ヒロシ(ポケモン)

登録日:2021/02/05 Fri 01:12:14
更新日:2024/03/22 Fri 09:36:15
所要時間:約 4 分で読めます




ヒロシとはアニメ『ポケットモンスター』のポケモントレーナー。
カントー地方のポケモンリーグ・セキエイ大会に出場した。
セキエイ大会後もジョウト地方編で再登場したり、サイドストーリーでは主役を飾っている。
(CV:高山みなみ)


■人物■
青色の帽子に緑色のジャケットを羽織った少年。
自分のポケモン一体一体にニックネームを付けるアニポケ世界では珍しいセンスの持ち主。
モンスターボールにはシールを貼って他人のと区別を容易にしている。
穏やかな性格で人当りも良いが、根は熱い性格でありポケモンのことになると一直線になる。
夢は宇宙一のポケモンマスター


サトシとはセキエイ大会4回戦終了後に知り合い、ロケット団から大会出場者たちのポケモンを取り返そうとして共に夜通し奔走する。
互いにポケモンのことを大切に思っている似た者同士であったので意気投合するのに時間はかからず、わずか一日足らずで親友となるが、次の5回戦が二人の試合となり全力の勝負を誓い合った。
しかし試合直前にサトシはロケット団の執拗な妨害を受けて会場にすら辿り着けなくなってしまう。
試合開始時間を大幅に過ぎても来ないのでヒロシの不戦勝になりかけるもヒロシ自身が、サトシが全力の勝負をする誓いを反故にするはずがないと信じて抗議したことにより10分だけ待ち、そのお陰でサトシもギリギリ間に合った。
が、ロケット団から逃れるために奮闘していたサトシのポケモンは疲労困憊で試合どころではなく全力の勝負とはほど遠い戦いとなってしまう。
それでもピカチュウが力を振り絞ってパピー(バタフリー)だけは倒すが、体力も底をついてジッポ(ヒトカゲ)に倒されてしまいサトシは最後の一体に相性も悪くなくロケット団戦には出していなかったリザードンを出す。
しかしリザードンは同じほのおタイプのジッポならともかく、自分より明らかに弱いレオンを相手にする気は起こらずに試合放棄をして居眠りを始めたので戦意喪失とみなされサトシの敗北となった。

試合後サトシは試合について愚痴をこぼしてカスミと口論になるが、オーキドからもカスミの言うようにリザードンを使いこなせていたら結果は違った、と自分の実力不足を指摘されてしまう。
そもそも言う事を聞かない事が分かっているリザードンを出さざるを得ない状況に対して何か思うものはなかったのだろうか…。

そしてヒロシも6回戦からのフルバトルでサユリを相手に敗退し、サトシと共に自分たちの未熟さを再確認し合った。


その後しばらく出番はなかったがジョウト地方のうずまき列島の一つ、沖島でサトシと再会。
謎のポケモンがいるとの情報を基に捜索をしており、その正体がルギアだと突き止める。
ルギアを捕獲したロケット団へ共に立ち向かい、人為的にポケモンを「いかり」状態にするナンバ博士の発明に敗れて捕まる。
なんとか脱出した後はサトシと二人がかりでナンバに襲い掛かることで叩きのめしポケモンの力を引き出すのは「いかり」ではなく「信頼」ということを言い放った。
事件解決後、サトシと次に会うときはバトルすることを約束して再び別れた。


AG放送当時に週刊ポケモン放送局で公開されていたサイドストーリーで数度登場し、いずれも主人公を務めている。
「ポケモン捜査網!オーキド博士をさがせ!!」ではマサラタウンを訪れ、オーキドに謁見しようとするがビンヌにラジオ収録に行ったきり行方不明となっており、ケンジと共にオーキド捜索に乗り出す。
このエピソードでは某少年探偵を彷彿とさせる推理力を発揮した。

「もうひとつのセレビィ伝説」ではマリオシティでセレビィに遭遇して、現代で取り壊されそうになるポケモンセンターの過去を見ることになる。
「天駆ける伝説 ヒロシとファイヤー!」では船旅をしており、ファイヤーが追っているというシルバーに同行してともしび山を登り、ロケット団の妨害を退けながらシルバーを援護した。
余談だがアニメでナナシマが登場したのはこの話だけである。

それから現在に至るまで本編に再登場することはなかったが、新無印編にて再登場。
台詞はなかったものの、久々の登場に喜んだファンも多かった模様。


■手持ちポケモン■
サトシと似通っているのが特徴。
4回戦まではレオン、ジッポ、パピーの固定メンバーで全てストレート勝ちした。
6回戦ではフルバトルを行なっているため、この時点で上記の三体と合わせて少なくとも六体は所持していたはずである。
試合のダイジェストを見る限り、オニスズメとメノクラゲがバトルしているかのようなシーンがあるためどちらかがヒロシのポケモンと思われる。

ヒロシの相棒。通常のとは異なり髪が逆立っている。サトシのピカチュウと共闘することが多い。
サトシ戦では最後の一体として出されるがリザードンにはその小柄でかつ可愛い容姿から戦い甲斐がなさそうと見られてしまう。
リザードンが戦闘意欲を失ったことで結果としてヒロシに判定勝ちをもたらした。
その後のサユリ戦ではお互いに一体のみが残った状態でフシギソウとバトルするも敗北。
カントー編では平素はボールに入っていたが、サトシを意識してか再登場してからはボールから出している。

技:こうそくいどう、でんきショック、10まんボルト、かみなり

セキエイ大会ではヒトカゲだったがジョウトで再登場したときにはリザードに進化していた。
ヘロヘロのピカチュウには勝利したが、リザードンには圧倒的レベル差から軽くあしらわれてボールに戻された。
(この回では戦闘不能扱いとしてランプが消灯していたが、次の回の前話の振り返りではランプが点いたままに修正されている)
メタ的には、ニックネームの由来に同名の金属ライターブランドが意識されている可能性がある。また英語版のポケモン情報サイトでも同ブランドと同じスペル(zippo)で表されていた。

技:きりさく、かえんほうしゃ、たいあたり、ほのおのうず

ねむりごなを主軸に戦うが、まだバトルのルールがはっきり定まっていないカントー編では状態異常は即戦闘不能とみなされていたので、ねむりごなが一撃必殺技になる極悪技と化していた。

技:ふきとばし、ねむりごな

  • クルーズ(サナギラス)
ジョウト編で再登場した際に使用。

技:すなあらし

  • ローズ(スバメ)
サイドストーリーで登場した際にゲット済みだった。当然だがこの人とは無関係
ケンジからサトシもスバメをゲットしたことを聞かされ、なぜか同じポケモンをゲットしてしまうことを不思議に感じていた。

技:かげぶんしん


■ライバルとして■
元祖サトシをリーグで敗退させたトレーナー。
サトシと同じく赤・緑の主人公のカラーバリエーションのような服装やサトシと似た手持ちなど明らかにサトシを意識してデザインされたライバル。
まだ当時は展開自体も手探り状態であったためかサトシを負けさせるまでの過程にかなり難があり時代が時代なら、かのタクトコテツ以上に非難の嵐になると言われるほど。
具体的には
  • リーグの途中でいきなり登場したポッと出のライバルが次の回でいきなりサトシを負かす唐突な展開(タクトですら一応リーグの序盤から登場はしていた)
  • ロケット団がこの回だけやたら諦めず執拗に妨害を繰り返してサトシが会場にすら辿り着けなくなる(この時点でヒロシの恩情がなければ不戦敗だった)
  • なんとか会場に到着してもすでにロケット団との戦闘でサトシのポケモンは体力を切らしてバトルどころではない
  • 最後の頼みの綱であるリザードンは試合放棄しサトシ敗退
といった感じである。
この展開が先の2人ほど話題に上がらないのは、時代やまだバトルに本腰を入れていなかったというのもあるが、やはり当時のサトシは未熟さが強調されていて実際に敗因として批判されたこと、そしてヒロシ自身には何の非もなく数話だけでかなり好印象なキャラに仕上がっていたことだろう。
実際にサイドストーリーにまで再登場している上に、今でも再登場を望む声は多い。
またこれらを反省してかジョウト以降のリーグではサトシを敗退させるトレーナーは事前に登場させたり、ロケット団が売店を営業する(売店の仕事をサボって応援することも)などしてリーグの本筋と関わらないようにしている。(曰く「バトルモードのジャリボーイには関わるとろくなことはない」)


4回戦で敗退した本来のライバルであるはずのシゲルと入れ替わるように登場してサトシを負かしたため、シゲルに代わって急遽サトシを敗退させるために作られたトレーナーなのではないかとも囁かれているが真相は定かではない。


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最終更新:2024年03月22日 09:36