桐藤ナギサ(ブルーアーカイブ)

登録日:2024/03/23 Sat 00:59:02
更新日:2025/08/08 Fri 09:34:05
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※当記事は性質上、ネタバレ避け部分以外でもメインストーリーVol.3「エデン条約編」のネタバレをいくらか含みます。



素敵なティータイムに音楽は欠かせませんね

画像出典:『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』桐藤ナギサ
©NEXON Games・Yostar



桐藤(きりふじ)ナギサは、ゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』の登場人物。


【プロフィール】

学園:トリニティ総合学園(3年生)
部活:ティーパーティー
年齢:17歳
誕生日:7月4日
身長:160cm
趣味:茶葉収集、お菓子作り、庭の手入れ
イラスト:DoReMi
CV:早見沙織


【人物】

トリニティの生徒会組織「ティーパーティー」の生徒会長3人のうちの1人で、「フィリウス分派」のリーダー。

気品のある姿とお淑やかな振る舞いから高貴さを漂わせる生徒。
冷静沈着・慎重派な性格で、良くも悪くも思い込んだら一直線の感覚派なミカ、頭は良いが病弱で気難しいセイアに比べて一番政治・外交の能力に長けている。
ティーパーティーである以上全員それなり以上にこなせるのだろうが……ド安牌、安心して政務を任せられるのはナギサ、というのが正しいかもしれない。
「お嬢様学校」*1らしく真面目で善良な生徒が多く、規律を重んじるというイメージを損ねないよう振る舞っており、それも偽らざる彼女の顔の1つだが、
校舎が崩壊したり、敷地内で戦車を乗り回したり、ティータイムのお茶請け派閥争いで茶箱をプールに投げ込んだりと騒動の絶えない生徒もいるストレス環境ではそのイメージを守るのも限界に近く、時折意外なほど激しい言動が出ることもある。
さすがは淑やかなだけでは務まらないトリニティ生徒会長、あるいはミカの親友というべきか、
絆ストーリーでは先生に対しても恥ずかしさから記憶抹消にと襲いかかる等、おもしれー女……もとい、アクティブ……アグレッシブな一面もある人。YouTubeで公開されてるショート動画においてミカ曰く、どうやら元々かなりお転婆でヤンチャな女の子だったらしく、今の気品のある姿とお淑やかな姿はそういう風に努めているだけと判明した。まあ隠しきれてはないが

紅茶にも一家言あるようで、ミルクティーはミルクを先に入れる「ミルクインファースト」派。
しかしこの話題はトリニティの開校以来ずっと続いている、不用意に口にしてはいけない決着を見ない論争であり、ミルクを後から入れる「ミルクインアフター」派のハスミと一触即発の事態になったこともある。

+ ナギサの暴言集
  • ロールケーキをぶち込みますよっ!?
    • エデン条約編の冒頭において、先生に補習授業部の担任を打診した際に、重要な話をしている最中にも関わらずミカが隣でぶつぶつ喋っていることへの怒りが爆発した時の一言。のちに公式4コマでもネタにされている

  • 私自ら、口が裂けるまでマカロンをぶち込みますよ!
    • 絆ストーリー。トリニティの生徒の言葉遣いが乱れていることに苦言を呈した直後である

  • ミカ!
    • イベントストーリーにて。騒動鎮圧をミカに頼むが立場上武力行使を躊躇うミカにしびれを切らして出た言葉。いつも敬語や相手へのさん付けを欠かさないナギサが呼び捨てするあたりキレ方は相当である。


ミカとは幼馴染でもあり、あちらからは「ナギちゃん」と呼ばれている。
性格の正反対ぶりから言い争いは多いが、お互い大切に思っていることは間違いない。
また、どういった経緯や感情かはあまり語られていないが、ヒフミを妹のように溺愛している。

定期的にお茶会を開いており、多くのトリニティの生徒はナギサのお茶会に招待されることに憧れているらしい。
ちなみにお茶会に出るお菓子は全部ナギサお手製であり、お嬢様にありがちなメシマズ属性は皆無。先生や他の生徒が絶賛するくらい腕前がある。
+ とはいえ…… ※バレンタインの約束「なので、むしろ」ネタバレにつき折り畳み
「ティーパーティーの桐藤ナギサ」が「シャーレの先生に贈り物をした」という、政治的に見ても、また一生徒と先生の関係としても誤解を生みかねない行動であるため、人目を忍んでチョコを渡したのである。
先生もそれを承知で「トリニティやティーパーティーとは関係ない、ナギサから受け取った」と返している。

他の意図や政治的な解釈が入らないよう意図的にシンプルな作りになっているが、その味とクオリティは既製品を凌駕しているとか。

愛用している武器はハンドガン「ロイヤルブレンド」。
クラシカルなデザインでお茶会の雰囲気にも調和しているほか、お茶会の品位を落とすような好ましくない客人を追い払う用途もある。
モデルになったのは「007」シリーズの主人公であるジェームズ・ボンドの愛銃としても知られる「ワルサーPPK」か。
なお、後述のEXスキルではL118牽引式榴弾砲による砲撃を行うため、そっちの方が印象深い先生も多いかもしれない。
L118はイギリス製の榴弾砲で、口径は105mm。アメリカ軍ではM119として制式採用されている。
またイギリス・エディンバラ城で午後1時に発射される空砲(ワン・オクロック・ガン)にはこれが使われている。
運用人数は6人。EXスキルの演出では砲手が1人も映らないものの、ナギサの指示に従いお抱えの砲手が砲撃を担当している模様。ストーリー中で語られた通り、授業で扱うぐらいなのでお手の物といったところか。


【メインストーリーにて】

初登場はVol.1の対策委員会編。
ヒフミからアビドスの現状とカイザーPMCの悪行を報告された際に、「他ならぬヒフミさんの頼み」という表向きの理由と、「シャーレの先生に恩を売っておく」という裏の目的もあり、トリニティお抱えのL118牽引式榴弾砲部隊を出動させ、ホシノ救出に向かう対策委員会一行を間接的にサポートしている。

深く関わってくるのはVol.3のエデン条約編。
1章の冒頭にてミカと共に、先生に「補習授業部」の担任につくことを依頼する。

補習授業部から脱出するための第一次試験を案の定失敗した直後、先生は補習授業部の真の目的について聞かされることになる。

+ 以下、エデン条約編4章まで順次ネタバレ

1章「補習授業部、スタート!」~2章「不可能な証明」

「補習授業部」真の目的は、エデン条約締結を妨害しようとする「トリニティの裏切り者」を探すこと。(ただしコハルだけは例外で彼女の所属する「正義実現委員会」の動きを牽制するための事実上の人質として部員にさせられており、本人には単純におバカなことを除いて特に落ち度がない。)
本来厳格な手続きが必要な退学処分の手続きを「シャーレ」の超法規的権限を使うことですっ飛ばし、必要とあらば補習授業部全員をまとめて退学処分にできるよう仕向けていた。
裏の目的を明かしたうえで「トリニティの裏切り者」を探すよう打診するも、先生のスタンスとは相容れなかったためやんわりと断られる。

ただ元々慎重派だったことに追い打ちをかけるようにセイア死亡の一報が入ったことで、ナギサは疑心暗鬼の闇に呑まれ手段と目的を逆転。
裏切り者が「いるかもしれない」から「いる」へと路線転換し、当初は「最終手段」であった退学処分を前提として、試験範囲の拡大や合格ラインの引き上げ、受験会場からの締め出しといったあからさまな試験の妨害に走るようになる。

その後、本当にいたトリニティの裏切り者が、自分がトリニティから放逐された「アリウス分校」の出身であり、アリウスからナギサの暗殺を指示されたことを白状。その上で、その命令を裏切りナギサを守ることを補習授業部と先生に打ち明け、救出作戦を開始する。
ハナコの機転によりナギサをアリウスの襲撃から救い、一連の騒動を引き起こした"本当の"裏切り者を確保することに成功。
……成功はしたのだが、ナギサの身柄を確保した際に補習授業部、特に親しくしていたヒフミに対する仕打ちについて思うところはないのか、とハナコが問い詰めた際にはハナコの怒りももっともだと認めつつも、「全ては大義のため」「後悔は一切していない」と一切悪びれる様子を見せなかった。
それで堪忍袋の緒が切れたか、ハナコは独断で意趣返しを決行。自分はあくまで使い走りであるとして、"首謀者"からの伝言を伝える……


「あはは……えっと、それなりに楽しかったですよ。



その言葉に動揺した隙に、至近距離でアサルトライフルの連射を喰らったナギサは気絶、どこかに拉致(という体の避難)されるのだった。

実際にはヒフミはこんなことは言っていないし頼んでもいないし、そのうえ事後報告すらされておらず、自分の知らぬところで恐ろしいキャラ付けをされてしまっているのであった。
なおvo1~2のナギサは深刻な疑心暗鬼に晒されたせいで冷静さを失っており、本来なら裏切り者率が高いアズサの事を考えれば、「アズサの転入を手引きした人物」に疑惑が向いて然るべきであり、ナギサの立場ならそれが誰なのか知っていたor容易に知る事ができたはずなのだが、ナギサはそれに意識が向く事がなかった。
その人物がナギサにとって大事な人だったからその事実から自然と目を背けてたのかもしれない*2

何かとやらかしぶりが目立ってしまったが、本来のナギサは心優しい少女であったことが語られている。
そもそも、彼女が自他共に追い詰めてまで必死に守り通そうとしてきたエデン条約は(多少の政治的思惑は介在すれど)ゲヘナとこれ以上争いたくないというナギサの純粋な願いであった。
そんな心優しい少女ですら歪んでしまうほどにティーパーティーのホストとしての重圧は苦しいものであったことは想像に難くない。
権力志向の強いトリニティにおいて常に背後を警戒しなければならない日々から神経をすり減らし、その最中で必死に打ち立てたエデン条約がよりにもよって身内によって台無しにされそうになったたため親しい者にも疑いを掛けなければならず、
挙句数少ない友人であるセイア襲撃の知らせまで舞い込んでしまえば冷静さを欠いてしまうのも無理もない話である。


3章「私たちの物語」

一連の騒動が収束した後、ナギサは迷惑を被った生徒への謝罪回りを行うことに。ただしティーセット持参である
もちろんヒフミにも謝罪し、普段からは想像できないほど頭を下げ続けるナギサへの反応に困ったヒフミが「あはは……」と漏らした笑い声に、偽の脳内ヒフミ像がフラッシュバック。
動揺してティーセットを取り落としてしまうほど、ナギサは心に深い傷を負ってしまったのであった。どうしてくれるんだハナコ……*3

その後予定通りにエデン条約調印式に出席したものの、マコトが手引きしたアリウスの襲撃に巻き込まれ、騒動終結まで意識不明の重体、あわやヘイロー粉砕という事態に陥る。

4章「忘れられた神々のためのキリエ」

事件に直接関わっていないため、出番は最終局面。
アズサからの情報を得て、ミカ救出のために正義実現委員会やシスターフッド、救護騎士団らトリニティの戦力をアリウス自治区に突入させ指揮を執る。もちろんティーセット持参である*4
その際に、「ミカを救うためなら自らの権力を全て手放しても構わない」とまで宣言し各分派に支援を要請している。
……常に背中を刺される心配をしなくては休まる気もないトリニティにおいて、その筆頭たるティーパーティーが地位を放棄してでも友を守りたい人物であると窮地だからこそ判明し、
疑いようがなくなればこそ手を取り合って背中を預け合うことができたのは、なんとも皮肉である。

なお、エデン条約に関わる一連の騒動でティーパーティーの権威は大きく損なわれ、またナギサがやってしまったこともミカほどでは無いもののかなり問題があり、最悪ミカ同様に地位を剥奪されてもおかしくなかったと言えるが、
結果としてはティーパーティーのホストという看板は据え置かれ(取って代わるような人材もいないのだろうが)、トリニティを代表する組織のトップであるサクラコミネと協力を強める(監視を強める)という形に落ち着いている。


【イベントストーリー】

ミカ同様、メインストーリーでの重要性の高さもあってイベントでは出番が無かったが、トリニティ謝肉祭(カーニバル)を描いたストーリーイベント「Serenade Promenade」にてはっちゃける。意外にもヒフミとは関係なく。

様々な行き違いと誤解の果てに、ナギサはサクラコとミネがクーデターを目論んでいると思い込んでしまう
……ナギサの名誉のために言っておくと、一度はかつての過ちを省みて踏み留まり、冷静に対応しようとしたのである。
とりあえず私信で事情を尋ねるという慎重な行動までは正しかったものの、絶妙な噛み合わせの悪さで無為に終わってしまっただけで……。

+ そうして、ナギサが選んだ手段は……
……ミカさんを呼んでください、今すぐに!

最悪の場合は暴力(ミカ)で解決できるように準備しておくことだった。

とはいえまだ最低限の冷静さは残しており、問題の現場に駆けつけ、2人に面と向かって事情を問い質そうとする。
だが、まさかクーデターの疑いを持たれているなんて思ってもいない2人は、自分たちがやっていること(アイドルグループのリーダー決め)になぜナギサから口を挟まれるのかさっぱりわからず。
ミネの方も「謝肉祭(カーニバル)運営委員長」としての質問ではなく「ティーパーティーのホスト」としてなのかを逆に問いただし、ナギサもそれを認めてしまうのだが……

……なるほど。お答えしましょう。
──そちらとは関係のない話です。

…………。
…………!
……ミカさん!

ナギちゃん!?もうちょっと冷静になって!?
も、もうちょっと話を……。

ミカ!

いけっ! ミカチュウ!
幼馴染とはいえ普段は絶対しないのであろう呼び捨てをするほど殺る気になってしまったナギサと、終始ナギサに冷静になるよう勧めているミカという、今までのキャライメージとは真逆の展開が見られた。
ミカもそうは言いつつ「本当に暴力で解決して大丈夫なのか?」という点しか心配しておらず、両組織のトップ+それなりの人数が集まっている状況VS自分1人でも勝つ前提にしか見えないあたりは流石なのだが……。
プレイヤーたちのミカへの評価が反映されてしまったが如く幼馴染を完全に暴力装置扱いしているナギサには大いにツッコミが入った。

結局、戦いが始まろうとしたその瞬間に先生を連れてバイクで駆けつけたマリーのおかげで事は(2人の本来の目的含め)丸く収まり、
ナギサは盛大な誤解のために呼びつけられて暴力装置扱いされたミカに静かに圧をかけられたのであった。

……お話は、あとで聞かせてもらうね?



そして後日談「騒がしい展覧会」では、5thPVで話題をさらった「ロールケーキの絵がズラリと展示された部屋に一人佇むナギサ」のカットの真実が明かされる。
「トリニティに所属する一人の生徒」として謝肉祭を楽しむべく展覧会の開催を申し込んだとのことで、飾られている絵はティーパーティーが保有する絵画のほかナギサ作の絵画も展示されており、さらにはナギサ自身が展覧会の学芸員を務めている。
訪れたワイルドハント芸術学院の生徒からも好評だったものの来場者が少ないことを気にしていたが、ミカがセイアを誘って訪れてから徐々に来場者も増え、成功を収めた。

2025年7月に実装されたイベント「夏空のやくそく」にて遂に主役の一人として抜擢される。
多忙を極めるナギサだったが、ミカとバカンスに行く約束を無理やり取り付けられてしまい*5、渋々リゾートへ出向いたナギサ。
残してきた仕事が気がかりではあるが、本人の言葉とは裏腹に今の状況もまんざらではない様子。
ミカもナギサを休ませようとバカンスを中止にさせないよう奮闘するが、そんな必死さをあざ笑うように次々とトラブルが舞い込む羽目に。ほぼほぼゲヘナの所為
挙句、別荘に仕掛けられていた爆弾のスイッチを(そうとは知らず)手に取って好奇心の赴くままにポチっと押してしまい、別荘をその手で木っ端みじんにしてしまった。*6
よりにもよって目の前で爆破テロが起こったも同然の状況にミカは今度こそ終わったと失意の底に沈んでしまう。

+ そんな彼女にナギサが掛けた言葉は……。
ミカ!大丈夫ですか?

ミカを糾弾するどころか、逆に放心状態だったミカを必死に心配する言葉だった。
それどころか自分が不用意にスイッチ押してしまい、ミカの頑張りを無駄にしてしまったことに頭まで下げたのだ。
ティーパーティーのホストとしての彼女の姿を見てきたミカは信じられないと言った様子で、これまで色々やらかしてしまった自分を信じるのかと訊ねると―――。

――もちろん、信じますよ。

優しい笑顔で断言してくれたのである。
親友の言葉に感極まり、ミカは彼女の胸の中で大泣きするのだった。
セイア曰く、これが本来のナギサであり「好奇心の赴くままに行動を起こし、想定外の事態にも楽しみながら対処に当たり、そして友を真っ先に思いやれる少女」であった。
生来の外交能力などに加えてこの人格者としての一面があったからこそ、ティーパーティーのホストに選ばれたと語られている。
そんなナギサもティーパーティーのホストに選ばれてからというもの、その多忙さや重責などで語り合えず、ミカもナギサを誤解してしまったが故にメインストーリーですれ違いを起こしてしまったのだろう。
その後、セイアが用意したテントの中でナギサは存分に友と語らい、心穏やかなバカンスを過ごすのだった。




【性能】


礼砲は略式で。ですが、敬意をお忘れなく。

レアリティ:★3
戦術的な役割:SPECIAL
ポジション:BACK
クラス:アタッカー
武器種:HG
攻撃タイプ:爆発
防御タイプ:重装甲
市街地:D 屋外:B 屋内:S→SS(固有武器★3)
装備品:帽子/バッグ/腕時計

EXスキル:Time On Target COST:3
円形範囲内の敵にダメージ。対象が軽装備の場合、攻撃前に防御力を割合で減少(15秒間)

ノーマルスキル:Afternoon Tea
50秒毎に、HPが最も低い味方1人を回復。対象がトリニティ総合学園所属の生徒なら回復量アップ

パッシブスキル:Pride of Tea Party → Pride of Tea Party+(固有武器★2)
攻撃力を割合で増加 → 会心ダメージに固定値を加算し、さらに攻撃力を割合で増加

サブスキル:Noblesse oblige
爆発タイプの味方の会心ダメージ率を割合で増加



期間限定ピックアップガチャでトキと同時に実装。
一見するとお嬢様とメイドのコンビみたいに見えるが、全く無関係の2人である。
ピックアップタイトルは「Where there's tea party there's hope.」。

軽めのコストでの範囲攻撃、それも対象が軽装備であれば攻撃前に強力な防御デバフを付与。
ノーマルスキルは回転速度がやや遅いもののかなりの回復量があり、対象がトリニティ所属であれば回復量が1.4倍に増加という器用万能枠
総力戦はもちろん、通常任務(範囲攻撃+保険)や戦術対抗戦(ランダム操作でもハズレになりにくい)まで幅広い活躍の幅が見込める。

その性能たるや、実装直後の総力戦シーズン47「市街地戦・ヒエロニムス」では、市街地適性Dながら総力戦SPECIAL枠の鉄板であるアコヒマリ編成を崩してしまうほど。屋内戦では言わずもがな大活躍。
特に刺さるのがグレゴリオで、タイプ・範囲攻撃(かつSPECIALであること)・デバフ付与の要素全てがベストマッチとなる超重要戦力となる。
現在では軽装備ボス絶対許さないウーマンのヒナ(ドレス)や、ヒマリを差し置いて台頭したバフ要員のキサキの登場により主力編成からは外れているものの、2部隊目以降や安定択ではミノリと並んで今なお最有力候補。
加えてサクラコ(アイドル)やアスナ(制服)のようなSPECIAL生徒にバフを付与する生徒も登場しているため、今後の活躍の余地は十分にある。
真価を発揮できない重装甲だが雑魚戦性能が問われるケセド戦にすらお呼びがかかったこともあるなど、少なくない数の総力戦環境に食い込めるごく僅かなSPECIAL生徒の一人である。

ただし同じ会心ダメージ率アップのサブスキルを持つSPECIAL生徒……アコやヒビキなどと組ませる際には注意を要する。
仕様上、同種のSSを持つ生徒が複数編成されている場合は片方が無効になる……と認識されがちだが、厳密には「スロット右側に配置された生徒の効果で左側の生徒の効果を上書き」する。
そのため、(ナギサのSSはタイプ限定な分倍率が高いのだが)ナギサが左側だと全て上書きされて損してしまい、右側に配置すれば爆発タイプにはナギサの分が適用されるようになる。
もちろん、そもそも同種のSSを被せないのが最良ではあるが。


【派生ユニット】

  • ナギサ(水着)

何もしないをする──悪くないですね……。

レアリティ:★3
戦術的な役割:SPECIAL
ポジション:BACK
クラス:サポーター
武器種:HG
攻撃タイプ:振動
防御タイプ:弾力装甲
市街地:S→SS(固有武器★3) 屋外:A 屋内:D
装備品:シューズ/バッグ/腕時計

EXスキル:Teatime in Wartime COST:3
味方1人に対して、コストオーバー状態を付与(26秒間)
会心ダメージ率を割合で増加(26秒間)
(コストオーバー:生徒が編成可能な最大数まで編成され、誰も退却していない場合、保有コストを最大5コストまで超過して消費可能、
超過した分はマイナスのコストとして差し引かれる)

ノーマルスキル:Crush, Tear, Curl
35秒毎に、敵1人の会心ダメージ抵抗率を割合で減少(32秒間)。さらにダメージ

パッシブスキル:Work & Seaside Balance → Work & Seaside Balance+(固有武器★2)
会心ダメージ率を割合で増加 → バフ効果持続力を固定値で増加し、さらに攻撃力を割合で増加

サブスキル:Lazy Ladies
味方の会心ダメージ率を割合で増加


4.5周年記念期間限定募集で実装。ピックアップタイトルは「真夏の波のお気に召すまま」。
1週間前に公開されたイベントストーリー「夏空のやくそく」で先行公開されていた。

周年限定生徒らしく強力かつ唯一無二の性能を有している。
EXスキルで付与される「コストオーバー状態」の説明の文面を見るだけでは何が何だかよくわからないであろうが、平たく言うなればコストの前借りである。お嬢様が借金なんて…
例を挙げると、スキルコスト6のミカ(通常)に「コストオーバー状態」を付与した場合、6コスト貯まっていなくてもEXスキルが使用可能になるのである(超過した分はマイナスで表される)。
さらに5コストまで超過可能なため、1コストからでも撃てるようになっているだけでなく、時間内なら回数上限無し
ただし「編成可能な最大人数を編成し、かつ誰も退却していない状態」という制約があり、意図的に人数を減らしてデッキの回転速度を上げ、コストオーバー前提でスキルを回すというズルができないようになっている。
意図的に人数を減らす、あるいは誰かが退却することを前提とした部隊運用をする場合だとうまく機能しなくなる。
また会心ダメージ率バフの効果量も高く、スキルレベルMAX状態の場合、微々たる差ではあるがアコ以上アル(ドレス)未満。

コストが貯まるまでの待ち時間を短縮できるという点で汎用性が非常に高く、今後環境に食い込めるポテンシャルを有している。
同時実装の水着ミカとの相性はもちろん抜群。ナギサのEX効果中に何度もEXを使いたいという点を連射態勢による即ドローで解決しており、コストが上がっていく点もコストオーバーで踏み倒せば無問題(さすがに10まで上がると追いつかなくなるが)。二人ともお迎えしているのなら是非同時に編成してあげよう。

【余談】

2周年のアップデートを機に立ち絵が変わっており、また同時にティーセットを用意してない立ち姿差分も追加されており、一部では「ナギサ様が立った!」と話題になっていた。
強調された尻の曲線美が削除されたことで尻警察から非難の声が上がったが、品のいいナギサにはいい英断との声もあり賛否両論。
+ 旧立ち絵

画像出典:『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』桐藤ナギサ
©NEXON Games・Yostar

確かに、お尻の膨らみ方がデカい。
また水着版の実装のほか、SPECIAL生徒も編成画面でつまめるようになったアップデートにより背中側が見えるようになっており、肩甲骨あたりから羽が生えていることが判明した。

ヒフミを溺愛している設定から、二次創作ではヒフミのメモロビBGM「Hifumi Daisuki」の非公式歌詞を熱唱しているシーンも多い。
ブルアカではナギサがそのようにやたら愛情を露わにするところは現状特に見られない・・・が、ネタ自体は拾われているようでDJMAX RESPECT Vのブルアカコラボでこの曲も収録されているが
MVでは「大好き」(表記ママ。)の文字に被る形でナギサが表示されるカットなどナギサが時々出てくる。
+ 歌詞
ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↓フッ→ミッ↓ ヒッ↓フッ→ミッ↑
ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↑フッ→ミッ↑ ダ↓イ→スッ↑キッ↑
ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↓フッ→ミッ↓ ヒッ↓フッ→ミッ↑
ア↑ジ↑タ↑ニッ↑ ヒ→フ↓ミ↓ ダッ→イ↓スキ↓ス→キ↑

もちろん非公式である。

ノーマルスキル「Afternoon Tea」がミカに対して発動すると、
通常なら「カットされて整ったロールケーキ」のアイコンが表示されるのに対して「ロールケーキを1本丸ごとぶち込まれて悶えるミカ」が表示されるというネタが仕込まれている。悶えている割には「サンキュ☆」とご機嫌。
ミカは貫通属性、ナギサは爆発属性と不揃いであるため狙わないとまず見れないが……
なお、ストーリー更新当時の公式4コマでも先んじて同様の画が描かれている。

公式では片鱗くらいしか無いのだが二次創作で付けられる事が多いキャラ付けは以下のようなものがある。

  • 超お金持ち。お嬢様学園のトップなのである意味当然だが、実際に大企業の令嬢でゴールドカードも所持している事が明言されているノノミに匹敵あるいはそれ以上の富豪。先生がお金に困るとだいたいナギサが助けにくる。*7
  • ヒフミの厄介ファン。ヒフミが何らかのアイドルになると普段のキャラは完全に投げ捨て、オタ芸を披露したりヒフミの口癖「あはは・・・」で本編以上に動揺するキャラになることもある。


【元ネタ】

ミカが天使の軍団長「ミカエル」(これは匂わせる要素が明確に多い)、予知能力を持つセイアが百合の花を持った予言の天使「ガブリエル」とするならば、ナギサの元ネタは消去法でキリスト教三大天使最後の1人であり、旅人と病人の守護者である「ラファエル」とする説が有力。
ヘイローの形も、キリストが処刑の際に被せられた茨の冠を模したものという見方がある。

なお、外典においては三大天使はそこにもう一つ大天使たる「ウリエル」を加えて四大天使とする事がある。
そしてトリニティにはちょうどウリエルを由来とすると思わしいとある生徒も存在している。


追記・修正は口の中にロールケーキをぶち込んでからお願いします。

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最終更新:2025年08月08日 09:34

*1 そもそもキヴォトスに『人間』の男性はいないが

*2 結局それすら利用されてた節がある。

*3 流石に公式も酷だと思ったのか公式漫画でPTSDはちゃんと克服した様子とヒフミともちゃんと和解した事が描かれている。また、ハナコもこの件については反省している様子もある。

*4 ミカが「こんな所まで紅茶を手放せないのちょっとどうかと思うよ?」とイジるため、立ち絵の都合とかではなく本当に持ってきていることがわかる。

*5 激務でロクに休息が取れていないナギサを見かねてミカが計画した

*6 そもそも爆弾が設置されていた経緯はざっくり説明すれば温泉開発部の所為である。結局ゲヘナか…

*7 まあ、ノノミは設定上その財力をあまり濫用するべきではないキャラだからというのはあるかもしれないが。