イーサン・ウィンターズ

登録日:2022/05/16 Mon 15:51:24
更新日:2022/06/22 Wed 23:55:36
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「マジかよ…」
バイオハザード7 レジデント イービル物語各所より


「絵本の怪物はパパがやっつけてやる」
バイオハザード ヴィレッジ冒頭、娘を寝かしつけるシーンより




イーサン・ウィンターズ(Ethan Winters)とは、ゲーム『バイオハザードシリーズ』の登場人物。
バイオハザード7 レジデント イービル』及びその続編『バイオハザード ヴィレッジ』の主人公を務めた。

CV:トッド・ソリー(英語版)、木内秀信(日本語版)


概要

バイオハザード世界に住む「一般人」。
1984年生まれ。『7』時点で33歳と、若者が活躍するシリーズにしては珍しいおっさんな年齢である。既婚者で、妻・ミアは32歳(『7』)。後に娘・ローズマリーを授かる(『ヴィレッジ』)。

……バイオハザード世界の一般人たちはどいつもこいつも人間離れしているため、この時点で色々察するかもしれないが、彼もただの一般人ではなかった。

戦闘能力やサバイバル技術は彼らほどではないが、バイオハザード7冒頭でE型特異菌に罹患してしまった結果、ギャグに片足突っ込んでいるレベルの自然治癒能力を手に入れた。
バイオハザード7作中内では…

  • ジャック・ベイカーより「お前も家族だ」で顔面パンチされた後、顔面を踏み抜かれる。
    • その時、思いっきり「コキャッ」と何か折れちゃいけないものが折れた音がする
  • 左手首をチェーンソーで切断される
  • 膝から下をシャベルで切断される

これらの怪我をホチキスで止める、治療薬をドバドバかけるという応急処置とも呼べない治療で潜り抜けた末に生還している。
防御力も高く、両手を前にかざすだけで大抵の攻撃を最小限のダメージに抑えることもできる。

なお、バイオハザード7ではやけに銃器の扱いに手馴れて弾丸まで調合したり、ヴィレッジでは爆弾類のクラフトなどをこなしているが、おそらくバイオハザードの世界ではこれが常識なのだろう。

元がVRゲームを目指して開発されたという関係からか、彼の素顔はムービー中も常に隠れており、「細身」「金髪碧眼」以外の特徴は明示されていない。
この点はヴィレッジにてクリスの視点に移った時も変わらず、クリア後特典で追加されるモデル閲覧モードでも顔がぼやかされている徹底ぶりである。


バイオハザード7より前の彼

アメリカ・ロサンゼルス在住のシステムエンジニア。
妻であるミアは貿易会社勤めであるがゆえに長期出張することが多かったが、それでも動画で小まめにやりとりするくらいには仲がよかった。

そんな彼女とのやりとりが2014年に途絶えてしまう。
長らく音信不通が続いた3年後のある日、ミアより「迎えに来てほしい」というメールが届く。イーサンは勤務先を飛び出し、その足で翌日夕方にはメールに記されたルイジアナ州ダルヴェイ郡にあるベイカー農場を訪れることになる。

ちなみにロサンゼルスのあるカリフォルニア州からルイジアナ州までは滅茶苦茶距離がある(約3300km)が、一晩ぶっ通しで愛車*1を運転してきた模様。

それ以外の過去は一切描かれず、バイオ7、ヴィレッジともにイーサンの一人称視点で物語が進むため語られもしない。

ちなみにバイオ5にて、アンブレラ社幹部の名前の中に「イーサン.W」という記載がある。
ただしこれが本項目のイーサン・ウィンターズ本人であるとは明言されておらず、アンブレラ社との関係も不明であるし、当人から語られることも、クリスから指摘されることもなかった。


バイオハザード7での彼

そんな彼だが、当の助けを求めてきたミアに襲われた挙句、「お前も家族だ」されて囚われてしまう。
絶望的な状況の中、謎の女性・ゾイにより、ミアをはじめとするベイカー家の住人の異常性の原因である「菌」の存在を知らされる。
ミアを救うための僅かな望みをかけ、その抗体となる血清にその材料を求めて、血と狂気に塗れたベイカー邸を探索することになるのだった。


バイオハザード ヴィレッジでの彼

辛くもベイカー邸より生還した彼は、ミアと共に証人保護プログラムによって表向きは失踪扱いにされ、アメリカから東ヨーロッパ某国に移住。
そこでコネクションの工作員から足を洗ったミアと、生まれた娘・ローズマリーと三人で平穏に暮らしていた*2

バイオ7の事件が謎の力によってもみ消されたことを知った際も特に気に留めることもなく、なんとか凄惨な事件のことを忘れようと努力していた。
そんな中、突如クリスが襲撃してきてミアが死亡、ローズが連れ去られてしまう。
自身もクリスの部下によって連れ去られるも、道中で事故が発生し車が横転。

車から脱出したイーサンは、謎の村へと迷い込む。
だがそこは、ベイカー邸以上に血と狂気に満ち溢れた、最悪の村だった…。

治療を受けてE型特異菌から解放されているはずなのだが、最早この頃には開き直っており、
  • 物語冒頭で指を失うも、その状態でいら立ちを壁にぶつける
  • 鉄パイプで腹を貫かれる
  • フックが手の甲を貫通した状態で吊り下げられる
    • その状態から、自ら掌を引き裂いて脱出する
  • 右手首を切り落とされる
    • その後、追手を振り切って治療薬をドバドバ掛け、服ごと手首をくっつけて「よし」の一言で済ませる

とはいえ、これらはムービー中でのダメージであり、ムービーシーン以外でダメージを受け続け体力を失うと普通に死ぬ点には注意。



余談

主人公としてプレイヤーの視点を担う彼だが、シリーズの他の主人公たちと比較しても滅茶苦茶口が悪い
7ではバイオ初のVRを目指して開発されたという背景からか、極力セリフを少なくしてイーサンにプレイヤーが感情移入しにくいようにしているのだが、
「畜生!」「クソ!」「このクソガキめ!」と、少ない口数に占める罵倒の割合が酷いことになっている。

イーサンが人気を博し、続編でも主人公を務めることになったヴィレッジでもその口の汚さは健在で、
「呪われているのはお前だ!」「最期まで汚い野郎だ!吐き気がする!」「黙れ、このイカレ女が!」と、死闘を繰り広げたボスに対して猛烈に罵倒する。
また、数多の死線を越えてきたからか、凶悪なクリーチャーと化したボスに対しても挑発したり煽り倒す豪胆さを披露した。
このように滅多なことでは驚かない鋼のメンタルの持つ主だが、今作最恐のクリーチャーと対面した際はさすがに悲鳴を上げた。
英語版ではさらに酷いことになっており、「Fuck!」「Bitch!」「Dick!」といった放送禁止コードを連発する。

とはいえ、
  • 元が一般人で荒事には慣れていないのに、殺意全開な狂人やクリーチャーに襲われる
  • 7では助けを求めてきたはずの妻が襲い掛かってきた挙句、会話の通用しない狂人たちに囲まれる
  • ヴィレッジでは恩人の裏切りに遭い、まだ赤子である娘を取り上げられた
という極限状態であるという背景も考慮すべきである。
控えめに言って、ラクーンシティの混沌下で正気を保っていた新米警官のレオンと女子大生のクレアなど歴代主人公たちの方が異常である

なお、7では数多のクリーチャーに対する反応が「マジかよ」とあっさりしたものが多いのに対して、
一番ビビった反応を見せていたのが無数のムカデが蠢く隠し通路を通る時だったため、虫が嫌いなのではという説がある。
ヴィレッジでは虫型のクリーチャー(ステージの中ボス)撃破時に「虫はうんざりだ」と言っているのもこの説を補強している。


追記、修正は愛する妻と娘のためにお願いします。

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最終更新:2022年06月22日 23:55

*1 ベイカー家のガレージでの戦闘にてジャックに破壊されてしまう。

*2 BSAAの監視下ではあるが。また、この間クリス直々に戦闘訓練も受けている。