登録日:2020/08/02 Sun 20:03:10
更新日:2025/04/01 Tue 21:46:01
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《ロードランナー》は『
遊戯王オフィシャルカードゲーム』のモンスター。
元ネタはゲームの方のロードランナー…ではなく、アメリカのアニメ『ルーニーテューンズ』に登場する鳥のキャラクター、「ロードランナー」であると思われる。
ただし、外見に元ネタの要素はほとんどなく、「走る鳥」ということ以外は完全に別物。
テキスト
効果モンスター
星1/
地属性/
鳥獣族/攻 300/守 300
(1):このカードは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない。
●目次
概要
小さな体とつぶらな瞳がチャームポイントの鳥のモンスター。
攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない効果を持つ。
一方で、効果による除去には弱く貫通ダメージも受ける。
また、攻撃力301から1899のモンスターとの戦闘では破壊される。
というか…
翻弄するエルフの剣士
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1400/守1200
(1):このカードは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない。
氷結界の修験者
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻1500/守1000
このカードは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない。
壁モンスターとしてはこれらの方が性能が上。
攻守共に《ロードランナー》より高く、戦闘破壊される範囲が狭い。
《翻弄するエルフの剣士》は戦士族、《氷結界の修験者》は「
氷結界」モンスターなので、サポートはかなり多く、レベル4モンスターゆえシンクロやエクシーズの素材にもしやすい。
しかし、《ロードランナー》はレベル1なので、《ワン・フォー・ワン》などに対応していたり、《
リンクリボー》の召喚素材にできる点で差別化は可能。
また、専用サポートカードもある。
スクランブル・エッグ
通常罠
(1):自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「ロードランナー」1体を選んで特殊召喚する。
モンスターの破壊をトリガーに《ロードランナー》を特殊召喚するカード。
除外されていなければ、どこからでも呼び出せるので非常に便利。
とはいえ、インフレした環境では、モンスターの破壊をトリガーとした罠カードは発動前に破壊されやすい傾向にあるので、油断は禁物。
また、特殊召喚するだけでそれ以外の効果は無いため、呼び出した《ロードランナー》があっさり破壊される事もあるので注意。
アニメでの活躍
『
遊戯王5D's』にて、
不動遊星が初期から使用するカード。
かわいらしい見た目からか、本作の《
クリボー》ポジションに収まる。
アニメ第1期のOPでは、《
ジャンク・ウォリアー》達と一緒に登場している。
ライディングデュエルでは、トコトコと走りながら遊星についていく姿が微笑ましい。
「VS
牛尾哲戦(1戦目)」にて初登場。
しかし、攻撃力1800の《手錠龍》との戦闘であっさり破壊されてしまった。
この時、《手錠龍》に挟まれながら物凄い形相で破壊された為、遊星は心配する素振りを見せている。
「VS
ジャック・アトラス戦(1戦目)」では、《
レッド・デーモンズ・ドラゴン》の効果で危うく
焼き鳥にされかけたが、遊星の《悲劇の引き金》(アニメ効果)で何とか回避。
さらに、《悲劇の引き金》の追加効果で《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を破壊しようとしたが、ジャックが所有していた《
スターダスト・ドラゴン》の効果によって失敗に終わった。
この時《ロードランナー》の体が炎に包まれて《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を破壊しようとする演出がなされており、視聴者からは「結局焼き鳥にされた」とつっこまれた。
…とこんな感じで、
戦闘破壊耐性が役に立っている場面はほとんど無く、相手のカードの効果で破壊されたり、貫通ダメージを受けたりしてしまうことが多い。
中盤では、同じ鳥獣族の《
シールド・ウィング》の登場後は壁モンスターとしての出番が減少し、S素材として使用される事が多くなった。
このように、遊星が使用するカードの中ではあまり良い性能ではないので、まだキングだった頃のジャックからは「貧相なモンスター」と呼ばれた事がある。
遊星も声には出していないが、扱いづらい事は理解しているらしく、「VSゴースト戦」では苦しい状況の時にこのカードをドローしてしまい、すごく嫌な顔をしている。
更に、ゴーストからも「期待するカードはこなかったようだな」と言われてしまった。
ともあれ、色々損な役回りが多かったが、何だかんだで終盤まで登場。
アニメ
最終回の「VSジャック戦(4戦目)」では、《スクランブル・エッグ》の効果で特殊召喚され《
クリムゾン・ブレーダー》のダイレクトアタックから遊星を守り、次のターン《マッハ・シンクロン》と共に《
フォーミュラ・シンクロン》のS素材となった。
最終的に《
ソニック・ウォリアー》の効果で攻撃力が上昇し、《
ジャンク・ウォリアー》の攻撃力上昇に貢献した。
このデュエルでは、破壊や戦闘ダメージを受けることなく最後までフィールドに残り、現実時間で3年間、遊星を支え続けてきたカードとして彼の勝利を見届けた。
追記・修正お願いします。
- ウィリーブレイカーだと序盤で割と重宝してた記憶ある -- 名無しさん (2020-08-02 20:41:27)
- 何度見てもピヨモンに見える -- 名無しさん (2020-08-02 21:18:25)
- メタ的には「シンクロ素材の調整に星1がいると便利だろう」みたいな発想で用意された感じかな? -- 名無しさん (2020-08-02 21:46:22)
- 最終回で見せ場あって良かったね -- 名無しさん (2020-08-03 20:02:39)
- バンゲリング帝国の財産を荒らしたりはしない(お約束) -- 名無しさん (2022-05-08 18:59:24)
- カード効果で破壊される事が多くて敵のエースの攻撃に対する盾としての役割はほとんど果たせないんだけど、逆に言えばこのカードは邪魔だからこのカードを処理するカードに一手投じさせるという役割もあるかな。アンチノミー戦だとこのカードに対してハルバードキャノンの効果を使ったからこそ召喚・特殊召喚を3回無効を全て使い切らせて逆転出来たという面もあるし -- 名無しさん (2023-03-30 09:07:01)
- 「バイクに並走して戦う小鳥」に既視感あったけど、ポケモン(エメラルド)のOPだった。あっちは自転車だけど -- 名無しさん (2023-08-09 12:10:50)
最終更新:2025年04月01日 21:46