イリス(魔法少女リリカルなのは)

登録日:2020/08/05 (水) 10:54:28
更新日:2025/03/06 Thu 12:48:28
所要時間:約 20 分で読めます






じゃあ行こう、この星と……キリエのパパを助ける旅。



『イリス』は劇場アニメ『魔法少女リリカルなのは Reflection』及びその続編『魔法少女リリカルなのは Detonation』の登場人物。
リリカルなのはシリーズとしては、アニメどころかストーリーの元ネタであるゲームGEARS OF DESTINY』にも登場していない完全オリジナルキャラクターとなっている。


惑星エルトリアの古い廃教会にいる赤毛の少女。その正体はエルトリア先史時代から廃教会に安置されていた遺跡板に宿るAIである。
人と違和感なく会話が可能な程の高度な知能と自意識を持っており、本編の約10年前に遺跡板の再起動時に偶然居合わせた少女キリエ・フローリアンとは強い絆で結ばれた親友と呼べる関係を築いている。
少女の姿は本体の遺跡板が投射した立体映像であるが、実は触れれば多少は感触がある他、
声を発しているのも遺跡板ではなく映像の方であるなど、正しくは本体が生成した半実体である様子。本人は幽霊のようなものと説明していたらしい。

性格は明るく世話焼き。キリエが幼かった頃は良き遊び相手であり、
両親と姉にコンプレックスを持つキリエにとっては家族に言えない話を打ち明けられる一番の友人。
彼女の年頃な悩みに対しても的確なアドバイスを贈る頼れる相談役であった。

遺跡板の情報蓄積機能から知恵袋兼先生でもあり、キリエが姉アミタが無頓着な女の子らしいファッションなどに長けていったのもイリスが教えた成果。
明言はないがキリエが父グランツに惑星再生の別アプローチプランを提言できたのも、イリスの機能で得た知識を活用した可能性がある。

キリエは家族からは惜しみない愛情を受けていたものの、家族以外の親しい交友関係は、
ある種特殊な家庭であったフローリアン家の中では得難いものであったため、計らずもキリエの人間的成長を促すことになった。
イリスが自分のことを内緒にするようお願いしたため、キリエ以外はイリスのことを知らない。
それでも幼いキリエが家族に隠し事は難しく、フローリアン家はキリエが会っている「秘密の友達」が廃教会の遺跡板AIであることを察している。

エルトリア先史時代に存在した人工知能搭載型の遺跡板システムであるため、人との会話以外にも基本機能として高い演算能力と情報の蒐集・蓄積機能を持つ。
他にも、遺跡板がエルトリアの独自技術「フォーミュラ」の術式処理にも使われる関係で、イリスもフォーミュラと組み合わせて使用する機械運用システム「ヴァリアントシステム」含めて使用可能。

AI未搭載のものをフローリアン家も地下に保有している他、同期可能な遺跡板がまだ惑星中に多数残されており、それらとリンクすることで機能をさらに拡張することができる。
キリエがフローリアン家の命題である「惑星再生」の一助になるようにと、
他の遺跡板の探索と機能の更新に力を尽くした甲斐もあって膨大な情報領域と処理速度を手に入れ、再起動から数年後には外宇宙や他の次元世界の情報を収集できるほどになった。
文字通り目と耳となる立体映像を他の次元への遠隔投射することは流石に困難のようで、
その際にはキリエにタブレットサイズの小型端末を持参させ、それを中継あるいは仮の本体として代用することでエルトリアと同様に意思疎通を可能としている。

先史時代から長い時間放置されて劣化したのか、再起動した当初は上記した機能を含めた多くを失い万全ではなかったらしく、イリス本人としては大変歯痒かった様子。
キリエに運んでもらったフローリアン家のジャンクなどを取り込み、少しずつその性能を取り戻していった。
ちなみに本体はあくまで遺跡板だが、キリエ的にはやはり人型の方が馴染みがあるのか、遺跡板の方を「イリスのもう一つの体」と認識しており、イリス本人もそれを気にしていない。

フローリアン家の要であったグランツが病に倒れた後は、家族間の擦れ違いからキリエは廃教会に寝泊りすることも多くなり、イリスもその境遇に同情しながらも情報面で彼女のサポートを続ける。
そして、イリスは探索の果てにグランツの病と荒れ果てた惑星の回復が叶う方法をついに見つけ、
危険な旅になることを承知で次元跳躍の先にある惑星・地球から超高密度エネルギー結晶体「永遠結晶」を持ち帰る計画をキリエに持ちかける。



















以下、ネタバレ











あのね、キリエ。この永遠結晶の中には悪魔が一羽眠っているの。途方もない力を持った悪魔が

だけど星を救うとか、あなたのパパを助けるとか、そんなことには使えないの

――これは『星を殺す悪魔』だから




イリスの正体は遺跡板の人工知能などではなく、かつてエルトリアの惑星再生委員会で運用されていた生体型テラフォーミングユニット『IR-S07』。
惑星再生委員会の所長フィル・マクスウェルが考案し、彼が運用できる予算の大半を費やして完成させた惑星再生の希望の一つ。

分類上は委員会が所有する備品であったが、人と変らない人格と姿から委員会からはお姫様的に可愛がられ、特にイリスを生み出した実質的な父親と言えるマクスウェルからは娘同然の深い愛情を注がれていた。

イリス自身も委員会を自分の家族と認識し、惑星再生のために造られたという理由以上の意欲を持ってその役割を果たしていたが、
それでも成果としては足りずエルトリア上層部によって委員会の予算は着々と削られていった。
そんな時期に出会ったのが夜天の書の転生機能でエルトリアの汚染区画へ落下しそのまま眠っていた「ユーリ・エーベルヴァイン」であり、
ユーリが見せた生命操作能力が惑星再生の新しい希望になると確信したイリスと委員会は彼女に協力を頼み、新しい友人を得たイリスは共に惑星再生に取り組みながら幸せな日々を過ごしていく。

しかし、そんな時間も暴走したユーリが所員と父マクスウェルを殺害する事件によって奪われる。
惨劇の最中、マクスウェルは死の間際にイリスだけは逃がそうと最後のメッセージを送っていたが、イリスはその言葉を振り切ってユーリと対峙し、戦闘の末に廃教会近くで磔にされて機能を停止する。
このイリスの肉体は、難を逃れていた委員会の数少ない生き残りによって教会の裏に埋葬されたが、イリスの意思は密かに廃教会の遺跡板へ移行しており、そのまま数十年の眠りに就くことになった。

遺跡板が再起動した時にはかつて持っていた殆どの機能を失っており、前述したようにキリエを利用して機能の回復と情報収集に注力する。
数年が経ち、結晶の中で眠るユーリの現状や居場所、いざという時の対抗手段などの準備を整えたイリスは、
地球にある永遠結晶があれば父グランツの命と惑星エルトリアの両方が救われるという嘘でキリエを騙して共に地球に渡り、説得とは口ばかりの強硬手段で夜天の書の現所有者である八神はやてから本を奪う。
夜天の書に蒐集されていたユーリと縁深い3つの魂に姿を与えて復活させ、その際の共鳴反応を利用して永遠結晶の正確な場所を特定。
地上で起こした混乱に乗じて永遠結晶に辿り着いたイリスは、ユーリの能力で自らの肉体を生成し、かつて持っていた全ての機能を取り戻す。
これ以上騙す理由が無くなったイリスは、キリエに永遠結晶があればグランツやエルトリアが助かる――そんなことは全て嘘だったことを明かし、そのまま用済みになったキリエを切り捨て、ついにユーリを目覚めさせる。

イリスの目的は、家族を惨殺し生きる意味と幸せな日々を奪ったユーリへの復讐
ユーリの復活後、手始めにユーリをウィルスコードで操り、大切にしていた者たちと殺し合わせた後に生命の溢れたこの星を滅ぼさせ絶望を味わわせようとする。
理局員を串刺しにし、フェイト達が加わっても手が付けられない強さを誇るユーリ。そんなユーリの前に表れたのは、フォーミュラの力を手にした高町なのはだった。
イリスは予想外の介入ででユーリが撃墜されてしまったため一時撤退を選択し、地球の豊富な資材を利用して自らの機能限定コピーである「イリス群体」と大型機動外殻を大量生産。管理局の魔導師と戦闘をしながら東京全域に展開された捕縛結界からの脱出を試みる。


生体型テラフォーミングユニット『IR-S07』

星の環境を造り換える生体型テラフォーミングユニット。
イリスの名称は型番からくるマスコットネームで、命名はマクスウェル所長。イリスもこの名前を気に入っている様子。
本来の性格はキリエといる時よりもやや砕けた言動が多く、喜怒哀楽も豊か。
生体ユニットであるため、その構造は機械ではなく生身に近いと思われ、誕生時から肉体が成長しているのが見て取れる。
ちなみにキリエと出会った時の立体映像の容姿はユーリに倒された時より少し前のものだという。

アミタやキリエと同じく、体内のナノマシンを通じて物質に含まれるエレメントに干渉する術式「フォーミュラ」と、無機物を変換する「ヴァリアントシステム」をおそらく彼女ら以上の規模で使用できる。
というより時系列的にはアミタやキリエのそれがイリスの技能のデッドコピーな可能性も。

さらに資材とエネルギーさえあれば様々な用途を備えた自らの機能限定コピー「イリス群体」を製造・生産できる機能を持ち、生産機能を持つ個体を生み出すことでその効率を鼠算的に増やすこともできる。

これにより人員・資材・拠点を確保することで武器・兵器はもちろん大型の機動兵器でさえ短時間で量産する。
構造を覚えれば、他の惑星の機械だろうが素材さえあれば再現することができるが、資源が枯渇寸前のエルトリアでは大量生産は不可能。
資源の塊である地球の都市部では大型兵器が大量に「生えてくる」様相を呈する。
クロノの広域凍結で各所にあった生産拠点の順次制圧と、守護騎士と武装局員による結界防衛がなければ、東京の結界は突破されていたかもしれない。

この群体イリスを製造する機能は当時所長によって封印されており、知るのは所長含めた僅か数名だけだった。
後にグランツがアミタに委員会が手がけたテラフォーミングユニットの機能を説明していたらしいので、
グランツはかつて資料を掘り出したのか、それとも型番から考えてイリス以前に同機能を有した機体を利用していた時期があるのか。
作中のシーンのみを見るなら、イリスの仕事は微生物でも死滅する汚染区域の探索や、人の手に余る危険生物の対処といったものが主だった様子。

作中で再び肉体を得てからは、フォーミュラによる防護効果やパワーアシスト機能がある侵攻武装「アスタリア」を身に纏い、戦闘では銃・に変化するヴァリアントアームズを使用する。
イリス特有の武装は鞭であり、変形すると先端に小さな刃が付いた三本のワイヤーが展開される。
このワイヤーは数メートル以上伸びるだけでなく、ただ振るうだけでも三本のワイヤーが扇状に拡がり面を制圧、そこから電撃と思われるスパークも発する。
ワイヤーの強度もかなりのもので、振り回せばザッパーのエネルギー弾程度は弾く防御膜としても使用可能。
さらにキリエのスーツに搭載していた戦闘用の加速・強化システム「オルタ」をイリスも使用できる。
委員会時代には巨大生物相手に戦闘をしていた経験もあってか、作中では剣と銃を両手持ちで使用したり、アミタやキリエを相手にしても優勢を保っていた。


イリス群体「量産型」

CV:日笠陽子
群体の殆どを占める基本形。後述する「固有型」にも言えるが、役割に応じて様々な機能を取捨選択して持たせることができる。
イリスの機能限定コピーという制約からか全員少女型であり、量産型は小豆色の髪に短髪の個体が多い。戦闘型はバイザーを着けている。
スーツはイリスのものを模したと思われるデザインで、平坦な胸の谷間が大胆に露出している。

基本的に言葉は発しないが、状況説明や質問に応答する程度はでき、キリエに対しては皮肉を言う場面もあった。
(単に量産型の口を通してイリスが喋っていた可能性もあるが)
バイザーのデザインや髪色・スーツの色が異なる個体が数機確認できるが役割などは不明。登場したのが指揮する固有型がいない集団だったので、量産型の中で指揮する役割を持った個体だろうか。

戦闘型の武装は銃、バルカン、バズーカ、剣など多彩であり、これらを肘から先を丸ごと変化させて使用する。
単一機能に限定しているとのことで、アミタ達やイリスのように複数の武器に変形する機能はない。
量産タイプだがイリスのコピーなだけあって戦闘力も高く、奇襲の流れもあったとはいえ武装隊を瞬く間に返り討ちにする初陣を飾っている。
それ以降は目立つ場面はないが、固有型や大型機動外殻との連携を交えた数の暴力で管理局側を着実に消耗させ続けた。

ある程度の自律行動・判断は可能だが、固有型のような明確な個性は見られない。
ただ、イリスの掛け声にバイクのエンジンを噴かして応える様子や、通信担当の個体の声色が若干オドオドしている場面などを見るに、感情が全く無いとは言い切れない……たぶん。
ツイッターで公式が行っていた「群体イリスグランプリ」のイラストでは固有型含めて表情豊かに描かれている。かわいい
他にも、生産拠点の個体が作業着を、地下鉄で移動していた個体が運転士の制服を着ていたり(ついでに車両には「 団 体 」とわざわざ表示していたり)と、
無機質な印象もあってシリアスな笑いを提供してくれる。
これらは一応偽装のためと説明されているが、量産型が場を弁えて自分で着ようとするのを想像するのは何となく萌えるものがある。
群体イリスグランプリの順位は6位。


イリス群体「固有型」

CV:日笠陽子
量産型を指揮する上位個体たち。量産型と違って個体それぞれに意思と個性があり、体格や顔つき、スーツの意匠も若干異なる。
戦闘力も高い上、例外はあるが基本的に単一機能に限定した固有武装をそれぞれ持っており、出力も量産型のものよりも高い。
固有型に個性があるのは、全てが同じ思考だと一つのミスで全体に伝授したり、同パターンの失敗を繰り返すリスクを回避するために、性質や思考にあえて揺らぎを与えていたのが理由とされている。
公式での正式名称が一種を除いて不明なので、ここでは武器や役割で分類する。ちなみに名称がないおかげで、某大型掲示板や呟きでは様々な呼び名がつけられることになった。

●狙撃型
片目だけにバイザーを付けた固有型。右手を狙撃銃に変形させる。一番最初に登場した群体イリスであり、この個体のみ固有型で3機同型がいるのが分かっている。
劇中ではバイク工房で狙撃位置についていた武装局員たちを逆に狙撃する。目標がイリスとユーリ(または機動外殻)のみと考えていた管理局側の意表を突くことに成功した。
カラフルな他の面々と比べ、落ち着いたグリーンのラインが入ったスーツを着ているなど何となくミリタリーチック。
群体イリスグランプリでは7位。エントリーネームは「最初に局員を狙撃する固有型イリス」

機関銃使い
口元を無骨なマスクで覆っている固有型。量産型のよりも大型な手持式のバルカンを使用する。
劇中ではバイク工房に突入してきた武装局員の斉射を苦も無く受けた後、量産型と共にその武装で局員を薙ぎ払った。
見た目的にはマスクとポニーテールが特徴だが、キャラクター紹介では他のイリスが妥当なポージングの中、彼女だけは脚をチラ見せしてくる。ふーんえっちじゃん
群体イリスグランプリでは8位。エントリーネームは「機関銃で局員を攻撃する固有型イリス」

●剣士型
長剣を携えている固有型。長剣一本で戦う剣士であり、台詞から察するに性格も武人気質。
オールバックのロングヘアが特徴の美人で、キャラデザの人的には実はかなりの巨乳らしい。
劇中では地下鉄で量産型を連れて移動していたところ、正面から容赦なく放たれたシグナムのシュツルムファルケンを冷静に剣で弾く。シグナムから対話を持ちかけられるも拒絶し、そのまま戦闘に移行する。
口数は多くない印象だが固有型の中では台詞数が多く、シグナムと対峙するに相応しい戦闘スタイルや武人を思わせる性格など、群体イリスグランプリでも健闘。呼び名は「推して参る子ちゃん」等。
群体イリスグランプリでは4位。エントリーネームは「地下鉄でシグナムと戦う固有型イリス」

●通信管制型
タブレットサイズの遺跡板を持っている固有型。
水色の髪の上にアンテナ型のヘッドギアを着けている。イリスによれば、機動外殻とセットで運用するタイプらしい。
劇中では結界の要の一つであるスカイツリーを破壊するために大型機動外殻エクスカベータに乗って向かうが、攻撃の瞬間にシャマルとザフィーラによって阻まれ、その後捕縛。
この子はイリスのことを「ママ」と呼んでいる。生みの親という意味では確かに間違いではないが、イリスに母親属性を付けた張本人となった。
群体イリスグランプリでは5位。エントリーネームは「エクスカベータに乗ってタブレットを操作する固有型イリス」


●ナイフ使い
大型のナイフを持つ固有型。武装はナイフの他に銃にも可変する。
戦闘タイプのイメージもあるが、通信用らしきアンテナがある共通点、同じ機動外殻を従えていたことから、
通信管制型と同タイプの機能を持っていたのかもしれない。地球の資源の多さに言及していたので役割は資源確保だったのだろうか。
劇中ではオールストンシーで鉄の品定めをしていたところ、はやての奇襲によって邪魔され、意気揚々とエクスカベータをけしかけるも即なのはの砲撃で破壊されてしまった。
固有型の中では最も台詞が多く、感情表現も豊かだったので視聴者の印象に残りやすかったのか、群体イリスグランプリでも健闘。呼び名は「鉄子」「やっちゃえエクスカべー子」等。
群体イリスグランプリでは3位。エントリーネームは「オールストンシーではやて達と戦う固有型イリス」

●スプレッダー使い
巨大な工具武装を持った固有型。先端が四つ又に分かれるこの武装は見た目では分からないが実は巨大な工具機械であり、作業現場では主に穴や隙間を広げる際に使用する。
戦闘用の機能も備えており、四つ又を畳めば接近戦用の、逆に開けば強力なビーム砲となる。
劇中ではビーム砲によってヴィータのグラーフアイゼンの先端部分を破壊するが、それでも怯まず突撃してきたヴィータと鍔迫り合いになった。
群体イリスグランプリでは9位。エントリーネームは「大通りでヴィータと戦う固有型イリス」

●ハンマー使い
巨大なハンマーを持った固有型。柄が伸縮する巨大な大槌を振り回す。
スーツデザインは他と大きく変らないが、彼女は胸元から首まで大胆に開き、首からはペンダントを下げている。
劇中では結界の要であるドーム球場に量産型と共に赴き、ハンマーを振るって多数の武装局員を吹き飛ばすが、レヴィに邪魔された後にフェイトによって包囲位置にいた量産型を潰される。
群体イリスグランプリでは10位。エントリーネームは「ハンマーでレヴィ&フェイトと戦う固有型イリス」


イリス・セブンフィールド

映画パンフレットのおまけ漫画『魔法少女リリカルなのはINNOCENTS』DUEL:eX「イリスinグランツ研究所」に登場するイリス。
要するにINNOCENT版のイリスであり、姓は映画におけるイリスの型番『IR-S07』を意識しているのだろう。
幼馴染であるユーリを追って環境学者である父と共にグランツ研究所へとやってきた。
体の弱いユーリのことを心配しており、来たばかりということもあってディアーチェ以上に過保護に接するが、
ユーリは健康面がある程度改善していることと、内向的だったユーリがここでは仲の良い友達をたくさん作っていることにショックを受ける。
キリエとはすごく気が合うらしく友達になっており、彼女にユーリのことを相談している。


余談

  • シリーズ第3期の黒幕であり同じく人型機械を扱う科学者ジェイル・スカリエッティは、豊かな感情と個性が芽生えた自分の作品たちを、
    「生命ならではのゆらぎ」「ただの機体では出せない輝き」と捉えあえて放任していた節があり、リスク管理目的であえて個性を与えているイリス(マクスウェル)とはスタンスの違いが感じられる。
  • イリスはユーリを『星を殺す悪魔』と称しグランツの病にも星の再生にも使えないと言っていたが、ユーリの能力や実績を考えればそんなことはなく、むしろ両方に貢献できるのでこの言葉は的外れだったと言える。
    おそらくは、イリスがかつてユーリを惑星再生の希望となる『天使』と呼んだことから来る皮肉であり、自分達を裏切って惑星再生の希望の芽を摘んだことの恨みから出てきたのだろう。
    グランツの病も委員会が崩壊しなければあそこまで重症化するほど一人で背負い込むこともなかったとも考えられる。





追記・修正は惑星再生を成し遂げてからお願いします。

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最終更新:2025年03月06日 12:48