紫龍炎かまら

登録日:2021/05/03 Mon 14:40:04
更新日:2024/04/15 Mon 12:07:43
所要時間:約 7 分で読めます




この無敵を誇る「アニマルMIX真拳」の前に沈めてくれるわ!



紫龍炎(しりゅうえん)かまらとは、『真説ボボボーボ・ボーボボ』の登場人物。


概要


ネオマルハーゲ帝国の最高幹部、ネオマルハーゲ三大王の一人。黒賭博騎兵衆を率いる他、帝国内の乗り物、交通ルートを全て取り仕切っている。
名前の由来はおそらく童開発のシューティングゲーム『紫炎龍』と、インド神話に登場する怪魚『マカラ』。
額の模様と爬虫類のような目付きが特徴的な男性の姿をしているが、正体は人間ではなく別世界からやってきたである。

性格


激情的な知性派という、一見両立不可能な側面を併せ持つ珍しいキャラ。
ボーボボたちの活躍により黒賭博騎兵衆を全滅させられ、更にボーボボのハジケに振り回されぶちギレつつも冷静さを完全には失わず、相手の能力を分析し最善の選択を取ろうとする。
また、龍という種族を「万物の王」と語り、人間を「小賢しい」と評する傲慢さを持つが、それでもツル・ツルリーナ3世は恐ろしいようで、黒賭博騎兵衆全滅の際には「キング3世に何と報告すりゃいいんだ」と焦る姿を見せた。
おまけに天然な面もあり、ふざけた攻撃や天の助を冷静に分析しようとしたり、ボケに乗らず相手の出方を待ったりすることも。

こんなちぐはぐな性格だからか、最後まで口調が安定しなかった。
「君の攻撃した亀をよく見てみな」
「殺し足りん! 貴様ら一度や二度じゃ殺し足りんぞぉー!」
「スキだらけ? そうでもねえよ」
自分達(テメーら)の無力さをかみしめて、死ねゴミ共」
「なんだこれは? 芸術の都パリ…なのか?」
「小賢しい人間どもめ、万物の王であるこの龍に歯向かうことは万死に値する」
「……んな…アホな…」

この他、動物が好きなようで、平時は常に様々な種類の動物が周囲を取り囲んでいる。


戦闘能力


君達の真拳など何一つ効かないよ。

かまら当人の実力もさることながら、それよりも知略を駆使してボーボボたちを苦しめた真説屈指の強敵。
本編では
をやってのけ、ボーボボ側の戦力をごっそり削り取ることに成功している。ほぼ悪影響が無かったのはハンペンポコミと完全に空気化したガ王だけで、さすがのボーボボも完全に追い込まれ、なすすべが無くなり「チキショウ!」と連呼する有り様。
特にビュティと田楽マンはヘッポコ丸の乱入というイレギュラーが無ければ、ボーボボたちがかまらを倒せても死亡確定であった。
そんなかまらが、暴走状態のヘッポコ丸の「ビュティへの愛」によって倒されたのは、至極当然の結果と言えるだろう。

アニマルMIX真拳


生命体と様々なものを融合させ、新たな生命体を作り出す能力。材料に一つでも生命体が入っていればあとの材料は感情でもなんでもいい。
パッチボボの物質ハジケ融合に似ているが、こちらは自由度で劣るものの、家電や兵器を融合する場合はフィギュアなどで代用可能。
ネオマルハーゲ帝国の乗り物は動物の意匠を持つものが多く、電車はかまらが「すべて俺が創った」と発言しているが、他もアニマルMIX真拳で作り出した新生命体かは不明である。

  • クロヒョウJET
クロヒョウとジェット機を融合。そこから相手に突進する超奥義「黒牙(ブラックファング)」を発動し、破天荒を一撃で倒した。

  • マリモッティ
マリモと機雷レーダーを融合。
「マリモってそれ動物か!?」
超奥義「マリモネット・カーテン」としてかまらを守る盾となり、攻撃してきた相手にくっついて爆発する。
外見はマスコットのようにファンシー。ただ前述の首領パッチのツッコミのように、マリモは植物である。

  • ハリネズミアーマー「ジヌムラ」
超奥義。トゲトゲの鎧を作り出す。徒手空拳を主体とするバビロン真拳へのカウンターとして用いた。
名前はハリネズミの一種である「ジムヌラ」が由来と思われる。

  • 「ペンギン」+「ドライアイス」
超奥義。天の助を蒸発させるために使用した。瞬時に溶けるのではなく毎秒定数ダメージという仕様。天の助の中に入ったドライアイスのペンギンは割と居心地が良いようでギターを弾いていた。

  • 3重MIXかまら4神獣機兵団
超奥義。至極の超完全動物達(パーフェクトアニマルズ)である下記のスー、チリ、ライ、マーを呼び出す。

  • 無敵(アーマー)―100獣の牙
超奥義。亀、サメ、鴉、鵜、狼、豚、鹿、猪など様々な動物と重火器を融合して作り出した鎧による一斉射撃を繰り出す。
本人曰く「かまらのアニマル・プラネッツ」。

  • ノロイ・スプラッシュ
超奥義。イタチとソードを融合し斬りかかる。
技名がノロイなあたり、間違いなくヤツを意識している。

成龍変化


本来の姿である巨大な龍『龍王紫龍炎かまら』に戻る。
ギャグ要素一切無しのガチデザインであり、三馬鹿は神龍と勘違いしてしまった。
「歯につまった青のり取ってくれー!」
「ポテトチップのところてん味を発売するのだ!」
「私を…自転車の補助輪、取れるようにしなさいっ!」
「神龍じゃないよ! てか願い事ショボッ!」

  • モンスー
成龍変化により出現するかまらのもう一つの姿。頭頂部にプロペラ、額に「畑」の文字、太い鼻髭、アポロチョコのような体型の一頭身キャラという謎の生物。
こいつの登場により、かまらの口調はますますめちゃくちゃなことになる。
「この姿は溢れ出す龍の覇気を体内に入れる仮の入れ物…」
「ドレミファソラシモンスー♪」
「口を慎め人間如きがァァー!」
龍炎(スンモー)を全てはじいてるだと? ヤクルトスゴッ!」
「ムダだ。龍の力に勝てると思うか?」
「わしのデス・コースターが粉々に…!? 何事でモンス!?」

かまらの成龍変化はまずこのモンスーの段階を経て覇気が飛び出し龍王へとなる二段変身、つまりふざけた姿に一度変身してから直後真面目な姿に再度変身すると言う代物なのだが、
更にそこからモンスーが龍王の頭から生えてきたあげく人格や口調の主体がどっちだかわからない上に、やられても龍王の頭の部分が割れて元の人型のかまらが飛び出してくる
と言うなんともすさまじく取っ散らかった形態の変化を見せまくっている。お前の姿と精神は一体どうなっているんだ。

  • 龍炎(スンモー)
口から炎を吐く。

  • 龍紋(モモンス)
相手に巻きついて締めつける。

ペット一覧


名前が出たもののみを記載する。
主従関係はしっかりしており、焦るかまらを心配するものもいた。
なお、新生命体となった個体は倒されると消滅してしまうようである。

  • ガパル
ガラパゴスゾウガメ。扇風機と融合し破天荒の攻撃を防いだ。

  • スネーキン
メカニカルな蛇。語尾に「〜ニョロ」とつける。
かまらに人質を取ってくるよう指示されたので、最初は田楽マンを咥えたが、
「よーしよしヘビ、いい子だぞお前♪」
「エライエライ」
「カエルやろ♪」
と言われたのでビュティもさらった。

  • タヌシー
タクシーと融合した狸。1メーター880円。

  • スー
4神獣機兵団の1体。九頭ヘビとキングライオンとバイクを融合。
「獅子千尋砲」という奥義を持つが、出す前にポコミの超奥義「ぷっぷく☆ハリセンボンさん」で潰された。

  • チリ
4神獣機兵団の1体。タンクと北極グマとマウンテンゴリラを融合。
本当にビュティが危ないということで、天の助が逃げることなく戦おうとした相手だったが結果はお察しください。
しかしその後、駆けつけたハンペンが放った「孤高ハンペン承」によりバラバラに砕け散った。
「わしら2人、食品の勝利よのう」
「食王ところ天の助様がゴリ公討ち取ったりー! 後は任せたぞボーボボ!」
「なぬう!?」

  • ライ
4神獣機兵団の1体。ペリカンとインパラと戦艦ナギを融合。
よりにもよってソフトン相手にビュティについて「すぐにひき肉になってグチャグチャのミンチさ」と言い、ソフトンの怒りを買ったせいで大量のアレを食わされ爆死するという漫画史上最悪な倒され方をする羽目に…。
3日前料亭で金箔入りの豆腐を食った。その為ゴールデン・ソフトンを一瞬自分のアレだと誤解した。
  • マー
4神獣機兵団の1体。マッサージチェアとカワウソとおばあちゃん想いを融合。
他三体に比べて明らかにショボくて弱そうなのだが、そのマッサージテクニックで首領パッチを骨抜きにしてとろけさせてしまった。これにはボーボボのみならず天の助とポコミもガチギレ。
「ヨイヤサー! 何やってんだテメー! さっさと倒せよ!」
「ひっぱたくよ!」
「テメーをぶっ殺して首領パッチも殺す!」
敗北シーンは無いが、おそらくヘッポコ丸が電車を吹き飛ばした際にまとめて倒されたものと思われる。

「螺旋アリジゴク」デス・コースター

貴様らは、この絶望の元に殺す!!!

かまらがボーボボたちと戦う上で用意したステージ。今回のクソゲー。
すりばち状になっており、すべての斜面が5車線分の電車のレールにわかれている。それぞれスピードの異なる5台の電車がゴール地点である最下層を目指して螺旋を描きながら猛スピードで下っていく。
ゴール地点までの到達時間はおよそ5分。それまでにボーボボたちはかまら、スー、チリ、ライ、マーを倒して5台すべての電車を止めなければならない。1台でも間に合わなければ最下層にいる人質=ビュティと田楽マンをはね殺すというもの。
最短クリアのためには分散してほぼ一対一の勝負を挑まなければならず、しかも電車が高速移動しているためボーボボ側は誰かに勝てても他の仲間を助けに行くことができない。
もちろん5分でかまらを倒せるはずもなく、結局ヘッポコ丸の黒オナラで電車を吹き飛ばすという方法で強引に突破する結果に終わった。


余談


上記の通りかまらは別の世界からやって来たのだが、カゲの世界からやってきたB・B、邪ティとは異なりどういう経緯でネオマルハーゲ帝国の一員になったのかは不明。

よく指摘されるが、カイドウとは何の関係も無い。やってることも「人に化けられる龍であるかまら」と「龍になれるようになった人であるカイドウ」、「野生に文明の力を与えるかまら」と「人に動物の能力を与えるカイドウ」と似て非なる。

龍に戻ったかまらに三馬鹿が願い事を言ったシーンでは、ボーボボが悟空、天の助がピッコロ大魔王、首領パッチがフリーザに扮しているのだが、まさか後にフリーザが同レベルにショボい願い事を叶えてもらおうとするなど誰が予想できただろうか…



このまま追記・修正としゃれこむか。

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最終更新:2024年04月15日 12:07