14
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DQⅤにおける仲間モンスター。
ライオネックを仲間にすると1匹目はこの名前になる。

生息場所はエビルマウンテン及び隠しダンジョンの浅い階層のみ。
その内のエビルマウンテンではどんなモンスターも絶対に仲間にならない為、仲間に出来るのはクリア後である。
加入率はグレイトドラゴン等と同じ64分の1で、仲間にする為には多少粘る必要性が出てくる。

ステータスは身の守りや素早さが200を超え、更に耐性も吹雪無効に炎・イオなどを大幅軽減し状態異常もあまり効かないと守りに関しては非常に優秀。
最初からバギクロスを覚えている上にギガデインを使えるようになるため、はぐりんジュエルのような魔法主体の要塞タイプである。
耐性で多少劣る面もあるがHPもMPもそれらよりかなり高くなるため最終形と言ってもよく、隠しダンジョンでも問題なく戦っていける。
装備を整え不沈艦となったライオウがギガデインを繰り出せば、大概の敵はあっさり一掃できるだろう。

…と言うのが本来の彼の強みのハズなのだが、強豪揃いと言われる魔界モンスターにもかかわらず使いどころがない
確かに防御面と魔法は優秀だが、コイツが加入するクリア後は打撃偏重の傾向が加速しているにもかかわらず肝心の力が140と明らかに低い

覚える特技はライデインにギガデインと一見豪華だが、それらの特技は総じて出番が減り、火力を補う山彦の帽子も装備できない上にデイン系エスタークには一切通用しないおまけ付き。
雑魚戦でもこの時期に主に戦う事となるのはデイン系に強耐性を持つセルゲイナスやれんごくちょう、戦闘開始時に
マホカンタ状態になっている事のあるガメゴンロードやメカバーン等ギガデインを有効に使えない敵も増えている。
打撃は上記の様に素の力が弱く、更に武器も最高のモノが奇跡の剣止まり。その為攻め手で困る場面が多い。
強引にギガデインの用途を挙げるなら、キラーマシンを粘る時に鬱陶しいバズズやホークブリザードを蹴散らしたり、
ヘルバトラー狩りを行う時に使う時位だろうか。一応与ダメージは通常打撃よりは高いし。
ただ、それも息子で事足りたりする。ギガデインの燃費は悪いが、5ではMPを完全に回復出来るエルフの飲み薬が比較的簡単に手に入るし…
他の仲間モンスターと比較しての相対的実力も酷い。
リメイクでははぐりんのHPの大幅強化(何と300を超える数値に)に加え、ライオウより強いアクデンまで登場してしまう始末。
運やかしこさが高いが、これらは死にステであり特にリメイク版以降では全く意味がない。

さらに言えばライオウを勧誘出来る=全てのモンスターを勧誘出来ると言う事なので、戦力増強の為にコイツを勧誘する必要さえ無い…

これらの短所が積み重なり、魔界モンスターの中ではホークブリザード(厳密にはコイツは魔界モンスターじゃないが)に次ぐ弱さとも。
ドーピングすれば気合ため+吹雪の剣でエスターク最短撃破を狙えるブルートアンクル
ラリホーマでエスタークを無力化でき、さらにエスタークに有効なメラゾーマを習得するサーラより弱いとも。

更に攻略サイトでは「強い」「オススメ」と、一般プレイヤーにとっては首を傾げる記述が掲載されている事も相まったため
(一応ライオウの名誉の為にいっておくと確かに能力や特技は強い方で、中盤なら超心強かったと思われるのだが、さすがに時期が悪すぎてお世辞にも…)
付いた称号は余りにも不名誉な「自称魔界のエリート」。
よくコイツについて「もう少し仲間になる時期が早ければ」と言う呟きを見かけるが、仮にクリア前に加入したならば、
その時期の仲間の実力も考慮すれば少し育てるだけでスタメンに定着出来るだけのステータスに育つ。
更に言えばクリア前ならデイン系の特技も活かせる。ギガデインならばゲマミルドラースにもある程度ダメージを通せる為
火力役を兼ねた道具役になり得ていたのだ。賢さを高めたジュエルの様に、そいつらの単独撃破も可能。

流石に打撃偏重の重なるクリア後の世界は最終的にスタメン落ちは否めないにしても、戦力が整うまでの繋ぎとしては優秀と言う立ち位置で重宝されていた可能性もあった事を考えると・・・
敢えて使い道を挙げるとすれば、レベル上限が23と低く、80万程度の経験値で最大レベルに到達するのでメタキン狩りをすれば戦力になる。
自身もやいばのよろい+はめつのたての組み合わせを装備できるためメタル狩り要員としても優秀である。
さらにPS2版、DS版なら低い最大レベル+高い初期能力から隠しすごろくの攻略係には向いている。
すごろくの敵はこちらのレベルに依存する為低レベルならそれ程強い魔物は登場しないし、またコイツの耐久力なら魔界モンスターが仮に襲ってきても、高い耐久力を活かして逃げれば問題無く戦闘をスルー出来る。

他にも高い耐性を生かしてエスタークを低レベルで撃破出来る事が挙げられる。
運任せになる部分もかなり強いがPS2版でライオネック初期レベル2体でエスタークに勝利している報告が挙がっている。

ガップル同様特殊な状況では強さを発揮するが、加入時期で大きく損をし、その時期での汎用性に欠ける為
悲惨な評価を受けてしまったモンスターの筆頭格。
決して弱いわけではなく、端にも棒にもかからないマウスドロンおばドルプチマジよりは恵まれた存在ではあったものの
彼らと違い特筆すべき強みが用意されていた事、クリア後のご褒美的なモンスターと言うネームバリュー、一時期の過大評価が酷評を加速させた事から彼ら以上の不遇を受ける事になってしまった悲運のモンスターとも言える。
星のドラゴンクエストのとあるイベントでのビアンカのツッコミがもの悲しい…

一方、かつてVジャンプで連載されていた『スライム冒険記』(作者はかねこ統)では、かつて勇者、スラきちと共に魔王を倒した魔物「ライぞう」が登場。
終盤では出番はなくなってしまったが、唯一聖なる魔法であるライデインを使えるため大きく活躍していた。
……もっとも、大体が噛ませになっていたが。


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最終更新:2025年02月01日 21:55