登録日:2020/07/21 Tue 12:35:00
更新日:2025/04/09 Wed 01:06:32
所要時間:約 33 分で完読可能
決めようか
『忍者』と『極道』
どちらが生存るか、死滅るか
忍者と極道とは、講談社系WEBアプリ『コミックDAYS』で連載中のバトルアクション漫画である。
作者はかつて
週刊少年ジャンプで「烈!!!伊達先パイ」や「ジュウドウズ」を連載していた近藤信輔。通称
作者神。
その他マガジンポケットでも読むことが出来る。
【概要】
大まかに言えば「日本の裏社会に巣食う残虐非道の極道」と「日本の治安を裏で影から護ってきた忍者達」が血で血を洗う抗争を繰り広げるビックリ人間大集合超人バトル漫画。
ノリを簡潔に言えば
バジリスクに近いが、しかし最大の特徴は
畳み掛けるような勢いと常軌を逸したルビ芸、パワーワードの数々。
一昔前のヤンキー漫画で無理矢理とも言えるルビは多かったが、この漫画は頭のネジが外れたかの様な発想のルビが数多く見られる。
近藤信輔は本作が初の青年向け作品となるが、イメージチェンジを果たしたこともあり、
生首が面白いように飛ぶなど
グロテスクなシーンや凄絶な描写が多い。特に
モブは善悪問わずギャグみたいにバサバサ死んでいくためかなり人を選ぶ作風となった。
人気を集めながら他メディア展開が一切なされていな
かったのは、この描写があらゆるメディアのレイティングに抵触することが一番の理由と考えられている。
度肝を抜く展開と忍者と極道が出てくる作品と言う事で、
この作品を思い浮かべた人もいるのではないか。
単行本のカバー裏がとんでもなく力が入った小ネタ満載なのも本作の特徴の1つで、基本的に
後の物語の伏線の宝庫となっている。
他にもインパクトのある画風や、漫画やアニメ・特撮、バンド名や楽曲、ネットミームなどあらゆる所から持ってきている他作品パロディなどかなりアクが強く、漫画の内容やセリフ自体がネットミームになることも度々ある漫画だが、バトルと本筋自体はかなりシリアス。
2人の主人公がすれ違いながらも友情を深めていくシーンなどはかなり悲劇的なものがある。誰が言ったか「極道と忍者で行うロミオとジュリエット」。
その一方作中で桁外れの金額が動いたり、桁外れの犠牲者が出ることが多く、作品のフォーマットが山田風太郎の忍者小説を下敷きにしていることもあって準公式の宣伝文句として「クソデカ忍法帖」「読む劇薬」というワードも用いられている。
その色々な意味でヤバい内容から映像化は絶対不可能とファンからも言われていたが、2025年2月24日にまさかのTVアニメ化が決定したとの発表があった。
ファン「幻想だろ!?」公式「幻想じゃねえよ?」
【あらすじ】
過去のトラウマによって笑うことが出来なくなった少年「多仲忍者」と、表向きはエリート会社員ながら裏では組を牛耳る「輝村極道」。
そんな二人が出合った時、300年に渡る忍者と極道の殺し合いの炎が熱く燃え盛る。
孤独を抱えた漢達による情熱と哀切に彩られた命のやり取り。
決めようか、忍者と極道、どちらが生存るか、死滅るか。
【登場人物】
帝都八忍
我ら帝都に縄張る“野良犬”也!!! 縄張りで悪事かませば迷わず喰らう!!
いざ悪を喰い荒らさん “帝都八忍”!!!
「金、権力、国の法にも縛られず己の正義と法で悪を殺す」という信念の下、非公式ながら東京の治安を守る八人の忍者集団。
警察や政府には関わらず
「べしゃり烏」と呼ばれる
人語を解する鴉を従えて、裏社会で悪事を働く極道を抹殺してきた仕置人たち。
組織としての概要や関連用語は
個別項目を参照。
忍者陣営側の主人公。
15歳ながら『帝都八忍』の一人。表の顔はクラスで浮いてる地味な
高校生。
『
プリンセスシリーズ』とよばれる幼女向けアニメの熱狂的ファンで、その縁で
極道との友情が結ばれた。
幼い頃、一人の極道による凄惨な家族の惨殺を目の当たりにした
トラウマから笑えなくなっており、他者とのコミュニケーションに内心苦しんでいる。
笑顔を浮かべられないために誤解されやすいが、実際は情に厚く心根の優しい少年。
詳細は
個別項目を参照。
『帝都八忍』を束ねる長であり指揮官。
江戸時代から生き続ける御年384歳の怪人物で、四つ葉のクローバーのように十文字に裂けた異形の瞳を持つ。
また頻繁に片目を閉じる癖がある。
極道をブッ殺す為に、時には冷徹な行動に出る事もあるが、仲間を殺し無辜の市民を平然と悪事の犠牲にする極道達の所業に怒り狂い、時には悪事に加担する者の情に訴え説得を試みるなど、
素顔は人情溢れる激情家の正義漢。
忍者としては、
年齢性別身長体重だけでなく骨格・質量をも無視して変幻自在に変化する特異体質の肉体を操作し、老若男女あらゆる姿に一瞬で変身する異能
「全姿全能」の持ち主。
詳細は
個別項目を参照。
どうやら悪しき企みのようですので……鏖で御座います
『帝都八忍』第二席。
仲間から
「壊爺」と呼ばれ慕われている。
94歳という超高齢ながら穏やかで理知的な老紳士。表の顔は
喫茶店「でいびす」の老主人。若い頃は超の付く美青年だった。
暗刃の産みの親にして惨蔵を除いた東京忍者達の師匠も務める知恵者で、人格も実力も含め八忍からの信頼も厚い。
忍者を笑わせるべく「布団が吹っ飛んだ」などの爆笑ギャグ
(?)を考えては披露しているが、彼のトラウマは根深く上手くいかないのが目下の悩み。
忍装束は羽織袴。むしろ極道っぽい……。
詳細は
個別項目を参照。
無駄死には決してしない!!! それが忍者の誇りだ!!!
『帝都八忍』の一人。表の顔は都内の法学部で学ぶ20歳の大学生。
華奢で繊細な雰囲気の草食系
イケメン。穏やかで優しい性格で、
忍者とも一番仲が良い。
忍者との会話のネタにするため『プリンセスシリーズ』を見始めたプリオタ。
初代の
ブラックの子が好き。
超絶高温を発する特異体質故に肉親からも疎まれ、孤児院の院長に裏切られて
臓器を売られそうになったことで力が暴走。絶望の中自殺を図るも
忍者に救われスカウトされた経緯を持つ。
忍装束はシンプルな黒い作業着。
詳細は
個別項目を参照。
(この病田色…全生命を懸け――愛の覚悟キメましょう)
『帝都八忍』の一人。
目元を長い前髪で隠したミステリアスな雰囲気の美女。28歳。
常に敬語で話す穏やかな人物で、表の顔は持たないがIT技術に長けた高い事務処理能力を誇り、帝都八忍の事務仕事を一手に引き受ける有能秘書。
歌劇を好むが、同時に男性アイドル
ゲーム「
ヒポポタマスマイク」の大ファンであるなどミーハーな一面も。
一方で
「人生は諦め」をポリシーに掲げる内気な性格だが、堅気の生活も恋も全て諦めながらそれでも精一杯楽しく生きている芯の強い人物。
忍者の事を
10年前から只管慕っているが打ち明けられずにいる一途な乙女。
しかし左虎達にはその辺りの事情をすべて知られている模様。
忍装束は露出の多いセクシーなドレス。
詳細は
個別項目を参照。
「呪血の忍者兄弟」の異名を持つ『帝都八忍』の一員。29歳。
800年間続く医者にして忍者の一族である名門・覇世川家の跡取り。風貌は長い髪を三つ編みにした細身のクールな
イケメン。
表向きは聖帝大学医学部付属病院に勤務する若き天才外科医で、メスも使わず
素手で超絶難易度の手術を
1日で10件も難なくこなす神技の持ち主。
有給休暇取得の条件として
「1週間で100件の手術を達成する」というノルマを成し遂げ、極道との戦いに参戦した。
弟である右龍の事は
「愚弟」と呼び、真逆な性格ゆえ邪険に扱うことこそあれど普段から仲は良い。
忍装束は着物+狐の仮面。
詳細は
個別項目を参照。
“素手喧嘩”たぁ…骨があるなてめー!!
左虎と並び
「呪血の忍者兄弟」の異名を持つ『帝都八忍』の一員。
実は左虎の
双子の弟だが、見た目は全く似ておらず実家である覇世川家からは既に勘当されている。
表向きの顔は六本木のホストクラブ「
男天」のNo.1ホストで、ゴリラみたいな見かけに反して類稀なる男気から絶大な人気を誇る豪胆な性格のワイルドなイケメン。
休職の条件として
「1週間で10億の売り上げを達成する」というノルマを成し遂げ、極道との戦いに参戦した。
大雑把な性格で細かいことを気にしない大らかな性格。悪く言えば
脳筋気味のバカ。
常人の数万倍の強度と密度の骨を持つ特異体質者で、兄である左虎から
「最強の生物」と呼ばれ忍者でも随一のタフネスを誇る。
忍装束はマスクを付けたプロレスラー(もしくはアメコミヒーロー)風。
詳細は
個別項目を参照。
迅速と帰ろう“お兄ちゃんズ” もう仲間の誰も死なせんよ…!!
帝都八忍最後の1人。愛称は「斗女たん」。
ハートマークが浮かんだ瞳に
ポニーテールとツインテールを共存させたトリプルテールという奇抜な髪型をしている黒髪の少女……のように見えるが、
実は26歳。
電脳関係の技能に優れており、その実力は色を超えるほど。
しかし忍者の原則を真っ向から破る気質もあり、長からは難色を示されている様子。また
「お兄ちゃんズ」と呼ぶスーツを着た青年型機巧人形2人を侍らせている。
忍装束はフリフリの少女アニメ風コスチューム。
最近までは単身アメリカにいたが、色が遺したメールを確認したことで日本への帰国を決意。割れた子供達が起こした首相官邸へのテロ終盤に満を持して参戦した。
詳細は
個別項目を参照。
聞かせておくれ“孤独なる者”よ 君らの叫びを!!
「我ら此処に有り世界よ忘れるな」という心の叫びを!!!
その叫びで破壊し給え
忍者を!!! 君らの孤独を解さぬこのくだらぬ世界を!!!
今作の敵。
「極道族」とも呼ばれ、殺人に誘拐、密輸、臓器売買、売春、脅迫、詐欺etc…とあらゆる悪事で罪なき人々の生き血を啜る暴力集団。
「社会に溶け込めず爪弾きにされた孤独な者達の寄り合い世帯」という側面を持つため身内同士の仲間意識と結束力
は強固で情に厚いが、その情が向くのは
身内限定。
現代の忍者に殺されていく自分達を「可哀想な被害者」と嘯くが、
全員が極悪非道の悪事に手を染め、悪行を働く行為を至極当然の権利と言わんばかりに振る舞う極悪人ばかり。
大体彼らの認識では女性を拉致して海外に売り飛ばしたり女子供10人程度を拷問するくらいは
軽犯罪扱いである。
その為一部では
「蛮族」「異世界物のトロルとかオーガ」「種族:ホモ・ゴクドゥス」「グロンギ族の同類」「自分達を鬼殺隊と思い込んでる鬼」とまで例えられる。
極悪人の割には「全員いい空気吸いながら爽やかに死んでいく」というのは禁句、あまりにも爽やかに死んでいく事やその濃すぎるキャラクター性から頭極道と呼ばれるファンを生み出していく裏の主役。
組織としての概要は
個別項目を参照。
極道陣営側の主人公。
『破壊の八極道』の1人であり八極道達を束ねる首魁。
表向きは朗らかな好青年で、玩具会社ダイバン企画部長というエリートサラリーマンだが、
『男羽會傘下・竹本組“裏組長”』という裏の顔を持つインテリヤクザ。
人心掌握術に長け、目的の為なら手段を択ばない
冷酷にして極悪非道の悪のカリスマ。
極道を
「世を外れ社会から孤立した者達の生きる寄る辺」と考えており、極道の存在を何よりも尊ぶ。
一方で、家庭環境と事故が原因で感情の起伏が常人から大きく逸脱。感情表現が分からず他者の感情に共感できないという精神障害を抱える。
そのことを隠し自分を偽り続けているため本心を曝け出す事が出来ずにいたが、「プリンセスシリーズの熱狂的ファン」という縁で
忍者と友情を結び友好関係を続けており、同時に彼との交流で感情が少しずつ無意識に現れるようになる。
詳細は
個別項目を参照。
◆破壊の八極道
始めよう…我らで“忍者”も“ 日本”も
なにもかもブチ壊そう
極道直属の配下であり、極道の中でも精鋭の中の精鋭集団。
凶悪さ、影響力、技能全てに於いて並の極道を凌駕する恐るべき猛者達。
極道自身もメンバーの一人を務めている。
- 『仁義の大侠』夢澤 恒星
馬鹿野郎が どんな人間にだって“前“はあるんだぜ!!!
極道陣営第1の刺客である二代目竹本組組長。38歳。
裏組長である極道の懐刀を務める忠臣であり、外見はオールバックのロン毛をひっつ目にした屈強な大男。
「みんな!!!″麻薬″キメろォォ!!!」というこの作品を象徴するあまりにも有名な台詞を生み出したのはこの人。
極道でありながらも心優しい性格で、部下想いで面倒見が良く、「堅気は殺さない」「殺人は20歳になってから」などのルールを舎弟たちにも徹底させている侠客。
刺青は愛と家庭円満の象徴である「
愛染明王」。
なお他の八極道達が出る度に度を越した凶悪さを見せつけてくるため、一部は彼を聖人視する読者もチラホラいる。
感覚が麻痺してやがる…
詳細は
個別項目を参照。
- 『暴走族神』殺島 飛露鬼
嗚呼…聴こえらあ…
“ 大人”になり切れねえ大人達の断末魔……
極道陣営第2の刺客。
「生きる伝説」「不良界の神性」など数多の異名を持つ。
現講男會傘下長沢組若頭。
ホスト風の絶世の美貌の優男だが年齢はこう見えても39歳。
90年代末期に
『暴走師団 聖華天』初代総長として、日本全国の暴走族・走り屋を束ねて10万を超える数の暴走族達と共に東京の帝都高速道路を暴走。
機動隊すら蹴散らし警官とパトカーの屍の山を築いた伝説的元暴走族であり今も尚元部下たちから狂信的な支持を持つ。
一人称は
「神」。
劇中では「大人」であろうとするため社会の荒波に揉まれながら現代社会に身を潜めねばならない元暴走族達の在り方を憂い、全世界に散らばった聖華天メンバーたちを呼び寄せ、
3万台の極道車による大規模な暴走行為を目論む。
詳細は
個別項目を参照。
- 『殺人の王子様』ガムテ
極道陣営第3の刺客。
未成年者のみで構成された極道最狂の殺し屋集団
『割れた子供達』のリーダー格。現役中学3年生で14歳。
髪や顔中に
ガムテープを張り付け、ズボンの上から裾がボロボロなプリーツスカートを履いている奇怪な外見の少年。
「殺人のプロ」を自称する軽薄かつ残虐な性格で、ちょっとしたことで身内である極道を含む周囲の人間を殺害する狂人。
自身の手を斬り落とした忍者に憎悪を募らせているが、同時に自身を危険な目に合わせた極道への下剋上も虎視眈々と狙っている獰猛で狡猾な野心家。
劇中では帝都八忍と
極道と高額のMPが付けられた日本の主要閣僚をまとめて抹殺するため、閣僚らVIPやアメリカ大統領も集まった総理官邸を襲撃。
総理官邸に爆弾を仕掛けた上で
ゲーム感覚で総理官邸内の人間の虐殺を実行する。
外伝「最狂悪童伝ガムテ」の主人公も務めた。
詳細は
個別項目を参照。
- 『怪獣医』繰田 孔富
極道陣営第4の刺客。
左右非対称な白と黒の髪型、裂けた口、先の割れた舌、異様に高い痩身の胴体という怪物じみた容貌をした人物。43歳。
身長では後述の華虎すら凌ぐ、八極道一の長身。
だが風貌に反して言動はオカマ。
「麻薬の父」と呼ばれる天才麻薬学者・繰田美伴の実弟であり、彼自身も医師の知識を悪用して麻薬の製造に手を出している。
『救済なき医師団』という勢力を纏めており、部下からは「先生」と呼ばれる。
劇中では第五章で極道陣営4番手として出撃。
東京の全てをぶっ壊し、全てを
救済うべく、
浄水場を乗っ取り東京中の水道を麻薬で汚染する凶行を行う。
詳細は
個別項目を参照。
“推し”の視界に私なんかが入るだなんて恐れ多くて申し訳なくて恐れ多くて申し訳なくて
だって私なんか ゴミなのに……
極道陣営第5の刺客。
世界級の歌姫として表社会で絶大な名声と肩書を持つ八極道の紅一点。
細長く結ったドレッドヘアー状の三つ編みを後ろで束ねているグラマラスな美女。
MAYAは芸名であり本名は「蟲原 真夜」。真夜としての姿は黒髪を二本の三つ編みにして眼鏡をかけた少女。
姿があまりにも違いすぎていて真夜=MAYAだとは誰も気づかないぐらいである。
『塵芥芸者衆』という勢力を纏める世界的なカリスマ歌手だが性格は非常に自虐的。
極道のことを様付けして慕い
「推し」とまで呼ぶが逆に自分のことを
「ゴミ」と自罰的に蔑んでいる。
おまけにわざわざ総理官邸にまで足を運んでおきながら遠くから
極道の姿を見ただけで満足してその場を立ち去り、官邸の女子トイレ内に隠れてガタガタ震えて怯えるほどにネガティブ。
異常なゴミ屋敷の如き大部屋に平然と在室しており、身につけるドレスの柄もよく見ると屋敷の中同様のゴミの山プリントである。
- 『忍殺番長』砕涛 華虎
褐色の肌に鬼のように尖った犬歯を持つ怪物じみた大巨漢。両手の小指が欠損している。
服装は白いスーツに縁付きのメガネというシンプルなもので、背中には拳を天へ突き上げている刺青を刻んでいる。
忍者との戦いに歓喜し嬉々として戦わんとする戦闘狂であり、「忍者殺すは我が人生!」とまで言い切っている。
ただし唯の戦闘狂ではなく、例え戦意が昂っている状況でも正論で理詰めされれば冷静さを取り戻せる理性的な一面も持つ。
ちなみに一見硬派な雰囲気だが言動はヤンキーのそれ。(例:「特売市」「笑止るわ!」)
左虎・右龍兄弟の実父・義父の仇であり戦後唯一忍者を殺すことができた最強の極道。
他の八極道が「地獄の回数券」を服用して料亭の爆破を生き延びた中、唯一使わずに生身の耐久力で爆破を耐えたともとれる描写がされ、現状唯一地獄への回数券無しで忍者を圧倒。氷帝雷公来駕を受けてもびくともしない。
更に実年齢は不明だが戦後の時点で既に日本各地に出没しては忍者を殺していたらしく、肉体的には忍者と同じ域=地獄への回数券の効果がない程鍛え上げられていると思われる。
とあるホームレスには「ハナコさん」「番長」などと呼ばれて格闘ジムらしき場所でトレーニングに励んでおり、「ジョー」と自ら呼ぶ仲間を持つ。
8巻収録の『極道新聞』2019年10月15日刊によると極道が運営する格闘技イベント『SUTEGORO』に何かしらの形で関わっており、同イベントの2019年の年末大会が中止になったのは彼の逆鱗に触れためではないかと報じられている。
詳細は
個別項目を参照。
『終焉の脚本家』幡随院弧屠と同じ名を持つ青年。
斑模様の如く、顔や首、手などに多くの火傷の痕がある
イケメン。
当初は夢澤、殺島に続き
極道の運転手を務めていた。
かつて神賽惨蔵により殺されたはずらしいが、総理官邸内で再び彼の前に姿を現し、
「『忍者と極道』第二幕」の幕開けを告げた後、幻のように姿を消す。
幡随院弧屠本人かどうかは未だ解らず、輪郭や言動は謎の脚本家に似通っているが、その関係性と正体は未だ不明。
極道界での知名度は薄いらしく、極道アリーナでの八極道勢揃いの際は
「斑男」と呼ばれ、不気味がられていた。
その他登場人物
レッツ☆エンジョイ芸術ッッ!!芸術はテロより強し!!
この都知事小池屋百合亜!テロなんかには屈しません!!
忍極世界における現東京都知事。
よりにもよって都知事に就任している時期と『破壊の八極道』の決起が被ってしまった色んな意味で可哀想な都知事。
第1話にて孫娘と共に椿沙に拉致されるが、忍者に救出されている。
あからさまに実在の政治家がモチーフなので、それ以降はフェードアウトするかと思いきや割と頻繁に登場。
破壊の八極道の行う度重なる大規模テロに挫けず気丈に都知事の職務を全うしている、愛多総理に負けず劣らずのガッツとバイタリティに溢れた女性。
『割れた子供達』のテロに巻き込まれてもなお気絶しないなどメンタルも屈強だが、「塵芥祭」で『塵芥芸者衆』の起こしたテロにより東京ゲートブリッジが崩落する瞬間を見た際は遂に精神の限界が来たのか泡を吹いて気絶していた。
モデルは恐らく小池百合子都知事。
私を誰だと思っている!!? 内閣総理大臣愛多間七であるッッ!!!
日本の現内閣総理大臣。
豪快で友情に厚い快男児。友人のために変装してこっそり官邸を抜け出してSPに連れ戻される問題児でもある。
プリンセスシリーズには詳しくなく、
青い子という情報だけでストアに向かい、種類の多さに
「青い子だけで内閣が発足してしまう!」と頭を抱えていた。
ある一件で
忍者と知り合い、彼を笑わせるべく一肌脱ぐことを決意するのだが……。
詳細は
個別項目を参照。
- 『終焉の脚本家』幡随院 弧屠
終わりがあるから過程が輝く。終わりに向かうからこそ万物には意味がある。
過去に何があろうと、どんな形であろうと、最期に笑って死ねるかどうか。
笑って終われる終焉とは、そこに向かうにはどうすればよいか。ずっとそんな事を考えています。
悲劇的かつ刺激的な作風から『終焉の脚本家』の異名を持つ鬼才であり新進気鋭の脚本家。
家族構成は両親と兄との4人家族。田舎の農家の家の産まれ。
兄とは派手に喧嘩しつつも良好な関係性を維持。
兄は気持ちの良い笑顔と誰からも好かれやすい気質で、話していると自然と心が開いていくような好漢だったが最後は喧嘩別れしてしまったと語る。
ハットにサングラスをかけたウェーブのかかった髪が特徴で、生前彼と会ったことのある人からは
「ミュージシャンみたい」という印象を与えたという。
2001年に『友は爆炎の果てに』を携帯小説サイトに投稿した後、『
仮面ファイター龍王』のメインライターとして脚本を執筆。
そして『フラッシュ☆プリンセス!』全50話・劇場版のシリーズ構成と脚本、ヒースのキャラソンの作詞を手掛けたことが最も有名。
小林靖子と井上敏樹にプリキュアのシナリオ書かせたような感じ。
神出鬼没で詩的な言動をする浮世離れした人物ながら存在するだけで周囲に影響を与える人物だったらしく、
- 幡随院の切腹を見た瞬間曲のメロディが湧き上がってくる
- 幡随院に見守られるだけで声優の演技の幅が急に拡がり、自然とセリフが湧き上がる
- 話しているだけで幡随院のイメージに収束していく
といった不思議なインスピレーションをスタッフに幾度も与えていた模様。その不思議なカリスマ性から制作スタッフからは非常に慕われ、自然とシリーズディレクターよりも作品の良し悪しを左右する作品製作スタッフの柱となっていった。
また若年ながら江戸時代の文化歴史にも異常に詳しく、絵画や書物のコレクターとしての顔を持つ。
彼の集めた品の数々はどれも芸術的・歴史的にも非常に価値が高く、「Bコレクション」と呼ばれ高値で取引されるほどのレア物揃いである。
だが繊細で非常に気難しく、写真嫌いな一面があり、非常に機嫌が良い場合でもない限りカメラを叩き落としていたとされる。
「アニマージュ」2010年4月号に掲載されたインタビューでは「万物全てにある『終わり』が書きたい」が創作意欲の原動力と表現。
「理想の終わり」を常に追い求める求道者的一面を持っていた様子で、脚本業はその理想を求める試行錯誤の一環に過ぎないとも語っている。
しかし『フラッシュ☆プリンセス!』クランクアップ後、自宅の火災に巻き込まれて死亡。無数の刺し傷・打撲痕が残り歯も全て折られた無惨な死体として発見された。
享年27。
…と、ここまではただ悲劇に見舞われた脚本家に過ぎないが、何故か劇中での帝都八忍と破壊の八極道との戦いの変遷が露骨に『フラッシュ☆プリンセス』のストーリーとリンクするという恐ろしい事態になっている。
彼の談によるとアニメ・演劇・ドラマ・映画以外にも「脚本」は存在し、「演じる役者がいればどこにでも発生する」と語る。
過去には日本の政変、権力闘争、テロ、戦争、数十年ぶりに起きた野党の政権奪取や教団関連の事件の『脚本』を手掛け、他にもアフリカや中東、アメリカでも依頼を受けて脚本を描いたらしい。
アメリカでの仕事は「久々に会心の出来だったなぁ…たくさん壊れて…」と上機嫌そうに語り、弧屠と仲良くなったFプリのスポンサー候補だった会社の社長と副社長が殺し合った事件については「あーまた失敗した」と溢していた。
教団関係の脚本業については不完全燃焼だったらしく「あそこは役者がねぇ~…」「教団内部でゴチャゴチャしてて…」などと愚痴り上手く脚本通りに描けなかったらしい。
また、インタビュー時の発言が度々忍者の発言とリンクしていたり、フラッシュ☆プリンセスの草案の考え(=本編劇中の忍者と極道の戦いの構図)を書き殴った燃え残りの遺稿に「二度しくじった」と言う文章が残されていることから『明暦の大火』と『獅門と壊左の友情』にも関与していた可能性すら示唆されている。
当人もこれらの話をし終えた後死亡したのだが、直前に「消されないかな」とまるで誰かが自身を殺しに来るのを予期していたかのような発言もしている、
何より『始祖の極道』である幡随院長兵衛と同じ名字である点も気になるところ。
+
|
●単行本1巻のおまけページに掲載されている燃え残りの遺稿の内容 |
(「■」は焼損していて読み取れない文字)
「殺し合う宿命に■■■■■■■■
■び■■■■う光景が見たい、そのために生きてきた」
「2度しくじった。次こそは。」
【民守る正義】【社会からはぐれし孤独な正義】
「戦いが進む程に 重なる憎悪、仇敵、 仲間が遺した想い、絆、
それらを■え■■■は存在し得るか?」
「テロリズムとは社会から孤立せし者共■■」
「『我ここに有り』という叫び」「それは大国を揺るがす圧倒的■■。」
「任侠、暴走族、殺し屋、闇医者、芸能、格闘」
「この国が壊れても構わない」
|
そうだよ神賽惨蔵
すべては脚本通り進んでいる 今さら気づけどもう遅い
運命の歯車は止まらない 脚本はこの総理官邸にて第一終幕を迎えるだろう
運命のふたりはやがて───…
第四章で登場した謎の黒いシルエットの男。
図書館じみた謎の空間に座して本編での忍者と極道の大抗争を脚本家気取りで見物し始め、これまで起きた全ての事象を『フラッシュ☆プリンセス』のシナリオに準え「未だすべては脚本のままに」と嘯いていたが、極道がFプリの脚本に描かれていない行動を発作的に行ったことで脚本の流れが外れ動揺。
人生初の想定外の事態の発生に歓喜すると、忍者と極道の絆の崩壊に起こる終焉を夢見て酔いしれていた。
【用語】
忍者と
極道が愛好する女児向けTVアニメ。朝目放送・
西映アニメーションが制作、毎週日曜日の朝8時半から
テレビ朝目系列で放送されている。
いい年してプリンセスシリーズを応援するオタクを略して「プリオタ」と呼ぶ。
単行本おまけによると極道業界にも浸透しており、極道の組長がプリンセスシリーズを視聴し始めているという。
モチーフは
プリキュアシリーズ。
作者の近藤氏はジャンプ時代から隙あらばプリキュアネタをブッ込むことに定評があるプリキュアオタとして有名だったが、本作でもシリーズへの愛が爆発。
劇中では主人公
アブちゃんと
ヒース様の2人を軸とした
フラッシュ☆プリンセスについて言及されることが多いが、歴代作品のネタも割とまんべんなく仕込まれている。
(例:惨蔵のキメ台詞は
HUGっと!プリキュアのキャッチコピーそのまんま、総理大臣の名前が
相田マナのもじりになっている、など)
単行本カバー下はフラッシュ☆プリンセスのWikipediaパロディや、脚本を手掛けた幡随院孤屠なる人物へのインタビュー風記事など、やたらとフラプリ推し。なお電子版でも問題なく収録されているので安心。
- 初代:ふたりはプリンセス
- 2作目(初代の続編):MH
- 3作目:スパーク☆スター
- 4作目:Yeah!プリンセス5
- 5作目(4作目の続編):Yeah!プリンセス5 55
- 6作目:フラッシュ☆プリンセス!
- 7作目:ハートブレイクプリンセス!
- 8作目:スリープ
- 9作目:スマイリープリンセス
- 10作目:ワクワク
- 12作目:Guts!プリンシバルプリンセス!
- 15作目:MAGっと!
- 16作目:スター☆ライトプリンセス
- 17作目:フィーリングッド♥ ←イマココ(2020年放送)
- トロピカルンバ! ←次(2021年放送予定)
- デカモリパトス⭐︎ ←次の次(2022年放送予定)
2009年2月1日から2010年1月31日まで放送されたプリンセスシリーズの第6作(4代目)。
全50話で劇場版は1作品。漫画と小説も各1巻刊行されている。
シリーズ構成及びメインライターは『終焉の脚本家』幡随院弧屠。
社会に弾かれながらも己の信念を貫き散っていく敵幹部達、仲間達が主人公に必ず何かを残して死んでいく「生命のバトン」、そして「二つの正義の対立」「容赦なく散りゆく仲間たち」など、
世間に大きな話題と物議を醸した悲劇性を備えた高いストーリー性が評価され、2010年のアニメアワード優秀作品賞TV部門を受賞している。
弧屠も「長年思い描いていた理想の未来を描いた。本作は私の人生の総決算である」とコメント。
幅広い年齢層に楽しんでもらうためにも「大人にも子供にも衝撃を与える作品を目指す」とプロデューサーが標榜しただけあって放送当時視聴した保護者から「娘に何てものを見せてくれたんだ。この先アブちゃんはどうなるんだ」といった電話が殺到したという。ハマってんじゃねーか
他にもお笑い芸人をキャラクターとして本人役で起用などプリンセスシリーズにおける新機軸も導入され、本作以降プリンセスシリーズは1年ごとにストーリーを刷新しそれぞれが独立した作品として制作されるようになっていった。
忍者と極道によれば主人公のプリストロベリーこと撫子アブが宿敵ヒースと敵とは知らずに親友となったことを契機に、「いつお互いの正体がバレるか否かの焦ったさとハラハラ感」「お互いが敵だと判明した時の葛藤」がアブとヒースだけでなく視聴者の心をかき乱していくのが作品の魅力だという。
忍者と
極道が最も好きなシリーズで、
極道が組事務所に保管していたブルーレイを視聴し、夢中になった忍災孤児トリオも本作を好んでいる。
元ネタは「
フレッシュプリキュア!」。
モチーフにしてるのはキャラだけで、
- イースをモデルにしてると思わしきヒース様が終始一貫して敵のまま
- 3話で主人公プリストロベリーの師匠がヒースの手で殺害されることから始まり、敵味方問わず登場人物が次々死亡する
- 最終的に両陣営はプリストロベリーとヒース以外全員死亡して彼女らたった二人だけとなり、この二人が共闘して黒幕を倒した後、二人が対決して物語は完結する
そして、上記の通り、忍者と極道の対立構造がこの『フラッシュ☆プリンセス』のストーリーと全く同一のものとなっている。
以下はフラプリと作中人物のキャラ対応表となる。
フラッシュ☆プリンセス! |
忍者と極道 |
元ネタ |
撫子アブ/プリストロベリー |
多仲忍者 |
桃園ラブ/キュアピーチ |
???/プリグレープ |
覇世川左虎 |
蒼乃美希/キュアベリー |
祈流/プリバナナ |
邪樹右龍 |
山吹祈里/キュアパイン |
妖精長老 |
璃刃壊左 |
なし |
妖精モエルン |
祭下陽日 |
ピルン |
妖精ネムルン |
病田色 |
なし |
妖精メカルン |
雄鷹斗女 |
??? |
神賽惨蔵 |
フラッシュ☆プリンセス! |
忍者と極道 |
元ネタ |
東山セツ/ヒース |
輝村極道 |
東せつな/イース |
オトコング |
夢澤恒星 |
なし |
ヤンキラー |
殺島飛露鬼 |
ガキミーラ |
ガムテ |
ドクイーン |
繰田孔富 |
ダウナーニャ |
MAYA/蟲原真夜 |
ダイマキシン |
砕涛華虎 |
??? |
幡随院 |
サビシーナ |
モブ極道 |
ナキワメーケ |
単行本5巻のオマケに掲載されている、幡随院弧屠が2001年に某携帯小説サイトに投稿した「幻の処女作」。
当時の流行を完全に無視した作品であること、救いのない悲劇的なバッドエンド、該当のサイトは既に閉鎖されていることなどから、閲覧者皆無の幻の作品とされている。
1944年の第二次世界大戦中の日本を舞台に、「二人の男が互いの素性を知らぬまま友人となり、最後は殺し合いになってしまう」という、『フラッシュ☆プリンセス!』の原型とも言われる作品。
この小説を偶然読んだ番組プロデューサーは「真摯で荒唐無稽ながら芯にしっかりと血の通った小説」「俺は幡随院に惚れた」と絶賛する程のクオリティだが、当人は「あの二人にはもっとうまくやってあげたかった」「正直言うと、もっと良い結末があるかもしれないと思っています」と後悔している模様。
表の顔は学生、裏では東京の治安を守る自警団に所属する歌藤砕吾と、若輩ながら極道をまとめ上げる喜田壱。
江戸時代を舞台にしたとある小説の愛好家同士ということで気が合った二人は、互いの素性を知ることなく友情を育む。
自警団には砕吾の他、珈琲好きの優しい先輩や首領として君臨する美少女がいたという。
ある時壱は自身の悪事の邪魔をする自警団への復讐のために米軍関係者から最新の銃器を買い付け、東京大空襲の当日に民衆救助に併走する自警団を襲撃する。
そこで互いの正体を知った砕吾と壱は壮絶な殺し合いの果てに相打ちとなり、友であった頃を思い出すかのように息を引き取ったのであった。
単行本9巻のオマケページに掲載されている、幡随院弧屠が収集した絵画や書物のコレクション。
いずれも芸術的・歴史的にも価値のある代物で、焼失を免れた物はマーケットへと流れ今なお高値で取引されているという。
しかしほとんどが戦争や重大犯罪、テロに関わっている曰く付きの品ばかり。
江戸時代末期の画家・月岡乱舞の作。
忍者・神賽惨蔵と極道・幡随院長兵衛が炎の中で戦う様を描いた絵画。
極道の演説の中でも登場しており、Bコレクションの中でも最も有名な一品。
第二次大戦後ナチス高官の邸宅から押収されたと連合国の資料に残され、某鑑定TV番組でこれを見た鑑定人が驚愕のあまり失禁して2億円の値が付いたエピソードはあまりにも有名。
紹介者曰く「両名共に殺し合っているにも関わらず親愛と悲哀を感じさせる」らしいが……?
江戸時代末期の読本作家・刺賀凌命作。
明暦の江戸を舞台とした、二人の浪人「伊太さん」と「山さん」が悪党退治や人助けをする中で友情を深める人情活劇。
かの
西郷隆盛も愛読しており、二人の主人公に自分と旧友の
大久保利通を重ねていたと噂され、西南戦争時にはこの本を一晩かけて読みふけった後突き動かされるように出撃を命じたというエピソードがある。
少ない流通量と西郷隆盛のエピソードから非常に希少価値が高く、この本を仕入れた神保町の古書店が、その売り上げで自社ビルを建てたという。
作者の刺賀凌命の生涯には謎が多く、
「当時の著名な作家の別名義では?」という説もあるという。
後のエピソードで、浪人「葛西山治」と名乗っていた若き日の惨蔵と、町人「塚本伊太郎」と名乗っていた幡随院長兵衛が、「伊太さん」「山さん」と呼び合いながら親交を深め、時には共に悪党退治や人助けをしていたことが明らかとなる。
月岡乱舞作。
母親らしき女性が赤ん坊の首を絞め、小さな少年が赤ん坊の首を絞める母親に縋り、その赤ん坊は火箸のような棒を女性の目に突き刺して抉っている物騒な無惨絵。
米国のホワイトハウスに20年間飾られていたらしいが、この絵を観た職員に体調不良を訴える者が続出し、大統領暗殺事件の日にも絵から笑い声が聞こえたという。
「この絵が災いを運んでいる」という噂が絶えず遂に売却されたが、アメリカ政府が売却した翌日にベトナム戦争が終結した。
その後は弧屠を含む何名かの手に渡り、現在は東京の四刃記念美術館にて、一般に公開されることなく厳重に保管されている。
弧屠がアニメ誌のインタビューで「虐待してきた親の眼球を潰して生き延びた赤ん坊を知っています」と答えているが、この絵との関係性は不明。
80年代の伝説的ミュージシャン、ロニー・Bのアルバム。斬首され生首になった男の頭がジャケットにプリントされている。
あくまでジャケットからつけられた愛称であり、正式名称は「BQ」。
このアルバムが発売される前日、ロニーはロンドンのライブハウスでのライブ中に観客やスタッフを無差別に射殺した後自ら命を絶ったという。
当然アルバムは僅かな枚数だけ流通した以外は回収+発売中止。現在はビートルズのブッチャー・カバーを上回る高値で取引されている模様。
ロニーが知人に歌詞を提供して貰って作ったという「とある曲」を聴くと殺人衝動が湧いてくるという噂が流れているのが高値の理由の一つ。
弧屠の友人の実業家は、Bコレクションにまつわる記事を執筆したライターにこの現物を見せているが、その実業家は妻を殺害した容疑で逮捕された。
現在の所在は不明。
裟藤六亮作。
60年代学生運動家達のバイブルだったとされる小説。「右手にゲバ棒、懐に赤い風」は当時の学生運動家の流行語になったという。
あまりにも危険で強烈な反体制的内容から即刻発禁とされたらしく、内容もストーリーを書くことすら許されていないため不明。
国外逃亡した運動家によって海外に密輸され、作中に書かれた数々の思想と画期的破壊行為の手口は多くの海外テロ組織に影響を与えたことで知られている。
作者の裟藤六亮は都内の大学に在学中にこの小説を執筆したが、出版後に突如行方不明になったという。
現在古書市場で入手するのは実質不可能であり、弧屠が所有していたものは、某政治運動団体のリーダーに譲渡された模様。
- フィーリングっど・プリンセス(・の部分は「ハート」)
作中時間内(2020年)で放送中のプリンセスシリーズの第17作(…と思われる)。
第86話にて
極道が
「今朝の『フィーリングっど・プリンセス』―――観たかね?」と話し、
忍者は
「…観たぜ 敵幹部のダリーヤン…中々いいキャラだな」「きっと終盤で主人公(のろか)の母性に癒され改心してくれるんだろうぜ」と予想を語っているが…。
シリーズ構成担当は「
香森」という名字である事が
極道の会話内で語られている。
元ネタは「
ヒーリングっど・プリキュア」。
宇宙の彼方のM84星雲からやってきた正義のヒーロー『ネビュラマン』が怪獣と戦う特撮作品。2021年には『
シン・ネビュラマン』が公開予定。
作中では繰田孔富と邪樹右龍の2人が大ファンを公言している一方、右龍の兄・左虎は特に興味がなかった模様。
右龍によると単なる勧善懲悪の特撮番組ではなく、やられ役の怪獣達は様々な不運からどうしようもなく追い詰められ、
超限界の中でも必死に生き抜こうとしたが末の末路であり、
「どんな境遇でも力強く足掻く生き様」こそが怪獣達の魅力だという。
ネビュラマンが誇る
王道奥義。
右腕を前に伸ばした状態で十字にクロスさせて放つ構えが象徴的。追い詰められて荒ぶる怪獣達にネビュラマンが手向ける鎮魂の技。
元ネタはおそらく『
ウルトラマン』。「ネビュラ」なのは『スペクトルマン』(宇宙猿人ゴリ)からだろうか。
100%ブッ殺すと決めた相手には堂々名乗る…!! それが”裏社会の礼儀”だ…!!
死合う前に互いに名乗りを上げること。
本編では通常、1ページブチ抜き縦2分割のコマで対戦者同士の名乗りが描写され、コマのバックには血が滴っている。
これまでのところ裏礼儀を尽くした上で戦った場合、対戦者のどちらか、或いは双方が必ず死に至っている。
生首A「にっ…忍者だ!!」
生首B「こいつら忍者だ くっ…殺せェ!」
生首C「チクショウ!極道が麻薬キメてもやっぱり忍者鬼強ェェ!!」
本作における代表的な死亡表現。
忍者の暗刃や刃物で首を斬り飛ばされて血しぶきを上げながら宙を舞うパターンが多いが、それだけではなく爆発に巻き込まれて体が木っ端微塵になった場合でも生首が飛んでいく。
なおこの漫画においては、首が飛んだ場合でもしばらくの間は首だけで喋ることができるし、単純な動きに限られるが斬られた首の意思で胴体を動かすこともできる。
これまでのところ作中で死亡する時に生首になったのは極道と一般人だけで、忍者は生首になっていない。
【忍極年表】
- 作者の近藤信輔は「『忍者と極道』のストーリーの大筋は全部決まっていて」と
インタビュー
で語っており、時系列の理解がストーリーの理解の助けになると考え、「忍者と極道」の各登場人物の由来や思想に関係すると思われる史実と、忍極世界の出来事を併記した年表をここに置く。
●の見出しの文章は史実
◆の見出しの文章は忍極世界の出来事
※実在人物の敬称は略しています
1622年(元和8年)
●塚本伊太郎(後の幡随院長兵衛)が肥前国唐津藩に生まれる
1635年(寛永12年)
●この頃、塚本伊太郎が江戸に上る。浅草で口入れ屋として働き、後に町奴の頭領となる
1636年(寛永13年)
◆神賽惨蔵が生まれる
1650年(慶安3年)
●幡随院長兵衛が水野十郎左衛門に謀殺される(旧暦4月13日) ※没日は1657年(明暦3年)7月18日(旧暦)という説があり、本作では1657年没説に則っている
1656年(明暦2年)
◆幡随院長兵衛(塚本伊太郎)が神賽惨蔵(葛西山治)と出会い、友誼を結ぶ
1657年(明暦3年)
●1月18日(旧暦)、明暦の大火発生。江戸市中の大半が焼け、死者は10万以上とされる
◆1月、幡随院長兵衛が江戸市中に火を放ち明暦の大火発生。裏江戸守護番・神賽惨蔵が長兵衛と戦い、深手を負った長兵衛は水野十郎左衛門の介錯で息絶える ※忍者と極道の因縁の始まり
1664年(寛文4年)
●3月27日(旧暦)、水野十郎左衛門が不敬不遜の行状のため切腹を申し付けられる
1774年(安永3年)
●前野良沢・杉田玄白らの翻訳による日本初の本格的な西洋医学書「解体新書」が刊行される ※翻訳元の原著を本文中では「ターヘル・アナトミア」と呼んでいる
1864年(文久4年/元治元年)
●6月4日(旧暦)、京都で尊王攘夷派志士を新選組が襲撃する池田屋事件が発生
1867年(慶応3年)
●10月、大政奉還により江戸幕府による政権が終了。翌年明治政府が成立
◆忍者は幕府政権終了とともに権力と手を切り、政権にも財閥にも与しない一匹狼となり、裏から民を守る存在となった
1876年(明治9年)
●アメリカで現存最古のプロ野球リーグ・ナショナルリーグが発足する(2月2日) ※メジャーリーグの起こり
1881年(明治14年)
●10月、幡随院長兵衛の講談を元にした河竹黙阿弥作の歌舞伎『極付幡随長兵衛』が初演
1892年(明治25年)
●ロシア・サンクトペテルブルクにてチャイコフスキーのバレエ作品『くるみ割り人形』が初演(ユリウス暦12月6日)
1914年(大正3年)
●オーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに宣戦布告、第一次世界大戦勃発(7月28日)
1918年(大正7年)
●ドイツと連合軍が休戦協定を結び第一次世界大戦が事実上終結(11月11日)
1925年(大正14年)
◆璃刃壊左が生まれる(5月29日)
1926年(大正15年/昭和元年)
●ベーブ・ルースが病気の少年にワールドシリーズでホームランを打つことを約束、1試合3本を含むシリーズ4本塁打を放つ(10月) ※少年は病気を克服し、成人後にルースと再会している。
1934年(昭和9年)
●ドイツ首相アドルフ・ヒトラーが総統に就任(8月2日)
1939年(昭和14年)
●ドイツがポーランドに侵攻し第二次世界大戦が勃発(9月1日)
1940年(昭和15年)
●日独伊三国同盟が調印される(9月27日)
1941年(昭和16年)
●大日本製薬(現大日本住友製薬)がヒロポンとゼドリンを医薬品として販売。以後軍需品として覚醒剤が利用され始める
●日本がハワイ島の真珠湾を奇襲攻撃し第二次世界大戦に参戦(12月8日)
1944年(昭和19年)
◆歌藤砕吾と喜田始が、お互いが忍者と極道だと知ることなく友情を育み無二の親友となる ※「友は爆炎の果てに」にて記載
1945年(昭和20年)
●アメリカ軍による東京大空襲、死者10万以上(3月10日)
◆東京大空襲下、忍者は東京の市民を守るために活動するが、この機に乗じ米軍から横流しされた銃器で武装した極道に襲撃され、東京忍のほぼ全員が殺害される
◆東京駅にて歌藤砕吾と喜田始が激突。両名死亡
●アメリカ軍が広島(8月6日)、長崎(8月9日)に原子爆弾を投下する
●日本の無条件降伏により第二次世界大戦が終戦(8月15日)、連合国軍最高司令官マッカーサーが日本本土に到着(8月30日)、連合軍による占領統治が始まる
◆忍者の壊滅により、占領軍とも裏で結びついた極道が闇市や売春、麻薬売買を取り仕切り、日本各地で大いに勢力を広げる
◆終戦直後の広島に忍者を殺戮する謎の大男(砕涛華虎)が出現する
◆璃刃壊左と輝村獅門が初めて遭遇する
1946年(昭和21年)
◆壊左と獅門は友誼を結ぶが、その獅門こそが東京忍を米軍の銃器で壊滅させた極道だった。神賽惨蔵の暗躍により獅門は壊左を襲撃、獅門が乱射する機関銃の弾の速さから壊左が発想した「音速を超える貫手」で獅門を両断して殺害、東京忍の敵を討つことに成功した ※「暗刃」の誕生
1953年(昭和28年)
●力道山率いる日本プロレスが設立(7月30日)
1954年(昭和29年)
●円谷英二が特撮を手掛けた映画「ゴジラ」が公開される(11月3日)
1955年(昭和30年)
◆米国・ホワイトハウスが月岡乱舞作「無題」を購入。以後職員の体調不良などの不吉な噂が相次ぐ
1956年(昭和31年)
●バロンドール賞が創設される
1958年(昭和33年)
●山田風太郎の小説「甲賀忍法帖」が雑誌『面白倶楽部』に連載開始(11月)
1959年(昭和34年)
●王貞治が読売ジャイアンツ入り、開幕戦スタメンデビュー(4月11日)
1960年(昭和35年)
●安保闘争の激化、学生運動が盛んになる
◆60年代~70年代の高度経済成長の裏で、極道が表の文化・経済に影響力を及ぼすようになり、さらなる発展を遂げる
1963年(昭和38年)
●アメリカのケネディ大統領が暗殺される(11月22日)
●力道山が暴力団員とトラブルになった際刺された傷が元で死去(12月15日)
1966年(昭和41年)
●特撮テレビ番組「ウルトラマン」がTBS系列で放送開始(7月17日) ※作中に登場する「ネビュラマン」のモデル
1969年(昭和44年)
●東大安田講堂事件が鎮圧、学生運動の斜陽化(1月19日)
1970年(昭和45年)
●大阪で日本万国博覧会が開催される(3月15日~9月13日)
◆愛多間七を筆頭とした桜賀第一中学校生徒会メンバーが中学卒業。それぞれの道を征く(推定)
1971年(昭和46年)
●毎日放送制作の特撮テレビドラマ「仮面ライダー」がNET(現テレビ朝日)系列で放送開始(4月3日) ※作中に登場する「仮面ファイター」のモデル
1972年(昭和47年)
●あさま山荘事件が発生する(2月)
●アメリカ統治下にあった沖縄が日本に返還される(5月15日)
1975年(昭和50年)
●仮面ライダーシリーズが「仮面ライダーアマゾン」を最後にTBS系列に移籍、後番組として戦隊シリーズの元となった「秘密戦隊ゴレンジャー」がNET系列で放送開始(4月5日)
●南ベトナムの首都サイゴンが陥落、ベトナム戦争終戦(4月30日)
◆米国・ホワイトハウスが月岡乱舞作「無題」を売却。翌日ベトナム戦争終結
◆村松組長(ラコンタ前社長)が生まれる
1976年(昭和51年)
◆繰田美伴・孔富兄弟が生まれる(10月31日)
1978年(昭和53年)
●キャンディーズが後楽園球場で解散コンサートを行う(4月4日)
1981年(昭和56年)
◆殺島飛露鬼が生まれる(2月1日) ※聖華天副総長2人も殺島の同級生なので1980年度生まれ
◆夢澤恒星が生まれる(8月24日)
1982年(昭和57年)
●ロックバンド「X」(現X JAPAN)結成
1983年(昭和58年)
●「忍者と極道」原作者・近藤信輔が生まれる
◆脚本家・幡随院弧屠が生まれる(代表作:仮面ファイター龍王、フラッシュ☆プリンセス)
1984年(昭和59年))
●それまで土曜19時スタートだった朝日放送・東映動画(現東映アニメーション)制作アニメ「とんがり帽子のメモル」が日曜朝8時30分開始に変更される(10月7日) ※ニチアサ女児向けアニメ枠の誕生
◆この頃逢魔賀広偉が生まれる
1989年(昭和64年/平成元年)
●日経平均株価が38,957円の史上最高値、バブル景気の頂点(12月29日)
●地上げ屋の台頭が社会問題化
1990年(平成2年)
●イラクがクウェートに軍事侵攻し、湾岸戦争が勃発(8月2日)
◆邪樹(後の覇世川)左虎・右龍(後に覇世川姓を経て邪樹姓に復姓)が生まれる(10月4日) ※出生後間もなく母は死亡している
◆この頃輝村極道が生まれる
1992年(平成4年)
◆病田色が生まれる(3月3日)
1993年(平成5年)
●細川連立内閣が発足し、自民党による55年体制が崩壊(8月9日)
1994年(平成6年)
◆この頃雄鷹斗女が生まれる
1995年(平成7年)
●地下鉄サリン事件が発生する(3月20日)
●オウム真理教本部が強制捜査を受け、麻原彰晃が逮捕される(5月16日)
◆「暴走師団 聖華天」結成
◆90年代後半以降、極道が何者かの襲撃を受け、一方的に殺害される事件が多発する ※忍者の復活
1997年(平成9年)
●TV番組「ASAYAN」でオーディション落選者5人によるグループが「モーニング娘。」と命名される(9月14日)
199X年(平成X年)
◆S区中学生誤リンチ殺人事件が発生、中学生を含むチーマー20人以上が逮捕される
1998年(平成10年)
◆聖華天が史上初の全国暴走族統一を達成
1999年(平成11年)
●名古屋HeartLand STUDIOで「黒夢」の無期限活動休止ライブが開催(1月29日)
●幕張メッセ駐車場で「GLAY EXPO '99」を開催、約20万人を動員(7月31日)
◆歪罹井が黒夢の休止ライブに参加
◆祭下陽日が生まれる(12月25日)
2000年(平成12年)
●「仮面ライダークウガ」がテレビ朝日系列で放送開始、平成ライダーシリーズ開始(1月30日)
●アントニオ猪木が大晦日に大阪ドームで「INOKI BOM-BA-YE」を開催(12月31日) ※大晦日の大規模格闘技興行の始まり
◆00年代に「割れた子供達」が結成
◆「暴走師団聖華天」が東京全域で大暴走。放火を行い多数の死傷者を出すが、同時期に復活した「帝都八忍」の襲撃を受け全構成員10万のうち5万人が殺害される
◆オーディション会場で虚珠健也と皇野比呂幸と邂逅。以後交流を深める
2001年(平成13年)
●イチローがメジャーリーグデビュー(4月2日)
●アメリカ同時多発テロ事件(9・11)が発生
◆幡随院弧屠が「友は爆炎の果てに」を携帯サイト上に投稿。また後年インタビューにてアメリカでの大事件の脚本関与を示唆
2002年(平成14年)
◆NYドンキースのメジャーリーガー・『野球の王』王・キングがシーズン75本塁打を達成
◆平成ファイターシリーズ「仮面ファイター龍王」が放送開始 ※幡随院弧屠の脚本家デビュー作
◆元聖華天特攻隊長・逢魔賀広偉が渡米し、メジャーリーガーを目指す
◆立ち技系格闘技団体「SUTEGORO」、帝神プロレス、総合格闘技団体「MARTIALS」の関係が決裂
2003年(平成15年)
●K-1とPRIDEによる大晦日格闘技興行戦争が始まる
◆10月8日、『足立のジョー』鈹朽情が邪樹吠流を1ラウンドKOし、ボクシング日本ヘビー級王者となる
◆紅白歌合戦の裏でSUTEGORO、帝神プロレス、MARTIALSの3団体による年末格闘技興行大戦が勃発
◆この年度に偉藤幽華(後の”舞踏鳥”)が生まれる
2004年(平成16年)
●プリキュアシリーズ第1作「ふたりはプリキュア」が放送開始(2月1日)
◆プリンセスシリーズ第1作「ふたりはプリンセス」が放送開始
◆多仲忍者が生まれる
◆輝村極道(当時14歳)が『男狩り』奇斑离倫に逆ナンされ関係を持つ
2005年(平成17年)
●AKB48が初の劇場公演を行う(12月8日)
◆鈹朽情がボクシング世界ヘビー級王者タイトルを初奪取、後に四団体統一王者となる
◆奇斑照(後の輝村照=”ガムテ”)が生まれる(12月25日)
200X年(平成1X年)
◆200Z年の大河ドラマ『柳生十兵衛』制作発表、主演に皇野比呂幸が内定するが直後にS区中学生誤リンチ殺人事件への関与が噂されたため降板(9月) ※その後長くネットの誹謗中傷に晒されて精神を病み事実上の引退状態となり、数年後自殺を遂げる
2006年(平成18年)
◆帝神プロレスの邪樹虎龍選手が合宿所の爆発事故で死亡(=砕涛華虎の手に掛かって死亡)(10月17日)
2007年(平成19年)
●プリキュアシリーズ第4作「Yes!プリキュア5」が放送開始(2月4日)
◆「Yeah!プリンセス5」が放送開始
◆ドンキース逢魔賀がケガを押して出場したワールドシリーズで決勝満塁弾を放つ ※強行出場の代償でケガは選手生命を絶たれかねない重症となったが、シリーズ終了後繰田孔富医師による手術を受け完全復活を果たす
2008年(平成20年)
●ももいろクローバー(現ももいろクローバーZ)が初お披露目(5月17日)
◆「Yeah!プリンセス5 55」が放送開始
◆雄鷹斗女が極道の地上げに巻き込まれて一家崩壊。同年蟲原真夜と邂逅
2009年(平成21年)
●プリキュアシリーズ第6作「フレッシュプリキュア!」が放送開始(2月1日)
●民主党が衆議院議員総選挙で圧勝(8月30日)
◆「フラッシュ☆プリンセス」が放送開始(2月1日)
◆病田色が忍者の修行を始める
◆MAYAが「フラッシュ☆プリンセス」の挿入歌『Inherit The Love』でデビュー
◆格闘技興行の元締めだった女極道「浅田のお貴」が忍者に襲撃され死亡、弟が後を継ぐ
◆(アニマージュでのインタビューにて幡随院弧屠が野党の政権交代に関する関与を示唆)
2010年(平成22年)
◆「フラッシュ☆プリンセス」のクランクアップ後、幡随院弧屠が「アニマージュ」誌のインタビューに答えるが、その翌日自宅アパート焼け跡から変死体となって発見される(1月~2月ごろ?)
◆「フラッシュ☆プリンセス」が2010年度ジャパンアニメアワード優秀作品賞アニメ部門を受賞
◆多仲忍者が神賽惨蔵に引き取られ、忍者の修行を始める
◆繰田孔富が美伴の麻薬製造事業に参加(推定)
◆20歳の輝村極道が麻薬研究所の事業に助手として参加
2011年(平成23年)
●近藤信輔が少年ジャンプNEXT! 2011 SUMMERに掲載された読み切り版「烈!!!伊達先パイ」でプロ漫画家としてデビュー(8月)
◆繰田兄弟が「天国への回数券」開発に成功(推定)
2012年(平成24年)
●近藤信輔が週刊少年ジャンプ(41号)に掲載された「烈!!!伊達先パイ」(連載版)で連載デビュー(9月)。20話で打ち切り
◆極道の麻薬研究所が帝都八忍による襲撃を受ける。所員はほぼ皆殺しとなり所長の繰田美伴も死亡。駆けつけた砕涛華虎が八忍の一角・覇世川炸羅を討ち取る
◆繰田孔富が兄弟接合手術を強行。「地獄への回数券」の原型が誕生する
◆「芸能界のドン」村松組長が忍者に襲撃され死亡。死後、生前の様々な悪行が暴露される
◆当主死去により覇世川炸羅の養子・左虎が覇世川家の家督を継承、その弟右龍は勘当となり「邪樹右龍」に復姓
2013年(平成25年)
◆輝村極道が聖帝大学を卒業し、株式会社ダイバンに就職
2014年(平成26年)
●近藤信輔「ジュウドウズ」が週刊少年ジャンプで連載開始(9月)。18話で打ち切り
◆祭下陽日が多仲忍者に施設から救出され、忍者の修行を始める
◆奇斑照が輝村極道に引き取られ「割れた子供達」に加入
2015年(平成27年)
◆ドンキース逢魔賀が病気のブライアン少年にホームランを打つことを約束、約束通りホームランを放つ ※だがブライアンは病気を克服することなく死去した
◆この頃から「天国への回数券」と呼ばれる日本発の新型麻薬が全世界規模で大蔓延する
2016年(平成28年)
◆”黄金球”が「割れた子供達」に加入。その後”毒”&”天使”、”司令”&”攻手”も近い時期に相次いで加入(推定)
2017年(平成29年)
◆「割れた子供達」幹部が忍者の襲撃を受け相次いで死亡(推定)
2018年(平成30年)
●近藤信輔が「忍者と極道」の原型となるネームを講談社に持ち込む
●大阪・関西万博が2025年に開催されることが決定(11月23日)
◆素手で極道を撲殺する謎の殺人鬼『代紋密猟者』が出現、「割れた子供達」メンバー・”ガムテ”により暗殺
◆”舞踏鳥”が「割れた子供達」に加入
◆夏、「地獄への回数券」運用実験実施。砕涛華虎が麻薬鯨を素手で討伐
◆メキシカン・マフィアが滅亡する ※詳細な経緯は不明。日本極道と麻薬取引のトラブルがあったらしい
2019年(平成31年/令和元年)
◆「割れた子供達」リーダー”大臣”が敗死、”ガムテ”が新リーダーとなる(推定)
◆第55回全国極道大会開催。大阪代表出伊豆組が優勝、東東京代表の竹本組が惜しくも準優勝
◆「天国への回数券」が2019年度「次にキマる麻薬大賞」を受賞
◆年末格闘技大会「SUTEGORO」強化合宿中に選手が大量死、原因をヒグマの襲撃として処理。この年の大会は中止となる(10月11日)
2020年(令和2年)
●近藤信輔「忍者と極道」第1話がコミックDAYSで公開開始(1月20日)
●プリキュアシリーズ第17作「ヒーリングっど♥プリキュア」が放送開始(2月6日)
◆「フィーリングっど・プリンセス」が放送開始
◆多仲忍者が豊島学園高校に入学(4月)
◆赤坂の料亭「京兆」で行われた極道の集会を襲撃した帝都八忍第二席・璃刃壊左が輝村極道に討ち取られる。その後大爆発が発生し、居合わせた極道ほぼ全員が犠牲になるが、奇跡の生還を遂げた8人の極道が「破壊の八極道」として忍者への逆襲を宣言 ※「
地獄への回数券」初実戦投入、忍者と極道の本格開戦
●時系列上の矛盾?
左虎・右龍兄弟は本編時点で29歳(=1990年生まれ)だが、単行本おまけページの邪樹虎龍の日記によると2006年に7歳の誕生日を迎えたことになっており(つまりこの日記の通りだと1999年生まれ)、右龍は「親父は小学生の時に死んだ」と言っているが、1999年生まれということになると2020年時点で左虎が大学病院の医師を務めていることと矛盾が生じる(大学医学部は卒業に最短6年掛かる→1999年生まれなら2020年の誕生日で21歳→飛び級で大学に入った??)。
また砕涛華虎が左虎・右龍に初めて対面した2012年のヤクラボ襲撃時、二人の父を殺したのは「10年前」(=2002年)と語っているなど、左虎・右龍・華虎の関係者周辺の時系列は非常に矛盾が多い。もしかしたら全ての辻褄が合うネタが隠されているのかも知れないが…(華虎の発言通りに邪樹虎龍死亡が2006年ではなく2002年とし、他の時系列も4年早くすれば(『足立のジョー』が邪樹吠流をKO:2003年→1999年、等)一応辻褄は合う)。
祭下陽日が忍者に臓物牧場から救出された際、この時点での自身の年齢を「14歳」、忍者は「10歳」と語っている。陽日は1999年12月25日生まれなので2014年のうちに15歳になり、忍者は10歳の誕生日を迎えた後の出来事ということ→忍者の生まれた年は2004年となる。年齢設定から逆算すれば2014年の出来事ということになるが、単行本2巻の陽日のキャラクター紹介では「忍者になったのは7年前」と書かれているので、こちらから判断すれば2013年の出来事ということになる。
【余談】
- 10話から15話にかけて、昭和21年の東京を描いた外伝『獅子の華』が短期集中連載されたこともある。
- 元々は近藤のネームに作画をつけるコンペとして立ち上がった企画だが、近藤の求めるものと優勝者の作風が乖離していたため立ち消え、近藤自らペン入れをする事となった。
- 人がバッサバッサと死んだり殺したりする作風のためか、戦いの渦中にある登場人物の殆どは「一般的な読み」+「常用しない漢字」=「実在しない苗字」をつけられている。(例:殺島と書いてヤジマ、奇斑と書いてキムラなど)
- 連載開始当初は主人公たちの名前を取って「しのはときわみ」という読み方だったが、「誰もそう読んでない」というあんまりな理由で単行本化に際し「にんじゃとごくどう」読みに改題された経緯を持つ。
あと「書店の『な行』で探しても出ないんだけどナンデ?』という至極もっともな問い合わせが来たとか来てないとか
- 第3章以降からは、様々な邦楽の楽曲が各話のタイトルになっている。作者曰く「戦いの舞台が変わるごとに章も変わって、章ごとにイメージする曲なりアーティストがあったりします」「タイトルは必ず特定のバンドにしているわけではなくもっと内容にしっくり来るものがあれば、たまに外す事もあります」という事らしいので、興味があったら調べてみよう。
- 章ごとの傾向としては、第3章はストレートロックバンド、第4章はJ-POPバンド、第5章はヴィジュアル系ロックバンド、第6章は女性アーティストである。
- Xの公式アカウントなどにおいては、本作の読者・ファンは「構成員」と呼ばれている。「読者・ファンという集団の一員」と考えればおかしな表現でもない
のだが、「自分たちって極道側だったんだ」と困惑する読者の姿も時折見られる。
- 作中では各章ごとに少しずつ季節が流れている。第2章あたりまでは春先、第4章では雨が降っているシーンがあり梅雨の時期、現在進行中の第6章は夏である。
追記修正は"麻薬"キメながらお願いします。
この項目が爆笑したなら……\ポチッと/
- 字幕表示したときだけ出てくるとかありそう -- (名無しさん) 2025-02-24 15:19:43
- ↑↑↑「アニメ化決定」などの報告はこのルールには触れないと書かれてる -- (名無しさん) 2025-02-24 18:14:07
- 「児童臓器」放送してええのか!? -- (名無しさん) 2025-02-24 18:18:08
- 絶対アニメ化しないだろうなぁと思ってたら来ちゃって動揺してる -- (名無しさん) 2025-02-24 22:22:16
- プリンセスシリーズの名前やキャラデザは流石に変更されるだろうな。そのまんま過ぎるし、今フレッシュプリキュアをネット配信してるからその点でも誤解されかねないし。 -- (名無しさん) 2025-02-24 23:36:25
- フレプリ作画監督の方が忍極アニメ化に好意的な反応してて噴飯(くさ) -- (名無しさん) 2025-02-25 06:29:35
- 麻薬(ヤク)漬けの子供はワンピースが、首がポンポン飛ぶのは鬼滅の刃でやったので善し! -- (名無しさん) 2025-02-25 06:59:49
- プリンセス含め色々と漫画だから出来てたことがあるからアニメでどこまで再現してくれるか不安だけど今は本気のクオリティでファンの見たいものを作るためがんばってくれてると私、信じてる(黄色い子) -- (名無しさん) 2025-02-25 07:02:16
- 爆炎の果てに、はモデルになった人たちがいるのか、本当に砕吾と壱たちがいたのか、どっちなんだろ? -- (名無しさん) 2025-02-25 18:58:12
- アニメ化心底有難(マジアザ)ッス!! -- (名無しさん) 2025-02-25 20:44:11
- アニメ化するのは結構だけど多分絶対ポリコレやらそっち方面から滅茶苦茶バッシングやら非難が起きるのは確定事項なので覚悟してた方がいいよ?それと原作通りにやったら放送禁止ワード塗れなだから改変されると思ってる(改変せずそのまま出してたら海外的にもアウトな表現山盛りだから海外じゃ放送禁止になるかもな)、コンプラ的にもアウトな表現多いしアニメ化は炎上しそうだろと思った(小並感)ガキ◯ツとか絶対アウトだろリベラルな方々からなんて言われるか知らんけど -- (名無しさん) 2025-02-25 22:45:37
- この作品をアニメにするとか麻薬(ヤク)でもキメてんのか?(褒め言葉) -- (名無しさん) 2025-02-26 07:31:33
- ↑↑恐喝(ガジ)れば善し! -- (名無しさん) 2025-02-26 15:46:54
- ↑3 いくらコンプラ違反あってもいいから汚いスラングだけ使わないでくれれば結構なんだわ -- (名無しさん) 2025-02-27 09:17:51
- 弱者男性の件が挙がってるけど、そもそもアニメであのルビ芸再現されるのか…?そこそこルビ芸の頻度高いから一々字幕付きで出て来るとは思えないし、重要っぽいところだけピックアップされたとしても弱者男性の所はそこまで重要じゃないしスルーされそうだから杞憂じゃね? -- (名無しさん) 2025-02-27 10:06:33
- ギリギリ荒らしの域に達してなさそうだけど弱者男性というワードに顔真っ赤にしすぎてる人がいるな 悪役が一回発言しただけの作品の本筋とはあまり関係ないところに怒りすぎだろ -- (名無しさん) 2025-02-27 18:12:30
- tamggokona58氏のコメント3件(2025-02-27 09:07:35、2025-02-27 09:19:02、2025-02-27 11:45:02)を荒らし報告ページに報告しました。 -- (名無しさん) 2025-02-27 18:47:23
- 2024/01/29 (月) 12:48:46 、2024/01/29 (月) 12:49:37のコメントも追加で荒らし報告しました。 -- (名無しさん) 2025-02-28 00:49:46
- まあ最悪配信限定にすりゃガキモツくらいはなんとかなる(なるのか?)けど、プリキュアパロはどうすんだろう -- (名無しさん) 2025-02-28 23:32:35
- 2クールやって最終話前でガムテ爆弾、最終話で悪夢と真っ向の宣戦布告かましてくれんかな -- (名無しさん) 2025-03-03 02:43:02
- ↑×11 恐らく実在していた。黒幕はフジリュー版封神の女媧みたく、何度も何度もこういう事繰り返してるんだと思う。 -- (名無しさん) 2025-03-07 07:48:25
- アニメ化発表で読者が「“幻想(ユメ)”じゃねえよな…!?」と言おうとしたら、公式が先に「“幻想(ユメ)”じゃねえよ?」と宣言する珍事が -- (名無しさん) 2025-03-07 17:11:29
- 麻薬(ヤク)キメろ!とか児童臓物(ガキモツ)とかちゃんと出せるか…… -- (名無しさん) 2025-03-07 17:18:01
- 黒幕って、人類滅亡させてシノハとキワミが相討ちになっても、別惑星に行くか「火の鳥」みたくナメクジ進化させて人類再び産み出して永遠に同じ事繰り返すんだろうな…。 -- (名無しさん) 2025-03-07 18:53:51
- 14歳で高身長の筋骨隆々ボディで学業こなしながら自警団もやる主人公と、15歳で全極道の頂点として君臨するもう一人の主人公とか友は爆炎の果てにも相当未来に生きた作品なんだなぁ -- (名無しさん) 2025-03-08 22:50:09
- アニメ化飛ぶぅぅぅううう!!? -- (名無しさん) 2025-03-11 07:22:45
- 作者神のぶっ飛びセンスな当て字になってるけど、主要人物の苗字って驚く程に普通なんだよな。タナカ、キムラ、マツモト、ヤマダ、ヤジマ、サイトウetc・・・意外とまだタカハシが出てないかな? -- (名無しさん) 2025-03-17 11:42:52
- 今後どういった苗字が出てくるか妄想するのもちょっとした楽しみ。「否葉(いなば)」「青鬼(あおき)」とかいるのかなって思ってる。 -- (名無しさん) 2025-03-17 11:54:55
- ゴッサムシティに降り注いでなかった?こいつら… -- (名無しさん) 2025-04-03 18:36:57
- 黒幕って300年以上どころか、有史以前から存在していたってオチ無いよね…?(それどこのクイーン・ジョーカー) -- (名無しさん) 2025-04-13 18:14:32
最終更新:2025年04月09日 01:06