ツル・ツルリーナ3世

登録日:2021/04/10 (土) 10:46:49
更新日:2021/04/11 Sun 21:26:51
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100年ぶりの景色だ。



ツル・ツルリーナ3世とは『ボボボーボ・ボーボボ』の登場人物。



概要


本編の100年前にマルハーゲ帝国の皇帝だった人物。当時弱小国だったマルハーゲ帝国を、毛狩り隊を率いてわずか4日で世界制覇まで持っていった文字通りの怪物である。
赤い髪と剣山みたいな太眉と額のショッカーみたいなマークが特徴的な男性の姿をしているが、これは当時毛の王国の住人によって封印を施された結果の姿であり、彼自身は人間ではない。
封印解放のためには毛の王国の住人が持つ毛玉*1が必要なのだが、毛玉を手に入れても背中から四本の触手が生えただけで結局最後まで真の姿は明かされなかった。
ちなみに、ボーボボ首領パッチごと毛玉を取り込んでファイティング苦学生になってしまった際に「何だこの姿はー!?」と驚いていたのでOVER魚雷ガールや闇夜叉→サンバマンのようなタイプではない可能性がある。

無印で一度はボーボボに敗れるも新・毛の王国編で再登場。ボーボボに敗れ満身創痍となったビービビから毛玉を強奪して殺害。
その後、ネオマルハーゲ帝国を立ち上げそこの最終皇帝として君臨し、真説における事実上のラスボスとなった。

性格


私は皇帝だ! 人間(ゴミ)ごときとは格が違う! 価値が違う! 次元が違う!

ゆえに人間(ゴミ)は全て我が前にひれ伏さねばならぬ! 逆らう者は殺す!

人間嫌いを公言し、自身を至高の存在と信じて疑わない傲慢さの持ち主。
言動の節々に選民思想が見られ、動物占いを好み、ひよこの選別を特技とするなど徹底している……が、それよりも実力主義を優先しており、強ければ人間でも部下として採用する。そもそも『ボーボボ』では人間と人外の基準がよくわからないし。
この他にもビービビがボーボボに倒されるまで待ってたり、ボーボボのみならずその仲間たちも警戒したり、
かまら敗北を受けてボーボボたちの打倒よりも組織の維持を優先したり、柊の申し出と自信満々な態度を見て不敵な笑みを浮かべつつかまらの後任に据えたりと柔軟な思考と対応力を持つ。
ブルースがすぐそばでエロ本読んでようが注意すらせず、バブウの赤ちゃん言葉、柊の変な着ぐるみを咎めないなどわりと自由にやらせている。

しかし弱者は不要と考えており、ボーボボたちに負けたら基本的に部下への興味を失う。
真説では旧毛狩り隊はブルースを除き総リストラ。一部は粛清したが、彼らに代わる人材をしっかり用意した上での行動である。
また、バブウは非常に優秀な人材*2ということもあってか三大王の座から下ろすだけにとどめた。

その一方で、他のネオマルハーゲの面々に比べれば戦力外もいいとこのブルースを側近として重用する、子孫であるナメ郎をツルリーナ5世として教育する、趣味は切手集めといった人間臭い面も持ち合わせる。
また、上記の対応力が仇となり、ボーボボたちのボケ回避に思いっきり驚いたり、ブルースのふざけた言動に律儀にツッコミを入れてしまうことも。
「あ…今日の晩ごはん、シチューかカレーかまよっててごめんなさい」
「お前は下がってろ」


戦闘能力


真紅(レッド)は肉体を、青藍(ブルー)は精神を破壊する。

封印を施された状態でもなお強大な力を持ち、数本のナイフで街を破壊、ボーボボでも回避不可能なOVERの斬撃を避けるなどの圧倒的な力を持つ。加えて精神攻撃もしてくるので、実は魚雷ガールでも危ない相手だったりする。
本編で初めて『複数の真拳を使った敵』でもある。
毛玉入手後は真の力を取り戻したのだが、ガ王の回想ではその力のあまり脚しか見えないというシュールなことになってしまった。

真紅の手品(レッドマジック)真拳


メインで使用する真拳。ナイフやハトなど、手品の小道具を用いる技が多い。また、大半の技名が「○○の魔術」で統一されているのが特長。
真説ではツルビーニャも使用したので、他人に伝授可能なようである。

  • トランプ・オーディエンス
手足の生えた生きたトランプを大量に発生させる。本編では自身の復活を祝うために呼び出した。
「新世界に乾杯…」

  • ハト(ピゲオン)の魔術
無数の鳩を呼び出し、呼び出した鳩が光弾を吐いて攻撃する。
「ポップコーン大人気かー!」

  • ダーツの魔術
相手に数字を貼り付け、その数字順に空中に出現したダーツ盤からダーツを発射して攻撃する。ダーツ盤からダーツを放つとはこれ如何に。
この時、ボーボボたちに割り振られた数字は人気投票の順位順だったため、ボーボボ(6位)はビュティ(5位)以外の自分より上位の順位だった面々を助けなかった*3
「と見せかけて、なぜ貴様が1位じゃー!」
「ぎゃああああ6位の復讐かー!」

  • 布の魔術
相手に紅い布をかぶせ、後述の幻想青魔界へと転移させる。これで首領パッチと破天荒を一時的に無力化した。破天荒が毛の王国の出身だと知らなかったので仕方ないが、結果的に毛玉を入手できるチャンスを一つ自分で潰したことに…。
一度に多くの人数を転移させる「大布の魔術」という技もある。
真説でツルビーニャが使用した際はただの移動技になっていた。

  • 神手(すりぬけるて)
相手の体内に手を突き入れる。ボーボボの体内の毛玉を取り出すために使用した。
とっさに天の助がボーボボをかばったが、プルプルボディのため無意味だった。
だが、毛玉がロケットにトランスフォームしてボーボボから一時的に避難したため事なきを得た。

  • 箱の魔術
両側から敵を箱に閉じ込め、無数の剣を突き刺す。

  • 糸の魔術
無数の糸で敵の動きを絡め取る。
真説ではツルビーニャが「チェーンの魔術」という鎖で拘束する似たような技を使っている。

  • ナイフの魔術
無数のナイフを敵に投げ付けて攻撃する。
ボーボボの鼻毛真拳奥義「美尻ディフェンス」で弾かれた。

  • 爆薬の魔術
複数の爆薬を使って攻撃する。
バズーカが直撃しても無傷ですむOVERにダメージを与える程の威力。

  • 聖剣(ソード)の超魔術
超奥義。相手の足元から長剣を出現させて敵を刺し貫く。
真説でツルビーニャも使用したが、こちらは普通に聖剣と読む他、上から巨大な長剣が降ってくるというもの。
また、これの強化版と思われる超奥義「ハンドレッド・ソード」という技も登場した。

  • 舌の魔術
舌を伸ばして敵を捕らえて飲み込む。おまえはヨッシーか。
上記の通り毛玉と一緒にボーボボと首領パッチを取り込んだ結果、ファイティング苦学生みたいな姿になってしまった。
これなら自分でも倒せると踏んだ天の助だったが…。

  • ノン・トリック(タネの無い)超魔術
あえなくこの技で迎撃された。そしてOVERに八つ当たりした。

  • 聖マルハーゲ領域(ツルリーナワールド)
超奥義。真説で使用。宇宙空間を出現させる領域支配系の技。

  • 無重力イリュージョン
超奥義。真説で使用。無重力空間にて、 大量のトゲ付の鉄球を放り攻撃する。

  • 総一億集団催眠の魔術
超奥義。真説で使用。大量の毛を狩った人民を操り、 更に他の毛があるものを狩ろうとする。

  • 大槍の大魔術
超奥義。真説で使用。大量のを相手に向かって飛ばす。
魚雷ガールの格好をしたボーボボにはすべて弾き返された。

  • 黒箱の魔術
ツルビーニャが使用。黒箱の中から大量のハトとともに姿を現す。
無印でも3世が似たような方法で登場している。

  • トランプの魔術
ツルビーニャが使用。周囲にトランプを撒き散らしながら突進をしかける。
桜山ディフェンスクラブがまさかの再登場……が、今回も防ぎきれなかった。

青藍の手品(ブルーマジック)真拳


幻想青魔界と呼ばれる特殊な空間へ移動し、相手の精神を攻撃する能力。
3世撃破後、ソフトンと破天荒はここに放置され忘れ去られた。

  • シルクハッ(チュウ)
口がついたシルクハット型の虫を出現させ、それに相手の理性を食べさせる。
ヘッポコ丸が一番ヤバいことになった。

  • 服従の青箱(はこ)
相手を巨大な箱に固定させて動きを封じる。
ボーボボは大鼻毛手品「ハンガー大脱出」でOVERとすりかわって脱出した。
「ハンガー掛け声だけだ!」

  • 青虫手(クラッシュ・ハンド)
直接相手を手で貫き、理性を吸い取る。これでボーボボの理性は完全に消滅となったが、「アフロ黄金郷」の発動を招いてしまった。
「貴様が真紅(レッド)青藍(ブルー)ならこっちはイエロー(アフロ)だぜ!」


余談


作者によるとかなりの難産キャラだったようで、登場する直前まで赤毛ということしか決まっておらず、デザインや真拳は急拵えで決めたらしい。

3世の出身地はまさかのさいたま市。おそらく新皇帝決定戦を制覇して皇帝となったのだろう。
ついてない男とっつぁん名探偵の孫嵐を呼ぶ五歳児などヒーローを多く輩出している埼玉県としては、3世は最大級の汚点かもしれない。

声優の置鮎龍太郎は3世を演じる前から作者と関わりがあり、単行本18巻掲載の声優インタビューにてボーボボ役の子安武人、首領パッチ役の小野坂昌也とともに登場している。
「置鮎さんボーボボ出てないですよね!? スペシャルゲストだ!」

アニメでは、一部の視聴者は頭に六番VS閣下がよぎってしまい、まともに見れなかったという。



次の計画だ。Wiki篭りを総動員で動かせ。即刻項目を追記・修正するんだ。

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最終更新:2021年04月11日 21:26

*1 毛の塊ではなく、事実上の魂みたいなもの。失われるとボーボボでも死ぬ。

*2 戦闘だけでなく強化剤開発、人材育成までこなせる。

*3 4位の田楽マンのみ、3世に攻撃される前に自ら死ぬことを選んだ。