忍者と極道

登録日:2020/07/21 Tue 12:35:00
更新日:2025/04/09 Wed 01:06:32
所要時間:約 33 分で完読可能(よめます)






決めようか

『忍者』と『極道』

どちらが生存(いき)るか、死滅(くたば)るか


忍者(にんじゃ)極道(ごくどう)とは、講談社系WEBアプリ『コミックDAYS』で連載中のバトルアクション漫画である。
作者はかつて週刊少年ジャンプで「烈!!!伊達先パイ」や「ジュウドウズ」を連載していた近藤信輔。通称作者神(サクガミ)
その他マガジンポケットでも読むことが出来る。


【概要】

大まかに言えば「日本の裏社会に巣食う残虐非道の極道」「日本の治安を裏で影から護ってきた忍者達」が血で血を洗う抗争を繰り広げるビックリ人間大集合超人バトル漫画。

ノリを簡潔に言えばバジリスクに近いが、しかし最大の特徴は畳み掛けるような勢いと常軌を逸したルビ芸、パワーワードの数々。
一昔前のヤンキー漫画で無理矢理とも言えるルビは多かったが、この漫画は頭のネジが外れたかの様な発想のルビが数多く見られる。

近藤信輔は本作が初の青年向け作品となるが、イメージチェンジを果たしたこともあり、生首が面白いように飛ぶなどグロテスクなシーンや凄絶な描写が多い。特にモブは善悪問わずギャグみたいにバサバサ死んでいくためかなり人を選ぶ作風となった。
人気を集めながら他メディア展開が一切なされていなかったのは、この描写があらゆるメディアのレイティングに抵触することが一番の理由と考えられている。
度肝を抜く展開と忍者と極道が出てくる作品と言う事で、この作品を思い浮かべた人もいるのではないか。
単行本のカバー裏がとんでもなく力が入った小ネタ満載なのも本作の特徴の1つで、基本的に後の物語の伏線の宝庫となっている。

他にもインパクトのある画風や、漫画やアニメ・特撮、バンド名や楽曲、ネットミームなどあらゆる所から持ってきている他作品パロディなどかなりアクが強く、漫画の内容やセリフ自体がネットミームになることも度々ある漫画だが、バトルと本筋自体はかなりシリアス。
2人の主人公がすれ違いながらも友情を深めていくシーンなどはかなり悲劇的なものがある。誰が言ったか「極道と忍者で行うロミオとジュリエット」
その一方作中で桁外れの金額が動いたり、桁外れの犠牲者が出ることが多く、作品のフォーマットが山田風太郎の忍者小説を下敷きにしていることもあって準公式の宣伝文句として「クソデカ忍法帖」「読む劇薬」というワードも用いられている。

その色々な意味でヤバい内容から映像化は絶対不可能とファンからも言われていたが、2025年2月24日にまさかのTVアニメ化が決定したとの発表があった。
ファン「幻想(ユメ)だろ!?」公式「幻想(ユメ)じゃねえよ?」


【あらすじ】

過去のトラウマによって笑うことが出来なくなった少年「多仲(たなか)忍者(しのは)」と、表向きはエリート会社員ながら裏では組を牛耳る「輝村(きむら)極道(きわみ)」。
そんな二人が出合った時、300年に渡る忍者(ニンジャ)極道(ゴクドウ)の殺し合いの炎が熱く燃え盛る。
孤独を抱えた漢達による情熱と哀切に彩られた命のやり取り。
決めようか、忍者と極道、どちらが生存(いき)るか、死滅(くたば)るか。


【登場人物】

帝都八忍(ていとはちにん)


我ら帝都に縄張る“野良犬(ノライヌ)”也!!! 縄張りで悪事(わるさ)かませば迷わず喰らう!!

いざ悪を喰い荒らさん “帝都八忍”!!!


「金、権力、国の法にも縛られず己の正義と法で悪を殺す」という信念の下、非公式ながら東京の治安を守る八人の忍者集団。
警察や政府には関わらず「べしゃり烏」と呼ばれる人語を解する鴉を従えて、裏社会で悪事を働く極道を抹殺してきた仕置人たち。
組織としての概要や関連用語は個別項目を参照。


  • 多仲(たなか) 忍者(しのは)
笑えねーのは

オレひとりで 十分だ

忍者陣営側の主人公。
15歳ながら『帝都八忍』の一人。表の顔はクラスで浮いてる地味な高校生(コーボー)
プリンセスシリーズ』とよばれる幼女向けアニメの熱狂的ファンで、その縁で極道(きわみ)との友情が結ばれた。
幼い頃、一人の極道による凄惨な家族の惨殺を目の当たりにしたトラウマから笑えなくなっており、他者とのコミュニケーションに内心苦しんでいる。
笑顔を浮かべられないために誤解されやすいが、実際は情に厚く心根の優しい少年。
詳細は個別項目を参照。


  • 神賽(かさい) 惨蔵(ざんぞう)
なんでもなれる なんでもできる(●●●●●●●●●●●●●●)!! 運命定むる“神の賽”は我に有り!!!

『帝都八忍』を束ねる長であり指揮官。
江戸時代から生き続ける御年384歳の怪人物で、四つ葉のクローバーのように十文字に裂けた異形の瞳を持つ。
また頻繁に片目を閉じる癖がある。
極道をブッ殺す為に、時には冷徹な行動に出る事もあるが、仲間を殺し無辜の市民を平然と悪事の犠牲にする極道達の所業に怒り狂い、時には悪事に加担する者の情に訴え説得を試みるなど、素顔は人情溢れる激情家の正義漢。
忍者としては、年齢性別身長体重だけでなく骨格・質量をも無視して変幻自在に変化する特異体質の肉体を操作し、老若男女あらゆる姿に一瞬で変身する異能全姿全能(ぜんしぜんのう)の持ち主。
詳細は個別項目を参照。

  • 璃刃(あきば) 壊左(かいざ)
どうやら悪しき企みのようですので……(みなごろし)で御座います

『帝都八忍』第二席。
仲間から壊爺(かいじい)と呼ばれ慕われている。
94歳という超高齢ながら穏やかで理知的な老紳士。表の顔は喫茶店「でいびす」の老主人。若い頃は超の付く美青年だった。
暗刃の産みの親にして惨蔵を除いた東京忍者達の師匠も務める知恵者で、人格も実力も含め八忍からの信頼も厚い。
忍者(しのは)を笑わせるべく「布団が吹っ飛んだ」などの爆笑ギャグ(?)を考えては披露しているが、彼のトラウマは根深く上手くいかないのが目下の悩み。
忍装束は羽織袴。むしろ極道っぽい……。
詳細は個別項目を参照。


  • 祭下(まつもと) 陽日(のどか)
無駄死には決してしない!!! それが忍者(にんじゃ)の誇りだ!!!

『帝都八忍』の一人。表の顔は都内の法学部で学ぶ20歳の大学生。
華奢で繊細な雰囲気の草食系イケメン。穏やかで優しい性格で、忍者(しのは)とも一番仲が良い。
忍者(しのは)との会話のネタにするため『プリンセスシリーズ』を見始めたプリオタ。初代ブラックの子が好き。
超絶高温を発する特異体質故に肉親からも疎まれ、孤児院の院長に裏切られて臓器(モツ)*1を売られそうになったことで力が暴走。絶望の中自殺を図るも忍者(しのは)に救われスカウトされた経緯を持つ。
忍装束はシンプルな黒い作業着。
詳細は個別項目を参照。


  • 病田(やまだ) (しき)
(この病田色…全生命(すべて)を懸け――愛の覚悟キメましょう)

『帝都八忍』の一人。
目元を長い前髪で隠した*2ミステリアスな雰囲気の美女。28歳。
常に敬語で話す穏やかな人物で、表の顔は持たないがIT技術に長けた高い事務処理能力を誇り、帝都八忍の事務仕事を一手に引き受ける有能秘書。
歌劇を好むが、同時に男性アイドルゲームヒポポタマスマイク」の大ファンであるなどミーハーな一面も。
一方で「人生は諦め」をポリシーに掲げる内気な性格だが、堅気の生活も恋も全て諦めながらそれでも精一杯楽しく生きている芯の強い人物。
忍者(しのは)の事を10年前から只管慕っているが打ち明けられずにいる一途な乙女。
しかし左虎達にはその辺りの事情をすべて知られている模様。
忍装束は露出の多いセクシーなドレス。
詳細は個別項目を参照。


  • 覇世川(はせがわ) 左虎(さこ)
極道 死すべし

「呪血の忍者兄弟(ブラザーズ)の異名を持つ『帝都八忍』の一員。29歳。
800年間続く医者にして忍者の一族である名門・覇世川家の跡取り。風貌は長い髪を三つ編みにした細身のクールなイケメン
表向きは聖帝大学医学部付属病院に勤務する若き天才外科医で、メスも使わず素手で超絶難易度の手術を1日で10件も難なくこなす神技の持ち主。
有給休暇取得の条件として「1週間で100件の手術を達成する」というノルマを成し遂げ、極道との戦いに参戦した。
弟である右龍の事は「愚弟」と呼び、真逆な性格ゆえ邪険に扱うことこそあれど普段から仲は良い。
忍装束は着物+狐の仮面。
詳細は個別項目を参照。


  • 邪樹(やぎ) 右龍(うりゅう)
素手喧嘩(ステゴロ)”たぁ…骨があるな(●●●●●)てめー!!

左虎と並び「呪血の忍者兄弟(ブラザーズ)の異名を持つ『帝都八忍』の一員。
実は左虎の双子の弟だが、見た目は全く似ておらず実家である覇世川家からは既に勘当されている。
表向きの顔は六本木のホストクラブ「男天(ダンテ)」のNo.1ホストで、ゴリラみたいな見かけに反して類稀なる男気から絶大な人気を誇る豪胆な性格のワイルドなイケメン。
休職の条件として「1週間で10億の売り上げを達成する」というノルマを成し遂げ、極道との戦いに参戦した。
大雑把な性格で細かいことを気にしない大らかな性格。悪く言えば脳筋気味のバカ。
常人の数万倍の強度と密度の骨を持つ特異体質者で、兄である左虎から「最強の生物」と呼ばれ忍者でも随一のタフネスを誇る。
忍装束はマスクを付けたプロレスラー(もしくはアメコミヒーロー)風。
詳細は個別項目を参照。


  • 雄鷹(おだか) 斗女(とめ)
迅速(ちゃっちゃ)と帰ろう“お兄ちゃんズ” もう仲間の誰も死なせんよ…!!

帝都八忍最後の1人。愛称は「斗女たん」。
ハートマークが浮かんだ瞳にポニーテールとツインテールを共存させたトリプルテールという奇抜な髪型をしている黒髪の少女……のように見えるが、実は26歳。
電脳関係の技能に優れており、その実力は色を超えるほど。
しかし忍者の原則を真っ向から破る気質もあり、長からは難色を示されている様子。また「お兄ちゃんズ」と呼ぶスーツを着た青年型機巧人形2人を侍らせている。
忍装束はフリフリの少女アニメ風コスチューム。
最近までは単身アメリカにいたが、色が遺したメールを確認したことで日本への帰国を決意。割れた子供達が起こした首相官邸へのテロ終盤に満を持して参戦した。
詳細は個別項目を参照。


極道


聞かせておくれ“孤独なる者”よ 君らの叫びを!!
「我ら此処に有り世界よ忘れるな」という心の叫びを!!!

その叫びで破壊し給え

忍者を!!! 君らの孤独を解さぬこのくだらぬ世界を!!!

今作の敵。
「極道族」とも呼ばれ、殺人に誘拐、密輸、臓器売買、売春、脅迫、詐欺etc…とあらゆる悪事で罪なき人々の生き血を啜る暴力集団。
「社会に溶け込めず爪弾きにされた孤独な者達の寄り合い世帯」という側面を持つため身内同士の仲間意識と結束力強固で情に厚いが、その情が向くのは身内限定。
現代の忍者に殺されていく自分達を「可哀想な被害者」と嘯くが、全員が極悪非道の悪事に手を染め、悪行を働く行為を至極当然の権利と言わんばかりに振る舞う極悪人ばかり。
大体彼らの認識では女性を拉致して海外に売り飛ばしたり女子供10人程度を拷問するくらいは軽犯罪扱いである。
その為一部では「蛮族」「異世界物のトロルとかオーガ」「種族:ホモ・ゴクドゥス」「グロンギ族の同類」「自分達を鬼殺隊と思い込んでるとまで例えられる。
極悪人の割には「全員いい空気吸いながら爽やかに死んでいく」というのは禁句、あまりにも爽やかに死んでいく事やその濃すぎるキャラクター性から頭極道と呼ばれるファンを生み出していく裏の主役。
組織としての概要は個別項目を参照。


  • 『孤独の王』輝村(きむら) 極道(きわみ)
私は すべての“孤独な者”の力となろう…!!

極道陣営側の主人公。
『破壊の八極道』の1人であり八極道達を束ねる首魁。
表向きは朗らかな好青年で、玩具会社ダイバン企画部長というエリートサラリーマンだが、男羽會(おとわかい)傘下・竹本組“裏組長”』という裏の顔を持つインテリヤクザ。
人心掌握術に長け、目的の為なら手段を択ばない冷酷にして極悪非道の悪のカリスマ
極道を「世を外れ社会から孤立した者達の生きる寄る辺」と考えており、極道の存在を何よりも尊ぶ。
一方で、家庭環境と事故が原因で感情の起伏が常人から大きく逸脱。感情表現が分からず他者の感情に共感できないという精神障害を抱える。
そのことを隠し自分を偽り続けているため本心を曝け出す事が出来ずにいたが、「プリンセスシリーズの熱狂的ファン」という縁で忍者(しのは)と友情を結び友好関係を続けており、同時に彼との交流で感情が少しずつ無意識に現れるようになる。
詳細は個別項目を参照。


◆破壊の八極道


始めよう…我らで“忍者”も“ 日本(この国)”も

なにもかもブチ壊そう(・・・・・・・・・・)

極道(きわみ)直属の配下であり、極道の中でも精鋭の中の精鋭集団。
凶悪さ、影響力、技能全てに於いて並の極道を凌駕する恐るべき猛者達。
極道(きわみ)自身もメンバーの一人を務めている。

  • 『仁義の大侠(おおおとこ)夢澤(ゆざわ) 恒星(こうせい)
馬鹿野郎(バカヤロ)が どんな人間にだって“前“はあるんだぜ!!!

極道陣営第1の刺客である二代目竹本組組長。38歳。
裏組長である極道(きわみ)の懐刀を務める忠臣であり、外見はオールバックのロン毛をひっつ目にした屈強な大男。
「みんな!!!″麻薬(ヤク)″キメろォォ!!!」というこの作品を象徴するあまりにも有名な台詞を生み出したのはこの人。

極道でありながらも心優しい性格で、部下想いで面倒見が良く、「堅気は殺さない」「殺人(コロシ)20歳(ハタチ)になってから」などのルールを舎弟たちにも徹底させている侠客。

刺青は愛と家庭円満の象徴である「愛染明王」。
なお他の八極道達が出る度に度を越した凶悪さを見せつけてくるため、一部は彼を聖人視する読者もチラホラいる。感覚が麻痺してやがる…
詳細は個別項目を参照。


  • 暴走族神(ゾクガミ)殺島(やじま) 飛露鬼(ひろき)
嗚呼…聴こえらあ…
大人(オトナ)”になり切れねえ大人達の断末魔……

極道陣営第2の刺客。
生きる伝説(リアルレジェンド)」「不良(ヤンキー)界の神性(カリスマ)など数多の異名を持つ。
現講男會傘下長沢組若頭。
ホスト風の絶世の美貌の優男だが年齢はこう見えても39歳。
90年代末期に『暴走師団 聖華天』初代総長として、日本全国の暴走族・走り屋を束ねて10万を超える数の暴走族達と共に東京の帝都高速道路*3を暴走。
機動隊すら蹴散らし警官とパトカーの屍の山を築いた伝説的元暴走族であり今も尚元部下たちから狂信的な支持を持つ。
一人称は(オレ)

劇中では「大人」であろうとするため社会の荒波に揉まれながら現代社会に身を潜めねばならない元暴走族達の在り方を憂い、全世界に散らばった聖華天メンバーたちを呼び寄せ、3万台の極道車による大規模な暴走行為を目論む。
詳細は個別項目を参照。


  • 殺人の王子様(プリンス・オブ・マーダー)』ガムテ
オレはっ!!! 心割れた子供すべての味方だ!!!

極道陣営第3の刺客。
未成年者のみで構成された極道最狂の殺し屋集団割れた子供達(グラス・チルドレン)のリーダー格。現役中学3年生で14歳。
髪や顔中にガムテープを張り付け、ズボンの上から裾がボロボロなプリーツスカートを履いている奇怪な外見の少年。

「殺人のプロ」を自称する軽薄かつ残虐な性格で、ちょっとしたことで身内である極道を含む周囲の人間を殺害する狂人。
自身の手を斬り落とした忍者(しのは)に憎悪を募らせている*4が、同時に自身を危険な目に合わせた極道(きわみ)への下剋上も虎視眈々と狙っている獰猛で狡猾な野心家。

劇中では帝都八忍と極道(きわみ)と高額のMPが付けられた日本の主要閣僚をまとめて抹殺するため、閣僚らVIPやアメリカ大統領も集まった総理官邸を襲撃。
総理官邸に爆弾を仕掛けた上でゲーム感覚で総理官邸内の人間の虐殺を実行する。
外伝「最狂悪童伝ガムテ」の主人公も務めた。
詳細は個別項目を参照。


  • 怪獣医(ドクター・モンスター)繰田(くりた) 孔富(あなとみ)
()ン…無情 また…人が傷つくのねェ

極道陣営第4の刺客。
左右非対称な白と黒の髪型、裂けた口、先の割れた舌、異様に高い痩身の胴体という怪物じみた容貌をした人物。43歳。
身長では後述の華虎すら凌ぐ、八極道一の長身。
だが風貌に反して言動はオカマ。
「麻薬の父」と呼ばれる天才麻薬学者・繰田美伴の実弟であり、彼自身も医師の知識を悪用して麻薬の製造に手を出している。

救済なき医師団という勢力を纏めており、部下からは「先生」と呼ばれる。

劇中では第五章で極道陣営4番手として出撃。
東京の全てをぶっ壊し、全てを救済(すく)うべく、浄水場を乗っ取り東京中の水道を麻薬で汚染する凶行を行う。
詳細は個別項目を参照。


  • 殺戮歌(ころしうた)MAYA(マヤ)
“推し”の視界に私なんかが入るだなんて恐れ多くて申し訳なくて恐れ多くて申し訳なくて
だって私なんか ゴミなのに……

極道陣営第5の刺客。
世界級(ワールドクラス)歌姫(ディーバ)として表社会で絶大な名声と肩書を持つ八極道の紅一点。
細長く結ったドレッドヘアー状の三つ編みを後ろで束ねているグラマラスな美女。
MAYAは芸名であり本名は蟲原(こはら) 真夜(まや)。真夜としての姿は黒髪を二本の三つ編みにして眼鏡をかけた少女。
姿があまりにも違いすぎていて真夜=MAYAだとは誰も気づかないぐらいである。

塵芥芸者衆という勢力を纏める世界的なカリスマ歌手だが性格は非常に自虐的。
極道(きわみ)のことを様付けして慕い「推し」とまで呼ぶが逆に自分のことを「ゴミ」と自罰的に蔑んでいる。
おまけにわざわざ総理官邸にまで足を運んでおきながら遠くから極道(きわみ)の姿を見ただけで満足してその場を立ち去り、官邸の女子トイレ内に隠れてガタガタ震えて怯えるほどにネガティブ。
異常なゴミ屋敷の如き大部屋に平然と在室しており、身につけるドレスの柄もよく見ると屋敷の中同様のゴミの山プリントである。

詳細は個別項目を参照。


  • 忍殺番長(にんさつばんちょう)砕涛(さいとう) 華虎(はなこ)
我 欲す 強靭(つよ)き野郎を

褐色の肌に鬼のように尖った犬歯を持つ怪物じみた大巨漢。両手の小指が欠損している。
服装は白いスーツに縁付きのメガネというシンプルなもので、背中には拳を天へ突き上げている刺青を刻んでいる。
忍者との戦いに歓喜し嬉々として戦わんとする戦闘狂であり、「忍者殺すは我が人生!」とまで言い切っている。
ただし唯の戦闘狂ではなく、例え戦意が昂っている状況でも正論で理詰めされれば冷静さを取り戻せる理性的な一面も持つ。
ちなみに一見硬派な雰囲気だが言動はヤンキーのそれ。(例:特売市(バアゲンセヱル)」「笑止(ウケ)るわ!」

左虎・右龍兄弟の実父・義父の仇であり戦後唯一忍者を殺すことができた最強の極道。
他の八極道が「地獄の回数券」を服用して料亭の爆破を生き延びた中、唯一使わずに生身の耐久力で爆破を耐えたともとれる描写がされ、現状唯一地獄への回数券無しで忍者を圧倒。氷帝雷公来駕を受けてもびくともしない。
更に実年齢は不明だが戦後の時点で既に日本各地に出没しては忍者を殺していたらしく、肉体的には忍者と同じ域=地獄への回数券の効果がない程鍛え上げられていると思われる。

とあるホームレスには「ハナコさん」「番長」などと呼ばれて格闘ジムらしき場所でトレーニングに励んでおり、「ジョー」と自ら呼ぶ仲間を持つ。
8巻収録の『極道新聞』2019年10月15日刊によると極道が運営する格闘技イベント『SUTEGORO』に何かしらの形で関わっており、同イベントの2019年の年末大会が中止になったのは彼の逆鱗に触れためではないかと報じられている。
詳細は個別項目を参照。


  • 幡随院(ばんずいいん)
さあ───
「忍者と極道」 第二幕が始まるよ

『終焉の脚本家』幡随院弧屠と同じ名を持つ青年。
斑模様の如く、顔や首、手などに多くの火傷の痕があるイケメン
当初は夢澤、殺島に続き極道(きわみ)の運転手を務めていた。
かつて神賽惨蔵により殺されたはずらしいが、総理官邸内で再び彼の前に姿を現し、「『忍者と極道』第二幕」の幕開けを告げた後、幻のように姿を消す。
幡随院弧屠本人かどうかは未だ解らず、輪郭や言動は謎の脚本家に似通っているが、その関係性と正体は未だ不明。
極道界での知名度は薄いらしく、極道アリーナでの八極道勢揃いの際は斑男(まだらおとこ)と呼ばれ、不気味がられていた。


その他登場人物

  • 小池屋(こいけや) 百合亜(ゆりあ)
レッツ☆エンジョイ芸術(アート)ッッ!!芸術(アート)はテロより強し!!
この都知事小池屋百合亜!テロなんかには屈しません!!

忍極世界における現東京都知事。
よりにもよって都知事に就任している時期と『破壊の八極道』の決起が被ってしまった色んな意味で可哀想な都知事。
第1話にて孫娘と共に椿沙に拉致されるが、忍者(しのは)に救出されている。
あからさまに実在の政治家がモチーフなので、それ以降はフェードアウトするかと思いきや割と頻繁に登場。
破壊の八極道の行う度重なる大規模テロに挫けず気丈に都知事の職務を全うしている、愛多総理に負けず劣らずのガッツとバイタリティに溢れた女性。
『割れた子供達』のテロに巻き込まれてもなお気絶しないなどメンタルも屈強だが、「塵芥祭」で『塵芥芸者衆』の起こしたテロにより東京ゲートブリッジが崩落する瞬間を見た際は遂に精神の限界が来たのか泡を吹いて気絶していた。

モデルは恐らく小池百合子都知事。


  • 愛多(あいだ) 間七(かんしち)
私を誰だと思っている!!? 内閣総理大臣愛多間七であるッッ!!!

日本の現内閣総理大臣。
豪快で友情に厚い快男児。友人のために変装してこっそり官邸を抜け出してSPに連れ戻される問題児でもある。
プリンセスシリーズには詳しくなく、青い子という情報だけでストアに向かい、種類の多さに「青い子だけで内閣が発足してしまう!」と頭を抱えていた。
ある一件で忍者(しのは)と知り合い、彼を笑わせるべく一肌脱ぐことを決意するのだが……。
詳細は個別項目を参照。

名前の元ネタは相田マナ*5
彼の中学時代からの友人達、官房長官の聖川蘆花、経団連会長の四刃有数、警視総監の剣崎真虎、統合幕僚長の窓香荒来、アメリカ合衆国大統領のレジー・ナッシュといった面々(全員おっさん)も『ドキドキ!プリキュア』の主要キャラクターが元ネタである。


  • 『終焉の脚本家(ライター)幡随院(ばんずいいん) 弧屠(こと)
終わりがあるから過程が輝く。終わりに向かうからこそ万物には意味がある。
過去に何があろうと、どんな形であろうと、最期に笑って死ねるかどうか。
笑って終われる終焉とは、そこに向かうにはどうすればよいか。ずっとそんな事を考えています。

悲劇的かつ刺激的な作風から『終焉の脚本家(ライター)の異名を持つ鬼才であり新進気鋭の脚本家。
家族構成は両親と兄との4人家族。田舎の農家の家の産まれ。
兄とは派手に喧嘩しつつも良好な関係性を維持。
兄は気持ちの良い笑顔と誰からも好かれやすい気質で、話していると自然と心が開いていくような好漢だったが最後は喧嘩別れしてしまったと語る。

ハットにサングラスをかけたウェーブのかかった髪が特徴で、生前彼と会ったことのある人からは「ミュージシャンみたい」という印象を与えたという。
2001年に『友は爆炎の果てに』を携帯小説サイトに投稿した後、『仮面ファイター龍王』のメインライターとして脚本を執筆。
そして『フラッシュ☆プリンセス!』全50話・劇場版のシリーズ構成と脚本、ヒースのキャラソンの作詞を手掛けたことが最も有名。
小林靖子井上敏樹にプリキュアのシナリオ書かせたような感じ。

神出鬼没で詩的な言動をする浮世離れした人物ながら存在するだけで周囲に影響を与える人物だったらしく、
  • 幡随院の切腹を見た瞬間曲のメロディが湧き上がってくる
  • 幡随院に見守られるだけで声優の演技の幅が急に拡がり、自然とセリフが湧き上がる
  • 話しているだけで幡随院のイメージに収束していく
といった不思議なインスピレーションをスタッフに幾度も与えていた模様。その不思議なカリスマ性から制作スタッフからは非常に慕われ、自然とシリーズディレクターよりも作品の良し悪しを左右する作品製作スタッフの柱となっていった。
また若年ながら江戸時代の文化歴史にも異常に詳しく、絵画や書物のコレクターとしての顔を持つ。
彼の集めた品の数々はどれも芸術的・歴史的にも非常に価値が高く、「Bコレクション」と呼ばれ高値で取引されるほどのレア物揃いである。
だが繊細で非常に気難しく、写真嫌いな一面があり、非常に機嫌が良い場合でもない限りカメラを叩き落としていたとされる。

「アニマージュ*6」2010年4月号に掲載されたインタビューでは「万物全てにある『終わり』が書きたい」が創作意欲の原動力と表現。
「理想の終わり」を常に追い求める求道者的一面を持っていた様子で、脚本業はその理想を求める試行錯誤の一環に過ぎないとも語っている。
しかし『フラッシュ☆プリンセス!』クランクアップ後、自宅の火災に巻き込まれて死亡。無数の刺し傷・打撲痕が残り歯も全て折られた無惨な死体として発見された。
享年27。

  • 脚本家(仮称)
そうだよ神賽惨蔵
すべては脚本通り進んでいる 今さら気づけどもう遅い
運命の歯車は止まらない 脚本はこの総理官邸にて第一終幕(ファーストターニングポイント)を迎えるだろう
運命のふたりはやがて───…

第四章で登場した謎の黒いシルエットの男。
図書館じみた謎の空間に座して本編での忍者と極道の大抗争を脚本家気取りで見物し始め、これまで起きた全ての事象を『フラッシュ☆プリンセス』のシナリオに準え「未だすべては脚本のままに」と嘯いていたが、極道(きわみ)がFプリの脚本に描かれていない行動を発作的に行ったことで脚本の流れが外れ動揺。
人生初の想定外の事態の発生に歓喜すると、忍者(しのは)極道(きわみ)の絆の崩壊に起こる終焉を夢見て酔いしれていた。


【用語】

  • プリンセスシリーズ
忍者(しのは)極道(きわみ)が愛好する女児向けTVアニメ。朝目放送・西映アニメーションが制作、毎週日曜日の朝8時半からテレビ朝目系列で放送されている。
いい年してプリンセスシリーズを応援するオタクを略して「プリオタ」と呼ぶ。
単行本おまけによると極道業界にも浸透しており、極道の組長がプリンセスシリーズを視聴し始めているという。

モチーフはプリキュアシリーズ
作者の近藤氏はジャンプ時代から隙あらばプリキュアネタをブッ込むことに定評があるプリキュアオタとして有名だったが、本作でもシリーズへの愛が爆発。
劇中では主人公アブちゃんヒース様の2人を軸としたフラッシュ☆プリンセスについて言及されることが多いが、歴代作品のネタも割とまんべんなく仕込まれている。
(例:惨蔵のキメ台詞はHUGっと!プリキュアのキャッチコピーそのまんま、総理大臣の名前が相田マナのもじりになっている、など)


単行本カバー下はフラッシュ☆プリンセスのWikipediaパロディや、脚本を手掛けた幡随院孤屠なる人物へのインタビュー風記事など、やたらとフラプリ推し。なお電子版でも問題なく収録されているので安心。

  • フラッシュ☆プリンセス!
2009年2月1日から2010年1月31日まで放送されたプリンセスシリーズの第6作(4代目)。
全50話で劇場版は1作品。漫画と小説も各1巻刊行されている。
シリーズ構成及びメインライターは『終焉の脚本家(ライター)』幡随院弧屠。
社会に弾かれながらも己の信念を貫き散っていく敵幹部達、仲間達が主人公に必ず何かを残して死んでいく「生命のバトン」、そして「二つの正義の対立」「容赦なく散りゆく仲間たち」など、
世間に大きな話題と物議を醸した悲劇性を備えた高いストーリー性が評価され、2010年のアニメアワード優秀作品賞TV部門を受賞している。
弧屠も「長年思い描いていた理想の未来を描いた。本作は私の人生の総決算である」とコメント。
幅広い年齢層に楽しんでもらうためにも「大人にも子供にも衝撃を与える作品を目指す」とプロデューサーが標榜しただけあって放送当時視聴した保護者から「娘に何てものを見せてくれたんだ。この先アブちゃんはどうなるんだ」といった電話が殺到したという。ハマってんじゃねーか
他にもお笑い芸人をキャラクターとして本人役で起用などプリンセスシリーズにおける新機軸も導入され、本作以降プリンセスシリーズは1年ごとにストーリーを刷新しそれぞれが独立した作品として制作されるようになっていった。

忍者(しのは)極道(きわみ)によれば主人公のプリストロベリーこと撫子アブが宿敵ヒースと敵とは知らずに親友となったことを契機に、「いつお互いの正体がバレるか否かの焦ったさとハラハラ感」「お互いが敵だと判明した時の葛藤」がアブとヒースだけでなく視聴者の心をかき乱していくのが作品の魅力だという。

忍者(しのは)極道(きわみ)が最も好きなシリーズで、極道(きわみ)が組事務所に保管していたブルーレイを視聴し、夢中になった忍災孤児トリオも本作を好んでいる。
元ネタは「フレッシュプリキュア!」。

  • 友は爆炎の果てに
単行本5巻のオマケに掲載されている、幡随院弧屠が2001年に某携帯小説サイトに投稿した「幻の処女作」。
当時の流行を完全に無視した作品であること、救いのない悲劇的なバッドエンド、該当のサイトは既に閉鎖されていることなどから、閲覧者皆無の幻の作品とされている。
1944年の第二次世界大戦中の日本を舞台に、「二人の男が互いの素性を知らぬまま友人となり、最後は殺し合いになってしまう」という、『フラッシュ☆プリンセス!』の原型とも言われる作品。
この小説を偶然読んだ番組プロデューサーは「真摯で荒唐無稽ながら芯にしっかりと血の通った小説」「俺は幡随院に惚れた」と絶賛する程のクオリティだが、当人は「あの二人にはもっとうまくやってあげたかった」「正直言うと、もっと良い結末があるかもしれないと思っています」と後悔している模様。

  • Bコレクション
単行本9巻のオマケページに掲載されている、幡随院弧屠が収集した絵画や書物のコレクション。
いずれも芸術的・歴史的にも価値のある代物で、焼失を免れた物はマーケットへと流れ今なお高値で取引されているという。
しかしほとんどが戦争や重大犯罪、テロに関わっている曰く付きの品ばかり。

  • フィーリングっど・プリンセス(・の部分は「ハート」)
作中時間内(2020年)で放送中のプリンセスシリーズの第17作(…と思われる)。
第86話にて極道(きわみ)「今朝の『フィーリングっど・プリンセス』―――観たかね?」と話し、忍者(しのは)「…観たぜ 敵幹部のダリーヤン…中々いいキャラだな」「きっと終盤で主人公(のろか)の母性に癒され改心してくれるんだろうぜ」と予想を語っているが…。
シリーズ構成担当は「香森(かもり)」という名字である事が極道(きわみ)の会話内で語られている。
元ネタは「ヒーリングっど・プリキュア」。

  • ネビュラマン
宇宙の彼方のM84星雲からやってきた正義のヒーロー『ネビュラマン』が怪獣と戦う特撮作品。2021年には『シン・ネビュラマン』が公開予定。
作中では繰田孔富と邪樹右龍の2人が大ファンを公言している一方、右龍の兄・左虎は特に興味がなかった模様。
右龍によると単なる勧善懲悪の特撮番組ではなく、やられ役の怪獣達は様々な不運からどうしようもなく追い詰められ、超限界(ギリギリ)の中でも必死に生き抜こうとしたが末の末路であり、「どんな境遇でも力強く足掻く生き様」こそが怪獣達の魅力だという。

元ネタはおそらく『ウルトラマン』。「ネビュラ」なのは『スペクトルマン』(宇宙猿人ゴリ)からだろうか。

  • 裏礼儀(うらマナー)
100()%ブッ殺すと決めた相手には堂々名乗る(●●●●●●●●●●●●●●●●●●)…!! それが”裏社会の礼儀(うらマナー)”だ…!!

死合う前に互いに名乗りを上げること。
本編では通常、1ページブチ抜き縦2分割のコマで対戦者同士の名乗りが描写され、コマのバックには血が滴っている。
これまでのところ裏礼儀(うらマナー)を尽くした上で戦った場合、対戦者のどちらか、或いは双方が必ず死に至っている。

  • 生首
生首A「にっ…忍者だ!!」
生首B「こいつら忍者だ くっ…殺せェ!」
生首C「チクショウ!極道(オレら)麻薬(ヤク)キメてもやっぱり忍者鬼強ェェ!!」

本作における代表的な死亡表現。
忍者の暗刃や刃物で首を斬り飛ばされて血しぶきを上げながら宙を舞うパターンが多いが、それだけではなく爆発に巻き込まれて体が木っ端微塵になった場合でも生首が飛んでいく。
なおこの漫画においては、首が飛んだ場合でもしばらくの間は首だけで喋ることができるし、単純な動きに限られるが斬られた首の意思で胴体を動かすこともできる。
これまでのところ作中で死亡する時に生首になったのは極道と一般人だけで、忍者は生首になっていない。


【忍極年表】

  • 作者の近藤信輔は「『忍者と極道』のストーリーの大筋は全部決まっていて」と インタビュー で語っており、時系列の理解がストーリーの理解の助けになると考え、「忍者と極道」の各登場人物の由来や思想に関係すると思われる史実と、忍極世界の出来事を併記した年表をここに置く。
●の見出しの文章は史実
◆の見出しの文章は忍極世界の出来事
※実在人物の敬称は略しています


【余談】

  • 10話から15話にかけて、昭和21年の東京を描いた外伝『獅子の華』が短期集中連載されたこともある。
  • 元々は近藤のネームに作画をつけるコンペとして立ち上がった企画だが、近藤の求めるものと優勝者の作風が乖離していたため立ち消え、近藤自らペン入れをする事となった。
  • 人がバッサバッサと死んだり殺したりする作風のためか、戦いの渦中にある登場人物の殆どは「一般的な読み」+「常用しない漢字」=「実在しない苗字」をつけられている。(例:殺島と書いてヤジマ、奇斑と書いてキムラなど)
  • 連載開始当初は主人公たちの名前を取って「しのはときわみ」という読み方だったが、「誰もそう読んでない」というあんまりな理由で単行本化に際し「にんじゃとごくどう」読みに改題された経緯を持つ。あと「書店の『な行』で探しても出ないんだけどナンデ?』という至極もっともな問い合わせが来たとか来てないとか
  • 第3章以降からは、様々な邦楽の楽曲が各話のタイトルになっている。作者曰く「戦いの舞台が変わるごとに章も変わって、章ごとにイメージする曲なりアーティストがあったりします」「タイトルは必ず特定のバンドにしているわけではなくもっと内容にしっくり来るものがあれば、たまに外す事もあります」という事らしいので、興味があったら調べてみよう。
    • 章ごとの傾向としては、第3章はストレートロックバンド、第4章はJ-POPバンド、第5章はヴィジュアル系ロックバンド、第6章は女性アーティストである。
  • Xの公式アカウントなどにおいては、本作の読者・ファンは「構成員」と呼ばれている。「読者・ファンという集団の一員」と考えればおかしな表現でもないのだが、「自分たちって極道側だったんだ」と困惑する読者の姿も時折見られる
  • 作中では各章ごとに少しずつ季節が流れている。第2章あたりまでは春先、第4章では雨が降っているシーンがあり梅雨の時期、現在進行中の第6章は夏である。



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最終更新:2025年04月09日 01:06

*1 忍者いわく子供の臓物と書いてガキモツ。

*2 忍者になるための荒行で劇物を摂取したため、前髪の下の皮膚は醜く爛れている。

*3 現実における首都高

*4 その際名乗った「帝都八忍、多仲忍者」を「デート8年、タケノコキノコ」と間違えて覚えてしまっている

*5 将来の夢が総理大臣だった。

*6 初出となった単行本1巻のおまけページでは「アニメンズ」と表記

*7 ちなみに『機嫌が良くて』上記の写真を撮れた時期は『2001年の9月頃』…その時期のアメリカで『たくさん壊れる』様な事象といえば…!

*8 『明暦の大火』についてはまだ仮説の域を出ていないが、『獅門と壊左の友情』については『本来敵同士である2人が互いの立場を知らぬゆえに紡いだ友情』という『フラッシュ☆プリンセス』(=忍者(しのは)と極道(きわみ)との友情関係)との類似点があることから、『プロトタイプ』であることは確実

*9 元ネタは結局誰一人死亡していない

*10 敵陣営とはいえ、明確に「プリキュア」に死亡描写のある作品である。

*11 元ネタの流行語は「右手にジャーナル(朝日ジャーナル)、左手にマガジン(週刊少年マガジン)」。